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マイナビムック 将棋世界Special 将棋戦法事典100+王道 流行 珍戦法 完全網羅! |
[総合評価] A 難易度:★★☆ 図面:見開き2〜6枚 内容:(質)B(量)S レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A いろいろな戦法に興味がある人向き |
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【著 者】 将棋世界編集部/編 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟/発行 マイナビ出版/販売 | ||||
発行:2019年9月 | ISBN:978-4-8399-7090-1 | |||
定価:1,728円(8%税込) | 224ページ/21cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
将棋の戦法のカタログ。 将棋には、数多、幾多の戦法がある。大きく分ければ、居飛車・振り飛車・その他で、それらの組み合わせで相居飛車・対抗形・相振り飛車…などになり、さらに飛の位置や囲いなどでどんどん細分化されていく。 すべての戦法をマスターするのは、おそらく人間には難しい。だから、「得意戦法を持とう」となる。ただし、常に自分の得意戦法を指せるとは限らず、いくつかの戦法の「対策」を持つ必要がある。こうして、将棋を指す人は、戦法に興味を持ち、「沼」にハマっていく…。(笑) 本書は、100を超える戦法を独自の尺度でランキング化し、紹介していく本である。 各コンテンツの内容を簡単に紹介していこう。ムック形式なので、各コンテンツの並び方は比較的バラバラです。また、「人気戦法ランキング100」については、順位グループごとに、掲載戦法を一覧化してみました。(※各グループでは大分類ごとにまとめて並べ替えたので、順位の順番にしていません。実際の順位は書籍でご確認ください。大分類と参考棋書の例は、わたしが勝手に付けたものです) |
■[インタビュー] 藤井聡太 「藤井聡太の戦法論」(鈴木宏彦/構成) ・本書の冒頭と巻末に、メインコンテンツを挟む形で、藤井聡太七段の戦法観を引き出していく。 (前半)【修業時代篇】(p6〜) ・藤井は『羽生の頭脳』以外の定跡書を読んでいない!w(・O・;)w ※2020/02/08追記: (名無しさん情報thx!) p9に 「自分は『羽生の頭脳』以外、あまり定跡書を読んでいないんです。」 「自宅の本棚にも、ほとんど戦法の本はありませんから(笑)。」 とありますが、 「将棋情報局−藤井聡太四段の本棚 -天才棋士は何を読んできたか!?-」(2017.03.30付)にて、 藤井先生の本棚に数十冊の戦術書があるのが確認できます。 本当に読んでいない訳ではないようです。「暗記するほど読み込んではいない」ということでしょうか。 名無しさんは「プロ感覚では30冊程度では『ほとんど戦法の本はありません』となるのかもしれません。」と推測されています。 (そういえば、「うちにも詰将棋の本はほとんどないな」と思ったのですが、数えたら30冊以上ありました(滝汗)。) ・貴重な(?)藤井の「orz」写真があります(笑) ・ネット将棋だと、負けたときに荒れやすいのは藤井先生でも同じなんですね。 ・「修業時代編」とタイトルされているが、後半のプロ実戦編の話題がすでに含まれている。 (後半)【プロ実戦編】(p198〜) ・藤井の実戦23局について、図面各1枚と、鈴木宏彦による状況説明と、藤井のショートコメントで、ざっと振り返る。 ・工夫した点や、現在の視点で見た感想・戦法観などが分かる。 ■「人気戦法ランキング100!」 ・本書のメインコンテンツ。 ・各戦法を図面付きで紹介する。ランキング上位の戦法は3〜4p、下位の戦法は0.5p程度の文量となる。 ・6項目でのレーダーチャートあり。項目は、[攻撃力]・[守備力]・[出現頻度]・[駒組の容易さ]・[相手への衝撃度]・[お勧め度]で、各7点。 ・何を対象にした人気ランキングかは不明。(プロでの頻出度という訳ではなさそう) 一応、上記レーダーチャートの合計点が順位の基準になっているようだが、そもそも点数の基準は不明。 ・各戦法の各種対策について、戦いの思想や代表的な成功例などを挙げている。 「広く浅く」なので、深掘りするにはそれぞれの専門書などが必要だが、全体像を掴めるのは◎。 ・なお、20位までは欄外に「藤井七段の見た○○」とショートコメントがある。見逃すべからず! 〔1位〜10位〕 ・1位〜3位は戦法ごとに各4p。 ・4位〜10位は各3p。 ・近年あまり見かけなくなった「ベーシック角換わり」の順位が高い。 |
大分類 | 中分類(見出し戦法) | 小分類(文章中で紹介される作戦) | 参考棋書の例 |
振り飛車 | ゴキゲン中飛車 | 超速/相穴熊/▲4七銀〜▲3六銀/▲7八金型/丸山ワクチン/▲4六銀急戦/▲5八金右超急戦 ※ゴキゲン中飛車への愛は[スペシャル対談](↓)に掲載 ※▲5八金右超急戦は〔31位〜50位〕も参照。 ※丸山ワクチンは〔51位〜98位〕も参照。 |
[中飛車] |
振り飛車 | 藤井システム | 基本の攻め/居飛穴側から角交換挑戦/△右6四銀急戦/△7四歩と突いてからの居飛穴/▲4八玉型で▲2五桂 | [四間飛車 居飛穴・左美濃をめぐる戦い] |
振り飛車 | 石田流三間飛車 | 基本の仕掛け/▲6五桂ポン/▲6六角型/ノーマル振り飛車からの組み替え/▲7八金型 ※棒金は〔51位〜98位〕を参照。 |
[三間飛車] |
振り飛車 | ノーマル四間飛車 | ▲6六銀型/角交換挑戦/対四枚美濃の陣形/玉頭銀 ※四間飛車穴熊は〔31位〜50位〕を参照。 |
[四間飛車総合] |
振り飛車 | クラシック三間飛車 | 対△6五歩急戦/対居飛穴/対エルモ囲い急戦/▲7六銀型 ※三間飛車全般のその他の戦型は[番外編](↓)に掲載 ※升田式石田流、トマホークは〔21位〜30位〕を参照。 ※三間飛車藤井システム、2手目△3二飛戦法、初手▲7八飛戦法、三間飛車穴熊は〔31位〜50位〕を参照。 |
[三間飛車] |
対振り飛車 | 居飛車穴熊 | 居飛穴+▲4六銀/ビッグ4/▲6七金型/松尾流穴熊/ゴキゲン中飛車vs一直線穴熊/超速銀対抗からの相穴熊/神吉穴熊 | [穴熊] |
相居飛車 | ベーシック角換わり | 木村定跡/角換わり腰掛け銀同型/△6五歩型/角換わり棒銀/早繰り銀 ※角換わり新型は〔21位〜30位〕を参照。 |
[角換わり] |
相居飛車 | 新型雁木 | ▲6八角型/角交換型/対棒銀/相雁木 ※オールド雁木は〔21位〜30位〕を参照。 |
新型雁木のすべて |
相居飛車 | 相掛かり | 飛先交換保留/▲5八玉型/中原流▲3七銀/中原囲い/引き飛車 ※ひねり飛車は〔21位〜30位〕を参照。 ※塚田スペシャル、原始棒銀は〔51位〜98位〕を参照。 |
[相掛かり・ひねり飛車] |
相居飛車 | 横歩取り | 内藤流空中戦法/中原囲い/△8五飛戦法/△7二銀-6一金型中住まい/△2四飛ぶっつけ ※横歩取りのその他の戦型は[番外編](↓)に掲載 |
[横歩取り] |
