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■捨て駒の達人

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捨て駒の達人
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V2文庫
詰将棋を始める前に読む本
捨て駒の達人
[総合評価] D

難易度:★★
 〜★★★

見開き1問
内容:(質)B(量)C
レイアウト:B
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き

【著 者】 井手畑 理
【出版社】 ブイツーソリューション
発行:2005年4月 ISBN:4-434-06068-6
定価:600円(5%税込) 119ページ/15cm


【本の内容】
・詰将棋=計43問
第1章 守備駒を移動させる
目的の捨て駒
(1)攻め駒の利き筋を通す (2)駒を打つ空間を作る
(3)守備駒を無力化する (4)玉の退路封鎖
(5)質駒を作る (6)打歩詰め回避 (7)焦点の捨て駒
例題=11問
復習問題=9問
42p
第2章 玉の移動を図る
捨て駒
(1)玉を危険地帯に誘う
(2)大駒の間接的な利きに誘い出す
例題=7問
復習問題=5問
30p
第3章 攻め駒を消去する
ための捨て駒
(1)じゃま駒消去 (2)打ち歩詰め回避 (3)駒の打ち換え
(4)複数の意味を持つ捨て駒
例題=4問
復習問題=7問
30p
第4章 詰将棋を解くための
基礎知識
    8p

・【詰将棋こらむ】(1)趣向詰め (2)煙詰め (3)曲詰め

◆内容紹介
実戦に役立つ捨て駒の公式集!詰将棋の捨て駒を徹底分類!意味がわかればすぐ解ける!初心者向けテキストに最適。


【レビュー】
詰将棋の「捨て駒の手筋」を分類し、例題を交えながら解説した本。

著者の井手畑氏は全く知らない方だが、裏表紙の略歴によれば福岡の将棋普及指導員だそうだ(ちなみに2000年に気象予報士になっている)。つまり本書は、“アマの「もっと詰将棋を広めたい」という思い”から作られた本である。

まず、文字がやたら大きいことに驚いた。行間もかなり広い。つまり、1ページあたりの内容は少なくなっている。そして、各項タイトルと本文のフォントサイズが同じ。どうやら、MS-Word等のワープロソフトで原稿を作成し、そのまま印刷したようだ。図面もPC画像そのままで、ジャギーが激しく目立つ。

これがコピー&ホッチキス綴じの配布資料や同人誌であれば、特に問題はない。しかし、読者にとっては、内容だけでなく「作り」もコミで一冊の棋書なのだ。ISBN付きの本として流通ルートに載せる以上、しっかりした体裁が要求される。

詰将棋の方は、捨て駒メインの短手数作品(3手〜9手)を解説していて悪くない。ただ、初級者を対象にしている割には、詰将棋も文章も難しい。例題は易しいが、練習問題はわたしでもかなりてこずった。

「詰将棋入門として、捨て駒を分類して解説する」というテーマは良かった。筆者が目指したかったのは、「『寄せの手筋168』の詰将棋版」だったのだろう。ならば、そのスタイルをそのまま使い、問題を易しくして量を増やし、たっぷりと解説してほしかった。そうすれば良質の詰将棋入門書になっていたに違いない。(2005Nov02)



【関連書籍】

[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] V2文庫
[著者] 
井手畑 理
[発行年] 
2005年

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