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■相掛かりの秘刀 塚田スペシャルのすべて

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相掛かりの秘刀 塚田スペシャルのすべて
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マイナビ将棋BOOKS
相掛かりの秘刀 塚田スペシャルのすべて
 

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【著 者】 塚田泰明
【出版社】 マイナビ出版
発行:2016年1月 ISBN:978-4-8399-5784-1
定価:1,663円 224ページ/19cm


【本の内容】
第1章 塚田スペシャル1 第1節 基本図まで
第2節 基本図から△6三銀
第3節 基本図から△8二飛
第4節 塚田スペシャル1バリエーション
第5節 持久戦型
 
第2章 塚田スペシャル2 ▲5八玉型 第1節 基本図から△8二飛
第2節 基本図から△6三銀
第3節 ▲7六歩に△6三銀=持久戦型
 
第3章 塚田スペシャル3×中原囲い 第1節 ▲2四同飛に△8二飛
第2節 バリエーション編
第3節 持久戦編
 
第4章 塚田スペシャル4 ▲2八飛型 第1節 基本図から▲3六歩の変化
第2節 基本図から▲2八飛の変化
第3節 基本図までに派生した変化
 
第5章 塚田スペシャル5 ▲3六歩型 第1節 基本図から△8六歩の変化
第2節 穏やかな△6三銀
 

・【コラム】電王戦〜あの日のことを思い出す〜

◆内容紹介
今から20年前、一人の若手棋士が公式戦22連勝という前人未到の記録を打ち立て将棋界は大いに沸いた。 その記録を成し遂げたのが塚田泰明六段(当時)であり、その原動力となった相掛かりの戦法は「塚田スペシャル」と呼ばれ恐れられた。 しかし戦法に対する研究も進み、徐々に以前のような輝きは失われてしまう。そしていつしか「塚田スペシャル」は消えた戦法の一つに数えられることになった。

これが多くの方が知っている「塚田スペシャル」の歴史ではないでしょうか。

しかし、終わってはいなかったのです。 塚田九段は独自にこの戦法の改良を重ね、なんと5種類ものバリエーションを創り上げていました。

塚田スペシャルは衰退したと思われていた方も多いかと思うが、私の中では徐々にではあるが進歩を遂げてきた。それがパート2からパート5、つまり第2章から第5章に書かれている。これは実際に採用した順序でもあり、私の相掛かり戦における歴史をたどる構成になっている」(まえがきより)

塚田スペシャルとは相掛かりで飛車先の歩を交換した後、いったん▲2六飛と引き、機を見てもう一度▲2四歩と合わせていく戦法です。そして相手の歩をかすめ取る、端を詰めるなどの得を積極的に取りに行きます、また、途中相手の出方次第では大乱戦にもなりますが、それこそ塚田スペシャルの待ち受けるところ。縦横無尽に飛車を盤上に走らせ相手を翻弄します。
パート2はパート1の▲3八銀を▲5八玉に変えた形。▲5八玉型ならではの攻め筋が生まれます。
パート3は「塚田スペシャル」と「中原囲い」のミックスバージョン。玉の堅い将棋が好きな方にお勧めです。
パート4は横歩取りの出だしで▲3四飛とするところで▲2八飛と引く形の相掛かりで塚田スペシャルを炸裂させます。横歩取りに慣れた相手は目がくらんで対応できないでしょう。
パート5は「塚田スペシャル史上最も激しい形」という、右桂を攻めに参加させる指し方。一度戦いが始まったら落ち着くことはありません。やるかやられるかぎりぎりの戦いになります。 

塚田九段は言っています。 「塚田スペシャルはその激しい戦法が故、いつ何時でも絶滅危惧種である。しかしそのたびに研究を重ね、改良を加えればいいと考えている

公式戦22連勝を成し遂げたスペシャリストが一つの戦法に30年こだわり続けた結果がこの本に詰まっています。


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【関連書籍】

[ジャンル] 
相掛かり
[シリーズ] マイナビ将棋BOOKS
[著者] 
塚田泰明
[発行年] 
2016年

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