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■三浦流右四間の極意

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三浦流右四間の極意
四間飛車をやっつけろ
[総合評価] S

難易度:★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
解説:A
レイアウト:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き

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【著 者】 三浦弘行 【構成】 木屋太二
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2002年5月 ISBN:4-8399-0393-X
定価:1,200円 223ページ/19cm


【本の内容】
プロローグ=7p
  舟囲い 左美濃 銀 冠 居飛穴
▲2六歩型 10p 8p 8p 27p
飛車先不突き型 8p 6p 5p 62p

 振飛車△4五歩の急戦=12p
 △5三銀型vs居玉の速攻=19p
実戦編=41p(4局)

◆内容紹介
アマチュアに根強い人気がありながら、プロ間では多く指されないため解析の進んでない戦法がある。駒組みが分かりやすくて破壊力抜群の右四間飛車だ。そんな右四間飛車を、若手トッププロ三浦弘行八段が分析し、独自の工夫を加えて対振り飛車の必勝法に仕立て上げた。三浦流を極めて四間飛車を粉砕しよう。


【レビュー】
▲右四間vs△四間飛車の総合定跡書。三浦八段(現)の初著作。

上の表にあるように、本書のメインは「▲飛車先不突き右四間+穴熊」。他の章は、▲2六歩型や他の囲いとの組み合わせではなかなか上手くいかないことをさらっと解説したもの。もっとも、それだけでもこの戦型を体系的にマスターできる。本格派の解説ながら、"分かりやすさを重視"しているのがいい。その分、細部の厳密さが犠牲になってる気はするが、高段者以外は気にならないだろう。右四間定跡書の決定版といえる。

なお、飛車先不突き右四間ということは、初手から▲7六歩△3四歩▲4八銀が基本形となるわけで、「4手目△8四歩にはどうするの?」という疑問があると思う。それに対する記述は全くないので、△四間飛車を決め撃ちしているらしい。よって、相手を選んで使うということなのだろう。(4手目△8四歩への対処法は、鈴木英春氏の著作を読むべし。)(2002July30)



【関連書籍】

[ジャンル] 
四間飛車vs右四間
[シリーズ] 
[著者] 
三浦弘行 木屋太二
[発行年] 
2002年

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