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■詰将棋の本(実力養成用)2000-2009  
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書名 著者 発行




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それ
以上
備考
9級から初段までの基本詰将棋160題 青野照市 '09.12  
1手詰ハンドブック 浦野真彦 '09.11                  
新・詰将棋道場 勝浦修 '09.9              
5手詰将棋 高橋道雄 '09.9                  
戦法別 プロの実戦「詰め」200題 森けい二 '09.8                   実戦詰め
脳トレ7手詰 北浜健介 '09.6                  
いちばんやさしい7手からの詰将棋 飯野健二 '09.4              
高橋道雄の「超実戦」詰将棋 初段・二段・三段 高橋道雄 '09.3                    
新5手7手詰めパラダイス 詰将棋パラダイス/編 '09.1              
康光流詰将棋の極意 初段・二段・三段 佐藤康光 '08.11          
ドンドン解いて棋力アップ
詰将棋1手詰・1手必至399題
森信雄 '08.10                 必至問題集
一手詰め・一手必至』(2006)の改題改訂
コツコツ解いて棋力アップ 詰将棋1手・3手・5手400題 森信雄 '08.8             森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル』(2005)の改題改訂
のびのびしみじみ5手詰 内藤國雄 '08.7                  
絶対強くなる実戦詰将棋100 大山康晴 '08.6       実戦に強くなる詰将棋100』(1993)の改題改訂
スイスイ解こう 詰将棋オール1手412題 森信雄 '08.4                  
将棋3手詰入門ドリル 椎名龍一 '08.4                
高橋道雄の囲い別詰将棋 初段・二段・三段 高橋道雄 '08.4                    
名人の脳ドリル詰将棋 主婦と生活社/編 '08.3                    
のびのびしみじみ7手詰 内藤國雄 '08.2                  
光速の詰将棋 谷川浩司 '08.2          
将棋1手詰入門ドリル 椎名龍一 '07.10                  
1から始める詰将棋 週刊将棋/編 '07.9                
3手・5手詰将棋 森信雄 '07.8                
伊藤果の詰将棋110 伊藤果 '07.7        
超実戦 駒を取る詰将棋 入段編 飯野健二 '07.5            
5手7手詰めパラダイス(MYCOM将棋文庫SP) 詰将棋パラダイス/編 '07.5              
脳が若返る書き込み式将棋ドリル 成美堂出版編集部/編 '07.5      
森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル(3)
三手詰めよりやさしい!簡単五手詰め
森信雄 '07.4                  
5級からの詰将棋81 佐藤康光 '07.4              
詰将棋道場7手〜11手 勝浦修 '07.3              
3手詰ハンドブック(2) 浦野真彦 '07.3                  
サクサク解こう 詰将棋1手・3手200題 森信雄 '06.12                
超実戦 駒を取る詰将棋 飯野健二 '06.12            
詰将棋道場 勝浦修 '06.10        
実戦型詰め将棋 三手・五手・七手詰め 中原誠 '06.9              
新しい詰将棋 初段150題 羽生善治 '06.8                    
勝者の常識 将棋力 石橋幸緒/監修 '06.7             次の一手問題集
5手詰ハンドブック(2) 浦野真彦 '06.3                  
3・5・7手実戦型詰将棋 飯野健二 '06.3              
詰めと必至ハンドブック 内藤国雄 '06.3               必至問題集
詰将棋 実戦形パラダイス(2) 詰将棋パラダイス/編 '06.2      
森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル(2)
一手詰め・一手必至
森信雄 '06.1                 必至問題集
ラクラク詰将棋(2) 日本将棋連盟書籍/編 '05.12              
初段の[実戦]詰将棋150題 森内俊之/監修 '05.10      
実戦に役立つ詰将棋3手5手 週刊将棋/編 '05.8                
3手詰ハンドブック 浦野真彦 '05.4                  
捨て駒の達人 井手畑 理 '05.4            
実戦式 詰め将棋 10の手筋で初段になる 中原誠/監修 '05.3        
森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル 森信雄 '05.3              
書名 著者 発行




11
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More 備考
3手・5手からの詰将棋 初段・1・2級 深浦康市/監修 '04.8      
強くなる実戦詰将棋120題 伊藤果 '04.7      
最強の詰将棋200題 原田泰夫 '04.6       「〈新選〉原田詰将棋200題」
(1974年)の改題改訂
上達詰将棋100 大山康晴 '04.4         1981年の新訂版
初段をめざす詰め将棋 羽生善治/監修 '04.2   17手まで
5手詰ハンドブック 浦野真彦 '04.2                  
こまのはたらき 詰将棋練習帳 松田圭市,北村憲一 '03.12              
実戦詰将棋を楽しむ 大内延介 '03.11 17手まで
なめたらあかん三手五手 森信雄 '03.10                
詰将棋 実戦問題 初段・1級 青野照市/監修 '03.10                
寝る前に解く3手詰・5手詰 毎日コミュニケーションズ/編 '03.8                
実戦7手・9手の詰将棋 初段 森下卓 '03.1                
実戦形パラダイス 詰将棋パラダイス/編 '02.7      
詰将棋 1手・3手・5手 勝浦修 '02.6              
最強の詰将棋 初段・二段120題 青野照市/監修 '02.6        
ラクラク詰将棋 日本将棋連盟書籍/編 '02.2              
中原誠の解いてごらんよ詰将棋 中原誠 '01.12        
将棋実力判定 初段130題 先崎学/監修 '01.9                    
新9手詰めパラダイス 詰将棋パラダイス/編 '01.9              
新7手詰めパラダイス 詰将棋パラダイス/編 '01.5              
新5手詰めパラダイス 詰将棋パラダイス/編 '01.1              
実戦の詰将棋 初段120題 森内俊之/監修 '01.1                    
あっと驚く三手詰 森信雄 '00.10                  
詰将棋手筋教室 村山隆治 '00.7                    
やさしい詰将棋180 柴田昭彦 '00.5            


9級から初段までの基本詰将棋160題
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9級から初段までの基本詰将棋160題
詰みの基本手筋が見事に身につく!
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青野照市
成美堂出版
ISBN:978-4-415-30687-2
2009年12月
\777(5%税込)
320p/15cm

[総合評価]
B

難易度:★☆
〜★★★★

見開き1問
(第20問までは見開き2問)
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
初級〜有段向き
・詰将棋=計160問+7問  ※( )内の数字は問題数です。
第1章 初級の詰将棋 9級から7級 35問(1手詰(10)/3手詰(25))+2問
第2章 中級の詰将棋 6級から4級 40問(3手詰(5)/5手詰(29)/7手詰(6))+1問
第3章 上級の詰将棋 3級から1級 35問(7手詰(25)/9手詰(10))+1問
第4章 初段挑戦の詰将棋 20問(9手詰(20))+1問
第5章 実戦・曲詰めの詰将棋 30問(7手詰(4)/9手詰(8)/11手詰(9)/13手詰(3)/15手詰(1)/17手詰(1)/19手詰(1)/21手詰(3)/23手詰(1))+2問

◆内容紹介
詰将棋作家としても名高い著者がとっておきのオリジナル作品を創作。将棋を覚えたばかりの人が解く1手詰みから、初段を目指す方のための9手詰みまで、楽しんで強くなる160題を収録。詰みの基本手筋が見事に身につく!
詰将棋問題集。

本書では、1手詰〜9手詰の詰将棋を130問、駒余りでもかまわない実戦詰将棋を20問、初形が文字などになっている曲詰めを10問収録している。実戦詰将棋は部分図で、美濃囲い・舟囲い・矢倉・穴熊などの囲いが少し崩れた状態から詰めていく。

冒頭の1手詰から3手詰の途中(第20問)までは見開き2問2答、第21問以降は見開き1問1答になって、解説図も3枚に増量する。第4章までは基本的に手数の少ない順に並んでいる。手数が増えるとき、最初の数問は非常に易しい問題で、「詰将棋」というよりは「詰め手筋」の問題が多い。

問題の傾向としては、
 ・前半は「金頭桂」の手筋を応用させる問題が割りと多い。
 ・後半は飛の限定打(一間離して飛打ち)、打歩詰め回避が結構多い。
 ・第45問〜第47問は、5手詰では珍しい入玉形3連発。

また、各問には「○級問題」と「(考慮時間)○分」という属性が付いている。また、巻末には棋力判定表があり、全体の正解数から詰め棋力を判定することができる。ちなみにわたしは「2級以上」という、とても手厳しい判定でした( ノ´Д`)丿……レビューの続きを読む

(2010Dec14)


1手詰ハンドブック
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1手詰ハンドブック
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浦野真彦
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3332-6
2009年11月
\1,260(5%税込)
208p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★〜★☆
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:-
解説:前半B、後半C
初心〜初級向き
・本書の問題を解くために
(駒の動かし方/成った駒の動かし方/駒を成る/駒を取る/反則について/本書の1手詰のルール/譜号と解答表記)
・1手詰80題
・【コラム】幻の301題目(香不成問題=1問)
・1手詰220題

◆内容紹介
本書は、文字どおり
1手で詰む詰将棋300題を収録した問題集です。1手詰ですから考えれば必ず解けますので、ストレスを感じずに問題を解いていくことができ、その中で自然に駒の動かし方をマスターし、いろいろな詰みのパターンが身に付いていきます。
また、巻頭には
駒の動かし方や簡単なルールを掲載していますので、将棋を覚えたばかりの初心者にもお勧めの一冊です。スイスイと問題を解く楽しさ、考える楽しさをぜひ味わってください。たかが1手詰、されど1手詰。まずは基本から始めてみませんか。
1手詰限定の詰将棋問題集。

本書では、ルール説明、棋譜の読み方からスタート。次に、駒別の1手詰80問(100字程度の解説あり)で「詰み」というものに慣れる。後半は、いろいろな詰め手筋をランダムに出題した1手詰220問(解説は1行のみ)で徹底的に「詰み形」を演習していく。なるべく多くの詰め手筋を網羅できるように配慮されているが、「香不成の詰み」だけはどうしても駒余りになるため(「詰将棋」の定義では、詰め上がりで駒が余るのは不完全作とされる)、ミニコラムでフォローされている。

最近は1手詰をテーマにした本もいくつか出ていて、本書は決して目新しいものではない。ただし、「X手詰ハンドブック」のラインナップとしては初めてであるし、浦野の「仕事」、日本将棋連盟の「仕事」としては、やる必要のあったものなのだろう。

他書の簡単な紹介と比較をしておこう。……レビューの続きを読む

(2010Jan25)


新・詰将棋道場
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マイコミ将棋文庫SP
新・詰将棋道場
親しみやすい200題
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勝浦修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3335-7
2009年9月
\1,050(5%税込)
416p/16cm
   
第1章 5手詰 40問
第2章 7手詰 80問
第3章 9手詰 80問

◆内容紹介
「新・詰将棋道場」は、勝浦修九段による詰将棋道場の最新作です。シリーズ第三弾となる本書では、初登場となる5手詰40問に加え、7手詰と、9手詰を80問ずつ、全部で200問を収録しています。解説は図面を3つ使い、変化もわかりやすくなっています。スッキリした形に筋の良い手順を、どうぞじっくりお楽しみください。
 


5手詰将棋
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パワーアップシリーズ
5手詰将棋
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高橋道雄
創元社
ISBN:978-4-422-75122-1
2009年9月
\1,050(5%税込)
208p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★〜★★☆
見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
初級〜中級向き
(上級〜有段もOK)
・5手詰=200問
※以下は囲いの分類。(囲いが崩れた形を含みます)
 矢倉=13問(第1問〜第13問)
 美濃囲い=35問(第14問〜第48問)
 舟囲い=16問(第49問〜第64問)
 銀冠=21問(第65問〜第85問)
 居飛車穴熊=7問(第86問〜第92問)
 木村美濃=9問(第93問〜第101問)
 居玉、中住まい、など超急戦や横歩取りで現れる形=19問(第102問〜第120問)
 金無双=8問(第121問〜第128問)
 雁木=6問(第129問〜第134問)
 右玉=7問(第135問〜第141問)
 カニ囲い=3問(第142問〜第144問)
 振飛車早囲い=4問(第145問〜第148問)
 かなり崩れた居飛車の囲い=54問(第149問〜第202問)

◆内容紹介
「実戦の終盤戦を指しているような気分で詰将棋を楽しもう」が本書のテーマ。配置してある玉の位置も実戦と同じように、盤面の右上にあったり、左上や真ん中にあったりと、囲いの名残を残していて、臨場感たっぷりの構成。オール5手詰め集としてこれまでにはない問題集に仕上げた。終盤戦の力をつけるには、詰将棋を解くのがいちばん。なかでも実戦形は、実際の終盤戦にも役立つはず。読みの訓練と大会前のトレーニングに最適。
5手詰オンリーの詰将棋問題集。

近年、超短手数の詰将棋本はかなり充実している。特に1手〜5手はかなりの数が出ており、超初心者が無理なく詰め力を高めていける体制が整いつつある。一例を示すならば、

 『将棋1手詰入門ドリル』(1手詰を完全マスター)
→『将棋3手詰入門ドリル』(1手詰と3手詰の架け橋)
→『3手詰ハンドブック』or『3手詰ハンドブック(2)』(3手詰をマスター)
→『5手詰ハンドブック(2)』or『5手詰ハンドブック』(標準的な5手詰)

という流れ。もちろん、この中に入れてもいい本が他にいくつも出ている。

ところで、1手詰→3手詰、もしくは3手詰→5手詰のハードルは結構高い。これは上級者以上の方も経験があるだろう。1手詰→3手詰は『将棋3手詰入門ドリル』でフォローできるのだが、3手詰→5手詰のいい本があまりない。そう、「易しい5手詰集」または「実戦にすぐ役立つ5手詰集」というのがないのである。いや、なかった、と言い直そう。本書がそれに当てはまるのである。

本書は5手詰オンリーであり、大部分の問題が実戦で現れる囲い(または囲いが崩れたもの)であり、易しく実戦的な詰め手順が多く含まれている。これなら3手詰をマスターしたばかりの方でもだいたい解けるはず。

とはいえ、並べ詰みのような問題はほとんどなく、必ず捨て駒や好手の類が含まれている。実戦的に質駒を取って詰める問題もある。……レビューの続きを読む

(2009Oct15)


戦法別 プロの実戦「詰め」200題
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戦法別 プロの実戦「詰め」200題
プロの実戦譜から厳選した、プロの究極の「読み」!
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森けい二
羽生善治
/監修
日東書院本社
ISBN:978-4-528-01516-6
2009年8月
\1,365(5%税込)
229p/19cm
   
矢倉戦50問/相がかり戦50問/角換わり戦16問/居飛車対振り飛車戦42問/振り飛車対居飛車戦42問

◆内容紹介
将棋の強弱を知るには、詰めの力を知ること。羽生名人とプロとの実戦譜から厳選した「詰め」だけの局面を200題出題。実戦譜に基づくプロの「詰め」をマスターできる珠玉の問題集。
 


脳トレ7手詰
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脳トレ7手詰
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北浜健介
日本将棋連盟/発行
毎日コミュニケーションズ/販売
ISBN:978-4-8399-3288-6
2009年6月
\1,260(5%税込)
208p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★☆
見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:B
中級〜上級向き
・詰将棋=100問

◆内容紹介
終盤力の養成には、何といっても詰将棋が一番。
本書は実戦に役に立つトレーニングとして、1ページに1題ずつ、
7手詰だけを100題収録しています。
玉位置は全て三段目以内。中段玉や入玉形の問題は1題もありませんから、詰将棋の苦手な人でもチャレンジしやすいはず。
また、美濃囲いや穴熊、銀冠などの囲いを題材にした問題もあり、実戦の参考になること請け合いです。易しいものから、少し難しいものまで、終盤に役立つ詰め手筋を数多く紹介しており、本書を解くことにより、知らないうちに終盤力が身に付いていくことでしょう。
著者の北浜七段は、月刊誌「将棋世界」詰将棋欄の選者を務め、また自身も詰将棋専門誌に作品を投稿するなど、詰将棋がわかる数少ないプロ棋士の一人です。
7手詰だけの詰将棋問題集。

北浜七段はプロ棋士であると同時に、中編詰将棋(19〜49手)を得意とする詰将棋作家でもある。今回はあまり得意ではないらしい短編、それも7手詰限定での初著作となった。

最初の40問は比較的簡単で、どちらかといえば「詰め手筋」のようなもの。特に1問目は有名な「ヤスリ詰め」の手筋で易しい。

41問目以降は少し歯ごたえのあるものが出てくるが、全体的な難易度は易しめだと思う。

「最後の10問程は難易度の高い問題も」(まえがき)とあるが、そんなに難しくなった感じはなかった。ただし、第98問〜第100問はかなり歯ごたえがあった。これら3問については変化も多いので、もっと解説を詳しくしてほしかったと思う。

一部で「『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2004)よりも簡単だ」という声が聞かれたが、わたしの実感としては本書の方が少し手ごたえがあった。数秒で解ける問題の中に、ときどき5分以上悩む問題があったせいだと思う。この辺の感じ方は個人差があるだろう。一方、同じ7手詰限定の詰将棋本『のびのびしみじみ7手詰』(内藤國雄,日本将棋連盟,2008)よりは明らかに本書の方が易しく感じた。

以下に解いてみて印象に残った問題を列挙しておく。……レビューの続きを読む

(2009Jul13)


いちばんやさしい7手からの詰将棋
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いちばんやさしい7手からの詰将棋
長手詰めでもラクラク解いて棋力をUP!
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飯野健二
池田書店
ISBN:978-4-262-10134-7
2009年4月
\998(5%税込)
286p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:A
中級〜向き
詰将棋=計137問+コラム2問
・7手詰問題=78問
・9手詰問題=40問
・11手詰問題=19問
・【コラム】(1)死刑の宣告 (2)偶然の一致 (3)名前を覚えて!

