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書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
ゆっくり将棋を指しこなす本 | USHIYUTVJ | '24.6 | 〔電子書籍〕 |
現代振り飛車の絶望、そして希望 | あらきっぺ | '23.10 | 振り飛車 |
将棋・優勢を勝勢に導く終盤術 | 真田圭一 | '23.10 | 終盤 |
形勢評価をパターン分け!将棋・大局観養成講座 | 瀬川晶司 | '23.4 | |
盤上のシナリオ 理想の手順を組み立てる読みの技術 | あらきっぺ | '22.10 | 手の考え方 |
ネット将棋に強くなる 早指し教室 | 折田翔吾 | '22.7 | 早指し |
将棋・終盤完全ガイド 速度計算編 | 上野裕和 | '22.7 | 終盤 |
終盤戦のストラテジー | あらきっぺ | '21.10 | 終盤 |
居飛車VS振り飛車 急所をとらえるプロの思考 | 村田顕弘 | '21.8 | 対抗形 |
将棋放浪記から学ぶ 最速!最短!わかりやすい将棋の勝ち方 | 藤森哲也 | '21.6 | |
イメージと読みの将棋観 ファイナル | 藤井聡太,郷田真隆, 屋敷伸之,木村一基, 糸谷哲郎,見泰地, 増田康宏 |
'21.6 | 「イメ読み7」 |
雑でOK 読まずに指す将棋の思考法 | といと | '21.2 | 〔電子書籍〕 |
現代将棋を読み解く 7つの理論 | あらきっぺ | '20.11 | |
イメージと読みの将棋観 スター棋士は盤上に何を思う | 藤井聡太,郷田真隆, 屋敷伸之,木村一基, 糸谷哲郎,見泰地, 増田康宏 |
'20.10 | 「イメ読み6」 |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
将棋・中盤戦の考え方 | 大平武洋 | '19.10 | |
アマだから書ける 初段に必要な大局観、考え方、テクニック0 | Roi将士 | '19.3 | 〔電子書籍〕〔自戦記〕 |
増田康宏の新・将棋観 堅さからバランスへ | 増田康宏 | '18.10 | ⇒自戦記の本 |
天彦流 中盤戦術 「局面の推移」と「形勢」で読みとく | 佐藤天彦 | '17.10 | |
勝てる将棋の考え方 新・イメージと読みの将棋観 | 渡辺明,郷田真隆, 森内俊之,加藤一二三, 三浦弘行,鈴木大介, 豊島将之,中村太地, 永瀬拓矢 |
'16.9 | 「イメ読み5」 |
糸谷&斎藤の現代将棋解体新書 | 糸谷哲郎,斎藤慎太郎 | '16.8 | |
ゴキゲン中飛車で勝つための7つの鉄則と16の心得 | 宮本広志 | '16.1 | |
三浦&阿部健の居飛車研究 | 三浦弘行,阿部健治郎 | '15.10 | |
トップ棋士の感覚 イメージと読みの将棋観 | 渡辺明,郷田真隆 森内俊之,久保利明 広瀬章人,豊島将之 |
'15.4 | 「イメ読み4」 |
ネット将棋攻略!早指しの極意 | 大平武洋 | '15.4 | |
トップ棋士頭脳勝負 イメージと読みの将棋観(3) | 森内俊之,渡辺明, 谷川浩司,佐藤康光, 久保利明,広瀬章人 |
'14.1 | 「イメ読み3」 |
藤井猛の攻めの基本戦略 | 藤井猛 | '14.1 | |
若手精鋭が現代将棋を斬る | 戸辺誠,中村太地, 村山慈明,永瀬拓矢 |
'13.5 | 「イメ読み2.5」 |
初段最短コース(将棋連盟文庫) | 内藤國雄 | '12.11 | 1968/1973年などの合本文庫版 ⇒駒の手筋の本 |
橋本流中終盤急所の一手 | 橋本崇載 | '11.11 | |
将棋 あなたの一手、プロならこう指す! | 高橋道雄 | '10.7 | |
イメージと読みの将棋観(2) | 鈴木宏彦 | '10.5 | 「イメ読み2」 |
手筋の隠れ家 | 週刊将棋/編 | '10.4 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
羽生善治のみるみる強くなる 将棋 序盤の指し方 入門 | 羽生善治・監修 | '09.12 | |
イメージと読みの将棋観 | 鈴木宏彦 | '08.10 | 「イメ読み1」 |
阿部隆の大局観 良い手悪い手普通の手 | 阿部隆 | '05.10 | |
上達するヒント | 羽生善治 | '05.1 | 『羽生の奥義12』の改訂増補版 |
谷川浩司の戦いの絶対感覚 | 谷川浩司 | '03.4 | |
羽生の奥義12 | 羽生善治 | '02.8 | 『HABU'S WORDS』の日本語版 |
羽生善治の戦いの絶対感覚 | 羽生善治 | '01.11 | |
これで簡単 形勢判断 | 野秀行 | '01.9 | |
HABU'S WORDS | 羽生善治 | '00.12 | |
森内俊之の戦いの絶対感覚 | 森内俊之 | '00.2 | |
佐藤康光の戦いの絶対感覚 | 佐藤康光 | '00.1 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
これにて良し? 四間飛車VS急戦定跡再点検 | 野秀行 | '99.9 | |
読みの技法 | 島朗ほか | '99.3 | |
先ちゃんの将棋ABC | 先崎学 | '96.1 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
大局観が勝負を決める | 谷川浩司 | '88.7 | |
寅ちゃん流上達法 | 田中寅彦 | '84.11 | |
谷川流勝つ手の発見 | 谷川浩司 | '83.12 | |
初段最短コース | 内藤国雄 | '83 | 1973年の新訂版 |
将棋に勝つ考え方 | 谷川浩司 | '82.1 | |
次の一手 最強の手筋 | 加藤一二三 | '81.11 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
芹澤の実戦将棋 | 芹沢博文 | '77.5 | 1966年『中盤必勝この一手』の改題版 |
初段最短コース | 内藤国雄 | '73.4 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
芹沢将棋教室(4) 中盤必勝この一手 | 芹沢博文 | '66.9 |
ゆっくり将棋を指しこなす本 | |
著者 | USHIYUTVJ |
出版社 | (電子書籍) |
発行年月 | 2024年6月 |
ISBN | - |
定価 | 500円(10%税込) |
ページ数 | 77ページ |
本の高さ | 約2MB |
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マイナビ将棋BOOKS 現代振り飛車の絶望、そして希望 |
あらきっぺ マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8522-6 2023年12月 \1,804(10%税込) 260p/19cm |
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・【コラム】(1)読者が求めているもの (2)話題 (3)引き算 (4)朝活 (5)外食 (6)ようやく見つけた敵 (7)思わぬ来訪者 (8)飽和 (9)大体、振り飛車 (10)夢 |
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マイナビ将棋BOOKS 将棋・優勢を勝勢に導く終盤術 |
真田圭一 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8498-4 2023年10月 \1,804(10%税込) 256p/19cm |
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・【コラム】サイクリング |
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マイナビ将棋BOOKS 形勢評価をパターン分け! 将棋・大局観養成講座 勝てるつくりの将棋を指そう! 駒の損得・玉の堅さ・駒の働きの優劣を細分化して解説 局面に応じた方針がわかる! |
瀬川晶司 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8298-0 2023年4月 \1,749(10%税込) 224p/19cm |
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第1章 優勢を勝ちにするには 第2章 劣勢を逆転につなげよう 第3章 互角の将棋はこう指せ ◆内容紹介 「形勢はいいんだけど、どうやれば勝てるの?」、「形勢が悪いときの戦い方がわからない」 勝ち切るのは大変で、負けるときはあっさり。 形勢判断ができても、その後の具体的な指し手に悩むことはないでしょうか。 本書では、形勢判断の3要素である「駒の損得」、「玉の堅さ」、「駒の働き」の優劣を細分化し、パターンに応じた戦い方を紹介します。 たとえば、 駒の損得→自分、玉の堅さ→自分、駒の働き→相手 駒の損得→相手、玉の堅さ→相手、駒の働き→自分 などと戦況ごとに場合分けし、それぞれの局面での方針の立て方や考え方を、瀬川先生の実戦をもとに解説。どこに主張を求めるか、どう相手のよさを消すか。瀬川先生の手堅い指し回しを伝授します。 優勢な将棋を分かりやすく、劣勢な将棋は複雑に。 勝ちにつながる構想をもった将棋を指しましょう。 |
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マイナビ将棋BOOKS 盤上のシナリオ 理想の手順を組み立てる読みの技術 |
あらきっぺ マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8139-6 2022年10月 \1,749(10%税込) 232p/19cm |
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◆内容紹介 本書は、手の考え方自体について書いた本です。 強い人は、手順を「組み立てる」という言い方をよくします。それはつまり、高段者も天才的なひらめきで最善手を見つけているわけではなく、なんらかの思考パターンによって勝利へのシナリオを描き出しているということです。そしてそれは、どなたにも習得可能な技術です。 本書では、その技術を具体的に解説。あなたの読みをグレードアップしてください! |
