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書名 | 著者 | 発行 | △ 2 三 歩 |
相 横 歩 |
△ 4 五 角 |
△ 3 八 歩 |
△ 3 三 桂 |
△3三角系 | そ の 他 |
備考 | |||||
内 藤 流 |
中 原 流 |
△ 8 五 飛 |
角 交 換 |
ヒ ネ リ |
そ の 他 |
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将棋はとにかく勝つこと!一歩目の奇襲戦法4 | げにまる | '22.3 | ◎ | 〔電子書籍〕 | |||||||||||
黒田尭之の横歩取り研究 15のテーマとその結論 | 黒田尭之 | '22.3 | ◎ | 青野流、勇気流、▲中住まい | |||||||||||
横歩取り新時代 青野流完全撃退マニュアル | 飯島栄治 | '22.2 | ◎ | 対青野流 | |||||||||||
新感覚!横歩取り△4四歩戦法ガイド | 中平寧 日本将棋同人/編 |
'21.8 | ◎ | ||||||||||||
相横歩取り2七角 | あさちゃん | '21.8 | ◎ | ||||||||||||
横歩取り 後手番の逆襲 | 上村亘 | '21.2 | ○ | ○ | 青野流、勇気流、△8四飛型など | ||||||||||
横歩取り勇気流 | 佐々木勇気 | '20.5 | ◎ | 勇気流 | |||||||||||
横歩取り▲5八玉&▲6八玉戦法 | 大平武洋 | '20.2 | ◎ | 横歩取らず | |||||||||||
書名 | 著者 | 発行 | △ 2 三 歩 |
相 横 歩 |
△ |
△ 3 八 歩 |
△ 3 三 桂 |
内 藤 流 |
中 原 流 |
△ 8 五 飛 |
角 交 換 |
ヒ ネ リ |
他 | そ の 他 |
備考 |
藤森式 青野流 絶対退かない横歩取り | 藤森哲也 | '19.2 | ○ | ○ | 青野流 | ||||||||||
初段への旅 Vol.1 横歩取り急戦対策 | つる | '18. | ○ | ○ | ○ | 〔電子書籍〕 | |||||||||
徹底解明!横歩取りの最重要テーマ | 八代弥 | '18.3 | ○ | ○ | |||||||||||
横歩取り最前線 いま、プロが注目する2つの手段 | 日浦市郎 | '16.10 | ○ | △8四飛・7二銀・5二玉型 | |||||||||||
早分かり 先手でも後手でも使える 横歩取り定跡ガイド | 所司和晴 渡辺明/推薦 |
'16.7 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
横歩取りで勝つための9つの鉄則と15の技術 | 野月浩貴 | '16.6 | |||||||||||||
横歩取りハメ手裏定跡 | 飯島栄治 | '16.2 | ○ | ○ | △4一玉、YSS新手△6二玉、△2四飛ぶつけ | ||||||||||
研究で勝つ!相横歩取りのすべて | 飯島栄治 | '15.9 | ◎ | ||||||||||||
決定版!横歩取り完全ガイド | 吉田正和 | '15.6 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
後手番で勝つ!中座の横歩取り | 中座真 | '14.10 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
現代横歩取りのすべて | 村田顕弘 | '14.10 | △ | △ | △ | △ | ○ | ○ | |||||||
横歩取りの教科書 | 畠山鎮 | '14.5 | ○ | ○ | |||||||||||
横歩取り超急戦のすべて | 飯島栄治 | '14.3 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
横歩取りマップ | 瀬川晶司 | '13.12 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
横歩取り必勝ガイド | 稲葉陽 | '12.2 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
よくわかる横歩取り | 野月浩貴 | '11.12 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
超急戦横歩取り | 高橋道雄 | '11.8 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
乱戦!相横歩取り | 北島忠雄 | '11.2 | ◎ | ○ | |||||||||||
羽生の頭脳(5) 横歩取り(将棋連盟文庫) | 羽生善治 | '10.8 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 1994年の合本 | ||||||
書名 | 著者 | 発行 | △ 2 三 歩 |
相 横 歩 |
△ |
△ 3 八 歩 |
△ 3 三 桂 |
内 藤 流 |
中 原 流 |
△ 8 五 飛 |
角 交 換 |
ヒ ネ リ |
他 | そ の 他 |
備考 |
最新の8五飛戦法 | 高橋道雄 | '09.12 | ◎ | ○ | ○ | ||||||||||
横歩取り道場 第七巻 3三角戦法 | 所司和晴 | '03.7 | ○ | ○ | |||||||||||
横歩取り道場 第六巻 3三桂戦法 | 所司和晴 | '03.5 | ◎ | ||||||||||||
横歩取り道場 第五巻 続8五飛戦法 | 所司和晴 | '03.3 | ◎ | ▲6八玉型 | |||||||||||
横歩取り道場 第四巻 8五飛戦法 | 所司和晴 | '03.1 | ◎ | ▲5八玉型 | |||||||||||
横歩取り道場 第三巻 4五角戦法 | 所司和晴 | '02.9 | ◎ | ||||||||||||
横歩取り道場 第二巻 相横歩取り | 所司和晴 | '02.9 | ◎ | ||||||||||||
郷田真隆の指して楽しい横歩取り | 郷田真隆 | '02.8 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
横歩取り道場 第一巻 8五飛阻止 | 所司和晴 | '02.8 | ○ | ◎ | ○ | ||||||||||
谷川の21世紀定跡(2) △8五飛戦法 | 谷川浩司 | '02.3 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
横歩取り△8五飛戦法 | 中座真 | '01.2 | ◎ | ○ | ○ | ||||||||||
書名 | 著者 | 発行 | △ 2 三 歩 |
相 横 歩 |
△ |
△ 3 八 歩 |
△ 3 三 桂 |
内 藤 流 |
中 原 流 |
△ 8 五 飛 |
角 交 換 |
ヒ ネ リ |
他 | そ の 他 |
備考 |
8五飛戦法 | 森下卓 | '99.10 | ◎ | ○ | 実戦解説メイン | ||||||||||
横歩取り中原流 | 中原誠 | '95.4 | ○ | ◎ | |||||||||||
羽生の頭脳 10 最新の横歩取り | 羽生善治 | '94.12 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
羽生の頭脳 9 激戦!横歩取り | 羽生善治 | '94.8 | ○ | ○ | |||||||||||
横歩取りガイドU | 所司和晴 | '90.9 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
書名 | 著者 | 発行 | △ 2 三 歩 |
相 横 歩 |
△ |
△ 3 八 歩 |
△ 3 三 桂 |
内 藤 流 |
中 原 流 |
△ 8 五 飛 |
角 交 換 |
ヒ ネ リ |
他 | そ の 他 |
備考 |
続 横歩取りは生きている ─下巻─ | 沢田多喜男 | '89.12 | ○ | ○ | |||||||||||
ヨコ歩取り戦法(DELUXE版) | 芹沢博文 | '89.3 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
続 横歩取りは生きている ─上巻─ | 沢田多喜男 | '88.10 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
横歩取りガイド | 所司和晴 | '88.7 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
空中戦法 | 内藤国雄 | '83 | ○ | ○ | 袖飛車、相振飛車も | ||||||||||
横歩取り・ひねり飛車戦法 | 谷川浩司 | '83.1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ヒネリ飛車メイン、⇒相掛かりの本 | ||||||||
横歩取りは生きている | 沢田多喜男 | '81.2 | ◎ | ○ | |||||||||||
書名 | 著者 | 発行 | △ 2 三 歩 |
相 横 歩 |
△ |
△ 3 八 歩 |
△ 3 三 桂 |
内 藤 流 |
中 原 流 |
△ 8 五 飛 |
角 交 換 |
ヒ ネ リ |
他 | そ の 他 |
備考 |
ヨコ歩取り戦法 | 芹沢博文 | '75.4 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
将棋空中戦法 | 内藤国雄 | '75.1 | ◎ | 実戦解説メイン | |||||||||||
横歩取り空中戦法 | 内藤国雄 | '74 | ◎ | ○ |
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将棋はとにかく勝つこと!一歩目の奇襲戦法4 骨を断たせて命を断て! 横歩取り4五角戦法! |
げにまる キノコ書房 (電子書籍) ISBN:- 2023年6月 \698(10%税込) 76p/約19MB |
