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■エッセイの本 2000-2009  
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書名 著者 発行 備考
勝負のこころ 大山康晴 '09.1 1976年の新装版
クリスタルシャワー 野田澤郁子 '08.12 野田澤彩乃女流の母
山手線内回りのゲリラ 先崎学の浮いたり沈んだり 先崎学 '07.12  
頭脳勝負 将棋の世界 渡辺明 '07.11  
構想力 谷川浩司 '07.10  
六十歳以後 米長邦雄 '07.5  
後手という生き方 「先手」にはない夢を実現する力 瀬川晶司 '07.3  
図解 羽生善治の頭脳強化ドリル 羽生善治 '07.1  
一二三の玉手箱 加藤一二三 '07.1  
将棋脳 中原誠 '06.10  
不運のすすめ 米長邦雄 '06.7  
棋を楽しみて老いるを知らず 二上達也 '06.6  
先崎学の実況!盤外戦 先崎学 '06.5  
泣き虫しょったんの奇跡 瀬川晶司 '06.5  
女流棋士 高橋和 '05.8 2002年の増補文庫版
決断力 羽生善治 '05.7  
天辺 清水市代 '05.7  
書名 著者 発行 備考
将棋界の真相 田中寅彦 '04.11  
木村義雄 将棋一代 木村義雄 '04.10 『将棋一代』(1976)の改題版
先崎学の浮いたり沈んだり 先崎学 '04.10 2002年の文庫版
大局を観る 米長邦雄 '04.9  
第一線棋士! 青野照市 '04.8  
棋士 二上達也 '04.5  
将棋、ヨーロッパを行く ─欧州遠征将棋珍道中 田辺忠幸 '04.4  
好妻好局 ─夫・升田幸三との40年 升田静尾 '04.1 1996年の文庫版
まわり将棋は技術だ ─先崎学の浮いたり沈んだり2 先崎学 '03.11  
「考える力」を鍛える! 原田泰夫 '03.11  
小博打のススメ 先崎学 '03.10  
四十歳までに何を学び、どう生かすか 谷川浩司 '03.5  
王手 升田幸三 '03.2 2001年の文庫版
羽生善治 挑戦する勇気 羽生善治 '02.12  
羽生善治 ─進化し続ける頭脳 田中寅彦 '02.9 『羽生善治 神様が
愛した青年』(1996)の再構成文庫版
歩を金にする法(小学館文庫) 升田幸三 '02.9 1963年の文庫版
実戦心理 ─勝負の視点V 青野照市 '02.8  
先崎学の浮いたり沈んだり 先崎学 '02.6  
女流棋士 高橋和 '02.6  
将棋の風景 越智信義 '02.3  
コンピュータと勝負する 内藤國雄 '02.2  
棋士・原田九段の書と随想 原田泰夫 '01.11  
本気十番勝負 小林恵子 '01.5  
王手 升田幸三 '01.4 1975年の新訂版
フフフの歩 先崎学 '01.4 『世界は右に回る』(1997)の増補文庫版
復活 谷川浩司 '00.6 1998年の文庫版
集中力 谷川浩司 '00.12  
ちょっと早いけど僕の自叙伝です。 谷川浩司 '00.12 1989年の文庫版


クリスタルシャワー
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クリスタルシャワー
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野田澤郁子
幻冬舎ルネッサンス
ISBN:978-4-7790-0396-7
2008年12月
\1,260(5%税込)
224p/19cm
   
◆内容紹介
わずか十歳で急性リンパ性白血病によって命を閉じた最愛の息子、秀。秀は亡くなった後も母の夢や幻の中にたびたび還ってくる。あまりにも幼いわが子の死に深い悲しみと不安に明け暮れていた母は、幻となって現れる息子の元気な様子に安心し、自分の中には永遠に息子がいることを気づく。そして自分が元気でしっかりしなければ、自分の中にいるわが子が幸せにならないと、強く生きていく力を取り戻す。天国に住む息子と下界に遺された家族との心温まる交わりが、家族にとって新しい生活の始まりとなることを描き出した幻想小説。

〔週刊将棋2009年1月28号の紹介文〕
野田澤彩乃女流1級の母が、事実を基に家族愛の物語を執筆。難病により弟をなくした野田澤が、悲しみを乗り越えて女流棋士に挑んでいく過程を暖かく、幻想的に描く。
 


山手線内回りのゲリラ 先崎学の浮いたり沈んだり
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山手線内回りのゲリラ
先崎学の浮いたり沈んだり
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先崎学
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0251-5
2007年12月
\1,050(5%税込)
253p/18cm
   
こんがらがった割り勘/テレビ棋戦の裏側/歌詞といえばみゆき様/中央線のナゾ/ギネスに挑戦します/加藤九段の「純」/デレ光君の事情/「百二十面指し」達成!!/おい、サギサワよ…/古道具屋をめぐる冒険/〔ほか〕

