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HABU'S WORDS | |||
【著 者】 Yoshiharu
Habu 【訳】 Yamato Takahashi / Tony Hosking/訳 |
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【出版社】 THE SHOGI FOUNDATION | ||||
発行:2000年12月 | ISBN:0953108929 | |||
定価:2,000円 | 128ページ/cm ハードカバー |
(日本語版) zoom |
羽生の奥義12 HABU'S WORDS |
Not
found at Amazon.co.jp |
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【著 者】 羽生善治 | ||||
【出版社】 将棋を世界に広める会 | ||||
発行:2002年8月 | ISBN: | |||
定価:1,000円(5%税込) | 149ページ/21cm |
(改訂増補版) zoom |
最強将棋レクチャーブックス(3) 上達するヒント |
[総合評価] A 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 初級〜有段者向き |
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【著 者】 羽生善治 | ||||
【出版社】 浅川書房 | ||||
発行:2005年1月 | ISBN:4-86137-008-6 | |||
定価:1,365円(5%税込) | 206ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(『HABU'S WORDS』) (1)Fundamental strategy (2)Make a plan (3)Advancing a piece behind a pawn (4)The moment to engage an enemy piece (5)A vanguard pawn (6)The main battleground (7)King safety (8)Developing attack through exchanges (9)Thickness (10)Speed (11)How to continue the attack (12)Progress ◆内容紹介(楽天市場より) 「The Art of Shogi」などの著者で知られるTony Hoskingと高橋和女流二段が英訳した、将棋初級の上〜中級者向の解説書です。竜王羽生善治が実戦譜を用いて、将棋の基本的な考え方や構想・戦略の組み立てなどを解説し、それを先の二人が英訳した書籍です。外国人に対して、将棋を教える、またはこれから本格的に将棋を学びたい、という外国人の方にとって待望の一冊! <問い合わせ>将棋を世界に広める会事務局 〒247-0063 神奈川県鎌倉市梶原2-9-15 tel fax 0467-44-6295 |
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(『羽生の奥義12』,『上達するヒント』)
※青字は『上達するヒント』で追加された章 |
【レビュー】 |
(『上達するヒント』を読んでのレビューです) アマチュアの実戦棋譜を題材にしながら、将棋の考え方や大局観を解説した本。 各章の構成はこんな感じ。まず、最初の約1ページで考え方を解説し、次にアマの実戦譜(サンプルゲーム)を初手から投了まで解説。そして最後の約1ページで章の総括をする。棋譜解説はもちろん章のテーマに沿ったもので、あまりにも細かい解説はなく、「構想の考え方・局面の捉え方」を最重視している。“『羽生善治の戦いの絶対感覚』(河出書房新社,2001)のアマ向け版”、と思えばいいだろう。 サンプルゲームはすべて外国人の棋譜。定跡があまり広まっていないらしく、有段者でもかなりの手将棋になっている。逆に、知識よりも力を問われる将棋が多いので、本書の題材としてはピッタリ。棋力は15級から五段までさまざま。15級はホントに初級者という感じだったが、五段の方はちょっと甘い段に感じた。24なら初段クラスだと思う。 もともと、本書は外国人向けの技術書(『HABU'S WORDS』)として作られたもので、それを逆輸入(?)する形で『羽生の奥義12』が出版されていた。『羽生の奥義12』は一般の書店では売っていなかったらしい(ISBNもついていない。東京将棋会館の1F販売部では見たことがある)。「知る人ぞ知る名著」だったわけだ。それが今回、『上達するヒント』として、第13章を追加してメジャーデビューしたのである。 棋力上達には多くの知識や実戦経験が必要。しかし、本書の考え方を知っているのと知らないのとでは、上達のカーブが大きく変わってくるだろう。24で5級〜13級くらいの人は必ず読んでおいてほしい一冊である。(2005Mar14) |