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■矢倉の本  
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書名 著者 発行 備考
規格外の新戦法 矢倉左美濃急戦 最新編 斎藤慎太郎 '17.9  
矢倉の基本 駒組みと考え方 西尾明 '17.8  
常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編 斎藤慎太郎 '17.4  
矢倉で勝つための7つの法則と16の心得 佐藤慎一 '16.9  
矢倉△4五歩反発型の謎 塚田泰明 '16.6  
超攻撃矢倉 屋敷流二枚銀戦法 屋敷伸之 '16.6  
矢倉新時代の主流・早囲い完全ガイド 上村亘 '16.4  
激変する現代矢倉 ▲3七銀戦法から藤井流早囲いまで 真田圭一 '15.11  
矢倉△5三銀右戦法 仕掛けて勝つ後手矢倉の革命 西尾明 '15.10 急戦矢倉
わかる!勝てる!! 急戦矢倉 真田圭一 '15.3  
これからの相矢倉 畠山鎮 '15.1  
矢倉5三銀右急戦 村山慈明 '14.12 急戦矢倉
藤森流急戦矢倉 藤森哲也 '14.8 急戦矢倉
三浦の矢倉研究 脇システム編 三浦弘行 '14.5  
早分かり 相矢倉定跡ガイド 所司和晴 '13.12  
木村の矢倉 3七銀戦法最新編 木村一基 '13.6 木村三部作の3/3
すぐ勝てる!矢倉崩し 中川大輔 '13.3 右四間
すぐ勝てる!急戦矢倉 及川拓馬 '13.2  
木村の矢倉 3七銀戦法基礎編 木村一基 '12.12 木村三部作の2/3
よくわかる矢倉 金井恒太 '12.6  
勝てる矢倉戦法 高橋道雄 '12.5  
木村の矢倉 急戦・森下システム 木村一基 '12.3 木村三部作の1/3
対矢倉 左美濃作戦 中田宏樹 '12.1  
佐藤康光の矢倉 佐藤康光 '11.3  
最新の矢倉3七銀戦法 屋敷伸之 '10.12  
対急戦矢倉 必勝ガイド 金井恒太 '10.8  
羽生の頭脳(3) 最強矢倉(将棋連盟文庫) 羽生善治 '10.4 1993年の合冊文庫版
変わりゆく現代将棋(下) 羽生善治 '10.4 5手目▲6六歩の考察
変わりゆく現代将棋(上) 羽生善治 '10.4 5手目▲7七銀の考察
書名 著者 発行 備考
矢倉の急所(2) 森内俊之 '09.6 加藤流
森下卓の矢倉をマスター 森下卓 '09.5  
矢倉の急所 【4六銀・3七桂型】 森内俊之 '08.12  
野獣流攻める矢倉 泉正樹 '08.10  
最新矢倉戦法 徹底研究▲3七銀戦法 高橋道雄 '07.8  
なんでも矢倉 森下卓 '04.9 総合定跡書
矢倉道場 第六巻 続・森下システム 所司和晴 '03.11  
矢倉道場 第五巻 森下システム 所司和晴 '03.9  
初段に勝つ矢倉戦法 森下卓 '03.2  
復刻版 よくわかる矢倉戦法 関根茂 '02.11 1978年の復刻版
矢倉急戦道場 棒銀&右四間 所司和晴 '02.5  
矢倉道場 第四巻 新3七銀 所司和晴 '02.3  
矢倉道場 第三巻 3七銀 所司和晴 '02.1  
矢倉道場 第二巻 続・4六銀 所司和晴 '01.11  
矢倉道場 第一巻 4六銀 所司和晴 '01.9  
書名 著者 発行 備考
現代矢倉の闘い 森下卓 '99.8  
現代矢倉の思想 森下卓 '99.5  
矢倉3七銀分析【上】 森内俊之 '99.4  
康光流現代矢倉III 急戦編 佐藤康光 '97.11 実戦ベース
康光流現代矢倉II 森下システム 佐藤康光 '97.6 実戦ベース
康光流現代矢倉I 先手3七銀戦法 佐藤康光 '97.4 実戦ベース
単純明快矢倉・脇システム 脇謙二 '94.11  
現代矢倉の基礎知識(下) 中村修 '94.6  
現代矢倉の基礎知識(上) 中村修 '94.3  
羽生の頭脳 6 最新矢倉・森下システム 羽生善治 '93.4  
羽生の頭脳 5 最新矢倉・後手急戦と▲3七銀戦法 羽生善治 '93.1  
必殺!カニカニ銀 児玉孝一 '92.2  
書名 著者 発行 備考
将棋・矢倉のすべて 中原誠 '89.7  
矢倉ガイド 中村修・協力 '89.3  
矢倉で戦おう(下) 中原誠 '88.7  
矢倉で戦おう(上) 中原誠 '88.7  
急戦でつぶせ ヤグラがなんだ 田中寅彦 '88.5  
新・これが矢倉だ【4六銀】 桐谷広人 '87.4  
矢倉はずしの振飛車 佐藤大五郎 '87.3 DELUXE版
急戦矢倉 3度将棋が強くなる 中原誠 '87.2  
続・これが矢倉だ|【2九飛】| 桐谷広人 '86.9  
九段 芹沢博文の 矢倉戦法(下) 芹沢弘文 '86.7 DELUXE版
九段 芹沢博文の 矢倉戦法(上) 芹沢博文 '86.7 DELUXE版
これが矢倉だ《スズメ刺し》 桐谷広人 '86.4  
谷川流速攻矢倉 谷川浩司 '86.1  
加藤流矢倉+中飛車破り 加藤一二三 '85.12 対中飛車も
中原の必勝やぐら中飛車 中原誠 '85.8  
矢倉戦 3度将棋が強くなる 中原誠 '85.4  
スーパー矢倉戦略 田中寅彦 '83.12  
中原のやぐら教室 中原誠 '83.11  
加藤一二三の将棋の勝ち方 加藤一二三 '83.10  
矢倉戦法U 中原誠 '83.6  
矢倉戦法T 中原誠 '83.3  
矢倉戦法 板谷進 '81.11  
プロの矢倉3七桂 加藤一二三 '80.8  
プロの矢倉3七銀 加藤一二三 '80.6  
将棋・矢倉戦法 関根茂 '80.6  
矢倉戦法の指南 升田幸三 '80.2  
灘流矢倉戦法 灘蓮照 '80  
書名 著者 発行 備考
矢倉の戦法 有吉道夫 '78.3  
矢倉の戦い 有吉道夫 '77.10  
有吉の矢倉入門 有吉道夫 '77  
将棋 矢倉戦法 有吉道夫 '76.2  
実戦矢倉戦法 佐藤大五郎 '75  
矢倉はずしの振飛車 佐藤大五郎 '74 ポケット版
矢倉3七銀戦法 付・3七桂 大内延介 '74  
大山の将棋読本 3 やぐらの戦い 大山康晴 '73  
よくわかる矢倉戦法 関根茂 '71.11  
書名 著者 発行 備考
矢倉囲いの新戦法 加藤一二三 '69.1  
矢倉の闘い 加藤一二三 '68  
明解 将棋はやぐら 大山康晴 '67.10  
矢倉戦法(下) 芹沢弘文 '66 ポケット版
矢倉戦法(上) 芹沢博文 '66 ポケット版


規格外の新戦法 矢倉左美濃急戦 最新編
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マイナビ将棋BOOKS
規格外の新戦法
矢倉左美濃急戦 最新編
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斎藤慎太郎
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6376-7
2017年9月
\1,706(8%税込)
240p/19cm
   
第1章 先手の工夫 第1節 早囲い
第2節 横歩取り
第3節 一直線棒銀
 
第2章 後手の工夫 第1節 △7四歩早突き
第2節 △8五歩保留
 
第3章 5手目▲7七銀 第1節 ▲6六歩との違い
第2節 左美濃+早繰り銀
第3節 左美濃+△5三銀
第4節 △4四角
第5節 △3二金
 
第4章 番外編 第1節 対雁木
第2節 先手左美濃急戦
 

・まとめチャート
・【コラム】(1)将棋と学校生活 (2)「解説用語」 (3)旅

◆内容紹介
本書は矢倉に対して後手が左美濃から急戦を仕掛けていく画期的な戦法を斎藤慎太郎七段が紹介した『
常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編』(2017.04)の続編です。

基本編では左美濃急戦の狙い筋や成功例が中心でしたが、本書ではそれに対する先手の工夫をまず解説します。早囲い、横歩取り、一直線棒銀など、それぞれ先手の有力手段といえます。

そして第2章は後手の工夫が展開されます。△7四歩早突き、△8五歩保留などで先手の対策を迎え撃ちます。

さらに第3章では5手目▲7七銀、第4章では対雁木、先手左美濃急戦といった形を解説、まさにこの1冊に矢倉左美濃急戦をめぐる最新の攻防が凝縮されているといって過言ではありません。

基本編同様、本書でも斎藤七段の妥協なき解説は健在。自らの研究を余すところなく披露しており、その深さと正確さは驚嘆の一言につきます。

本書の内容をマスターして、矢倉左美濃急戦を完全に自分のものにしてください。

 


矢倉の基本 駒組みと考え方
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マイナビ将棋BOOKS
矢倉の基本
駒組みと考え方
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西尾明
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6171-8
2017年8月
\1,771
288p/19cm
   
◆内容紹介
将棋の基本戦法といえば「矢倉」。駒組み、攻め方、守り方、その全てに将棋の基本的な考え方のエッセンスが含まれており、矢倉が無事に組めるようになれば初段の実力があると言われています。

古くは大山康晴十五世名人から中原誠十六世名人も加藤一二三九段も羽生善治三冠も大一番では若い頃は矢倉を主戦場にしていました。また、最近活躍中の藤井聡太四段も矢倉の戦術書を数多く購入して学んでいます。

本書は
矢倉の駒組みと基本的な考え方を懇切丁寧に解説したもので、これだけ覚えれば、矢倉はひと通り指せる、という一冊です。 また、これらの基礎知識は将棋の他の局面でも役立つものばかりです。

これから矢倉を指したいと思っているから、すでに指しているものの本格的に勉強したいと思っている方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
 


常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編
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マイナビ将棋BOOKS
常識破りの新戦法

矢倉左美濃急戦 基本編
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斎藤慎太郎
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6172-5
2017年4月
\1,706
256p/19cm
   
第1章 駒組みと狙い 第1節 駒組みの基本
第2節 仕掛けと狙い筋
 
第2章 対▲4六角 第1節 基本図まで
第2節 △6二飛型
第3節 △8三飛型
第4節 △6二金型
第5節 △6三金型
第6節 ▲5八金型
 
第3章 対▲8八角 第1節 飛先交換型
第2節 飛先不突き ▲4六銀型
 
第4章 ▲3八飛 第1節 △7四歩型
第2節 △5四銀型
 

◆内容紹介
(1)△5四歩としないで△6四歩型へ
(2)玉の囲いは△3二銀〜△4二玉〜△3一玉の3手で済ます
(3)▲2五歩に対して△3三角と受けずに飛車先の歩交換を許す

これまで長きにわたって歴代のプロ棋士たちが積み上げてきた矢倉の定跡、常識を破壊し、矢倉の勢力図を一変してしまったのが「
矢倉左美濃急戦」です。

その優秀性は早くから認められ、若手棋士を中心に研究が進み、プロ公式戦でも非常に高い勝率をあげました。

先手が漫然と駒組みをすると後手の攻撃陣が爆発し、はっきり後手優勢になることがわかっています。現在ではその展開を防ぐために先手がさまざまな工夫を凝らしている状況です。

そのような状況の中で常にこの戦型の最先端をリードしてきた棋士が本書の著者、斎藤慎太郎七段。この戦法を武器に各棋戦で活躍、2017年3月には順位戦でB級1組昇級を果たしました。

本書は「矢倉左美濃急戦」について書かれた現時点で唯一の戦術書であり、今後もバイブルとして残っていくことは間違いありません。それほど完成度の高い内容です。

駒組みは単純明快なれど、その破壊力は抜群。驚異の新戦法の威力を体感してください。

 


矢倉で勝つための7つの法則と16の心得
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矢倉で勝つための7つの法則と16の心得
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佐藤慎一
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6075-9
2016年9月
\1,331
224p/19cm
   
第1章  序盤の鉄則7 はじめに 矢倉の基本
鉄則1 原始棒銀はさばかせない
鉄則2 右四間飛車には▲6八銀型
鉄則3 矢倉中飛車には飛車先の歩を伸ばせ
鉄則4 急戦矢倉には強く戦う
鉄則5 スズメ刺しには▲4六角で対抗
鉄則6 △5三銀右急戦には▲2五歩
鉄則7 陽動振り飛車には急戦を仕掛けろ
 
第2章 中盤の心得9 心得1 棒銀には中央志向
心得2 右四間飛車には受けつぶしを狙え
心得3 自陣の長所を生かして戦え
心得4 ▲6七金は攻守に活用
心得5 スズメ刺しは角を目標に攻める
心得6 好形は作る、作らせない
心得7 7筋交換には▲6五歩から菱矢倉
心得8 ▲4六銀には△4五歩
心得9 矢倉囲いは端歩を突くな
 
第3章 終盤の心得7 心得10 ▲4一銀と引っ掛けろ
心得11 終盤のスピード勝負は▲2四桂
心得12 玉頭に空間を作る突き捨て
心得13 端は矢倉の弱点
心得14 玉頭を守る▲8六同銀
心得15 攻め駒入手の▲6八金引
心得16 しのぎの合わせの歩
 
第4章 実戦編 第1局 △内藤國雄九段戦
第2局 △青嶋未来五段戦
 

◆内容紹介
「矢倉囲いができれば初段」という言葉がありますが、囲いの手順だけ覚えれば良い、と思ってはいけません。棒銀、右四間飛車、矢倉中飛車、スズメ刺し・・・、いろいろな戦略に対応する力が大事になります。「対応力」というのは、一手一手交互に指す将棋では実は一番大事なことです。その力を付けるには矢倉戦はうってつけなのです。(まえがきより)

本書は将棋の各戦法において、定跡手順を覚えるのではなく、その考え方(=心得)を身につけることを主眼とする「将棋の考え方シリーズ」の第5弾、矢倉編です。

まえがきにあるように矢倉をきちんと指すためには原始棒銀をはじめとする急戦に対応する力が必要です。逆に言えば、そのような対策を身につけて矢倉が指せる人は、十分初段の力がついているといえます。

本書は矢倉の駒組みから始まり、序盤の急戦への対応、さらに中盤の進め方の方針や終盤での考え方まで丁寧に解説。個々の場面での指し手を示すのではなく、どのような考え方で指し進めていけばよいかが解説されているので、相手に変化された場合でも幅広く応用が効く内容となっています。

まさに矢倉で勝つための鉄則と心得が網羅された内容で、この一冊を読めば自信を持って矢倉が指せるようになるはずです。

 


矢倉△4五歩反発型の謎
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矢倉△4五歩反発型の謎
なぜ▲4六銀・3七桂型は滅んだんだのか?
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塚田泰明
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6012-4
2016年6月
\1,663
224p/19cm
   
序章 基本図まで    
第1章 基本図から▲4六銀 第1節 ▲4六銀△4五歩▲3七銀△5三銀に▲4六歩△同歩▲同角の変化
第2節 △5三銀に▲4八飛
第3節 △5三銀▲4六歩△同歩▲4八飛に△4四銀右
第4節 ▲4八飛に△9四歩
 
第2章 基本図から▲2六歩 第1節 本書基本図から▲2六歩の変化
第2節 基本図から▲2五歩の変化
 
第3章 基本図から▲1六歩 第1節 本書基本図から▲1六歩
第2節 基本図から▲4六銀の変化
 

・【コラム】(1)将棋コンピュータソフトとの付き合い方 (2)対局前の過ごし方

◆内容紹介
本書は、数十年にわたって続いた矢倉の基本形▲4六銀・3七桂型を根底から覆し、矢倉戦法を百花繚乱の戦国状態に陥れた張本人・塚田泰明九段が「矢倉△4五歩反発型」について解説したものです。

現在プロ間ではこの△4五歩反発型が非常に優秀であるため、▲4六銀・3七桂型は使えないことが当たり前になっており、すでに早囲いなど他の形が模索されています。

本書にも書かれている通り、▲4六銀に対する△4五歩自体は昔からあった手です。しかし、この歩を突くと後手が苦しくなる、という結論に達したのが2009年。その前提のもとに▲4六銀・3七桂型が矢倉の主戦場になり、いわゆる銀損定跡や91手定跡といった研究が進みました。

そのような状態の中で、それでも△4五歩はあるのではないかと秘かに研究を続けていたのが本書の著者である塚田泰明九段です。準備を整え2013年の6月に遂に△4五歩と突いて、勝利を収めます。その後△4五歩反発型の優秀性が見直され、矢倉の景色は一変してしまいました。しかし、長い間▲4六銀・3七桂型に親しんできた多くのアマチュアファンにとって、「なぜ△4五歩反発型で▲4六銀・3七桂型は滅んだのか」はきちんと説明されないまま、「謎」として残っているのが実情ではないでしょうか?その謎の解明を△4五歩復活の口火を切った塚田泰明九段本人が解説したのが本書です。

△4五歩反発型の基本コンセプトは「後手番でも攻め合う」ことだと塚田九段は言っています。本書では▲4六銀に対する△4五歩の反発はもちろん、▲4六銀に代えて▲2六歩とした場合、▲1六歩とした場合も詳細に解説、すべての場合において後手番でも攻め合いで互角以上になることが明らかにされています。

本書を読めば、「なるほど、そういうことだったのか」と納得でき、矢倉戦法の理解が一層深まるはずです。 矢倉の今を解明する一冊、本書を読まずして現代矢倉は語れません。

 


超攻撃矢倉 屋敷流二枚銀戦法
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超攻撃矢倉 屋敷流二枚銀戦法
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屋敷伸之
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-5953-1
2016年6月
\1,663
224p/19cm
   
第1章 屋敷流二枚銀 第1節 基本図までの駒組み
第2節 狙いの攻め筋
第3節 本格的な攻防
第4節 後手二枚銀
 
第2章 棒銀からの二枚銀 第1節 基本図までの駒組み
第2節 棒銀型の攻防
 
第3章 実戦編 第1局 逆転で制す
第2局 積極的に指せた一局
第3局 勝負手が功を奏す
第4局 大豪との相二枚銀
 

◆内容紹介
破壊力抜群! これが屋敷の忍者銀だ

二枚銀は、基本的には攻めて攻めて、攻めまくって勝つ戦法です」(まえがきより)

△4五歩反発型の登場により激変している現代矢倉界において、異色を放っている戦法があります。 それが現役A級のトッププロ屋敷伸之九段が独自に開発した「屋敷流二枚銀戦法」です。

矢倉では通常1枚の銀は玉の守りに使い、もう1枚の銀で攻めていくのが普通であり常識でした。しかし「屋敷流二枚銀戦法」では銀は2枚とも攻め駒です。

▲4六銀・▲6六銀の形から、あるいは棒銀の▲2六銀+▲6六銀の形から▲3五歩、または▲5五歩で開戦します。囲いは▲7八金・▲6九玉の2手のみ。自分の陣形は確かに薄いですが、相手の陣形も完成していません。その間に2枚の銀を繰り出して攻め切ってしまおうというあまりにも大胆な戦法です。

一見、将棋の常識に反するような無茶な作戦に見えますが、この戦法の優秀さは屋敷九段自身がA級順位戦などで結果を残していることで証明しています。 単純な陣形で狙いも明快、これをマスターすればややこしい矢倉の定跡は一手も覚える必要はありません。

本書で超強力な二枚銀戦法を覚えて、ぜひ実戦で炸裂させてください。

 


矢倉新時代の主流・早囲い完全ガイド
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矢倉新時代の主流・早囲い完全ガイド
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上村亘
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-5897-8
2016年4月
\1,663
224p/19cm
   
序章 矢倉早囲いの歴史    
第1章 8八玉型早囲い〜従来の形 第1節 第1図から△4二角
第2節 第1図から△7三銀
第3節 第1図から△6四角
 
第2章 急戦矢倉との戦い 第1節 対米長流急戦
第2節 矢倉中飛車
第3節 棒角急戦
 
第3章 藤井流早囲い 第1節 片矢倉までの組み方
第2節 藤井流片矢倉の攻防
 
第4章 藤井流への対策と
最新の早囲い
第1節 片矢倉対策の△6二飛型
第2節 △4五歩反発による攻防
第3節 8八玉型早囲い+加藤流
第4節 △7五歩交換型
第5節 居玉のまま3五歩交換
 
第5章 早囲い封じの力戦への対応 第1節 △5五歩早仕掛け
第2節 △5二金保留型
 
第6章 相早囲い    

・【コラム】(1)対局への臨み方 (2)対局室の部屋割・ボード

◆内容紹介
本書は矢倉の早囲いについて、気鋭の若手上村亘四段が詳細に解説したものです。

平成25年に▲4六銀に△4五歩と反発する手の優秀性が見直されたのをきっかけに、それまで「矢倉といえばこの形」と思われていた▲4六銀・3七桂型が激減、現在先手の矢倉作戦は百花繚乱状態にあります。

そんな状況の中で先手矢倉の主力になり得るのが本書で解説されている「早囲い」。矢倉戦において玉を6八→7八→8八と二段目を通るルートで動かすことで一手早く囲うこの手法。従来の囲い方では十分に組めないとすれば、囲いを手早く済ませて少しでも早く攻撃陣を構築すべきという発想からスタートしています。

本書では、まず
早囲いの歴史と理想的な展開を解説。相手が早囲いについて何も知らなければこれだけで十分勝てるでしょう。さらにその後、それを阻む相手の対策を紹介し、それに応じた組み方を説明しています。


従来の形と、その天敵といえる急戦矢倉との戦い。藤井流早囲いの解説。藤井流への対策と最新の早囲い。さらに力戦と相早囲いまで。

まさに「早囲い・完全ガイド」の名にふさわしい一冊。この本を理解すれば早囲いに関してあなたの回りの誰よりも詳しくなることができるはずです。

ぜひ実戦でスピーディでスリリングな矢倉戦を楽しんでください。

 


激変する現代矢倉 ▲3七銀戦法から藤井流早囲いまで
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激変する現代矢倉
▲3七銀戦法から藤井流早囲いまで
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真田圭一
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5781-0
2015年11月
\1,663
240p/19cm
   
