角交換振飛車の本が増えてきたので、ユニーク戦法から独立させました。 |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
ダイレクト向かい飛車こそが合理的な戦法である | 横山友紀 | '24.3 | ダイレクト向飛車 |
1手ずつ解説する 角交換四間飛車 | 門倉啓太 | '22.1 | 角交換四間飛車 |
角交換四間飛車入門 | 安用寺孝功 | '21.7 | 角交換四間飛車 |
都成流 新型ダイレクト向かい飛車 | 都成竜馬 | '21.3 | ダイレクト向飛車 |
角交換振り飛車破りの決定版!地下鉄飛車徹底ガイド | 北島忠雄 | '20.5 | 対角交換振り飛車の地下鉄飛車 |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
角交換相振り飛車 徹底ガイド | 杉本昌隆 | '19.9 | ⇒相振り飛車の本 |
角交換四間飛車の新常識 最強△3三角型 | 古森悠太 | '19.7 | 角交換四間飛車 |
これだけで勝てる 角交換振り飛車のコツ | 大平武洋 | '17.11 | 角交換四間飛車、ダイレクト向飛車、 ▲中飛車、角交換浮き飛車 |
1冊で全てわかる 角交換四間飛車 その狙いと対策 | 大石直嗣 | '17.9 | 角交換四間飛車 |
後手番で勝つ 角交換四間飛車徹底研究 | 黒沢怜生 | '16.2 | 角交換四間飛車 |
角交換四間飛車で勝つための24の心得 | 安用寺孝功 | '15.6 | 角交換四間飛車 |
ダイレクト向かい飛車 最新実戦ガイド | 大石直嗣 | '14.11 | ダイレクト向飛車 |
角交換四間飛車破り 必勝ガイド | 石田直裕 | '14.9 | 角交換四間飛車 |
早分かり 角道オープン四間飛車 定跡ガイド | 所司和晴 | '14.4 | 角道オープン四間飛車 |
角交換四間飛車 最新ガイド | 門倉啓太 | '13.11 | 角交換四間飛車 |
角交換四間飛車破り | 屋敷伸之 | '13.6 | 角交換四間飛車 |
ダイレクト向かい飛車 徹底ガイド | 大石直嗣 | '13.6 | ダイレクト向飛車 |
角交換四間飛車 徹底ガイド | 門倉啓太 | '13.4 | 角交換四間飛車 |
振り飛車4→3戦法 | 戸辺誠 | '13.3 | 4→3戦法 |
定跡裏街道 〜角交換振り飛車編〜 | 松田基弘 | '12.5 | |
最新振り飛車破り〈上〉 | 屋敷伸之 | '12.3 | ゴキ中、石田流、角交換四間 ⇒振飛車総合の本 |
よくわかる角交換振り飛車 | 横山泰明 | '11.8 | |
神出鬼没!! 窪田流3三角戦法 対居飛穴編 | 窪田義行 | '10.10 | 4手目△3三角 |
佐藤康光の力戦振り飛車 | 佐藤康光 | '10.1 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
角交換振り飛車【応用編】 | 鈴木大介 | '09.6 | |
角交換振り飛車【基礎編】 | 鈴木大介 | '09.4 | |
変幻自在!! 窪田流3三角戦法 | 窪田義行 | '08.11 | 4手目△3三角,角交換しない場合も |
2手目の革新 3二飛戦法 | 長岡裕也 | '08.8 | 2手目△3二飛 |
角交換振り穴スペシャル | 東大将棋部 | '08.3 | 通称「レグスペ」 |
角交換振り飛車 | 畠山成幸 | '05.7 |
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ダイレクト向かい飛車こそが合理的な戦法である |
横山友紀 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8605-6 2024年3月 \1,848(10%税込) 224p/19cm |
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◆内容紹介 居飛車が王道で、振り飛車は傍流、とわれわれは思い込まされてこなかったでしょうか。本書は、その常識を疑う意欲的な本です。横山友紀四段によれば、ダイレクト向かい飛車という戦法には数多くのメリットがあり、居飛車の▲2六歩という手をとがめることができるのだと言うのです。経験値で勝負する、という発想ではなく、優秀で普遍的な戦法だからダイレクト向かい飛車にする、と自信をもって言えるようになる一冊です。 |
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マイナビ将棋BOOKS 1手ずつ解説する 角交換四間飛車 |
門倉啓太 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7890-7 2022年1月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
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第1章 居飛車△8五歩型に逆棒銀 第2章 居飛車△8五歩型 7筋を狙う形 第3章 居飛車△8四歩止め 8筋を狙う形 第4章 居飛車△8四歩止め 7筋を狙う形 ・【コラム】(1)親友の結婚式 (2)次男誕生 ◆内容紹介 「1手ずつ解説する」シリーズに、人気の「角交換四間飛車」が加わりました。 著者は「この戦法に出会って四段に昇段することができた」と語る、門倉啓太五段です。 今回は、居飛車の工夫によって振り飛車が悪くなる順も詳しく解説していただきました。 その失敗例を踏まえて、さらに上をいく振り飛車の指し方を紹介しています。 角交換四間飛車は駒組みがわかりやすく、自分から攻めていける戦法です。 ぜひ本書を読んで、楽しく勝つ振り飛車をマスターしてください。 |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車入門 駒組みから丁寧に解説 指し手の意味と流れが分かる 角交換四間飛車を楽しもう! |
