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■最新矢倉戦法 徹底研究▲3七銀戦法

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最新矢倉戦法 徹底研究▲3七銀戦法
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スーパー将棋講座
最新矢倉戦法
徹底研究▲3七銀戦法
[総合評価] A

難易度:★★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き

【著 者】 高橋道雄
【出版社】 創元社
発行:2007年8月 ISBN:978-4-422-75109-2
定価:1,260円(5%税込) 222ページ/19cm


【本の内容】
第1章 現代矢倉の基本 基本1図までの駒組み
 (A)△4三金右対策(▲3五歩△同歩▲同角△4五歩…)
 (B)△8五歩対策(▲4六銀△4三金右▲3七桂…)
基本1図から△6四角▲6八角△4三金右▲7九玉△3一玉(C)
 ▲8八玉△2二玉▲4六銀△5三銀
(D)(d)
 ▲3七桂△9四歩▲2六歩△2四銀▲1六歩△1四歩▲3八飛△7三角
(E)
 ▲1八香→
基本2図
 (C)(△3一玉で△9四歩)スズメ刺し対策
 (d)(△5三銀で△4五歩)△4五歩対策
 (D)(△5三銀で△8五歩▲3七桂△7三銀)棒銀対策
 (E)(△7三角で△3三桂)△3三桂対策
・復習問題=8問
90p
第2章 現代矢倉の戦い方 基本2図から
(1)(△9五歩▲6五歩△8五歩)△9五歩対策
 ▲3五歩からの仕掛け/(A)▲5五歩からの仕掛け (B)▲1二歩の工夫
(2)(△8五歩▲9八香)△8五歩対策
 (A)▲5七角型での戦い方 (B)△4五歩と突いてこない場合
・復習問題=8問
52p
第3章 知っておきたい
その他の現代矢倉
基本3図から
(1)(△8五歩▲2六歩△7三銀)△7三銀型対策
 (A)隠れ定跡A (B)隠れ定跡B
(2)(△8五歩▲2六歩△9四歩▲1五歩△5三銀)△5三銀型対策
 (C)棒銀+スズメ刺し
・森下システム
 (1)△7三銀型対策 (2)△5三銀型対策
・復習問題=8問
76p

◆内容紹介(表紙より)
矢倉戦法の中でも最新の現代矢倉というべき▲3七銀戦法を、基本から攻め方まで徹底的に解説した。筆者がもっとも得意とし、研究してきた戦法の集大成。


【レビュー】
矢倉▲3七銀戦法の定跡書。

最近、矢倉の本が出ない。名著『
現代矢倉の思想』『〜闘い』はすでに絶版だし、『矢倉道場』シリーズはかなりの知識がある人向けだ。『初段に勝つ矢倉戦法』は逆に級位者向け。本書は矢倉の定跡書としては約4年ぶり、「有段者納得の分かりやすい矢倉本」としては実に8年ぶりの出版である。

本書の基本図は次の3種類。いずれも矢倉党なら超おなじみの局面だ。

【基本1図】▲3七銀戦法基本図【基本2図】▲4六銀・3七桂型【基本3図(2手後)】▲加藤流

本書は、これら基本図から実戦例の多い「まさに定跡」といえそうな
代表的な変化に絞って解説していく。変化はさほど詳しくないが、解説は明快だし、ぬるい手順がほとんどないのは○。(第1章ではハッキリ優勢の局面から終盤まで解説している箇所があったので、「あれっ、級位者向けの本?」と思ったが、後半は有段者向けの解説になっている)

個人的に良かったのは、

 ・スズメ刺し対策の決定版(スズメ刺しは級位者向けの本では成功例ばかり)
 ・流行の▲6五歩型の意味が理解できた(他には『
将棋定跡最先端 居飛車編』『最新戦法の話』くらい)
 ・▲5一飛成型の定跡が『
現代矢倉の思想』での結論と異なる
 ・高橋の新研究、第2章(1)-(B)
(p112〜p117)

羽生の頭脳(5)』(1993)で見た変化がそのまま載っているなど、「最新」「徹底研究」の冠はちょっと期待を持たせすぎだが、本筋を分かりやすくまとめている点は評価したい。辞書的な使い方は難しいが、「棋譜並べをしていて、何度も出てくるのによく意味の分からない手順」の謎が解けると思う。分量がやや少ない(復習問題を差し引くと198p)のでABの境界線上。矢倉本の少なさを考慮してAとしておく。(2007Nov08)


【他の方のレビュー】(外部リンク)
棋書解説&評価委員会
振り飛車日誌 どっと.NET
白砂青松の将棋研究室




【関連書籍】

[ジャンル] 
矢倉
[シリーズ] 
スーパー将棋講座
[著者] 
高橋道雄
[発行年] 
2007年

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