序章 相矢倉のスタート    
第1章 ▲3七銀戦法
第1節△7三銀型
第2節△7五歩型
第3節△5三銀型
第4節▲1五歩型
 
第2章 ▲4六銀・3七桂型 第1節▲5八飛型
第2節▲3八飛型VS△9五歩型
第3節▲3八飛型VS△8五歩型
第4節△6四角待機型
第5節△4五歩反発型
 
第3章 脇システム 第1節先後同型端歩突き合い型
第2節先後同型端歩突き越し型
第3節△4二角型
第4節△7三角型
第5節△5三銀・5二金型
 
第4章 森下システム 第1節棒銀
第2節スズメ刺し
第3節△4三金右型
 
第5章 藤井システム    

・【巻末付録】戦法をマスターするための次の一手

◆内容紹介
現代矢倉のすべての形に精通できる一冊。

矢倉戦法は現在、いまだかつてない激動の時期を迎えています。後手にいくつかの有力な作戦が発見され、先手はそれに対抗する新たな指し方を模索せざるを得なくなったため、プロ間ではさまざまな指し方が試されています。本書ではその中でも
現在生き残っている5つの戦法を取り上げ、各戦法の急所を解説するものです。

5つの戦法とは
 (1)▲3七銀戦法
 (2)▲4六銀・3七桂型
 (3)脇システム
 (4)森下システム
 (5)藤井システム
を指します。

基本となる▲3七銀戦法から、藤井九段創案の早囲いまで幅広く収録。▲4六銀・3七桂型では流行の△4五歩反発型も解説しています。本書のまえがきにあるとおり、相矢倉は「将棋定跡で一番膨大かつ緻密な変化を誇る」ものですが、真田七段いわく、大事なのはそれらの定跡をすべて覚えることではなく、「いかに先手・後手の両者がバランスを保っているかという感覚を吸収すること」です。

現在生き残っている厳選された定跡がいかに局面のバランスを保つ手順になっているのか、それが理解できれば激変する現代矢倉の中でも、「矢倉の本質」といえる考え方をしっかりと捉えることができます。本書を真田七段の前著『
わかる!勝てる!! 急戦矢倉』(2015)と併せて読んで、矢倉完全マスターを成し遂げてください。

 


矢倉△5三銀右戦法 仕掛けて勝つ後手矢倉の革命
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矢倉△5三銀右戦法
仕掛けて勝つ後手矢倉の革命
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西尾明
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5736-0
2015年10月
\1,987
344p/19cm
   
序章 △5三銀右戦法の概要    
第1章 相矢倉型 ・第1章ポイント
第1節 ▲2五歩に△5四銀
第2節 ▲2五歩に△3三銀
 
第2章 角交換型 ・第2章ポイント
第1節 角交換後の△4四歩
第2節 △3一玉に▲1八角
第3節 △3一玉に▲7九玉
第4節 △3一玉に▲2五歩
 
第3章 角交換拒否型 ・第3章ポイント
第1節 ▲4六角に△6四銀
第2節 ▲4六角に△6四歩
 
第4章 飛車先交換型 ・第4章ポイント
第1節 ▲8七歩に△8五飛
第2節 ▲8七歩に△8二飛
 

◆内容紹介
渡辺明竜王(当時)と羽生善治名人が初代永世竜王を懸けて争った100年に一度の番勝負、第21期竜王戦七番勝負。その第6、7局で渡辺竜王が連採し勝利、その優秀性が一気に広まったのが
矢倉△5三銀右戦法です。

矢倉戦において後手が早めに△5三銀右と上がり、△5五歩▲同歩△同角と中央に角を踊り出し、△7三角+△5四銀の好形を作って戦う――。 後手が序盤から得をしようと動く、一見欲張りな戦法ながら、先手がそれをとがめることは難しく、さらに後手が△3一玉+△5一金とした形は非常に固いため、後手が負けにくい将棋になることがこの戦法の大きな特長です。

本書の著者西尾明六段はこの戦法について、「矢倉における△5三銀右戦法は後手から序盤早々に動きを見せる戦法にもかかわらず、急戦にも持久戦にもなり得る非常に幅の広い作戦で、攻守にバランスが取れていることが特徴だ」と述べています。

矢倉△5三銀右戦法はトッププロ同士の対局でも通用する優秀な戦法であることがすでに証明されており、これさえ覚えてしまえば矢倉の他の定跡を覚える必要はありません。そして本書は西尾六段の研究を、かつてないボリューム、かつてない精密さで書いたもので、この一冊で矢倉△5三銀右戦法という一つの戦法を極めることができます。序章で戦法の概要を説明した後、相矢倉型、角交換型、角交換拒否型、飛車先交換型という本戦法から派生する4つの形について詳細に、徹底的に解説してあります。

本書の内容をマスターし、ぜひ実戦で「後手番で仕掛けて勝つ」の快感を味わってください。

 


わかる!勝てる!! 急戦矢倉
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わかる!勝てる!! 急戦矢倉
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真田圭一
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5546-5
2015年3月
\1,663
248p/19cm
   
第1章 矢倉のスタート    
第2章 △5三銀右急戦 第1節 △8五歩に▲7七銀
第2節 △8五歩に▲2五歩
 
第3章 右四間飛車 第1節 △6五歩VS▲6七金右型
第2節 △6五歩VS▲6七銀型
第3節 △3二金型
第4節 左美濃型
・補足 ▲7七銀型VS右四間飛車
 
第4章 超急戦棒銀 第1節 棒銀VS▲7八金型
第2節 棒銀VS▲5六歩型
・補足 ▲7七銀型VS棒銀
 
第5章 矢倉中飛車 第1節 △5五同飛に▲7九角
第2節 △5五同飛に▲5六歩
第3節 △5五同飛に▲5七銀
第4節 △5三銀右型右四間飛車
 
第6章 △7三桂型急戦 第1節 ▲7九角に△6五歩
第2節 ▲7九角に△5三銀左
第3節 ▲7九角に△3三銀
 
第7章 次の一手    

・【コラム】(1)免状 (2)真田家 (3)野球

◆内容紹介
戦法の基本から最新形までを分かりやすく解説する、大好評
「わかる!勝てる!!」シリーズ第3弾のテーマは「急戦矢倉」です。
プロと比べ、アマチュア同士の対局ではガッチリ組み合う相矢倉にはなかなかなりません。しかし矢倉の棋書の多くが、しっかり組み合って戦う相矢倉を前提として作られているのも事実です。
本書は「アマチュアの役に立つ矢倉の本」という観点で、真田圭一七段が「相矢倉に組み上がらない」戦いを書いた一冊です。


急戦矢倉は非常に奥が深く、本格的な戦法です。奇襲戦法に近いようなものだと感じている方もいるかもしれませんが、本書でその認識は変わるはずです。

本書では多彩な後手の作戦を解説しています。
最新の△5三銀右急戦に始まり、右四間飛車、超急戦棒銀、矢倉中飛車、△7三桂型急戦――。
いずれも一筋縄ではいかないくせ者ばかり。先後どちらの立場でも知っておきたい戦法です。

本書はまさに全矢倉党必読の一冊。特に初段前後で、相矢倉の戦いに悩んでいる方にお勧めです。真田七段の丁寧な解説とともに、急戦矢倉の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

 


これからの相矢倉
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これからの相矢倉
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畠山鎮
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ISBN:978-4-8399-5439-0
2015年1月
\1,663
224p/19cm
   
第1章 矢倉▲3七銀まで 第1節 ▲7七銀と早囲い
第2節 △5三銀右急戦・消えた△2二角型
第3節 ▲3七銀に△4三金右
第4節 ▲3七銀に△8五歩
 
第2章 ▲4六銀をめぐる攻防 第1節 旧△2二玉型
第2節 △3一玉・8五歩型
第3節 △3一玉・5三銀型
第4節 新△2二玉型
 
第3章 これからの▲4六銀 第1節 宮田新手以前
第2節 宮田新手
第3節 Ponanza新手と最新の▲1四歩
 

◆内容紹介
相矢倉の歴史は古く、江戸時代にさかのぼる。互いに玉を堅く囲い合い、全ての駒を使って堂々とぶつかり合う相矢倉戦は、昔から人気があり、今も日進月歩の進化を続けている。そして現在、相矢倉戦においてプロ間で最もよく指されているのは、▲3七銀戦法である。

本書は
「▲3七銀以前」、「現在の▲3七銀」、「これからの▲3七銀」という3つの視点で矢倉定跡をまとめたもの。具体的には、現時点の矢倉定跡の結論に限らず、矢倉の歴史、最先端の研究手順、課題局面に対する見解にまで言及している。▲3七銀戦法を知る上で欠かせない基礎知識から、矢倉の未来の扉までを、著者の畠山鎮七段が熱を込めて解説している。矢倉の奥深さや自由な広がりを感じ取っていただきたい。

 


矢倉5三銀右急戦
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最強将棋21
矢倉5三銀右急戦
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村山慈明
浅川書房
ISBN:978-4-86137-043-4
2014年12月
\1,620
318p/19cm
   
プロローグ
第1章 △2二角からの攻防(1989→1999)
第2章 △7三角からの攻防(1992→2004)
第3章 ▲4六角からの攻防(1993→2006)
第4章 衝撃のW新手   (2008)
第5章 渡辺新手のその後 (2009→2014)
第6章 さまざまな対策  (1992→2014)

・【コラム】8筋の突き捨てと羽生・森下論争
・対局ファイルと年譜

◆内容紹介
矢倉5三銀右急戦は不思議な戦法です。「急戦」と言いながら持久戦になることもあれば、「矢倉」でありながら石田流のように軽く指すこともあります。

矢倉5三銀右急戦は1990年代の前半から盛んに指されている作戦です。優に20年以上に及ぶ歴史は、4六銀・3七桂型と同じかそれ以上と言えるかもしれません。

しかもこの戦法は大勝負と縁が深く、90年代の七冠フィーバー、2008年の初代永世竜王対決など、「ここ一番」という大勝負で採用されてきました。近年の竜王戦や名人戦でもたびたび登場し、信じられないような展開となっています。

これほどの大型戦法であるにもかかわらず、これまでまとまった定跡書が刊行されていませんでした。この大きな空白を埋める本が誕生しました。

目次をご覧いただけばわかりますように、黎明期から最新形まで、この戦法の定跡の流れをていねいにたどっていきます。この戦法は何度かカベにぶつかって行き詰まり、その度に大きなブレイクスルーがあって進化を遂げてきました。そこで繰り広げられる盤上のドラマ、人間ドラマは感動的です。重要な将棋はもちろん、タイトル戦で登場した将棋はほぼ取り上げましたので、大河ロマンを読むような妙味があります。

巻末には「対局ファイルと年譜」(8頁)を設け、年表形式と一言解説で、この戦型の歴史がよくわかるように工夫しました。
 


藤森流急戦矢倉
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攻めっ気120%
藤森流急戦矢倉
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藤森哲也
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5192-4
2014年8月
\1,663
240p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A-
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A-
上級〜有段向き
第1章 基本図までの駒組み   6p
第2章 ▲3五歩編 第1節 ▲3五歩・2四歩型
第2節 ▲3五歩・6八角型
第3節 ▲3五歩・2六角型
52p
第3章 ▲3七銀編 第1節 ▲3七銀・4六銀型
第2節 ▲3七銀・6八角型
第3節 ▲3七銀・1五角型
42p
第4章 藤森流急戦矢倉 第1節 基本図までの駒組み
第2節 ▲7九玉型
第3節 ▲3七桂型
第4節 ▲3七桂・4五銀型
第5節 △3一玉・4二金右型
52p
第5章 同型矢倉   30p
第6章 自戦解説編 実戦譜1 高見泰地四段戦
実戦譜2 佐々木勇気四段戦
実戦譜3 森内俊之名人戦
50p

・【コラム】(1)地元のこと (2)大内一門のこと (3)親父のこと

◆内容紹介
皆さんは米長流急戦矢倉をご存知でしょうか。後手番ながら積極的に矢倉を攻め倒す気持ちの良い戦法ですが、対策の決定版が発見されたため、プロ間ではあまり指されなくなりました。

しかし、米長流急戦矢倉はこの変化以外では、常に主導権を握っており、実戦的に勝ちやすい展開が極めて多い戦法です。藤森哲也四段は研究を重ね、ついに米長流急戦矢倉の改良版を編み出すことに成功しました。

本書では、まず米長流急戦矢倉に対する先手番の対策を、級位者にも分かりやすく系統立てて解説しています。

そして、その先手の対策を打ち破る藤森流の手順について、自身の研究手順を惜しみなく披露しています。

改良された「藤森流急戦矢倉」は、級位者から高段者まで気持ちよく攻め勝てる戦法です。
本書で攻めっ気120%の本戦法をマスターして、ぜひ実戦で試してみてください。

米長流急戦矢倉とその周辺変化の定跡書。

米長流急戦矢倉は、主に先手の矢倉囲いに対し、飛角銀銀桂歩で攻撃を仕掛けていく急戦作戦で、1980年代によく指された。その破壊力は高く、特に▲早囲いを完全に駆逐した。

しかし有力な対策が現れたため、完全に作戦自体が潰れたわけではないものの、玉が薄く勝ちにくい戦法と認識されて次第に廃れていき、近年は稀に指されるくらいだった。

そこに新たな息吹を吹き込んだのが、本書の著者である藤森四段。三段リーグ在籍中に、対米長流の最有力とされる先手の構えに対抗する陣形を編み出し、新たな鉱脈を見つけ出してきた。

本書は、米長流急戦矢倉と、その改良版である藤森流、そして米長流を先手が拒否した時に移行する同型矢倉について、詳しく解説した本である。


本書は大きく分けて三部構成。第1章〜第3章が従来の米長流急戦矢倉で、第4章が改良版の藤森流、第5章が同型矢倉となる。第6章の自戦記編は3局で、米長流、藤森流、同型矢倉がそれぞれ1局ずつ。本編の変化として、のちほどチャートに組み込んでおく。

各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2015Jan27)


三浦の矢倉研究 脇システム編
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三浦の矢倉研究 脇システム編
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三浦弘行
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5194-8
2014年5月
\1,717
224p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
上級〜有段向き
序章 脇システムの優秀性 ・脇システム三つの魅力 6p
第1章 相矢倉の基本 ・後手からの急戦策 24p
第2章 脇システム△7三銀型 ・角交換から端攻めが狙い 46p
第3章 脇システム△7三角型 ・角交換を強要する△7三角 20p
第4章 実戦編 (1)△7三銀型(▲1五歩△同歩▲同香)
  (▲三浦△飯塚祐紀, 2000.05.09)
(2)△7三銀型(▲1五歩△同歩▲同香)
  (▲三浦△先崎学, 2002.10.10)
(3)△7三銀型(▲1五歩△同歩▲同香)
  (▲三浦△阿部隆, 2002.11.25)
(4)△7三銀型(▲1五歩△同歩▲同銀)
  (▲三浦△飯塚祐紀, 2000.02.24)
(5)△7三銀型(△9五歩▲同歩△同銀)
  (▲三浦△真田圭一, 1999.02.02)
(6)△7三銀型(▲4八飛)
  (▲三浦△森内俊之, 2003.07.23)
(7)△7三銀型(▲1六歩△1四歩▲6八角)
  (▲三浦△松本佳介, 2001.12.10)
(8)△7三銀型(▲3五歩△同歩▲同角)
  (▲三浦△行方尚史, 2007.06.04)
(9)△7三銀型(▲3五歩△同歩▲同角)
  (▲三浦△佐藤康光, 2007.06.19)
(10)△7三角型(▲6一角△5三銀)
  (▲三浦△小野修一, 1999.09.10)
(11)△7三角型(▲6一角△5三銀)
  (▲三浦△富岡英作, 2003.03.28)
(12)△7三角型(▲6一角△5三銀)
  (▲三浦△富岡英作, 2004.02.19)
114p
終章 GPS新手とその可能性 ・GPS将棋が切り開いた可能性 6p

◆内容紹介
将棋界一の研究家として知られる三浦弘行九段による待望の戦術書が完成!

私も自分の土俵で戦える戦法を持ちたいと思い、脇システムに着目したのが研究する原点である」(まえがきより)
本書は三浦九段が得意戦法である脇システムについて、その研究を惜しみなく披露したものです。脇システムは矢倉戦で角が向かい合う先後同形から斬り合う、巌流島の決戦のような将棋です。

スペシャリストだけの世界のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、三浦九段は脇システムこそアマチュアの方が使いやすい戦法だといいます。
まず、駒組みが簡単なこと。そして自分が目指せば高い確率で誘導できること。そして何より、知識の差がそのまま勝敗に直結すること。
本書には相矢倉の基礎知識から始まり、脇システムの戦い方、さらに三浦九段の実戦解説を収録。この一冊で脇システムの知識については確実に棋友に差をつけることができます。

本書をマスターして、矢倉戦での後手の常套手段△6四角に対して、堂々と▲4六角とぶつけてください。そこからはもう、あなたの土俵になるはずです。

矢倉脇システムの解説書。

脇システムは、矢倉の中で現在でも有力視されている戦法の一つである。その歴史は非常に古く、原始的な形はすでに昭和の中期からあったとされる。それを現代矢倉に昇華させたのが脇謙二で、『単純明快 矢倉・脇システム』(脇謙二,週刊将棋編,MYCOM,1994)に詳細が記されている。

しかし、脇システムは矢倉の歴史においてずっと傍流だった。それが、2013年1月に棋王戦挑決で指され、急に最注目されるようになった。矢倉では、△4五歩反発が大大復活して、▲4六銀-3七桂が急速にしぼむ中で、脇システムは先手の有力策のトップグループに躍り出たのである。

そんな中、2013年4月、電王戦で現役A級の三浦弘行が、コンピュータのGPS将棋に脇システムで敗れた。しかも、後手のGPS将棋が仕掛けの新手を出して、である。この将棋は、対コンピュータの価値観を大きく変化させるとともに、脇システムを見直すきっかけとなった。

そういった背景の中、出版されたのが本書である。



先に言っておこう。本書は、期待を大きく裏切っている。正直に言って、ガッカリした。……レビューの続きを読む(2016Jun01)


早分かり 相矢倉定跡ガイド
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早分かり 相矢倉定跡ガイド
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所司和晴/著
渡辺明/推薦
マイナビ
ISBN:978-4-8399-4931-0
2013年12月
\1,575(5%税込)
256p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
有段向き
序章  基本図まで   30p
第1章 ▲4六銀型VS△9五歩型 第1節 △4二銀に▲3五歩
第2節 △4二銀に▲5五歩
30p
第2章 ▲4六銀型VS▲8五歩型 第1節 △8五歩に▲9八香
第2節 △8五歩に▲9六歩
32p
第3章 ▲4六銀型VS△6四角型 第1節 △4二銀に▲9六歩
第2節 △4二銀に▲2五桂
24p
第4章 ▲4六銀・5八飛型 第1節 △7三角に▲2五歩
第2節 △7三角に▲5五歩
22p
第5章 ▲3七銀戦法 第1節 ▲2六歩に△7三銀
第2節 ▲2六歩に△9四歩
32p
第6章 脇システム 第1節 △1五同歩に▲同銀
第2節 △1五同歩に▲同香
第3節 ▲2六銀に△5五歩
40p
第7章 森下システム 第1節 ▲1六歩に△1四歩
第2節 ▲1六歩に△5五歩
第3節 ▲7九玉に△9四歩
40p

◆内容紹介
矢倉は最も本格的な将棋で、私も多く指してきました」(まえがきより)
昔も今も矢倉は将棋の花形戦法。タイトル戦でも毎回のように指されています。もちろん将棋ファンにとっても不動の人気を誇る戦法ですが、現在、プロの矢倉の定跡は多岐に及び、微妙な形の違いを理解するのは困難になっています。

本書は、そんなニーズに力強く応える一冊。定跡手順に明るく、定跡を分かりやすく伝えることにかけては将棋界随一の定跡伝道師・所司和晴七段が膨大な矢倉定跡を一冊の書籍に凝縮いたしました。▲3七銀戦法、▲5八飛型、脇システム、森下システム。広範囲に及ぶ定跡のポイントを分かりやすく紹介しており、特に現代流行のテーマに関しては詳しく解説しています。

また、本書の特長は相矢倉の先手・後手のどちらにも肩入れすることなく、中立の立場で解説していること。この一冊で先手になっても後手になっても、自信を持って矢倉を指すことができます。さらに、図面はすべて形勢判断入りで、図面だけで理解ができるようになっています。

渡辺明二冠も自信を持って推薦する矢倉定跡書の決定版。ぜひ本書を読んで、矢倉マスターを目指してください。

矢倉戦法の定跡書。

矢倉がプロの最前線で戦われるようになって50年以上が経過しているが、いまだに結論は出ていない。その途上において、飛先不突き矢倉の登場や、穴熊への組み替えといった大きな転換点があったり、さまざまな急戦矢倉が登場したり消えたりしてきた結果、有力な作戦は絞られてきた。

現在でも残っている戦法は、▲3七銀系統の▲4六銀-3七桂、、加藤流、脇システム。それと消えそうで消えない森下システムである。なお、5五で歩を交換する急戦矢倉も有力だが、互いに矢倉囲いに入城する戦いではない。

本書は、プロで戦われている矢倉戦の最新定跡を一望できる本である。



本書では、それぞれの戦型で最も本筋と考えられている手順に絞り込まれているため、各節の定跡手順は基本的に一本道となっていて、その道から変化する手順のみを変化手順として解説するスタイルを採っている。そのため、各節のチャートは他の定跡書のようなツリー形状にはならず、櫛歯状(またはオジギソウの葉が閉じたような形、─┬┬┬┐←こんな感じ)になっている。

各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。なお、少しでも見やすくなるように、本筋とされる手順には薄水色の背景を付けてみた。……レビューの続きを読む(2014Jul04)


木村の矢倉 3七銀戦法最新編
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木村の矢倉
3七銀戦法最新編
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木村一基
日本将棋連盟/発行
マイナビ/販売
ISBN:978-4-8399-4742-2
2013年6月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
有段向き
【編集協力】 鈴木宏彦
第1章 △8五歩には穴熊 第1節 後手△8五歩型の攻防
第2節 現代矢倉の課題
50p
第2章 後手△9五歩型の攻防 第1節 基本図から△9五歩
第2節 先手▲2五桂の変化
第3節 宮田新手
第4節 後手△6四歩の変化
第5節 後手、第三の手段
第6節 最善の△8五歩
第7節 現代の主流
第8節 後手の変化△3七銀
122p
第3章 自戦解説・参考棋譜 ・自戦解説=6局
・参考棋譜=5局
42p

◆内容紹介
「矢倉は終盤、殴り合いになったときの駆け引きが大変面白く、そこに魅力がある。しかし意外なことに、そこに至るまでの過程が実は相当難しく、細かい」(まえがきより)