●[スペシャル対談] 久保利明九段×戸辺誠七段 「ビバ!ゴキゲン中飛車」 ・ゴキゲン中飛車愛好家同士の対談。ゴキゲン愛を語り合う! ・なお、本稿は『将棋世界』2017年2月号に掲載されたもので、本書の2年半前なので、居飛車の5つの作戦への見解は少し古いものになっている。 一直線穴熊→相穴熊/丸山ワクチン/▲3六銀型/超速/▲5八金右超急戦 ●[番外編] 「早くて、堅くて、超簡単 みんな大好き!美濃囲い」 ・「美濃囲いのいろいろ」を紹介。特長、弱点などをダイジェストで。 本美濃/片美濃/高美濃/銀冠/ダイヤモンド美濃/??美濃(高美濃+▲5八銀)/金美濃/ 木村美濃/銀美濃/大山美濃/左美濃/天守閣美濃/ちょんまげ美濃/坊主美濃 ●[番外編] 「三間飛車 − 職人たちが住まう楽園」 ・いろいろな三間飛車を紹介。石田流も含む。 大山流/真部流/コーヤン流/下町流/神吉流/升田式石田流/石田流本組/鈴木流早石田/ 久保流早石田/三間飛車藤井システム/トマホーク/菅井流三間飛車 ●[番外編] 「狭くて広い 横歩取りの世界」 ・いろいろな横歩取りを紹介。 ・横歩取りって、もっともっといろいろあるように思いますが、ちょっと本書では扱いが悪いような。 △3三角型/青野流/△3三桂型/△2三歩型/△4五角戦法/相横歩取り 〔11位〜20位〕 ・11位〜20位は各2p。 ・「立石流」ってそこまで人気だっけ? |
大分類 | 中分類(見出し戦法) | 小分類(文章中で紹介される作戦) | 参考棋書の例 |
振り飛車 | 角交換振り飛車 | 角道オープン四間飛車/逆棒銀 ※角道オープン四間飛車は〔21位〜30位〕を参照。 ※菅井流角交換三間飛車は〔51位〜98位〕を参照。 |
[角交換振飛車] |
振り飛車 | 立石流四間飛車 | 立石流の理想的展開 | 力戦!スーパー振り飛車 |
振り飛車 | 先手中飛車 | 5筋位取り中飛車/5筋位取り拒否 | [中飛車] |
対振り飛車 | エルモ急戦 | 三間飛車vsエルモ囲い急戦 | 対振り飛車の大革命 エルモ囲い急戦 |
対振り飛車 | ミレニアム | ▲7九金型/▲7九銀右型/角の動かし方 | 鉄壁!トーチカ戦法 |
対振り飛車 | 右四間飛車(対振り飛車) | 右四間+舟囲い/右四間+天守閣美濃/右四間+端玉銀冠/右四間+居飛穴 ※右四間飛車(対矢倉)は〔21位〜30位〕を参照。 |
三浦流右四間の極意 |
相居飛車 | 矢倉 | 矢倉5手目問題/矢倉24手組/▲4六銀-3七桂/同形矢倉 ※矢倉囲いのバリエーションは[番外編](↓)に掲載 ※急戦矢倉は〔21位〜30位〕を参照。 ※▲6七金左矢倉は〔31位〜50位〕を参照。 ※矢倉中飛車、忍者銀、ウソ矢倉は〔51位〜98位〕も参照。 ※矢倉の様々な戦型(小分類)は〔51位〜98位〕内の[番外編]も参照。 |
[矢倉] |
相振り飛車 | 中飛車左穴熊 | 中飛車左穴熊の理想形/菅井流▲2八飛 | 対振り革命 中飛車左穴熊 |
相振り飛車 | 相振り飛車 | 相石田流/▲向飛車vs△三間飛車/▲三間飛車+穴熊vs△向飛車+美濃 | [相振飛車] |
その他 | 右玉 | 角換わり桂右玉/角不換型右玉/一手損角換わり右玉/糸谷流右玉 ※風車、糸谷流右玉は〔51位〜98位〕も参照。 |
とっておきの右玉 |
●[番外編] 「ぼくら、矢倉囲いファミリー」 ・「矢倉囲いのいろいろ」を紹介。特長、弱点などをダイジェストで。 金矢倉/銀矢倉/総矢倉/片矢倉/菱矢倉/銀立ち矢倉/菊水矢倉/へこみ矢倉/ 土居矢倉/流れ矢倉/矢倉穴熊/右矢倉/豆腐矢倉 ●[番外編] 「しょうぎ動物園」 ・動物(生き物)の名前が付いた戦法あれこれ。 ネコ式タテ歩取り/ヒラメ/レグスペ/鳥刺し/スズメ刺し/つくつくぼうし/穴熊/ カニカニ銀/カニカニ金/カメレオン戦法/アヒル戦法 〔21位〜30位〕 ・21位〜30位は各1p。 |
大分類 | 中分類(見出し戦法) | 小分類(文章中で紹介される作戦) | 参考棋書の例 |