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マイナビ将棋BOOKS ネット将棋に強くなる 早指し教室 |
折田翔吾 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8090-0 2022年8月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
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◆内容紹介 ネット将棋やアマ大会など、普段私たちが指す将棋は基本的に早指しです。 では早指しで勝つにはどうすればいいでしょうか? 自分だけが経験値の高い戦型に持ち込むこと 相手の序盤のスキを逃さないこと 駒得や寄せの手筋を数多く知っていること 常に「もっと得する手はないか」を考えること 駒を惜しまずに自陣に投資すること あらかじめ玉を早逃げしておくこと 仕留めるべきところで確実に仕留めること・・・ 本書はプロ棋士の中でも特に力戦に強いと言われ、アベマトーナメントでも独自の力戦をを武器に活躍する折田翔吾四段が早指しの勝ち方を伝授するものです。 折田四段のYouTube「アゲアゲ将棋チャンネル」でのアマチュアとの対局で現れた手の中で、特に「力戦で勝つ上で応用範囲の広い手」を厳選して100題出題し、正解の理由と正解に至るまでの考え方を解説します。 早指しをただ感覚で指すのではなく、何に気を付け、何を目指して指せばいいのか。 本書を読めば、あなたの早指しの勝率はきっとアップするはずです。 |
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マイナビ将棋BOOKS 将棋・終盤完全ガイド 速度計算編 |
上野裕和 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-8084-9 2022年8月 \1,804(10%税込) 272p/19cm |
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◆内容紹介 難しい終盤戦。相手を追い詰める方法がなんとなくわかったとしても、実戦では自分の陣地にも攻め駒が迫っているもの。自玉の安全度との兼ね合いというのは、ときにプロでも難しいものです。 そんなときも大事なのは基本の考え方。本書では、難しい1手争いをわかりやすく図解しました。 難しい詰みを読み切れなくても大丈夫。本書のフローチャートにしたがって方針を整理していけば、自然と1手勝ちできるようになります。 |
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マイナビ将棋BOOKS 終盤戦のストラテジー |
あらきっぺ マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7784-9 2021年10月 \1,749(10%税込) 256p/19cm |
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・【付録】逆転の心得 |
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マイナビ将棋BOOKS 居飛車VS振り飛車 急所をとらえるプロの思考 |
村田顕弘 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7542-5 2021年8月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
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・歴史的妙手局編 ・向かい飛車編 ・三間飛車編 ・四間飛車編 ・中飛車編 ・私の対局に現れた指し手編 ◆内容紹介 アマチュアの将棋は大半が対抗形。相居飛車や相振り飛車と違って、攻撃陣どうしがぶつかる対抗形は独特の魅力にあふれています。しかしその勘所はなかなか難しいのも事実。定跡手順は巷にあふれていても、そこから一歩外れたときの指針がほしいという方は多いはず。 そこで本書では、居飛車を持っても振り飛車を持っても切れ味鋭い指し手を見せる村田顕弘先生が局面の急所を解説。振り飛車党はもちろん、居飛車党も必読です。 |
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マイナビ将棋BOOKS 将棋放浪記から学ぶ 最速!最短!わかりやすい将棋の勝ち方 |
藤森哲也 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7624-8 2021年6月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
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第1章 将棋ウォーズ実況編(第1問〜第85問) 第2章 ゲスト対局編(第86問〜第104問) ・【コラム】(1)YouTubeチャンネルを始めるきっかけ (2)普段の撮影スケジュール ・対局者紹介 ・藤森用語辞典 ◆内容紹介 見るだけで将棋が強くなる、と評判のYouTubeチャンネルがある。 『将棋放浪記』(YouTube)は藤森哲也五段による実戦を中心に、勝つための秘訣が満載のチャンネル。藤森五段が強いのは当たり前。しかしこのチャンネルのおもしろいのは、藤森五段があくまでアマチュア目線で、アマチュアにとって最善の考え方を教えてくれるところ。 早い手、確実な手、負けない手…。プロ直伝の勝負術が一冊の本に! |
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イメージと読みの将棋観
ファイナル |
藤井聡太 郷田真隆 屋敷伸之 木村一基 糸谷哲郎 見泰地 増田康宏 日本将棋連盟/発行 マイナビ出版/販売 ISBN:978-4-8399-7685-9 2021年6月 \1,804(10%税込) 240p/19cm |
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・藤井聡太二冠インタビュー 第1章 序盤編(テーマ1〜テーマ9) 第2章 中盤編(テーマ10〜テーマ19) 第3章 終盤編(テーマ20〜テーマ28、番外テーマ) ・【幕間】(1)佐藤康光九段神話、目隠し五面指し (2)将棋の先生はよく食べますが (3)女性中学生名人の誕生 (4)名人に角を引く棋士 (5)あなたにとって師弟戦は (6)泣く子は強くなるって本当? (7)あなたが目指す記録は (8)七冠王と8棋士8タイトルの時代 ◆内容紹介 プロ棋士の思考に迫る人気シリーズ。 ある局面を前にして、プロ棋士たちが何を考えているのか。 一致することは何で、個性が出ることは何か。 それを問う本シリーズは、将棋世界誌上で長らくご好評をいただいてきました。 今回、シリーズの最新版にして最終版を一冊の書籍にまとめました。 藤井聡太二冠の単独インタビューも敢行。読むということ、真理を突き詰めることと勝負のバランス、などどのように考えているのか、注目です! |
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雑でOK 読まずに指す将棋の思考法 |
といと (電子書籍) ISBN:- 2021年2月 \698(10%税込) 192p/約4MB |
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◆内容紹介 将棋を勉強中の方の中には、時間がなくて読めないよーと苦労しているひとが多いようです。アマチュアの将棋は持ち時間が少ないですからね。頭の回転をよくすればいいのでしょうけど、簡単ではないですよね。直感をみがくのもどうやっていいのやら。そこで筆者が取り入れているのが「状況判断」です。短時間の将棋だと、読みは余裕があるときだけ入れて、あとは状況判断だけで何とか手を決めていきます。 この本では、ある局面を取り上げて、状況判断と呼んでいる筆者の思考法を中心に解説しつつ、そのいいところ、ダメなところ、読みが必要だったところもあわせて紹介しています。基本は状況判断、着手決定、振り返りの3ステップ構成です(適当になってるところも多々あります)。 おもな対象読者はある程度将棋を知っているけど初段まではいかないひと。将棋ウォーズ、クエスト二段くらいまでは役立つ内容だと思います。 それ以上の棋力の持ち主は、似た思考をしているのか全く違うのか著者自身よく分かっていません。みんな、無意識で状況判断を行っているものだと私は勝手に思っていますが、全く違うのであれば別の考え方として参考になるかもしれません。 話として切れ負けを想定していますが、持ち時間6時間とかで指すわけでもなし、アマチュア将棋指しならどの持ち時間でも役立つ内容になっているはずです。 著者は六段資格のアマチュアです。 |
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現代将棋を読み解く 7つの理論 最先端の感覚を言語化する──これまでにない論理的将棋観 |
あらきっぺ マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7333-9 2020年11月 \1,694(10%税込) 232p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 〜★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜向き (実践できたら有段者以上) |
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・【コラム】(1)将棋を覚えたきっかけ (2)ブログをはじめた理由 (3)将棋ソフト (4)アナロジー (5)クリップの話 (6)将棋を続けている理由 |