「木村の矢倉 急戦・森下システム」「木村の矢倉 3七銀戦法基礎編」に続く、木村の矢倉シリーズ完結編!
現代矢倉は43手目▲1八香まで一直線。そこで△8五歩とするか△9五歩とするか。多岐にわたるそれぞれの変化を詳細に解説した本書はまさに木村の矢倉の集大成。

本書を読まずして現代矢倉を語るなかれ。

矢倉を知り尽くしたいあなたに、タイトル戦での矢倉戦をより深く知りたいあなたに。
本書は間違いなく、必読の一冊です。

矢倉▲4六銀-3七桂の定跡書。「木村の矢倉」シリーズの3冊目(最終巻)。「将棋世界」誌に連載された「これで矢倉は指せる」を加筆修正し、再構成したもの。

前作の『木村の矢倉 3七銀戦法基礎編』(2012.12)では、矢倉▲4六銀-3七桂の最新形に至るまでの変化について、詳しく解説された。そしていよいよ、本書では本丸が登場する。

現代矢倉は、43手目の基本図まではほぼ一直線。後手が44手目に選べるのは二択である。

 (1)玉頭に圧力をかける△8五歩
  └→先手は穴熊に潜ってから総攻撃。
    └→最近は、基本図の前に後手が変化し、「銀損定跡」に進むこともある。※1

 (2)先手の穴熊を警戒する△9五歩
  └→▲6五歩(宮田新手)
    └→後手はさらに△8五歩の待機
      └→先手の総攻撃に対し、後手は△3七銀と飛先を止める
        └→「91手組」へ

本書は、この2つの攻防を詳しく解説した本である。



各章の内容を、チャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013Jul18)


すぐ勝てる!矢倉崩し
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すぐ勝てる!矢倉崩し
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中川大輔
マイナビ
ISBN:978-4-8399-4640-1
2013年3月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:B
中級〜有段向き
第1章 先手右四間飛車 第1節 ウソ矢倉の攻防
第2節 矢倉崩しの右四間飛車
第3節 後手引き角の速攻
第4節 雁木崩しの右四間
 
第2章 後手右四間飛車
(本格右四間)
第1節 本格右四間とは
第2節 持久戦
第3節 中川流急戦
第4節 先手▲6七銀型
第5節 先手雁木組みに対する右四間
 
第3章 実戦編 実戦譜1 △ウソ矢倉 中原誠永世十段戦
実戦譜2 ▲雁木組み 田中寅彦八段戦
実戦譜3 △雁木右玉 高田尚平三段戦
実戦譜4 ▲矢倉6七金型(1) 飯塚祐紀六段戦
実戦譜5 ▲矢倉6七金型(2) 森下卓九段戦
実戦譜6 ▲6七銀型(1) 高野秀行五段戦
実戦譜7 ▲6七銀型(2) 南芳一九段戦
 

◆内容紹介
主導権が握れて破壊力のある戦法を紹介する「
すぐ勝てるシリーズ」第4弾!!
今回のテーマは「矢倉崩し」です。中川大輔八段の前著『
すぐ勝てる!右四間飛車』(2012.10)では四間飛車を右四間飛車で打ち破る方法を伝授しましたが、今度は矢倉を右四間飛車で攻略します。「将棋の純文学」といわれる矢倉、その矢倉組を「許さん!」と一刀両断にする勢いと気骨とプライドの詰まった戦法はまさに武士。 中川八段の熱のこもった語り口でどんどん読み進めることができます。
駒組みの単純さに反して、破壊力十分、かつプロでも通用する右四間飛車。アマチュア同士の対局であれば、得意戦法を持っているほうが圧倒的に有利!!本書を読んで、棋友の矢倉を真正面から、気持ちよく打ち破ってください。

対居飛車の右四間飛車の定跡書。

右四間飛車は、得意戦法を一つ持ちたい人にはウッテツケの戦法である。

〔利点〕
 ・対振飛車、対居飛車の両方で使える。(相手が角道を止めていれば)
 ・ほぼ確実に仕掛けの権利を握ることができる。
 ・仕掛けを見せつつ、玉を堅くすることもできる。
 ∴初段くらいまでは圧倒的に勝ちやすく、有段〜高段でも十分に通用する。


〔欠点(?)〕
 ・歩を使える筋が少なく、細かい攻めは難しい。
 ・仕掛けるタイミングを正確に見極めるには、経験値が必要。
 ・嫌われやすい(汗)


本書は、右四間飛車の対居飛車での戦い方を解説した本である。なお、対振飛車の右四間飛車は『すぐ勝てる!右四間飛車』を参照のこと。

一見、「右四間飛車は必勝戦法」であることを喧伝した本であるかのように見える。これまでの右四間を解説した本はそういうものが多かったし、「すぐ勝てる!」シリーズのタイトルからもそのように感じるだろう。実際、第1章・第2章の前半はそういう流れなのだが、全体を通して読んでいくと、「本書の本質は“右四間対策のヒントが分かる本”なのでは?」と感じた。……レビューの続きを読む(2013Jun21)


すぐ勝てる!急戦矢倉
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マイナビ将棋BOOKS
すぐ勝てる!急戦矢倉
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及川拓馬
マイナビ
ISBN:978-4-8399-4607-4
2013年2月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
  〜★★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
【構成】 大川慎太郎
第1章 米長流急戦矢倉・先手番(過激度3) 36p
第2章 米長流急戦矢倉・後手番(過激度3) 34p
第3章 △5三銀右急戦(過激度2) 76p
第4章 田丸流△5三銀左戦法(過激度5) 22p
第5章 矢倉中飛車(過激度2) 57p

◆内容紹介
主導権が握りやすく、破壊力のある戦法を伝授する「すぐ勝てるシリーズ」第三弾!! 今回のテーマは急戦矢倉です。

この戦法は矢倉戦の出だしから、定跡を外して急戦を仕掛けます。飛角銀桂がどんどん前に出る将棋で、相手が受け方を間違えれば、立ちどころに大優勢となる、シリーズのコンセプトにもぴったりの戦法といえます。
著者はこれが処女作となる及川拓馬四段。幅広い序盤の知識と深い研究で知られるオールラウンドプレイヤーで、その甘いマスクと丁寧な解説は広く将棋ファンに知られています。

古くからある米長流、矢倉中飛車、過激度MAXの田丸流、近年タイトル戦にも登場し注目を浴びている△5三銀右急戦。
急戦矢倉の全てがこの一冊に詰まっています。常に主導権を持って指したいあなた、ついつい定跡形を外れたくなってしまうあなた、本書を読めば「玉の堅さ」も「実力差」も簡単に跳ね返す、急戦矢倉の世界が見えてくることでしょう。

急戦矢倉の定跡書。

矢倉(特に後手番)で相手に追随していくと、▲4六銀-3七桂型や▲脇システムなどに収まることが多い。これらの戦型は、先手の研究が生きやすい形だ。後手としてはどこかで変化したいが、すでに数多くの類型で研究し尽くされ、自分の力を出すチャンスがない場面も多い。

それならばと、急戦に打って出るのも一つの選択だ。普通は後手からの仕掛けは無理になりやすいが、矢倉の場合は先手が角道を止めて穏便に指そうとしているので、後手からの急戦が通ることも多い。

本書は、矢倉での後手急戦(+▲米長流)を詳しく解説した本である。


載っている戦法は、(先後の米長流は一つとして)全部で4つ。後手の急戦は他にもあるが、一本調子の原始棒銀や右四間飛車はあえて外している。

各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013May10)


木村の矢倉 3七銀戦法基礎編
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木村の矢倉
3七銀戦法基礎編
個別ページへ
木村一基
日本将棋連盟/発行
マイナビ/販売
ISBN:978-4-8399-4546-6
2012年12月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
【構成】鈴木宏彦
第1章 加藤流 (1)▲3七銀戦法の入口
(2)加藤流▲1六歩
(3)▲7五同歩に△4五歩の変化
(4)後手、端歩を入れて△5三銀
(5)新手法の▲1八香
(6)加藤流の工夫▲3八飛
74p
第2章 ▲3七銀戦法の入口その1 (1)▲4六銀にすぐ△4五歩 16p
第3章 ▲3七銀戦法の入口その2 (1)原点の攻め
(2)最強の反撃
24p
第4章 ▲3七銀戦法の入口その3 (1)▲5八飛戦法
(2)後手△9四歩の待機
(3)後手△8五歩の変化
(4)後手△9四歩の変化
44p
第5章 ▲3七銀戦法の入口その4 (1)▲2五歩戦法
(2)▲9六歩型
16p
第6章 ▲3七銀戦法の基本定跡 (1)穴熊の出現
(2)△6四角の待機策
34p

・【コラム】(1)連載について (2)矢倉の思い出 (3)受けの話 (4)趣味 (5)将棋上達の方法
・棋譜チャート=6p

◆内容紹介
「この3七銀戦法だけは古くからの定跡が随分生き残っている。汲めども尽きない味がそこにあるからだ」(本文より)

待望の「木村の矢倉」シリーズ第2弾!!今回は「3七銀戦法基礎編」と題して、現代矢倉を読み解く上での前提となる部分について詳細に解説しています。日ごろなんとなく矢倉を指している方にとっては、土台を固める上で必読の内容となっています。後手が4五歩と突く変化、▲5八飛戦法、▲2五歩戦法、穴熊の出現・・・。
矢倉の進化の軌跡を追いながら、最新形を理解するための基礎知識を学べる一冊です。
あなたがこれからも矢倉を指し、矢倉で勝ちたいと願うならば、本書の内容をマスターすることはその絶対条件となるでしょう。

矢倉▲3七銀戦法の定跡書。。「将棋世界」誌に連載された講座をまとめたもの。

矢倉戦法は、超大雑把に分類すると以下のように↓なる。

  矢倉戦┬▲3七銀戦法┬(A)▲4六銀-3七桂
     |      ├(B)加藤流
     |      └その他(脇システムetc.)
     └(C)その他(急戦系、森下システム、藤井流早囲い etc.)


このうち、(C)は『木村の矢倉 急戦・森下システム』(2012.03)で解説された。また、(A)はとんでもなく奥のほうまで定跡化が進んでいる。△9五歩型での「91手組」や、△8五歩〜△4二銀型での「銀損定跡」が、2012年の最先端の例である。しかし、最先端を理解するには、矢倉戦の膨大な変化からなぜその変化が選ばれているのか、これまでの経緯はどうだったのかを知る必要がある。

本書は、▲3七銀戦法のうち、長く戦われている(B)の「加藤流」と、(A)の「▲4六銀-3七桂」について、▲4六銀と上がれることの発見から矢倉穴熊の出現までを、歴史を追う形で解説した本である。


各章の内容をチャートを添えながら見ていこう。……レビューの続きを読む(2013Jan18)


よくわかる矢倉
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マイナビ将棋BOOKS
よくわかる矢倉
個別ページへ
金井恒太
マイナビ
ISBN:978-4-8399-4327-1
2012年6月
\1,470(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 加藤流 50p
第2章 ▲4六銀-▲3七桂型 60p
第3章 森下システム 42p
第4章 藤井流矢倉 42p
第5章 実戦次の一手 24p

・【コラム】 新たな可能性(羽生新手)

◆内容紹介
初段を目指す人に向けていろいろな戦型を解説する「よくわかるシリーズ」も、とうとう第10弾となりました。満を持して、本格居飛車党の金井恒太五段が矢倉を解説します。
まずは現代矢倉の24手組みから、加藤流▲3七銀戦法、▲4六銀-▲3七桂型、そして森下システムについて、実戦に現れそうな形を幅広く紹介しました。そして最近注目を浴びている藤井矢倉についても、その狙いがよくわかるように解説しています。
矢倉は「金銀3枚で玉を囲って、飛角銀桂で攻める」という、将棋の基本に沿った戦法です。ぜひともマスターして、立派な有段者になってください。

矢倉の定跡書。

金井は、前作『対急戦矢倉必勝ガイド』(MYCOM,2010.08)で代表的な急戦矢倉について解説した。そして、本書では持久戦系のいわゆる「本格矢倉」について解説する。2冊を併せて読めば、現代矢倉の基本はバッチリだといえるだろう。

各章の内容をチャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2012Sep05)


勝てる矢倉戦法
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将棋最強ブックス
勝てる矢倉戦法
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高橋道雄
創元社
ISBN:978-4-422-75139-9
2012年5月
\1,365(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き
第1章 矢倉棒銀戦法
第2章 3筋歩交換戦法
第3章 ▲4六銀戦法
第4章 スズメ刺し戦法

◆内容紹介
攻めは飛角銀桂で、ときには香車も登場させ、守りは金銀三枚。すべての駒が盤上に舞い、ガンガン攻めまくって勝つ。それが矢倉戦法の醍醐味であり将棋の理想形だ。
本書は矢倉の基本というべき、
棒銀、3筋歩交換、▲4六銀、スズメ刺しの4つの戦法を選び、それぞれの勝ち方を明快に教える実戦的な内容。じっくりと学んでいけば矢倉で勝てるだけでなく、すべての将棋に共通する大局観も自然と身につく一冊となっている。
矢倉の解説書。

現代矢倉のど真ん中本流は、いうまでもなく「▲4六銀-3七桂戦法」である。また、矢倉を目指すうえでの必須知識として、数種類の△急戦矢倉を知っておく必要がある。それらを知っていれば、少なくとも先手番で矢倉を指すことは可能だ。

では、矢倉の知識としてはそれだけで必要十分だろうか? 否、他にも「これぞ矢倉の戦い」といえるような形はたくさんある。その中には、かつてプロで盛んに戦われ、ほんのわずかに優劣の差が出たことから指されなくなった形もある。

本書は、かつて本流だった矢倉らしい戦いを4つ解説した本である。

載っている戦法は、いずれも20〜30年位前にはよく戦われていたものばかり。現代矢倉よりも狙いが分かりやすくて戦いやすいかもしれない。ただし、いずれも理由があって指されなくなっているので、本書では序盤に(現代の目で見れば)やや甘い手があることがある。


各章の内容を、チャートを添えながら簡単に説明していこう。……レビューの続きを読む(2012Jun07)


木村の矢倉
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KIMURA's YAGURA
木村の矢倉
急戦・森下システム
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木村一基
日本将棋連盟/発行
マイナビ/販売
ISBN:978-4-8399-4220-5
2012年3月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 右四間飛車と矢倉中飛車 ・右四間飛車と矢倉中飛車 34p
第2章 居玉棒銀 ・居玉棒銀 20p
第3章 阿久津流急戦 ・阿久津流急戦
・渡辺新手の周辺
・第2の新手・△3三銀
38p
第4章 米長矢倉 ・米長矢倉 24p
第5章 藤井流早囲い ・藤井流早囲い 28p
第6章 ▲3五歩急戦 ・▲3五歩急戦 36p
第7章 森下システム ・森下システム 32p
第8章 参考棋譜   6p

◆内容紹介
矢倉戦の序盤を網羅。これで矢倉は指せる!
将棋世界の木村一基八段の人気講座「これで矢倉は指せる」が待望の書籍化です。本書では後手急戦のほか、先手からの▲3五歩急戦、森下システムの戦いを解説してあります。
雑誌連載時にはなかった最新の変化も紹介してありますので、連載時に読んでいた方も目が離せない内容となっております。
本書を読んで、矢倉を指しこなしましょう!

矢倉の定跡書。「将棋世界」誌に連載された講座をまとめたもの。

矢倉戦での人気戦法は、▲3七銀戦法(そのなかでも▲4六銀-3七桂型)である。ただし、先手が▲3七銀戦法を目指そうとしても、その前に後手から急戦を仕掛けてくる手がある。また、定跡どおりに奥深くまで行ってしまうこともある▲3七銀戦法を先手が避けることも考えられる。

本書は、▲3七銀戦法以外の矢倉戦について、主要な定跡と木村の見解を記した本である。前半の第1章〜第4章は後手からの急戦策、後半の第5章〜第7章は先手の採る作戦となっている。


各章の内容をチャートを添えながら見ていこう。……レビューの続きを読む(2012May26)


対矢倉 左美濃作戦
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マイナビ将棋BOOKS
対矢倉 左美濃作戦
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中田宏樹
マイナビ
ISBN:978-4-8399-4139-0
2012年1月
\1,470(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
  〜★★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 左美濃の概要 (左美濃の長所と欠点) 10p
第2章 左美濃編 (・対▲4六銀3七桂)
(・対▲飛先不突き棒銀)
(・対▲3七桂型)
114p
第3章 ▲2五歩早突き〜矢倉編 (・△7三銀型)
(・△7三角型)
62p
第4章 実戦編 ・「森下システムとの戦い」 森下卓九段戦
・「▲2五歩型との戦い」 屋敷伸之九段戦
・「藤井流早囲いとの戦い」 行方尚史八段戦
・参考棋譜(1) 島朗九段戦
・参考棋譜(2) 高橋道雄九段戦
42p

・【コラム】(1)左美濃を指し始めたきっかけ (2)対左美濃の終盤戦

◆内容紹介
矢倉戦の秘策、ここに見参!
本書は矢倉戦における、左美濃の戦い方を解説した定跡書です。本格派居飛車党、中田八段の初の著書です。作戦の狙いから、攻めのつなぎ方まで詳しく解説されています。 矢倉戦の力をつけたい人、戦法のレパートリーを増やしたい人必見です!

矢倉での、後手の左美濃作戦を解説した本。

矢倉戦では、たいていの場合は後手が守勢になる。互いに陣形が似ているため、どうしても先手の方が先に攻めることになりやすい。特に▲4六銀-3七桂戦法に対しては、現在の後手はほとんど専守防衛だ。

後手から攻める戦法もいくつもあるが、米長流などの急戦は攻撃力は高くても玉が薄く、なかなか勝ちづらい。右四間飛車なら攻撃力が高く、玉を固めることも可能だが、単調な戦いになりやすいためか、プロでは主流になっていない。

一方的に攻められるのは、たとえ互角でもつまらない。玉は堅くて、本格的に攻めたい。矢倉らしい、コクのある戦いをしたい。そんな戦法はないか──。そんな方にオススメなのが、本書の「左美濃作戦」である。……レビューの続きを読む(2012Feb21)


佐藤康光の矢倉
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SATO Yasumitsu's SHOGI
佐藤康光の矢倉
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佐藤康光
日本将棋連盟/発行
毎日コミュニケーションズ/販売
ISBN:978-4-8399-3842-0
2011年3月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
有段向き
第1章 藤井流早囲い矢倉  講座編   58p
第2章 藤井流早囲い矢倉  実戦編 ・藤井流早囲い矢倉(1) 対中田宏樹八段戦
・藤井流早囲い矢倉(2) 対郷田真隆九段戦
・藤井流早囲い矢倉(3) 対木村一基八段戦
・藤井流早囲い矢倉(4) 対森内俊之九段戦
・藤井流早囲い矢倉(5) 対羽生善治名人戦
68p
第3章 最新の森下システム 講座編   50p
第4章 最新の森下システム 実戦編 ・最新の森下システム(1) 対井上慶太八段戦
・最新の森下システム(2) 対深浦康市王位戦
・最新の森下システム(3) 対三浦弘行八段戦
・最新の森下システム(4) 対行方尚史八段戦
50p

・参考棋譜9局=9p

◆内容紹介
本書は佐藤康光の将棋シリーズ第4弾です。
前半は藤井猛九段が考案し、タイトル戦でも現れている「
藤井流早囲い矢倉」。脇システムと早囲いを組み合わせた指し方で、注目を浴びている戦型です。後半は「最新の森下システム」。森下卓九段が体系化して、攻防のバランスが良く大流行した戦法です。雀刺しの対策により一時下火になっていましたが、最近その優秀性が見直され、またプロの実戦で現れることが多くなっています。
本書ではこの二つの戦法を講座編と実戦編で解説しています。佐藤康光の緻密な研究と、力強い攻防の呼吸をつかみとってほしいと思います。

矢倉の定跡書。「藤井流早囲い」と、「▲森下システムvs△スズメ刺し」の戦いを解説。

藤井流早囲いは、約15年前に「四間飛車藤井システム」を開発した藤井猛が提示した作戦で、登場からまもなくその優秀性が認められ、トップ棋士が盛んに採用している。

また、森下システムは約20年前に森下卓がシステム化した作戦で、先手ながら「後出し」ができるとして、数多くの実戦が指されたが、早く玉を囲うのが△スズメ刺しの的になってしまうため、一時期は廃れた。しかし、早めに中央から動く「深浦流」が登場し、復活。ただし、同時期に藤井システムや横歩取り△8五飛、ゴキゲン中飛車などが大流行し、矢倉も先手4六銀3七桂型がメインだったため、森下システムの進化は比較的ゆっくりと進行した。

本書は、矢倉の藤井流早囲いと森下システムの最新状況を解説した本である。

各章の内容をチャートを交えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011Apr05)


最新の矢倉3七銀戦法
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プロ最前線シリーズ
最新の矢倉3七銀戦法
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屋敷伸之
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3740-9
2010年12月
\1,575(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 矢倉3七銀戦法の基礎知識   16p
第2章 加藤流   22p
第3章 ▲4六銀を巡る攻防   18p
第4章 最新の矢倉3七銀戦法 (1)▲3八飛に△9五歩型
(2)▲3八飛に△8五歩型
98p
第5章 実戦編   43p

・参考棋譜=21局

◆内容紹介
アマプロ問わず人気の矢倉3七銀戦法の戦術書です。4六銀・3七桂型、加藤流の最新の攻防を屋敷九段が詳しく解説しています。
本書を読めば最新の矢倉が指しこなせます。プロ最前線シリーズの最新刊、ぜひご覧下さい。

相矢倉▲3七銀戦法の定跡書。

矢倉の▲3七銀戦法は、数ある矢倉の戦型の中でも主流のど真ん中、いわゆる本格派である。最近はいろいろな戦型が出てきたり、角換わり腰掛け銀で後手苦戦のために2手目△8四歩が減少したりで、矢倉の出現率は以前よりも低くはなっているが、それでも将棋の主要戦法であることは間違いない。

本書は、相矢倉▲3七銀戦法について、加藤流と宮田新手▲6五歩の周辺、そして見直された△8五歩型vs▲4六銀+居飛穴の攻防について書かれた本である。……レビューの続きを読む(2011Mar15)


対急戦矢倉必勝ガイド
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マイコミ将棋BOOKS
対急戦矢倉必勝ガイド
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金井恒太
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3463-7
2010年8月
\1,470(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
BA