◆内容紹介
とあるマンションの一室。そこで起きた世にも恐ろしい惨劇とは?(真部邸の惨劇)。盤上は苦しく、時間もない。そこで放った渾身の勝負手とは!?(計算ずくで席を立つ)。週刊文春で大好評連載中の「先崎学の浮いたり沈んだり」から選りすぐりの60篇を収録。将棋指しの日常を小気味よく描いた好エッセイ集。
 


頭脳勝負 ─将棋の世界
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ちくま選書
頭脳勝負
─将棋の世界
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渡辺明
筑摩書房
ISBN:978-4-480-06392-2
2007年11月
\735(5%税込)
222p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★〜★★
図面:随時挿入
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
すべての棋力向き
特に初級〜上級にオススメ
第一章 頭脳だけでは勝てない 偶然の少ないゲーム /集中力のメリハリ/ヤマを張る/気合で行くか、冷静になるか/封じ手の駆け引き/直観の精度/ミスと切り替え/駆け引きは対局の前から/二大戦形/出来を左右する対局の重要度/普段のトレーニング/調子の良し悪し/将棋は何歳がピークか/小学生からプロを目指す/学業と将棋の両立/趣味と息子 40p
第二章 プロとは何か 奨励会制度/私の奨励会時代/将棋にコーチはいない/プロはどうやって稼ぐか/新しいニーズ/名人戦と棋士のランク/レッスンプロの待遇/段位と実力の関係/トップと新人の実力差は/女流棋士の強さ/女流新団体/アマとプロの差/強くなる手段に困らない時代/アマからプロになった男/ブロガー渡辺
・コンピュータソフトについて
コンピューターの進化/ボナンザ戦を受けた理由/いよいよボナンザ戦/コンピューターはどこまで強くなるか
46p
第三章 将棋というゲーム スポーツを観るように将棋も/序盤は作戦を練る/バランスは相手を見て/互角でも好みはある/実利を求める中盤/方針を徹底する/勝負を決める終盤/実戦を見よう!/駒のやりとりでポイントを稼ぐ/損得だけでなく「効率」も見る/スピードが問われる/定跡と研究/一手の違いで全く新しい世界が
・代表的な棋士の紹介
現代将棋と過去の大棋士/トップ棋士たち/同世代のライバルたち/追撃する最若手と踏ん張るベテラン
52p
第四章 激闘! ・第19期竜王戦第3局(vs佐藤康光棋聖)
防衛戦の前に/開幕二連敗/「開戦は歩の突き捨てから」/存在しない局面が見える!/流れを変えた角打ち
・第78期棋聖戦第4局(vs佐藤康光棋聖)
佐藤康光再び/突然の不調/超急戦/全く予想外/盲点/自分を信用すること
38p

付録1 ルール解説=16p
付録2 さらに将棋を楽しむために=11p
付録3 詰め将棋(山田康平氏提供・ショウギ詰)=6p

◆内容紹介
頭脳はもちろん、決断力、構想力、研究者としての力量。将棋では人間の総合力が試される。だからその戦いは観ているだけで面白い。将棋の楽しみ方がわかる本。

プロ将棋観戦の楽しみ方について書かれた本。

プロの将棋は難しい。多くの新聞にはプロ将棋の観戦記が毎日掲載されているが、観戦記の内容を理解するには少なくとも2〜3級くらいの棋力が必要だ。しかし2〜3級という棋力は、ある程度将棋にハマらないと到達できない棋力でもある。また、今まで“プロ将棋観戦ガイド”という位置づけで『これが最前線だ!』(深浦康市,河出書房新社,1999)や『最新戦法の話』(勝又清和,浅川書房,2007)など、プロの将棋を分かりやすく伝えようとしている棋書はあるものの、基本的に有段者クラスの棋力が必要だった。

本書は、従来の本がカバーできなかった、「ルールが分かるくらいの初心者」から「将棋にハマり出した初級〜中級者」にプロの将棋を伝えるような本である。

第一章「頭脳だけでは勝てない」では、将棋というゲームが単に真理を追究するだけではなく、人と人との戦いであることを紹介。そして、将棋の魅力と、プロ(特に渡辺)がどういうことを考えながら将棋と向き合っているかを書き綴っていく。羽生世代出現以降、「将棋は正確な読みと研究で勝つ」と信じられた時期があったが、渡辺は読みや研究だけでなく、一局の中での心理の揺れ、もしくは数日から一年を通してのメンタルのコントロールなど、メンタル面を非情に重視しているのは興味深い。この「メンタル面重視」は本書の根底に流れており、「だからこそ初心者が見ても面白いんですよ」ということを上手く伝えている。

第二章「プロとは何か」では、日本将棋連盟を中心としたプロ棋士の紹介と存在意義、そしてその絡みで2007年春の対ボナンザ戦を振り返る。ボナンザ戦についてはさらっと書かれている程度なので、詳しく知りたい人は『ボナンザVS将棋脳』(保木邦仁,渡辺明,角川グループパブリッシング,2007)か、または渡辺明ブログの過去ログを参照(ブログの方が編集が入っておらず生々しいのでオススメ)。

第三章「将棋というゲーム」では、実際に観戦記を読んで将棋の内容を見るときに、どういうところに注目してみれば面白いかを解説。初級者でも分かるような説明なので、むしろ今上達を目指して頑張っている人にオススメ。(わたしが級位者時代にこれを読んでいれば…!)