振り飛車 | 升田式石田流 | ▲7七桂型/▲7七銀型 | 石田流の基本 【早石田と角交換型】 |
振り飛車 | トマホーク三間飛車 | トマホーク基本形 | トマホーク最新研究 |
振り飛車 | 向かい飛車 | 序盤の変化/対居飛穴の急戦向かい飛車 ※阪田流向かい飛車は2行下を参照。 ※ダイレクト向かい飛車は〔31位〜50位〕を参照。 ※メリケン向かい飛車は〔51位〜98位〕を参照。 |
[向飛車] |
振り飛車 | 角道オープン四間飛車 | ▲角道オープン四間飛車/△角道オープン四間飛車 ※戸辺流4→3戦法は〔31位〜50位〕を参照。 |
[角交換振飛車] |
振り飛車 | 阪田流向かい飛車 | 逆棒金 | △3三金型振り飛車 徹底ガイド |
相居飛車 | 角換わり新型 | ▲4八金-2九飛型 | 角換わりの新常識 ▲4八金・2九飛型徹底ガイド |
相居飛車 | 急戦矢倉 | 米長流急戦矢倉/△5三銀右急戦 ※その他の急戦矢倉は[番外編](↓)を参照。 ※対矢倉 左美濃急戦は〔31位〜50位〕を参照。 ※急戦棒銀は〔51位〜98位〕を参照。 |
変わりゆく現代将棋(下) 変わりゆく現代将棋(上) |
相居飛車 | ひねり飛車 | ひねり飛車成功系 | ひねり飛車の基礎知識 |
相居飛車 | オールド雁木 | 旧式雁木の扱い方 | 雁木でガンガン!! |
相居飛車 | 右四間飛車(対矢倉) | 右四間成功例/△居玉速攻右四間 | 対居飛車 右四間飛車戦法 |
●[番外編] 「攻め将棋万歳!われら急戦矢倉マニア」 ・ガッチリと「相矢倉」にならない、いろいろな「急戦矢倉」を紹介。 △6二飛型急戦/中原流急戦矢倉/米長流急戦矢倉/藤森流急戦矢倉/矢倉中飛車/ 阿久津流急戦矢倉(△5三銀右急戦)/カニカニ銀/屋敷流忍者銀/対矢倉急戦棒銀/対矢倉左美濃急戦 〔31位〜50位〕 ・31位〜50位は各2/3p。(見開きに3つ) ・この辺りから、やや粒度が細かいものが見られる。(大雑把にいえば上位戦法に含まれるものもある) |
大分類 | 中分類(見出し戦法) | 小分類(文章中で紹介される作戦) | 参考棋書の例 |
振り飛車 | 三間飛車藤井システム | 急自在の新戦法!三間飛車藤井システム | |
振り飛車 | ダイレクト向かい飛車 | ダイレクト向かい飛車徹底ガイド | |
振り飛車 | 2手目△3二飛戦法 | 2手目の革新 3二飛戦法 | |
振り飛車 | 戸辺流4→3戦法 | 振り飛車4→3戦法 | |
振り飛車 | 初手▲7八飛戦法 | 振り飛車の新機軸!初手▲7八飛戦法 | |
振り飛車 | 振り飛車ミレニアム | 不明 | |
振り飛車 | 四間飛車穴熊 | 広瀬流 | [四間穴熊] |
振り飛車 | 三間飛車穴熊 | 三間飛車新時代 | |
対振り飛車 | 超速3七銀(対ゴキゲン中飛車 | [中飛車] | |
対振り飛車 | 超急戦(対ゴキゲン中飛車) | ▲5八金右超急戦 | 決定版!ゴキゲン中飛車VS超急戦 〜将棋史上最も過激な殴り合い〜 |
対振り飛車 | 棒銀(対振り飛車) | 急戦!振り飛車破り(1) 徹底棒銀 | |
対振り飛車 | ▲4六銀左急戦(ナナメ棒銀) | 急戦!振り飛車破り(2) 徹底左4六銀 | |
対振り飛車 | ▲4五歩早仕掛け | 急戦!振り飛車破り(4) 徹底4五歩早仕掛け | |
相居飛車 | 一手損角換わり | 現代将棋の思想
〜一手損角換わり編〜 山崎隆之の一手損角換わり |
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相居飛車 | 対矢倉 左美濃急戦 | 常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編 | |