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
(復習)見開き2問
内容:(質)A(量)B A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 右四間飛車 ・右四間飛車 基本図まで
・中川流右四間
・△3二銀型右四間
・△3二金型右四間
・復習問題=8問
52p
第2章 原始棒銀 ・原始棒銀
・復習問題=4問
22p
第3章 米長流急戦 ・米長流急戦 基本図まで
・米長流速攻型
・米長流本格型
・復習問題=8問
48p
第4章 矢倉中飛車 ・矢倉中飛車
・復習問題=6問
36p
第5章 5筋交換型 ・5筋交換型
・復習問題=8問
62p

◆内容紹介
本書は後手の急戦矢倉に負けないように、先手の対策を詳しく述べた本です。
3七銀戦法や森下システムなどの本格的な相矢倉を勉強しても、後手からの急戦に対応できなければ、せっかくの知識が役に立ちません。実戦に現れやすい右四間、棒銀、米長流急戦、矢倉中飛車、そして最近プロ間でも流行している5筋交換型の対策を取り上げましたので、この一冊で急戦矢倉対策を万全にしてほしいと思います。
各章の最後には、講座の中の重要な指し手を問う復習問題を用意しました。本書を読んで、自信を持って矢倉を指してください。

急戦矢倉の定跡書。

矢倉の本流といえば、▲3七銀戦法から派生する▲4六銀型と加藤流、それに加えて森下システムなどがある。いずれも、ガッチリと駒組みし、すべての駒を使おうとする本格戦法だ。ただし、先手が矢倉を志向したからといって、必ずしも本格型に持ち込めるわけではなく、後手からの急戦がある。近年は矢倉後手番にかなりの閉塞感があり、本格型になる前に急戦を仕掛けるケースも多い。アマチュアならなおさらである。

本書は、先手で本格型の矢倉を指したい人のために、急戦対策を指南する定跡書である。……レビューの続きを読む(2010Sep08)


羽生の頭脳(3) 最強矢倉
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将棋連盟文庫
羽生の頭脳(3) 最強矢倉
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羽生善治
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3619-8
2010年5月
\1,155(5%税込)
448p/16cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
<単行本版第5巻目次>
第1章 超急戦・序盤の常識 (1)序盤の落とし穴
├分岐1のA・△5二金右(早囲いvs早囲い)
└分岐1のB・△3二金
 ├分岐2のA・△5二金(早囲い▲3五歩早仕掛け)
 ├分岐2のB・△5三銀右(△5五歩交換型)
(2)後手の急戦定跡
 └分岐2のC・△7四歩
   ├分岐3のA・△5三銀右(△5五歩交換型)
   └分岐3のB・△5二金(△6二飛戦法)
    ├分岐4のA・▲6九玉
    │├分岐5のA・▲7九角
    │├分岐5のB・▲2六歩
    └分岐4のB・▲7九角   
42p
第2章 ▲3五歩戦法   16p
第3章 ▲3七銀戦法・△4三金型 (1)▲3七銀戦法の序章
(2)プロが悩む△4五歩
36p
第4章 ▲3七銀戦法・△6四角の攻防 (1)▲5五歩の決戦
(2)▲3五歩の決戦
40p
第5章 ▲3七銀戦法・▲6八角定跡 (1)大変化への幕開け
(2)後手の主流・△8五歩
(3)▲3七銀戦法の最前線
82p
<単行本版第6巻目次>
第1章 最新の▲3七銀戦法 (1)後手△7三銀型
(2)後手△5三銀型
(3)後手△9四歩型
60p
第2章 森下システム VS 雀刺し (1)▲8八玉型の攻防
(2)囲いを保留する作戦
30p
第3章 森下システム VS △7三銀   24p
第4章 森下システム VS △6四角 (1)後手棒銀
(2)△5三銀に▲5七銀
(3)△5三銀に▲1六歩
(4)△5三銀に▲4六歩
67p
第5章 最新の森下システム (1)後手△5三銀の変化
(2)後手△1四歩の変化
34p

◆内容紹介
将棋連盟文庫第一弾です。
「羽生の頭脳」シリーズは1992年の発売以来、将棋定跡書のバイブルとして版を重ねてきました。今回の文庫化は全10巻を5巻にまとめたもので、第3巻は
矢倉定跡が収録されています。本シリーズは定跡書でありながら、羽生名人の将棋に対する考え方が分かりやすく書かれており、初級者から有段者まで幅広くお楽しみいただけます。

斜視概念図相矢倉の定跡書。

==(以下、しばらく『羽生の頭脳(1) 四間飛車破り(文庫版)』とほぼ同じです==
羽生の頭脳」全10巻(1992〜1994)は、トップ棋士が書いた定跡書シリーズの金字塔である。代表的な戦型を網羅し、都合の良い変化を排除して公平に検討した。そのため、定跡が進化しても「基本は『羽生の頭脳』で覚えられる」とされ、異例のロングセラーを記録している。

本書は、シリーズの第5巻「最強矢倉・後手急戦と3七銀戦法」と第6巻「最強矢倉・森下システム」を合本し、文庫化したものである。

基本的に内容はオリジナル版とまったく同じ。右図のように前半がオリジナル5巻、後半がオリジナル6巻の内容になっている。2冊をそのまま貼り合せたような構成になっていて、6巻部分の目次は本体の真ん中にある

変化した点はわずかで、以下の2つくらい。
 (1)文庫化に合わせてフォントサイズ、盤面図が小さくなっている
 (2)文庫化用のまえがきの追加
==(ここまで)==

本書は矢倉の二大本流「▲3七銀戦法」と「▲森下システム」がメインで書かれている。膨大な矢倉の変化を削りに削って本筋に絞った感じだが、それでも「羽生の頭脳」シリーズの他の巻と比べて、非常に分岐が多い。また、急戦については、早囲い・△5五歩交換型・△6二飛戦法に絞っている。……レビューの続きを読む(2010Jul07)


変わりゆく現代将棋(下)
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変わりゆく現代将棋(下)
個別ページへ
羽生善治
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3441-5
2010年4月
\1,890(5%税込)
256p/21cm

[総合評価]
S

難易度:
(講座編)★★★★★
(エッセイ〜)★★★★

図面:見開き5〜6枚
内容:(質)S(量)A
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:
 〔講座編〕B〜C
 〔エッセイ以降〕A
上級〜有段向き
<テーマ2> ▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲6六歩の考察
第1章  急戦棒銀 ・先手、金2枚で対抗 (▲6七金型)
・先手、角・金で対抗 (▲4六角or▲6八角)
・玉を囲い合う変化
22p
第2章 右四間飛車 ・後手、攻撃型右四間(1) (△カニ囲い)
・後手、攻撃型右四間(2) (△左美濃)
・後手、守備型右四間(1) (角道を止めて銀矢倉)
・後手、守備型右四間(2) (軽く仕掛けてから△左美濃〜銀矢倉)
32p
第3章 陽動振り飛車 ・後手、陽動向かい飛車(1) (▲5筋位取りに△4五歩と反発)
・後手、陽動向かい飛車(2) (相穴熊)
・後手、陽動三間飛車(1) (△5三銀型)
・後手、陽動三間飛車(2) (△4三銀型)
・後手、陽動四間飛車(1) (先手からの仕掛け)
・後手、陽動四間飛車(2) (▲9八香として後手の仕掛けを誘う)
48p
第4章 5筋交換型 ・5筋交換に▲2五歩(1) (△2二角と引く)
・5筋交換に▲2五歩(2) (△7三角と転回)
・5筋交換に▲7九角
28p
<テーマ3> ▲7六歩△8四歩▲7八金の考察
    ・後手、角道を止める変化(1) (▲右四間急戦調)
・後手、角道を止める変化(2) ( 〃 、△3三桂で受ける)
・後手の積極策・棒銀(1)
・後手の積極策・棒銀(2) (△3二金を省略)
・角換わりに推移 (結論は角換わり腰掛銀)
23p

【エッセイ】「矢倉、その進化の歴史」=28p
【棋譜FILE】「矢倉史を彩るこの一局」(20局)=42p
【対談】羽生善治×梅田望夫 「現代将棋と歩んだ10年」=21p

◆内容紹介
月刊誌『将棋世界』で3年半という長期にわたって連載した羽生善治名人の序盤講座「変わりゆく現代将棋」を単行本化しました。本作はその下巻となります。
この連載は
矢倉における5手目の最善手を追究しようとした極めて意欲的で斬新な内容となります。
下巻では連載に加え、羽生名人の書き下ろしエッセイ「矢倉、その進化の歴史」、矢倉の歴史において重要な岐路となった将棋を紹介する「矢倉史を彩るこの一局」、ベストセラー『ウェブ進化論』の著者である梅田望夫氏との対談「現代将棋と歩んだ10年」も収録しました。単なる定跡書にとどまらず、現代将棋というものに対する羽生名人の考え方が色濃く表われた一冊です。

急戦矢倉の研究書。「将棋世界」誌に連載された「変わりゆく現代将棋」(1997年7月号〜2000年12月号)を単行本化したもので、本書に載っているのは1999年10月号〜2000年12月号分。

「変わりゆく現代将棋」は、矢倉の正しい組み方について、5手目、あるいは3手目にまでさかのぼって検討した講座である。5手目が▲7七銀でも▲6六歩でも、無難に進めばいわゆる24手組に落ち着く(実際、昔の棋書では「どちらでも大差ない」と書いてあるものもある)。しかし、後手が24手組以降の進展を不満と見て、序盤から一切の妥協なく戦ってくる場合、5手目の選択は非常に重要になってくる。

実際、本書の第1章「急戦棒銀」と第2章「右四間飛車」は、5手目▲6六歩のときのみ成立する戦法だ(6筋が争点になるから)。また、第4章「5筋交換型」は5手目▲7七銀でもありうるが、5手目▲6六歩では違う形になっていく(手順のあやから)。

本書では、矢倉の5手目▲6六歩と、3手目▲7八金について検討している。(※5手目▲7七銀の検討は上巻を参照)


まずは下巻である本書から読んでみた。理由は、研究書に徹した上巻よりも、エッセイなど書き下ろしがある下巻のほうが面白そうに思えたから。……レビューの続きを読む(2010Jun04)


変わりゆく現代将棋(上)
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変わりゆく現代将棋(上)
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羽生善治
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3440-8
2010年4月
\1,890(5%税込)
272p/21cm
   
<テーマ1> ▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀の考察
第1章  矢倉中飛車 ・基本形から▲3六歩
・基本形から▲9六歩
・基本形から▲4六銀(1)
・基本形から▲4六銀(2)
・基本形から▲7七角(1)
・基本形から▲7七角(2)
・基本形以前・▲7九玉保留
・基本形以前・▲5六歩省略
 
第2章 5筋交換型&△6二飛型 ・△5三銀右型に▲6九玉
・△5三銀右型に▲2六歩(1)
・△5三銀右型に▲2六歩(2)
・△5三銀右型に▲7九角(1)
・△5三銀右型に▲7九角(2)
 
第3章 米長流急戦矢倉 ・後手の速攻・△6五歩
・後手△3三銀〜△4四銀
・後手△3三銀〜△6三銀(1)
・後手△3三銀〜△6三銀(2)
・後手△3三銀〜△6三銀(3)
・後手△3三銀〜△6三銀(4)
 

◆内容紹介
月刊誌『将棋世界』で3年半という長期にわたって連載した羽生善治名人の序盤講座「変わりゆく現代将棋」を単行本化しました。本作はその上巻となります。
この連載は矢倉における5手目の最善手を追究しようとした極めて意欲的で斬新な内容となります。
先手の矢倉志向に対し、後手が一切の妥協を廃し、常に臨戦態勢を敷いていた場合、将棋は序盤から非常にスリリングになり、1手1手が濃密なものとなります。時には詰みの局面に至るまでの変化すら調べ上げた本作は、無限とも思われる将棋の可能性に対する、羽生の思考のひとつの到達点とも言えるでしょう。

 


矢倉の急所(2)
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最強将棋21
矢倉の急所(2)
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森内俊之
浅川書房
ISBN:978-4-86137-024-3
2009年6月
\1,575(5%税込)
256p/19cm

[総合評価]
S

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
有段者向き
※より詳しい目次は個別ページをご覧ください。
第1章 専守防衛型
第2章 棒銀戦法
第3章 一歩交換型
第4章 クイック一歩交換型

◆内容紹介
中原・加藤の名人戦最終局(1982)、森内・羽生の名人戦(2004、05)などしばしば歴史的大一番で採用され記憶に残る名勝負を演出しながら、ほとんど体系的に語られることのなかった「
矢倉・加藤流」の全貌がついに明らかになります。幅広い対応力が求められる加藤流は、力戦新時代に通じる《将棋術》の宝庫でした。
何を基準に考え、どうやって一手一手将棋を創り上げていけばいいのか。読み進むうちに、次から次へと考えが浮かんでくる、まさに定跡書中の定跡書となりました!
これまでの定跡の流れをきちんと整理するという方針に変わりはありません。森内九段の「きびしい考え方」をぜひ肌で感じとってください。
矢倉▲加藤流の定跡書。

加藤流基本図「加藤流」とは、通常右図を基本とする矢倉の代表的な戦型のひとつ。加藤一二三九段がよく指していることから名前がついた。前著『矢倉の急所 【4六銀・3七桂型】』(2008.12)における「矢倉▲3七銀戦法」の基本図から▲6八角△4三金▲7九玉△3一玉▲8八玉△2二玉▲1六歩△8五歩▲2六歩と進んだのが【加藤流基本図】。▲1六歩と▲2六歩はどちらが先でも良い。また、本書のテーマ10〜13のように、△8五歩の代わりに△9四歩と突くパターンもある。なお、「▲3七銀戦法=加藤流」と書かれている棋書もあるが、少なくとも森内は「基本図が加藤流」という定義をしている。

加藤流の基本的な狙いは、「▲1五歩突き越し型で4六銀・3七桂型を構築する」こと。そうなれば、プロなら先手の完勝だ。かといって【基本図】のあたりで(▲4六銀の前に)△1四歩と受けると、スズメ刺し+棒銀を喰らってツブれるので、△1四歩と受けることはできない。とすれば、後手の基本的な作戦は
 (1)△5三銀から専守防衛〔▲4六銀には△4五歩と反発〕
 (2)△7三銀からの棒銀(速攻1〔後手が攻めきれるかどうか〕
 (3)7筋歩交換(速攻2)〔どちらがいい形を取れるか。理想形を阻止して大決戦になったり、ゆったりした流れになることも〕
の3種類に分かれる。先手の方は、相手の動きに対応して作戦を立て、組み替えていく、という戦いになる。4六銀戦法が「先手の攻めvs後手の反撃」という構図だったのとは対照的だ。

逆に言うと、加藤流は基本図の段階で「後手の対応にはAがある、Bもある、Cもある」という状態になっているので、本書の解説は分岐型の傾向がある。前著は「攻防の歴史を追っていき、ぐるっと一巡した後、最新形の解説」となっており、シリーズで少し異なる構成になっている。

分岐型ということで、チャートを自作したので載せておこう。……レビューの続きを読む(2009Jul21)


森下卓の矢倉をマスター
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NHK将棋シリーズ
森下卓の矢倉をマスター
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森下卓
日本放送出版協会
ISBN:978-4-14-016173-9
2009年5月
\1,050(5%税込)
223p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
図面:見開き4枚
(第3章は見開き2枚)
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
中級〜上級向き
第1章 矢倉の基本と考え方 (1)矢倉の組み方を覚えよう
(2)スズメ刺しと棒銀を指そう
(3)駒の方向性を知ろう
(4)攻防の手筋を学ぼう
74p
第2章 現代矢倉の誕生 (1)飛先不突きの意味を知ろう
(2)森下システムを覚えよう
(3)進化した森下システムを指そう
(4)進化した森下システムを指そう
(5)最先端の矢倉を学ぼう
74p
第3章 自戦記 第1局 懐かしのデビュー戦
第2局 恐怖と絶望の一局
第3局 A級初戦を白星で飾る
第4局 夢の舞台へ
第5局 奇跡の初優勝
68p

◆内容紹介
現代矢倉に至る変遷をたどりながら、どう判断してなぜそう指したのか、という思考過程に焦点を当て、矢倉の考え方と戦い方を解説する。「NHK将棋の時間」で放送した講座のうち矢倉の部分に自戦記を追加して単行本化。

矢倉戦法の解説書。NHK将棋講座「森下卓の相居飛車をマスター」(2008.10〜2009.03)から矢倉の部分を抜き出して単行本向けに再構成し、自戦記を追加したもの。定跡書というよりは、矢倉の指し方をプロの実戦例(主に森下の実戦)を題材にざっくりと解説していく感じ。

目次だけでは分かりづらいので、各章の内容を図面を交えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2009Jun01)


矢倉の急所 【4六銀・3七桂型】
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最強将棋21
矢倉の急所
【4六銀・3七桂型】
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森内俊之
浅川書房
ISBN:978-4-86137-022-9
2008年12月
\1,470(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 攻撃術T─基本講義
第2章 反撃術 ─基本講義
第3章 攻撃術U─宮田新手
第4章 攻防術 ─最新講義
第5章 構想術 ─駒組みと作戦

◆内容紹介
本書は、
4六銀・3七桂型にテーマをしぼった矢倉の定跡書です。この戦法の出始めから、宮田新手を経て、今日の最新形に至るまでの流れを、一気に、コンパクトにまとめました。抜群のキレ味をお楽しみください。
本書が目指したのは、これまでの定跡の流れを、きちんと整理して読者に提示することです。したがって単なる「指し手のカタログ」にはならず、「哲学のある矢倉本」になりました。著者の森内九段の考え方をじっくり味わってください。
矢倉▲4六銀-3七桂戦法の定跡書。

本書は、『矢倉3七銀分析【上】』(森内俊之,MYCOM,1999)の続編という位置づけ、ではある。しかし、徹底的な変化の網羅と真理追求のような研究で埋め尽くされた前著とは違い、本書はどちらかといえば「講座」である。▲4六銀-3七桂型の歴史を追いながら、書名のとおり「急所」の部分だけをカバーし、難しいとされる矢倉戦法を分かりやすく解説している。

1.矢倉▲3七銀基本図2.▲4六銀-3七桂型の一例

「分かりやすく解説している」とはいっても、有段者レベルの知識は必要だ。上左図は前著のテーマ図から△6四角が指されたところ。そして互いに玉を入城させて組み合った一例が上右図。後手の構えは他にもあるが、少なくとも上右図くらいまでは何も見ずに組み上げることができるくらいの棋力は必要だと思う。実際、本書では右上図に至るまでの解説はわずかしかない。

各章の内容は、目次だけでは分かりにくいので図面を使って説明しよう。……レビューの続きを読む(2009May24)


野獣流攻める矢倉
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マイコミ将棋BOOKS
野獣流攻める矢倉
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泉正樹
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3001-1
2008年10月
\1,470(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜有段向き
第1部 ジェットコースター矢倉 ・急戦矢倉=42p
・3七銀戦法=41p
・先後同型矢倉=18p
・スズメ刺し戦法=26p
138p
第2部 矢倉アドベンチャー ・ウソ矢倉=35p
・本格的相矢倉=21p
・角にらみ合い型=22p
82p

・【コラム】エルチャンの基準/エルとママの戦い/チョコレート事件/大好きなトリミング/エルの研究会

◆内容紹介
本書は攻めに重点を置いた矢倉の戦術書です。素早く攻撃態勢を整えて、玉の囲いもそこそこに、猪突猛進、攻撃を開始します。
一度攻め始めたら小難しいセオリーなど気にせずに、ひたすら攻め続けるのが野獣流。将棋は攻めているほうが楽しく、しかも勝ちやすいので初段を目指す方には最適だと思います。
本書を読んで野獣流攻めの極意をマスターし、勇猛果敢、ガオーと襲い掛かってみてはいかがでしょうか。

矢倉の定跡書。

現在主流の飛先不突き矢倉ではなく、基本的にすべて先手が▲2六歩と突くタイプの矢倉を解説。その中でも、先手が積極的に攻勢をとるタイプの戦法が選ばれており、解説もじっくりと駒組み勝ちを狙う順はスルーし、攻め勝つ順を中心にしている。

「なんでいまどき旧式の矢倉?」と思ったが、どうやら将棋マガジン誌に掲載された原稿の焼き直しらしい(将棋マガジンは1996年に廃刊)。いつ載っていたかは本書では不明だが、内容からして80年代前半だろうと思われる。ただし、第2部は「消費税(1989年施行)」の話や、「大山先生(1992年死去)が見たら…」という文章が出てくるので、1990年代以降の原稿かもしれない。〔情報求ム〕

もっとも、古い型だからといって、役に立たないわけではない。もともとこの形で結論が出たわけではないし、▲2六歩型にするかどうかは先手次第である。つまり、先手が望めば本書に載っているような形に誘導できるということだ。

本書に載っているのは7戦型。矢倉の戦型は言葉だけでは分かりづらいので、図面を用いて説明していこう。……レビューの続きを読む(2008Nov28)


最新矢倉戦法 徹底研究▲3七銀戦法
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スーパー将棋講座
最新矢倉戦法
徹底研究▲3七銀戦法
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高橋道雄
創元社
ISBN:978-4-422-75109-2
2007年8月
\1,260(5%税込)
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
第1章 現代矢倉の基本 基本1図までの駒組み
 (A)△4三金右対策(▲3五歩△同歩▲同角△4五歩…)
 (B)△8五歩対策(▲4六銀△4三金右▲3七桂…)
基本1図から△6四角▲6八角△4三金右▲7九玉△3一玉(C)
 ▲8八玉△2二玉▲4六銀△5三銀
(D)(d)
 ▲3七桂△9四歩▲2六歩△2四銀▲1六歩△1四歩▲3八飛△7三角
(E)
 ▲1八香→
基本2図
 (C)(△3一玉で△9四歩)スズメ刺し対策
 (d)(△5三銀で△4五歩)△4五歩対策
 (D)(△5三銀で△8五歩▲3七桂△7三銀)棒銀対策
 (E)(△7三角で△3三桂)△3三桂対策
・復習問題=8問
90p
第2章 現代矢倉の戦い方 基本2図から
(1)(△9五歩▲6五歩△8五歩)△9五歩対策
 ▲3五歩からの仕掛け/(A)▲5五歩からの仕掛け (B)▲1二歩の工夫
(2)(△8五歩▲9八香)△8五歩対策
 (A)▲5七角型での戦い方 (B)△4五歩と突いてこない場合
・復習問題=8問
52p
第3章 知っておきたい
その他の現代矢倉
基本3図から
(1)(△8五歩▲2六歩△7三銀)△7三銀型対策
 (A)隠れ定跡A (B)隠れ定跡B
(2)(△8五歩▲2六歩△9四歩▲1五歩△5三銀)△5三銀型対策
 (C)棒銀+スズメ刺し
・森下システム
 (1)△7三銀型対策 (2)△5三銀型対策
・復習問題=8問
76p