安用寺孝功 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7726-9 2021年7月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
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・コラム |
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マイナビ将棋BOOKS 都成流 新型ダイレクト向かい飛車 |
都成竜馬 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7552-4 2021年3月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B+ レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段者向き |
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【構成】 池田将之 ・プロローグ1 なぜ△4四歩型なのか ・プロローグ2 ▲2四歩・▲7八金の変化
・【コラム】(1)将棋AIとの向き合い方 (2)棋士YouTuber (3)ペットのフェレット |
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4手目△9四歩の戦術書。 初手より▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩とする「4手目△9四歩」は、以前は変化球と思われていたが、非常に面白い作戦であることが分かってきた。端歩ひとつで、似たような局面でも全く異なる展開があり得る。 4手目△9四歩は、「早い段階での端の打診」。本書で解説する△9五歩-△4四歩型の「端歩位取りダイレクト向かい飛車」は、その派生の一つであり、真のテーマは「4手目△9四歩」そのものにある。 本書は、4手目△9四歩の様々な可能性を探る中で、特に△9五歩-△4四歩型ダイレクト向かい飛車に注目して解説した本である。 各章の内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2021Mar31) |
マイナビ将棋BOOKS 角交換振り飛車破りの決定版! 地下鉄飛車徹底ガイド |
北島忠雄 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7289-9 2020年5月 \1,694(10%税込) 232p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B+ レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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対△角交換振り飛車の、▲地下鉄飛車作戦の戦術書。 角交換振り飛車に対して、オーソドックスに銀冠や居飛穴に組むのは有力ではあるが、駒組みに制約が多くて手詰まりになりやすい。千日手は後手の望むところだし、無理に仕掛けるのも後手が待ち受けるところで、動くのが難しい。 そこで、「地下鉄飛車作戦」が有力になる。先手陣も一段飛車でバランスが良い構えを作ることで、先手が自分から動いていくことができる。 本書で解説される地下鉄飛車の基本的な駒組みと狙いは、以下の通り。 ・左金は▲7八金 ・玉は▲6八玉(手詰まり模様では▲5八玉など移動も可) ・右辺は▲4七銀-▲3八金 ・左辺は▲6六銀-▲7七桂が汎用性が高い。 ・地下鉄飛車にして、8筋や7筋で歩や桂を交換すると、手が作りやすい。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2020Jul04) |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車の新常識 最強△3三角型 |
古森悠太 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6998-1 2019年7月 \1,663(8%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B+ レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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・【コラム】私と振り飛車と奨励会 |
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角道オープン四間飛車△3三角型の戦術書。 従来の角交換四間飛車は、▲6八玉のタイミングで△8八角成と後手から角交換するのが定跡。先手の対応を▲8八同銀に限定させ(▲7八玉と寄ってから△8八角成は、▲同玉があり得る)、居飛穴や左美濃などの堅い玉型にさせないのが狙いの一つだった。ただし、後手番でさらに手損することと、居飛車の対策が進歩するなど、以前よりも勝ちづらくなっているようだ。(さらに、ここ数年で、居飛車がバランス型の陣形に慣れ、堅く組めなくても不満でなくなったのも要因の一つかもしれない) 本書の「△3三角型」では、後手は自分から角交換はせず、角道オープンのまま△3三角と飛先を受ける点が、従来型とは大きく異なる。先手から角交換すれば△3三桂型になるので、一長一短はあるものの、振り飛車の理想の一つである「左桂を捌く」を実現しやすい作戦となっている。 また、先手が角道を止めてくるなら、後手は角道オープンを生かして積極的に戦いやすい。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2019Jul21) |