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将棋の考え方を解説した本。 将棋には「大局観」という言葉がある。強い人ほどこの大局観が優れており、ある局面を数秒見れば急所に手が行く。ただし、「大局観」は各人の中で消化されて形成されていくので、ブラックボックスになっていることが多く、なかなか明確に言語化されることは少なかった。これまでは、強い人の大局観を吸収するには、大量の棋譜並べや、実戦解説を読みまくるというのが一般的だったかと思う。 強い人は、将棋の多様で複雑な概念を熟知しており、未知の局面でも正しい指し手を選択できる。さらに近年のAIの進化によって、新たな概念が生まれた。高段者はそれに順応していくが、激変についていけていない人も多い。 本書は、「現代将棋の抽象的な概念(≒大局観)」を可能な限り言語化していく本となっている。 本書の全体的な構成は、以下の通り。 ・現代将棋の概念を7つに分類。 −各章は2段階構成。大きな概念と、それに関係したサブ概念を具体例を示しながら解説する。 ・プロの実戦例の局面図を実例のサンプルとして掲載。 −図面の下には、局面図の対局日・棋戦・対局者などのデータや、前の図面からの指し手の進行や、図面の補足解説などが書かれている。 ・各章のまとめでは、ビジネス書のような分かりやすい図解を用いて概念を解説している。 各章の内容を簡単に紹介していこう。……レビューの続きを読む(2020Nov27) |
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イメージと読みの将棋観 スター棋士は盤上に何を思う |
藤井聡太 郷田真隆 屋敷伸之 木村一基 糸谷哲郎 見泰地 増田康宏 日本将棋連盟/発行 マイナビ出版/販売 ISBN:978-4-8399-7467-1 2020年10月 \1,749(10%税込) 240p/19cm |
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第1章 序盤編(8テーマ) 第2章 中盤編(10テーマ) 第3章 終盤編(13テーマ) ・【幕間】(1)矢倉は終わったか? (2)藤井聡太少年の言葉 (3)四段でタイトルを取った棋士 (4)宗看・看寿でプロ棋士になれるか (5)羽生善治九段の言葉 (6)天才と呼ばれるうちは二流? (7)木村名人の「君は僥倖を頼んで…」 ◆内容紹介 プロ棋士たちには、将棋がどのように見えているのか。 さまざまなテーマをもとに、各棋士たちの将棋観をあらわにする将棋世界誌の人気コーナーを書籍化しました。 トップ棋士たちの読みやイメージが、あるテーマではぶつかり、またあるテーマでは一致し……。 アマチュアの目線とはまったく違うプロの感覚に圧倒される一冊です。 |
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マイナビ将棋BOOKS 将棋・中盤戦の考え方 |
大平武洋 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-7102-1 2019年10月 \1,694(10%税込) 224p/19cm |
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・【コラム】(1)〜(6) |
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アマだから書ける 初段に必要な大局観、考え方、テクニック0 (電子書籍) |
Roi将士 ISBN:(電子書籍) 2019年3月 \99(10%税込) 20p/約0.5MB |
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◆内容紹介 今回、『アマだから書ける 初段に必要な大局観、考え方、テクニック0』を執筆しました。 アマチュアの人が書いた本はどんな内容なのか、読んで意味があるのかと思う方が少なからずいらっしゃると思います。そういった方に読んでいただければ、アマチュアの人が書いた本でもためになった、良かったと思っていただけると考えています。 この度、執筆した理由としまして、将棋を始めた方のたいていの目標はまず初段になることだと思います。私自身、級位者時代は初段になりたくて毎日、将棋ウォーズをやっていました。しかし、中々、初段になることは難しく、定跡本に手を出しても目に見えて強くなれない。そういう方にイチオシの本となっています。私も2級から1級と、1級から初段になるのには苦労しました。定跡を覚えても外されてしまったり、序盤から局面を悪くしてしまって嫌になってしまったりすることがあると思います。 本書では、拠点の重要性やリスク管理について触れました。ぜひとも覚えていただきたい内容です。 私は今、三段ですが、アマチュアで棋力が近く、同じ経験をしたからこそ書けるものだと思っています。本書では書ききれなかった部分は私の他の本を読んでいただければ将士流の逆転術などについても網羅できるのでぜひとも読んでいただきたいです。 構成としては左美濃対向かい飛車のみとなっています。少ないじゃんと思う方がいるかもしれません。それはごもっともなのですが、500円で買うのは怖いが99円で買えるのであればどんな内容か見たいなと思う方もいると思います。そういう方に様子を見るという意味でも読んで頂きたいなと思っています。局数が少なくてもったいないと思う方は、別の私の書籍を読んで頂ければ、たくさんの対局について書かれています。 本書は無料でたくさんの方にアマチュアの人が書いた本でも怖くないよということをわかっていただきたく、書いたのですが、無料で販売できないことを知り、最小額に設定させていただきました。 |
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NHK将棋シリーズ 天彦流 中盤戦術 「局面の推移」と「形勢」で読みとく |
佐藤天彦 NHK出版 ISBN:978-4-14-016255-2 2017年10月 \1,404(8%税込) 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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形勢判断をもとに、中盤の指し方を解説した本。2016年10月から2017年3月にEテレで放送された「将棋フォーカス」の講座を加筆・再構成したもの。 中盤の指し手の方針を決めるには、形勢判断が重要。局面が有利なのか、不利なのかを正確に判断することで、今後の指し手の方針を正しく決めることができる。逆に、形勢判断に誤りがあると、間違った方針で読みを進めてしまうことになり、勝ちにはつながらない。 形勢判断の本はこれまでにも何冊か出ており、判断の4要素である[駒の損得]、[駒の働き]、[玉の堅さ]、[手番]については本書も特に変わらない。ただし、本書では、解説手法や文章にこれまであまり見かけなかった新しい試み・表現が散りばめられている。 各章の内容を紹介していこう。……レビューの続きを読む(2017Oct22) |
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勝てる将棋の考え方 新・イメージと読みの将棋観 |
渡辺明 郷田真隆 森内俊之 加藤一二三 三浦弘行 鈴木大介 豊島将之 中村太地 永瀬拓矢 日本将棋連盟/発行 マイナビ出版/販売 ISBN:978-4-8399-6110-7 2016年9月 \1,663 228p/19cm |
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・【ミニインタビュー】鈴木大介が語るイメージ論
◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS 糸谷&斎藤の現代将棋解体新書 |
糸谷哲郎 斎藤慎太郎 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6032-2 2016年8月 \1,987 300p/19cm |
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・テーマ図までの指し手
◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS ゴキゲン中飛車で勝つための7つの鉄則と16の心得 |
宮本広志 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-5802-2 2016年1月 \1,663 224p/19cm |
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・【コラム】(1)加古川青流戦 (2)運動不足 |
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マイナビ将棋BOOKS 三浦&阿部健の居飛車研究 |
三浦弘行 阿部健治郎 マイナビ ISBN:978-4-8399-5765-0 2015年10月 \1,771 272p/19cm |
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・【コラム】阿部五段について/三浦先生について |
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トップ棋士の感覚 イメージと読みの将棋観 |
渡辺明 郷田真隆 森内俊之 久保利明 広瀬章人 豊島将之 日本将棋連盟/発行 マイナビ/販売 ISBN:978-4-8399-5571-7 2015年7月 \1,663 240p/19cm |
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◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS ネット将棋攻略!早指しの極意 |
大平武洋 マイナビ ISBN:978-4-8399-5517-5 2015年4月 \1,663 224p/19cm |
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・【いきなり仕掛けられたら】(1)筋違い角 (2)△4四歩 (3)角換わり棒銀1 (4)角換わり棒銀2 |