◆内容紹介(表紙より)
矢倉戦法の中でも最新の現代矢倉というべき▲3七銀戦法を、基本から攻め方まで徹底的に解説した。筆者がもっとも得意とし、研究してきた戦法の集大成。

矢倉▲3七銀戦法の定跡書。

最近、矢倉の本が出ない。名著『
現代矢倉の思想』『〜闘い』はすでに絶版だし、『矢倉道場』シリーズはかなりの知識がある人向けだ。『初段に勝つ矢倉戦法』は逆に級位者向け。本書は矢倉の定跡書としては約4年ぶり、「有段者納得の分かりやすい矢倉本」としては実に8年ぶりの出版である。

本書の基本図は次の3種類。いずれも矢倉党なら超おなじみの局面だ。

【基本1図】▲3七銀戦法基本図【基本2図】▲4六銀・3七桂型【基本3図(2手後)】▲加藤流

本書は、これら基本図から実戦例の多い「まさに定跡」といえそうな
代表的な変化に絞って解説していく。変化はさほど詳しくないが、解説は明快だし、ぬるい手順がほとんどないのは○。(第1章ではハッキリ優勢の局面から終盤まで解説している箇所があったので、「あれっ、級位者向けの本?」と思ったが、後半は有段者向けの解説になっている)

個人的に良かったのは、

 ・スズメ刺し対策の決定版(スズメ刺しは級位者向けの本では成功例ばかり)
 ・流行の▲6五歩型の意味が理解できた(他には『
将棋定跡最先端 居飛車編』『最新戦法の話』くらい)
 ・▲5一飛成型の定跡が『
現代矢倉の思想』での結論と異なる
 ・高橋の新研究、第2章(1)-(B)
(p112〜p117)

羽生の頭脳(5)』(1993)で見た変化がそのまま載っているなど、「最新」「徹底研究」の冠はちょっと期待を持たせすぎだが、本筋を分かりやすくまとめている点は評価したい。辞書的な使い方は難しいが、「棋譜並べをしていて、何度も出てくるのによく意味の分からない手順」の謎が解けると思う。分量がやや少ない(復習問題を差し引くと198p)のでABの境界線上。矢倉本の少なさを考慮してAとしておく。(2007Nov08)


矢倉道場 第六巻 続・森下システム
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東大将棋ブックス
矢倉道場 第六巻
続・森下システム
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1292-0
2003年11月
\1,200
224p/19cm
   
第1章 基本図までの駒組み    
第2章 ▲1六歩に△1四歩型 ・△1四歩に▲4六歩型
・△1四歩に▲1七香型
 
第3章 ▲1六歩に△5五歩型 ・△5五歩に▲6五歩型
・△5五歩に▲5五同歩型
 
第4章 ▲2六歩に△7三銀型 ・▲6五歩に△4二角型
・▲6五歩に△7三角型
 
第5章 ▲4六歩に△2二銀型    
第6章 ▲8八玉に△9五歩型    
第7章 △4四歩に▲3八飛型    

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
矢倉の主流戦法といえば「▲4六銀・3七桂戦法」が思い浮かぶであろう。「△5二金型スズメ刺し」が登場してから「森下システム」は一時表舞台から姿を消した。しかし定跡は進化する。対スズメ刺しにも戦えることがわかったのだ。定跡伝道師こと所司和晴六段が渾身の研究で「森下システム」の基本形に迫った。本書を読まずに矢倉は語れない。

 


矢倉道場 第五巻 森下システム 東大将棋ブックス
矢倉道場 第五巻
森下システム
個別ページへ
所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1209-2
2003年9月
\1,200
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★☆
図面:見開き6枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
有段向き
第1章 基本図までの駒組み   12p
第2章 ▲3七銀に△9三香型 ・△9二飛に▲5五歩型
・△9二飛に▲8八銀型
・△9二飛に▲3五歩型
76p
第3章 ▲3七銀に△7三桂型 ・△4三金右に▲3七桂型
・△4三金右に▲2六歩型
34p
第4章 △9五歩に▲8八玉型 ・△4二角に▲3七銀型
・△4二角に▲2六角型
32p
第5章 △7三桂に▲3八飛型 ・▲3八飛に△4三金右型
・▲3八飛に△6四角型
28p
第6章 △7三桂に▲3五歩型 ・▲3五歩に△3五同歩型
・▲3五歩に△6四角型
・▲3五歩に△9三香型
36p

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
「森下システム」にはスズメ刺し。これが決定版と言われるようになってからは、「森下システム」は絶滅したように見えた。しかし、定跡は進化する。スズメ刺しにも十分対抗できることが分かってきたのだ。定跡伝道師こと所司和晴六段が、渾身の研究を織り交ぜながら、「森下システム」の最新の攻防を紹介する。本書を読まずに矢倉は語れない。

矢倉▲森下システムvs△スズメ刺しの定跡書。

森下システムは、淡路や青野がポツポツ指していた▲6八角作戦を、約20年前に森下卓が連採してシステム化し、大流行した戦法である。先手の攻撃形を決めずに玉を早く囲い、後手の動きに対応して戦い方を変えていく思想で、プロで高い先手勝率を誇った時期がある。

ただし、玉を早く囲うのがアダになった。当時、先手番の戦法としてはすでに廃れていたスズメ刺しが、▲森下システムに対して通用することが判明し、森下システムは「消えた戦法」になった。

しかし、△スズメ刺しに対し、早めに中央から動く「深浦流」が1997年2月に登場し、先手も十分に戦えることが分かると、森下システムは息を吹き返した。

本書は、▲森下システムvs△スズメ刺し(またはスズメ刺し模様)について、(1)深浦流の戦い、(2)その他の攻め合いを目指す戦い、を詳しく解説したものである。

各章の内容をチャートを交えながら簡単に紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011May03)


初段に勝つ矢倉戦法
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将棋必勝シリーズ
初段に勝つ矢倉戦法
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森下卓
創元社
ISBN:4-422-75086-0
2003年2月
\1,200
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜上級向き
第1章 矢倉基本編 ・棒銀端攻め(スズメ刺し棒銀)
・▲3七桂型(スズメ刺し戦法)
・▲3七桂型対△6四角(▲4六歩〜▲4七銀)
・復習問題=8問
58p
第2章 ▲3七銀戦法編
(加藤流)
・基本形(▲4六角-3六銀-3七桂型/▲2六角-3六銀-3七桂型/正着△4五歩)
・先手棒銀
・▲4六銀戦法(△6三銀型/桂を跳ねられる前に△2四銀)
・▲4六銀型対△6四角(△7三銀の攻め合い/△5三銀の総矢倉)
・復習問題=8問
110p
第3章 急戦矢倉編 ・急戦矢倉二枚銀中飛車
・▲3七桂型(米長流)
・米長矢倉(後手番)
・復習問題=8問
49p

◆内容紹介
本書は、矢倉の基本定跡と攻防のセオリーを理解しやすいようにまとめたもの。2〜3級から初段ぐらいまでの人を対象としているが、もちろん初級者や高段者にもおおいに参考になる。

級位者を対象にした矢倉の解説書。

「プロの将棋では▲2六歩と突かない『飛車先不突き矢倉』が主流だが、狙いが難しいので、まずは飛車先を突く基本形を解説する。」(9p)とある。「まずは」と書いてあるが、本書は全編にわたって飛先を突くタイプの矢倉を扱っている。

基本的には、「相手の陣形に合わせた理想形の作り方」「理想形からの攻め方」を中心に解説。なるべく明快な展開と考え方重視の解説なので非常に分かりやすい。

先手勝ちになる展開がほとんどで、ほぼ互角になる変化はさらっと流してあるが、タイトルの「初段に勝つ」というテーマにはこれくらいがピッタリで、むしろすがすがしい。級位者で矢倉を覚えたい人は、『なんでも矢倉』よりも本書の方を強く推したい。

※「▲4六銀戦法は、故灘蓮照九段が昭和40年代から指していた「灘流矢倉」が源流である」(113p)というのは知りませんでした。「▲4六銀と上がる形は斬新で、当時のプロでもその優秀さが理解されなかったようだ。」(同)

※有段者の将棋ではほとんど実現しないような「2六角-3六銀-3七桂型」などもあるが、実は道場初段クラスでは一方が漫然と駒組みしていることも多く、意外と出現する。


矢倉急戦道場 棒銀&右四間
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東大将棋ブックス
矢倉急戦道場
棒銀&右四間
個別ページへ
所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0736-6
2002年5月
\1,200
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★☆
図面:見開き6枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
第1章 棒銀 (1)棒銀の駒組み
(2)新研究△5二金右型
(3)△6四歩型
(4)△4二銀型
74p
第2章 右四間飛車 (1)右四間飛車の駒組み
(2)△4ニ金型
(3)△3ニ銀型
(4)△3ニ金型
(5)▲3八飛型
142p

◆内容紹介(MYCOMホームページより、一部割愛)
矢倉戦法は先手番が攻めの主導権を握りやすい戦法といえる。後手番では受ける展開が多いことから、最近ではアマプロ間問わず、相矢倉戦がめっきり減少したようだ。矢倉党も攻めの主導権を握れる△8五飛戦法や、作戦負けになりにくい四間飛車などを覚えなくては、なかなか勝てない時代になった。そんな中、再び見直されてきた戦法がある。「
棒銀と右四間飛車戦法」だ。両戦法とも攻めが単純というイメージがありがちだが、そうではない。実に奥の深い戦法であることが分かったのだ。定跡伝道師こと所司和晴六段が、従来の定跡に渾身の研究を加えて遂に息を吹き返した。これで先手番矢倉に臆することなく立ち向かえる。

矢倉模様での△棒銀と△右四間飛車の定跡書。

棒銀・右四間ともに、矢倉模様で先手が5手目▲6六歩とした場合に成立する戦法である。6筋に争点ができることで、△6四歩〜△6五歩を絡める攻めができる。どちらも本格矢倉に比べて単調な感じがあるが、A級棋士クラスも採用する戦法である。

どちらも破壊力は抜群で、攻め筋を覚えやすく、ある程度玉を固めてから攻める選択肢もあり、先手から先攻される可能性は非常に少ない。相矢倉▲4六銀などに悩まされている人にはもってこいの戦法である。……レビューの続きを読む(2009Nov25)


矢倉道場 第四巻 新3七銀
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東大将棋ブックス
矢倉道場 第四巻
新3七銀
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0678-5
2002年3月
\1,200
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き6枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
有段向き
序章 序盤の駒組み 第1節 序盤の駒組み 8p
第1章 角対抗・端歩突き合い型 第1節 新研究△6二飛型
第2節 脇システム基本形
第3節 角交換保留▲2六銀型
58p
第2章 角対抗・端歩突き越し型 第1節 角対抗▲3五歩開戦型
第2節 角対抗▲4六銀型
40p
第3章 ▲6五歩早突き・▲5五歩型 第1節 △5三銀・△5五同歩型
第2節 △6四歩型
52p
第4章 ▲6五歩早突き・▲3五歩型 第1節 △8五歩・△7三桂型
第2節 △6四歩型
第3節 △3五同歩型
58p

◆内容紹介(MYCOMホームページより、一部省略)
今回の「東大将棋ブックス矢倉道場」第四巻の「新3七銀」では、3七銀戦法の中でも先手が主導権を握りやすい戦型を紹介していきます。本書に収められている
角対抗型▲6五歩早突きは、矢倉3七銀戦法の中でも先手が主導権を握りやすい戦型です。特にアマチュアに人気の角対抗型は戦いがパターン化され、知識の差が勝敗に直結しやすい戦型といえます。普段相矢倉は難しいからと敬遠している方は角対抗型さえしっかり覚えておけば、十分に矢倉党と太刀打ちすることができます。

矢倉の定跡書。▲3七銀戦法から派生する、角対抗型(脇システム)と▲6五歩早突き急戦を解説。

矢倉▲3七銀戦法の主流は、まず▲4六銀-3七桂戦法で、次に加藤流。その他で有力なのが、本書で解説される「脇システム」と「▲6五歩早突き急戦」である。

脇システムは、▲3七銀△6四角に▲4六角と合わせればよい。その後の形は先手が選択できる。受けに回る展開もあるが、駒組みが分かりやすく、途中で乱戦になりにくく、ちゃんと矢倉城に入城して玉が堅く、経験値が生きやすいという特徴があり、よく「アマには特にオススメ」とされている戦型である。

▲6五歩早突きは、先手の飛を睨んでいる△6四角を追い払ってから手を作ろうというもの。1990年代に盛んに指された。最近(2013年1月現在)はあまり指されていないが、▲4六銀型で行き詰まれば、再び指され始める可能性がある。互いに城外の玉のまま戦うことになる。

この2作戦はあまり似ているところはないが、▲3七銀戦法から派生できるところが共通点。「新3七銀」という書名は微妙なところで、「3七銀戦法のその他の作戦」が妥当だろうか(ちょっと冗長だが…)。


本書の内容をチャートを添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013Jan30)


矢倉道場 第三巻 3七銀
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東大将棋ブックス
矢倉道場 第三巻
3七銀
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0641-6
2002年1月
\1,200
222p/19cm
   
第1章 ▲3七銀戦法の駒組み   10p
第2章 ▲1六歩型 ・△4五歩▲3七銀交換型
・新変化▲9六歩型
・△7五同角型
92p
第3章 ▲1五歩型 ・△4五歩▲3七銀交換型
・△4五歩反発型
90p
第4章 ▲2六歩保留型   24p

◆内容紹介(MYCOMホームページより、一部割愛)
本書では矢倉道場第一巻、二巻で紹介した▲4六銀・3七桂戦法が登場する以前に、大流行したいわゆる
▲3七銀戦法の加藤流と呼ばれる基本形を中心に解説しました。加藤一二三九段が愛用していることからこの名がつきましたが、時の名人戦で中原誠名人から名人を奪取した原動力にもなった優秀な戦型です。この形はその後▲4六銀と早く上がることが可能ということが分かり、下火になりましたが▲4六銀・3七桂戦法が後手の対策の進歩により、先手も簡単には良くならず、温故知新で最近では再び▲3七銀戦法も見直されつつ、プロの対局でも増えている傾向にあります。また今回もソフトの「東大将棋 矢倉道場」では詳しく触れていなかった、新研究▲9六歩も第一章第二節で紹介しております。

 


矢倉道場 第二巻 続・4六銀
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東大将棋ブックス
矢倉道場 第二巻
続・4六銀
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0609-2
2001年11月
\1,200
222p/19cm
   
第1章 ▲3八飛型 ・△5九角打ち込み型
・▲9六歩型
52p
第2章 矢倉穴熊 ・△8五歩型
・△9四歩-8五桂型
32p
第3章 ▲5八飛型 ・△8四歩-9四歩型
・△8五歩型
42p
第4章 その他の
4六銀戦法
・▲2九飛型
・△3一玉-4二銀型
・△6四角-7三桂型
48p
第5章 ▲4六銀阻止型 ・△2二玉-8四歩型
・△3一玉-8五歩型
42p

◆内容紹介(MYCOMホームページより、一部割愛)
ここ数年で後手番の矢倉対策が急速に進歩を遂げました。そして以前プロ間で大流行した
▲2五桂と早く跳ねる形が現在ではあまり指されなくなってしまいました。しかし、アマチュアの将棋ファンは、なぜそうなったかあまり知られていないはずです。そんな戦形を定跡解説の第一人者の所司和晴六段が、切り口鋭く最新の研究も惜しみなく盛り込み▲2五桂型の攻防を結論づけました。東大将棋ブックス 矢倉道場 第二巻 続・4六銀は、4六銀戦法の最新定跡書といえます。

 


矢倉道場 第一巻 4六銀
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東大将棋ブックス
矢倉道場 第一巻
4六銀
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0574-6
2001年9月
\1,200
222p/19cm
   
第1章 矢倉の駒組み ・▲3七銀まで
・△9五歩まで
18p
第2章 △8五歩型 ・▲2五桂をめぐる攻防
・▲5七角〜▲6八角に△3三桂
・▲5七角〜▲6八角に△4五歩
・▲5七角〜▲3五歩
・▲5七角〜▲6五歩
124p
第3章 △8五桂型 ・▲5七角〜▲3五歩
・▲5七角〜▲6五歩
・後手の積極策△4五歩
74p

◆内容紹介
少し前まで矢倉定跡は先手が4六銀・3七桂の形に組めれば作戦成功といわれていた。後手はそれを阻止するためにさまざまな工夫をしてきたのである。ところが、後手に飛車先の歩を8四のままで保留する指し方が現れてから先手の雲行きが怪しくなってきた。現在は先手が仕掛けまでに工夫を強いられる時代になっている。本書は終盤近くまで定跡化された現代矢倉の攻防を網羅した一冊である。

 

 

現代矢倉の思想
zoom
未来の定跡
現代矢倉の思想
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森下卓
河出書房新社
ISBN:4-309-72191-5
1999年5月
\1,300
222p/19cm

[総合評価]
S

難易度:★★★★
図面:見開き4〜5枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
読みやすさ:A
矢倉を始めたい有段者、
矢倉党の級位者向け

第1章 基本の32手と後手急戦 54p
第2章 矢倉の原点・加藤流 28p
第3章 加藤流の攻防 48p
第4章 21世紀の主役・森内流 30p
第5章 郷田流3八飛戦法 40p
第6章 佐藤流3五歩早仕掛け 16p

◆内容紹介
これが森下理論だ!序盤の大家・森下八段が著す初の本格的定跡書、遂に刊行!
将棋において定跡は武器であり、それをどう使いこなすかは人様々。定跡をよく知ったうえで、固定観念にしばられることなく自由に伸び伸びと将棋を指すための入門書。本書では強靱な森下理論がシンプルな矢倉を提示する。

現代矢倉の闘い
zoom
未来の定跡
現代矢倉の闘い
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森下卓
河出書房新社
ISBN:4-309-72192-3
1999年8月
\1,300
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4〜5枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
読みやすさ:A
矢倉を始めたい有段者、
矢倉党の級位者向け
第1章 ▲4六銀の発見 36p
第2章 現代矢倉の攻防 54p
第3章 最強の森内流 32p
第4章 5八飛戦法 50p
第5章 進化する森内流 40p
エピローグ 矢倉はどこへ行くのか

4p

◆内容紹介
実戦でぶつかったその局面をどのように認識すべきなのか、どのように局面を捉え、思考を発展させるべきなのか。形勢判断の難しい矢倉の、プロの本筋を示す。「現代矢倉の思想」の続編。

矢倉の定跡書。

図面:矢倉△森内流現代矢倉の中でもっとも主流である▲3七銀〜▲4六銀戦法の攻防をテーマとし、21世紀に主流となる戦法として後手森内流[右図]をメインに解説してある。通常の解説の他に、随所に森下自身の考え方が盛り込まれ、読みやすい。

『〜思想』の最初の「基本の32手と後手急戦」が秀逸。基本の32手がなぜ指されているか、後手の急戦(超急戦棒銀・陽動振飛車・急戦右四間・矢倉中飛車)にはどう対応したらいいか、なぜ森下システムが指されなくなったかが丁寧簡潔に解説されているので、安心して本格矢倉の解説に移行することができる。また『〜闘い』のエピローグ「矢倉はどこへ行くのか」(4p)は読み得。
 矢倉を指したいがどうしたらいいか分からなかった有段者に特にオススメしたい。

唯一の欠点は、どちらが上巻か分かりにくいことぐらいか(笑)。『思想』が上巻。(2002Apr13)


矢倉3七銀分析【上】
zoom
矢倉3七銀分析【上】
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森内俊之
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0077-9
1999年4月
\2,000
272p/21cm

[総合評価]
S

難易度:★★★★★
図面:見開き8枚
内容:(質)S(量)S
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
有段〜高段者向き
※より詳しい内容・分岐は個別ページをご覧ください。
第1章 △7五歩早仕掛け編=12p
第2章 △4三金右編=42p
第3章 △8五歩編=104p
第4章 脇システム編=16p
第5章 急戦・▲6五歩編=52p
・【付録】分析チャート集=39p

◆内容紹介
多くの棋士が心血を注ぐ現代矢倉の中で、とりわけ精緻を極める3七銀戦法。日々進化を続ける定跡の真理を求め、若きA級八段が一切の情緒を排し、ただ一つの基本図に全力で挑む。棋界初の本格的解析書。形勢判断記号付の詳細なチャート図、100局以上の参考棋譜収録。
矢倉3七銀 基本図矢倉▲3七銀戦法の研究書。

本書の基本図は右図。飛先不突き矢倉が登場して以来、相矢倉戦ではもっともメジャーな形の一つであり、ここからの変化も膨大。プロの公式戦ではこの局面が数千局はあるだろう。本書は、その矢倉▲3七銀戦法を、妥協を許さずに徹底的に検討しようとしたものである。

現代の矢倉▲3七銀戦法の本流は、基本図から△6四角▲6八角△4三金右▲7九玉△3一玉▲8八玉△2二玉と互いに囲ってから、先手が▲4六銀-3七桂型を作っていくものである。本書では上巻ということで、その▲4六銀-3七桂の本流を調べる前に、まず傍流(?)の
その他の形を調べようとしたものである。

第1章〜第5章について、各章の内容を図面を用いながら説明していこう。……レビューの続きを読む(2009May13)


康光流現代矢倉V 急戦編
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Perfect Series
康光流現代矢倉III
急戦編
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佐藤康光
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0338-2
1997年11月
\1,200
223p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 急戦矢倉編 ・急戦矢倉米長流=3局
・急戦矢倉中原流=3局
66p
第2章 矢倉中飛車編 ・矢倉中飛車=2局
・△6二飛戦法=3局
・郷田流5筋歩交換作戦=2局
・▲3七銀戦法−▲6五歩急戦型=3局
100p
第3章 原始棒銀編 ・△原始棒銀急戦型=2局
・△右玉戦法=2局
31p

・参考棋譜=20局(20p)

◆内容紹介
近年、矢倉の後手番は苦しい、というのが定説になりつつある。著者自身が高い勝率をあげた思い出の戦法「米長流」をはじめ、後手側が主導権を握ることのできる指し方を解説する。