第四章「激闘!」は、渡辺のタイトル戦から2局をピックアップ。一応、棋譜付き。もちろんこの章も、初級者でも楽しめる(“分かる”ではない)ような解説になっている。手の解説はなるべく省略し、局面の流れや自分の心理状態に重点を置いている。竜王戦の方は竜王戦七番勝負第3局。─渡辺明ブログにも詳しく書かれているが、封じ手周辺の思いや△7九角(決め手)を発見したときの心理がすごくダイナミックに書かれており、ものすごく面白く読めた。

一例を挙げておこう。(一部「……」で省略)
「(封じ手の局面を考えていて)関係者との夕食を終え、風呂に行き、部屋に戻って頭の中に盤面を思い浮かべます。……頭の中で駒を動かし、必死に考えました。けれどもどうにもうまい手が浮かびません。「もうダメだ。あとは明日考えよう」。そう思い布団に入ると、ふとある局面が浮かびました。……「なんだ、存在しない局面が浮かんでるよ。さすがに疲れてるのかな」と思った直後、……になることに気が付いたのです。考え抜いた末に発見したよりも「ふと、ひらめいた」という感じでした。思わず、布団からガバッと飛び上がりました。
……翌朝九時。封じ手が開封されました。……すると、佐藤棋聖は考え始めました。それまでの落ち着いた様子とは一変、髪をかきあげ、前後に小刻みに体を揺すりながら、盤上に没頭。水分の消費量も倍以上に増えています。この様子を見て、私は「よしよし。様子がおかしい。予想していなかったみたいだぞ」と思いました。」
(p158〜160)

棋聖戦の方も同様にすごく面白い!(参考:棋聖戦5番勝負第4局。─渡辺明ブログ)こういう自戦記は読み物として、またプロ将棋の面白さを伝える術として、どんどん発表してほしいと思う。自戦記集には向かないかもしれないが、新書の形でバンバン出せばいい。

全体的に、有段者の私から見てもとても面白かったし、初級者向けにこれほど面白く書かれた自戦記は初めて見た。普段新聞の将棋欄を見ている人(案外多いらしい)には、超オススメの一冊である。棋力にかかわらず、ぜひご一読を。(2008Apr15)


構想力
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角川Oneテーマ21
構想力
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谷川浩司
角川グループパブリッシング
ISBN:978-4-04-710117-3
2007年10月
\720(5%税込)
190p/18cm
   
第1章 構想力とは何か
第2章 構想に必要な力とは
第3章 常識外の構想が結果を左右する
第4章 構想力を磨くために
第5章 年齢を重ねるほど構想力は伸びる
第6章 次世代の構想力を育てる

◆内容紹介
将棋は構想力を競うゲームでもある。時間はどのように使い、戦略はどのようにして選ぶのか? 良いときと悪いときの考え方の違いとは? 逆境を何度も乗り越えた第一人者の箴言。
 


六十歳以後
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六十歳以後
植福の生き方
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米長邦雄
海竜社
ISBN:978-4-7593-0972-0
2007年5月
\1,500(5%税込)
253p/19cm
   
1章 積極的に自分を変える生き方―古いものを脱ぎ捨てる勇気を持つ
2章 今を絶対肯定する生き方―自分だけの絶対基準を持つ
3章 運と福を呼び寄せる生き方―“人生の女神”に愛される男を目指す
4章 心に青春を保つ生き方―七十歳の恋を人生の最終目標にする
5章 植福の生き方―六十歳からは義に生きる
6章 将棋連盟会長・教育委員としての生き方―勝負師から大転身した私がやっていること
7章 信念を行動で示す生き方―ひとりの人間として、いのちのためにできること
8章 デジタルとアナログを融合した生き方―人間らしい心の豊かさを持ち続ける

◆内容紹介
ひとつの終わりは、もうひとつの新しい始まり。60歳を節目に、勝負師の生き方から人に尽くす生き方へと方向転換した著者が綴る、70歳を人生最高の年にするための米長流・男の美学。
 


後手という生き方
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角川Oneテーマ21 A-60
後手という生き方
「先手」にはない夢を実現する力
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瀬川晶司
角川書店
ISBN:978-4-04-710086-2
2007年3月
\720(5%税込)
196p/18cm
   