相居飛車 | 現代流▲6七金左矢倉(土居矢倉) | コンピュータは将棋をどう変えたか? | |
相居飛車 | 極限早繰り銀 | 史上最速の攻撃戦法 極限早繰り銀 | |
その他 | 4手目△3三角戦法 | 変幻自在!! 窪田流3三角戦法 | |
その他 | 2手目△7四歩戦法(or4手目△7四歩) | 居飛車奇襲戦法 | |
その他 | 筋違い角 | 3手目角交換/歩を狙う筋違い角 | 筋違い角と相振り飛車 奇襲の王様 筋違い角のすべて |
●「プロ棋士50人に聞きました。棋士あるあるアンケート!」 ・棋士へのアンケート。 ・各質問の上位3位と、一部棋士のコメントを紹介。 ・どういう「50人」に訊いたかは不明。女流棋士は含まれている。 ・「戦法」とは直接関係のない設問もある。 ・オモシロ(おふざけ)回答もある。 最初に覚えた戦法は?/子供の頃のドル箱戦法は?/初手の最善手は?/初手の最悪手は?/ 令和時代、進化する戦法は?/序盤、中盤、終盤 どれが重要?/急戦派か?持久戦派か?/ 攻めても受けても勝てそうだけど、読み切れない。さあ、攻める?受ける?/好きな囲いは?/嫌いな囲いは?/ 「○○戦法」といって思い浮かぶ棋士は?/江戸時代にタイムスリップしたら、どんな戦法で戦うか? 〔51位〜98位〕 ・51位〜98位は各1/3〜1/4p。(見開きに3〜4つ) ・かなりマイナーな戦法や奇襲戦法が多く登場する。 ・「いろいろな戦法を知る」という意味では、本書でのメインコンテンツといえるかもしれない。 ・「四間飛車室岡システム」と「都成流△3一金」は知りませんでした…。 |
大分類 | 中分類(見出し戦法) | 小分類 | 参考棋書の例 |
振り飛車 | 菅井流角交換三間飛車 | △3三金型振り飛車 徹底ガイド | |
振り飛車 | 矢倉流中飛車 | 対居飛穴最終兵器 矢倉流中飛車の極意 | |
振り飛車 | ツノ銀中飛車 | 中飛車道場 第四巻 6四銀・ツノ銀 | |
振り飛車 | 原始中飛車 | 奇襲振り飛車戦法 〜その狙いと対策〜 | |
振り飛車 | ムリヤリ早石田(5手目▲7七飛) | 振り飛車の新機軸!初手▲7八飛戦法 | |
振り飛車 | 5五龍中飛車 | 5五の龍 | |
振り飛車 | メリケン向かい飛車 | 公望流メリケン向飛車戦法 | |
振り飛車 | 四間飛車室岡システム(△6二金型) | 不明 | |
振り飛車 | 英ちゃん流中飛車 | プロの新手28 | |
振り飛車 | 森安流袖飛車穴熊 | 振り飛車奇襲戦法(2) | |
振り飛車 | Uターン飛車(対天守閣美濃 飛の振り戻し) | 不明 | |
対振り飛車 | 丸山ワクチン(対ゴキゲン中飛車) | 中飛車道場 第三巻 ゴキゲン中飛車力戦 | |
対振り飛車 | 糸谷流右玉(対振り飛車) | スリル&ロマン 対振り飛車右玉 | |
対振り飛車 | 角道クローズ左美濃(対▲中飛車、△角道不突き3一玉型左美濃) | 振り飛車最前線 対中飛車 角道不突き左美濃 | |
対振り飛車 | 飯島流引き角 | 飯島流引き角戦法 | |
対振り飛車 | 対振り玉頭位取り | 有吉八段自戦記 玉頭位取り戦法 | |
対振り飛車 | 5筋位取り | 杉本昌隆の振り飛車破り | |
対振り飛車 | 対振り6筋位取り | 四間飛車の指南 | |
対振り飛車 | 山田定跡(対四間飛車) | 鷺宮定跡〜歴史と最先端 | |
対振り飛車 | 鷺宮定跡(対四間飛車) | 鷺宮定跡〜歴史と最先端 | |
対振り飛車 | 串カツ囲い | 超過激!トラトラ新戦法 | |
対振り飛車 | ▲4六金戦法(対△ツノ銀中飛車) | 中飛車 3度将棋が強くなる | |
対振り飛車 | 棒金 | わかる!勝てる!!