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マイナビ将棋BOOKS これだけで勝てる 角交換振り飛車のコツ |
大平武洋 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6394-1 2017年11月 \1,663(8%税込) 224p/19cm |
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第1章 角交換振り飛車三つのコツ 第2章 角交換四間飛車 第3章 ダイレクト向かい飛車 第4章 先手中飛車 第5章 角交換浮き飛車編 第6章 覚えておきたい手 ◆内容紹介 本書は将棋の戦法を指す上で、これだけは知っておきたい知識や考え方を伝授するこれだけで勝てるシリーズの角交換振り飛車編です。 角交換四間飛車、ダイレクト向かい飛車、先手中飛車などのメジャー戦法はもちろん、4→3戦法や立石流、ダイレクト三間飛車なども網羅しています。 大平六段の分かりやすい解説で、角交換振り飛車の極意を身につけてください。 |
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マイナビ将棋BOOKS 1冊で全てわかる 角交換四間飛車 その狙いと対策 |
大石直嗣 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6431-3 2017年9月 \1,663(8%税込) 224p/19cm |
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第1章 矢倉編―オーソドックスな指し方― 第2章 銀冠編―現代的な指し方― 第3章 穴熊編―堅さを生かす指し方― 第4章 実戦編 ・【コラム】(1)初段へ向けての勉強法 (2)順位戦昇級(1) (3)順位戦昇級(2) ◆内容紹介 藤井猛九段が創案し、プロ・アマチュア問わず人気のある戦法、角交換四間飛車。その人気の理由の一つに、序盤の駒組みの分かりやすさがあります。 1、角をオープンしたまま、4手目は△4二飛 2、角を交換する 3、王様をしっかり囲う この3点の基本を押さえるだけで、十分に戦えます。逆棒銀という明確な攻め筋があるのも心強いところです。 しかし誕生から数年がたち、居飛車の対策も確立されてきました。そしてそれに対する振り飛車の指し方も研究が進み、現在では戦法の定跡がかなり整備されています。 本書ではその定跡を振り飛車目線だけでなく、居飛車目線でも示す内容となっています。角交換振り飛車戦法を指すだけでなく、それを受けることもある大石直嗣六段がそれぞれの立場にたって解説しているので、本戦法を指している方にも対策に困っている方にも参考になる1冊となっています。 扱っている戦型もバリエーションに富んでおり、基本となる矢倉、現代的な銀冠、堅さを生かす穴熊と、居飛車の形をひと通り網羅しています。 まさに角交換四間飛車が1冊で全てわかる内容です。 ぜひ手にとって読んでみてください。 |
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マイナビ将棋BOOKS 後手番で勝つ 角交換四間飛車徹底研究 |
黒沢怜生 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-5827-5 2016年2月 \1,663 224p/19cm |
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・【コラム】(1)熊谷 (2)旅行 |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車で勝つための24の心得 |
安用寺孝功 マイナビ ISBN:978-4-8399-5604-2 2015年6月 \1,663 224p/19cm |
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・【コラム】(1)振り飛車党に転向 (2)レッスン (3)イベント
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マイナビ将棋BOOKS ダイレクト向かい飛車 最新実践ガイド |
大石直嗣 マイナビ ISBN:978-4-8399-5371-3 2014年11月 \1,663 256p/19cm |
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◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車破り 必勝ガイド |
石田直裕 マイナビ ISBN:978-4-8399-5321-8 2014年9月 \1,663 224p/19cm |
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・【コラム】(1)北海道名寄市 (2)名寄と将棋 (3)趣味 |
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マイナビ将棋BOOKS 早分かり 角道オープン四間飛車 定跡ガイド |
所司和晴 渡辺明/推薦 マイナビ ISBN:978-4-8399-5095-8 2014年4月 \1,663 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:B 読みやすさ:B 有段向き |