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トップ棋士頭脳勝負 イメージと読みの将棋観(3) |
森内俊之 渡辺明 谷川浩司 佐藤康光 久保利明 広瀬章人 日本将棋連盟/発行 マイナビ/販売 ISBN:978-4-8399-5017-0 2014年1月 \1,659(5%税込) 256p/19cm |
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・森内竜王・名人特別インタビュー
・【幕間】夢の中の将棋/長考の結果として得るものは?/プロの整理術は?/完璧なプロができるか?/誰と指してみたい?/師匠との対戦にかける思いは?/弟子との対局に何を思う?/投了?の将棋を勝っちゃった/木村義雄14世名人の至言 |
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NHK将棋シリーズ 藤井猛の攻めの基本戦略 |
藤井猛 NHK出版 ISBN:978-4-14-016220-0 2014年1月 \1,260(5%税込) 208p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★☆ 〜★★☆ 図面:見開き6〜8枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 初心〜初級向き |
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・【攻めのワンポイントレッスンn】「一間竜」で強くなる/「数の攻め」と「打ち込み」/と金を最大限に生かそう |
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攻めの考え方を初心者向けに解説した本。2012年7月〜9月に放送された『NHK将棋フォーカス』の「藤井猛の“初出し”攻め方フォーラム」を加筆・再構成して単行本化したもの。 初めて将棋を指す場合、駒の動き方と基本ルールを覚えたら実戦を指すわけだが、方針もなくただ何となく駒を動かしていることがよくある。特に「攻める」という概念が分からず、将棋を指す楽しさを感じられないままに、将棋から離れていく人は結構多い。 一方、攻めること自体は知っていても、急所やバランスが分からず、過剰なまでに攻め駒を一点集中させている人も見かける。これは、本などで学ばずに、縁台将棋のみで将棋を覚えた人に多い傾向だ。いわゆる「筋の悪い」指し方で、何らかの形で正しい指し方を学ばなければ、それ以上の上達はおぼつかない。 ところで、巷にはルールから教える「入門書」は溢れているが、「攻めの正しい考え方を初心者向けに指南する」という本は非常に少ない。棋書ミシュランでいえば、「難易度2前後の攻めの本」というのがほとんどなかったのだ。 入門書には、相掛かり棒銀や角換わり棒銀の定跡が「攻めのお手本」として解説されていることも多いが、初心者同士の戦いで相掛かりや角換わりの後手番を持つ相手がいるわけもなく、ハッキリ言って使い物にならない。定跡など知らない同士で戦うのだから、未知の局面での「攻めの考え方」がもっとも必要なのである。 本書は、そのような「初心者向けの攻めの急所と考え方」を詳しく解説した本である。……レビューの続きを読む(2014Apr29) |
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マイナビ将棋BOOKS 若手精鋭が現代将棋を斬る |
戸辺誠 中村太地 村山慈明 永瀬拓矢 マイナビ ISBN:978-4-8399-4712-5 2013年5月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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第1章 現代将棋の急所編 第2章 それぞれのテーマ局面編 第3章 3棋士に聞きたい局面編 ◆内容紹介 将来の大棋士たちが描く、現代将棋の最新地図完成!! 戸辺誠、中村太地、村山慈明、永瀬拓矢。この4人が一堂に会し、現代将棋のテーマ局面について、詳細に、過激に語った一冊です。 第1章「現代将棋の急所編」では、渡辺、羽生を初めとする現代将棋の最高峰の攻防について若手4棋士が語ります。 第2章「それぞれのテーマ局面編」では、ゴキゲン中飛車VS超速▲3七銀、石田流、角交換四間飛車など、最先端の定跡について、研究の突端部分を惜しみなく披露します。 第3章「3棋士に聞きたい局面編」では、4棋士が自らの実戦の中から疑問に思っている局面を提示し、他の3棋士が応えるという形式で対話します。 どのページをめくっても4棋士の個性があふれており、同じ局面についての意見でもここまで違うものかと感動を覚えます。読み物としても楽しめ、定跡書としても役立つ、これまでにない将棋書籍です。 ぜひ手にとって、新感覚の将棋論を堪能してください。 |
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若手棋士4人の読み・大局観を詳細に解説した本。 あるテーマ局面について4人の若手棋士がそれぞれ個別に考え、読みや大局観を披露する。基本的なコンセプトは、過去に出版された『イメ読み』と同じ。 『イメージと読みの将棋観』(鈴木宏彦,日本将棋連盟,2008) 『イメージと読みの将棋観(2)』(鈴木宏彦,日本将棋連盟発行,MYCOM販売,2010) すなわち、本書は「『イメージと読みの将棋観』の若手棋士版」である。 『イメ読み』と異なっている点を列挙していくと、 ・メンバーは若手棋士4人。(ただし、全員がトップ棋士に一発入れる実力あり) ・居飛車党2人、振飛車党2人とバラけている。(『イメ読み』では6人中5人は「基本的に居飛車党」だった) ・テーマ局面は、5年以内の実戦や定跡から。(『イメ読み』では大山-升田や天野宗歩など古い将棋もあった) といったところである。……レビューの続きを読む(2013Jun17) |
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マイナビ将棋BOOKS 橋本流 中終盤 急所の一手 |
橋本崇載 マイナビ ISBN:978-4-8399-4081-2 2011年11月 \1,470(税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 〜★★★☆ 図面:見開き7〜8枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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・【コラム】(1)棋士生活を振り返る
(2)10年目の…… |
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主に中終盤の考え方を解説した本。 序盤や仕掛けは難しいが、定跡という指針があり、得意戦法も設定できる。終盤は寄せの手筋がかなり整備されてきており、詰将棋や必至問題などで鍛えることができる。 では、中盤〜終盤はどうか?ほとんどの場合、定跡書の解説は打ち切られている一方、パターン化された終盤にはまだ遠く、常に未知の局面でもある。中終盤は自分の力で切り拓いていく必要があるのだ。そんなときに差がつくのが、「急所を見抜く大局観」である。 本書は、中終盤での大局観を、具体例を題材にして解説した本である。 採り上げられているテーマは、様々な戦型で雑多な感じ。目次だけでは分からないので、下記に書き出してみた。……レビューの続きを読む(2011Dec10) |
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将棋
あなたの一手、プロならこう指す! |
高橋道雄 創元社 ISBN:978-4-422-75048-4 2010年7月 \1,260(5%税込) 208p/21cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 〜★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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・テーマ数=99 ◆内容紹介 棋力アップには、プロ棋士の読みに裏付けられた指し手や、直感力・大局観を学ぶことが大切。本書はこの養成法を採用して、アマがついやりがちな失敗手99を序・中・終盤から取り上げ、「プロが指す正解手」を解説した。失敗手と正解手の差を見比べることができ、プロの感覚や正しい指し手を自然に身につけることができる。プロ棋士の指導を受けているような臨場感たっぷりの内容で、一冊読み通せばぐんと実力がつく。 |
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新格言をベースに大局観などを解説した本。 将棋は、序盤には定跡がある。終盤は詰将棋や必至問題などである程度鍛えられる。しかし、定跡から外れた序盤や、漠然とした中盤で方針を決めるのは難しい。 そんなときに必要なのが「感覚」や「大局観」である。感覚を鍛えるのはなかなか難しいが、実戦経験を数多く積んだり、上級者から適切な指導を受けたり、プロの棋譜を並べることなどで少しずつ鍛えることができる。また「格言」は、感覚や大局観を鍛える一助になる。 本書は、いろいろな局面をテーマとして、新格言を用いながらプロの感覚を注入する本である。 本書のテーマ数は99個。各テーマは見開き完結になっており、次のような構成で統一されている。……レビューの続きを読む(2010Aug04) |
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イメージと読みの将棋観(2) |
鈴木宏彦 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3434-7 2010年5月 \1,575(5%税込) 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開きMAX6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【幕間1】(1)詰みor必至 (2)理想の持ち時間は?