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◆内容紹介 「横歩取り4五角戦法」 横歩取りを嗜むものにとっては絶対に避けては通れない、通ってはいけない落とし穴の連続のような戦法です。 一手間違えてしまえばどれだけ格上の相手でも、またどれだけ格下の相手でも関係なく一方的に攻めつぶされてあっけなく対局終了してしまいます。 分岐も非常に多い戦法ですが、この本では著者御用達の「相手の研究を外す手順」の数々を、実際の実戦譜も含めて交えて分かりやすく収録。今までの駒の価値観が根底から覆るような大駒の斬り合いとなっています! 序盤から一気に終盤に突入していく緩急ある展開。研究量が勝負の鍵を握る勉強至上主義戦法。 手札として持っておくとこれほど心強い戦法はありません。 そして戦法を知るということは、対策を知ることにもなります。 分岐が多すぎて一冊ではとても紹介しきれませんが、第一弾として1番激しい展開のものを中心に紹介しています!ぜひこの奇襲戦法をあなたのものにして勝利を手にしてください! |
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マイナビ将棋BOOKS 黒田尭之の横歩取り研究 15のテーマとその結論 |
黒田尭之 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7968-3 2022年3月 \1,804(10%税込) 296p/19cm |
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◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取り新時代 青野流完全撃退マニュアル |
飯島栄治 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7920-1 2022年2月 \1,694(10%税込) 240p/19cm |
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序章 青野流とは 第1章 飯島流 第2章 △8二飛型 第3章 屋敷流 第4章 自戦記 ◆内容紹介 横歩取りは相居飛車の戦いにおいて、「後手が誘導できる戦法」です。自分が横歩取りを望めば後手番でも、その形にできます。 ですから、もし横歩取りに絶対の自信を持っていたら、それは非常に強力な武器になるのです。 ましてや横歩取りは相手が受け方を間違えれば一瞬で勝ちになる戦法で、知識の差が勝敗に直結しやすい。時間の短いアマチュア大会やネット将棋では横歩取りの知識で相手を大きく上回っていることは、勝利を意味します。 横歩取りがプロ間で指されなくなった理由、それは言うまでもなく「青野流」に蹂躙されたからに他なりません。アマチュアの間でもそれは「常識」として浸透しており、後手番で横歩取りを志向すれば、大抵の場合先手は青野流に構えてくるでしょう。 そして、もしここに「青野流完全撃退マニュアル」があるとしたらどうでしょうか。 「青野流にすれば先手がいいはず」と思っている相手を圧倒することができるはず、これで連戦連勝間違いなしです。 でも、そんなマニュアルあるはずがない…。 と、思うじゃないですか。あるんです、ここに。すごくないですか? 対青野流のスペシャリストであり、横歩取りを武器に好成績を挙げている飯島栄治八段がその秘技を書籍に著してくれました。 ありがたいことでございます。 我々もその恩恵にあずかって、飯島八段のように横歩取りで大暴れしようではありませんか。 本書では青野流の基本を押さえた後で、(1)飯島流、(2)△8二飛型、(3)屋敷流という3つの青野流対策を紹介しています。本書を読んで自分にあった対策を身につけてください。そして、横歩取りという最強の武器を手に入れていただければ幸いです。 |
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新感覚!横歩取り△4四歩戦法ガイド |
中平寧 日本将棋同人/編 (電子書籍) ISBN:- 2021年8月 \440(10%税込) p/約4MB |
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◆内容紹介 本書では後手に主眼を置いて横歩取りにおける新作戦「△4四歩戦法」を解説しています。△3三桂戦法の派生型とも言うべき戦法ですが、狙いは専ら持久戦調の戦いに持ち込むことです。1歩損の代償として横歩取り戦法特有の大駒交換などの華々しい変化を放棄することで相振り飛車のような穏やかな将棋になるのが特徴です。 歩損を恐れず持久戦に持ち込み地力で戦う思想をご堪能下さい。 相振り飛車のスペシャリストによる横歩取りへの応用術。 富山県のアマ強豪による横歩取り解説書。 |
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相横歩取り2七角 |
あさちゃん (電子書籍) ISBN:- 2021年8月 \219(10%税込) 84p/約6MB |
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初手〜横歩取りまでの手順 相横歩取り〜△2七角まで ▲1九角成の変化 ▲7二銀の変化 ▲6二金の変化 ▲8二歩の変化 ▲3一金の変化 ◆内容紹介 本書は将棋上級者向けに相横歩取りのある一つの変化を詳しく解説したものになります。少しマニアックなものになりますが読み終わった後は必ず相横歩取りの知識が身に付き、自信になるでしょう。1ページにつき一手盤面付きで解説してあるので盤駒を使って並べる必要がありません!電車内など駒を並べることができない場所でもしっかりと勉強することができます。 |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取り 後手番の逆襲 |
上村亘 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7523-4 2021年2月 \1,804(10%税込) 264p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段者向き |
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・参考棋譜=3局 |
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横歩取りの戦術書。 横歩取りは、▲青野流が猛威を振るっている。さらに、相居飛車の中では横歩取り後手番のAIの評価が低いこともあり、一時期はプロ公式戦で横歩取りがかなり減少した。ただし、横歩取りが消滅したわけではなく、飯島栄治、横山泰明、大橋貴洸らの健闘により、新たな鉱脈が見つかり始めている状況で、再流行の兆しがみられる。 本書は、横歩取りのスペシャリストの一人である上村亘五段が、先手の様々な作戦に対抗できる後手番の指し方を健闘していく本である。 各章の内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2021Mar14) |
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横歩取り勇気流 |
佐々木勇気 浅川書房 ISBN:978-4-86137-051-9 2020年5月 \1,980(10%税込) 288p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A+ レイアウト:B+ 解説:A+ 読みやすさ:B 有段者〜高段者向き |
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・あとがきに代えて(16p) |
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横歩取り「勇気流」の定跡研究書。 横歩取り勇気流は、▲3四飛と横歩を取って△3三角と上がった局面で、飛を引かずに▲6八玉と上がる作戦。(ちなみに▲5八玉と上がるのが青野流で、一時は猛威をふるって横歩取り自体が激減していた) 勇気流▲6八玉と青野流▲5八玉は、玉の位置がわずか一路違うだけで、▲3四飛のまま攻勢を図ろうという点では姉妹的な作戦であるが、玉型の違いが大きな違いで、まったく異なる展開になることも多い。プロの実戦例は圧倒的に青野流が多いが、勇気流も有力であると認められており、2018年度の升田幸三賞を受賞している。 本書は、そういった横歩取り勇気流の初めての専門書となる。 各章の内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2020Aug25) |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取り▲5八玉&▲6八玉戦法 |
大平武洋 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7196-0 2020年2月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 〜★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B+ レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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・【コラム】横歩取りのスペシャリストたち (1)丸山忠久九段 (2)中座真七段 (3)佐々木勇気七段 (4)上村亘五段 (5)永瀬拓矢二冠 |
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横歩“取らず”の作戦を解説した本。 ▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩…というオープニングは、かつては「横歩取りの合意」がされたと見られ、〔右図〕から当然のように先手が▲3四飛と横歩を取っていた。横歩を取らない作戦も昔からあるが、「気合が悪い」などとよく分からない表現でネガティブに見られていた。 ただし近年は、コンピュータ将棋の影響も受けて、序盤の自由化や再考察が進んだため、「横歩を取らない」作戦も見直されている。また、相掛かりの▲引き飛車棒銀が大きく後退し、相掛かりが自由度が高いとされ、マニアのものだけでなくなってきたのも大きそうだ。 というわけで、本書で解説される「横歩取りのオープニングから先手が(すぐに)横歩を取らない作戦」も採用の価値が高まっている。ただし、「横歩を取らなければ穏やかで安全」という訳ではなく、この戦型特有の激しい展開も内包しているので、基礎知識はしっかり学ぶ必要がある。 各章の内容をチャートを添えながら紹介していこう。横歩を取らない作戦は、〔右図〕から▲5八玉・▲6八玉・▲2六飛・▲2八飛・▲9六歩・▲1六歩の6種に分岐する。……レビューの続きを読む(2020Mar21) |