石田流 よくわかる石田流 |
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対振り飛車 | ▲4六銀右急戦 | 急戦!振り飛車破り(3) 徹底右4六銀 | |
対振り飛車 | ポンポン桂(富沢キック)(対四間飛車) | パワーアップ戦法塾 | |
相居飛車 | 矢倉中飛車 | 変わりゆく現代将棋(上) | |
相居飛車 | 塚田スペシャル(相掛かり) | 相掛かりの秘刀
塚田スペシャルのすべて 塚田スペシャル物語 |
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相居飛車 | 忍者銀(先手急戦矢倉) | 超攻撃矢倉 屋敷流二枚銀戦法 | |
相居飛車 | ウソ矢倉 | 野獣流攻める矢倉 | |
相居飛車 | 原始棒銀(相掛かり) | 丸暗記 原始棒銀戦法 | |
相居飛車 | 急戦棒銀(対▲矢倉の△居玉棒銀) | 矢倉急戦道場 棒銀&右四間 | |
相居飛車 | ムリヤリ矢倉 | 後手無理矢理矢倉 | |
相居飛車 | 新ポンポン桂(角換わり 桂ポン跳ねの仕掛け) | 神速!角換わり▲2五歩型 必勝ガイド | |
相居飛車 | タコ金(対ひねり飛車) | 消えた戦法の謎 | |
相居飛車 | 桐山流タテ歩棒銀(タテ歩取り+▲1六銀) | 相掛かりガイド 相掛かりガイドII |
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相振り飛車 | 高田流左玉 | 高田流 新感覚振り飛車破り | |
その他 | 風車 | 風車の美学 | |
その他 | 陽動振り飛車 | 変わりゆく現代将棋(下) | |
その他 | 嬉野流 | 奇襲研究所 嬉野流編 | |
その他 | 角頭歩 | 角頭歩戦法 超攻撃的振り飛車 新生・角頭歩戦法 |
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その他 | 鬼殺し | 新鬼殺し戦法 | |
その他 | 都成流△3一金 | 不明 | |
その他 | かまいたち | 必殺!かまいたち戦法 英春流のすべて | |
その他 | 力戦誘導 金沢流▲6六角(初手より▲7六歩△3四歩▲6六角) (飛香落ち△トンボ指しの類型) |
奇襲振り飛車戦法
〜その狙いと対策〜 飛香落ち必勝法 |
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その他 | 阪田流2手目△9四歩 | 9四歩の謎 孤高の棋士・坂田三吉伝 | |
その他 | 米長の秘策 対コンピュータ△6二玉 | われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る | |
その他 | 一間飛車 | 奇襲大全 | |
その他 | 羽生の挑戦!2手目△6二銀 | 不明 |
●[番外編] 「「純文学」はダテじゃない 将棋の深遠、覗いてみよう」 ・矢倉あれこれ。(急戦矢倉は別項で) ▲3七銀戦法/新24手組/旧24手組/4六銀-3七桂戦法/91手定跡/脇システム/ 森下システム/加藤流/藤井矢倉/同形矢倉 ●「振り飛車党の将棋めし事情」 ・戦法とはほぼ関係ないが、「こういう戦法が得意な人は、食事もこういう傾向が…」的なもの。 ・「居飛車党」版はありません。なぜ。 