(3)序盤力or終盤力 |
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トッププロ6人の読み・大局観を詳細に解説した本。『イメージと読みの将棋観』(鈴木宏彦,日本将棋連盟,2008.10)の続編。 あるテーマ局面について6人のトップ棋士がそれぞれ個別に考え、読みや大局観を披露する。超序盤や定跡型に対しては先手勝率イメージをパーセントで答え、実戦の局面に対しては読みや形勢判断を答えていく。棋士によって判断が分かれたり、すでに定説が出来上がっている局面がトップ棋士のイメージと違ったり、昔の棋士と現代の棋士の力を比較したりできるのが本書の読みどころである。 前作が好評だったのを受けて、「将棋世界」誌上で講座「イメージと読みの将棋観」の連載が復活。本書はその連載に書き下ろし部分を加えて単行本化したものである。(なお、わたしは「将棋世界」を定期購読していないので、どれが書き下ろし部分かは分かりません) 基本的なコンセプトや構成は前作とまったく同じであるが、わずかながらいくつか改良された点もある。……レビューの続きを読む(2010Jun28) |
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週将ブックス 手筋の隠れ家 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3492-7 2010年4月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き3枚 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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第1章 居飛車編(テーマ1〜65) 第2章 振り飛車編(テーマ66〜107) ◆内容紹介 本書は将棋の中盤から終盤にかけて、勝ちやすさということにスポットを当てた戦術書です。「駒の損得より飛車の効率」、「優勢なときほど単純に行け」といったテーマを全部で107つ、見開き2ページで解説しています。 将棋は方針をしっかり立てて指すのがとても大事なことで、本書ではそのために役立つ考え方と手筋をたくさん紹介しています。使える手筋の数々を身につけて、ぜひ実戦に役立ててください。 |
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実戦的な好手について解説した本。週刊将棋に連載された「手筋の隠れ家
勝ちやすい次善手たち」を単行本化したもの。 タイトルに「手筋の隠れ家」とあるが、あまり知られていない手筋を解説した本、というわけではない。また「勝ちやすい次善手たち」とあるが、次善手ばかりを解説した本でもない。 もちろん、中にはそういうテーマもあるが、本書は基本的には「実戦的な最善手」を解説している。たとえば、やや優勢な中終盤で、以下の2つの手があったとき、どちらを選ぶだろうか? A.ギリギリの攻め合いでも勝てそうだが、少しでも読み抜けがあると逆転し、取り返しのつかない手 B.相手の攻撃力を削ぎ、自分の防御力を増して確実に勝てる手 また、やや劣勢な中終盤で、次のような場合にはどうだろうか? A.ジリ貧になりそうだが、最善の受けを続けていく手 B.正確に対応されれば負けが早まるかもしれないが、上手くいけば逆転できるかもしれない手 もちろん、どちらが正しいかは局面によって違うと思うし、棋風によっても違うだろう。しかし少なくとも本書では、どちらもBを選択する。つまり、「優勢なときには確実に勝てる手(実戦的な最善手)」「劣勢なときには少しでも勝負になりそうな手(=勝負手)」を解説していく。……レビューの続きを読む(2010May20) |
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羽生善治のみるみる強くなる 将棋 序盤の指し方 入門 |
羽生善治/監修 池田書店 ISBN:978-4-262-10145-3 2009年12月 \998(5%税込) 208p/21cm |
[総合評価] |
難易度:★☆ 〜★★ 図面:見開き1〜6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初心〜初級向き |
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【構成・文】 上地隆蔵 【イラスト】 角愼作
・【コラム】(1)ネット将棋にチャレンジ
(2)将棋界の七大タイトル (3)対局時のアイテムにも注目
(4)手つきも本格派になろう (5)駒落ちで上達しよう
(6)棋士のキャッチフレーズ |
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序盤について、初心者向けに解説した本。『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門
5ヵ条で勝ち方がわかる』(羽生善治監修,上地隆蔵構成・文,池田書店,2009)の続編。 「将棋のルールは覚えた。1手詰や3手詰をやって、将棋の最終目標である「詰み」も理解した。さぁ指すぞ……で、どの駒を動かせばいいの?」初心者でこういう人は案外多い。うちの妻もこれである。 通常の入門書では、「まず角道を開け、飛の位置を決め、玉を囲いましょう」という旨が書かれていることが多い。確かに将棋のセオリーとしてはその通りなのだが、「なぜそう指すの?」という問いに対して明確に答えている本は少ない。 本書は、初心者が手の意味・目的を考えながら序盤を指せるように解説した本である。 レイアウトなどについては以下の通り。 ・文章はすべてゴシック体。大事なところは丸ゴシック+太字で強調。 ・ルビは基本的になし。(初出の将棋用語で読みづらいものはルビあり) ・字は割と細かい。 ・図面は2色刷りで見やすい。 ・円・矢印・網掛けなどを駆使して、図面や棋譜の読み方がまだあやふやな初心者でも分かりやすいように工夫されている。 多くの序盤本でいきなり解説される「定跡」は、後回しで第5章から。第1章〜第4章で、先に基礎的な考え方(「将棋力」)を身につけていく。 特に第1章の「初形からの「初手」の評価と解説」(p54〜p69)はVery Good!初手で考えられる30通りをすべて網羅し、「好手/覚えて損ナシ/イマイチ/疑問/悪手」などに分類。入門者のころ、「最初に何を指せばいいか分からない」という人はとても多く、いきなり▲5八金左とか▲1八香とやってしまう人も見かける。この項を読めば初手の善悪が分かるし、「指し手の持つ意味」という概念も自然に頭に入っていく。 第2章の「大駒はにらみで勝負する」(p74〜p83)もVery Good。初心者は序盤に飛角(+桂)だけを動かすことが圧倒的に多いが、その悪癖を自然に修正できる。 5章・6章は戦法紹介。4章までで学んだ「将棋力」に触れながら、1手ずつ丁寧に解説していく。この5章・6章はある意味オマケのようなもので、ここまで来れば初心者向けの定跡書に移行していけばよいだろう。 全体的に、初心者が本当に指しそうな手をたくさん挙げており、著者はたくさんの初心者を見てきたんだな、と思う。 ルールは覚えたが、目に付いた手を指している状態の人にはぜひ読んでほしい本。超オススメ。(2010Apr23) ※誤字・誤植(初版で確認) p168最下段 ×「駒の活用がしやくなるなど」 ○「駒の活用がしやすくなるなど」 |
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イメージと読みの将棋観 |
鈴木宏彦 日本将棋連盟 ISBN:978-4-8197-0252-2 2008年10月 \1,575(5%税込) 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き2〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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※さらに詳しい内容は個別ページをご覧ください。
・【幕間】「将棋観」読み/「将棋観」上達法あれこれ/「将棋観」勝負手/「将棋観」封じ手/「将棋観」千日手/「将棋観」理想的な時間の使い方は? |
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トッププロ6人の読み・大局観を詳細に解説した本。 同様のコンセプトで書かれた本に『読みの技法』(島朗/編著,河出書房新社,1999)がある。これは、当時A級棋士だった島が、トップ棋士3人(羽生、佐藤康、森内)に対して、評価の難しい局面をテーマ図として、各棋士の読みと大局観をインタビューするという、前代未聞にして空前絶後と思われた企画だった。 今回、ほぼ同じコンセプトで将棋世界に好評連載された「イメージと読みの将棋観」。本書はその講座から「最もインパクトの強かった題材を厳選し、さらに新テーマと、羽生・谷川両棋士によるビッグ対談を付け加えた」(p5まえがきより)ものである。 『読みの技法』と異なる点をピックアップしていくと、 (1)トップ棋士の数が倍増(羽生、佐藤康、森内+谷川、渡辺、藤井) 羽生、佐藤、森内は『読みの技法』にも選ばれているし、現在でもタイトルホルダー(連載当時)なので当然の人選。谷川はすでにピークを過ぎた感が否めないが、羽生世代を牽引した棋士としての選出か。渡辺は若手の旗手で竜王4連覇、かつ羽生世代とは少し異質な大局観が持ち味。藤井は振飛車党代表だ。十分な人選ではあるが、「ここまで来たら、羽生と互角の深浦、振飛車御三家の久保・鈴木大も入れっちゃってよ!」などと思ってしまう。 (2)読みよりも大局観やイメージを問う設問が多い。 特に序盤編は、初手から数手以内の局面も多く、読み云々よりも「こういう○○な局面なので、先手(or後手)を持ちたい」「先手勝率のイメージは○%」と形勢を言語化されているケースが多い。形勢を「勝率のイメージ」で表現させているのは従来の本にはあまりなかった。ちなみにプロの先手勝率は53%前後で、これは各棋士も承知しているので、序盤で互角の場合は先手勝率53%のイメージになる。 (3)古棋譜からの取材や、アマでよく指されている局面が多い。 『読みの技法』では、プロの定跡最先端や、形勢判断のかなり難しい局面が多かった。本書では江戸時代や昭和の将棋が多く出題されたり、プロの実戦がほとんどない局面(横歩取り△3八歩戦法とか)も取り上げられている。 (4)一人当たりの文章量は1/2〜1/3程度 文章はインタビュー形式ではないので、要らない部分をかなり削ぎ落として圧縮しているようだが、それでも量は減っている。 (5)難易度はやや易しめ 特に序盤編は、指し手を追っていくことが少ないので、読み物としてスイスイ読めていくと思う。 また、特に面白かったところ、気になったところをいくつかピックアップしておくと、 ・中盤編-2:「(横歩取り△3八歩戦法について)この変化は従来の定跡書にはほとんどかかれていない」とあるが、少なくとも3冊の本に書かれている。プロはあまり定跡書を読まないのかも? ・中盤編-4:▲6六歩を突いていないのは、羽生「得」、森内「損」と評価が真っ二つ。 ・中盤編-1:羽生「後手自信なし」、佐藤「いい勝負」、森内「ひと目後手持ち」、谷川「分からない、形勢不明」、渡辺「先手(升田)はあまり強くない、陣形的に」、藤井「先手持ち」と、驚くほど評価がバラバラなのが印象深い。