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めちゃカンタン 先ちゃんの将棋ABC |
[総合評価] A 難易度:★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 先崎学 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1996年1月 | ISBN:4-89563-646-1 | |||
定価:1,165円 | 223ページ/19cm |
【本の内容】 | |||||||||||||||||||||
・【エッセイ】将棋を指す場所/一流棋士の好きな駒/プロ棋士と詰将棋/プロは何手先まで読む?/序盤の進歩と長考 |
【レビュー】 |
入門の次に読む本。 「将棋ABC」というタイトルからは、まったくの入門書を連想する。しかし本書の対象棋力は、入門者より一段上の“初級者〜中級者”。「駒の動きと基本ルールは知っている、でも指し方はまったくの我流」という方にピッタリ。 本書では、“駒の能力を最大に生かす”ことを最重要視。駒の位置によって働きが変わることから始まり、駒の効率や連携について、初級者にも分かるようにやさしく丁寧に解説している。これは『将棋新理論』(谷川浩司,河出書房新社,1999)の内容に似ているが、本書の方が3年半早いし、とても分かりやすい。 本書を読めば、「ああ、初級者にはこうやって教えればいいのかぁ」ということに気づく。上級者や有段者も機会があれば読んでみるといい。 入門書と間違えてしまうので(わたしも実際に読むまでは入門書だと思ってました)、ちょっとタイトルで損をしてる気がする。サブタイトルで内容が分かるようにしておけば、さらに良かったのになぁ。 なお、イラスト・マンガ担当の花摘香里は、麻雀入門書やつるかめ算の本など、広い分野で活躍中。あまり上手いとはいえないけれど、それなりに味のある絵です。⇒ 花摘香里(はなつみかおり)HP 44pの四コママンガは、ちょっとツボに入りました(笑) (2004.Oct05) |