ア一生/窪田義行/中田功/久保利明/鈴木大介/藤井猛/菅井竜也/ほか ●[対談] 「B級戦法はこんなに楽し」(瀬川晶司×今泉健司) ・奨励会をいったん退会後、アマを経験した、プロ編入試験組の2人がB級戦法を語る。 ・『将棋世界」2016年11月号に掲載されたものを再構成。 ・「B級戦法」とは、プロではあまり指されていないが、実際に指されてみると結構有力な作戦、というイメージ。奇襲との境界はあまり明確ではないが、「ハメ手」(相手がハマらなければハッキリ不利になるもの)とは区別されることが多い。 ・ただし、ハメ手扱いだったものが、研究が深まったり、将棋観が変わったりして、B級戦法に昇格するものもある。 ・また、かつてB級戦法とされていたものが、メジャー戦法になることもある。 ツクツクボウシ戦法(香落ち上手/平手)/対振り飛車 浮き飛車+端棒銀/パックマン/アヒル/△角頭歩戦法/ 筋違い角四間飛車穴熊/立石流四間飛車/一手損角換わり/中飛車左穴熊/初手▲7八飛の奇襲▲7七飛/ 新旧鬼殺し/5筋位取りからの居飛穴/対四間飛車藤井システム 端棒銀1筋歩取り/嬉野流 ●「「ご乗車ありがとうございます!」 乗り物に乗って将棋の旅に出よう!」 ・乗り物の名が付いた戦法(または手筋)の特集。 駅馬車定跡(相掛かり腰掛け銀)/地下鉄飛車/新幹線飛車(ダイレクト向かい飛車の異名)/ モノレール向かい飛車(康光流△4二飛→△4三飛→△2三飛)/香の三段ロケット/ UFO銀(相掛かり▲引き飛車棒銀)/きんとうん 〔99位〜100位〕 ・99位〜100位は各1p。(見開きに1つ) ・突然増量してたのでびっくりした。 |
●[番外編] まだまだある、こんな戦法 ・ランキング100に挙がらなかった戦法たちを一挙に紹介。 ・さらにここにも載っていない戦法を探したい人は、奇襲・超急戦の本やユニーク戦法の本を見てみてください。 3・4・3戦法/英春流カメレオン/棒玉/新鬼殺し/稲庭流/オリジナル雁木/久夢流/灘流空中楼閣/ きmきm金(きもきもきん)(対石田流)/無敵囲い ●[即効ミニ講座] 軽快にさばく「ゴキゲン中飛車」で爽快に攻め倒せ ・先手番でのゴキゲン中飛車(序盤で▲1六歩を入れて、後手番のときと似た形にする) ●[即効ミニ講座] 史上最強「居飛車穴熊」で四間飛車をやっつけろ! ・▲居飛穴vs△四間飛車 ・四角穴熊or四枚穴熊に囲えた時の勝ち方。(現在こんなにすんなり組ませてくれる人はほぼいないが) ●[即効ミニ講座] 抜群の破壊力「藤井システム」で居飛穴を突き破れ ・▲四間飛車藤井システム 〔総評〕 将棋にハマり始めたとき、多くの人が目指すのが「得意戦法を持つ」こと、そしてほとんどの人がぶち当たる壁が「知らない戦法を指されて負ける」こと。メジャーな戦法であれば、ネットを探せば何か見つかるが、マイナー戦法の場合はまずその戦法名が分からないと検索することも難しい。 本書は、メジャーからマイナーまで、数多くの戦型をカタログ化しているので、前記2つの要望にバッチリ応えている。また、知っている戦法の項を読んでも新しい発見があるだろうし、とにかく眺めているだけでも楽しい一冊だ。 ただし、本書に載っている戦型の解説は、あくまでも入口、表面。特に、メジャーな戦法ほど多くの蓄積があって、本書に書かれているような成功はほとんどないと思ってほしい。本書で興味を持った戦型は、別途専門棋書を読むとか、ネットで情報を入手するなどのアクションをしてください。 ※誤字・誤植等(初版第1刷で確認): p60欄外 ×「いまでも多く指されいて」 ○「いまでも多く指されていて」 |