対局者名が伏せられているとはいえ、渡辺のコメントはまたアンチが増えそうだ(笑)。 ・中盤編-7:羽生「△3三銀は考えなかった」、佐藤「△3三銀以外浮かばない」この2人がガチンコすればそりゃ面白くなるよなぁ。 ・中盤編-8:山田定跡(四間飛車対急戦、△6四歩vs▲3五歩)。現代では四間側がこの形を避けることが多いのに、先手勝率のイメージが良くないのは驚き。 ・終盤編-1:宗看の妙手に辿り着いたのは渡辺だけ!(しかし読み切ってはいない) 実はわたしは将棋世界の連載を読んでいなかったので、前評判から「もうこれは読む前からSだよ!」などと思っていた。しかしいざ読んでみると、内容的にはもちろん満足しているのだが、意外とあっさりしていて、少し物足りなく感じた。 期待が高すぎたせいもあるだろう。しかし一番の原因は、「単行本でボツになったテーマが多数ある」ということだと思う。要はボリューム不足である。いや、全35テーマ+αが決して少ないとは思わない(『読みの技法』だって25テーマしかない)。ボツにしたこと自体が問題なのだ。もっともっとおいしく料理できたはずなのだ、この本は。「全収録+今回の新要素」なら、2,000円でも安いと思う。 総合的にはすばらしい良書だと思う。6人ものトップ棋士で意見が食い違うこともしばしばで、自分が持ちたい側と一人でも同意見の棋士がいれば勇気が湧いてくるし、全員に否定されれば自分の大局観を修正するのにも役立つ。プロは読みと大局観が不一致のまま戦っているのだと思えるし、何よりも読んでいて面白かった。 でも、「お腹いっぱい」ではない。高級料理店でコース料理を注文したはいいが、ボリューム不足で「え、もうデザート?!Σ(゚Д゚;)」という感じといえば分かってもらえるだろうか?(2009Mar01) ※なお、表紙もかなり地味だが、背表紙はもっと地味なので書店の本棚で見逃しそう。オリーブ色■に白抜きのゴシック文字です。 |
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阿部隆の大局観 良い手悪い手普通の手 |
阿部隆 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1823-6 2005年10月 \1,365(5%税込) 240p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより抜粋) |
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大局観を解説した本。NHK講座の「良い手悪い手普通の手」を加筆編集したもの。このタイトルは、20年以上前のTV番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(WikiPedia)のパロディと思われる。(筆者が子どものころに観てたんだろうね…) 居飛車党がよく指しそうな人気7戦法がテーマ。基礎編では定跡局面(または定跡に近いもの)を採り上げ、理想形の描き方や形勢判断を解説していく。応用編は阿部の実戦がテーマになっている。 各局面で局面や考え方を説明したあと、選択肢を3つ提示。それぞれについて、「悪い手・普通の手・良い手」の順に解説していく。なお、「悪い手」でも「第一感ダメ」というものは少なく、パッと見ではどれも有力そうな手だ。「しっかり読みを入れた上で、プロ的な視点で善悪判断」をしていくので、やや難度は高い。しかし解説は丁寧で詳しいので、何度も読み込んでいけばきっとタメになるだろう。 ただ、本書はレイアウトにやや難あり。解説はできるだけ見開き完結になるようにしているし、図面もずれていないが、解説量の割に図面が少ない。図面の上下にはかなりスペースがあるので、必要に応じて途中図などを入れてほしいところ。また、テレビ講座での解説をそのまま書いたような文章なので、前後のつながりが急に見えなくなることがあった。さらに「良い手・悪い手・普通の手」の解説部分が特に強調されていないため、どの手の解説してるのかが分かりにくい。この辺は創元社の「アマの将棋 ここが悪い!」シリーズを見習ってほしい。 内容は優秀ながら、本の作りこみでかなり損をした感じのする一冊。(2006Jan18) ※ちなみにわたしが選んだ手はほとんど「普通の手」でした…( ノ´Д`)丿 |
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最強将棋塾 谷川浩司の戦いの絶対感覚 |
谷川浩司 河出書房新社 ISBN:4-309-73134-1 2003年4月 \1,400 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)S(量)S レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 有段〜高段向け |
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◆内容紹介(河出書房新社HPより) |
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プロの読みと大局観を解説した本。著者の実戦から、ある局面での判断を集中的に解説。「絶対感覚シリーズ」の第4弾で、初めて“島研”以外の棋士が著した。 谷川のイメージといえば「光速の寄せ」。切れ味の鋭い終盤ばかりを思い浮かべてしまうが、それは谷川の強さの一端にすぎない。本書では意外にも渋い構想や受けの手も多く解説されている。ただし、いつも「まずは相手の玉に迫る手はないか」というところから考えてる感じがした。また、終盤はさすがに鬼。これまでの3冊を読んだときよりわたしの棋力は上がっているのだが、本書の終盤編では「こんなの読めないよ〜(ノ_;)」というテーマがいくつもあって大変だった。 棋譜は1999年3月から2002年8月まで。すでに刊行されている「谷川浩司全集」の平成11年度版・12年度版(『新谷川浩司全集1』)と重なっているところもあり、全集との違いを比較してみるのも面白いだろう。ところで、ほとんどの棋譜は谷川の勝局だが、対羽生だけは敗局もかなり紹介されている。ほんとに羽生のことだけは特別なんだなぁ… なお、本書では各テーマの最後に、テーマのまとめとして「谷川流アドバイス」がある。(「佐藤流分析」「森内流分析」とほぼ同じ。ちなみに「羽生流分析」はない。)(2003Aug07) |
zoom |
これで簡単
形勢判断 |
野秀行 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0595-9 2001年9月 \1,200 207p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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◆内容紹介 |
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形勢判断を解説した本。 前著『これにて良し?』が好評だったのを受けた続編。本書ではさまざまな戦型について、前著と同じ方式で形勢判断を行っている。定跡の解説は控えめにしてあり、実戦が多くテーマ図として取り入れられた。難易度は前著とほぼ同じだが、本書は応用編という感じだ。 形勢判断方法は、駒の損得・駒の働き・玉の堅さというように前著と基本的に同じだが、プラスアルファの部分が少し充実したようだ。 実戦図が多いので、同一局面にはなかなか出会わないのが難点。その反面、未知の局面を的確に判断できる力を鍛えるのには向いている。 熱心に勉強しているのになぜか伸び悩んでいる方に薦めたい。(初出2002,2007Jan13一部書き直し) |
zoom (日本語版) zoom (改訂増補版) zoom |
HABU'S WORDS |
Yoshiharu Habu/著 Yamato Takahashi/訳 Tony Hosking/訳 THE SHOGI FOUNDATION ISBN:0953108929 2000年12月 \2,000 128p/ハードカバー |
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(1)Fundamental strategy (2)Make
a plan (3)Advancing a piece behind a pawn (4)The moment
to engage an enemy piece (5)A vanguard pawn (6)The main
battleground (7)King safety (8)Developing attack through
exchanges (9)Thickness (10)Speed (11)How to continue the
attack (12)Progress ◆内容紹介(楽天市場より) 「The Art of Shogi」などの著者で知られるTony Hoskingと高橋和女流二段が英訳した、将棋初級の上〜中級者向の解説書です。竜王羽生善治が実戦譜を用いて、将棋の基本的な考え方や構想・戦略の組み立てなどを解説し、それを先の二人が英訳した書籍です。外国人に対して、将棋を教える、またはこれから本格的に将棋を学びたい、という外国人の方にとって待望の一冊! <問い合わせ>将棋を世界に広める会事務局 〒247-0063 神奈川県鎌倉市梶原2-9-15 tel fax 0467-44-6295 |
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羽生の奥義12 HABU'S WORDS |
羽生善治 将棋を世界に広める会 ISBN: 2002年8月 \1,000 149p/21cm |
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最強将棋レクチャーブックス(3) 上達するヒント |
羽生善治 浅川書房 ISBN:4-86137-008-6 2005年1月 \1,365(5%税込) 206p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 初級〜有段者向き |
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※青字は『上達するヒント』で追加された章 |
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(『上達するヒント』を読んでのレビューです) アマチュアの実戦棋譜を題材にしながら、将棋の考え方や大局観を解説した本。 各章の構成はこんな感じ。まず、最初の約1ページで考え方を解説し、次にアマの実戦譜(サンプルゲーム)を初手から投了まで解説。そして最後の約1ページで章の総括をする。棋譜解説はもちろん章のテーマに沿ったもので、あまりにも細かい解説はなく、「構想の考え方・局面の捉え方」を最重視している。“『羽生善治の戦いの絶対感覚』(河出書房新社,2001)のアマ向け版”、と思えばいいだろう。 サンプルゲームはすべて外国人の棋譜。定跡があまり広まっていないらしく、有段者でもかなりの手将棋になっている。逆に、知識よりも力を問われる将棋が多いので、本書の題材としてはピッタリ。棋力は15級から五段までさまざま。15級はホントに初級者という感じだったが、五段の方はちょっと甘い段に感じた。24なら初段クラスだと思う。 もともと、本書は外国人向けの技術書(『HABU'S WORDS』)として作られたもので、それを逆輸入(?)する形で『羽生の奥義12』が出版されていた。『羽生の奥義12』は一般の書店では売っていなかったらしい(ISBNもついていない。東京将棋会館の1F販売部では見たことがある)。「知る人ぞ知る名著」だったわけだ。それが今回、『上達するヒント』として、第13章を追加してメジャーデビューしたのである。 棋力上達には多くの知識や実戦経験が必要。しかし、本書の考え方を知っているのと知らないのとでは、上達のカーブが大きく変わってくるだろう。24で5級〜13級くらいの人は必ず読んでおいてほしい一冊である。(2005Mar14) |