◆内容紹介
い手数の詰将棋と聞いただけで解くことを諦めてしまう方が多数いらっしゃるようです。そんな方におススメ。本書は、
極力やさしい詰将棋の問題を集めました。今まで長手詰を解けなかった方も必ず解ける問題がいくつもあるはずです。まずは、ゴールまで辿り着いてみましょう。すっきり爽快!将棋が楽しくなること必定です。

著者からのメッセージ:
テーマは「級位者が解ける7手以上の詰将棋」です。

池田書店の紹介ページ
7手〜11手のやさしめ詰将棋問題集。

「強くなるためには詰将棋を解くこと」は昔からよく言われていることだが、一方で「詰将棋を解くのは苦手」という人もいるし、「詰将棋をやったらかえって弱くなった」という意見もよく聞く。原因はいろいろ考えられるが、「3手・5手の超短手数なら解けるが、妙手ばかりで実戦的な手順がない(⇒だからかえって弱くなる)、手数が長くなってくると難しくて解けない、実戦に現れそうもない手順が多くて解く気がしない」といったところだろうか。

本書はそういった人をターゲットに「級位者でも解ける7手・9手・11手詰」を目指したものである。『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2004)を半分以上解ける人なら十分いける。

まえがきに書いてある、著者のこだわりポイント3つを要約すると、次のような感じ。

(1)実戦に現れそうな形
 特に1一香、2一桂をなるべく配置。作意によっては必要がない場合でもあえて配置した。
(2)6x6の升目に収める
 読者に解く気を起こさせるように。(実際、解く気がなくなるような不安感のある問題はなかった。また、大駒の大転回とか不安定な詰め上がりのものもほとんどない。)
(3)作品に芸術性を求めない
 妙手・好手は1〜2手まで。(捨て駒は出てくるが、入念な事前工作が必要な問題はない。)

実際に解いてみたところ、第1問は頭金4連発、第2問は手なりの詰みだったので「こりゃ簡単すぎるんじゃないの」と思った。しかし第3問以降は、それなりに読みが必要な問題がほとんどで、易しいながらもちゃんとした詰将棋である。当然、駒は余らない。わたしの場合、数秒以内に解ける問題が多かったが、中には10分以上考え込んだものもあった。そしてまたも全問正解には失敗(涙)。

以下、感想を箇条書き。……レビューの続きを読む

(2009May28)


高橋道雄の超実戦詰将棋 初段・二段・三段
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高橋道雄の「超実戦」詰将棋 初段・二段・三段
実戦にこだわったレベル別問題から
類似形を解き比べる姉妹局問題まで
究極の150題
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高橋道雄
成美堂出版
ISBN:978-4-415-30578-3
2009年3月
\777(5%税込)
319p/16cm
   
第1章 初段編30問
第2章 二段編40問
第3章 三段編30問
第4章 姉妹局編50問

◆内容紹介
実戦にこだわったレベル別問題から類似形を解き比べる姉妹局問題まで。究極の150題。将棋用語の英訳紹介付き。
 


新5手7手詰めパラダイス(マイコミ将棋文庫SP)
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マイコミ将棋文庫SP
新5手7手詰めパラダイス
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詰将棋パラダイス/編
週刊将棋
/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3116-2
2009年1月
\1,050(5%税込)
384p/16cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
  〜★★★☆

見開き1問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:A
初級〜上級向き
・詰将棋=計184問
解ければハッピー 3手詰め編(第1問〜第15問)
詰ませばパラダイス 5手詰め編(第16問〜第99問)
分かればラッキー 7手詰め編(第100問〜第184問)

【コラム】短編のエース/趣向作の魅力/駒の配置と手順/順列七種着手/生桂が成桂に

◆内容紹介
本書は2001年に刊行された『
新5手詰めパラダイス』と『新7手詰めパラダイス』を1冊にまとめたものです。詰将棋の専門誌『詰将棋パラダイス』に掲載された作品から、3手詰めを15問、5手詰めを84問、7手詰を85問、合計184問を収録しています。短編ながらも魅力十分の名作ぞろいなので、ぜひチャレンジしてみてください。
詰将棋問題集。「詰将棋パラダイス」誌に掲載された作品から、3手〜7手の短編を撰集したもの。

本書は、内容紹介にもあるとおり『新5手詰めパラダイス』と『新7手詰めパラダイス』の合本である。(個々のレビューは各リンク先を参照してください)

…ということになっているが、正確には合本ではない。合本であれば、コラムを除いて210問掲載されているはずだが、『新7手〜』の最後の方に掲載されていた9手詰25問はばっさりカットされている。また、5手詰は併せて85問になるはずだが、本書には84問しか載っておらず、1問削除されている(どの問題が削除されたかまでは調べてません、ごめんなさい)。

とはいえ、「ほぼ合本」が安価で手に入るのはお得。詰パラなのでそれなりに手ごたえのある問題ばかりだが、難問は1割もないので、果敢にチャレンジしてほしい。『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2004)が解ける人なら、本書もいけると思う。(2009Apr02)


康光流詰将棋の極意 初段・二段・三段
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康光流詰将棋の極意 初段・二段・三段
5手詰から13手詰まで緻密でダイナミックな150題
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佐藤康光
成美堂出版
ISBN:978-4-415-30220-1
2008年11月
\777(5%税込)
317p/16cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
   〜★★★★

見開き1問
内容:(質)A(量)B+
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:B
中級〜有段向き
・詰将棋=150問
第1章 5手詰問題―終局の極意=5手詰×40問
第2章 7手詰問題―読みの極意=7手詰×68問
第3章 9手詰問題―妙手の極意=9手詰×30問
第4章 11・13手詰問題―緻密の極意=11手詰×9問/13手詰×3問

◆内容紹介
5手詰から13手詰まで。緻密でダイナミックな150題。
詰将棋問題集。「週刊ゴルフダイジェスト」に出題した問題をまとめたもの。

同じ「週ゴル」からの『5級からの詰将棋81』(日本将棋連盟,2007.04)と違い、本書はストイックに問題と解説のみ。図面上部の問題タイトルと、図面下部の「康光のヒント」(1行)がある程度のヒントになっている。全体的な作風としては比較的オーソドックスながら、あえていえば大駒の連続捨てを好む傾向あり。

問題は手数順に並んでいるが、難易度はランダムで、やはり5手詰でも見えづらいものもあれば、9手詰でもひと目というものもある。難易度の目安は「段位+時間」で表示され、「初段・5分」「初段・10分」「二段・10分」「三段・10分」「三段・20分」「三段以上・20分」の6段階。もちろん単なる目安ではあるが、わたしは「表示時間以上考えても分からなかった場合は答えを見る」という活用をしました。

解説はシンプルであまり詳しいとはいえないが、必要最低限は書いてある。また、面白いと思ったのは、変化同手数の正解手順にはたいてい「○○も正解です」と言及していること。ほとんどの詰将棋本では変化同手数には触れておらず、自分の選んだ手順が正解かどうか不安になるので、これは結構好感度アップだった。

ただ、裏を返せば変化同手数がかなり多いということでもある。詰め上がり4手前からの分岐は相当多く、中には6手以上前からの分岐もあった。ちゃんと解説で触れている以上、わたしはさほど気にはならなかったが、詰将棋としてはキズなんですよね。

以下、実際に解いてみた感想を列記。……レビューの続きを読む

(2008Dec07)


コツコツ解いて棋力アップ 詰将棋1手・3手・5手400題
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コツコツ解いて棋力アップ
詰将棋1手・3手・5手400題
初心者から初段まで
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森信雄
実業之日本社
ISBN:978-4-408-45178-7
2008年8月
\900(5%税込)
212p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★
見開き4問
内容:(質)B(量)
S
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:C
初級〜中級以上向き
・詰将棋=400問+2問(双玉問題)

◆内容紹介
棋力アップはのコツは詰将棋。本書は
1手・3手・5手の問題を手数を隠して出題し、より実戦的な棋力が身につく構成になっています。終盤での逆転負けは一番悔しい負け方、逆に終盤での逆転勝ちは将棋の醍醐味です。問題を何度も反復練習して、あなたも勝ち組の仲間入りを!

※『
森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル』(山海堂,2005)の改題改訂
ドリル形式の詰将棋問題集。1手・3手・5手詰限定。

森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル』(山海堂,2005)を改題改訂したもので、内容自体は99%同じ。版型が変更されたことで、異なる点がいくつかある。

形の似た3問が1セット、
(1手詰×2セット)+(3手詰×2セット)+(5手詰×1セット)で1グループというのは基本的に同じ。そのため、手数は隠されているがランダム性はあまりない。ただし、見開き6問だったのが本書では見開き4問になっているため、1セットがページの途中で変わるので、ちょっとランダムな感じはする。

また、オリジナル版では408問+おまけ3問だったが、本書では400問+おまけ2問となっており、計9問がカットされた。全問をもう一度解き直してみたが、すべての問題を照合したわけではないので、どの問題がカットされたかは分かりません。少なくともオリジナル版の最後の難問3問はなかったかと思う。

とにかく数を解くというコンセプトに加え、版型が小さくなってハンドバックにも楽々入るようになったので「空いた時間で、どこでも解く」というコンセプトも加わった。むしろオリジナル版よりも有用性が増したと思う。定価も安くなったし。

大会へ向かう電車の中や、ネット将棋でPCを起動させる待ち時間など、ちょっとした時間のウォーミングアップに最適。(2009Jan21)


のびのびしみじみ5手詰 のびのびしみじみ5手詰
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内藤國雄
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0175-4
2008年7月
\1,155(5%税込)
208p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
(2色刷り(黒・
))
解答の裏透け:C
解説:B
中級〜向き
・詰将棋=100問(5手詰)

◆内容紹介(日本将棋連盟HPより)
「のびのびしみじみ7手詰」の続編。今作は5手詰の問題を100題収録。前作同様、自然な形と解後感の良さは健在。7手詰は難しくてちょっと…という方にもちょうどいい難易度になっています。内藤國雄九段のモットーは「のびのびしみじみ」。好きな趣味に、のびのびしみじみ浸れる時こそ、これに勝る幸せはなし!
5手詰限定の詰将棋問題集。

著者自ら、あまり難解ではない5手詰を厳選したということで、本書の5手詰のレベルは10段階でLv.3〜Lv.8くらい。難易度的には『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,2004)と同じくらいだと思う。易しい手筋の捨て駒一発の問題もあれば、3手目に結構見えづらい妙手がくるようなものもある。しかし詰将棋としては全体的に軽妙で解後感がスッキリしている感じだ。なお、煙幕を張るためなのか、超短手数の内藤詰将棋にしては珍しく、駒取りが入る問題も3問あった。

問題は見開き1問で、盤面の背景は黄色(というか薄オレンジ色)で塗られている。最近、将棋連盟から出版される詰将棋本は必ず2色刷りで盤面が塗られているが、その中では本書の黄色は比較的ナチュラルな配色になっている。

ヒントは図面の下部に1行。かなり簡潔なヒントなので、詰将棋に不慣れな人は何を言われているのか分からないかもしれないが、ある程度慣れた人なら十分意味を汲むことができるだろう。

さて、短手数の5手詰集ということで、今回こそは全問正解を!と意気込み、慎重に解いていったが、……レビューの続きを読む

(2008Oct27)


スイスイ解こう詰将棋 オール1手412題
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スイスイ解こう
詰将棋オール1手412題
超初心者から3級まで
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森信雄
実業之日本社
ISBN:978-4-408-45153-4
2008年4月
\900(5%税込)
224p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★〜★☆
見開き4問
内容:(質)A(量)S
レイアウト:A
解答の裏透け:-
解説:C(なし)
初心〜初級向き
・詰将棋1手詰=412問

◆内容紹介
将棋は直感力が命。直感力は1手詰を数多く解くことで磨かれます。412問全部1手詰で構成した画期的な将棋ドリル本!
1手詰限定の詰将棋問題集。

問題数は1手詰本ではおそらく過去最多の412問、その代わり解説は一切なし。近年の1手詰ブームもここまで来たか・・・という感じだ。

さて、1手詰といっても「超基本の詰み形を覚える1手詰」と「有段者でも一瞬戸惑うビックリ1手詰」がある。姉妹本の『サクサク解こう 詰将棋1手・3手200題』(2006)に載っていた1手詰は、目次に「超基本の1手詰」と書いておきながらほとんどがビックリ1手詰だったが、本書のものは8割以上が正真正銘の「超基本の詰み形」型。頭金から始まり、とにかく王手できる手を見つければ詰むものも多数。第311問あたりからは、守備駒の利きを消す限定移動や両王手の詰みなど、やや特殊な詰み形も織り込まれてくる。

ただし、どの問題も正解は1つしかないので、いくつか有力な手があるときは玉方の受けに注意しよう。解説が全くないので、自分の答が違っているときは理由を自力で見つける必要がある。(大変ではあるが、それも上達に役立つ)

似た形が数問セットになっていて、わずかな形の違いで詰め手が変わるということを学習できるようになっている。コンセプトとしては『一手詰め・一手必至』から必至問題を除いたものとほぼ同じなので、そちらのレビューも参考にしてほしい。これだけ簡素な形を集めると、両書でかぶっている問題も多くあると思われる(未検証)ので、『一手詰め〜』を持っている人には必要ない。(ただし、『一手詰め〜』の版元である山海堂は本書出版前の2007年12月に倒産しており、入手困難)

詰み形を頭に叩き込むドリルとして本書は有用なのだが、さすがに解説なしで延々1手詰というのは、飽きる。同じような狙いの本である『将棋1手詰入門ドリル』と比べても、断然早く眠くなってしまう。「プロなら3分で150問以上」と書いてあるので、「わたしでも10分〜15分あれば全問解けるかな」と思ったら、意外と時間がかかった。途中で何度も寝てしまったためである。難しい定跡書よりも催眠効果が高いかも……?(2008May18)


※誤植:
第152問解答 (誤)▲3三銀 (正)▲3三銀打


将棋3手詰入門ドリル
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将棋3手詰入門ドリル
簡単な問題から実戦形式まで、反復して「勝つ形」を覚えよう!
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椎名龍一
池田書店
ISBN:978-4-262-10143-9
2008年4月
\998(5%税込)
287p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★〜★★
見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
初心〜中級向き
・詰将棋=276問(1手詰/3手詰)
基本編(部分図,1手詰と3手詰のセット)=140問
実戦編(40枚の駒を使った実戦図)=136問