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マイナビ将棋BOOKS 藤森式 青野流 絶対退かない横歩取り |
藤森哲也 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6873-1 2019年2月 \1,663(8%税込) 240p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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・【コラム】(1)ふじもり将棋教室 (2)海老澤さんへ |
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横歩取り▲青野流の戦術書。 青野流は、横歩取りで▲3四飛に△3三角と上がった時、▲5八玉〜▲3六歩と、飛を引かずに右桂の活用を目指す戦法。2002年に青野照市九段が初めて指したが、当時は△8五飛戦法全盛期で、あまり注目はされなかった。2012年頃から再注目され始め、2018年の升田幸三賞を受賞。そして2018年には、プロの横歩取りといえば青野流というくらいまで流行している。あまりにも先手の勝率が良いため、横歩取り自体が減少気味で、プロの相居飛車の主流は角換わりに移行している。 横歩取りは、一般的に先手の歩得の代償に後手が先攻することが多いが、青野流は先手が先攻しやすい。 ・「相手(後手)が形を決める前に発動できる」(まえがきより) ・「自分(先手)の好きなタイミングで攻めていける」(〃) ・「攻め筋はわかりやすく、勝つときは攻め放題で相手がサンドバック」(〃) ところで、青野流はこれまでいくつかの本で断片的に解説されてきたものの、一冊丸ごと青野流という本はなかった。 本書は、青野流の基本から、さらに攻撃に特化した「藤森式」の青野流まで、青野流のうち先手が攻める変化を中心に解説した本である。「藤森式」は、基本的に攻め重視で、引く手はなし。行ける時は行くスタンスである。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2019Feb26) |
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初段への旅 Vol.1 横歩取り急戦対策 横歩取り対急戦の道しるべ △4五角戦法 △3八歩戦法 △相横歩取り戦法 |
つる (電子書籍) ISBN:- 2018年7月 \333(10%税込) 234p/約53MB |
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P005〜 ガイダンス P010〜 △4五角戦法 P057〜 △3八歩戦法 P086〜 相横歩取り基本 P163〜 相横歩取り応用 ◆内容紹介 「先手で横歩取りを指したいけど、後手からの急戦が多くて怖い」そのような悩みを持った方のために書いた本です。本書では後手からの有名な急戦策の狙い筋と対策を解説しています。 先手番で居飛車にチャレンジしたい振り飛車党含めて、幅広い方に読んで頂きたい内容となってます。 将棋ソフト評価値の提示と、先手が勝ち切るところまでの深い解説を行っています。 本書では後手からの急戦を逆にお得意様にしてしまう本です。是非一読して、対急戦を恐れずに横歩が取れるようになってください! |
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マイナビ将棋BOOKS 徹底解明! 横歩取りの最重要テーマ |
八代弥 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6404-7 2018年2月 \1,663(8%税込) 216p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段向き |
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・【コラム】(1)横歩取りブームの火付け役 (2)青野流の一号局 |
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横歩取りの2018年初頭での重要テーマを解説した本。 横歩取りは、古くは江戸時代から指されている戦法だが、数回の流行期を経て現在に至っている。飛の位置、玉型、端歩の関係など変化は多岐にわたり、研究はそれぞれに進んでいながら、なかなか結論は出そうにない。 その中でも、それぞれの時期によって流行形がある。2018年初頭時点では、△8四飛型で△2四飛と飛交換を迫る筋を含みにしながら駒組みを進める作戦が多く、また、青野流や勇気流といった「▲3四飛型のまま先手が急戦を狙う作戦」が本格的な流行期に入り始めていた。 本書はそれらを中心に、プロでよく指されている横歩取りの戦型を、基本の狙い筋から最新形まで詳しく解説した本である。 各テーマの内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2019Apr20) |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取り最前線 いま、プロが注目する2つの手段 |
日浦市郎 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6119-0 2016年10月 \1,663 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段向き |
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・基本図まで
・データで見る横歩取り |
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横歩取り△8四飛-△7二銀-△5二玉型について、プロ公式戦をベースに解説した本。 出版時の2016年10月現在、横歩取りでは△8四飛-△7二銀-△5二玉型が流行している。その理由の一つとしては、従来の△8五飛型や中原囲いでは成立しなかったような激しい変化が2つあり、その成否について注目されていることがあげられる。 激しい変化の一つは、「△2四飛ぶつけ」。……レビューの続きを読む(2017Apr02) |
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マイナビ将棋BOOKS 早分かり 先手でも後手でも使える 横歩取り定跡ガイド |
所司和晴 渡辺明/推薦 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6017-9 2016年7月 \1,717 248p/19cm |
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◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取りで勝つための9つの鉄則と15の技術 |
野月浩貴 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-5979-1 2016年6月 \1,663 224p/19cm |
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◆内容紹介 |
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横歩取りハメ手裏定跡 |
飯島栄治 日本将棋連盟/発行 マイナビ出版/販売 ISBN:978-4-8399-5826-8 2016年2月 \1,663 224p/19cm |
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・【巻末付録】戦法をマスターするための次の一手 |
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研究で勝つ!相横歩取りのすべて |
飯島栄治 日本将棋連盟/発行 マイナビ/販売 ISBN:978-4-8399-5725-4 2015年9月 \1,663 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A- 有段向き |
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・【コラム】(1)飯野先生の名局 (2)羽生の頭脳 (3)定番 (4)実戦心理 |
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相横歩取りの定跡書。「将棋世界」に2011年12月から連載された「今日から指せる!横歩取り裏定跡の研究」を加筆・修正・再構成したもの。前著『横歩取り超急戦のすべて』(2014.03)に収録されなかった相横歩取りオンリーでまとめている。 相横歩取りは、古くからある戦型である。すでの江戸時代には相横歩取りの研究本が出ており、現代のプロ組織になってからも、昭和40年代(約50年前)には指されている。詰みまで研究されることも多い激しい戦型ながら、進歩は意外とゆっくりであり、現在までほぼ途切れることなく指されている。 相横歩取りの専門書は、これまでに出版されているのは以下の2冊。 2011-02 乱戦!相横歩取り,北島忠雄,MYCOM 2002-09 横歩取り道場 第ニ巻 相横歩取り,所司和晴,MYCOM また、『羽生の頭脳 9 激戦!横歩取り』(羽生善治,日本将棋連盟,1994)にも結構な量(100p)が解説されている。 このうち、気になるのは、4年半前に出版された北島本との違いである。簡単にまとまると、以下のようになる。 ・相横歩取りの歴史や全体像が見えやすい。 ・飯野流△2七角の変化が詳しい。滝新手▲3六歩に対する「飯島研究」もある。 ・青野流▲4六角の直線定跡については、大きな違いはなさそう。 ・▲7七歩型の見直し可能性について詳しい。 このように、同じ戦型を扱っているので当然重なる部分も多い一方で、違っているところも結構ある。「北島本を覆している」というわけではなく、「少し別の角度から相横歩取りに迫っている」という感じだろうか。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2015Oct15) |