第1章 「後手」にも強さがある
第2章 「プロ」には誰でもなれる
第3章 プロの執念
第4章 トップに立つために
第5章 プロとアマチュア
第6章 将棋の未来
対談 「後手番」棋士と二十歳で頂点に立った「先手番」天才棋士が語る「本物のプロ」とは?(瀬川晶司×渡辺明)

◆内容紹介
将棋には先手と後手がある。しかし将棋は先手必勝ではない。同じように人生にも先手と後手がある。人生も先手の人が必ず勝利者になるわけではない。周りの人たちからは大きく遅れて35歳でプロ試験に挑んで、将棋界に風穴をあけたサラリーマン棋士の革命的プロ論。
 


図解 羽生善治の頭脳強化ドリル
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図解 羽生善治の頭脳強化ドリル
直感力、集中力、決断力、構想力を鍛える
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羽生善治
PHP研究所
ISBN:978-4-569-65917-6
2007年1月
\1,000(5%税込)
95p/26cm

[総合評価]
B

20代〜30代の社会人・就職活動前の大学生・受験生向き
詳しい目次は個別ページ参照
第1章 直感力
第2章 集中力
第3章 思考力
第4章 情報力
第5章 持続力
第6章 客観力
第7章 構想力
第8章 決断力
第9章 詰め将棋で頭脳トレーニング

◆内容紹介
効率的に仕事をし、いい結果を出すにはどうしたらよいか? 瞬時の閃き、粘り強さ、集中力、情報収集力など将棋からビジネスに役立つヒントをイラストを多用しわかりやすく解説。頭を鍛えるトレーニング問題付き。
羽生の思想・思考をまとめ、ビジネス入門書風に図解した本。

初めに言っておくが、本書は「ドリル」ではない。「ドリル」とは、辞書(「大辞林 第二版」)によれば、

 【ドリル】
 重要で基本的な技術や知識を、反復学習することによって定着・強化すること。また、その過程。

とある。本書では反復学習や練習をするようなことはない。羽生が将棋を通して学んださまざまな人生観や勝負術などを、一般人やビジネスマンに応用してみよう、というのが本書のスタイルである。仕事上で問題・課題に当たったときに、どのように取り組んでいけばいいのか?5年、10年といったスパンでスキルアップを考えたときに、どういう戦略で自分を育てていくのか?など、内容は多岐に渡る。

レイアウトの一例レイアウトは左図のような感じ。右側に羽生の書いた本文、左側にその内容を分かりやすく図式化したイラストや概念図、それと羽生の一言(「羽生の一刺」)。このパターンばかりだと飽きてしまうので、ときどき意識的に図解の位置を変形させていることもある。

実は、本書の内容は既刊の『
決断力』や『簡単に、単純に考える』、多くの対談や講演などで語られているので、特に目新しいという感じはない。しかし、読み易さは抜群で、羽生が言いたいこともとてもよく伝わってくる。

編集者がかなり頑張ったんだと思うが、タイトルで台無しにしてしまっているような……。

あまり内容が深くないので
Bにとどめておいたが、一読の価値は高いと思う。メインターゲットである「20代〜30代の社会人」には当然オススメだし、受験生や就職活動前の大学生が読んでも面白いと思う。

※最終章の「詰め将棋」は不要、というか蛇足だと思う。


一二三の玉手箱 一二三の玉手箱
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加藤一二三
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2277-1
2007年1月
\1,575(5%税込)
222p/19cm

[総合評価]
B?

難易度:★★★☆
(自戦記部)

図面:随時
内容:(質)B(量)A?
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:A?
加藤一二三ファン向き
参考資料:「近代将棋」ナイタイ出版/「NHK将棋講座」日本放送出版教会/「将棋年鑑」日本将棋連盟
巻頭特集 ザ・加藤一二三伝説   26p
第1章 加藤一二三の名局 昭和39年第7期十段戦/十段リーグ入りの一局/挑戦者に名乗り/十段戦第4局/計7時間の妙手/最終局を前に/最終第7局/大山十五世名人との激闘/異例の好形/千日手模様/昭和41年第16期王将戦/リーグ入りを決めた一局/三間飛車破り/矢倉の新構想/大山康晴王将の突然の発言/自分の意思を通す/巡礼の旅/順位戦と名人戦/第40期名人戦/一人で行った第5局/決着/聖年のA級順位戦最終局/勇ましく指す/重厚な矢倉戦/島八段との矢倉の戦い/対四間飛車棒銀/新手が実る/NHK杯戦/近藤五段との棋聖戦/中原十段、大内棋王との熱闘/昭和53年度第28期王将戦/王将獲得後/昭和59年第25期王位戦/▲4六銀型急戦/実戦的な振り飛車/香上がりの新手/一手損角交換戦法対棒銀/A級の座を堅守/巧妙な新手 106p
第2章 加藤一二三のエッセイ ファンとの交流/自戦記と観戦記/立会い/名曲のリクエスト/千日手/講演/出版/聖伝/クリスマス/聖人・聖テレジア/不思議な縁/聖シルベストロ騎士勲章/ヨーロッパ旅行/枢機卿の祝福/モーツァルト生誕二百五十年/努力と恵み/おそれは禁物/将棋と感性/職人の模範/神性と人性/祈りと聖歌/聖なる場所/記録と著作権/後世に作品を残す芸術家/一勝一勝の積み重ね/将棋の上達法/対振り飛車の戦い/気持ちが大切/将棋は芸術/順位戦最終局/第40期名人戦回顧/有吉九段との対局/攻めと守り/直感精読/有力な3七銀戦法/研究と戦型 70p
第3章 加藤一二三の熱闘譜 13局(解説なし) 14p