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最強将棋塾 羽生善治の戦いの絶対感覚 |
羽生善治 河出書房新社 ISBN:4-309-73132-5 2001年11月 \1,400 253p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)S(量)S レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 有段〜高段向け |
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第1章 序盤の絶対感覚(形を崩す/主導権を取る/手を稼ぐ/ほか) 第2章 中盤の絶対感覚(遊び駒を作らない/味のよい一手/制空権を握る/ほか) 第3章 終盤の絶対感覚(攻防の位置/美濃囲いの急所/中住まいの急所/ほか) ※テーマ数=43、参考棋譜数=38 ◆内容紹介 定跡や手筋を覚えれば覚えるほど、自由に考えることが出来なくなる。だが、「制約の中にある自由」こそ将棋の魅力ではないのか。どう指すべきか解らなくなってしまった人へ贈る、将棋の「コモン・プレイス」。 |
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最強将棋塾 森内俊之の戦いの絶対感覚 |
森内俊之 河出書房新社 ISBN:4-309-72185-0 2000年2月 \1,300 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)S(量)S レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 上級〜高段向け |
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第1章 序盤の絶対感覚(読み以前の感覚/とがめる意識/隙あらば急戦/ほか) 第2章 中盤の絶対感覚(定跡の裏表/新型と既成手順/圧殺の戦略/ほか) 第3章 終盤の絶対感覚(逆算方式/一手争いの基本/組み合わせの妙/ほか) ※テーマ数=42、コラム=1、参考棋譜数=36 ◆内容紹介 森内俊之八段が経験した実戦の中から特に印象に残っている局面を選び出し、序盤・中盤・終盤に分けてそれぞれ解説。初手の時点から終盤の寄せ合いを見越すようなトッププロ棋士の「読み」と「感覚」をつかむ。 |
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最強将棋塾 佐藤康光の戦いの絶対感覚 |
佐藤康光 河出書房新社 ISBN:4-309-72184-2 2000年1月 \1,400 246p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)S(量)S レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 有段〜高段向け |
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第1章 序盤の絶対感覚(ポイントを稼ぐ攻め/完成までの我慢/誘いの隙を見破る/攻めを残す受け/ほか) 第2章 中盤の絶対感覚(堅さを生かすさばき/中盤は駒の損得より速度/穴熊流の攻め/駒の効率/ほか) 第3章 終盤の絶対感覚(攻防の香/詰めろ逃れのテクニック/玉対玉の戦い/玉頭の勢力争い/ほか) ※テーマ数=52、コラム=4、参考棋譜数=32 ◆内容紹介 1手とは言わない、「4分の3手」ほど得せよ。攻めの権利を握り、仕掛けの最前形を考えろ。時間が経つと解消する作戦勝ちと時間が経っても解消しない作戦勝ちで、戦い方の方針を変えろ。安全とジリ貧は隣り合わせである。攻めの目的地を決めろ。敵の遊び駒は遊ばせたまま戦え。急所の枡目を支配せよ…読みと感覚を鍛える究極の将棋練習帳。 |
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個人版『読みの技法』。ただしテーマ局面は著者の実戦から出題されている。 『読みの技法』とは違って、棋譜が掲載されているので、部分的に詳しく解説された実戦集として使うこともできる。棋譜を並べ、テーマ局面で考えてから解説を読むも良し。解説を読んでから棋譜を並べるのも効果がある。 どの著者を選ぶかは好みの分かれるところだが(全部読むのが理想だが)、佐藤は激しい攻め、森内は受け、羽生は中庸の傾向がある。個人的にはもっとも共感できたのは森内だったが、「羽生の手渡し」といわれる羽生独特の感覚がとても印象的だった。『読みの技法』と同様、有段者向けである。 |
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これにて良し? 四間飛車VS急戦定跡再点検 |
野秀行 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0233-X 1999年9月 \1,200 223p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 構成:A 読みやすさ:S 中級〜上級向き |
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・形勢判断回数=41回
◆内容紹介 |
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四間飛車vs居飛車急戦の定跡を題材に、形勢判断法を解説した本。 多くの定跡書は、ある基本型からのさまざまな変化を記した上で『先手良し』『振飛車が指せる』など、形勢判断をして終わっている。中には詰みまで研究されている定跡もあるが、たいていは『これにて良し』からの勝ち方は書いていない。 本書は、対四間飛車急戦の基本変化を題材に、『これにて良し』はなぜ良いのか、このあとはどのように指すのかが詳しく解説されている。「形勢判断」を、駒の損得・駒の働き・玉の堅さ・手番のパラメータに分割して、非常に分かりやすくしたところが秀逸である。四間飛車急戦定跡の本というよりは、形勢判断力を身に付けるための本だ。 また、最近の定跡書には意外と載っていない山田定跡に多くのページが割かれている点も評価したい。 |
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最強将棋塾 読みの技法 |
島朗/編著 佐藤康光・羽生善治・森内俊之/講師 河出書房新社 ISBN:4-309-72181-8 1999年3月 \1,300 220p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き1〜3枚 内容:(質)S(量)A レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 有段〜高段向け |
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・テーマ数=25 (1)紛れを生み出す (2)堅さと進展性 (3)寄せの事前工作 (4)見えている狙いとその迎撃 (5)決め手を与えない指し方 (6)形の違いから展開を読む (7)速度計算と状況 (8)戦機と駒組み (9)勝負形につなぐ (10)単純ながらうるさい攻め 〔ほか〕 ・座談会=10p ◆内容紹介 伝説の「島研」が甦った!初の公開講座、夢の指導対局が始まる!ついにヴェールを脱いだトッププロの秘法。 序・中・終盤、プロの実戦例、若手の練習将棋、流行の将棋の変化図、創作などで構成した全25図で棋力向上をはかる指導対局書。佐藤名人、羽生四冠王、森内八段の個性あふれる読みを味わえる。 |
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トッププロ3人の読み・大局観を詳細に解説した本。 島八段が用意したテーマ局面について、羽生・森内・佐藤の3人が第一感や読みを解説。3人同時ではなく、一人一人個別に回答する。各テーマ局面は、実戦で話題になったものや島の創作などであるが、どれも形勢判断が非常に難しい局面である。その難しい図に対して、超A級棋士3人が互いの読みを公開するという、前代未聞の棋書である。あとにも先にもこれほどの顔ぶれはないかもしれない。 どのように読み進めるか難しい本だが、正解の無い次の一手問題として、テーマ図をめくる前に読者も10分ほど読んでみるのが一般的のようだ。3人がそれぞれ本命の読み筋、枝葉の読み筋などを書いているので、自分の直感力や形勢判断力と比較してみるといいだろう。 棋書史上もっとも評価の高いものの一つであるが、かなり難しい内容なので有段者以上にだけオススメする。わたしは24三級の時には半分以上意味が分からなかったが、初段になってから読み直したら八割方は理解できた。(2002,2005Aug20改訂) |
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めちゃカンタン 先ちゃんの将棋ABC |
先崎学 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-89563-646-1 1996年1月 \1,165 223p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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・【エッセイ】将棋を指す場所/一流棋士の好きな駒/プロ棋士と詰将棋/プロは何手先まで読む?/序盤の進歩と長考 |
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入門の次に読む本。 「将棋ABC」というタイトルからは、まったくの入門書を連想する。しかし本書の対象棋力は、入門者より一段上の“初級者〜中級者”。「駒の動きと基本ルールは知っている、でも指し方はまったくの我流」という方にピッタリ。 本書では、“駒の能力を最大に生かす”ことを最重要視。駒の位置によって働きが変わることから始まり、駒の効率や連携について、初級者にも分かるようにやさしく丁寧に解説している。これは『将棋新理論』(谷川浩司,1999)の内容に似ているが、本書の方が3年半早いし、とても分かりやすい。 本書を読めば、「ああ、初級者にはこうやって教えればいいのかぁ」ということに気づく。上級者や有段者も機会があれば読んでみるといい。 入門書と間違えてしまうので(わたしも実際に読むまでは入門書だと思ってました)、ちょっとタイトルで損をしてる気がする。サブタイトルで内容が分かるようにしておけば、さらに良かったのになぁ。 なお、イラスト・マンガ担当の花摘香里は、麻雀入門書やつるかめ算の本など、広い分野で活躍中。あまり上手いとはいえないけれど、それなりに味のある絵です。⇒ 花摘香里(はなつみかおり)HP 44pの四コママンガは、ちょっとツボに入りました(笑) (2004.Oct05) |
