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■羽生善治の戦いの絶対感覚 | < 前 | No.---- | 次 > |
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最強将棋塾 羽生善治の戦いの絶対感覚 |
[総合評価] A 難易度:★★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)S(量)S レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 上級〜高段向け |
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【著 者】 羽生善治 | ||||
【出版社】 河出書房新社 | ||||
発行:2001年11月 | ISBN:4-309-73132−5 | |||
定価:1,400円 | 253ページ/19cm |
【本の内容】 |
第1章 序盤の絶対感覚(形を崩す/主導権を取る/手を稼ぐ/ほか) 第2章 中盤の絶対感覚(遊び駒を作らない/味のよい一手/制空権を握る/ほか) 第3章 終盤の絶対感覚(攻防の位置/美濃囲いの急所/中住まいの急所/ほか) ※テーマ数=43、参考棋譜数=38 ◆内容紹介 定跡や手筋を覚えれば覚えるほど、自由に考えることが出来なくなる。だが、「制約の中にある自由」こそ将棋の魅力ではないのか。どう指すべきか解らなくなってしまった人へ贈る、将棋の「コモン・プレイス」。 |
【レビュー】 |
(羽生版・森内版・佐藤版をまとめてレビューしています) 個人版『読みの技法』。ただしテーマ局面は著者の実戦から出題されている。 『読みの技法』とは違って、棋譜が掲載されているので、部分的に詳しく解説された実戦集として使うこともできる。棋譜を並べ、テーマ局面で考えてから解説を読むも良し。解説を読んでから棋譜を並べるのも効果がある。 どの著者を選ぶかは好みの分かれるところだが(全部読むのが理想だが)、佐藤は激しい攻め、森内は受け、羽生は中庸の傾向がある。個人的にはもっとも共感できたのは森内だったが、「羽生の手渡し」といわれる羽生独特の感覚がとても印象的だった。『読みの技法』と同様、有段者向けである。 |