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谷川浩司の将棋新研究(1) 将棋に勝つ考え方 異次元の大局観 |
[総合評価] A 難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B 構成:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 谷川浩司 | ||||
【出版社】 池田書店 | ||||
発行:1982年1月 | ISBN:4-262-10301-3 | |||
定価:757円 | 241ページ/18cm |
【本の内容】 |
大局観=41p 定跡の検討=44p(横歩取り、タテ歩取り、矢倉) 実戦=72p(9局) 次の一手=55p(15問) |
【レビュー】 |
形勢判断に関する本。 本書の特徴は、駒を点数化し、これに駒の働きなどを考慮してプラスマイナスを判断しているところ。飛15点(龍17点)・角13点(馬15点)・金9点・銀8点(成銀9点)・桂6点(成桂10点)・香5点(成香10点)・歩1点(と12点)で、働きが少ないと銀の8点が2点になる、という具合だ。 定跡の検討や実戦解説でも、上記の形勢判断法を用いているので一貫性がある。野本がシンプルな形勢判断をしていたのに対し、こちらはやや緻密な感じである。 なお、本書は著者の初出版ということで、兄の谷川俊昭氏のお祝いメッセージが6pある。(2002Jun27) |