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マイナビ将棋BOOKS 決定版!横歩取り完全ガイド |
吉田正和 マイナビ ISBN:978-4-8399-5470-3 2015年6月 \1,663 224p/19cm |
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・【コラム】(1)独身貴族 (2)類は友を呼ぶ (3)駒落ち下手で勝つ大変さ |
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マイナビ将棋BOOKS 後手番で勝つ!中座の横歩取り |
中座真 マイナビ ISBN:978-4-8399-5570-0 2015年5月 \1,663 224p/19cm |
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・【コラム】(1)棋士とコンピュータソフト・前編 (2)棋士とコンピュータソフト・後編 |
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マイナビ将棋BOOKS 現代横歩取りのすべて |
村田顕弘 マイナビ ISBN:978-4-8399-5369-0 2014年10月 \1,717 248p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4〜6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段向き |
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・【コラム】(1)少年時代の思い出 (2)新手メーカーの本音 (3)棋士の性 (4)勝負と真理 (5)羽生善治名人との初対局 |
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横歩取りの定跡書。 2014年ごろの横歩取り事情は、内容紹介にあるように、△8四飛+△5二玉型が優秀と認められ、後手がかなり巻き返していた。これは、古くからある「△8四飛+金開き中住まいの△5二玉」ではなく、「△5二玉型中原囲い」や、または「△7二銀型△5二玉」である。 低く構えてスキの少ないこれらの形は、以前に猛威を振るった新山崎流を無効化しただけでなく、後手から△2四飛と飛交換を迫る手筋が有効となった。 先手番としては、新しい対策を模索する必要が出てきたが、玉の位置や玉型の発想が広がったことにより、先手にもさまざまな工夫がみられるようになった。 本書では、2014年9月1日までの実戦例をサンプルとして、村田顕弘の結論と見解を出した本である。 プロの最新形が題材なので、指し手の難易度が高めで、図面も見開き4〜6枚と多くなっているが、[結果図]がグレーアウトされている工夫のおかげで、格段に見やすくなっている。この工夫はぜひ他の本でも取り入れてほしい。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2018/Jul01) |
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横歩取りの教科書 |
畠山鎮 日本将棋連盟/発行 マイナビ/販売 ISBN:978-4-8399-5136-8 2014年5月 \1,663 224p/19cm |
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◆内容紹介 |
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横歩取り超急戦のすべて |
飯島栄治 日本将棋連盟/発行 マイナビ/販売 ISBN:978-4-8399-5080-4 2014年3月 \1,617(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【構成】 鈴木宏彦
・【巻末付録】戦法をマスターするための次の一手(18問)、チャート=8p |
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横歩取り・超急戦の定跡書。「将棋世界」に2011年12月号から連載された「今日から指せる!横歩取り裏定跡の研究」を加筆・修正し、再構成したもの。 プロで指されている横歩取りは、そのほとんどが▲3四飛に△3三角と上がって局面を穏やかにし、ある程度は駒組みしてから戦いを始めるものである。その代表例が△8五飛戦法だ。 一方、横歩取りには居玉のまま(またはほとんど玉を囲わずに)後手から超急戦を仕掛けるものがいくつかある。いずれも「やや無理仕掛け」というのがプロの認識ではあるが(そのため「ハメ手」扱いされる)、少しでも先手が間違えれば後手が一方的に攻めることができる。 本書は、そのような横歩取りの超急戦をまとめたものである。 本書に載っている超急戦は、△3三角戦法、△4四角戦法(△3八歩戦法とも)、△4五角戦法の3つ。その他に△4一玉戦法や相横歩取りもあるが、これらは続刊に掲載される予定とのころ。 この3戦法のうち、△3三角戦法と△4五角戦法は、沢田多喜男氏の著作で詳しく検証されている。本書は「沢田さんの研究をさらに深く追究したもの」(まえがき)という位置づけだ。 また、△4四角戦法は、単行本では『B級戦法の達人』(週刊将棋編,MYCOM,1997)にて「横歩取り素抜きトリック」という名で紹介された。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2014May03) |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取りマップ |
瀬川晶司 マイナビ ISBN:978-4-8399-5000-2 2013年12月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A- 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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第1章 横歩取りの変遷を知る 第2章 △8五飛・4一玉型 第3章 △8五飛・5二玉型 第4章 △8四飛・5二玉型 第5章 青野流 ・【コラム】横歩取りのこと ◆内容紹介 「本書は横歩取りの変遷が分かるような構成になっています。まずは横歩取りの通史を知り、それから現在流行形の解説に入ります」(まえがきより) 現在タイトル戦等で大流行している横歩取り戦法。日々新しい形が現れ、進化を続けています。 しかし、飛車の位置、玉の位置など、そのバリエーションは多岐にわたり、現在プロ棋士の間で何がテーマになっているのか、理解できている方はかなり少ないのではないでしょうか? そこで、最高の道案内役になるのが本書です。本戦法を得意とする瀬川五段が人柄そのままに、横歩取りの歴史から最新形まで丁寧に解説しています。 現在主流の△3三角戦法に至るまでの話が第1章で語られ、そこから△8五飛・4一玉型、△8五飛・5二玉型、△8四飛・5二玉型、そして青野流と横歩取りの今を網羅的に解説します。 本書を読めば「横歩取り」の町で道に迷うことはありません。 自信を持って横歩取りを指し、勝利するにあたり、大変役立つ一冊です。 |
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横歩取り△3三角戦法の定跡書。 横歩取り△3三角戦法は進化してきた。約50年前の内藤流(△8四飛+中住まい)から中原流(△8四飛+中原囲い)へ、そして中座流△8五飛戦法(△8五飛+中原囲い)でその進化はピークを迎えたに見えた。 ところが現在は、中座流も指されてはいるものの、内藤流のテーマ図が流行している。なぜか?一度は否定された戦型ではないのか?その疑問に答えるのが本書である。 本書は、横歩取り△3三角戦法の歴史を追いながら、最新流行形を解説した本である。 本書の内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2014Jun13) |
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マイナビ将棋BOOKS 横歩取り必勝ガイド |
稲葉陽 マイナビ ISBN:978-4-8399-4178-9 2012年2月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段向き |
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・【コラム】横歩取りの思い出 |
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横歩取りの定跡書。 横歩取りは、プロの流行ではまるで景気変動のように隆盛と衰退を繰り返している戦法である。近年では、▲新山ア流が猛威をふるって△8五飛戦法が絶滅寸前に追い込まれていた。それが、△5二玉型の発見によって閉塞感が打開され、新たな世界が広がった。また、「△8五飛戦法の従来の定型にこだわらない」という思想が、△8四飛型の見直しにつながり、先手も中原囲いをめざす展開が現れるなど、現在の横歩取りは非常に幅広くなっている。 本書は、ここ2年くらいの横歩取りの最新流行形について、詳しく解説した本である。書名は「必勝ガイド」になっていて、一方に肩入れしているかのように思えるが、実際は「先後公平に」解説している。 各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2012Mar23) |