実戦解説をベースに急戦矢倉を解説した本。

「康光流現代矢倉」三部作のシリーズ最終巻は、急戦矢倉。“急戦”と書かれているが、持久戦調に進んだ将棋もあるし、右玉戦法は急戦とは言いがたい。本書は、「飛先不突き矢倉の本流である▲3七銀戦法と▲森下システム“以外”の矢倉戦」を扱った本であるといえよう。

大きく3章に分けられているが、本書の場合は章立てにあまり意味はない。第2章の矢倉中飛車編ではほとんど矢倉中飛車と関連性のない3戦型が収められているし、第3章の原始棒銀編にはなぜか右玉が収められている。

それぞれの戦型について、図面を使って説明していこう。……レビューの続きを読む(2010Feb28)


康光流現代矢倉U 森下システム編
zoom
Perfect Series
康光流現代矢倉U
森下システム
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佐藤康光
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0332-3
1997年6月
\1,200
223p/19cm
   
第1章 △6四角-5三銀型 ・△6四角-5三銀型=7局 66p
第2章 △6四角-7三銀型 ・△6四角-7三銀型=3局 30p
第3章 △9五歩型 ・△9五歩-7三銀型=3局
・△9五歩-7三桂型=2局
48p
第4章 △9三香-9二飛型 ・△9三香-9二飛型=5局 51p
  参考棋譜 (20局) 20p

◆内容紹介
現代矢倉の正統派「森下システム」。相手の出方を見ながら指し手を決めるバランス重視のこの戦法を用いた著者の公式戦の中から、20局を選びタイプ別に解説する。

 


康光流現代矢倉T 先手3七銀戦法
zoom
Perfect Series
康光流現代矢倉T
先手3七銀戦法
個別ページへ
佐藤康光
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0331-5
1997年4月
\1,200
223p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 △9五歩型 ・△4一玉-9五歩型=2局
・△9五歩-2二玉型=1局
28p
第2章 ▲2六歩-1六歩型 ・▲2六歩-1六歩型=5局 48p
第3章 △8五歩▲4六銀型 ・△8五歩▲4六銀型=8局 84p
第4章 ▲3七銀△8五歩型 ・▲3七銀△8五歩型=4局 35p
  参考棋譜 (20局) 20p

◆内容紹介
序盤からの多彩な構想、中盤の緊密な戦い、終盤の激しいたたき合いなど矢倉戦は見どころの多い戦いである。本書の3七銀戦法は“加藤流”とも言われているが、現在プロの矢倉戦ではほとんどこれというぐらい大流行している。著者自身の公式戦から矢倉戦20局を選び、様々なタイプに区別し解説。「3七銀」の魅力を教える。

矢倉▲3七銀戦法の解説書。

矢倉がよく指されるようになってから、すでに50年以上が経過している。何千局もの実戦を経てシステム化が進み、2013年2月現在、プロの矢倉はほとんど「▲4六銀-3七桂型」に集約された。その中でもよく指されているのが、△9五歩型での「91手組」や、△8五歩〜△4二銀型での「銀損定跡」だが、これらの戦型は終盤近くまで一気に進む。そこまで研究が進んでいるのである。

ところで、そこに至るまでにはいろいろな試行錯誤があった。▲4六銀と上がれるかどうかもその一つ。このころの矢倉の考え方は、「▲4六銀-3七桂型を作られたら後手が不満」「後手は、▲4六銀-3七桂型を作らせている間に先にポイントを挙げる」という思想が大勢を占めていたと思う。

本書でも、▲4六銀に△4五歩と銀を追い返す将棋は多く、▲4六銀と上がった12局のうち6局で銀を追い返している。この時代の攻防を経て、現在のような「▲4六銀vs△専守防衛」という構図が生まれてきた。

本書は、矢倉▲3七銀戦法において、現代の▲4六銀-3七桂型の前夜の戦いを、佐藤の実戦20局をベースに解説した本である。


各章の内容を、テーマ図を添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2013Feb07)



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単純明快 矢倉・脇システム
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脇謙二/著
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-614-3
1994年11月
\1,165
223p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 定跡編 ・矢倉脇システムの基本手順
第1節 角交換型
第2節 両端突き越し型
第3節 両端突き合い型
第4節 補足編・後手の棒銀
102p
第2章 実戦編 第1局 対宮田利男六段(1985.07.05,天王戦)
第2局 対羽生善治棋王(1992.06.12,天王戦)
第3局 対阿部隆六段(1993.03.05,王座戦)
第4局 対浦野真彦六段(1993.05.06,棋王戦)
第5局 対三浦弘行四段(1993.11.30,全日プロ)
第6局 対中田章道六段(1993.02.23,NHK杯予選)
第7局 対島朗七段(1993.10.30,早指し選手権戦)
第8局 対畠山鎮五段(1994.02.03,王将戦)
第9局 対長沼洋五段(1994.04.27,棋王戦)
第10局 対高橋道雄九段(1992.04.14,竜王戦)
121p

◆内容紹介
「矢倉は将棋の純文学」。でも分かりやすい矢倉を指したい人へ。脇システムは簡単です。
人の知らない戦法を指して楽に勝ちたい人、最近の矢倉定跡を煩しいと思う人、定跡通りの棋友をギャフンと言わせたい人、純文学を読んだことがない人などに矢倉・脇システムをお勧めします。

脇システム矢倉・脇システムの定跡書。

脇システムは、脇謙二七段(出版当時)が連採して好成績を挙げた形。広義では、▲3七銀戦法の基本形から(1)角が向かい合う、(2)互いに飛先を伸ばし合う、(3)互いに玉を入城するといった形〔基本図〕になっているものを指す。狭義の脇システムは、〔基本図〕から両端を突き合って、▲6四角△同銀▲2六銀〔狭義の脇システム図〕のことをいう。

脇システムは、相矢倉戦で先手が望みさえすれば、非常に実現しやすい作戦だ。何しろ、▲3七銀戦法の基本図から、△6四角に▲4六角と対抗すれば、もうほとんど「脇システム確定」である。駒組みから仕掛けまでで難しいところはあまりなく、大局観よりも経験値と研究がものをいう。

一方で、脇システムの進化は非常にゆっくりとしてきた。同時代に、森下システムや加藤流、▲4六銀-3七桂といった「大海原」があり、みんなの目がそちらに向いていたからだと思われる。その「大海原たち」はどんどん進化を続けた結果、2013年初頭現在では、プロの矢倉は「91手組」と「銀損定跡」に集約されており、個性を出すチャンスが非常に限定されている。

そんな中、脇システムが挑決という大舞台で指された。2013年1月8日の▲渡辺vs△羽生(棋王戦挑決第2局)(棋王戦中継サイト)で脇システムが登場。73手目まで前例の▲脇△木村戦(2003.11.21,B級2組)(将棋の棋譜でーたべーす)と同じ進行をたどり、後手が飛車切りの新手を出したものの、先手の丁寧な応接の前に敗れた。

脇システムもかなり定跡が絞り込まれているが、トップ棋士が採用したことにより、新たな鉱脈の可能性が感じられ、プチ流行を予感させる。(※▲佐藤康△渡辺戦(2013.01.09,A級)、▲三浦△羽生戦(2013.01.11,A級)と立て続けに登場。場合によっては爆発的な流行もありそうだ)

ところで、脇システムが載っている棋書は非常に少ない。私が知る限りでは、以下の本に載っているくらいだ。(※ほんの少し触れているだけの棋書は省略)

2002-07 定跡外伝2,週刊将棋編,MYCOM (第7章の一部)
2002-03 矢倉道場 第四巻 新3七銀,所司和晴,MYCOM (第1章、第2章)
1999-04 矢倉3七銀分析【上】,森内俊之,MYCOM (第4章、両端突き合い型のみ)
1999-04 これが最前線だ!最新定跡完全ガイド,深浦康市,河出書房新社 (第2部・テーマ34で4p)
1994-11 単純明快 矢倉・脇システム,脇謙二,週刊将棋編,MYCOM 〔本書〕
1993-05 必勝!! 同型将棋破り,甲斐栄次,屋敷伸之監修,高橋書店 (Part12)
1989-03 矢倉ガイド,週刊将棋編,中村修協力,MYCOM (第2章で10p、両端突き越し型のみ)

このうち、しっかりとページ数を割いて解説されているのは、本書と『矢倉道場 第四巻 新3七銀』のみ。ということで、本書は「脇システムを基本から解説した、貴重な一冊」である。


本書の前半は定跡解説、後半は実戦解説になっている。「基本から」といっても、プロの実戦を意識した作りになっており、アマ級位者向けの「こうなれば必勝です」という感じにはなっていないので注意。……レビューの続きを読む(2013Jan23)


現代矢倉の基礎知識(下)
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将棋の定跡(2)
現代矢倉の基礎知識(下)
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中村修/著
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-603-8
1994年6月
\1,165
217p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚(右1左3)
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
読みやすさ:B
有段向き
・3七桂戦法=170p
・3一角型の対策=42p

◆内容紹介
矢倉戦における理想的な展開とは。攻防のバランスが良い3七桂戦法を中村修・元王将がわかりやすく解説。
相矢倉▲森下システムの定跡本。第1章・第2章とも左下図が基本図となっている。
森下システムの導入
森下システムへの導入
 (1)森下システム
 森下システム


第1章では、森下システムがテーマ。森下システムは、先手が玉の囲いを急いだあと、先手が▲3七桂-3八飛型を作ってから▲5七銀〜4六銀の理想形を目指すのが大きな狙いである。攻防のバランスが取れていて、相手の出方によって柔軟な対応ができる。一時期、プロで猛威を振るったが、△スズメ刺しに対して不満な展開になることが多く、すたれた。しかし最近また見直されつつあるようだ。

第2章では、後手が▲3七銀戦法や▲森下システムを嫌って、△6四角型にしないで積極的に動いてくる作戦を解説。(2002July10)


現代矢倉の基礎知識(上)
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将棋の定跡(1)
現代矢倉の基礎知識(上)
個別ページへ
中村修/著
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-591-0
1994年3月
\1,165
217p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚(右1左3)
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
読みやすさ:B
有段向き
・3七銀戦法=152p
・3七銀早上がり=60p

◆内容紹介
序盤研究が進んで一手たりともおろそかにできない矢倉戦。知らなきゃ勝てない現代矢倉。攻撃力に富む3七銀戦法のすべてを中村修・元王将がわかりやすく示す。図面も豊富に、戦型別にあらゆる変化に即して解説。上巻。
相矢倉▲3七銀戦法の定跡本。タイトルに"基礎知識"とあるが、かなり専門的な定跡書。
図面は豊富だが、読みこなすには有段者の読みと形勢判断が必要だと思う。

第1章では、先手が玉を囲ってから▲3七銀と上がる戦法(左下図)がテーマ。本書では、先手の狙いである「4六銀-3七桂型」を後手が阻止する指し方をメインに解説してある。

第2章では、先手が玉を囲わずに▲3七銀を急ぐ指し方(右下図)がテーマ。互いに玉が薄いため、激しい戦いになりやすい。
(1)3七銀戦法
3七銀戦法
 (2)3七銀早上がり
 3七銀早上がり


矢倉の定跡の進歩は速く、現代では左下図からの▲4六銀-3七桂型を阻止するのは難しいという見解が主流。しかし、新手が出て見直される可能性もあるし、定跡の進化をたどるのも良いと思う。(2002July10)

 

羽生の頭脳(5) 最強矢倉・後手急戦と▲3七銀戦法
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羽生の頭脳 5
最強矢倉・後手急戦と▲3七銀戦法
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羽生善治
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0314-5
1993年1月
\971
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き

第1章 超急戦・序盤の常識 42p
第2章 ▲3五歩戦法 16p
第3章 ▲3七銀戦法・△4三金型 36p
第4章 ▲3七銀戦法・△6四角の攻防 40p
第5章 ▲3七銀戦法・▲6八角定跡 82p

※第1章:初手から▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩に、本書では▲7七銀。現在の主流は▲6六歩。

羽生の頭脳(6) 最強矢倉・森下システム
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羽生の頭脳 6
最強矢倉・森下システム
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羽生善治
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0315-3
1993年4月
\971
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 最新の▲3七銀戦法 60p
第2章 森下システム VS 雀刺し 30p
第3章 森下システム VS △7三銀 24p
第4章 森下システム VS △6四角 67p
第5章 最新の森下システム 34p

※第1章は5巻の続き。

▲3七銀戦法と▲森下システムがメインの矢倉定跡本。膨大な変化を本定跡だけに絞って、がんばって詰め込んだ感じ。そのせいか、羽生の頭脳シリーズの中で、矢倉の5・6巻だけ実戦編がない。

出版時期の近い『現代矢倉の基礎知識』と比べて、こちらは変化の広さよりも解説に重点が置かれている。他のA級定跡本と比較すると、かなり本筋に絞って書かれているので理解しやすい。

このころの▲3七銀戦法では、「4六銀-3七桂の形を作らせては後手が面白くない」という考え方が主流で、特に5巻では後手が▲4六銀型を拒否する指し方をメインに解説している。プロでは「▲4六銀型を拒否するのは難しい」という結論に落ち着いているようだが、本当に微差なので、アマの将棋にはまだまだ頻繁に登場するだろう。▲3七銀戦法を指す人と後手矢倉を受ける人には必修課題である。

また、森下システムは後手スズメ刺しが優秀で(というか、「先手番なのに受身になるので面白くない」という理由で)一時期すたれたが(『現代矢倉の思想』等を参照)、時代が一回りして(?)再び見直されつつある。すなわち、森下システムは古くて新しい戦型だといえるだろう。最近では竜王戦(2002)で▲森下システムvs△スズメ刺しが2局も登場し、大いに話題を呼んだ。復習のつもりで読んでおきたい。(2003Jun19)


必殺!カニカニ銀
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必殺!カニカニ銀
究極の二枚銀戦法
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児玉孝一
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0309-9
1992年2月
\971
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
第1章 定跡、のようなもの 〜カニカニ銀の駒組みから仕掛けまで〜
・カニカニ銀って何だ?
・おいしいカニカニ銀の作り方
・超急戦でぶっ飛ばせ!
・用心深い手にはこう攻めろ(△5二金右型)
・厚かましい手には角切りで(△4二玉型)
・「5筋不突」には3筋から攻めろ(後手5筋不突き型)
・3筋不突が▲3四飛を可能に(銀対抗型)
【特別講義】「カニカニ銀」5つの心得
124p
第2章 実戦、次の一手 〜序盤から終盤までハイライトシーンを10問〜 22p
第3章 カニカニ銀の、実戦 〜快勝、辛勝、逆転、惜敗の熱闘譜〜(7局) 68p

【コラム】アワを食うカニカニ銀(1)(2)(3)(4)
※第1章:各節ごとにダイアグラム(変化樹形図)あり
※第2章:次の一手問題は、最善手が正解とは限らない。「棋風は十人十色なので、序中盤の問題については“最善手”に見解の相違があると思うが、ここでは私(著者)が実戦で指した手をとりあえず『正解』にしてあるので悪しからず。」(132p)

◆内容紹介(裏表紙より)
「カニカニ銀」はシンプルな戦法だが、破壊力は抜群だ。居玉でバンバン攻めるので、そのぶん、勝ったときの爽快感はなんともいえない。「攻め」と「スリル」の好きな人には特におすすめの戦法!

カニカニ銀の定跡書。

右図がカニカニ銀の典型的な組み上がり図。主に矢倉模様のときに使える。『将棋格言豆事典』によれば、“これほど序盤の格言に反している戦法は他にない。「居玉は避けよ」「玉飛接近すべからず」「玉の守りは金銀三枚、攻めは飛角銀桂」という格言を無視している。(中略)それでもこのカニカニ銀は戦法として成り立っており、優秀だとも言われている。(中略)カニカニ銀は100年に一度の新戦法(後略)”。確かにある意味、スゴイ戦法である。最近でこそ、藤井システムや高田流など居玉も辞さない戦法はいくつかあるが、ここまで居玉の良さを引き出した戦法はカニカニ銀だけだと思う。アマにも使いやすい点も魅力的だ。

カニカニ銀基本的な狙いは、飛角銀銀桂による中央突破。ここまではいろいろな棋書で紹介されるので、わたしもよく知っていた。しかし、本書を読んで「カニカニ銀の最大の特長は、どこでも戦いを起こせること」であると理解した。自陣の二段目が素通しなので飛車が自在に動けるし、角も9七→7五→3九などという具合に縦横無尽に動けるのだ。そのため、盤上全体が戦場になり、相手はかなりの苦労を強いられるハメになる。居飛車党で横歩取り超急戦などが好きな人にはピッタリの戦法だ。多くの本では中央突破の成功例しか書かれていないので、しっかりマスターしたい人には本書は必携。

本書は定跡化しにくいカニカニ銀を上手くまとめていると思う。わたしの場合、先に実戦譜(第3章)を並べてから、第2章→第1章と読んでいったのだが、これがドンピシャで、非常に読みやすく感じた。特にスゴイところがある訳ではないが、戦法の優秀性と使いやすさと、本の構成バランスの良さを高く評価したい。

欲を言えばもう少し実戦譜がほしかった。この手の乱戦は、たくさん棋譜並べした方が感覚がつかみやすいと思うのだ。1棋譜あたり1pくらいでいいから、児玉のカニカニ銀全実戦譜を載せてくれたら最高だったのだが。(2003Aug23)


将棋・矢倉のすべて
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将棋・矢倉のすべて
3七桂戦法・3七銀戦法・4六銀戦法・飛車先不突き戦法
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中原誠
池田書店
ISBN:4-262-10115-0
1989年7月
\1,553
330p/20cm/H.C.
   
序章 矢倉の戦型について 矢倉の駒組み/矢倉の戦型─これまでの形/矢倉の戦型─現代の形 12p
第1章 3七桂戦法 ▲3七桂-△7三銀型/▲3七桂-▲2九飛型 66p
第2章 3七銀戦法 ▲3七銀-△6四角型(1)(棒銀)/▲3七銀-△6四角型(2)(4六銀) 60p
第3章 4六銀戦法 ▲4六銀・▲3七桂型の狙い筋
/▲4六銀・▲3七桂-△7三銀・△6四角型
/▲4六銀・▲3七桂型-▲5八飛/▲4六銀・▲3七桂-△7三角型
/▲4六銀・▲5五歩型-新しい形
144p
第4章 飛車先不突き戦法 先手3筋交換型/米長流後手の対策 40p

◆内容紹介
この本は、矢倉の第一人者として知られる著者が、“次の一手”形式を挿入しながら、矢倉将棋の攻防の真髄をわかりやすく解説する、愛棋家には見逃せない絶好の1冊です。

 



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定跡百科(8)
矢倉ガイド
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週刊将棋/編
中村修/協力
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-530-9
1989年3月
\883
212p/18cm
   
第1章 3七桂型 (1)イントロダクション (2)スズメ刺し (3)▲3七桂vs△7三銀
(4)同型矢倉 (5)▲2九飛戦法 (6)△1三銀型
40p
第2章 3七銀型 (1)イントロダクション (2)▲6八角の変化 (3)角対抗型
(4)二歩対抗型 (5)△4五歩の変化
28p
第3章 4六銀型 (1)イントロダクション (2)四手角 (3)4六銀早上がり
(4)△7三銀型 (5)△6三銀型 (6)△6四銀型
(7)△7三角-1四歩型
64p
第4章 飛先不突き矢倉 (1)イントロダクション (2)▲1八飛型 (3)3筋交換型
(4)▲5八金型 (5)▲8八玉型 (6)早囲い (7)▲3七桂型
(8)腰掛銀 (9)△矢倉中飛車 (10)米長流急戦矢倉
(11)△6二飛型 (12)5筋交換型
72p

・【コラム】矢倉名勝負(1)〜(4)

 

 

矢倉で戦おう(上)
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矢倉を完全マスター
矢倉で戦おう(上)
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中原誠
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0302-1
1988年7月
\880
222p/19cm
   
序章 相矢倉戦の基本的な考え方 12p
第1章 最新矢倉▲4六銀戦法 25p
第2章 △7三銀型 40p
第3章 ▲4六銀早上がり 13p
第4章 ▲3七桂型 14p
第5章 △6三銀〜△5三角型 37p
第6章 △7三銀型 33p
第7章 ▲5五歩早仕掛け 19p
第8章 △5五同歩型 24p

◆内容紹介
現在プロ棋界で主流となっている戦法の第一は「相矢倉」である。一口に矢倉といってもその種類は多く、今も新しい戦い方が開拓され続けている。本書は矢倉研究の第一人者、自然流の中原誠九段が、最も多く指されている六銀戦法を中心に将棋世界誌上で解説した講座をまとめたものである。

矢倉で戦おう(下)
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矢倉を完全マスター
矢倉で戦おう(下)
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中原誠
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0303-X
1988年7月
\880
222p/19cm
   
第1章 ▲4六銀戦法 勝浦新手 13p
第2章 飛先不突き矢倉 66p
第3章 米長矢倉 62p
第4章 同型矢倉の攻防 38p
第5章 △6二飛型 37p

◆内容紹介
本書では矢倉戦に新風を吹き込んだ飛車先不突矢倉を中心に、中央から積極的に攻める米長矢倉、また先後同型矢倉など、矢倉党には見逃がすことの出来ない内容である。難解といわれる矢倉も戦型別に分類して研究、解説してあるため、その攻め筋が理解しやすくなっている。

 


急戦でつぶせ ヤグラがなんだ
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週将ブックスオレンジシリーズ
急戦でつぶせ
ヤグラがなんだ
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田中寅彦
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-522-8
1988年5月
\883
228p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
    〜★★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
※さらに詳しい内容は個別ページをご覧ください。
第1章 二枚銀急戦矢倉 ・二枚銀急戦矢倉の狙い筋
・二枚銀急戦矢倉の実戦
・児玉流カニカニ銀
74p
第2章 米長流急戦矢倉 ・米長流急戦矢倉の狙い筋
・居角急戦型の実戦
・4四銀型の実戦
・先手米長流の実戦
・米長流の対策
84p
第3章 6二飛戦法 ・6二飛戦法の狙い筋
・6二飛戦法の実戦
32p
第4章 矢倉中飛車 ・矢倉中飛車の狙い筋
・5七銀型の対策
・矢倉中飛車の実戦
32p

◆内容紹介
現代将棋は速度が勝負。過激な攻めのトラ彦が急戦矢倉崩しの最新戦法を大公開。スピードあふれる戦い方でヤグラなんかブッつぶせ!