◆内容紹介
昨年出版しました『
将棋1手詰入門ドリル』が好評につき、更にステップアップとして、3手詰の問題集を制作しました。
将棋を覚えたての方は、1手詰から3手詰になっただけでグッと難易度がアップしてしまいます。ですから、本書は基本編の章で1手詰と3手詰の問題をセットにして、手順の過程を覚えていただこうという狙いを組み込みました。
次の実戦編は、全駒を使った実戦形式です。一瞬難しい、と思ってしまいますが、落ち着いて盤を見れば答えに辿りつく筈です。
終盤力がアップすれば自ずと棋力がアップします。是非本書を読んで、将棋の勝つ醍醐味を味わってください。
3手詰め入門の本。

初心者が「詰み」の概念を理解したあと、最初のハードルが3手詰めだと思う。「自分がこう指す、相手はこう来る、そこで自分はこう指す」という、いわゆる「3手の読み」が必要になるからだ。これは将棋を指す上でもっとも基本となる部分であるが、これが難しい。例えば、単純に1手につき3通りの選択肢があるとすると、3手で3の3乗=27通り。これだけでも1手詰めよりもはるかに難しくなっているのが分かる。ちなみにわたしの妻(初心者)に単純な1手詰めを解かせると数秒でちゃんと詰めるが、3手詰めになった途端、簡単な並べ詰めでも30秒は考え込んでしまう。しかし、上級者はそれらの変化をしらみつぶしに読んでいるわけではなく、ちゃんとコツがあって急所に目が行くのである。

本書は、「最初のハードル・3手詰め」を初級者にもマスターできるように解説したものである。

まず第1章では、1手詰めと3手詰めの2問がセットになっている。例として第001問と第002問を挙げてみよう。……レビューの続きを読む

(2008May22)


高橋道雄の囲い別詰将棋 初段・二段・三段
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高橋道雄の囲い別詰将棋
初段・二段・三段
矢倉、美濃囲いから銀冠、穴熊を攻略する
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高橋道雄
成美堂出版
ISBN:978-4-415-30308-6
2008年4月
\777(5%税込)
319p/16cm
   
第1章 矢倉囲いを攻める!
第2章 美濃囲いを攻める!
第3章 銀冠囲いを攻める!
第4章 舟囲いを攻める!
第5章 穴熊囲いを攻める!
第6章 中住い、金無双などを攻める!
(中住い形・横歩取り4一玉形・金無双形・雁木形・早囲い形・右玉形・ミレニアム(トーチカ)形・いちご(兜矢倉)囲い形・カニ囲い形・居玉形)

◆内容紹介
美濃囲い、矢倉、穴熊、銀冠など実戦によく登場する囲い別の将棋。人気棋士高橋道雄のオリジナル新作150題を一気に出題する。
 


名人の脳ドリル将棋
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面白くて脳に効く!
名人の脳ドリル詰将棋
頭がみるみる回転する100問!
応用力・集中力・直感力・推理力を鍛える!
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主婦と生活社/編
米長邦雄
/監修
主婦と生活社
ISBN:978-4-391-13545-9
2008年3月
\1,260(5%税込)
135p/22cm
   
◆内容紹介
勝つか負けるか。勝負の醍醐味を十分に味わえる将棋と脳の活性化を合体。知的満足と達成感を味わいながら脳トレ。
 


のびのびしみじみ7手詰
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のびのびしみじみ7手詰
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内藤國雄
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0174-7
2008年2月
\1,155(5%税込)
206p/18cm
  難易度:★★★☆
見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
(2色刷り(黒・
黄緑))
解答の裏透け:C
解説:B
上級〜有段向き
・詰将棋=100問(7手詰)

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
7手詰を百題選出するに当たって、まず形が自然であること。持ち駒は3枚以内で、解後感のよいものをと心掛けた。と言っても、やさしい問題ばかりではなく、有段実力者でも難問と思われる作が幾つも入っている。解くのに苦労した図には、試しに印をつけておいてほしいと思う。一年後くらいにもう一度見直したら、不思議なことにまた同じ問題で行き詰まる。(私が何度も経験してきました)
詰将棋は一度解いたら終わりというのではなく、音楽のように同じ作品が幾度も楽しめる。
 


光速の詰将棋
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光速の詰将棋
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谷川浩司
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0173-0
2008年2月
\1,155(5%税込)
223p/18cm
   
・詰将棋=120問(7手詰〜15手詰)

◆内容紹介
光速流が放つ、初めての詰将棋本!十七世名人有資格者であり、詰将棋界においては看寿賞受賞者として名高い谷川九段の初出版の詰将棋集。初出作を含め、光速の頭脳が創り出したプロをもうならせる短編7手詰から15手詰120題を収録。
 


将棋1手詰入門ドリル
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将棋1手詰入門ドリル
まずは1手詰を覚えよう 280問
「勝つ形」を繰り返し覚えて勝率UP!
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椎名龍一
池田書店
ISBN:978-4-262-10142-2
2007年10月
\998(5%税込)
287p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★〜★☆
見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
初心〜初級向き
・詰将棋1手詰=280問

◆内容紹介
将棋を覚えたばかりの方にとって、3手詰や5手詰はあまりにも高いハードルです。1手詰をたくさん解いて詰み形を自然に覚えることができるような、ごくごく当たり前の1手詰がたくさん載っている問題集があればいいのにと考え本書を作りました。
本書はすべて1手詰の問題です。
部分図が160題、実戦形が120題収録されています。
1手詰とはいえ、中には考えないと解けない問題や、少し意地悪に作られている問題もあります。実戦問題では、すぐに逆転してしまう将棋の終盤における怖さと面白さを感じ取っていただければ幸いです。
1手詰だけの詰将棋入門書。

ここ2〜3年、なぜか1手詰への注目が高まっていて、1手詰を扱った本がいくつも出た(『一手詰め・一手必至』『サクサク解こう 詰将棋1手・3手200題』『1から始める詰将棋』)。しかし「1手詰だけを扱った」のは、本書が初めてである(少なくともわたしは知らない)。

1問〜160問は部分図の問題。頭金からスタートし、124問目あたりから「王手をかけた駒が取られそうでもちゃんと詰んでいる」という形がボチボチ増えてくる。153問〜160問には、飛角の限定移動を含んだ「1手詰としては難問」が数題。

161問〜280問は、すべての駒を使った全体図の問題になる。持駒も複数あるし(どれを使うかは局面を判断して自分で決める。使わない場合もある)、駒を取って詰めるのもOK。まさに“実戦図”である。197問目から「取られそうでも大丈夫」、202問目からは「自玉に王手がかかっている」問題が登場する(今までスイスイ解いていたので、第202問で引っかかった…orz)。205問目からは「自玉が間接的ににらまれている」ものも。

よく初級者向けの問題集で、レベルが単調増加で上がっていってしまうものがあるが、本書の場合はレベルが行ったり来たりしながら少しずつ難しくなっていく。そのため、途中で挫折しにくい構成になっている。

今のところ、もっとも易しい(優しい)詰将棋問題集だろう。本書でもダメなら、「将棋は向いてなかったんだ」と諦めるしかない。(2007Dec18)


1から始める詰将棋
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マイコミ将棋文庫SP
1から始める詰将棋
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週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2588-8
2007年9月
\1,050(5%税込)
440p/16cm

[総合評価]
A

難易度:★〜★★
見開き1問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:A
初心〜初級向き
・詰将棋のルール
序章 将棋の基礎知識 基礎知識・1〜10
第1章 10級問題 1手詰=40問
第2章 9級問題 1手詰=40問
第3章 8級問題 3手詰=40問
第4章 7級問題 3手詰=40問
第5章 6級問題 3手詰=40問

◆内容紹介
本書は詰みの基本となる、頭金から始まる詰将棋の本です。序章で将棋の基礎知識を解説し、金銀桂香歩飛角それぞれが持つ特徴的な詰みの形を
1手詰80問と3手詰120問にまとめました。詰みの基本を覚えるのに、1手詰ほど役に立つものはありません。詰みと不詰みの違いをしっかりと見極め、詰み形というものを理解してください。
3手詰には「逃げ道を封鎖」、「守備力を低下」、「玉位置をずらす」などいろいろな詰めの筋が出てきますが、これらは実戦でも頻繁に現れます。手ごわい問題もありますが、解いた分だけ終盤力がアップするでしょう。
1手詰・3手詰から取り組む詰将棋入門書。

序章では、ほとんど将棋を知らない人のために、駒の動き方・成り・禁じ手・棋譜の読み方についておさらい。完全に初めての人にはこれだけではつらいかもしれないが、「小学生のときにやったことがある/金と銀って違うんだっけ?」くらいの人ならなんとかOK。

第1章〜第2章は1手詰。頭金からスタートし、第25問までは、王手の選択肢が2〜4つ程度で非常に簡単。後半は、王手の候補がたくさんあったり、線駒の利きを利用したり、空き王手・両王手が出たりと、少しばかり難しくなる。

第2章後半(第60問あたり〜第80問)では、飛角の限定移動型がたくさん出てくる。有段者でも、ちゃんと詰んでいるかどうか確認が必要な詰み形だが、1手詰と分かっていれば初心者でも問題ない。

第3章以降は3手詰。第3章前半は並べ詰め中心で、わたしの目から見れば第2章後半よりもずっと簡単だと思うが、初心者が「1手の読み」から「3手の読み」へジャンプするのは結構難儀なのかもしれない。しかし、将棋を指す上で「3手の読み」は必ず必要なステップなのでがんばろう。

第3章後半の103問目からは、「捨て駒」が出てきてようやく詰将棋らしくなる。それ以降は、基本的に捨て駒一発の問題がほとんどで、さほど難しいものはない。『3手詰ハンドブック』と同レベルくらい。大駒の限定移動が必要でちょっと難しい問題が最後の方に2〜3問くらいあった。

解説は全編ともボリュームは同じで、120字前後。1手詰・3手詰としてはかなり親切だ。失敗手や合い利かずの詰み形についても丁寧に触れており、初心者用の詰将棋入門としてはかなり良い。

ここ2〜3年で1手詰をたくさん扱った本がいくつも出た(『一手詰め・一手必至』『サクサク解こう 詰将棋1手・3手200題』『将棋1手詰入門ドリル』)。それぞれ一長一短があるが、「初心者から無理なく3手詰にレベルアップしたい」「解説は欲しい」という方には最適な一冊である。(2007Dec14)

※本書の問題はPSPソフトの『一生遊べる 東大将棋 詰将棋道場』に収録されているものなので、同ソフトを持っているor購入予定の人は注意。


3手・5手詰将棋
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パワーアップシリーズ
3手・5手詰将棋
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森信雄
創元社
ISBN:978-4-422-75120-7
2007年8月
\1,050(5%税込)
208p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き
・詰将棋=計200問(3手詰=100問/5手詰=100問)

◆内容紹介
3手5手の詰め将棋は、(1)詰め手筋の習得と、(2)謎解きの楽しみの両方の分野があります。(1)は、手筋の基本パターンで、これが実戦でも役に立つ分野。(2)は、手筋よりも詰みの感性を磨くことがねらいで、推理トリックで脳を刺激させることです。本書は、その両方を兼ね備えた内容。やさしい3手5手にしては手ごたえ充分で、難しい3手5手にしては明快な技をかける要素を含ませて解きやすくしています。詰めの世界をたっぷり楽しもう。
3手詰・5手詰の詰将棋問題集。

森信雄の詰将棋といえば、ビックリ系。『あっと驚く三手詰』(2000)に代表されるような、「超短手数だが簡単ではない」詰将棋が得意である。一方で、『三手詰めよりやさしい!簡単五手詰め』(2007)のような標準的な5手詰もたくさん発表している。

本書は、どちらかといえば『あっと〜』に近い。特に3手詰の8〜9割は、意外な駒の動きや、ちょっと不安定な詰め上がりのもの。この中に、たまに普通の「手筋の捨て駒一発」という問題が混じっているので、なかなかメリハリが利いている。

一方、5手詰100問のうち、第101問〜第152問くらいまでは比較的普通の5手詰。後半はやはり難しめのものが多くなる。

基本的に、玉方の守り駒に線駒(飛・角・香)があるときは、開き王手のときに線駒の利きを遮るように動かすのがコツ。慣れてくれば、そんなに難しく感じることもないと思う。

『あっと〜』『なめたらあかん三手五手』が良かった人は買い。未経験の人は、できれば立ち読みで数問解いてみて。(2007Aug31)

※No.167、No.190、No.200はどうしても解けませんでした。悔しいなぁ。


伊藤果の詰将棋110
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伊藤果の詰将棋110
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伊藤果
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2510-9
2007年7月
\1,260(5%税込)
232p/18cm
   
第1章 7手〜9手詰 7手詰=20問/9手詰=20問
第2章 11手詰 11手詰=30問
第3章 13手〜17手詰 13手詰=30問/15手詰=5問/17手詰=5問

◆内容紹介
週刊将棋の詰将棋ロータリーに掲載された伊藤果七段の詰将棋を、本人の解説つきで110問ご用意いたしました。手数は7手〜13手詰めが中心となっています。問題には捨て駒や大駒の限定打など攻め方の鋭い妙手と、中合いや移動合いなど意表を突く妙防が登場します。用意された落とし穴を見事にかわし、解くことができれば気分はとても爽快です。終盤力をアップさせたいと思う人に、ぜひお勧めの一冊です。

 


超実戦 駒を取る詰将棋 入段編
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超実戦 駒を取る詰将棋 入段編
敵の駒を使ってトドメに使う詰将棋問題集 第2弾
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飯野健二
池田書店
ISBN:978-4-262-10133-0
2007年6月
\998(5%税込)
288p/18cm
   
5手詰問題
7手詰問題
9手詰問題
11手詰問題

◆内容紹介(
池田書店HPより)
本書は『駒を取る詰将棋』の第二弾です。
「駒を取りながら玉を詰ます」という実戦では普通に見られる手と、詰将棋の持つパズル性をほどよくミックスさせた問題をそろえたつもりです。
前作では初中級の方を対象として、駒取りとなる手を初手に限定して出題しました。そのため上級の方にとっては「少々問題がやさしいな」と感じられた方も多かったことと思います。
今回は、中上級の方にも楽しみながら悩んでいただけるよう、駒取りの手がどこで入るか分からないように問題を作りました。
そのため前作に比べて、問題の難易度は格段にアップしています。
 


5手7手詰めパラダイス
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マイコミ将棋文庫SP
5手7手詰めパラダイス
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詰将棋パラダイス/編
週刊将棋
/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2462-1
2007年6月
\1,050(5%税込)
384p/16cm
   
ウォーミングアップ編 3手詰めで肩慣らし(13問:第1問〜第13問)
トレーニング編 5手詰めパラダイス(88問:第14問〜第101問)
ステップアップ編 7手詰めパラダイス(82問:第102問〜第183問)

・【コラム】コンピュータと詰将棋(1)(2)/短編の鉄人(1)(2)

◆内容紹介
本書は1997年に刊行された『
5手詰めパラダイス』と『7手詰めパラダイス』を1冊にまとめたものです。詰将棋の最高峰「詰将棋パラダイス」から、肩慣らし用の3手詰めを含め、5手詰めと7手詰めの詰将棋を合計183問収録しています。短い手数ではありますが、一問解くごとにそこに出てくる手筋や詰む感覚を自然に覚え、詰めの力がつくことは請け合いです。あぶり出しや飛角図式などさまざまな趣向作もあり、詰将棋の素晴らしさが伝わってくる1冊です。

※『7手詰めパラダイス』収録の9手詰めなど、削られている問題があります。

 


脳が若返る書き込み式将棋ドリル
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脳が若返る書き込み式将棋ドリル
解答を選ぶ!書く!なぞる!
この詰将棋ドリルが脳に効く!
パズル感覚で楽しい80問題!!
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成美堂出版編集部/編
成美堂出版
ISBN:978-4-415-30085-6
2007年5月
\945(5%税込)
127p/26cm
   
