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■飛香落ち必勝法

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王将ブックス DELUXE版
―駒落ちシリーズ(2)
飛香落ち必勝法
[総合評価] B

難易度:★★★☆

図面:見開き2枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向け

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【著 者】 佐藤庄平
【出版社】 北辰堂
発行:1988年6月 ISBN:4-89287-052-8
定価:800円 158ページ/19cm


【本の内容】
第1章 (右)四間飛車腰掛銀型 (1)上手△7四歩型
(2)上手△8四歩型
(3)上手△7五歩交換型
(4)上手△5三金左型
72p
第2章 ▲1七桂戦法   20p
第3章 上手の奇襲 (1)上手△3三桂戦法
(2)トンボ刺し(3手目△4四角)
(3)金開き(御神酒指し)
26p
第4章 実戦譜 第1局 ▲山川検校 △天野宗歩
第2局 ▲N初段 △S八段(▲1七桂戦法)
36p


【レビュー】
飛香落ち専門の定跡書。このシリーズは地味ながらかなりのロングセラーで、大型書店ならたいてい本棚にある。

指導対局で二枚落ちを卒業したので、飛香落ちを本格的に学ぶことにした。まず手に取ったのが本書だ。飛香落ちは総合駒落ち定跡書には必ず載っているが、飛香落ちに割かれているページ数は30p〜50p程度で、あまり充実しているとはいえない。その点、本書は飛香落ちの専門書であり、他書の2〜3倍の解説量がある。

第1章の右四間飛車は、(1)(2)(3)が代表的な定跡。『【決定版】駒落ち定跡』(2000)などにも載っていて、大きな違いはない。上手が変化に出る第1章(4)や第3章(1)(2)(3)が他書よりもかなり詳しく、勉強になる。解説は読みやすく、要点がはっきりしているのも良い。

わたしは本書を読むとき、Kifu/Wに変化と要点を入力しながら読んだのだが、これがヒットで本書の構成ととても相性が良かった。もちろん、普通に頭の中で盤を動かしていくやり方でも十分効果がある。

飛香落ちだけを必要としている方には、本書を強く薦めたい。同時進行で他の定跡書を読んでみたが、飛香落ちに限れば本書の方がはるかに充実している。(2004May24)



【関連書籍】

[ジャンル] 
駒落ち定跡
[シリーズ] 
王将ブックス
[著者] 
佐藤庄平
[発行年] 
1967年 1988年

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