急戦矢倉の戦法解説書。

急戦矢倉とは、相矢倉模様の駒組みの中で、互いにガッチリした矢倉囲いを構築するのではなく、一方が簡素な囲いから仕掛ける戦法の総称である。多くは強い攻撃力(破壊力)を持つ半面、玉型が貧弱なのでカウンターを喰らうリスクも高い。急戦矢倉の場合、先手が5手目▲7七銀or▲6六歩と角道を止めて持久戦を目指すのに対し、後手が仕掛けを狙うパターンが多い。

本書は、数ある急戦矢倉のうち、「二枚銀」「カニカニ銀」「米長流急戦矢倉」「6二飛戦法」「矢倉中飛車」を解説した本である。

本書の戦法解説は、下記のような三段構えが基本になっている。(章によっては一部割愛されている)

 (1)概説 : 戦法のルーツ、戦法が登場した背景、考え方・思想
 (2)基礎講座 : 駒組みの手順、狙い筋、相手の代表的な対応手順
 (3)応用・発展 : プロの実戦解説

この三段構えで戦法の歴史を追っていくので、戦いの意味が非常に分かりやすい。逆に、網羅型の定跡書ではないので、辞書的な使い方は難しい。

各戦法について、図面を使って説明していこう。……レビューの続きを読む(2009Oct31)


新・これが矢倉だ 【4六銀】
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週将ブックスオレンジシリーズ(10)
コンピューター桐谷の
新・これが矢倉だ 【4六銀】
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桐谷広人/著
米長邦雄/監修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-513-9
1987年4月
\780
237p/18cm
   
第1章 3七銀戦法からの推移 3七銀戦法スズメ刺し/3七銀戦法▲1五歩型
/△6二飛の対抗/最善手は△2四銀
24p
第2章 出現!▲4六銀 △8四角-△7三桂型/▲2五桂の変化
/速度重視の▲2九桂型/▲4六銀vs△8四角は先手有利
36p
第3章 後手の新対策 △6四角-△7三銀型/5筋を突き捨てない形 22p
第4章 先手有力な▲5五歩 △5二飛の変化/△4五歩の変化
/常識を破った▲3四歩/△5五同歩-△6四銀型
/△8六歩の時機/後手、▲5五歩を拒否する指し方
80p
第5章 △6四歩型 後手の対策の移り変わり/4六銀型側の工夫
/3筋交換に対する後手の対策/▲7九玉型で待機
38p
第6章 後手同形の対抗 △6四銀-△7三桂型/△2四銀の時機 30p

◆内容紹介
<4六銀戦法>は、現在のプロ棋界で猛威をふるっている、最も新しい形。この戦法を知ることは、すなわちプロ将棋を知ること。数多い実戦例をもとに、分かりやすく解説している本書を読破すれば、あなたの得意戦法は次の日から“矢倉”です。『週刊将棋』連載の「よくわかる矢倉」をまとめ直して単行本化!「これが矢倉だ」の完結編。

 


急戦矢倉 3度将棋が強くなる
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中原誠の3度将棋が強くなるシリーズ
急戦矢倉
〔3度〕将棋が強くなる
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中原誠
大泉書店
ISBN:4-278-08117-0
1987年2月
\650
216p/18cm
[総合評価]
C
難易度:★★☆
図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き
・早技「急戦矢倉」の勝ち方
△中飛車型(その1) 先手後手、さばき合い形 54p
△中飛車型(その2) 後手、位取り形 84p
▲中飛車型 △6四歩型 64p

・急戦矢倉の『次の一手』=19問
・知っておきたい必勝手筋・100=次の一手問題(部分図)=100問

急戦矢倉の解説書。“急戦矢倉”といっても、本書は矢倉中飛車オンリー。

「中原誠の3度将棋が強くなるシリーズ」は、独特の構成が特徴。上段(2/3くらい)で戦型の流れを解説し、節目の局面では次の一手問題が出題される。解答は三択で、出題ペースは約10ページに1問の割合。読者が考えるので読んでいて飽きにくく、急所の変化を理解しやすくなっている。

また、下段(1/3くらい)では問題集で、今回は「実戦詰め手筋」。“詰将棋”ではないので、駒が余っても良い。『急戦腰掛銀』の問題も実戦詰め手筋だったが、それよりもずっとずっと簡単。前半50問は特に易しい問題で、これが全部できればそれだけでアマ5級の実力はあるだろう。後半は少し難度が上がるが、それでも初段クラス。100問正解なら三段が保証されるので、がんばってみよう。ちなみにわたしは勘違いで1問まちがえました(-_-;)

解説編は、矢倉中飛車を実戦ベースで3局解説してあるだけで、定跡チックな解説はなし。本書のとおりに進むことはまずないと思う。本シリーズは定跡の本筋を丁寧に解説してくれるのが特徴だが、本書に限ってはすごくイマイチ感が漂う。ただし、解説自体は丁寧なので、序盤から終局までの流れはつかめる。

シリーズ全体はなかなかのオススメだが、本書はなくてもいいかも…。(2005Jan14)


続・これが矢倉だ |【2九飛】|
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週将ブックスオレンジシリーズ(7)
コンピューター桐谷の
続・これが矢倉だ |【2九飛】|
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桐谷広人/著
米長邦雄/監修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-507-4
1986年9月
\780
214p/18cm
   
第1章 2九飛戦法とは 2九飛戦法の威力 20p
第2章 2八飛8八玉型 ▲8八玉の入城は危険/必殺の△8六歩 20p
第3章 6六銀右型 様子を見る余裕はない/無限の勝負 20p
第4章 6六銀左型 ▲6六銀左vs△8三飛/▲6六銀左vs△8一飛/▲6六銀左vs△6二飛 40p
第5章 7五歩交換型 △7五歩をめぐる攻防/▲5九飛▲7九玉型 46p
第6章 後手の最善手 △4二角が後手の秘策 14p
第7章 最新の2九飛戦法 2九飛戦法のルーツ/2九飛戦法の成功譜/最近の実戦 48p

◆内容紹介(見返しより)
前著〈スズメ刺し〉に続く、「これが矢倉だ」第2弾。棋界のコンピューター桐谷広人五段が、対棒銀用〈2九飛戦法〉のすべてを1冊にまとめました。初級者にもたやすく理解できる分かりやすい解説と、約2千局のデータから選んだ豊富な実戦例が特色の本著。「矢倉は難しすぎて」と敬遠していた人にもぜひお勧めしたい一冊です。最新の名局からプロの手筋を身につければ、矢倉はもうあなたの得意技の一つです。

 



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週将ブックスオレンジシリーズ(5)
コンピューター桐谷の
これが矢倉だ 《スズメ刺し》
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桐谷広人/著
米長邦雄/監修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-505-8
1986年4月
\786
230p/18cm
   
第1章 スズメ刺し対四手角 スズメ刺しの破壊力/初期の4手角
/△5三銀の試み/最近の四手角
60p
第2章 スズメ刺し対9五歩7三桂型 △9五歩△7三桂型 14p
第3章 スズメ刺し対棒銀 強敵、棒銀の出現/速攻6九玉型/7九玉改良型
/6筋盛り上がりの抵抗/有力な4八角型
/棒銀の積極策/石田式棒銀対策/スズメ刺しの苦闘
100p
第4章 スズメ刺し最前線 スズメ刺し対6四銀戦法/スズメ刺し対棒銀の現状 48p

◆内容紹介(表紙より)
“プロ”の矢倉第1弾。棋界きっての理論派が、升田から米長まで二千局の実戦例をもとに現代矢倉をつぶさに解説。スズメ刺しはこれ一冊でOK!

 


谷川流速攻矢倉
将棋タウンさんthx!
一手決断・将棋戦法(3)
谷川流速攻矢倉
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谷川浩司
筑摩書房
ISBN:4-480-67003-3
1986年1月
\780
206p/18cm
   
 
 


加藤流 矢倉+中飛車破り
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一手決断・将棋戦法(2)
加藤流矢倉+中飛車破り
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加藤一二三
筑摩書房
ISBN:4-480-67002-5
1985年12月
\780
206p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
初級〜中級向き
T 矢倉▲3七銀戦法 (1)現代矢倉の序盤
 /妙味つきない戦法/▲2五歩は保留する/▲3七銀戦法の誕生
(2)徹底トレーニング
64p
U 中飛車破りの
▲3八飛戦法
(1)▲3八飛戦法の序盤
(2)徹底トレーニング
64p
V 実戦名局二局 2局
(1)加藤vs中原,相矢倉▲4六銀-3七桂
(2)加藤vs中原,△中飛車vs▲3八飛戦法
72p
矢倉▲3七銀戦法と、対中飛車▲3八飛戦法の解説書。

「矢倉▲3七銀戦法」(下左図)は、別名“加藤流”ともいわれ、現代でも矢倉のど真ん中にある戦法。ただし、現在の▲3七銀戦法は、▲2六歩を突いていないのが主流。加藤は昔から▲3七銀をよく指していて、森下システム全盛期にもかたくなに▲3七銀を指していた。

非常に変化が広いため、「○○という変化もある、△△もある」という具合に、解説が散漫になっている。これは戦法の性質上、しかたのないことだが、もう少し変化を絞った解説をしてほしかった。

一方、もう一つ解説されている「対中飛車▲3八飛戦法」(下右図)も加藤の代名詞ともいえる戦法。こちらの方はかなり明快な解説で分かりやすい。この戦法が必勝戦法のように思えてくるくらい。

それにしても、なぜこの2戦法が同じ本に収められているのだろう。確かに、どちらも立派な“加藤流”ではあるが…。(読む前は「“矢倉中飛車”破り」の本かと思ってた。)(2005May14)
加藤流矢倉▲3七銀戦法 基本図 加藤流 対中飛車▲3八飛戦法 基本図


中原の必勝やぐら中飛車
将棋タウンさんthx!
中原の将棋シリーズ(13)
中原の必勝やぐら中飛車
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中原誠
池田書店
ISBN:4-262-10213-0
1985年8月
\750
230p/18cm
   
 
 


矢倉戦 3度将棋が強くなる
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3度将棋が強くなるシリーズ
矢倉戦
〔3度〕将棋が強くなる
個別ページへ
中原誠
大泉書店
ISBN:4-278-08114-6
1985年4月
\650
216p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★☆
図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き
・矢倉で勝つ攻撃法
急戦矢倉戦法 おもしろい急戦矢倉(二枚銀) 46p
すずめ刺し戦法 ・▲3七銀型スズメ刺し
 (1)▲1七香・▲1八飛型大成功
 (2)△2二金型の受け
・▲3七桂型スズメ刺し
 (1)▲1五歩▲3七桂型大成功
 (2)△2四銀型の受け
118p
飛車先不突き矢倉戦法 ▲3七銀・角交換型 64p

・矢倉戦の『次の一手』=22問
・知っておきたい必勝手筋・100=次の一手問題(部分図)=100問

矢倉の解説書。

メインは第2章のスズメ刺しで、▲3七銀型と▲3七桂型の2種類。先に上手くいった例を掲げ、次に後手が対策を採ってきた場合の戦い方を解説。スズメ刺しの基本的な狙い筋が分かるようになっているので、すぐに実戦で試してみると面白い。

第1章の急戦矢倉は、先手の二枚銀型。▲4六銀と出たあと、左銀も▲6六銀と出ていく。最近の矢倉は序盤で▲6六歩とする人が多く、この形を見かけることはあまりなくなったが、レパートリーの一つとして知っておくといい。ただ、本書では実戦例1つの解説にとどまっている。押したり引いたりと難しい指し口なので、あくまでも参考程度。

第3章は、飛先不突き矢倉で、スズメ刺しと歩越し棒銀をミックスしたような形。これも第1章と同様、実戦例1つの解説。

このシリーズの特徴である、下段の「次の一手問題」は、全10巻の中ではちょっと難しめだった。といっても、初段クラスなら全問解ききれるくらいのレベル。珍しく、本編と関連した問題がちょっとだけあった(第88問など)。

本書は「3度将棋が強くなる」シリーズ全10巻の5冊目になる。このころからだんだん実戦解説中心になり、定跡書としてはあまり使えなくなってきた。解説は丁寧で分かりやすいし、いろんなエッセンスが含まれているのは良いが、「何度も読む本じゃないかな」と思う。(2005Feb14)


スーパー矢倉戦略
zoom
将讃ブックス
スーパー矢倉戦略
なぜ、あなたは矢倉を指さないのか!?
個別ページへ
田中寅彦
竅iえい)出版社
1076-1121-0651
1983年12月
\750
209p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き2〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
Not found at Amazon.co.jp
1 アンチ矢倉党への3章 (1)矢倉を制するものは天下を制す
(2)なぜ、あなたは矢倉を指さないのか
(3)今、なぜ飛先不突き矢倉なのか
10p
2 飛先不突き矢倉のための4章 (1)飛先不突き矢倉 ─その理論的背景
(2)A1タイプの構想と指し方
(3)A2タイプ ─そのねらいはここだ
(4)これさえわかれば定跡無用
22p
3 A1タイプのための3章 (1)最善の受けにはどうするか?/決め手の▲1二歩
(2)四手角への攻略法SP-A/飛先不突き矢倉の攻めは切れない
(3)名人戦への序曲/中原流棒銀の研究
40p
4 A2タイプのための3章 (1)3筋から逆襲された場合/3筋からの攻撃を利用
(2)“角交換型”飛先不突き矢倉/角の使い方がポイント
(3)スズメ刺しvs飛先不突き矢倉/角交換を狙え
32p
5 飛先不突きはずしへの2章 ・飛先不突きはずしのテクニック
(1)矢倉中飛車への対策/古い皮袋に新しい酒
16p
6 後手の新対策△3二玉型 新しい強敵の出現/後手の新対策の指し手 10p
7 新・飛先不突き矢倉のための3章 新・飛先不突き矢倉/袖飛車型の登場/最新・飛先不突き矢倉 22p
8 参考棋譜および解説 10局 22p

・【コラム等】田中寅彦・全調査/対局の前日/感想戦/対局の夜/初めての体験─立会人/未来の飛先不突き矢倉/田中寅彦全成績/研修会規定

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
名人戦をはじめとするあらゆるプロ棋戦が「飛先不突き矢倉」によって戦われている。将棋というゲームが創り出されてから三百年、その間に「居飛車で飛車先を突かない」なんていう戦法は存在しなかったから、これはもう一つの革命といっていい。
この本を書くにあたり、内容ばかりでなく解説や構成の方法も最新のやり方を試みてみた。
 (1)なによりも、「わかりやすい本」であることに注意を集中した。
 (2)なによりも、勝つための実用書であることを心がけた。
 (3)本書は、将棋という学問の研究書である。

飛先不突き矢倉の解説書。

 「なぜ、あなたは矢倉を指さないのか!?」
 「うーん、表紙がビミョだからかな…」


冗談はさておき。飛先不突き矢倉がプロの公式戦で指されたのが1981年。本書の出版が1983年。現代ではアタリマエになった飛先不突き矢倉だが、当時としては非常に画期的だった。飛先の歩を一つ突くのは矢倉では常識だったのが、突かないことで他所の駒組みが早くできたり、2七に隙がなかったり、2六に銀や角を配置できたりと、戦略の幅が大幅に広がったといえる。

本書では、飛先不突き矢倉を「A1タイプ」と「A2タイプ」の2種類に分類。

A1タイプ A2タイプ
・A1タイプ(左図)
飛角、さらに銀桂香を1筋に集中させて、端攻めに重点を置く指し方。

・A2タイプ(右図)
序盤戦の早いうちに▲3五歩△同歩▲同角と3筋の歩を切っておき、▲3六銀〜▲3七桂の理想形を目指して、作戦勝ちを狙う指し方。

どちらも飛先不突き矢倉の理想形であり、この形が作れたらまず作戦勝ち。よって、実戦ではこの形を「作ろうとする・作らせない」の戦いが繰り広げられる。

第1章・第2章では飛先不突き矢倉の基本思想を解説し、第3章以降で田中自身の実戦譜を用いて解説していく。細かい定跡よりも、「理想形を頭に描くことと、感覚重視」で話が進むので、20年以上経ってもさほど古さは感じない。

現代の矢倉がよく分からない人は、一度このあたりまで立ち返ってみてはいかがだろうか?(2005Mar20)


中原のやぐら教室
将棋タウンさんthx!
中原の将棋シリーズ(11)
中原のやぐら教室
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中原誠
池田書店
ISBN:4-262-10211-4
1983年11月
\700
230p/18cm
   
基本編 (1)矢倉囲いのいろいろ
(2)矢倉囲いの崩し方
(3)相矢倉戦の駒組み手順
36p
戦型編 (1)▲3七銀型(スズメ刺し棒銀)
(2)▲3七桂型(スズメ刺しvs△4一玉型)
(3)▲3七桂型(スズメ刺しvs△2二玉型)
50p
実戦型編 実戦解説=4局 116p
飛車先不突き矢倉の紹介   8p
次の一手 次の一手問題=5問 12p

◆内容紹介(見返しより)
矢倉戦法は振り飛車と並んで、現在の将棋戦法の主流を占めているが、振り飛車に比べて手が広く、変化が多い。このため難しそうだと、最初から敬遠しているアマチュアの方もあるようだ。しかし、この優れた先方を覚えれば、将棋の奥行きを深め、棋力を向上させるのに大いに役立つ。その意味で、矢倉戦法には定評のある著者により、矢倉の基本から実戦までを分かりやすく解説した本書は、初心の方だけでなく矢倉愛好者にも見逃せない一冊といえよう。

 


加藤一二三の将棋の勝ち方
zoom
加藤一二三の将棋の勝ち方
必勝・矢倉戦法のすべて
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加藤一二三
ナツメ社
ISBN:4-8163-0324-3
1983年10月
\780
222p/19cm
   
第1章 最新矢倉の基本型 将棋に強くなるには/どうしたら勝てるか
/定跡を実戦に生かす/矢倉戦法の駒組み
(1)7筋からの反撃 (2)6五位取り (3)先手の改良策
(4)後手玉を固める (5)後手端を攻める
48p
第2章 矢倉の戦い方と寄せ方 (1)後手の新手法 (2)攻め方を工夫 (3)金を攻めに活用 46p
第3章 矢倉の飛車先不突戦法 飛車先不突き矢倉の駒組み
(1)端を攻める (2)後手の改良策
42p
第4章 変形矢倉戦法 (1)矢倉中飛車 (2)矢倉中飛車の受け (3)△1三銀型
(4)最新の攻め手順 (5)攻め合う形 (6)形を乱す指し方
40p
第5章 名人戦に学ぶ次の一手 次の一手問題=20問 42p

◆内容紹介(はじめにより抜粋)
本書では平手の二大戦法の一つである「矢倉戦法」を詳しく述べました。数多い戦法の中から矢倉戦法を選んだのは、これが“本格的な指し方”を学ぶために適しているからです。

 



zoom
現代将棋講座(2)
矢倉戦法U
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中原誠
筑摩書房
ISBN:4-480-69802-7
0376-69802-4604
1983年6月
\880
204p/19cm
   
T ▲1六歩・△1四歩型 (1)▲3七銀・△6四角型
(2)▲3七銀・△7三銀型
105p
U ▲1五歩突き越し型 (1)△7三銀・▲3七桂型
(2)△6四角・▲3七桂型
90p

◆内容紹介(裏表紙より)
第1巻に続いて現代矢倉戦法の最新型を詳細に解説。著者の実戦をテキストに、急所の一手ごとに指し手の意味を明らかにし、将棋の奥深さ楽しさと中原矢倉の神髄を伝える。

 



zoom
現代将棋講座(1)
矢倉戦法T
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中原誠
筑摩書房
ISBN:4-480-69801-9
0376-69801-4604
1983年3月
\880
204p/19cm
   
T 矢倉戦法の予備知識 (1)矢倉囲いの種類
(2)矢倉戦法の基本手順
10p
U ▲5六歩対△6四歩型 (1)△6四歩から△5四銀型
(2)△6四歩から△5四歩型
48p
V ▲5六歩対△5四歩型 (1)▲1六歩・△1四歩型 138p

◆内容紹介(裏表紙より)
矢倉戦法は将棋の鉱脈であり、底知れぬ奥深さを秘めた現代将棋の代表である。戦後の旧型から最新型への発展過程をたどり、現代矢倉の急所をわかりやすく体系的に解説する。

 


矢倉戦法
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初段に挑戦するシリーズ(6)
矢倉戦法
矢倉の核心に迫れ!
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板谷進
創元社
ISBN:4-422-75056-9
1981年11月
\850(初版\680)
238p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き
第1章 ▲3七銀戦法
(棒銀)
・基本となる駒組み
(1)攻撃に至る手順 (2)△2二玉型 (3)△3一玉型
(4)△2二金型 (5)△2二銀型
72p
第2章 ▲3七桂雀刺し戦法 (1)総矢倉 (2)△1四歩型 (3)△1三銀型 (4)△2二銀型 78p
第3章 ▲3七桂戦法
(▲4五歩からの仕掛け)
〔4七銀-3七桂型〕
(1)△6三銀型-1(▲4五歩△同歩▲同桂)
(2)△6三銀型-2(▲4五歩△同歩▲3五歩)
(3)△5三銀型
82p

◆内容紹介(表紙より)
勝ちたい、上達したいと思うのは当然。だが、意識ばかり先走るのは考え物だ。一歩下がってもう一度足元を確かめていただきたい。基本を忠実に守って、矢倉将棋の核心に触れてほしいのだ。

矢倉の定跡書。

出版されたのは、ちょうど飛先不突き矢倉が登場した頃。なので、本書に登場する矢倉は旧型に属する。とはいえ、いずれもタイトル戦などでも盛んに指された本格型だ。現在ではあまり指されていない形だが、攻め筋は大いに参考になるだろう。特に第3章の4七銀-3七桂の同形矢倉は、意外に最近の矢倉本には載っていない。

構成は、定跡書としてはオーソドックスなタイプ。一つの形に対して、主要な変化をいくつか解説していく。変化の重要箇所では「次の変化を考えよう」として次の一手問題を出題(計17問)。

級位者向けの矢倉解説書では、後手が緩慢な駒組みをしている間に先手が理想形を築き、一方的に攻め潰すのが普通だが、本書の場合は後手もしっかり反撃してくる。そのため、コンパクトな本の割に変化が結構多岐にわたる。

レイアウトは良いが、多くの変化を一冊に詰め込んだせいか、ちょっとゴチャゴチャしていて読みにくい部分がある。それさえなければ、本書はかなりの好評価だと思う。(2005Mar31)


プロの矢倉3七桂 加藤のプロ将棋シリーズ(2)
プロの矢倉3七桂
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加藤一二三
大泉書店
ISBN:4-278-08132-4
1980年8月
\650
231p/18cm
   