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マイナビ将棋BOOKS よくわかる横歩取り |
野月浩貴 マイナビ ISBN:978-4-8399-4116-1 2011年12月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 〜★★★★ 図面:見開き5〜6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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・【コラム】(1)8五飛が生まれた日
(2)8五飛の黎明期 (3)悪手と勝負手 (4)温めていた構想(1)
(5)温めていた構想(2) (6)△5二玉型をやってみて |
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横歩取りの定跡書。 横歩取りには、大きく分けると「互いに居玉で決戦する超急戦」と「ある程度駒組みを行うもの」がある。また、△3三桂戦法のようにどちらにもなりうるものもある。プロで主流なのは、「ある程度駒組みを行う」ほうで、現在も盛んに戦われている。 本書は、横歩取りのうち、ある程度駒組みを行う△3三角戦法について、分かりやすく解説した本である。 本書の特徴を列挙してみよう。……レビューの続きを読む(2012Jan24) |
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将棋最強ブックス 超急戦横歩取り |
高橋道雄 創元社 ISBN:978-4-422-75134-4 2011年8月 \1,365(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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第1章 ▲6五角戦法(△4五角戦法) 第2章 相横歩取り戦法 第3章 ▲7七桂戦法(△3三桂戦法) 第4章 ▲6六角戦法(△4四角戦法) 第5章 ▲6九玉戦法(△4一玉戦法) ◆内容紹介 横歩取りとは、序盤早々に先手が飛車の横利きによって、 3四の歩を取る指し方。 しかし実際は、後手がむしろ望んで歩を取らせるので、 後手の戦法といってよい。 本書は、横歩取りの中でもとりわけ激しく、 両者玉をまったく囲わずに戦う、 後手番の超急戦戦法のさまざまな戦法を解説した。 飛角桂が盤上を自在に舞い踊り、 王手がすぐにかかる中での戦いはスリル満点。 強気で戦い、相手から一勝を奪取しよう。 |
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横歩取りの定跡書。 横歩取りは、先手が飛先の歩を2四で交換したあと、その横の歩(△3四歩)を取ることから「横歩取り」という名前がついている。1歩得になるが、▲3四飛の形が悪く、飛が元の位置(2六or2八)に戻るまでに手数がかかる。後手は歩損のまま局面が収まってしまうと不利になるため、先手の形が整わないうちに1歩の代償を求めて動いていく。 本書では、そのような後手の動きの中でも、(△8五飛戦法などに比べて)より早く動いていく5つの作戦を解説した本である。 横歩取りは基本的に後手が主導権を求める戦法のため、本書ではすべて先後逆表示になっている。横歩取りの本で戦後逆表示になっているのは、わたしが知る限りでは『8五飛を指してみる本』(森下卓,河出書房新社,2001)だけだった。定跡を符号で覚えている人にはかなり読みにくいかもしれないが、実際に後手を持って指すことを考えるとかなり分かりやすく感じることも多い。一長一短である。 各章の内容をチャートを交えながら紹介していこう。なお、チャートの先後はすべて通常表示に戻してある。……レビューの続きを読む(2011Sep13) |
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マイコミ将棋BOOKS 乱戦!相横歩取り |
北島忠雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3741-6 2011年2月 \1,470(5%税込) 240p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4〜6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段向き |
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・【コラム】(1)親子将棋教室
(2)習慣 (3)上達法 |
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相横歩取りの定跡書。 相横歩取りの専門書としては、過去には『横歩取り道場 第二巻 相横歩取り』(所司和晴,MYCOM,2002.09)がある。その後、『将棋定跡最先端 居飛車編』(所司和晴,MYCOM,2005.12)や『最新戦法必勝ガイド』(村山慈明,MYCOM,2006.11)など、いくつかの定跡書の一部に新手がポツポツ書かれた。そして満を持して(?)再び相横歩取り専門書の登場である。 正直言って、「相横歩取りって、そんなに需要があるのかな?」という気がするのだが、やる人はやるんでしょうね。 さて、『横歩取り道場〜』との違いを中心に、チャートを交えながら内容を紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011Mar06) |
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将棋連盟文庫 羽生の頭脳(5) 横歩取り |
羽生善治 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3638-9 2010年8月 \1,155(5%税込) 448p/16cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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横歩取りの定跡書。 ==(以下、しばらく『羽生の頭脳(1) 四間飛車破り(文庫版)』とほぼ同じです== 「羽生の頭脳」全10巻(1992〜1994)は、トップ棋士が書いた定跡書シリーズの金字塔である。代表的な戦型を網羅し、都合の良い変化を排除して公平に検討した。そのため、定跡が進化しても「基本は『羽生の頭脳』で覚えられる」とされ、異例のロングセラーを記録している。 本書は、シリーズの第9巻「激戦!横歩取り」と第10巻「最新の横歩取り」を合本し、文庫化したものである。 基本的に内容はオリジナル版とまったく同じ。右図のように前半がオリジナル9巻、後半がオリジナル10巻の内容になっている。2冊をそのまま貼り合せたような構成になっていて、10巻部分の目次は本体の真ん中にある。 変化した点はわずかで、以下の2つくらい。 (1)文庫化に合わせてフォントサイズ、盤面図が小さくなっている (2)文庫化用のまえがきの追加 ==(ここまで)== 現在プロの公式戦で指されている横歩取りは、大半が△8五飛戦法で、△8四飛型がポツポツ指されていて、△2三歩型・相横歩取り・△3三桂型がたまに指されている。 本書に載っている戦型は、△2三歩型以外は「東大将棋ブックス 横歩取り道場」シリーズでより詳しく、新しい情報が載っている。 ・△2三歩 → 2010年9月現在でも『羽生の頭脳(9) 激戦!横歩取り』(本書に収録)が最新。 ・相横歩取り → 『横歩取り道場 第二巻 相横歩取り』 ・△4五角 → 『横歩取り道場 第三巻 4五角戦法』 ・△3三桂 → 『横歩取り道場 第六巻 3三桂戦法』 ・△3三角 → 『横歩取り道場 第七巻 3三角戦法』 ただし、現在でも横歩取りの急戦型が指されると「『羽生の頭脳』には○○のように書いてあり、△△は新手。」などと記事に書かれることがある。文庫版の本書は、△8五飛以外の横歩取りを一望するには最適の一冊となっており、横歩取りを指す人には必携だろう。序盤から激しい展開になりやすいので、本に載っている局面が実戦に現れることも多いはず。 「羽生の頭脳シリーズ(文庫版)」の中では、第1巻の「四間飛車破り」と並んで、「実戦に現れやすく、応用の利きやすい基本」を学ぶことができる一冊となっているので、定跡書が読めるようになってきた中級クラスの方にもオススメ。(2010Sep03) |
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プロ最前線シリーズ 最新の8五飛戦法 |
高橋道雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3334-0 2009年12月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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横歩取り△8五飛戦法の定跡書。 1999年に横歩取り△8五飛戦法が流行し、その後約5年間はゴキゲン中飛車と並んでプロ将棋の二大戦法になっていた時期がある。その期間は、「横歩取り道場」シリーズをはじめとして、横歩取りの定跡書はたくさん出版されていた。しかし、新山ア流の台頭によって、△8五飛戦法は一時は絶滅の危機に陥った。それでも一部のスペシャリストたちの努力と研究により、「後手も戦える」となり、2010年現在でも横歩取りは指されている。 本書は、△8五飛戦法のスペシャリストの一人である高橋が、△8五飛戦法の10大テーマ図について、最新の結論を書き記した本である。横歩取り専門の定跡書は、実に6年半ぶりの出版となる。 ▲9六角や▲8七歩保留など、比較的初期のころの形については、現在の結論や定説を解説。新山ア流や角交換桂跳ねなど新しめの形については、現在本筋と考えられている形を中心に解説している。 ページ数を見れば分かるとおり、基本的には「狭く・深く」ではなく、「広く・浅く」である。ただし、本筋にかなり絞り込んであるし、単なる指し手の羅列ではなく、考え方や高橋個人の見解(定説との違いなど)を述べているのが良い。 同じシリーズの『最新の相掛かり戦法』(野月浩貴,MYCOM,2010.02)と同様に、高橋の「横歩取り△8五飛愛」が感じられる内容になっている。……レビューの続きを読む(2010Nov25) |