◆内容紹介
本書は抜群の人気を誇る加藤一二三九段が50年を超える棋士人生の中で、体験してきたことや感じてきたことを伝えるエッセイ集です。巻頭の「ザ・加藤一二三伝説」はNECビッグローブで配信され話題を呼んだものを編集し収録しました。第1章「加藤一二三の名局」では十段戦や名人戦などタイトル戦を中心に、図面を使って将棋の解説しています。第2章「加藤一二三のエッセー」では、音楽や信仰を中心に、将棋と精神的なことについてを語っています。第3章「加藤一二三の熱闘譜」では、本文中に登場した加藤九段の棋譜を載せました。
本書を読めば、今まで知らなかった加藤一二三九段の生の姿が感じられると思います。

加藤一二三九段のトリビュート本。といっても9割は本人自身の文章で、どちらかといえばエッセイ本に近いかもしれない。

巻頭特集の「ザ・加藤一二三伝説」は、NECビッグローブ配信の将棋ニュースプラス「ザ・加藤一二三伝説」を文章化したもの。短いエピソードに、長い「本人の証言」を追加して紹介。人によっては奇行とも受け取れる加藤一二三の行動が、実は(本人的には)実に論理性に満ちたものであったことが分かる!(笑)少なくとも本人は信念を貫いているのである。

 第1回 対局中に滝を止めさせた伝説
 第2回 勝手に電気ストーブ伝説
 第3回 食事は必ずうな重伝説
 第4回 「あと何分?」伝説
 第5回 長いネクタイ伝説
 第6回 対局中に聖歌伝説
 第7回 板チョコ大好き伝説
 第8回 一手に7時間伝説
 第9回 棒銀大好き伝説
 第10回 将棋盤の位置にはこだわる伝説
 第11回 空ぜき伝説
 最終回 加藤一二三自身こそが真の伝説


個人的にはこの特集が一番面白かった。できれば、「先後同形の局面でも相手側から眺める伝説」も欲しかったなぁ(笑)
第1章は、加藤の名局、というよりは加藤の思い出の対局を、部分的な自戦記+エッセイで紹介。解説の仕方はさまざまで、第3章に棋譜が添付されているもの、図面付きで解説されているもの、符号で流れのみを紹介するものなどがある。棋譜付きのものを紹介しておくと、

 (1)1968/12/03 vs大山康晴,△四間飛車▲5筋位取り,第7期十段戦第4局
 (2)1969/01/06 vs大山康晴,▲四間飛車△右6四銀,第7期十段戦第7局
 (3)1979/02/07 vs中原誠,△中飛車▲3八飛,第28期王将戦第5局
 (4)1982/06/01 vs中原誠,相矢倉▲スズメ刺し△棒銀,第40期名人戦第5局
 (5)1982/07/30 vs中原誠,相矢倉,第40期名人戦第8局千日手指し直し
 (6)1995/03/03 vs島朗,相矢倉▲早囲い,第53期A級順位戦
 (7)1996/10/15 vs中原誠,相掛かり▲ヒネリ飛車,第54期A級順位戦
 (8)1999/12/24 vs郷田真隆,相矢倉▲3七銀,第58期A級順位戦
 (9)2001/03/02 vs森下卓,相矢倉,第59期A級順位戦
 (10)2002/11/01 vs近藤正和,▲ゴキゲン中飛車,第74期棋聖戦
 (11)2005/11/30 vs村山慈明,△一手損角換わり,第54期王座戦
 (12)2005/12/07 vs前田祐司,▲四間飛車△棒銀,第19期竜王戦
 (13)2006/03/02 vs佐藤和俊,△四間飛車▲右4六銀,第56回NHK杯戦
 ※vs櫛田陽一,vs室岡克彦は『
加藤流振り飛車撃破』(加藤一二三,MYCOM,2003.09)に自戦記がある。
 ※(4)(5)のvs中原2局は『
加藤流最新棒銀の極意』(加藤一二三,MYCOM,2003.11)に自戦記がある。

