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急戦!振り飛車破り(2) 徹底左4六銀 |
[総合評価] A 難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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【著 者】 所司和晴 【編 者】 週刊将棋 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1991年12月 | ISBN:4-89563-558-9 | |||
定価:971円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
◆内容紹介(まえがきより抜粋) |
【レビュー】 |
「△四間飛車に対し、▲5七銀左から▲4六銀と出る形の急戦」専門の定跡書。その中でも「▲6八金直型・左4六銀戦法」(右図)がメインテーマで、かなりのページ数を割いている。また、△3二銀型に対しては山田定跡と鷺宮定跡について解説している。 現在では急戦に対して△6四歩を突くのは損が多いと見られ、急戦を明示されれば△6四歩と突いてくる人はほとんどいない。しかし藤井システムの流行により、穴熊警戒で早めに△6四歩を突く将棋も増えているので、意外と表れやすい形である。 同様に左4六銀戦法を詳解している『四間飛車道場 第三巻 左4六銀』(所司和晴,MYCOM,2002)では▲6九金型がメインなので、▲6八金直型に関しては本書が一番詳しいと思う。 とはいえ、この戦法は意外と激しくなりやすく、詰みまで研究される場合がよくある。そのため最新の研究を熟知していないとかなり怖い。本書から10年以上経過し、結論が変わった箇所もいくつかある。どんな戦法でもそういう面はあるが、特にこの戦型はその傾向が強いと思う。本書の内容を鵜呑みにせず、本書をベースにして他書で研究を補っていくと良いだろう。(2003Oct16) |