1 先手の端攻め 矢倉戦法/▲2六香打ち型 26p
2 ▲3七桂、△7三銀型 △7五歩▲同歩△同角型/銀冠型/角対抗型
/6筋衝突型/修正した6筋衝突型/後手堅実型
62p
3 ▲6五歩、△4五歩型 強手▲6五歩型/再び強手▲6五歩型
/▲6五歩型の新展開型/▲1七香を先にする型
42p
4 ▲1七香、△8四銀型 ▲1七香を先にする型/立場を変えた▲1七香型
/三度目の▲1七香型/4度目の▲1七香型
34p
5 後手△1三銀型 ▲3七桂対△1三銀型/▲4五桂、△4四銀型
/▲4五桂、△4二銀型/新手法▲5五歩型
/桂捨ての新型/▲2五歩、▲1八飛型
52p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
矢倉の3七桂戦法は、ずっと前から盛んに用いられていますが、最近はまた新しい型が次々に登場しています。かつては千日手模様だった型にも、有力な打開策が見つけられていまでは公式戦に千日手が出ることはほとんどなくなりました。著しい戦術の進歩です。
(中略)3七銀戦法に比べて、3七桂戦法の方が、早くに決戦に突入する例が多く、本書でも急戦で勝負をつけていく形を述べました。

 


プロの矢倉3七銀
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将棋タウンさんthx!
加藤のプロ将棋シリーズ(1)
プロの矢倉3七銀
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加藤一二三
大泉書店
ISBN:4-278-08131-6
1980年6月
\650
231p/18cm
   
1 基本の▲3七銀戦法 矢倉戦法の歴史/三枚矢倉型/矢倉の出だし
/△6四歩に対する攻め方/右銀対抗型/流行形の基本
/カベ銀型/最新の▲3七銀戦法
44p
2 ▲3七銀、▲1五歩型 ▲3七銀、▲1五歩型の登場/▲1七香、▲1八飛型
/△6二飛型/△6二飛から△6一飛
34p
3 ▲3七銀から▲4六銀と出る型 ▲4六銀型/中央反撃型/▲3八飛、△2四銀型 28p
4 ▲3七銀に△1四歩とする型 ▲1八飛、△2二金型(1)/▲1八飛、△2二金型(2)
/▲4六銀から▲3五歩型/▲4六銀から▲3五歩型の新型
/攻め合い型/▲2六歩保留型
70p
5 ▲3七銀に銀出で対抗する型 角と角との対抗型/7筋3筋歩交換型 32p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
前に出した拙書『矢倉の闘い』は幸い版を重ねています。この本に出ている型は、現在も指されているので、矢倉戦法の基本になるものとみてよいでしょう。しかし、その後、有力な新しい戦い方がいろいろ登場してきました。私もこの数年間におけるタイトル戦や公式戦で矢倉を戦い、経験を積みました。そして、定跡の本を書く資料がたくさんそろったので、新しい矢倉戦法の本を書きたいと考え、昨年の夏に着手しました。

 


将棋・矢倉戦法
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将棋・矢倉戦法
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関根茂
成美堂出版
ISBN:4-415-04616-9
1980年6月
\500
190p/16cm
   
 
 


矢倉戦法の指南
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将棋タウンさんthx!
升田の将棋指南シリーズ(2)
矢倉戦法の指南
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升田幸三
大泉書店
ISBN:4-278-08122-7
1980年2月
\650
231p/18cm
   
 
 


灘流矢倉戦法
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オリジナル版
日将ブックス
灘流矢倉戦法
1筋、3筋を直撃する
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灘蓮照
日本将棋連盟
2276-8115-5892
1974年7月
\650
222p/18cm
    Not found at Amazon.co.jp
第1章 灘流矢倉の基本と実戦 ・灘流基本形その一
・実戦例 (1)灘−加藤(一) (2)灘−有吉
      (3)広津−灘 (4)芹沢−広津 (5)有吉−灘
・灘流基本形その二
・実戦例 (1)灘−二上 (2)灘−米長 (3)米長−灘 (4)中原−灘
・灘流基本形その三
・実戦例 (1)灘−関根 (2)灘−二上
81p
第2章 特撰自戦譜 第1局 vs大山王位戦(早指し王位獲得)
第2局 vs升田九段戦(NHK杯戦優勝)
第3局 vs芹沢八段戦(王座戦優勝)
42p
 


エース・ブックス 将棋シリーズ 4
矢倉の戦法
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有吉道夫
主婦の友社
2076-969528-3062
1978年3月
\750
207p/19cm
   
第1章 矢倉の戦い方 (1)矢倉囲いのいろいろ
(2)矢倉の組み方
(3)攻めの理想型のいろいろ
66p
第2章 得意の戦法を持とう (1)矢倉▲3七銀戦法
(2)矢倉スズメ刺し戦法
54p
第3章 矢倉の実戦 (1)▲3七銀戦法の成功(vs加藤一二三)
(2)▲3七銀-△7三銀対抗型(vs加藤博二)
(3)▲1五歩突き越し型(vs二上達也)
(4)4筋vs5筋(vs山田道美)
54p
第4章 囲いの崩し方 (1)守備の急所の駒は
(2)攻撃法のいろいろ
38p

◆内容紹介(はじめにより抜粋)
一般のファンは矢倉は難しいとお感じになるのではないでしょうか。本書はそれらの点に十分配慮して、ごく初心者の方でも、一読して矢倉戦法とはこのように指すものだということを理解していただけるよう、自信を持って書きました。

 


矢倉の戦い
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矢倉流行戦法のすべて
矢倉の戦い
実戦に取材
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有吉道夫
弘文社
ISBN:
1977年10月
\730
306p/18cm
   
 
 


有吉の矢倉入門
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初級用
有吉の矢倉入門
すぐに役立つ
個別ページへ
有吉道夫
弘文社
0276-30066-2270
1977年
\680
251p/18cm
   
第1編 矢倉の名称 ・布陣の説明
(A)金矢倉 (B)銀矢倉 (C)片矢倉 (D)総矢倉 (E)銀立ち矢倉 (F)桂はね矢倉
10p
第2編 矢倉の攻防戦 ・基本の講義
正攻法/変化A(▲3八銀立)/変化B(△4二角受)/変化C(▲7四歩打)
/(秘)有吉(火の玉)流(▲1四香捨)
50p
第3編 矢倉の手筋集   6p
第4編 矢倉の実戦 (1)S10級(高校生)-T5級(会社員) (2)B三段(大阪府)-H五段(四国)
(3)H五段-M二段(角落) (4)広瀬1級-有吉初段
(5)広瀬1級-市川初段 (6)小倉少年(香川)-武市少年(徳島)
(7)坪内プロ-小倉アマ(角落) (8)広瀬五段-T四段
182p

・【付録】“歳事棋”(大山名人家の”連祝日”/大山名人家の“三連祝日”/大関・貴の花(初段)/巨人・長嶋茂雄(三段)/鬼才・坂田三吉(王将)

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
矢倉戦法を指したいが、変化が広くて、どう指してよいか分からない、という声をよく聞く。これはもっともなことで、我々プロが指しても、まだ分からない点が多くある。それが未知数の魅力で指すわけだが、初心者の方にはとてもついていけないだろう。
矢倉の入門書として本書はその点に十分配慮した。

 


将棋矢倉戦法
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将棋シリーズ
わたしにもわかる
将棋 矢倉戦法
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有吉道夫
西東社
ISBN:4-7916-0754-6
1976年2月
\780
209p/19cm
    Not found at Amazon.co.jp
・【巻頭口絵】矢倉囲いの崩し方(1)〜(7)
第一章 矢倉の基本型 ・矢倉の基本型─本章のはじめに
・総矢倉 総矢倉の仕掛け(1)〜(5)
・金矢倉 金矢倉の仕掛け(1)〜(6)
88p
第二章 矢倉戦の攻防 ・矢倉戦の攻防─本章のはじめに
・3七銀戦法
 ├・1七香型
 │ ├2二銀受け(1)〜(3)
 │ ├2二金受け(1)(2)
 │ └2二玉受け(1)(2)
 ├・4六銀型
 │ └攻め合い順(1)〜(3)
 ├・スズメ刺し戦法
 └・参考実戦例
96p
第三章 矢倉のカンどころ ・矢倉のカンどころ─本章のはじめに
例題(1) 序盤の奇襲
例題(2) 理想型の攻め
例題(3) 正面からの攻め
例題(4) 端攻め
例題(5) 銀矢倉の攻め
21p

◆内容紹介(はじめにより抜粋)
本書では矢倉戦法のなかで、基本的な形、およびその戦い方、これだけは矢倉戦法を用いる上で知ってもらいたいといった型を中心に取り上げました。矢倉戦法の特質を理解していただき、実戦で効果をあげ、将棋の快味をおおいに味わってください。

 


実戦矢倉戦法
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将棋タウンさんthx!
実戦矢倉戦法
矢倉の基本と攻め方
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佐藤大五郎
永岡書店
ISBN:
1975年
\480
205p/18cm
    Not found at Amazon.co.jp
 
 


矢倉3七銀戦法 付・3七桂
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(文庫版)
矢倉3七銀戦法
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将棋タウンさんthx!
矢倉3七銀戦法
付・3七桂
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大内延介
大泉書店
ISBN:
1974年
\750
203p/20cm
   
大内将棋文庫
矢倉3七銀戦法
付・3七桂
個別ページへ
大内延介
大泉書店
ISBN:
1977年8月
\600
203p/18cm
 
 


(ポケット版)
矢倉はずしの振飛車
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将棋タウンさんthx!

(DELUXE版)
矢倉はずしの振飛車
zoom
王将ブックス ポケット版
特殊戦法シリーズII
矢倉はずしの振飛車
個別ページへ
佐藤大五郎
北辰堂
ISBN:4-89287-067-6
1974年
\380
158p/15cm

[総合評価]
C

難易度:★★★☆
図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き

王将ブックス DELUXE版
E 特殊戦法シリーズ(2)
矢倉はずしの振飛車
個別ページへ
佐藤大五郎
北辰堂
ISBN:4-89287-067-6
1987年3月
\800
158p/19cm
第1章 急戦調 ・後手の作戦(1)(△4四銀型)
・後手の作戦(2)(△6四銀型)
・先手の作戦
34p
第2章 チョンマゲ振飛車 ・後手の中飛車
・引き角対抗策
・石田流本組みの奇策
28p
第3章 矢倉振飛車 ・後手の中飛車
・後手7四歩の早突き
・飛車先不換型
・飛車先の不突き
・△7三桂の早跳ね(1)
・△7三桂の早跳ね(2)
・左玉中飛車
・▲2五歩型
・相中飛車
・奇襲向飛車
92p

◆内容紹介
将棋は四つに組むことも大切ですが、ことさらに敵の好きな、得意な戦法へとび込む必要はありません。自己の好み、得意な戦法へ敵を引きずり込むほうが、はるかに指しやすいでしょう。敵の注文をはずす作戦が当然考え出されてくるわけです。本書は「矢倉はずし」です。中心は先手の注文を後手がいかにはずすか。矢倉の放棄時機などをくわしく解説しました。

矢倉模様から振飛車に転じる作戦の指南書。

矢倉は、初手から▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩の展開がマスト。5手目は▲7七銀と▲6六歩に分かれる。いずれも▲が角道を止めて序盤は穏やかな展開を目指すのに対し、後手が急戦や変化に出ることは十分考えられる。特に▲7七銀が対振飛車に向かないと見て、後手が飛車を振る作戦は一般的に「陽動振飛車」と呼ばれている。普通の対抗形と違い、▲7七銀と△8四歩がそれぞれ「序盤には不急の一手」となるため、どちらの欠点が大きいかの戦いになる。

本書は、矢倉模様から振飛車に転じる戦いについて、たくさんのパターンを解説した本である。

各章の内容をザッと紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011Apr21)


大山の将棋読本(3) やぐらの戦い
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大山の将棋読本 3
やぐらの戦い
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大山康晴
平凡社
ISBN:4-582-60703-9
1973年
\950
289p/19cm
   
金やぐら戦法 (1)クライ取りやぐら
(2)突き違い金やぐら型
(3)ハシ攻め型金やぐら
(4)穴グマ攻めの金やぐら
(5)ハシ攻めを受け止める金やぐら
101p
銀やぐら戦法 (1)△5筋クライ取り型
(2)角交換銀やぐら型
33p
急戦やぐら (1)ハシ攻め型
(2)先後同形の急戦(▲3七銀vs△7三銀)
(3)▲引き角の攻勢型
54p
四枚やぐら戦法 (1)▲棒銀 △四枚やぐら型
(2)双方四枚やぐら型
41p
実戦譜 (1)西村五段との王位戦
(2)有吉八段との王将戦
50p

◆内容紹介(「“やぐら囲い”戦法について」より抜粋)
やぐら囲い戦法は、近代将棋の母体となってきた。(中略)振飛車全盛の現代でも、平手将棋の本流をなすのは、やはり“やぐら”といっても差し支えない。
勝負はともかく、棋力の上昇を望む人は、この戦法をぜひ知っておいてほしい。

 


よくわかる矢倉戦法(オリジナル版)
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(復刻版)
よくわかる矢倉戦法 復刻版
新表紙
将棋初心者講座(5)
よくわかる矢倉戦法
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関根茂
東京書店
0376-10405-5139
1971年11月
\880
248p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★
  〜★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
初級〜上級向き
(復刻版)
よくわかる矢倉戦法
復刻版
個別ページへ
関根茂
東京書店
ISBN:4-88574-432-6
2002年11月
\1,500
252p/19cm
1章 矢倉について (1)解説の方針 (2)矢倉囲いの名称(12種類)
(3)矢倉囲いの手順 (4)古典に見る矢倉(4局)
30p
2章 矢倉くずし (1)矢倉城は不落ではない (2)ぜひおぼえたい速攻法
(3)上級向きの擬装戦術 (4)序盤の落とし穴
34p
3章 攻めの理想型 (1)銀のさばきが勝負をきめる (2)タイミングよい継ぎ歩攻め 24p
4章 棒銀で勝つ (1)兵は詭道なり (2)端歩を受けてくれない場合 20p
5章 謎の同型作戦 (1)攻めは投資である (2)戦端開始後の同型
(3)序盤から一気に「寄せ」へ
32p
6章 総矢倉は難攻不落か (1)“先攻不利”の定説 (2)打開策をさぐる 24p
7章 中飛車で勝つ (1)攻防の要点 (2)速攻を見せて作戦勝ち 28p
8章 振り飛車に勝つ矢倉 (1)天野宗歩に学ぶ (2)後手方の策に応じて変化 24p
9章 最新流行戦法の基礎知識 (1)3七銀戦法の急所 (2)すずめ刺し戦法の急所 26p

・標準将棋用語詳解=4p

◆内容紹介
矢倉戦法には細かい注意が必要。第一手から仕上げの詰みに至るまで詳しく解説。早く初段になりたい、得意の戦法を一つ身につけて実践に役立てたいという初心者必携の書。

矢倉戦法の解説書。

矢倉という戦型は、組むだけなら比較的簡単で、初心者にも覚えられる。半面、ほぼすべての駒が戦いに参加するため、変化が複雑でコツをつかみにくい面もある。本書は、矢倉戦法をできる限り易しく解説した本である。

本書の内容は、目次だけでは判りにくい部分があるので、章ごとに解説していこう。……レビューの続きを読む(2009Dec08)


矢倉囲いの新戦法
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将棋初級講座(5)
矢倉囲いの新戦法
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加藤一二三
金園社
ISBN:
1969年1月
\450
334p/19cm/H.C.
    Not found at Amazon.co.jp
第一章 矢倉戦法の概念 (1)矢倉戦法の原型 (2)矢倉囲いのいろいろ
(3)駒組みの手順 (4)序盤のハマリ手
20p
第二章 理想型 (1)守りは金銀三枚 (2)持久戦には角の転換
(3)攻めは飛角銀桂の集中 (4)各個撃破の手筋
8p
第三章 最新の▲3七銀戦法 (1)△4五歩の位取り (2)△5二飛の反撃型
(3)△2二銀の守備型 (4)△5一角の守備型
(5)△6二飛の速攻型 (6)“すずめ刺し”戦法
116p
第四章 三枚矢倉 (1)三枚矢倉の千日手型 14p
第五章 棒銀の急襲 (1)△2二玉の防禦 (2)△2二銀の防禦
(3)△1四歩不突き
40p
第六章 急戦矢倉 (1)△6三銀型 (2)△5三銀型
(3)急戦矢倉撃退策
46p
第七章 後手中飛車戦術 (1)中飛車の成功 (2)先手強気の対策
(3)中飛車撃退策
38p
第八章 柔軟な腰掛銀型 (1)銀矢倉の堅陣で急襲 (2)△3三桂型の弱点
(3)▲2四角の奇襲 (4)△4二飛の新手法
(5)相腰掛銀の攻防
44p

◆内容紹介(著者のことばより抜粋)
この本は、矢倉の指し方について、特に初・中級者のために書きました。(中略)矢倉戦法は非常に変化の広い指し方です。(中略)それと矢倉は、たとえば棒銀戦法などに比べて狙い筋がハッキリしていません。本当は急戦・持久戦の何れの場合にも通用する立派な攻め筋を秘めているのですが、だれにもすぐわかるかというと問題があります。この本では、その点について明らかにしておきました。

 


矢倉の闘い
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別表紙
初段をめざす将棋シリーズ
矢倉の闘い
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加藤一二三
大泉書店
0276-1402-0701
1968年
\450
254p/19cm
   
 
 



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大山将棋5部作別巻の3
明解 将棋はやぐら
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大山康晴
池田書店
ISBN:
1967年10月
\300
254p/18cm
   
1 “やぐら戦法”とは   1p
2 基本形 (1)相金矢倉
(2)先手の攻勢型
42p
3 総矢倉の対抗型   17p
4 矢倉の端攻め (1)角切りの端攻め
(2)桂跳ねの端攻め
(3)棒銀の端攻め
47p
5 5筋の位取り矢倉(その1)   25p
6 5筋の位取り矢倉(その2)   23p
7 銀矢倉   25p
8 急戦矢倉 (1)基本型
(2)△銀矢倉の受け
(3)△迎え撃ち戦法
61p
 


(ポケット版)
矢倉戦法(下)
zoom

(DELUXE版)
矢倉戦法(下)
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王将ブックス ポケット版
─居飛車シリーズV
矢倉戦法(下)
個別ページへ
芹沢博文
北辰堂
0376-66003-7731
1966年
\380
158p/15cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
  〜★★★☆

図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き
王将ブックスDELUXE版
―居飛車シリーズ(3)
九段 芹沢博文の 矢倉戦法(下)
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芹沢博文
北辰堂
ISBN:4-89287-009-9
1986年7月
\800
158p/19cm
第1章 急戦矢倉 ・基本解説
・変化(後手が△5四銀型でけん制した場合)
・実戦譜(▲升田vs△大山,王将戦)
56p
第2章 袖飛車 ・基本解説
・変化(後手、四手角)
・実戦譜(▲大山vs△升田,1955)
48p
第3章 ▲3七銀戦法 ・基本解説(△2二玉なら端を破る)
・変化(△2二銀の場合、3〜4筋を絡める)
・実戦譜(▲山田vs△西村)
50p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
『矢倉戦法』の上巻が矢倉の正統的なものを集めたものならば、下巻はその応用を含んだ変則的なものを集めて解説してみました。

矢倉戦法の解説書。

姉妹書の『矢倉戦法(上)』(芹沢博文,北辰堂,1966/1986)では、出版当時としては比較的本格派の総矢倉・スズメ刺し・銀矢倉を紹介していた。本書では、やや変わった作戦を3つ紹介している。

各章の構成は、基本的に三段構成になっている。
 (1)基本的な狙い
 (2)変化(相手が対策をしてきた場合)
 (3)実戦解説

各章の内容を、図面を添えて紹介していこう。……レビューの続きを読む(2011Mar27)


(ポケット版)
矢倉戦法(上)
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(DELUXE版)
矢倉戦法(上)(DELUXE版)
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将棋タウンさんthx!
王将ブックス ポケット版
─居飛車シリーズU
矢倉戦法(上)
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芹沢博文
北辰堂
ISBN:4-89287-002-1
0376-66002-7731
1966年
\380
158p/15cm

[総合評価]
C

難易度:
第1章 ★2.5〜★3.5
第2章 ★3.0〜★4.0
第3章 ★4.0
第4章 ★4.0

図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
王将ブックスDELUXE版
―居飛車シリーズ(2)
九段 芹沢博文の 矢倉戦法(上)
個別ページへ
芹沢博文
北辰堂
ISBN:4-89287-008-0
1986年7月
\800
158p/19cm
第1章 三枚矢倉 ・基本変化
・<変化>▲3七角に△同角成
28p
第2章 雀刺し戦法 ・基本変化
・<変化T>△2四銀と備えられた場合
・<変化U>△2二金と備えられた場合
・<変化V>△1四歩と端を受けられた場合
30p
第3章 銀矢倉戦法 ・基本変化(後手5筋の位を取る)
・<変化T>△5五歩で△5二金(△矢倉中飛車へ)
38p
第4章 実戦譜 ・実戦譜(T) ▲芹沢vs△大山,相総矢倉
・実戦譜(U) ▲大山vs△升田
58p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
矢倉戦法はプロアマを問わずもっとも数多く指されている戦法です。そして平手の基本戦法でもあるのです。もっと広く言えば、将棋の基本が矢倉戦法と言えるかもしれません。「金銀三枚で囲いを作る」「玉をそれに入れる」「角を移動させる」「飛角銀桂で攻める」等々の心得を、矢倉戦法はもっともわかりやすく教えてくれるからです。

矢倉戦法の解説書。

第1章の「三枚矢倉」は、現代では総矢倉のこと。相総矢倉+相四手角で先後同型の戦型で、別名「四十八手組」(24手組ではない)と呼ばれた。当時はこの「相総矢倉」は千日手が結論になっていて、それをいかに打開するかが重要なテーマだった。なお、その後「相総矢倉」は米長新手▲6八銀左によって打開され、現代ではほとんど見かけなくなっている。

序盤の特徴としては、(1)早めに▲2六歩を突く旧式、(2)早めに(17手目)▲1六歩を打診する、(3)△1四歩はすぐ受ける、(4)飛先を互いに突き越す、(5)角は双方「四手角」(7九→4六→3七→2六)、など。本章では「こうするものだと覚えてください」的な解説にとどまっており、現代では駒組みの手順も目指す形も大きく違うので、あまり読む価値はないかもしれない。ただ、「当時はこれが常識的な手順だった」ということを知ることはできる。……レビューの続きを読む(2010Aug07)



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