できれば登場した将棋にはすべて棋譜を付けてほしかった。エッセイの中で、「絵画や音楽と違って、将棋の名局のすばらしさを知ってもらうには、自戦記や棋譜解説が必要である」という持論が繰り返し出てくるだけに、かなり残念。特に「(第16期十段戦の)第6局は名局中の名局である。」(p103)と書かれていながら、棋譜も自戦記もないのはとても残念だった。加藤がせっかく熱い解説をしていても、魅力半減である。

また、第1章の本文中には第3章に棋譜があるかどうか書かれていないし、第3章の棋譜の方にも第1章のどこに該当するのか書かれていない。私の場合は、第3章の棋譜をすべて並べてから第1章を読んだので、少しは理解しやすかったようだ。

第2章はエッセイ。本当に、「書きたいことを好きなだけ書いている」という感じだ。たびたび見られるキーワードは「精神の充実」で、加藤の行動はすべてこのためにあるのだと思えば、少しは理解できる。また第2章の大半(7〜8割)はキリスト教とミサとモーツァルトの話。

本書を読めば、今まで知らなかった加藤一二三九段の生の姿が感じられると思います。」(内容紹介)は確かにその通りで、「僕らのヒフミン」・加藤一二三に少しでも近づきたい人は必読で読み応えたっぷり。ただ、それ以外の人には……どうかなぁ。全部棋譜付きだったなら、確実に好著といえたんだけど。(2010Feb13)


将棋脳 将棋脳
これであなたの脳はよみがえる
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中原誠
サンマーク出版
ISBN:4-7631-9671-5
2006年10月
\1,365(5%税込)
157p/19cm
   
第1章 「将棋脳」とは何か 将棋は脳を先を読むために使う
/「将棋」とは自分を振り返り、冷静に失敗を認めること/ほか
 
第2章 勝負勘で培われる将棋脳 「勝負勘」を鍛えるのには切り捨てる判断が大切
/「ひらめき」とは、総合的な能力/ほか
 
第3章 将棋の駒は、
マネジメントに役立つ
将棋のおもしろさ(1)「成る」という可能性のすばらしさ
/将棋のおもしろさ(2)「持ち駒を打つ」という復活の行為/ほか
 
第4章 将棋脳をいかに鍛えるか 「将棋脳」はだれでも鍛えることができる
/棋譜を使えば、名人戦を擬似体験できる/ほか
 
第5章 将棋脳の達人たち 勝負師、大山十五世名人の“盤外作戦”
/劣勢から勝機へ―大山先生との対戦/ほか
 

◆内容紹介
なぜ、先が読めるのか?なぜ、記憶力がいいのか?天才棋士、中原永世十段が説く「将棋的思考法のすすめ」。将棋は脳を活性化し、ひらめきや勝負勘、へこたれない心を育てる。

 


不運のすすめ
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角川oneテーマ21 C-114
不運のすすめ
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米長邦雄
角川書店
ISBN:4-04-710054-4
2006年7月
\720(5%税込)
203p/18cm
   
第1章 不運は人を強くする
第2章 運も不運も実力のうち
第3章 貧乏神に好かれないために
第4章 「道」を忘れれば運も落ちる
第5章 晩年の運の呼び方
第6章 明日の勝利をつかむために
終章 「名人戦問題」の不運は誰か

◆内容紹介
勝負師として長年にわたり「運」について考察し、研究を続けてきた著者による、目からウロコの「勝負運」論。目先の不運に惑わされることなく、真の幸福をつかみ取るには何を大切にすべきか。ここにすべてを披露。
 


棋を楽しみて老いるを知らず
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棋を楽しみて老いるを知らず
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二上達也
東京新聞出版局
ISBN:4-8083-0851-7
2006年6月
\1,575(5%税込)
238p/20cm
   
プロローグ―弟子入り
第1章 函館時代
第2章 棋界デビューのころ
第3章 A級戦・対「大山名人」戦
第4章 浮き沈み
第5章 師匠として、連盟会長として

◆内容紹介
将棋界の巨人、大山康晴名人に挑み続けた勝負師の自伝。大山の跡を継ぎ将棋連盟会長を14年間務めた棋界の功労者で、棋界のトップランナー羽生善治三冠を育てた名伯楽でもある。羽生三冠は「静かに徳を積んできた師匠」と語る。本書は火花散る勝負を経てたどり着いた<徳>の魅力を伝える好著。升田、加藤一二三、中原、米長など棋界を彩った名棋士のエピソードも満載。東京新聞・中日新聞連載「この道」の単行本化。
 


先崎学の実況!盤外戦
zoom
講談社文庫
先崎学の実況!盤外戦
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先崎学
講談社
ISBN:4-06-275402-9
2006年5月
\470(5%税込)
219p/15cm
   
第1部 毎日がガチンコだ!(立喰いそばアレコレ/服屋で勝負!/今、何時?/地雷の虜/焼肉征服!/ほか)
第2部 盤外戦七番勝負(デジタル時計VS.アナログ時計/俳句VS.短歌/性善説VS.性悪説/打上げ花火VS.線香花火/どこでもドアVS.タケコプター/ほか)
第3部 先崎学×森博嗣―S&M対談

◆内容紹介
NHK将棋番組のハチャメチャな舞台裏。かつてトレードマークだった眼鏡を捨て、近視矯正手術を受けた顛末。棋士が本を書くことの光と影。メン類との長き戦い。そして掟破りの将棋 VS.囲碁対決まで。初対面以前から互いを認め合っていたミステリィ作家・森博嗣氏との対談を含む、ほぼ書下ろしエッセイ文庫!
 