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◆内容紹介 |
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△角道オープン四間飛車の定跡書。 角道オープン四間飛車は、その名の通り、角道を止めずに戦う四間飛車のことである。ノーマル四間飛車は4手目△4四歩と角道を止めてしばらく角交換をさせずに戦うのに対し、角道オープン四間飛車は4手目△4二飛といつでも角交換ができる形で戦う。 元々は、角交換した後に向飛車に振り直すパターンが多かったことから、「△2手損角交換向飛車」とも呼ばれていた。その後、四間飛車のまま戦う場合も増えたために「△角交換四間飛車」と名を変え、さらに角交換せずに戦うケースもあることから「△角道オープン四間飛車」と呼ばれるようになっている。 本書は、まだまだ発展途上にある角道オープン四間飛車の戦いについて、現状での定跡らしきものを解説した本である。 以前にレビューした『早分かり 相矢倉定跡ガイド』(2013.12)と同様に、本書ではそれぞれの戦型で最も本筋と考えられている手順に絞り込まれているため、各節の定跡手順は基本的に一本道となっていて、その道から変化する手順のみを変化手順として解説するスタイルを採っている。そのため、各節のチャートは他の定跡書のようなツリー形状にはならず、櫛歯状になっている。 各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。なお、少しでも見やすくなるように、本筋とされる手順には薄水色の背景を付けてみた。……レビューの続きを読む(2014Jul17) |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車 最新ガイド |
門倉啓太 マイナビ ISBN:978-4-8399-4909-9 2013年11月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 〜★★★★ 図面:見開き4 枚 内容:(質)A(量)B+ レイアウト:A 解説:A 読みやすさ: 上級〜有段向き |
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・【コラム】(1)新戦法 (2)SSF (3)仲の良い棋士 |
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角交換四間飛車の解説書。『角交換四間飛車
徹底ガイド』(2013.04)の続編。 かつてはアマチュアのB級戦法扱いだった角交換四間飛車も、いまやプロのメジャー戦法である。特に後手番の振飛車では、ゴキゲン中飛車と人気を二分する勢いになっている。 プロで流行の原動力は、藤井猛がこの戦法で再活躍していること。そして、アマに広く普及させる役割を果たしたのが門倉の前著『角交換四間飛車 徹底ガイド』である。 本書は、『角交換四間飛車 徹底ガイド』で書き切れなかった相振飛車と、藤井流などの最新の戦型を解説したもので、「応用編」or「発展編」という位置づけになる。 角交換四間飛車の基本的な攻め方や指し方については、前著を参照のこと。本書は、少なくとも前著の知識が入っている人が読むべきである。 各章の内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2014May14) |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車破り |
屋敷伸之 マイナビ ISBN:978-4-8399-4746-0 2013年6月 \1,565(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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◆内容紹介 |
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角交換四間飛車破りの解説書。 角交換四間飛車が最初に指されるようになったのは2003年ごろ。当初は、後手番の上に2手損する作戦を疑問視する向きもあったが、徐々にその優秀性が認められていった。そして、序盤の大家・藤井猛九段が独自の工夫を加えて連採するようになり、後手振飛車の主流の一角に食い込みつつある。 本書は、流行中の角交換四間飛車に対し、居飛車の指し方を解説した本である。 各章の内容を、チャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013Jul26) |
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マイナビ将棋BOOKS ダイレクト向かい飛車徹底ガイド |
大石直嗣 マイナビ ISBN:978-4-8399-4763-7 2013年6月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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・【コラム】(1)将棋との出会い
(2)メントス少年と駒取り少年 (3)厳しい奨励会時代
(4)ダイレクト向かい飛車 |