初めてでもできる 基本編
―一手詰問題から五手詰問題まで
・ドリル1「一手詰10級」〜ドリル11「一手詰9級」
・ドリル12「三手詰9級」〜ドリル31「三手詰9級」
・ドリル32「五手詰8級」〜ドリル51「五手詰7級」
もっと脳を働かせる 上級編
―七手詰問題から十三手詰問題まで
・ドリル52「七手詰6級」〜ドリル64「七手詰5級」
・ドリル65「九手詰4級」〜ドリル71「九手詰3級」
・ドリル72「十一手詰3級」〜ドリル78「十一手詰1級」
・ドリル79「十三手詰初段」〜ドリル80「十三手詰初段」

◆内容紹介
解答を選ぶ!書く!なぞる!この詰将棋ドリルが脳に効く!パズル感覚で楽しい80問題。

 


三手詰めよりやさしい!簡単五手詰め
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森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル(3)
三手詰めよりやさしい!簡単五手詰め
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森信雄
山海堂
ISBN:978-4-381-02261-5
2007年4月
\1,260(5%税込)
143p/21cm

[総合評価]
A

難易度:★★★
見開き6問
内容:(質)A(量)S
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:C
中級〜向き
この本の上手な使い方/知っておきたい詰将棋のルール=計2p
ドリル・詰将棋問題(・5手詰=411問 
↓( )内の数字は問題数です
持駒:金(48)/金金(24)/金銀(24)/金桂(27)/金香(6)/金歩(3)/飛(18)/飛飛(9)/飛角(12)/飛金(24)/飛銀(12)/飛香(6)/銀(18)/銀銀(21)/銀桂(3)/銀香(3)/角(12)/角角(3)/角金(18)/角銀(3)/角桂(6)/角香(9)/角歩(3)/桂(21)/桂桂(9)/香(6)/歩(18)/なし(33))

◆内容紹介
詰将棋で終盤力を鍛えるためのドリルシリーズ第3弾。三手詰めまでなら自信がある、五手詰めになると難しくて解けない、そんな人に最適の五手詰め問題411。五手詰めを「瞬時に解く」直感力が身につく1冊。
5手詰のみの詰将棋問題集。

本書は「森信雄ドリル」の第三弾。シリーズ共通のレイアウトで、1ページに詰将棋の問題図が3問ずつあり、2ページ後(めくった次のページ)に答えが載っている。

本書の詰将棋は、持駒別にまとめられているのが特徴(著者曰く「史上初」らしい。そうだっけ?)。同じ持駒で似た手筋を使うことも多いので、このまとめ方はなかなか面白い。なお、持駒を打っていくだけという持駒3枚の問題はない。盤上の駒も有効活用する考え方を養える。

問題のレベルは、5手詰としては標準的。10段階でLv.3〜Lv.7くらい。森信雄の5手詰といえば、『なめたらあかん三手五手』(2003)のような、大駒乱舞や不安定な詰め上がりのものを想像するが、本書の5手詰はかなり「フツー」。9割がたの問題は、『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,2004)と似た感じで、反復練習に適している。ただし、最後の方の「持駒:歩」や「持駒:なし」の問題では、打歩詰め打開やテクニカルな問題も出てくる。

解説はほとんどなし。今回は一応、40〜50字程度の解説が載っているが、手順をなぞっているだけのものもある。

一応、「5手詰をなんとか解けるレベル」くらいの人でもやれると思うが、間違えたときに解説が必要なレベルだと苦しい。メインターゲットは「5手詰ならたいてい10秒以内に解ける有段者」だろう。このレベルの人が反復練習をするにはとてもいい教材で、「ドリル」の名にふさわしい。コストパフォーマンスもいいと思う。


なお、タイトルで「三手詰めよりやさしい!」と書いてあるが、これはウソ……というより、かなり大げさなキャッチコピー。「難解な三手詰め”よりは少し易しい」ぐらいである。また、内容紹介には「三手詰めまでなら自信がある、五手詰めになると難しくて解けない、そんな人に最適」とあるが、そのレベルだと挫折率90%以上だろう。「5手詰ならだいたい解ける自信がある」という人には最適だと思う。『5手詰ハンドブック』『5手詰ハンドブック(2)』のどちらかをやり遂げたかどうか、を判断基準にするといい。(2007Aug11)

※私のレベルでは、全411問(答え合わせコミ)で一日約20分×7日=約140分。詰まった問題が10問くらい、間違えた問題が5問くらいでした。


5級からの詰将棋
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5級からの詰将棋81
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佐藤康光
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0172-3
2007年4月
\1,050(5%税込)
199p/17cm

[総合評価]
C

難易度:★★★☆
見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:
解説:C
中級〜向き
第1章 ストレッチ編 5手詰=20問  
第2章 基礎体力編 5手詰=15問/7手詰=5問  
第3章 ジョギング編 7手詰=20問  
第4章 筋肉トレーニング編 7手詰=10問/9手詰=11問  
第5章 上達の秘訣(エッセイ) 5級の頃/悩んだ問題/思い出の作/解き方のコツ 9p

・【棋の心】(佐藤康光の揮毫について)気概/流麗/道在邇/意自如/研鑽/天衣無縫
・【ワンポイントレッスン】打ち歩詰め/焦点/持ち駒
・【写真コラム】三歳/美容室/パスタ/野球/ゴルフ/バイオリン/蘇州/田中魁秀一門/竜王戦北京対決

◆内容紹介
初級者・中級者が初段を目指すための上達本、それが「5級からの詰将棋81」です。詰将棋81題のほか、レアなコラムのほかにワンポイントアドバイス、上達の秘訣とこれまでの詰将棋本にはない内容となっています。

詰将棋問題集。

「週刊ゴルフダイジェスト」に出題した問題をまとめたもの。5手詰〜9手詰の詰将棋が計81問。その他、佐藤康光のエッセイや写真、揮毫の解説などのページがある。

詰将棋の難易度や感触は結構バラバラに感じた。1秒で解けた9手詰もあれば、5手詰でもかなり見えにくい問題も。スッキリと手筋で詰ます問題があるかと思えば、重たい重ね打ちもあったり…。意外と、最近の佐藤の棋風を反映しているのかも(笑)。まえがきで「創るのは苦手」と言っているが、問題の質自体はまずまずだと思う。

ただ、解説の方はあまり良くない。1問につき図面2枚と100文字程度の解説が付いているが、「○○が好手であとは手筋の詰め上がりです」的な解説が多く、失敗手順や変化手順の解説がほとんどない。わたしの場合は、正解手順は詰ませても変化手順で苦戦したものがいくつかあった。(今でもモヤッとしたまま放置してしまっている)

また、ボリュームがかなり物足りない。このタイプの詰将棋問題集は100問以上が普通だが、本書は「佐藤康光は今が旬」ということで、問題数が足りないのをエッセイでページを埋めて、無理やり出版した感じがある。エッセイはファンなら面白いのであってもいいが、1000円取るなら最低100問はそろえていただきたい。

タイトルが「5級からの〜」となっているが、一般的な5級では少しつらいと思う(解説も少ないし)。「道場初段からの〜」または「24で5級からの〜」が妥当だろう。(2007Aug25)

※p198の「解き方のコツ」に「駒はなるべく取らない」と書いているのに、駒取り問題も何問かあった。康光先生、少しイジワルですね(笑)。


詰将棋道場7手〜11手
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マイコミ将棋文庫SP
詰将棋道場7手〜11手
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勝浦修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2341-9
2007年3月
\1,050(5%税込)
416p/16cm
   
・詰将棋のルール

第1章 7手詰
第2章 9手詰
第3章 11手詰

・詰めの手筋を覚えよう
・詰将棋用語集1
・詰将棋用語集2

◆内容紹介
2006年の10月に発売した「詰将棋道場」が予想以上の好評につき、はやくも続編が登場しました。本書には著者が連載しているサンケイスポーツ新聞の「詰め碁・将棋道場」から、主に配置駒9枚持ち駒3枚以下の7・9・11手詰を200問を収録してあります。
詰将棋は難しくて苦手といった方の助けになるように、途中図、失敗図、変化図などを多く使い、くわしい解説をしてあります。
妙手順がたくさん出てきますので、解けば自然と詰めの力が身につきます。持ち運びに便利な文庫サイズで、詰将棋を気軽に楽しみたい方にオススメの1冊です。
 


3手詰ハンドブック(2)
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3手詰ハンドブック(2)
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浦野真彦
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0171-6
2007年3月
\1,050(5%税込)
207p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★☆〜★★
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
初心〜中級向き
・詰将棋のルールについて=3p
・3手詰=200問
・あとがき(メイキング・オブ・『3手詰ハンドブック(2)』)=2p

◆内容紹介
この一冊で、勝つ楽しみが味わえる! 実践に役立つ詰手筋満載の3手詰200題を収録。詰手筋マスターを目指す方、詰将棋で頭の体操がしたい方のための、3手詰ハンドブック第2弾。
3手詰限定の詰将棋問題集。『3手詰ハンドブック』(2005)の続編。

前著と同様、比較的簡単な3手詰が200題。レベルは10段階でLv.2〜Lv.4程度だ。易しいことは易しいが、有力手が複数あるような問題もあり、しっかり読み切る訓練にもなる。とはいえ、玉側に凄い受けがあるような問題はないので、あまり身構えずに解いていけると思う。

前著は最初の40題が非常に簡単な問題で、その後は普通の3手詰が並ぶ構成だったが、本書では100問を過ぎても超易しい問題が顔をのぞかせる。つまり、徐々に難しくなっていくのではなく、いろんな難易度のものを散在させてメリハリのある構成になっている。

レイアウトは「X手詰ハンドブック」シリーズ共通のもので、見開きに4問、次の見開きに4問分に解答・解説という構成。裏透けは気にならないが、次の問題の答まで見てしまわないように注意。

個人的な印象としては、わずかながら本書の方が好きだ。ただ、大差はないのでどちらから始めても良いだろう。

ところで、このシリーズは5手詰も含めて4冊目になるが、どうしても1〜2問はウッカリミスで間違えてしまう…。詰ませ損ないというよりは、本筋は詰ませているのに変化筋でエアポケットに入ってしまい、確証が持てずに解答を見てしまうというもの。200点満点はなかなか難しいです……。

そういえば、前著のレビューでは「30分強で終わった」と書いていたが、本書はもうちょっとかかった気がする。断続的に解いていたので、正確な時間は分からないが…本書の方が実は少し難しいのか?(2007May15)


サクサク解こう 詰将棋1手・3手200題
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サクサク解こう
詰将棋1手・3手200題
超初心者から1級まで
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森信雄
実業之日本社
ISBN:4-408-40349-0
2006年12月
\900(5%税込)
216p/18cm
[総合評価]
B
難易度:★★★
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き
第1章 超基本の1手詰=50問
第2章 サプライズ満載の3手詰=150問

◆内容紹介
詰将棋や次の一手の創作には定評がある著者による詰将棋の入門書。初心者向けにも最適な1手詰50題、サプライズ満載の3手詰150題を収録。「解くこそ物の上手なれ」の詰将棋の世界を楽しく学べる一冊。
1手詰・3手詰限定の詰将棋問題集。

出版社は違うが、『あっと驚く三手詰』(講談社,2000)『なめたらあかん三手五手』(講談社,2003)の続編で、ページレイアウトや解説量などはほぼ同じ。ただし同じ手筋で固めてあるわけではない。また、8問一組ではなく、『3手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2005)のような4問一組の構成である。個人的には4問一組の方が良いと思う。

第1章は1手詰。「超基本の1手詰」とあるが、そこは森信雄である。『1から始める詰将棋』(週刊将棋/編,MYCOM,2007)や『将棋1手詰入門ドリル』(椎名龍一,池田書店,2007)に出てくるような「本当に易しい1手詰」ではなく、相当トリッキーな1手詰がほとんどだ。1問目(下図)から盤上の駒数が9枚もあるところからも、「普通の1手詰ではないな」というのが窺えるだろう。合い利かずでの「無駄な合駒は手数に数えない」という詰将棋のルールを利用しているので、中には有段者でも「ん!? これ詰んでるか?」と一瞬見まがうような詰み形も出てくる。

第2章は「サプライズ満載の3手詰」で、合い利かず・両王手・飛角香の限定移動などが頻出する。面白い筋がいっぱいでこれももちろんサプライズなのだが、本当にサプライズなのは「解けたと思って答を見たら違っていたとき」だと思う。「ええ!! なんで!? …………あ、そうか!!d(≧▽≦)ガッテン!!」となるのだ。これぞサプライズ(笑)。ただし、解説が少ないので誤答の理由を自分で見つける必要がある。

なお、普通の「捨て駒一発」系の問題も2〜3割織り交ぜてあり、読者が疲れすぎない絶妙なバランスになっている。……レビューの続きを読む

(2008Apr21)


超実戦 駒を取る詰将棋
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超実戦 駒を取る詰将棋
敵の駒を使ってトドメに使う新しい型の詰将棋
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飯野健二
池田書店
ISBN:4-262-10132-0
2006年12月
\998(5%税込)
288p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★
  〜★★★

見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:A
初級〜上級向き
・詰将棋=計137問
(3手詰問題=20問/5手詰問題=50問/7手詰問題=50問/9手詰問題=15問/実戦問題=2問)
・【コラム】象戯造物/詰むや詰まざるや百番/将棋図巧/古作物

◆内容紹介(
池田書店HPより)
今回の飯野先生の詰将棋は、「今までにない詰将棋の本を作ろう」という思いから制作しました。

私(編集者)自身色々な詰将棋を解いてみましたが、実戦で同じような状況に出くわしたことがありませんでした。元来の詰将棋は駒を「切る」作業ばかりで「取る」という本来の実戦のあり方がないことに疑問を持っていました。(詰将棋は実戦とは違うんだよ!といわれれば何もいえませんが・・・)
ただ単純に守り駒をはがせばいいと思っていたのですが、実際に解いてみるとこれが大変でした。駒台上の駒の増減がこれほど問題を難しくさせるのかと痛感しました。
本書を読んでくださる方、是非新しい味の詰将棋を堪能してみてください。
詰将棋問題集。

普通、詰将棋といえば「捨て駒」が基本である。例えば、『5手詰ハンドブック』中の200問には駒を取る問題はなかったと思う(変化の中で駒を取ることはあった)。駒取りが入っている問題は“筋悪”“俗筋”などと呼ばれることがあり、作品としての価値は低いとされることが多い。しかし、実戦では駒を補充しながら追うことも多く、捨て駒中心の“詰将棋”は「実戦のトレーニング」としての意味から乖離している。

本書は、そんな「詰将棋の常識」にあえて反旗を翻し、すべての問題で駒を取る手が入るようにしたものである。

実は、本書では初手は全て駒取りの手。「初手が駒取りって決まっているなら簡単じゃないか?」その通り。同手数の他の問題に比べると、やや易しい。あくまでも詰将棋なので、……レビューの続きを読む

(2007Jul05)


詰将棋道場 MYCOM将棋文庫SP
詰将棋道場
手軽に楽しむ200題
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勝浦修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-2183-0
2006年10月
\1,050(5%税込)
416p/16cm
   
・詰将棋のルール

第1章 7手詰
第2章 9手詰
第3章 11手詰
第4章 13〜19手詰

・詰めの手筋を覚えよう
・詰将棋用語集(1)(2)(3)

◆内容紹介
著者の勝浦修九段はA級7期の実績もさることながら、詰将棋作家としての評価も高く、解後感良好のスッキリした作品を数多く作っています。著者が連載しているサンケイスポーツ新聞の「詰め碁・将棋道場」は1万回を超え、本書はこの中から7・9・11・13手詰を中心に200問を収録してあります。
詰将棋は難しくて苦手といった方の助けになるように、途中図、失敗図、変化図などを多く使い、くわしい解説をしてあります。どの問題も詰めの筋がぎっしり含まれていますので、解いていくうちに終盤の力がグイグイアップすることでしょう。
持ち運びに便利な文庫サイズで、詰将棋を気軽に楽しみたい方にオススメの一冊です。
 