泣き虫しょったんの奇跡
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(文庫版)
完全版 泣き虫しょったんの奇跡
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泣き虫しょったんの奇跡
サラリーマンから将棋のプロへ
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瀬川晶司
講談社
ISBN:4-06-213329-6
2006年4月
\1,575(5%税込)
286p/19cm
    (オリジナル版)

(文庫版)
講談社文庫
完全版
泣き虫しょったんの奇跡
サラリーマンから将棋のプロへ
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瀬川晶司
講談社
ISBN:978-4-06-276582-4
2010年2月
\630(5%税込)
p/16cm
序章 葉書
第1章 恩師
第2章 ライバル
第3章 奨励会
第4章 再生
終章 新たな夢へ

◆内容紹介(講談社HPより)
あきらめなければ、夢はかなう。絶望からはい上がった35歳の男と、彼を支えたウソみたいにいい人たちが将棋の世界に起こした奇跡!
この本には、僕の恥ずかしいこと、かっこわるいこと、でもどうしてもみなさんに伝えたいことがすべて書かれています。
※小学校高学年から読めます。

◆内容紹介(文庫版)
あきらめなければ、夢は必ずかなう!
中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。生い立ちから決戦まで秘話満載。
 


決断力 角川Oneテーマ21
決断力
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羽生善治
角川書店
ISBN:4-04-710008-0
2005年7月
\720
201p/18cm
   
第1章 勝機は誰にもある
第2章 直感の七割は正しい
第3章 勝負に生かす「集中力」
第4章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報
第5章 才能とは、継続できる情熱である

◆内容紹介(角川書店HPより)
勝負の分かれ目にある集中力と決断力。勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす勝負の極意を公開する。
 


天辺 天辺
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清水市代
毎日コミュニケージョンズ
ISBN:4-8399-1522-9
2005年7月
\1,680
224p/19cm
   
第1章 私のルーツ 夢中になる少女/アリとバラ線/市代/英会話/花瓶/躾
/カギのない部屋/将棋の家/勝敗は二の次/良い女
/日本語が通じない/お八つ
 
第2章 「将棋」の道を目指す 怪我の功名!?/魔法使い/天狗のハナ/ステキな世界
/女流将棋界って?/日本一高い山/入門/家出娘
/ピノキオの鼻/往復ビンタ
 
第3章 夢への一手 アマとプロの違い/走り続けるサラブレッド/スッピン
/「賞金稼ぎ」の夢/孤高の勝負師/富士山の頂上
/パーティー/一夜明けたら/お茶室/自分の城を買う
/不戦敗の危機
 
第4章 支えられ励まされ 出すことのないラブレター/絶望/戦友/一途なパワー/ご褒美
/忘れられない街/命名碑
 
第5章 天辺(てっぺん)への道 気持ちの持ちよう/ノブと引手―ちょっとの差/天辺の花
/悪魔のささやき/負けそう/強いほうが勝つわけではない
/敵は自分のこころ/ミスをくよくよしない/未知への挑戦
/時間/岐路/女神の微笑み/こだわらない心
/チャンスはある/未来につなげる
 
第6章 市代ワールド 史上初の全冠制覇/モーゼの十戒/取材のイロハ
/紅白の舞台に立つ/スタイリスト/ウルフ/牡蠣フライの教訓
/化粧と恋愛禁止令/ほっとする場所/五七五/父上を斬る
/剣客商売/I love グランマ
/病に倒れる/天道虫
 

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
将棋女流棋士トップの清水市代三冠(女流名人、女流王位、倉敷藤花)が自身の将棋や人生への取り組み方を通して、前向きな生き方、強く生きる知恵の数々をエピソードをまじえ語りかける。「限界と思ったその先に本当の限界がある」「丸暗記は身につかない、自分の頭で考える」「チャンスは誰にでも巡ってくる」など経験に裏打ちされた言葉は深く読者の胸に染みいってくるはず。また清水女流プロを育てた両親の育児法から、「積極的で真に自立したたくましい女性の育て方」も垣間見えてくる。1つのテーマは短く簡潔に、文章も明るいタッチで読みやすい内容となっている。

 


