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横歩取り中原流 ─必殺陣第二弾!△5一金型─ |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向け |
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【著 者】 中原誠 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:1995年4月 | ISBN:4-8197-0322-6 | |||
定価:971円 | 220ページ/19cm |
【本の内容】 |
△5ニ玉型(内藤流) △中原囲い型 △5ニ玉型の実戦(2局) △中原囲い型の実戦(4局) ◆内容紹介 「横歩取り中原流」とは、後手の戦法で、横歩を取らせて指す戦法である。この戦法の優秀性と戦い方を、著者が自身の実戦を参考にして解説する。 |
【レビュー】 |
横歩取り△3三角戦法の第2段階・中原流の本。第1段階である内藤流(中住居型)と比較してあり、中原囲いでの5筋を突けるメリットが強調されている。 [右図]が中原流の基本形。中住居の内藤流△3三角と違って5筋の歩を突ける(中住居では自殺行為)のが大きなメリット。△8四飛型のため右桂を活用するのに一工夫が必要だったが、これが△8五飛の発見へつながった。 半分以上のページが実戦編に割かれているが、解説編とともにややボリューム不足の感がある。この形が熟成する前に△8五飛が大流行したからかもしれない。逆にまだまだ知られていない変化が数多く潜んでいるかもしれない。 △8五飛戦法の源流を知りたい人、他人と違う横歩取りを指したい人は読んでみるといい。(2002Apr13) |