実戦型詰め将棋 三手・五手・七手詰め
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実戦型詰め将棋 三手・五手・七手詰め
知らず知らずのうちに、詰めの実力がつく!
実戦での段級位も目に見えて上がる!
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中原誠
日東書院本社
ISBN:4-528-01512-9
2006年9月
\998(5%税込)
224p/cm

[総合評価]
C

難易度:★★
   〜★★★☆

見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B(2色刷)
解答の裏透け:A
解説:C
初級〜上級向き
詰将棋=計103問
・三手詰=25問
・五手詰=40問
・七手詰=38問

◆内容紹介
実戦型の詰将棋を数多く解けば解くほど段級位がアップ!十六世名人であり、また幾多のタイトルを獲得した中原誠永世十段が厳選した「三手・五手・七手詰」の短手数の問題103問。七級から三段までの幅広い読者層を対象に、手にとるようにわかりやすい解説で、思わず棋力がアップします。
詰将棋問題集。

載っているのは3手〜7手の超短手数。3手・5手は標準的な難易度だと思ったが、7手は急に難しくなった感じがした。難解というほどではないが、1手目・3手目・5手目とも選択肢がいくつかあって、手なりで詰むものは少ない。また、決め手の前の事前工作をしっかりやっておかなければ解けない問題も多かった。そのせいか、ひと目で解けた問題はほとんどなかった。この辺は、同時期に発売された『3・5・7手実戦型詰将棋』(飯野健二,池田書店,2006.03)とは好対照である。

内容紹介はやや誇大広告気味な部分あり。

(1)「実戦型の詰将棋」
→あまりない。趣向作や曲詰ではない、というレベル。

(2)「手にとるようにわかりやすい解説」
→これは違っていた。コンパクトにまとめている分、変化や考え方の解説は非常に少ない。特に7手詰では「○○が好手。△△に□□として解決です。」という感じの淡白な解説が多く、変化手順の詰ませ方や、事前工作の意味がほとんど書かれていない。よって、解けなかった人は解答を見て自力でその意味を探る必要がある。

(3)「七級から三段まで幅広い読者層を対象に」
確かに3手詰は級レベル、7手詰は有段者レベルで、これは正しいと思う。ただし、本全体が幅広い棋力に対応しているわけではなく、たとえば7手詰は有段者専用だろう。解説を詳しくし、読めば分かるようにしていれば、問題自体が難しくても「幅広い棋力に対応」と言えたはず。

ヒントは問題図の上側に一行ヒント(タイトル)、下側に数行のヒント。「初手は▲2三銀です」のように、具体的な指し手まで書いてある場合もあるので、大幅に難易度が下がる一方、醍醐味が失われることも。見なければいいのだが、上段と下段を同時に隠すor視野に入れないのは至難のワザ。

また、紙質があまりよくない。白色度が低く、ややくすんだ色合いで、厚さの割には腰がない紙。ただし、不透明度は高めで、特にレイアウトの工夫がなくてもほとんど裏透けしてないのは○。紙質に関しては好みの問題ではある。最近の日東書院の棋書はだいたいこの紙質のようだ。

100問強でほぼ1000円というのは、詰将棋本としては標準的。少し歯ごたえのある3〜7手の詰将棋をとにかく数多く解いていきたい人、解説は特に要らないという人は選択肢の一つとしてどうぞ。

なお、中原は2008年8月に脳出血で倒れ、回復後も「詰将棋が(解こうとしても)詰まなくなった」と語っているので、おそらく本書が中原名義の最後の詰将棋本になると思われる。(2009Jun09)

※誤植(初版第1刷):p197「飛者の守りを…」→「飛車」


新しい詰将棋 初段150題 羽生流で上達!
新しい詰将棋 初段150題
羽生流実戦「次の一手20題」もスゴイ!!
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羽生善治/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-04226-0
2006年8月
\777(5%税込)
319p/16cm
   
【問題制作】関口勝男 【解説執筆】甲斐栄次

第1章 詰将棋のベーシック5手詰問題
第2章 好手・妙手を覚える7手詰問題
第3章 実戦感覚が身につく9手詰問題
第4章 第一感を磨きあげる11手詰問題
第5章 終盤力を鍛えあげる13手・15手詰問題
第6章 実戦棋譜から出題する!羽生流実戦!次の一手20題

◆内容紹介
詰将棋を解くということは、将棋を指す上での準備体操のようなもの。詰将棋には寄せの基本的なテクニックがたくさん詰まっている。駒の働き別に分けた5手詰問題から13手詰問題までを出題。羽生流「次の一手問題」も収録。
 


5手詰ハンドブック(2)
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5手詰ハンドブック(2)
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浦野真彦
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0169-X
2006年3月
\1,050(5%税込)
207p/18cm
[総合評価]
A
難易度:★★★
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き
・詰将棋のルールについて=3p
・5手詰=200問

◆内容紹介(日本将棋連盟HPより)
「短編詰将棋の名手」として知られる浦野七段作による、使用駒数を10枚以内に限定した形の良い5手詰め200題。大好評の既刊本「5手詰ハンドブック」の第2弾!実戦に現れやすい基本的な詰め手筋を満載した詰将棋問題集。
5手詰限定の詰将棋問題集。『5手詰ハンドブック』(2004)の続編。

基本的な構成は前作と同じ。見開き2ページに4問を配置し、めくった見開きに4問分の解答を掲載。この構成により、「解答の裏透け」を防止している。ヒントは無し。

詰将棋は当然ながらすべて5手詰。前作に引き続き、駒数10枚以内で、入玉形や盤面をいっぱいに使うものはなく、初級者でも解いてみたくなる形ばかり。打歩詰め回避もなかった(たぶん)。

難易度は、5手詰としてはLv.3〜8くらい(10段階)だが、「前作で第1問が難しかったのはまずかった」(著者談・どこで見たのかは忘れました)ということで、最初の数問は「易しい詰め手筋」のような問題が含まれている。

全問解いた感触としては、「前作以上にひと目で解ける問題もある一方、前作以上に考え込んでしまった問題もある。でも総合的な難易度はあまり変わらない気がする」。曖昧で申し訳ないが(笑)、正直な感想を書くとこうなってしまった。巷では「『2』の方が易しい」という声も聞くが…。あえていえば、「初級者は『2』の方が解ける問題が多そう」かもしれない。「前作よりも難易度を散らしてある」と言い換えても良い。

どちらから始めたほうがいいかと問われれば…初級者は『2』(本書)かな。中級以上はどちらでも良いと思う。(2006Aug28)


3・5・7手実戦型詰将棋 3・5・7手実戦型詰将棋
基本手筋をマスターし、級から段へ
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飯野健二
池田書店
ISBN:4-262-10131-2
2006年3月
\998(5%税込)
334p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★〜★★★
見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:A
初級〜中級向き
詰将棋=計160問
・詰将棋のルール
・三手詰問題=60問
・五手詰問題=60問
・七手詰問題=40問

◆内容紹介
勝つために必要な「詰み形」を自然にたくさん覚えることができ、読みの訓練としても最適な詰将棋の実戦型の問題を多数用意。失敗図も含め、格段に強くなる160問をていねいに解説する。
詰将棋問題集。

載っているのは3手〜7手の超短手数。また、比較的易しめのものが多く、難易度は10段階でLv.2〜Lv.5くらい。5手詰は手数なりの手ごたえがあったが、7手詰の方は1つ好手を発見すればあとは手なりで詰む感じの問題が多く、サクサク解けた。

本書は解説が非常に親切。文字数が特別に多いわけではないが、「不詰めの変化」「早詰み」「駒余り」「合い利かず」や「変化同手数も正解」とちゃんと述べていて、詰将棋初心者が陥りがちな「詰将棋のルールに則った正解と不正解の区別」を逐一解説しているのがよい。4つの図面を使っている(うち1つは問題図再掲、1つは失敗図)のも見やすくていいし、「手の効果」がきちんと書かれているところも見逃せない。

裏透け対策は完璧。正解の指し手の裏部分にはグレーの網掛けがかかっているので、まったく透けてない。

また、本書では5種類の棋力判定がついている。例を挙げると、

 第1問(3手詰) (A)10秒で三段 (B)20秒で二段 (C)30秒で初段 (D)1分で5級 (E)時間無制限で解けたら8級
 第160問(7手詰) (A)3分で四段 (B)5分で三段 (C)10分で二段 (D)15分で初段 (E)時間無制限で解けたら1級


ただし、この棋力診断は相当に甘めだと思う。わたしの詰め棋力は大したことはないのだが、「3分で四段」の問題が数秒で解けることもしばしば。「10秒で三段」の3手詰はほとんど1秒(ひと目)だった。1問だけ10分くらいかかった問題があったが、さほど難問ではなく、エアポケットに入っていただけだった。

3手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2005)は卒業したけど、『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2004)はきつい、『ラクラク詰将棋』(日本将棋連盟書籍,2002)も苦戦中…という方にはオススメである。あと少し問題数が多ければAにしたかった。(2009Apr19)

※少し残念なところがあるとすれば、『実戦に勝つ!詰め将棋』(飯野健二,池田書店,1998)と同じ問題がいくつかあるところ。とはいえ、他の方のレビューを見て初めて気づいたくらい。わたしは約2年前にその本を解いているが、気づかなかった。要は、2年前に解いた詰将棋などはすっかり忘れているということだ(汗)。


詰将棋 実戦形パラダイス(2) 詰将棋 実戦形パラダイス(2)
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詰将棋パラダイス・週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-2012-5
2006年2月
\1,050(5%税込)
224p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
 〜★★★★

見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:A
中級〜有段向き
・詰将棋=105問+3問(コラム内)
ウォーミングアップ 3〜7手詰編(第1問〜第40問)(3手=2問/5手=6問/7手=32問)
トレーニング 9〜11手詰編(第41問〜第95問)(9手=30問/11手=25問)
チャレンジ 13〜15手詰編(第96問〜第105問)(13手=5問/15手=5問)

【コラム・趣向との融合】実戦形+持駒趣向/実戦形+初形象形/実戦形+あぶり出し

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
本書は2002年に出版した「詰将棋実戦形パラダイス」の続編です。創刊50年の歴史を誇る詰将棋専門の月刊誌「詰将棋パラダイス」に掲載された作品の中から、実戦形問題を105題精選し収録しました。構成は3〜7手詰が40問、9〜11手詰が55問、13〜15手詰が10問となっています。終盤力を養いたいのであれば、詰将棋を解くことは欠かせません。華麗な詰めの手筋を味わいつつ、実戦に役立てて欲しいと思います。
実戦形パラダイスシリーズの第2弾。「詰将棋パラダイス」誌に掲載された実戦形詰将棋から、好作を撰集したもの。

前作『詰将棋 実戦形パラダイス』(2002.07)よりも古い作品が中心。今回の解説者は筒井浩実氏。

「実戦形」の定義は難しいが、「桂香が初期配置にあるor3三桂や1二香など自然な位置にある」「三段目や四段目に歩が並んでいる」などが特徴。本書の詰将棋は、それこそいかにも実戦から取り出したようなものもあるし、桂香の配置は自然でもまず実戦に現れないようなものもある。しかし共通するのは「解いてみたくなるような形」である。

問題の並びは、3手詰から順に手数の少ない順。また、同じ手数なら比較的易しいものから徐々に難しくなるようになっている。もちろん、易しいものでも詰パラ掲載作品なので、キラッと光る一手や構想が必ず入っている。同じ手数でも後半の方には難しめの問題がそろっている。なので、例えば7手詰の途中で難しくて詰まってしまっても、9手詰の最初はまた易しくなるので、投げ出さずにがんばってみよう。

実際に解いてみて感じたのは、手数が長くなっても思ったより難しくならないこと。難易度は一応2.5〜4.0としているが、大部分は3.0〜3.5くらいだろう。また、詰パラ掲載作なので難問ぞろいかと思っていたが、そうでもなかった。一瞬で解けるわけでもなく、詰み形がまったく見えないわけでもなく、ちょうどいい難易度だった。

前作をまだ解いていないので比較できないものの、105問の詰将棋集としてはなかなかの良書だと思う。(2009Jul09)


ラクラク詰将棋(2)
zoom
メキメキ将棋上達本
ラクラク詰将棋(2)
基本手筋集
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日本将棋連盟書籍/編
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0168-1
2005年12月
\1,050(5%税込)
222p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
   〜★★★

見開き2問
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
初級以上向き
第1章 やさしい詰将棋 3手詰め問題=50問
5手詰め問題=50問
中間試験問題=8問(3手詰め=4問、5手詰め=4問)
110p
第2章 ちょっとやさしい詰将棋 5手詰め問題=50問
7手詰め問題=50問
卒業試験問題=8問(5手詰め=4問、7手詰め=4問)
110p

◆内容紹介(日本将棋連盟HPより)
好評シリーズ第2弾。三手から七手までの基本詰将棋216題を収録しています。

3・5・7手の超短手数詰将棋問題集。計216問。出典は明らかにされていないが、将棋世界に掲載されている「あっという間の3手詰」「実戦に役立つ5手7手詰」からの撰集と思われる。

入玉形連作の一つ(ちょっとやさしい編・第25問)基本的な構成は『ラクラク詰将棋』(1)(日本将棋連盟,2002)と同じ。問題の難易度もほぼ同じ。標準的な3〜7手詰が216問とコストパフォーマンスが良い反面、解説がショボい、裏透けが結構気になるというのも同じ。

本書でちょっと目を引いたのが、「ちょっとやさしい詰将棋」編の第25問〜第30問。6問が連作となっている。右図は第25問でその一例。▲4九龍、▲3九銀、△1九玉、持駒:金の4つが固定で、あとは少しずつ形が変わっていく。非常によく似た形なのに詰み筋が全然違うというのは面白い。しかもすべて5手詰だ。

すでに5手詰くらいがだいたい解けている人が、量をこなすのには適している。詰将棋が初めての人にはちょっと厳しいだろう。(2009May20)


詰将棋 実戦問題 初段・1級 初段の[実戦]詰将棋150題
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森内俊之/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-03089-0
2005年10月
\777(5%税込)
320p/16cm
   
・詰将棋=計150問

◆内容紹介(成美堂出版HPより)
3手からの詰将棋問題を150題収録した初段をめざす人のための問題集。実戦の終盤でよく現れる局面を重点的に取り上げているので、問題を解くことで終盤力アップ間違いなし。3手詰から15手詰まで究極のシンプルな詰将棋をたっぷり収録。
 


実戦に役立つ詰将棋3手5手
zoom
実戦に役立つ詰将棋3手5手
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週刊将棋/編
渡辺明/監修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1862-7
2005年8月
\1,050(5%税込)
224p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:A
初級以上向き
詰将棋=計202問
序章 詰めのテクニック (基本1)玉の退路を封鎖する (基本2)守備駒の働きを弱くする
(基本3)玉の位置を変える (基本4)空間の作成
(応用1)焦点の捨て駒 (応用2)必殺の両王手 (応用3)邪魔駒の消去
第1章 3手詰め編 3手詰=134問
第2章 5手詰め編 5手詰=68問

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
渡辺明竜王監修による、終盤の力を鍛える3手5手の詰将棋問題集です。「週刊将棋」紙に掲載された「詰将棋入門」のコーナーから、202題を抄録しました。冒頭には「退路封鎖」「焦点の捨駒」など詰め将棋の手筋を紹介したので、参考にしてどんどん解いてください。

3・5手のMYCOM系・超短手数詰将棋問題集。週刊将棋誌の「詰将棋入門」に掲載されたものから、計202問を選集。

寝る前に解く3手詰・5手詰』(2003)などと基本的に同じ。前作では216問だったが、また微減。その代わり、初級者向けに「詰めのテクニック」として、基本的な詰め手筋を解説している。また、難易度表示が復活している(三段階)。

監修が渡辺竜王でオビにも登場しているが、特に問題作成に携わったり、解説を担当しているということはなさそう。

易しい詰将棋をパッパッと解いていくのは日常トレーニングとして有効。いまのところ『寝る前に〜』も絶版にはなっていないので(2005年8月末現在)、好みの方を選べば良い。ただしMYCOMの棋書は、「発売から3年経ったら絶版覚悟」をお忘れなく。(2005Aug31)