東大将棋ブックス 横歩取り道場 第六巻 3三桂戦法 |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1099-5 2003年5月 \1,200 224p/19cm |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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東大将棋ブックス 横歩取り道場 第五巻 続8五飛戦法 |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1007-3 2003年3月 \1,200 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:B+ 読みやすさ:B 有段向き |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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横歩取り△8五飛戦法・▲6八玉型と、青野流とその周辺の定跡書。 ▲6八玉型の長所、短所は以下のような感じになる。 (長所)▲7八金にヒモ(▲6八玉)が付いており、浮き駒ではない。 (長所)▲6八玉型では▲3六歩を早く突いていく。仮に3五歩を飛で取られても、金銀が浮き駒ではないのですぐには困らない。 (短所)2八に金銀の利きがないので、飛が移動したときの△2八角などに警戒が必要。 (短所)中央が薄い。特に左銀の応援(▲6八銀)ができない。 よって、▲6八玉型は攻撃重視の布陣となり、激しい戦いになることが多く、終盤の詰みまで定跡化されているものも多い。▲5八玉型に比べ、「定跡を知っている方が有利」な戦型とされる。 ▲6八玉型は△8五飛戦法の初期からあるので、先行する『横歩取り△8五飛戦法』(中座真,日本将棋連盟,2001.02)にも載っているが、何といっても松尾新手△5五飛が登場してかなりの局数が指されたのが大きな違い。本書では第2章第1節という、東大将棋ブックスでは真打のポジションを占めている。 また、本書の後半は青野流。▲3四飛と横歩を取った形のまま、▲5八玉と居玉を避けてから▲3六歩と桂を活用するのが特徴だ。一号局は2002年で、本書出版時はまだできたての戦法である。青野流を△8五飛戦法の一部と分類していいかどうかは微妙ではある。 本書の内容を、チャートを交えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2016Oct23) |
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東大将棋ブックス 横歩取り道場 第四巻 8五飛戦法 |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0900-8 2003年1月 \1,200 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:B+ 読みやすさ:B 有段向き |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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横歩取り△8五飛戦法・▲5八玉型の定跡書。 タイトルからは、これ一冊で8五飛戦法を網羅しているような印象を受けるが、本書では先手の玉の位置を▲5八玉型に絞っている(※▲6八玉型は第五巻に掲載。また▲5八玉型の特殊な型も第五巻)。 ▲5八玉型は昔からあり、横歩取りでのもっともオーソドックスな玉型。一般的な金開き型の他に、右金が浮かないようにする▲3八銀-▲4八金型など、少しずつ形の違いがあり、それによって戦い方も違ってくる。 本書が出版されたころの▲5八玉型の状況は、以下の通り。 ・中座本から約2年が経過。 ・▲3五歩に△同飛と取る発想が登場。(角交換から▲4六角の飛香両取りがあるが) ・丸山が横歩取りメインで名人2期。 本書の内容を、チャートを交えながら紹介していこう。なお、東大将棋ブックスシリーズでは、第1章に全体像がまとめられているので、第1章のみチャートとコメントを表示し、第2章〜第7章のチャートはリンクにしておきます。……レビューの続きを読む(2016Oct04) |
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東大将棋ブックス 横歩取り道場 第三巻 4五角戦法 |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0866-4 2002年11月 \1,200 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段向き |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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横歩取り△4五角戦法の定跡書。 横歩取り△4五角戦法は、プロ的には「研究が終わった」戦法である。1980年代にプロアマ入り乱れて研究が進み、公式戦だけでなく、雑誌の指定局面戦などでも盛んに研究が行われたが、「後手無理筋」の結論が出され、以降プロの公式戦で指されることはなくなった。 しかしその後も△4五角は、アマ将棋で猛威を振るい続けている。たとえば、発足直後の将棋倶楽部24で行われていた指定局面戦では、有段者が入れ替わりながら戦っていたが、いい勝負だった(注:当時わたしはまだ有段者ではなく、参加資格はありませんでした…)。結論が出ていても、それをまとめきった本がなかったのである。 本書は、横歩取り△4五角戦法の研究を一冊にまとめた、集大成の一冊である。 各章の内容をチャートを交えながら簡単に紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011Mar19) |
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東大将棋ブックス 横歩取り道場 第二巻 相横歩取り |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0818-4 2002年9月 \1,200 221p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段向き |
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◆内容紹介 |
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相横歩取りの定跡書。 相横歩取りは、お互いに横歩(先手なら△3四歩、後手なら▲7六歩)を飛車で取る戦法。序盤早々に互いに3歩を持ち、多くの場所で歩が使えるので、非常に激しい戦いになりやすい。超急戦ならある程度結論が出そうなものだが、相横歩は江戸時代から(!)指されているにもかかわらず、いまだに結論が出ていない戦法の一つである。(※1)現在のプロ公式戦でも年間数局がポツポツと指されていて、少しずつ進化をしている。 本書は、相横歩取りの定跡を一冊にまとめた本である。なお、相横歩取りの専門書は本書が初めて。 相横歩取りの棋書としては、『羽生の頭脳 9 激戦!横歩取り』(羽生善治,日本将棋連盟,1994.09)が有名で、よく相横歩取りの棋譜中継や解説記事でも登場する。しかし、『羽生の頭脳 9』での結論が北浜新手(1994.10)で覆された。その「北浜新手のルート」が「後手勝ち」と結論付けられたために、先手は他のルートを探る必要に迫られ、新たな研究が始まった。(中略) もちろん本書では、北浜新手やその他の新手もいくつか収められている。 (中略)各章の内容を、他書との違いも交えながら、チャートを使って紹介していこう。特に、『羽生の頭脳 9 激戦!横歩取り』と違う部分は、チャート内に青字で記しておく。……レビューの続きを読む(2011Feb28) |
zoom 裏表紙 |
郷田真隆の 指して楽しい横歩取り すすんで飛び込む横歩取り |
郷田真隆/著 日本棋道協会/編 フローラル出版 ISBN:4-930831-43-1 2002年8月 \1,300 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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横歩取りの総合定跡書。 フローラル出版としては3冊目の棋書だ。2冊目の『ノックアウト四間飛車』では構成や写植で大きな不満があったが、本書ではかなり改善されている。ただし、図面上で2文字の駒(成桂など)が枠からはみ出していたり、“王手”が“玉手”と書かれていたりする(1ヶ所だけだが)のは相変わらず。 内容について、いくつかコメントしてみよう。……レビューの続きを読む(2002Aug13,Sep08追記) |
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東大将棋ブックス 横歩取り道場 第一巻 8五飛阻止 |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0771-4 2002年7月 \1,200 221p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 読みやすさ:B 有段向き |
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◆内容紹介 |
