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急戦!振り飛車破り(4) 徹底4五歩早仕掛け |
[総合評価] A 難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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【著 者】 所司和晴 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1992年5月 | ISBN:4-89563-565-1 | |||
定価:971円 | 238ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
▲4五歩早仕掛けvs△四間飛車と、▲3七桂戦法vs△三間飛車の定跡書。対△中飛車も少し載っている。とにかく、「4五歩と突っかけて角交換を狙う指し方」を詳しく解説した本。 対四間飛車では『四間飛車道場第四巻 4五歩』との違いが気になるところだが、本書で“基本図”とされているのは、▲6九金vs△7四歩-△5二金型(右図)。△6三金-△7三歩型は亜流とされている。この形は玉が広く桂の活用が早いが、6四歩と7四歩が浮き駒なので、▲3一角や▲6六桂(8六桂)が厳しくなりやすい。仕掛けでは他の形と同じ筋がたくさん出てくるが、中終盤ではまったく違う変化になる。 ※『四間飛車道場第四巻』はメインが▲6八金直型なので、ハッキリ異なっている(▲6九金型は218p〜221pのわずか4pに記されているだけ)。ちなみにほぼ同時期に発行された『羽生の頭脳 1』では▲6八金直型vs△6三金〜△7四歩型が本流になっている。 このシリーズ独特のレイアウトは最初は読みづらいかもしれないが、慣れてくると案外使える。 対四間飛車の▲6九金型に関しては、おそらく本書が一番詳しいと思う。また、対△三間飛車への早仕掛けは、振飛車側の微妙な陣形の違いによって変わる仕掛けの手順を、分かりやすく分類しているので必見。(σ(^-^)はいままで、本によって仕掛けの手順が違うのを不思議に思っていたのですが、本書を読んで謎が解けました。)対中飛車は割と基本的な変化について述べられている。 本書は居飛車党・振飛車党にかかわらず、定跡党ならば必ずチェックしておきたい一冊。(2003Sep09) |