(オリジナル版)
3手詰ハンドブック
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(浅川書房版)
【新版】3手詰ハンドブック
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3手詰ハンドブック
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浦野真彦
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0167-3
2005年4月
\1,050(5%税込)
207p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★〜★★
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
初心〜中級向き

【新版】3手詰ハンドブック
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浦野真彦
浅川書房
ISBN:978-4-86137-032-8
2011年9月
\1,260(5%税込)
207p/18cm
・詰将棋のルールについて=3p
・3手詰=200問

◆内容紹介
好評だった前著「5手詰ハンドブック」の続刊。3手詰のみを200問収録しています。冒頭には「並べ詰み」と呼ばれる単純明快な問題を収録しています。初めて詰将棋を解く人も本書を読めば、「相手玉を詰ませる楽しさ」を味わう事ができるでしょう。

◆内容紹介(新版)
旧『3手詰ハンドブック』の7割以上の問題に手を入れ、解説も全題書き換えました。今回のリニューアルにより、終盤で役立つ詰手筋事典の決定版を目指したつもりです。なかなか解けないというかたは、解答を見てください。解説を読み、詰手筋を覚えてから再度チャレンジするのがいいでしょう。無理せずマイペースで、楽しく棋力アップ。生まれ変わった『新版 3手詰ハンドブック』が、多くの皆さんに役立つよう願っています。
〔※オリジナル版のレビューです〕
3手詰限定の詰将棋問題集。

週刊将棋の記事によれば、「『5手詰ハンドブック』はやりたかった仕事であり、『3手詰ハンドブック』は誰かがやらなければならない仕事」だそうだ。確かに3手・5手詰の詰将棋本はいくつかあるが、本当の初心者向け詰将棋本はあまり見当たらない。いままで紹介したものでは『入門詰将棋100題』(佐瀬勇次,日本文芸社,1980)くらいか。本書は特に「駒の動きを覚えたばかりの人」でもできるように構成されている。

まず、序盤の40問にLv.1〜2クラスの非常に簡単な問題を収録。並べ詰め(8問)・捨て駒(8問)・一間龍(4問)・金頭の桂(3問)・離し飛車・ヤスリ攻めなど、基本的な詰め手筋が並ぶ。ちょっと手慣れた人なら「詰将棋」といえないほど易しいが、初心者にとっては立派な詰将棋であろう。(わたしも初心者の頃、「一間龍+コビン金」にはとても感動した記憶がある)

残りの160問は標準的な3手詰。難しいものはなく、10段階でいえばLv.2〜4、たまにLv.5が混ざるくらい。

レイアウトは『5手詰ハンドブック』をそのまま踏襲している。裏透けが気にならないのが良い。

全体的に良質で、初心者・初級者の詰将棋入門としては最適だろう。ただ、『5手詰〜』がちょうど良かった人はかなり物足りなく感じると思う。わたしも30分強で終わってしまったので、ちょっと物足りなかった。すでにある程度の力がある人は、タイムアタックをするなど工夫して楽しもう。(2005Jun17)


捨て駒の達人
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V2文庫
詰将棋を始める前に読む本
捨て駒の達人
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井手畑 理
ブイツーソリューション
ISBN:4-434-06068-6
2005年4月
\600(5%税込)
119p/15cm

[総合評価]
D

難易度:★★
 〜★★★

見開き1問
内容:(質)B(量)C
レイアウト:B
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き
・詰将棋=計43問
第1章 守備駒を移動させる
目的の捨て駒
(1)攻め駒の利き筋を通す (2)駒を打つ空間を作る
(3)守備駒を無力化する (4)玉の退路封鎖
(5)質駒を作る (6)打歩詰め回避 (7)焦点の捨て駒
例題=11問
復習問題=9問
42p
第2章 玉の移動を図る
捨て駒
(1)玉を危険地帯に誘う
(2)大駒の間接的な利きに誘い出す
例題=7問
復習問題=5問
30p
第3章 攻め駒を消去する
ための捨て駒
(1)じゃま駒消去 (2)打ち歩詰め回避 (3)駒の打ち換え
(4)複数の意味を持つ捨て駒
例題=4問
復習問題=7問
30p
第4章 詰将棋を解くための
基礎知識
    8p

・【詰将棋こらむ】(1)趣向詰め (2)煙詰め (3)曲詰め

◆内容紹介
実戦に役立つ捨て駒の公式集!詰将棋の捨て駒を徹底分類!意味がわかればすぐ解ける!初心者向けテキストに最適。

詰将棋の「捨て駒の手筋」を分類し、例題を交えながら解説した本。

著者の井手畑氏は全く知らない方だが、裏表紙の略歴によれば福岡の将棋普及指導員だそうだ(ちなみに2000年に気象予報士になっている)。つまり本書は、“アマの「もっと詰将棋を広めたい」という思い”から作られた本である。

まず、文字がやたら大きいことに驚いた。行間もかなり広い。つまり、1ページあたりの内容は少なくなっている。そして、各項タイトルと本文のフォントサイズが同じ。どうやら、MS-Word等のワープロソフトで原稿を作成し、そのまま印刷したようだ。図面もPC画像そのままで、ジャギーが激しく目立つ。

これがコピー&ホッチキス綴じの配布資料や同人誌であれば、特に問題はない。しかし、読者にとっては、内容だけでなく「作り」もコミで一冊の棋書なのだ。ISBN付きの本として流通ルートに載せる以上、しっかりした体裁が要求される。

詰将棋の方は、捨て駒メインの短手数作品(3手〜9手)を解説していて悪くない。ただ、初級者を対象にしている割には、詰将棋も文章も難しい。例題は易しいが、練習問題はわたしでもかなりてこずった。

「詰将棋入門として、捨て駒を分類して解説する」というテーマは良かった。筆者が目指したかったのは、「『寄せの手筋168』の詰将棋版」だったのだろう。ならば、そのスタイルをそのまま使い、問題を易しくして量を増やし、たっぷりと解説してほしかった。そうすれば良質の詰将棋入門書になっていたに違いない。(2005Nov02)


実戦式 詰め将棋 九級から初段まで
実戦式詰め将棋
10の手筋で初段になる
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中原誠/監修
池田書店
ISBN:4-262-10130-4
2005年3月
\998(5%税込)
350p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★☆
  〜★★★☆

見開き1問
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:C
初級〜上級向き
・詰将棋=151+10+10問
詰め将棋を解くカギとなる10の手筋=例題10問
九級詰め将棋問題=16問(1〜3手詰)
八級詰め将棋問題=16問(3〜7手詰)
七級詰め将棋問題=16問(3〜7手詰)
六級詰め将棋問題=16問(3〜7手詰)
五級詰め将棋問題=16問(3〜7手詰)
四級詰め将棋問題=16問(5〜9手詰)
三級詰め将棋問題=16問(7〜9手詰)
二級詰め将棋問題=16問(7手詰)
一級詰め将棋問題=16問(7〜9手詰)
初段詰め将棋問題=7問(9〜11手詰)
・古典詰め将棋 (1)〜(10)

◆内容紹介
詰め将棋を解くカギとなる10の手筋を紹介。九級から初段まで151問を精選した、終盤にも強くなる実戦式の詰め将棋問題集。
詰将棋問題集。

まえがき「はじめに」には、次のように書いてある。

「詰め将棋はどうやって解いていったらよいかよくわからない」そういった読者の声をよく耳にします。持ち駒、もしくは盤上の駒を使って敵方の玉を追い込んでいくのが基本的な考え方ですが、その方法、つまり「手筋」を知らない方が多いようです。
本書はまず実戦に役立つことを主眼とした151の問題を選び、その手筋の傾向を探りました。この結果、最もよく使われる「10の手筋」を選び出しました。つまりこの「10の手筋」が詰めを考える手がかりとなるのです。(後略)


この考え方に沿って、冒頭で「10の手筋」を例題を使って解説する。選ばれた「10の手筋」は次の通り。

 (1)捨て駒で守り駒の移動を図れ
 (2)焦点の捨て駒を考える
 (3)大駒を捨てる機会を誤るな
 (4)玉の退路の封鎖を考えよ
 (5)金気(金銀)はトドメに残せ
 (6)龍か馬の威力でトドメを刺す
 (7)空き王手・両王手に妙手あり
 (8)桂と角を協力させる
 (9)大駒は離して打て
 (10)不成にうまい手あり


手筋というよりは考え方であり、中には「時と場合によりけりじゃないの?」というものもあるが、これら10の手筋は解説ページに番号が書かれており、どの考え方によって解ける問題だったかが分かるようになっている。

問題は16問一組で構成され、一組の中ではちょっとずつ難しくなっていく。またクラスが替わるとまた易しくなるようになっている。つまり、難度の上昇が単調増加ではなくジグザグ型であり、途中で投げ出しにくくなっている。

以上は良いところ。特に「手筋を分類して詰将棋を解けるようにする」というコンセプトは面白いと思う。一方で、悪いところ、というか、コンセプトを実現するには中途半端なところもいくつかある。

(1)他にも重要な手筋(考え方)がある。
「危険地帯に玉を呼び寄せる」「詰み形の理想形を描く」「捨て駒をしてでも拠点を作る」…など。とはいえ、これは著者が10に絞ったのだから仕方ないのかもしれない。

(2)分類した10の手筋の生かし方が中途半端。
10の手筋は解答欄に番号が書いてあるだけなので、いちいち何の手筋か確認するのが面倒くさいし(一応、表紙見返しに一覧になっているが)、解説ではノータッチなので頭に残らない。番号はヒントのほうにほしかったし、数字だけでなくアイコン(イラスト)を使ってひと目で分かるようにするとか、面倒なようでも毎回全文を書くとか、工夫がほしかった。

(3)ヒント出しすぎ。
これは人によって良し悪しが分かれるかもしれないが、例えば「最後は▲2四龍で詰め上がり」(p319)「初手は▲1三角から〜」(p337)など、手を完全に限定してしまうのはどうかと。

(4)解説がショボすぎる。
これは個人的には致命的。特に後半は手数が長くなるのに、解説は逆にショボくなっている。「○○は不詰めです。○○が好手。○○に○○として解決です。」というのはもはや解説とはいえないのでは。詰将棋慣れしている人ならそれでもいいが、本書は「どうやって解いていったらいいか分からない」という人をターゲットにしているはず。そのレベルでは「どうしてそういう手順の組立てなのか分からない」のでは?変化を書くのはもちろんだが、手の効果(捨て駒をすることで飛の利きが通った、etc.)をもっと書くべきだと思う。

5〜9手詰くらいが普通に解ける人には、普通の詰将棋問題集として使えると思う。本書のターゲットである「初段を目指す人」にはあまりオススメできません。コンセプトは良かったのに、それを具現化できなかった惜しい一冊。

※本書は初版は大量の誤植があって、正誤表が挟まれていたと伝え聞いているが、わたしが持っている版(2008年8月25日発行、何版かは不明)では特に誤植は見当たらなかった。
※解説が変だったところ:
 p40「なお、▲4二銀で▲2四銀は△同銀▲同歩△3一金と龍を取られていけません。」→▲同歩は王手ではない。
 p44「これに対して、△同玉と取れば▲3二金で早く詰みます。」→手数は同じ。


森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル
zoom
森信雄の
勝ちにいく!詰将棋ドリル
反復練習で身につく一手・三手・五手詰め
個別ページへ
森信雄
山海堂
ISBN:4-381-07993-0
2005年3月
\1,260(5%税込)
143p/21cm

[総合評価]
A

難易度:★★
見開き
6問
内容:(質)B(量)
S
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:C
初級〜中級以上向き
・将棋パワーをつけよう!
・この本の上手な使い方
・知っておきたい詰将棋のルール
・ドリル・詰将棋問題1〜408
・おまけのドリル問題409/410/411―双玉問題‐逆王手に注意!

◆内容紹介
将棋は棋力によって勉強法も変わってきます。やさしい問題を毎日コツコツと数多く解くことによって、自然と詰将棋の世界に入り込み、知らない間に棋力アップを図るというのが本書の狙い。
ドリル形式の詰将棋問題集。1手・3手・5手詰限定。

詰将棋は形の似た3問が1セット。形は似ていても詰め手順は全く違う。中には頭金を打つだけの問題もあるが、3問1セットなのでそれなりに価値はある。

また、(1手詰×2セット)+(3手詰×2セット)+(5手詰×1セット)で1グループになっていて、この順番でループしている。つまり、どこから解き始めても難易度はあまり変わらない。全体的には易しめで、難問奇問はほとんどない。ただし最後の3問(406〜408)だけは『あっと驚く三手詰』(森信雄,講談社,2000)に載っているような大駒限定移動型の問題でかなり難しい。

解説は全くなし。問題図のページを一枚めくると、解答手順とその変化が書いてあるのみ。両王手や合い利かず、失敗手順などは一切書いていない。この手数ならちょっと慣れた人なら解説不要なので、逆にスッキリしていて良い。ただし、自分の考えた手順が解答と違っていたら、なぜ不正解なのか自力で考える必要あり。まったくの初級者にはややハードルが高いかもしれない。

本書の最大の特徴は、とにかく数を解くこと。その一点に尽きる。たとえるなら「公文式」。解説を捨てて数にこだわったスタイルはむしろ評価したい。第一目標は全問自力で解けるようになることだが、その次は「いかに短時間で本筋が見えるようになるか」。筆者も推奨しているように、適当に開いたページから5分間のタイムトライアルを行うようにすると効果アップ。ちなみに5分で180問解ければプロ級だそうだ。

ところで、本書のタイトル「勝ちにいく!」を「勝ちにくい!」と見間違えた人は私だけではないはず(笑)。(2005Aug13)

※なお、DRILL-147は不完全作で、駒余りの7手詰(作意は3手詰)。


3手・5手からの詰将棋 3手・5手からの詰将棋
初段・1・2級
基本手筋から実戦問題まで120題
個別ページへ
深浦康市/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-02837-3
2004年8月
\714(5%税込)
256p/16cm
   
第1章 ライト・トレーニング 3手・5手・7手の詰将棋30問
第2章 詰手筋いろいろ9手の詰将棋27問
第3章 変化球、実戦に強くなる11手・13手の詰将棋37問
第4章 ハード・トレーニング 15手の詰将棋26問

◆内容紹介
将棋の上達法に詰将棋は欠かせない。初段・1級レベルを中心に3手詰から15手詰までを詰手数順にまとめた問題集です。基本の筋、応用問題など120題収録。いつでもどこでも楽しめる一冊。
 


強くなる実戦詰将棋120題 強くなる実戦詰将棋120題
基本の3手詰から初段のカベを破る15手詰まで
個別ページへ
伊藤果
日本文芸社
ISBN:4-537-20288-2
2004年7月
\840(税込)
264p/18cm
   
第1章 ウォーミングアップ(3手詰)
第2章 詰将棋の基本(5手詰)
第3章 手筋に挑戦(7手詰)
第4章 初段に挑戦(9手詰)
第5章 有段者を目指せ(11手詰)
第6章 難問に挑戦(13手詰・15手詰)

◆内容紹介(日本文芸社HPより)
詰将棋を楽しみながら終盤の寄せに強くなる実戦向詰将棋120題。3手詰から15手詰まで、詰将棋の名手伊藤果七段が出題。
 


初段をめざす詰め将棋
zoom
棋力がグングン上がる!
初段をめざす詰め将棋
個別ページへ
羽生善治/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-02548-X
2004年2月
\880
175p/19cm
[総合評価]
C
難易度:★☆
 〜★★★★