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横歩取りで△8五飛とさせない形の定跡本。東大将棋シリーズの第11弾。 例によって、ウソのない精密な解説が特徴。二章〜五章が本書のメインで、いわゆる"角交換型急戦"の解説。先手の右銀、後手の右の金銀、飛車の位置のわずかな違いによる変化が詳解されている。六章〜七章は、比較的穏やかな流れの将棋を詳解。 各章の内容をチャートを交えながら見ていこう。……レビューの続きを読む(2002July04,2011Mar08改訂) |
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谷川の21世紀定跡(2) 横歩取り△8五飛戦法 |
谷川浩司 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0367-6 2002年3月 \1,300円 213p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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横歩取り△8五飛戦法の定跡書。 …といっても、△8五飛戦法の全体をカバーしているわけではなく、▲6八玉型と角交換型だけに絞ってある。この2つは、先手側から少し攻めやすく、谷川が好む形だということだ。中でも『横歩取り△8五飛戦法』(中座真,日本将棋連盟,2001.02)に載っていなかった「松尾新手△5五飛」と「角交換型▲5六角急戦」は横歩党必見。 各章の内容を、チャートを交えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2003Jun16,2011Mar04改訂) |
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パワーアップシリーズ 横歩取り△8五飛戦法 |
中座真 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0365-X 2001年2月 \1,500 303p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)S レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B+ 有段向き |
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◆内容紹介 |
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横歩取り△8五飛戦法の定跡書。 横歩取り△8五飛は、本書の著者である中座四段(当時)が1997年に初めて指した作戦。当初はキワモノ扱いだったが、その優秀性が広く認められるようになり、一時は大ブームを巻き起こした。 その後、新山ア流の登場で絶滅寸前まで追いやられたが、後手の玉の位置の工夫や△8四飛型の再評価により、横歩取り全体が混沌とした状態になってきたことから、△8五飛戦法も有力策の一つとして、登場から約20年経った現在でも生き残り続けている。 本書が出版されたころの状況は、以下の通り。 ・△8五飛型が登場してから約3.5年。 −後手の形は常に△8五飛+中原囲い。 −先手は玉型は、中住まいor▲6八玉型のどちらか。 ・当時の最新形は、 −松尾新手△5五飛は登場していたが、まだ日が浅い。 −山ア流(広い意味で角交換型全般)は登場していたが、まだ日が浅い。 ・まだ現れていないものは、 −▲3五歩に△同飛と取る発想(本書では、角交換から▲4六角があるからダメ、とある) −▲4八銀〜▲3七桂の新山ア流(※p299のコメントには、原型らしきものの登場が示唆されている) −先手の中原囲い −▲7七角型 −後手の様々な囲い方 −△8四飛の再評価 …などである。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2016Sep19) |
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未来の定跡 8五飛戦法 |
森下卓 河出書房新社 ISBN:4-309-72193-1 1999年10月 \1,400 238p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き4〜5枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 読みやすさ:A 有段者向け |
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プロローグ 節目となった3局 第1章 オーソドックスな中住まい(▲中住まい=9局) 第2章 一手の違い―スピード重視の銀立ち(▲5八玉-3八銀型=9局) 第3章 一路の違い―連係抜群の玉上がり(▲6八玉-3八銀型=11局) 第4章 ひねり飛車の力戦へ(2局) ◆内容紹介 この戦法が棋界地図を変えた!革命的新戦法のすべて!8五飛戦法は…基本的には三階建ての構造になっている。この立体構造によって強い攻撃力と強靱な守備力が生まれ、圧倒的勝率を誇るようになったのである。本書では、この8五飛戦法の全貌を明らかにする。形勢がはっきりする終盤まで踏み込んで解説した。 |
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横歩取り△8五飛戦法を最初に解説した本。定跡本ではなく、プロ棋士の実戦をもとに8五飛戦法のエッセンスを解説。 節目の3局は、「8五飛誕生の一局」「8五飛が注目された一局」「丸山八段(当時)が8五飛に目覚めた一局」。この3局を除いて、1999年に流行した形がメインで解説されている。8五飛戦法としては比較的初期の時代だ。当時は定跡が確立しておらず、著者も手探りの解説。解説自体は分かりやすい。 解説はテーマ図から優劣がつくまでで、終盤は省略されている(章末にまとめて載せられている)。序盤も前例と同じ場合は棋譜が省略されているのが残念だ(総譜は載っていない)。各章をできるだけ一気に並べれば少しは理解しやすいと思う。 『康光流現代矢倉』のような構成なら総合評価Aだったのだが・・・(2002Apr24) |
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横歩取り中原流 ─必殺陣第二弾!△5一金型─ |
中原誠 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0322-6 1995年4月 \971 220p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向け |
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△5ニ玉型(内藤流) △中原囲い型 △5ニ玉型の実戦(2局) △中原囲い型の実戦(4局) ◆内容紹介 「横歩取り中原流」とは、後手の戦法で、横歩を取らせて指す戦法である。この戦法の優秀性と戦い方を、著者が自身の実戦を参考にして解説する。 |
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横歩取り△3三角戦法の第2段階・中原流の本。第1段階である内藤流(中住居型)と比較してあり、中原囲いでの5筋を突けるメリットが強調されている。 [右図]が中原流の基本形。中住居の内藤流△3三角と違って5筋の歩を突ける(中住居では自殺行為)のが大きなメリット。△8四飛型のため右桂を活用するのに一工夫が必要だったが、これが△8五飛の発見へつながった。 半分以上のページが実戦編に割かれているが、解説編とともにややボリューム不足の感がある。この形が熟成する前に△8五飛が大流行したからかもしれない。逆にまだまだ知られていない変化が数多く潜んでいるかもしれない。 △8五飛戦法の源流を知りたい人、他人と違う横歩取りを指したい人は読んでみるといい。(2002Apr13) |
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羽生の頭脳(9) 激戦!横歩取り |
羽生善治 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0320-X 1994年8月 \971 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 上級〜有段向き |
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羽生の頭脳(10) 最新の横歩取り |
羽生善治 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0321-8 1994年12月 \971 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 上級〜有段向き |
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横歩取りの総合定跡書。 1998年から△8五飛戦法が大流行したため、本書の指し方はやや亜流になっているが、どれも大事な変化が満載。章によってずいぶん古くなってしまったものもあるが、解説の分かりやすさという点では一級品の定跡書である。羽生自身が「横歩取りはもっとも好きな戦型」と言っており、かなり気合を入れて書かれたのだろう。…レビューの続きを読む(2002Nov05) |
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定跡百科(10) 横歩取りガイドU |
所司和晴/著 週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-89563-539-2 1990年9月 \922 212p/18cm |
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・【コラム】横歩取り熱戦譜(1)〜(6) |
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定跡百科(3) 横歩取りガイド |
