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これにて良し? 四間飛車VS急戦定跡再点検 |
[総合評価] S 難易度:★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 構成:A 読みやすさ:S 中級〜上級向き |
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【著 者】 野秀行 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1999年9月 | ISBN:4-8399-0233-X | |||
定価:1,200円 | 223ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||
・形勢判断回数=41回
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
四間飛車vs居飛車急戦の定跡を題材に、形勢判断法を解説した本。 多くの定跡書は、ある基本型からのさまざまな変化を記した上で『先手良し』『振飛車が指せる』など、形勢判断をして終わっている。中には詰みまで研究されている定跡もあるが、たいていは『これにて良し』からの勝ち方は書いていない。 本書は、対四間飛車急戦の基本変化を題材に、『これにて良し』はなぜ良いのか、このあとはどのように指すのかが詳しく解説されている。「形勢判断」を、駒の損得・駒の働き・玉の堅さ・手番のパラメータに分割して、非常に分かりやすくしたところが秀逸である。四間飛車急戦定跡の本というよりは、形勢判断力を身に付けるための本だ。 また、最近の定跡書には意外と載っていない山田定跡に多くのページが割かれている点も評価したい。 |