見開き1〜2問
内容:(質)A〜B(量)C
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:
S
 (練習問題はC)
初級〜有段者向き?
【詰将棋制作】 関口勝男 【本文解説執筆】 甲斐栄次 【イラスト】 国本雅之・小山規
詰将棋=計76問
序 章 詰め将棋で詰ませ方を知ろう!  
第1章 詰め将棋のルールと攻め方のポイント  
第2章 大駒の使い方を覚える詰め将棋 5問(3手詰〜11手詰)/練習問題=11問(3手詰〜13手詰)
第3章 金銀の使い方を覚える詰め将棋 5問(3手詰〜13手詰)/練習問題=7問(3手詰〜7手詰)
第4章 桂馬・香車の使い方を覚える詰め将棋 5問(3手詰〜13手詰)/練習問題=7問(7手詰〜13手詰)
第5章 歩の使い方を覚える詰め将棋 5問(7手詰〜15手詰)/練習問題=3問(5手詰〜11手詰)
第6章 囲いを破る詰め将棋 3問(3手詰〜9手詰)/練習問題=2問(5手詰)
  実力アップ!詰め将棋問題集 23問(3手詰〜17手詰)

◆内容紹介(成美堂出版HPより)
詰将棋に強くなると同時に本将棋にも役立つ決定版。駒別に約70問を掲載。羽生先生が強くなるポイントを伝授する。

こども向けの詰将棋入門書。『羽生流で強くなる はじめての将棋』(2005)の姉妹本。(本書の方が“姉”)

全編フルカラー。ややパステル調の配色にしてあるので、見やすくて眼も疲れない。また、ほぼ全ての漢字にはルビが振ってあるので、小学1〜2年くらいから読める。

序章や第1章では、初心者が勘違いしやすい詰将棋のルールや詰め方の感覚がとても丁寧に解説されている。また、第2章〜第6章の解説も非常に詳しい。2手ごと(詰め方の手番)に図があるので、手を楽に追っていくことができる。各問の最後には「羽生のひとくちアドバイス」があり、問題のポイントや類似の手筋を解説。総合的な解説の質はトップクラスだ。

ただ、本書には致命的な欠陥が。どうみても初級者向きに作られたはずの本なのに、難度がどんどん上がっていく。3手詰は易しいが、11手や13手となると有段者でも相当てこずる。単なる並べ詰めで長いわけではなく、問題そのものの難度が高い。最後の方はマギレもかなり多く、見ただけで投げ出してしまいそう。表紙に「棋力がグングン上がる!」と書いてあるが、グングン上がっているのは難度の方。ほとんどの人はついていけないと思う。

また、練習問題の解説は2〜3行程度であまりにも貧弱。本編とのギャップが大きすぎて戸惑った。

本書の構成を使って、3〜7手くらいのやさしい詰将棋を扱ってくれれば、詰将棋入門書として最高クラスのものになっただろう。残念すぎる。(2005Aug04)


(オリジナル版)

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(浅川書房版)
【新版】5手詰ハンドブック
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5手詰ハンドブック
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浦野真彦
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0166-5
2004年2月
\1,000
207p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★★
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き

【新版】5手詰ハンドブック
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浦野真彦
浅川書房
ISBN:978-4-86137-035-9
2012年3月
\1,260(5%税込)
p/18cm
・詰将棋のルールについて=3p
・5手詰=200問

◆内容紹介(日本将棋連盟HPより)
詰将棋作家としても名高い著者による5手詰め作品集。初級者の棋力養成から上級者のトレーニングまで、あらゆる棋力の人にお勧めできる。すべての問題を盤上・持駒あわせて駒数が10枚以内にするなど、見た目にも工夫がなされています。

◆内容紹介(新版)
詰みの基本となる「3手一組」を覚えたら、次は応用へ進もう。
詰将棋の基本は3手一組。『
【新版】3手詰ハンドブック』ではこの詰手筋をたくさん取り上げました。今回は5手詰ですから、「3手一組にプラスアルファ」が基本の構成です。言い換えれば、「いかに詰手筋を応用するか」がテーマとも言えます。
将棋がだんだん上達してくると、お互いに詰み筋を警戒するため、突然3手詰が現れることはそうそうありません。そこで、「どの詰手筋を使うか」「詰手筋を使うためにどう誘導するか」という考え方が重要になってきます。基本の「3手の読み」から、より実戦的・本格的なレベルへ進んでいきます。本書はこうした考え方を養うための入門編として最適の一冊です。

本書は『
5手詰ハンドブック』(日本将棋連盟刊、2004年)を大幅に修正したものです。修正箇所は次の通りです。
・半数近くの問題を差し替えまたは修正
・200題の解説はすべて書き下ろし
〔※オリジナル版のレビューです〕
5手詰限定の詰将棋問題集。「将棋世界」誌の付録に収録されたものを中心に、200題を撰集。

まずは著者の浦野七段のインタビューをご覧いただこう。

 ・「5手詰ハンドブック」発売記念 浦野真彦七段インタビュー

ちょっと長いので読むのが大変だったと思う(笑)。インタビューから感じられるのは、「丁寧に作りこんだ」ということ。実際に解いてみて、それは大いに感じた。

特に良かったのは問題と解答のレイアウト。見開き2pに4問を配置し、次の見開きに解答が載っているので、詰将棋本にありがちな「裏透け」が気にならない(裏透け自体はある)。

また、5手詰200問も「丁寧に作っているなぁ」と思う。駒の総数は10枚以内でこじんまりとしていて、いかにも解きたくなる。しかし、実際にトライしてみると、王手の候補が結構多いので、しっかり読み切る必要がある。もちろん5手と短いので、筋が見えてしまえば一瞬で解けるが、見えないときは結構考えさせられる。この辺のバランスが絶妙で、「短い手数をきっちり読み切る気持ち良さ」を堪能できる。

5手詰の難度を10段階に分けるとすると、本書の詰将棋はLv.3〜Lv.8くらい。ヒント文は全くないが、手数が分かっているのでそれがヒントになる。易しすぎず、難しすぎず。ちょうど良い加減で、骨のある問題が揃っている。金がソッポに行ったり、飛車をブン回すような筋は少なく、ほとんどがオーソドックスな手筋で構成されていて、『なめたらあかん三手五手』(2003)とは対極に位置する詰将棋問題集である。

構成・バランスともに申し分なかったが、一つだけ残念なことが。解説は思ったよりも詳しくない。王手の候補が多いのに解説が少ないので、解けなかった人にはちょっと厳しいと思う。スペースはあるので、倍くらいの解説がほしかった。次回作ではぜひご検討を。(2004Jun19)


こまのはたらき
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Doosyouren Books X
こまのはたらき
詰将棋練習帳
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松田圭市
北村憲一
北海道将棋連盟
ISBN:
2003年12月
\400
94p/15cm

[総合評価]
C

難易度:★★☆
見開き1問
内容:(質)A(量)C
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
初級〜中級向き
・詰将棋=計39問
こまのはたらき・学習編 詰将棋の約束ごと/3手詰=10問/5手詰=9問
こまのはたらき・実践編 詰め将棋と詰む将棋/7手詰=20問
こまのはたらき・解説編 詰将棋用語の解説(北村憲一)

◆内容紹介(「あとがきにかえて」より抜粋)
この作品集は、初心者のための詰将棋集としてまとめられたものであり、三手から七手までの「超短編」というわれる詰め手数の短い詰将棋を収録している。

道将連の出版物北海道将棋連盟HP内)
※北海道将棋連盟で直接購入すれば400円、郵送の場合は560円(80円切手×7枚)。まとめ買い時は応相談。

超短手数の詰将棋問題集。将棋世界の付録とほぼ同サイズ。

収録されているのは3・5・7手の短手数物で、難易度は標準的。3手詰でも適度な紛れがあるので、ちゃんと読み切るべし。難問奇問はない。わたしは何とか全問正解できました(笑)。易しすぎず、難しすぎずでちょうど良かった。

量が少ない、解答が透けている、解説が多くないなどの難点はあるが、良問をコンパクトにまとめてあるのが良い。量の少なさからCとしたが、左記の点を気にしない人なら、お買い得だと思う。(2005Oct11)


実戦詰将棋を楽しむ
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頭の体操
実戦詰将棋を楽しむ
詰将棋は将棋の上達、
特に終盤の力を養います
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大内延介
日東書院
ISBN:4-528-01511-0
2003年11月
\950
218p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★☆
 〜★★★★

(〜100問)見開き2問
(101問〜)見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A(2色刷)
解答の裏透け:A
解説:A
初級〜向き
・詰将棋=計150問
持ち時間1分 30問 1手詰=10問/3手詰=20問
持ち時間5分 50問 5手詰=20問/7手詰=30問
持ち時間10分 70問 9手詰=40問/11手詰=15問/13手詰=8問
/15手詰=4問/17手詰=2問/19手詰=1問

◆内容紹介(「はじめに」より抜粋)
(前略)詰将棋が得意という人は「終盤が強い」ということなので、苦手な人はぜひとも詰将棋をたくさん解いて、終盤のレベルアップに役立ててほしいものです。
本書では初段を目ざす人のために、実戦に強くなれる詰将棋を150題選んでみました。数多く解いているうちに初段の実力がついてくるはずです。

詰将棋問題集。

1手詰から19手詰まで150問。全150問中、実戦型(玉方の桂か香が初期配置)は79問(53%)。もっとも、実戦に出そうな形はあまり多くない。また、全体的に大駒が活躍する問題が多め。

前半の第100問までは見開き2問になっていて、問題のページに制限時間と一行ヒント、解答がわに棋力判定。一番易しいもので「1分で5級」、最後の方は「10分で三段」になる。難度は標準的で、Lv.4〜Lv.6といった感じ。解答が考え方重視で非常に詳しくなっているのが良い。

後半の第101問からラストまでは見開き1問。5行程度のヒントが追加されている。手数が9手以上とやや長めになってくるが、あまり解説の量は増えていない。もっとも、このレベルが解ける人にはあまり細かい解説は不必要かな?

棋力向上用の詰将棋本としては、十分及第点。ただ、対象棋力が広すぎるのはちょっと微妙な感じ。(2005Oct05)



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なめたらあかん三手五手
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森信雄
講談社
ISBN:4-06-212094-1
2003年10月
\950
215p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き4問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜向き
三手詰=82p(80問)
五手詰=121p(120問)
詰将棋を作る=6p(詰将棋6問付き)

◆内容紹介(講談社HPより)
三手の快感、五手の恍惚。神技再び。鬼才が詰みの究極に挑む200題!(中略)「三手や五手なら解けるはず」そんな人向けに、あっと驚かせようという魂胆が作者の一貫したテーマである。
“簡単ではない”三手詰・五手詰の本。『あっと驚く三手詰』(2000)の続編で、「週刊現代」誌に掲載した詰将棋をベースに新作を加えたもの。「『あっと驚く〜』では、もっとやさしく、もっと難しくと両方の感想をいわれて困った。」(44p)と書かれているが、結局難易度は前作とほぼ同じである。

『あっと驚く〜』と同様、問題は8問一組で構成され、その一組では似た手筋を使う。8問を4pで一気に出題し、次の4pで解説をしてある。合い利かずや両王手など、ちょっと意外な詰め上がりが多いので、初級者はびっくりすると思う。飛角の利きをいっぱいに使った詰め上がりなどは、慣れないと詰んだかどうかも分からなかったり。その分、“脳内将棋盤”を作るトレーニングには最高の素材となる。ただし実戦的なものはほとんどないので、3手5手とはいえど初心者向きではない。

一日20題をメドに、全問チャレンジしてみた。前作のときは、飛ばしすぎて1割ほど間違えたのだが、今回は慎重に解いてみたところ・・・・・・やっぱり数問まちがえた(o_ _)o第47番の偽作意に引っかかり、第76番では油断し・・・第86番は全然分からなかった。最終的には7〜8問解けなかったかな。ホント、なめたらあかん。(全然なめてなかったんだけど…)(2004Feb21)


詰将棋 実戦問題 初段・1級 詰将棋 実戦問題 初段・1級
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青野照市/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-02473-4
2003年10月
\680
254p/16cm
   
第1章 7手〜11手の基本問題30問
第2章 実力養成の実戦問題30問
第3章 双玉形詰将棋に挑戦20問
第4章 有段の実戦詰将棋20問
第5章 挑戦!有段の実力テスト19問

◆内容紹介
本書は実戦の終盤に強くなるための詰将棋問題集です。7手詰から9手、11手詰の問題を中心に双玉形、実戦形の問題まで、120題を出題しています。約6割できれば初段合格です。
 



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寝る前に解く3手詰・5手詰
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毎日コミュニケーションズ/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1220-3
2003年8月
\1,000
224p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:A
初級以上向き
計216問
第1章 3手詰め編=144問
第2章 5手詰め編=72問

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
詰みのセンスを磨く、やさしい詰将棋216選。「週刊将棋」紙に掲載された「詰将棋入門」のコーナーから、良問216題を収録した。繰り返し解けばますます強くなる短手数の詰将棋。枕元に一冊置いて、寝る前の頭の体操をするのもよいでしょう。
3・5手のMYCOM系・超短手数詰将棋問題集。週刊将棋誌に掲載されたものから、計216問を選集。『詰棋カクテル』(1990)『詰棋ドリンク』(1993)『詰将棋特訓コース(1) (2)』(1996)『超初心詰将棋3手5手』(1999)などの流れを汲んでいる。従来は200問だったが、本書では216問と微増。

慣れた人なら一目で分かる問題から絶妙な逃れがある問題まで、バラエティ豊か。ヒントは1行で、難度表示はなし。解説は従来より少しだけ詳しくなっている。

特に大きな変更点はないが、全体的に少しずつバージョンアップしている点を評価し、Bとした。

これら易しい詰将棋を“寝る前に解く”、というのは結構いいかも。日常トレーニングの癖がつくし、ちょうどよい睡眠薬になる(笑)。もちろん、電車の中や勉強の合間でもOK。車の運転中だけは止めましょう。(2004Aug12)


実戦7手・9手の詰将棋
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ポケット版・将棋シリーズ(13)
実戦7手・9手の詰将棋 初段
寄せに強くなる120題にチャンレンジ!
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森下卓/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-02211-1
2003年1月
\680
255p/15cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
中級〜上級向き
・詰将棋=120問+1問(裏表紙)
第1章 7手詰の基本問題 20問
第2章 7手詰の実戦問題 30問
第3章 9手詰の基本問題 20問
第4章 9手詰の実戦問題 30問
第5章 7手・9手詰実力テスト 19問

◆内容紹介
本書は7手詰と9手詰だけの問題を集めた詰将棋問題集。初段レベルの実戦問題を中心に120題収録している。

7手・9手限定の詰将棋問題集。

「3手詰、5手詰なら解けるけど、7手詰になるともう…」という方は結構多い。確かに、3手詰や5手詰に比べて、7手詰になると平均的な難度は上がる。ただし、手数から感じるほどには難しくならない。妙手率の高い3手5手よりも、7手9手は「離し角を打って角成まで」とか「金を寄せる」といった、「実戦的な手段」が多くなるのだ。つまり、ある程度3手5手に慣れたら、7手9手クラスをたくさん解く方が実戦の詰め力は上がると思う。

本書では、そういう7手詰・9手詰に限定。「基本問題」と「実戦問題」に分けてあるが、形も難度もだいたい同じ(「実戦問題」に実戦型が多いとか、実戦譜から取材しているわけでもない)。合駒請求問題がいくつかあるものの、全体的に間口が狭くて考えやすい問題がほとんどだ。

制限時間はだいたい3分〜7分で、短め。アマの実戦では最終盤で10分も15分も考えることはないのだから、ちょうどいい時間設定だと思う。制限時間は難度表示の意味があるので、気になる人は見ないようにしよう。

問題数は121問と平凡、解説も平凡だが、対象棋力をはっきり絞っているところに好感が持てる。初段を目指している人のチャレンジ用、二段・三段クラスのトレーニング用にぴったり。

第4章-問題2は、作意は9手詰だが、易しい早詰めあり。(5手詰)


実戦形パラダイス 詰将棋 実戦形パラダイス
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詰将棋パラダイス/編
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0785-4
2002年7月
\1,000
222p/18cm
   
解ければハッピー―3〜5手詰め編(第1問〜第25問)
詰ませばパラダイス―7〜9手詰め編(第26問〜第80問)
分かればラッキー―11〜15手詰め編(第81問〜第105問)

◆内容紹介
詰将棋の専門誌『詰将棋パラダイス』に掲載された実戦形作品から、3〜15手詰め105問を厳選。短編ながら魅力十分の名作ぞろい。終盤力アップに直接役立つ。
 



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将棋終盤力養成講座(2)
終盤の感覚を磨く202題
詰将棋
1手・3手・5手
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勝浦修
創元社
ISBN:4-422-75092-5
2002年6月
\1,200
206p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★
見開き二問二答
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:B
読みやすさ:A
初級以上向き
1手詰め=20問
3手詰め=92問
5手詰め=90問

◆内容紹介
本書は、終盤力を強化する詰将棋202題を出題。詰める形をおぼえる→直感力を磨く→終盤力が身につく。この流れにそって上達することは間違いない。
1・3・5手の超短手数詰将棋問題集。計202問。

問題は比較的やさしめ。筋が見えてしまえば一直線、という問題が多く、それほど悩むこともない。また、本書の詰将棋の特徴として、大駒を捨てて別の大駒で仕留めるタイプが非常に多く、大駒を捨てる快感・サクサク解ける爽快感を味わえる。

盤面は大きくて見やすい。ヒントが内側(見開きの中央近く)にあって、隠しやすいのも良い。

なかなか良い出来の初級者向け詰将棋本だと思う。(2004Apr02)


最強の詰将棋
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最強の詰将棋 初段・二段120題
[実力判定]初段のカベ、二段のカベを破る実戦問題
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青野照市/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-02014-3
2002年6月
\680
254p/16cm
   
第1章 1級から初段へのレベルアップ25問
第2章 初段実力養成問題25問
第3章 初段から二段へのレベルアップ25問
第4章 二段実力養成問題25問
第5章 初段・二段総合テスト19問

◆内容紹介
詳しく実力判定できる詰将棋本の決定版。初段、二段問題をすべてオリジナルで120題出題。実戦問題を中心に7手から長手数問題まで、実戦で出やすい形での詰将棋を掲載。覚えた手筋により敵玉を詰ましたら、痛快!
 