週刊将棋/編 所司和晴/協力 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-89563-523-6 1988年7月 \883 212p/18cm |
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・【コラム】横歩取り名勝負(1)〜(5) |
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(ポケット版) zoom (DELUXE版) zoom |
王将ブックス ポケット版 ─居飛車シリーズY ヨコ歩取り戦法 |
芹沢博文 北辰堂 ISBN:4-89287-006-4 1975年4月 \380 158p/15cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き2枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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王将ブックスDELUXE版 ―居飛車シリーズ(6) ヨコ歩取り戦法 |
芹沢博文 北辰堂 ISBN:4-89287-012-9 1989年3月 \800 158p/19cm |
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横歩取りの定跡書。 メインとなっているのは第1章の△2三歩型。代表的な形を解説している。解説自体は平易で読みやすい。△2三歩型については、他に詳しい定跡書があるが、その中ではもっとも読みやすい。ただし、決定版とも言われる“▲1六歩”や▲3六飛型については記述がなく、他の形もやや大雑把な感じ。見たい局面を探しにくいので、事典的な使い方は不可。 第2章・第3章は残念ながら内容が薄く、記述もあいまいで使いづらい。特に△4五角戦法と相横歩取りは、あまりにもあっさりと優劣を結論づけてしまっていて、参考にならない。 なお、相横歩取りの▲7七歩型は本書で初めて提案された形。もっとも、本当に提案しただけで、詳しい変化はあまり分からない。(2004Feb07) |
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続 横歩取りは生きている ─上巻─ |
沢田多喜男 将棋天国社 ISBN: 1988年10月 \1,200 230p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)A(量)S レイアウト:B 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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実際の目次とは多少違います。
棋譜は計21。(総譜でないものを含む) |
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続 横歩取りは生きている ─下巻─ |
沢田多喜男 将棋天国社 ISBN: 1989年12月 \1,200 262p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)A(量)S レイアウト:B 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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実際の目次とは多少違います。
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横歩取り急戦法の定跡変遷について書かれた本。 本書は『横歩取りは生きている』(1981)の続編。△4五角戦法については前著で詳しく書かれているので、本書では変化を体系的にまとめた上で、この8年間で新しく現れた変化について述べてある。前著に比べて、読み物としての面白さは減っているが、前著の急所となる変化はほぼ含まれているので、変化だけを知りたい方は本書の方が良いだろう。 △4五角戦法以外では、相横歩取り、△2三歩型、中飛車型、塚田スペシャルの超急戦型にかなり詳しい。特に中飛車型は最近の棋書にはほとんど書かれていないが、近年流行のゴキゲン中飛車にかなり似た形なのでかなり興味深い。また、△2三歩型には他のどの本よりも多くのページ数が割かれているので、△2三歩型を詳しく知りたい方にはイチオシである。 なお、棋譜部分は序盤部分の省略が多いので、前から順番に並べていくのが望ましい。カタログ・辞書的に使いたい方にはちょっと不向きかも。棋譜並べが苦にならない方にはかなりオススメ。 お問い合わせは将棋天国社まで。(2004Jan13) |
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現代将棋講座(8) 空中戦法 |
内藤国雄 筑摩書房 ISBN:4-480-69808-6 0376-69808-4604 1983年2月 \880 204p/19cm |
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◆内容紹介(裏表紙より) |
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横歩取りは生きている 大橋柳雪から現代まで |
沢田多喜男 将棋天国社 ISBN:--- 1981年2月 \1,000 152p/18cm |
[総合評価] S |
難易度:★★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)S(量)A レイアウト:B 解説:A 有段者向き |
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実際の目次とは多少違います。
棋譜は計21。(総譜でないものを含む) |
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横歩取り△4五角戦法の定跡変遷について書かれた本。 △4五角戦法は、1978年に谷川浩司四段(当時)が実戦で用いたことで大流行した。アマプロ総がかりで研究した珍しい例だが、実はその起源は江戸時代にある。大橋柳雪・著の「平手相懸定跡奥義」に、ほとんどのことは書かれていたのである!しかしそのことを知る人はほとんどおらず、プロ苦心の一手が実は柳雪定跡と同じだった、ということも幾多とあったようだ。 4五角戦法については、本書を読む前に「横歩取りガイド」と「羽生の頭脳10」である程度の知識は持っていたが、どうもしっくりこなかった。本書とほぼ同じ変化が書かれているのだが、乱舞する妙手のすごさがいまひとつ伝わってこないのである。それが、本書では柳雪定跡と現代の研究を逐次比較されているのを読んでいくうちに、「この手を発見するのに○年かかったのか!」とか、プロ・アマの高段者が変化の難解さにキリキリ舞いする様が伝わってきて、新鮮な感動があったのである。妙手一つ一つの息づかいを感じたとき、やっと本書のタイトルの意味が分かった。おかげで、もうひとつ腑に落ちてこなかった△4五角戦法のツボを、気づかぬうちに修得できた。 本書出版後も研究は進み、枝葉の部分では結論が変わったところもある。それは他書で補う必要がある。しかし△4五角戦法の95%は本書でカバーしているし、集大成である『横歩取り道場 第三巻』が出版されても、本書の価値は少しも変わらない。久々に「読んで良かった!」と思えた本である。 なお、本書は普通の書店では扱ってないと思う。将棋天国社へお問い合わせを。(2002Nov13) |
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将棋空中戦法 |
内藤国雄 日東書院 ISBN:4-528-00477-1 2372-20709-5750 1975年1月 \580 254p/18cm |
Not found at Amazon.co.jp |
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zoom (新装版) |
内藤シリーズ(2) 横歩取り空中戦法 付・横歩取り実戦好局集 |
内藤国雄 弘文社 0276-30042-2270 1974年 \580 220p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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横歩取り空中戦法の研究書。 横歩取りの序盤といえば、「▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛」の手順が定番。さてここで、「金締まりを省略して▲2四歩はないの?」という疑問が生じる。横歩取りを指す人なら、誰でも一度は考えたことがあるだろう。角道を開けない相掛かり戦では、「金上がり省略の▲2四歩は無理筋」は常識で、中級者向けの手筋本などさまざまな棋書に載っている。ところが、この横歩取り戦での金省略▲2四歩は、載っている本が極端に少ない。 本書はこの変化が研究されている貴重な一冊である。本書の結論では、「ほぼ互角か、後手わずかに指せる」。わたしは実戦ではほとんどこの▲2四歩早突きに出会ったことがないが(相掛かり戦では3回ある)、ほぼ互角なら仕掛けてみる価値はあるのではないか?と思う。逆に後手番では、この変化をこなさなければ横歩取りに誘導できないはずだ。現代の「対ゴキゲン中飛車超急戦」に似た変化なので、横歩党以外の方も知っておいて損がない。 その変化をクリアして、やっと本書のメインである「横歩取り空中戦法内藤流」に入れる。△8四飛と引いて△5二玉と中住まいに構えるのが基本型。現代では内藤流はほとんど見かけないが(中原囲いの方が好まれている)、バランスが良いのでそれなりに有力だ。また、現在流行の△8五飛戦法の基礎は、この内藤流にある。 本書では、空中戦法黎明期の研究が詳細に記されている。もちろん、現代の眼から見れば少々気になる部分はあるが、横歩党はぜひご一読いただきたい。きっと何かが得られるはずである。(2004Apr04) |
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