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ダイレクト向飛車の定跡書。 「ダイレクト向飛車」──って、何がどうダイレクト(直接)?普通の向飛車はダイレクトじゃないの?その疑問はごもっとも。ややこしい戦法名である。 元々、角交換振飛車は「2手損角交換向飛車」などと呼ばれていた。後手番で△8八角成と角交換し(1手損)、▲6五角の両成りを防ぐために△4二飛と途中下車してから、8三を守った後に△2二飛と振り直していた(さらに1手損)からである。 この△4二飛を省略し、△2二飛と「ダイレクト」に振るので、「ダイレクト向飛車」と呼ばれるのである。なお、従来の角道を止めた向飛車もダイレクトに△2二飛とするが、ダイレクト向飛車とは呼ばれない。 そのまま収まる展開になれば、途中下車の△4二飛を入れるよりも1手得。半面、▲6五角を直接的に受けないというリスクを冒しているので、先手が「1手得だと?そんな欲張りは許さん!」と怒ってくれば、▲6五角をめぐる乱戦となる。 本書は、▲6五角をめぐる戦いを中心に、ダイレクト向飛車の戦い方を解説した本である。 各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013Jul04) |
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マイナビ将棋BOOKS 角交換四間飛車 徹底ガイド |
門倉啓太 マイナビ ISBN:978-4-8399-4663-0 2013年4月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 〜★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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・【コラム】(1)角交換四間飛車との出会い@
(2)角交換四間飛車との出会いA (3)私の日常 |
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角交換四間飛車の解説書。 角交換四間飛車は、角道を開けたまま飛車を四間に振り、序盤で角交換してしまう。飛が6七(4三)を守っているため、△4五角(▲6五角)の筋がなく、石田流やダイレクト向飛車など他の角交換系振飛車に比べて序盤が安全である。また、居飛車の構えに応じて複数の攻め筋を使い分けることができる。藤井猛九段のB級1組復帰の原動力であり、2012年度の升田幸三賞を受賞している。 本書の著者の門倉四段は、奨励会時代に藤井の記録を採っていて、角交換四間飛車の優秀性に気づき、独自の研究を重ねて四段昇段(2011年4月)を果たした。まだ目立った成績はないが、角交換四間飛車のスペシャリストの一人であり、今後の活躍が期待される。 本書は、その門倉が角交換四間飛車の基本を易しめに解説した本である。 各章の内容をチャートを交えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013May31) |
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マイナビ将棋BOOKS 振り飛車4→3戦法 |
戸辺誠 マイナビ ISBN:978-4-8399-4639-5 2013年3月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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・【コラム】(1)4→3戦法誕生の話
(2)幻の一手損作戦 (3)アマ時代の話 (4)振り飛車の現在と未来
(5)リンクする書籍 |
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4→3(ヨンサン)戦法の解説書。 後手番でも石田流ができる戦法として、3・4・3(サンヨンサン)戦法が単行本で紹介されたのは『島ノート 振り飛車編』(島朗、講談社,2002)だった。3・4・3戦法は、△3五歩〜△4二飛〜(△7二玉まで移動)〜△3二飛と動くことで、居飛車の▲6五角を防ぎながら石田流を目指せる戦法である。ただし、後手番である上に1手損するため、先手番の石田流よりも2手遅れることが懸念され、プロではあまり有力視されてはいなかった。 しかし、その後に一手損角換わりや角交換振り飛車が流行するにつれて、手損に対する考え方は大きく変わった。相手に利を与える手損はダメだが、相手と自分の形に差をつける手損は良しという思想が拡がり、特に手損に抵抗が少ない若手棋士を中心にさまざまな新手法が現れている。 本書は、若手棋士の一角である戸辺が、3・4・3戦法を改良し、有力な戦法として解説した本である。 戸辺は、3・4・3戦法の△3五歩を不急の一手と位置づけ、後回しにした方が作戦の幅が広がると考えた。改良版は、角交換四間飛車の出だしから△4二飛〜(△7二玉まで移動)〜△3二飛〜△3五歩の順で動く。展開によっては△3五歩は入らない(第4章)こともあるので、飛車の動きから「4→3戦法」と名付けた。 また、先手番の石田流より2手遅れることについては、「低い構えをキープできるので、飛交換を挑むチャンスが増える」というポジティブな考え方を採っている。 各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013May24) |
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定跡裏街道 〜角交換振り飛車編〜 |
松田基弘 (個人出版) ISBN: 2012年5月 \800(税込) 226p(電子書籍) |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 〜★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
この電子書籍をDL-MARKETで見る 上記リンクで見つからない場合↓ |
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◆内容紹介(こちらから引用) |