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新コンパクト・シリーズ NHK将棋講座 大局観が勝負を決める |
谷川浩司 日本放送協会出版 ISBN:4-14-018014-5 1988年7月 \680 222p/18cm |
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◆内容紹介 |
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寅ちゃん流上達法 なかなか強くなれないと悩んでいる人へ |
田中寅彦 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0113-4 1984年11月 \680 222p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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初級者向けに大局観を解説した本。タイトルには「上達法」とあるが、むしろ「上達の手引書」といった感じ。 第1章〜第4章では、初級者がレベルアップするために必要な将棋の原則を分かりやすく、かつ、しっかりと解説。特に第4章の「方向の三原則」は、初段を目指している人には必修課題だ。この4章分を読むだけで、「駒取り将棋」クラスからの脱却が可能。 また、図面の名前の付け方が非常にユニーク。他書では「第5図」「変化1図」などとなっているのが普通だ。本書では本線の図は「第1図」「第2図」と普通だが、変化図のほうは「守りを忘れた図」「定則にかなった図」「駒得に目がくらんだ図」「こっちがいいんじゃないかの図」など、その図の特徴をひとことで言い表している。この工夫がヒットで、図面慣れしていない人もスムーズに読むことができそうだ。 ただ、第5章・第6章はイマイチ。第5章は田中vs級位者3人の二枚落ち相談将棋だが、うまく定跡通りに誘導して下手を完勝させた「ツクリモノの棋譜」である。第6章は田中の実戦譜1局の紹介。これらの代わりに、形勢判断の重要要素である「玉の堅さ」について解説してくれるとよかった。その方が「居飛穴党総統・田中寅彦」らしかったと思う。 4章までなら完全にAだが、後半コケた感じなので惜しくもBとなった。(2005Jan08) |
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谷川浩司の将棋新研究(3) 谷川流勝つ手の発見 形勢逆転の仮定法 |
谷川浩司 池田書店 ISBN:4-262-10303-X 1983年12月 \750 248p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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実戦を題材に、形勢判断と大局観を解説した本。 シリーズ1,2冊目と使ってきた“谷川流形勢判断法”に基づいて、実戦を詳しく解説している。参考棋譜もばっちり収録されており、簡単な解説もついている。ちょうど『谷川浩司の戦いの絶対感覚』と似たような構成。プロの読みと大局観を披露しているのでなかなか難しいが、各テーマの冒頭で形勢判断をしている分、本書の方が分かりやすい。ちなみに、題材の全てが谷川の実戦だというわけではない。 サブタイトルに「形勢逆転の仮定法」と書いてあるので、逆転術の本のように思えるのだが。実際には中盤編と終盤編のいくつかに、形勢が悪いときの考え方を解説してあるくらいで、逆転術メインの本ではないのでご注意を。 なお、本書では“第2の形勢判断法”として「働いている駒の数を数える」というのも提案されているが、実戦解説では採用されていない。まだ提案段階だったか?(2003Dec23) |
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谷川浩司の将棋新研究(1) 将棋に勝つ考え方 異次元の大局観 |
谷川浩司 池田書店 ISBN:4-262-10301-3 1982年1月 \757 241p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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大局観=41p 定跡の検討=44p(横歩取り、タテ歩取り、矢倉) 実戦=72p(9局) 次の一手=55p(15問) |
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形勢判断に関する本。 本書の特徴は、駒を点数化し、これに駒の働きなどを考慮してプラスマイナスを判断しているところ。飛15点(龍17点)・角13点(馬15点)・金9点・銀8点(成銀9点)・桂6点(成桂10点)・香5点(成香10点)・歩1点(と12点)で、働きが少ないと銀の8点が2点になる、という具合だ。 定跡の検討や実戦解説でも、上記の形勢判断法を用いているので一貫性がある。野本がシンプルな形勢判断をしていたのに対し、こちらはやや緻密な感じである。 なお、本書は著者の初出版ということで、兄の谷川俊昭氏のお祝いメッセージが6pある。(2002Jun27) |
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初段に挑戦するシリーズ(5) 次の一手最強の手筋 勝つ手は常に一つだ |
加藤一二三 創元社 ISBN:4-422-75055-0 1981年11月 \850(初版\680) 238p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き3〜7枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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◆内容紹介(表紙より) |
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タイトルで「次の一手最強の手筋」といっているが、次の一手本でも、手筋本でもない。あえていえば、「中盤での手の流れや大局観を解説した本」「易しめの、加藤一二三の戦いの絶対感覚」といったところ。 中盤はいくつも手があり、最善手がよく分からない局面も多い。そこをあえて、「これが最強の手筋だ!」と断言することで、茫洋とした中盤を上手く解説していると思う。加藤本で特徴的な「私は○○とした。」という表現もたくさん出てくるが、これは好き嫌いが分かれるかもしれない。 解説は見開き完結型で、テーマ図に対して以後の展開を解説していく。4テーマくらいが一つながりになっているものもある。題材は、定跡の変化、加藤の実戦、アマの実戦などから幅広く取材している。 全体的に難度も統一されているのもよい。出版から25年近く経っているので、さすがに現代ではお目にかからない局面もあるし、研究が進んで本書の解説が使えない場合もあるので少し評価を下げたが、読んでおいて損のない本かと思う。(2005Mar25) |
zoom (新訂版) zoom |
日将ブックス 初段最短コース |
内藤国雄 日本将棋連盟 2276-0106-5892 1973年4月 \370 222p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 中級〜上級向き |
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日将ブックス 初段最短コース |
内藤国雄 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0006-5 1983年 \650 222p/18cm |
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◆内容紹介(まえがきから抜粋) |
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感覚や効率について述べた本。大雑把な分類では「大局観」に属する。 「手得で先手良し」。級位者時代、わたしはこの感覚がさっぱり分からなかった。今でもこの表現を見かけたときは、ややマユツバで読むようにしている。また、「駒の効率」や「遊び駒があって悪い」というのもなかなか理解ができなかった。 本書では、そのような級位者が理解しづらい部分である「手の感覚」「駒の感覚・効率」「玉捌き」について詳解。級位者が持つ素朴な感想と正しい感覚とのズレを埋めていってくれる。また、特に第1章での「手」については、他書ではなかなか見かけることのない話なので、有段者でも一度は読んでおくとよい。 本書は、「定跡、詰将棋、問題集もいろいろやったけど、なかなか初段になれない…」という方に特にオススメ。逆にあまり基礎トレーニングを積んでない人が「初段最短」という言葉に惹かれて読んでも、イマイチ理解しづらいだろう。(2004Oct26) |
(オリジナル版) zoom (改題版) zoom 別表紙 |
芹沢将棋教室(4) 中盤必勝この一手 |
芹沢博文 高橋書店 ISBN: 1966年9月 \350 224p/19cm/H.C. |
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芹澤の実戦将棋 |
芹沢博文 高橋書店 ISBN: 1977年5月 \550 224p/18cm |
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(1)戦いを起こすチャンス
(2)先手の指し方が難しい局面 (3)棒銀退治の定跡
(4)振飛車には急戦 (5)駒組みと攻め方 (6)後手の反撃手に注意
(7)玉頭銀の撃退 (8)▲5六銀の進退 (9)構想の立て方
(10)△1三角の応手 (11)目前の大さばき (12)どうかきまわすか
(13)駒組みの不備を逃がすな (14)大駒の活用
(15)四間飛車の反撃手段 (16)駒組みにおける急所
(17)戦いを起こすタイミング (18)不用意な玉の囲い
(19)先手に妙手順がある (20)核の運用 (21)捲き返しの手筋
(22)腰掛銀の攻防戦 (23)悪手に導く手段 (24)攻勢の採り方
(25)振飛車破りの新趣向 (26)位とさばき (27)位を取りあった局面
(28)四間飛車の早仕掛け (29)歩交換によって打開
(30)歩を切った有利がどうあらわれるか ◆内容紹介(はしがきより抜粋) 中盤をうまく指すコツは、なるだけ数多くの「形」を知ることです。そこから、着手の正しい方向というものが導き出されるからです。「この形にはこう指す」ということは、大体きまっているものだからです。よく、専門棋士がひと目で百手も二百手も読み切ってしまうのは、それだけ多くの「形」とそれにともなう決まった指し方を知っているからなのです。本書では、もっとも実戦に現れそうな「形」を選んで、その指し方を示してみました。 |
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