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■脳トレ7手詰

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脳トレ7手詰
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脳トレ7手詰 [総合評価] C

難易度:★★★☆

見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:B
中級〜上級向き

【著 者】 北浜健介
【出版社】 日本将棋連盟/発行 毎日コミュニケーションズ/販売
発行:2009年6月 ISBN:978-4-8399-3288-6
定価:1,260円(5%税込) 208ページ/19cm


【本の内容】
・詰将棋=100問

◆内容紹介
終盤力の養成には、何といっても詰将棋が一番。
本書は実戦に役に立つトレーニングとして、1ページに1題ずつ、
7手詰だけを100題収録しています。
玉位置は全て三段目以内。中段玉や入玉形の問題は1題もありませんから、詰将棋の苦手な人でもチャレンジしやすいはず。
また、美濃囲いや穴熊、銀冠などの囲いを題材にした問題もあり、実戦の参考になること請け合いです。易しいものから、少し難しいものまで、終盤に役立つ詰め手筋を数多く紹介しており、本書を解くことにより、知らないうちに終盤力が身に付いていくことでしょう。
著者の北浜七段は、月刊誌「将棋世界」詰将棋欄の選者を務め、また自身も詰将棋専門誌に作品を投稿するなど、詰将棋がわかる数少ないプロ棋士の一人です。


【レビュー】
7手詰だけの詰将棋問題集。

北浜七段はプロ棋士であると同時に、中編詰将棋(19〜49手)を得意とする詰将棋作家でもある。今回はあまり得意ではないらしい短編、それも7手詰限定での初著作となった。

最初の40問は比較的簡単で、どちらかといえば「詰め手筋」のようなもの。特に1問目は有名な「ヤスリ詰め」の手筋で易しい。

41問目以降は少し歯ごたえのあるものが出てくるが、全体的な難易度は易しめだと思う。

「最後の10問程は難易度の高い問題も」(まえがき)とあるが、そんなに難しくなった感じはなかった。ただし、第98問〜第100問はかなり歯ごたえがあった。これら3問については変化も多いので、もっと解説を詳しくしてほしかったと思う。

一部で「『5手詰ハンドブック』(浦野真彦,日本将棋連盟,2004)よりも簡単だ」という声が聞かれたが、わたしの実感としては本書の方が少し手ごたえがあった。数秒で解ける問題の中に、ときどき5分以上悩む問題があったせいだと思う。この辺の感じ方は個人差があるだろう。一方、同じ7手詰限定の詰将棋本『のびのびしみじみ7手詰』(内藤國雄,日本将棋連盟,2008)よりは明らかに本書の方が易しく感じた。

以下に解いてみて印象に残った問題を列挙しておく。○は解けた問題、×は解けなかった(諦めた)問題。

第41問 × 迷宮に入ってしまった…。そんなに難しいわけではないが、「最初の40問は易しい」と書かれていたので、逆に41問目でプレッシャーを受けたかも。
第57問 ○ 7手詰にしては珍しい手筋だと思った。
第73問 ○ 間口が広く、本筋が見えないと結構大変そう。
第77問 × 玉方の妙防が見えなかった…
第95問 × 違う筋を一生懸命考えていた。
第98問 ○ 変化が多くて悩まされたー
第99問 ○ 盤上に馬2銀1、持駒が金銀で、手がかなり多くて10分近く悩んだ。本筋が見えた後も変化の確認がしんどかった。次に解くときも同じくらい悩みそう。
第100問 ○ これも10分以上かかった。筋はすぐ分かったが、決め方に悩んだ。なお、第99問・第100問は作者のお気に入り。

なお、著者がまえがきで「囲い図式を入れたかった」と言っているが、囲い図式の問題は10問くらいでそんなに多くはない。美濃(24問)、穴熊(42問、45問)、銀冠(88問、97問)、矢倉(28問)、カニ囲い(62問)、あとは美濃や矢倉が崩れた形のものが数問だった。

まずまず楽しめた詰将棋本ではあったが、100問で、1200円で、解説は少なくて…となるとやっぱりCかなぁ。(2009Jul13)


【他の方のレビュー】(外部リンク)
将棋の棋書レビュー
Amazon.co.jp: カスタマーレビュー
将棋トレーニング−パート2
あじブログ




【関連書籍】
 『
脳トレ9手詰
[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] 
[著者] 
北浜健介
[発行年] 
2009年

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