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角交換系振り飛車のさまざまな戦法を解説した本。電子書籍(PDF形式)で、DL-MARKETから有料ダウンロードで入手することができる。(※2013年6月現在は、Amazon
Kindleストアに移動しています。) 本書では、特に角交換を主体とした、後手番の振り飛車戦法を解説。モノによっては先手番で使えるものもある。既存の戦法に趣向を加えたものもあれば、あまり考えつかないような指し方もある。共通しているのは、あとがきにあるように、以下のような特徴。 (1)2筋は受けなくてもよい (2)手損をしても争点を作る (3)2筋の仕掛けは△2二銀で受かる(場合によっては△2二飛) (4)場合によって2筋を逆襲する ……レビューの続きを読む(2012Aug16) |
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マイコミ将棋BOOKS よくわかる角交換振り飛車 |
横山泰明 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-4015-7 2011年8月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 〜★★★★ 図面:見開き4〜6枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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・【コラム】(1)流行調査 (2)タイトル戦で現れた角交換振り飛車 |
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角交換振飛車全般の指南書。 角交換系の振飛車は、この10年間で激増した。最初はゴキゲン中飛車vs丸山ワクチンくらいしかなかったが、石田流の復権で升田式石田流が再興し、さらに手損の角交換振飛車が市民権を得たことでその幅が広がった。加えて、4手目△3三角戦法をきっかけに「△2五桂ポン」が発見されると、振飛車側は攻め筋にも困らなくなった。いまや、角交換系の振飛車は、従来の角道を止める「ノーマル振飛車」を傍流へと追いやり、本流ど真ん中の矢倉や横歩取りをもしのぐ勢いになっている。 というわけで、現代将棋では角交換系の振飛車の知識はマストアイテムとなっているが、まだまだ棋書の数は不足している。 本書は、角交換系の振飛車を一冊にまとめ、戦型別に戦い方を解説した本である。 本書の共通の仕様として、振飛車が後手でも先後はそのままで解説されているが、各章末の復習問題では先後逆表示で振飛車の立場で出題されている。なお、復習問題は「よくわかるシリーズ」共通の仕様ではなく、復習問題がない巻もあるが、本書では40問弱の復習問題がある。 また、各戦型はそれぞれ詳しく書かれた本があり、それを文中で紹介しているのがちょっと珍しいところ。中にはすでに事実上絶版の本もあるが、近年は古本の入手性も良いので、棋書ミシュランを参考にしてほしい(笑)。 各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011Sep23) |
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マイコミ将棋BOOKS 神出鬼没!! 窪田流3三角戦法 対居飛穴編 |
窪田義行 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3689-1 2010年10月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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4手目△3三角戦法(振飛車型)の戦法解説書、第二弾。『変幻自在!!
窪田流3三角戦法』(窪田義行,MYCOM,2008)の続編。 前作『変幻自在!!〜』からほぼ2年。この間に、3三角戦法による後手の勝率が乱高下したり、急に出現数が減ったりと、さまざまな変化があった。大きな変化の一つとしては、角交換しているにもかかわらず、先手が隙あらば居飛穴に囲う姿勢を見せていること。4手目△3三角戦法は、かなり居飛穴を警戒した指し方なのだが、それでも現代では先手は居飛穴を目指そうとする。それに対していかに戦うか─が本書のテーマとなる。 本書は、4手目△3三角戦法の居飛穴対策を解説した本である。(もともと期待していた「居飛車編」ではなかった) 各章の内容を説明する前に、本書の基本的な構成を。 ・各章の最初の2ページで、作戦の概要を解説する。 ・全編にわたって、定跡書としては珍しい「ですます調」。 ・基本的に後手の戦法だが、先後どちらにもある程度公平に解説する。 (変化の枝での形勢判断は、先手有利=23、後手有利=32、互角=2だった) さて、各章の内容を説明していこう。……レビューの続きを読む(2010Oct27) |
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SATO Yasumitsu's SHOGI 佐藤康光の力戦振り飛車 |
佐藤康光 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3446-0 2010年1月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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▲力戦振り飛車の指南書。 「角交換辞さず」の振飛車はプロでもかなり流行しており、ここ数年で解説書もいくつか出版された。ただ、先手中飛車のものを除くと、ほとんどが後手番での角交換振飛車だった。本書は、先手番の角交換振飛車を解説した、現段階では珍しい本とである。……レビューの続きを読む(2010Oct22) |