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メキメキ将棋上達本
ラクラク詰将棋
基本手筋集
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日本将棋連盟書籍/編
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0164-9
2002年2月
\1,000
222p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
見開き二問二答
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級以上向き
第1章 やさしい詰将棋 3手詰め問題=50問
5手詰め問題=50問
中間試験問題=8問(3手詰め=4問、5手詰め=4問)
110p
第2章 ちょっとやさしい詰将棋 5手詰め問題=50問
7手詰め問題=50問
卒業試験問題=8問(5手詰め=4問、7手詰め=4問)
110p
3・5・7手の超短手数詰将棋問題集。計216問。

「どうしたら強くなれますか」という問いに、「3〜7手くらいの詰将棋をたくさん解きなさい」と答えるプロは多い。それは分かっていても、なかなか取り組めないもの。特に、「5手目では解けるけど、7手になると急にやる気がなくなる」という方は意外に多いと思う。って、それσ(^-^;)のことじゃん。

本書の詰将棋の難易度は標準的。難解なものはあまりない。3手詰50問(+4問)、5手詰100問(+4問)を解いたあとに7手詰に取り組めるので、意外にもスムーズに7手詰を解けてしまう自分に驚くだろう。いったんコンプレックスが無くなってしまえば、他書の7手詰も抵抗なくやれると思う。なお、5手詰は第1章と第2章に分かれているが、さほど難易度に差はない。

本書ではヒントがページ右側(見開きの中央付近)に書いてあり、ヒントを見たくない人が楽に隠せるようになっているのが良い。

解説は標準的だが、変化手順についての説明がちょっと甘い。また、特殊な詰み型(両王手、合い利かずなど)についての説明はないので、本当に初めての人にはちょっときついかも。

なお、解答の裏透けがあるのがちょっと残念。解答が目に入らないように、盤面に集中しよう。(2004Mar28)


中原誠の解いてごらんよ詰将棋 中原誠の
解いてごらんよ詰将棋
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中原誠/著
日本棋道協会/編
フローラル出版
ISBN:4-930831-38-5
2001年12月
\1,300
224p/19cm

[総合評価]
B

難易度:
(前半)★★☆
(後半)★★★★

見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:C
中級〜向き
・詰将棋=計200問+例題9問
詰将棋のルール=4p(例題3問)
詰将棋を解くコツ=10p(例題6問)
初級問題(3手詰〜5手詰)=70問(3手詰=40問/5手詰=30問)
上級問題(5手詰〜13手詰)=130問(5手詰=5問/7手詰=34問/9手詰=68問/11手詰=22問/13手詰=1問)

◆内容紹介
上級問題を百三十問、その中から切り取った3手詰を40問、5手詰を30問、初級問題として用意。
詰将棋問題集。

まずは下の2つの図面を見てほしい。

表紙の問題裏表紙の3手詰め

左図が表紙の問題。パッと本筋が見えれば易しいかもしれないが、王手の候補がたくさんあって結構悩まされる。特に「取れば詰みだろう」と▲4一金や▲2一金から考えた人や、無難な王手の▲4二金から考えた人は、かなり迷路に入ってしまう。そこで諦めて(?)裏表紙を見ると、右図の問題が載っている。易しい3手詰だ。では、左図から右図に持っていくには…と考えれば、もうお分かりですね。

このように、本書は二部構成になっていて、前半の初級問題(3〜5手詰)は後半の上級問題の収束部分だけを切り取った問題になっている。上級問題には「第○問を参照」とあり、分からないときは該当する初級問題を先に解けば、ぐっと難易度が下がる。もちろん、初級問題も立派な詰将棋になっており、3〜5手詰としてはそこそこの難易度がある。なお、上級問題には初級問題とリンクしていないものも含まれている。

わたしは初級問題をコンプリートしてから上級問題に挑んでいった。初級問題から上級問題まで、問題は手数順に並んでいるが、リンクしている問題の並び順はランダムなので、上級問題に達するころには初級問題の内容はすっかり忘れており、結局もう一度初級問題を解く羽目になった(汗)。

しかし、リンク先の初級問題を解くことで、難度が飛躍的に下がるのは間違いない。詰将棋を切り取ってもう一問という手法は、『勝つための詰将棋81』(桑原辰雄,MYCOM,1994)などで実践されており、本書が初めてではないが、3手5手まで切り取ったのは面白い。詰将棋の解き方としては邪道な気もするが、わたしのように7手詰め以上になるとなかなか解けなくなり、投げ出しがちになってしまう人にはなかなかよい構成だと思う。

ただし、普通に7手詰め以上を解ける人にとっては、前半の初級問題は問題数を水増ししているだけのように感じられるかもしれない。

本書は個人的には結構面白かったのだが、残念なのは解説のショボさ。冒頭で、例題9問の説明をしているときは非常に詳しく分かりやすい解説で、「これは神解説の詰棋書か?!」と色めきだった(笑)が、本編の解説は必要最低限レベルだった。

※右図の3手詰でも難しかった方は、本書の対象棋力に達していませんので、『3手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2005)などから始めてください。


将棋実力判定 詰将棋実力判定 初段130題
実戦詰将棋、双玉形、長手数物まで出題!
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先崎学/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-01797-5
2001年9月
\680
255p/16cm
   
第1章 1級復習テスト14題
第2章 初段挑戦実力テスト66題
第3章 双玉形、長手数物、実戦物テスト20題
第4章 有段実力テスト30題

◆内容紹介
初段問題を中心に1級から三段までの問題、さらに双玉形、長手数物までを盛り込む。あらゆる角度から初段の実力があるかどうかを判定する。6割できれば初段合格!
 



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新9手詰めパラダイス
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詰将棋パラダイス/編
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0547-9
2001年9月
\1,000
222p/18cm
   
解ければハッピー 7手詰め編(25問)
詰ませばパラダイス 9手詰め編(60問)
分かればラッキー 11手詰め編(20問)

◆内容紹介
詰将棋の専門誌『詰将棋パラダイス』に掲載された作品から、9手詰め60問を中心に、7手詰め25問、11手詰め20問を厳選する。新シリーズ第3弾。
 



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新7手詰めパラダイス
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詰将棋パラダイス/編
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0546-0
2001年5月
\1,000
222p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:A
上級〜有段向き
・詰将棋=計105問+3問
解ければハッピー 5手詰め編(第1問〜第20問) =20問
詰ませばパラダイス 7手詰め編(第21問〜第80問) =60問
分かればラッキー 9手詰め編(第81問〜第105問)=25問
・【コラム】〔野村量の魅力−鑑賞の手引き〕短編のエース/軽快な作風/チャレンジ精神

◆内容紹介
詰将棋専門誌『詰将棋パラダイス』から、初形のよいものを中心に、超難解5手詰から魅惑の9手詰まで、7手詰を主に105問を厳選して収録する。新シリーズ第2弾。
X手詰めパラダイスシリーズの第6弾。「詰将棋パラダイス」誌に掲載された短編詰将棋から、好作を撰集したもの。

タイトルは「新7手詰めパラダイス」だが、7手の前後の5手詰と9手詰も収録されているのはシリーズの他書と同様。

手数別に大きく3章に分割されている。問題の並びはおおむね難易度順で、易しいものから難しいものへ。全体的に7手±2手詰としては標準的な難易度で、本筋が見えれば割とスムーズに解けることも多い。

もともと7手詰があまり解けなかったころは「詰パラの7手詰?難しそうだなぁ…」と構えていたのだが、一部を除いてはさほど難しくはない。ただし、どの作品にも何らかの特徴があって、有力な筋が複数あったり、本筋は易しいが変化手順に面白い手が隠れていたりと、手ごたえ歯ごたえ噛みごたえは十分だ。

印象的な作品をいくつか挙げておこう。( )内の数字は詰め手数。

第13問(5) ▲馬2枚vs△龍2枚の構図が面白い。
第18問(5) これは悩まされたー!有力そうな初手が4つあり、3手目も分岐があって、しかもそれぞれに好手あり。寝る前に10分考えて解けず、翌朝5分考えてようやく解けた。5手詰めの秀作だと思うが、こんなのばっかりだったら疲れるかも(笑)
第20問(5) 初手の有力手がたくさん。5手詰20問中、唯一解けなかった。(というより、「解けた!」と思って答を見たら逃れてた…orz)
第21問〜第24問(7) 易しい。少なくとも、5手詰の第18問〜第20問よりはずっと易しい。Lv.3〜4。
第25問〜第40問(7) どれも結構悩まされた。
第41問〜第48問(7) また易しめ。
第49問(7) そんなに難しくはないが、連続捨て駒が気持ちいい!
第54問(7) シンプルな実戦形だが、20分考えても解けなかった。解説に「見かけによらず筋のつかみにくい難解作」とあり、ちょっとホッとした気分(笑)。
第58問(7) これは見えない!次回解くときもきっと見えない!
第68問(7) 中合いの合駒限定問題が初登場。
第71問〜第72問(7) これも合駒問題。第68問よりは読みやすいはず。
第73問(7) 角の押し売りに気づくと気持ちいい。上手くできてる。
第77問(7) かなり読みづらい。最善の合駒も見えにくい。3手目の妙手が見えるか?!
第78問〜第79問(7) 盤をいっぱいに使う難問。これは難しい!Lv.10
第80問(7) 7手詰編のラスト。第78問・第79問は何とか筋にはたどり着けたが、これは全く分からず。Lv.10
第87問(9) この飛角図式はさほど難しくなく、パズル的手段が面白かった。
第90問(9) 骨が少しある。9手詰編では駒取りも出てくる。
第81問・第91問(9) 9手詰の中では易しい。

新5手詰めパラダイス』は、「5±2手で100問強では物足りないなぁ…」ということでCにしたが、本書の7±2手ならまずまず満足、ということでBです。『7手詰めパラダイス』(1997)〔レビューは2003年〕のときとは違った感想なのは、詰め棋力が上がったせいかも?! 解けなかったのが10問程度だったのも意外。(2009Mar18)



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新5手詰めパラダイス
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詰将棋パラダイス/編
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0463-4
2001年1月
\1,000
222p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★☆
見開き一問一答
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:A
初級以上向き
解ければハッピー 3手詰め編 15問(うち実戦形7%)(第1問〜第15問)
詰ませばパラダイス 5手詰め編 65問(うち実戦形29%)(第16問〜第80問)
分かればラッキー 7手詰め編 25問(うち実戦形20%)(第81問〜第105問)

【コラム】駒の配置と手順/順列七種着手/生桂が成桂に
※実戦形:「棋書ミシュラン!」では、玉型の桂か香が初期配置にあるものは、便宜上すべて実戦形として数えています。

◆内容紹介
詰将棋の専門誌『詰将棋パラダイス』に掲載された作品から、5手詰め65問を中心に3手詰め15問、7手詰め25問を厳選。駒の配置に意味を持たせたもの、手順に意味を持たせたものである「趣向作」も紹介。

X手詰めパラダイスシリーズの第5弾。「詰将棋パラダイス」誌に掲載された短編詰将棋から、好作を撰集したもの。

タイトルは『新5手詰めパラダイス』だが、3手詰と7手詰も収録されている。級位者から有段者まで、日常の基礎トレーニングにピッタリの手数だ。超短手数ではあるが、各章の最後の2〜3問は少々難しいので、解けなくてもガッカリしないように(~-^; ちょっと問題数が少ないのが残念。

このシリーズは、ヒントがページの右下に配置されているため、持駒を見るときにどうしても目に入りやすい。「初めはヒントを見たくない」という方は、気を付けて隠すようにしよう。(2004Mar10)


実戦の詰将棋 実戦の詰将棋 初段120題
実力判定初段のカベを破る最強の寄せ
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森内俊之/監修
成美堂出版
ISBN:4-415-01583-2
2001年1月
\680
255p/16cm
   
第1章 ウォーミングアップ「初級」30問
第2章 初段腕試し「中級」59問
第3章 実戦形問題20問
第4章 有段実力テスト「上級」10問

◆内容紹介
本書は、実戦の終盤を意識した詰将棋問題集です。詰将棋を楽しみながら終 盤の寄せに強くなる絶好の一冊。全部の詰手順を覚えてしまえば優に二段の実力。
 



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あっと驚く三手詰
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森信雄
講談社
ISBN:4-06-210351-6
2000年10月
\950
209p/18cm

[総合評価]
B

難易度: ★★★
見開き4問
(解説は別ページ)
内容:(質)A(量)A
解説:B
初級〜有段向き
あっと驚く3手詰=200p(200問)
村山聖の詰将棋ノート =4p

◆内容紹介
初心者感動、有段者茫然―痛快にして玄妙の新作200題。
“簡単ではない”三手詰めの本。

問題は8問一組で構成され、その一組では似た手筋を使う。8問を4pで一気に 出題し、次の4pで解説をしてある。

さまざまな手筋を駆使し、 「3手詰めでもこんなに奥が深いのか」と感じさせてくれる。全200問をノーミスクリアできるなら、かなりの実力者だろう。

将棋世界誌の『あっという間の三手詰』に慣れている人なら、あまり驚かないかもしれない。なお、巻末に故村山九段(著者は村山の師匠)のエピソードが4pだけある。(2002Jun19)


詰将棋手筋教室
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詰将棋手筋教室
基本テクニックオールガイド
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村山隆治
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0322-0
2000年7月
\3,800
317p/21cm/H.C.
   
第1章 序論(詰将棋の誕生/詰将棋の語録/詰将棋の解き方)
第2章 本論(守備駒のある形/逃げ道のある形/打ち歩詰めの形/ほか)
第3章 終論(詰将棋の用語辞典/主要古図式一覧表/参考文献及び資料)

◆内容紹介
ただ平易な問題を羅列するのみの入門書ではなく、詰将棋を可能な限り「形と筋」によって系統的に分類をし、その考え方と解き方のコツを単純明快に講述。新しいタイプの詰将棋の独習書。
 


やさしい詰将棋180 やさしい詰将棋180
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柴田昭彦
弘文出版
ISBN:4-87520-218-0
2000年5月
\1,100
188p/19cm
   
初級問題80局―5手詰〜7手詰
中級問題100局―9手詰〜11手詰

◆内容紹介
本書は手数によって、初級(5手〜7手)と中級(9手〜11手)に分類。問題の配列順を各手数共に玉位置一段目から九段目までの順序で配列した。
 


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