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最強将棋21 角交換振り飛車【応用編】 |
鈴木大介 浅川書房 ISBN:978-4-86137-025-0 2009年6月 \1,575(5%税込) 256p/19cm |
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◆内容紹介(まえがきより抜粋) 角交換振り飛車は振り飛車の自由度を飛躍的に高めた戦法である。 振り飛車といえば、受けの将棋、我慢の将棋というのがこれまでの常識だった。その常識に風穴を開けたのが角交換振り飛車だ。 振り飛車は序盤から攻めを狙って駒組みを進める。居飛車はびくびくしながら慎重に駒組みを進めるが、それでも振り飛車から攻めて手にしてしまう。これまでの振り飛車とはまったく違う世界がそこにはある。 この応用編では基礎編に続き、4手目△9四歩戦法と△5四歩戦法、それにすべての角交換振り飛車の実戦例をご紹介した。いずれの場合も振り飛車側を手前にして、振り飛車の立場から読みやすくした。 |
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最強将棋21 角交換振り飛車【基礎編】 |
鈴木大介 浅川書房 ISBN:978-4-86137-023-6 2009年4月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
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第1章 △3三角戦法 第2章 △4二飛戦法 第3章 △8八角成戦法 ◆内容紹介 本書は、プロアマ問わず大流行している《角交換歓迎タイプ》の振り飛車の基礎をわかりやすく解説したものです。 初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩と進んだ局面で考えてみます。 角交換振り飛車はユニークな戦法ですが、普通の振り飛車が指せる人なら、角交換振り飛車は十分指せます。とにかく狙いがわかりやすく、覚えるべきことが少ないので、自分の力で将棋を楽しみたい方にはぴったりの戦法です。 本書は先後逆表記としました。読者に振り飛車の立場に立って考えていただきたいからで、角交換振り飛車のコツが自然に身体に染み込んでくるはずです。 |
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マイコミ将棋ブックス 変幻自在!! 窪田流3三角戦法 |
窪田義行 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3026-4 2008年11月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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※さらに詳しい内容は個別ページをご覧ください。
◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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4手目△3三角戦法(振飛車型)の戦法解説書。 初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩△3三角と上がる。この時点で先手は「何をやってくる気だ?」と思うかもしれない。そのココロは、角道を止めないで振飛車に振ろうというのである。プロの場合、この欲張った(?)構想をとがめる意味で、多くの場合▲3三角成と角交換するが、角交換せずに駒組みを進めるのももちろん考えられるし、実戦例もある。 オビの「いきなりタダ捨て△2五桂 妖しさ満点 窪田ワールド!!」というコピーを見て、読む前は「本来は成立しないような奇襲の本か?」と思ってしまったが、そうではなかった。 まず、「タダ捨て△2五桂」とあるが、正確にはタダ捨てではない。「先手が歩切れ&歩を入手する見込みがないときに、△2五桂と飛先の歩を取る」ことで、 (1)▲同飛なら△2四歩から飛先を伸ばす (2)桂を取らないなら△2四歩と支えておき、1歩得で先手の動きを待つ というのが基本的な狙いとなる。これは近年のゴキゲン中飛車からの変化でも定番の仕掛けとなっており、妖しいわけでもない。ただし、(2)の場合にはすぐに厳しい狙いがあるわけではないので、それを「妖しい」と表現したのだと思う。その△2五桂の狙いがあるのは基本的に第1章の形のみで、△2五桂をいつ決行できるかが詳しく検討されている。その他の章では、角交換はするがすぐに▲2五歩とは伸ばさない形、しばらく角交換をしない形が解説されている。なお、この4手目△3三角戦法では居飛車で戦うこともできるが、本書では居飛車の展開は第2章の冒頭で少し触れられているだけにとどまり、基本的には後手は振飛車で戦っている。 言葉だけでは分かりづらいので、図面を使って各章の内容を説明していこう。……レビューの続きを読む(2008Dec16) |
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マイコミ将棋ブックス 2手目の革新 3二飛戦法 |
長岡裕也 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2935-0 2008年8月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段向き |
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・【コラム】△3二飛戦法が与えた影響!? |
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2手目△3二飛戦法の解説書。2007年度の升田幸三賞を受賞した戦法で、発案は今泉健司三段とされる。プロ公式戦で初めて指したのが長岡裕也四段で、本書の著者である。 2手目△3二飛戦法は、非常にプロ的な思想を含んだ、ある意味マニアックな戦法である。△3二飛戦法を指す前に、まずは石田流の「戦法としての立ち位置」を知る必要がある。 まず▲石田流(▲7六歩△3四歩▲7五歩)の現在のポジションは、
一方、△石田流(▲7六歩△3四歩▲2六歩△3五歩)の方は、
以上が背景となる知識だ。 |
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マイコミ将棋ブックス 角交換振り穴スペシャル |
東大将棋部 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2803-2 2008年3月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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・【コラム】東大将棋部とレグスペ/学生将棋について |
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レグスペを解説した本。 「レグスペ」──。正式名称は「白色レグホーンスペシャル」らしい。「白色レグホーン」とは卵を産む鶏の代表的品種であるが、本書ではそれが創始者のニックネームなのか戦法の特徴なのかはよく分からないとされている。とにかく、本書で解説されている戦法を「レグスペ」と呼ぶ。(書名が「レグスペ」でないのは、さすがにそれでは売れないと思ったから?) さて、レグスペとはどんな戦法か。基本図までの手順は ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲6八玉 △4二飛(左図) そして組みあがった一例が右図だ。3筋以外の歩を突かずに穴熊に潜り、向飛車に振り直している。 レグスペとは、本書の定義に沿うと、 (1)後手番の戦法 (2)▲7六歩△3四歩▲2六歩から角交換して飛車を振る (3)△4二飛と一旦停止し、駒組みを進めてから△2二飛と振り直す (4)振飛車穴熊に潜る といった感じだ。なお、『奇襲大全』(1989)や『新版 奇襲大全』(1999)に載っている「大窪流角換わり四間穴熊」もよく似たオープニングであるが、大窪流は△4二飛型のまま△4四歩〜△4五歩と伸ばして戦うのが特徴らしい。一方、レグスペは主に2筋(+3筋)での戦いになるのが違っている。また、メディアなどで角交換振飛車全般がレグスペであるかのように書かれたこともあるようだ。 レグスペは後手番戦法だが、本書では便宜上先後逆でレグスペ側が手前で解説される。……レビューの続きを読む(2008Jun02) |
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スーパー将棋講座 角交換振り飛車 ネット将棋で流行の戦法! |
畠山成幸 創元社 ISBN:4-422-75100-X 2005年7月 \1,260(5%税込) 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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※より詳しい内容は個別ページをご覧ください。
◆内容紹介 |
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後手番2手損角交換向飛車の戦法解説書。(最近は単に「角交換振り飛車」ということも多い) この戦法が流行りだしたのは2003年ごろだったかと思う。ネット(主に24)で指され、それがプロの実戦に現れ、先手番でやられた棋士が、自分が後手番のときに試し…という流れで広まっていったと記憶している。 オープニングはいくつかの種類がある。 (1)▲7六歩△3四歩▲2六歩△4二飛▲2五歩△8八角成▲同銀△2二銀▲6八玉△6二玉〜△3三銀〜△2二飛(第1章) (2)▲7六歩△3四歩▲2六歩△4二飛▲6八玉△8八角成▲同銀△2二銀▲7八玉△6二玉〜△3三銀〜△2二飛(第2章) (3)▲7六歩△3四歩▲2六歩△8八角成▲同銀△2二銀▲4八銀△3三銀▲6八玉△4二飛(『角交換振り穴スペシャル』(東大将棋部,MYCOM,2008)に掲載の順) ほかにもいくつかのパターンがあるが、基本は (1)序盤早々、後手から角交換をする (2)飛車先(2筋)の受けは△2二銀〜△3三銀(この間の飛先交換は△3三角の反撃があるので無効) (3)△4二飛としたあと、△2二飛とさらに振り直す(△4二飛は▲6五角の両成りを防ぐため) (※なお、いきなり△2二飛という「ダイレクト角交換向飛車」の作戦もあるが、▲6五角とすると大乱戦となりやすい。ある程度定跡化はされているが、本書には掲載なし。) さらに(4)穴熊に潜る、が追加されると、いわゆる「レグスペ」(『角交換振り穴スペシャル』に掲載)になる。後手から角交換しているので1手損、△4二飛と一旦停止しているのでさらに1手損、合計2手損という訳だ。 本書では、後手番2手損角交換向飛車の玉型を美濃囲いと穴熊の2つに分けて解説し、それぞれ▲5六歩型と▲4六歩型の2つに対して、後手がどう戦うかを解説していく。また第3章では、いきなり乱戦になる場合と先手が角交換を拒否した場合の戦い方を解説していく。基本的に後手番視点なので、図面や棋譜は便宜上先後逆になっている。……レビューの続きを読む(2009Mar10) |
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