将棋界の真相 将棋界の真相
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田中寅彦
河出書房新社
ISBN:4-309-26796-3
2004年11月
\1,575(5%税込)
208p/19cm
   
第1章 将棋指しは普段何をしているのか
第2章 将棋界を十倍楽しむ法
第3章 羽生鉄板世代の秘密
第4章 プロ棋士、愉快な天才たち
第5章 素晴らしきゲーム、日本の将棋
第6章 プロ棋士VS電脳棋士
第7章 将棋界はいずこへ
巻末対談「これだけは言っておきたい」

◆内容紹介
天才の集団である棋士たちの辛くも楽しい日常生活や収入、結婚観を明らかにし、封じ手のタイミング、劣勢になったときのクセ、タイトル戦の舞台裏など、知れば知るほど将棋が楽しめるエピソード満載。ファン必読のトラの巻。
 


大局を観る NHK人間講座
2004年10月〜11月期
大局を観る
米長流・将棋と人生
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米長邦雄
日本放送出版協会
ISBN:4-14-189112-6
2004年9月
\588(5%税込)
134p/21cm
   
■放送期間 2004/10〜2004/11
■放送日・時間 教育テレビ=水 午後10:25〜午後10:50
教育テレビ=水 午前5:05〜午前5:30 (再放送)翌週
*翌月(水)にも再放送があります。
放送スケジュール

◆内容紹介(NHK出版HPより)
棋聖・王将・棋王・十段の四冠王を達成した年もあったが、名人戦は6度挑戦するも決勝で敗れる。羽生ら若手から謙虚に学び、名人位を獲得した時、50歳を目前にして「中高年の星」と呼ばれた。40年間のプロ棋士生活で19のタイトルを獲得した永世棋聖が、自らの勝負人生を振り返り、わが国の来し方・行く末を語る。
 


第一線棋士! 第一線棋士!
B級に落ちても輝け中年の星
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青野照市
清流出版
ISBN:4-86029-080-1
2004年8月
\1,575(税込)
222p/20cm
   
一糸乱れぬハーモニー/二幕から歌手の声にのび/勇気と希望のブルックナー/知性漂うシューベルトの世界/年輪を感じさせる指揮/ゲルギエフの力量鮮やか/前衛的舞台に抜群の表現力/まるで“神が宿る”彼女の指/のびのびとしたチャンのチェロ/ボヘミアの風/〔ほか〕

◆内容紹介
四十代の後半にA級メンバーに復帰して「中年の星」と期待された著者。残念ながら今年になってB級に降格してしまったが、中年サラリーマンを中心に依然として幅広い人気を誇っている。著者ならではの将棋観、人物評は簡にして要を得ていると定評あるところ。
本書は将棋観、人物評のみならず、クラシック音楽の魅力にまで言及している。大山世代から羽生世代まで、五十歳も年齢差がある棋士たちと真剣勝負を繰り返してきた著者。結果的に、人物鑑定眼を磨き、自身、人間的な幅や奥行きを自然に培ってきたのであろう。
 


棋士
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棋士
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二上達也
晶文社
ISBN:4-7949-6619-9
2004年5月
\1,680(税込)
208p/20cm
   
棋士生活五十年/網元の子/軍国少年/将棋をおぼえる/名人になりたい/内弟子生活/修業時代/対佐藤健伍三段戦/新四段/陣屋事件/木村名人/対大山康晴名人戦/升田三冠/対升田九段戦/王座戦挑戦/五味康祐さん/初めてのタイトル戦/打倒大山/大山さん/盤外戦術/ライバル/中原新名人/理事就任/新会館問題/名人戦移る/棋聖奪回/棋聖三連覇/羽生入門/現役引退/詰め将棋/才人内藤國雄/会長の役目/羽生世代/棋士気質/夢

◆内容紹介(晶文社HPより)
「キミは将棋を指していると大きく見えるな。」高校の担任教師の何気ない一言が、昭和を代表する名棋士誕生のきっかけとなった。
 戦前戦中をつうじて不敗の名人とたたえられた木村義雄の思い出から、史上最強とうたわれる大山康晴、升田幸三との数かずの名勝負、ライバル山田道美や加藤一二三との激闘、後を追ってくる中原誠、米長邦雄を迎え撃つ戦い、そして弟子の羽生善治の活躍まで。
 この50年の将棋界を語るに最もふさわしい著者が自らの半生と、棋士たちの勝負にかけた人間味あふれる生き方を、身近で見聞した豊富なエピソードを交えてつづる。
「棋士として、また運営者として見てきた中から書き残しておくべきことは残しておきたいと強く思うようになった。この五十年、勝負の場の内外で起きたさまざまな出来事が、みなさんの興味をひくようであれば幸いである。」
 


将棋、ヨーロッパを行く
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将棋、ヨーロッパを行く
欧州遠征将棋珍道中
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田辺忠幸
清流出版
ISBN:4-86029-061-5
2004年4月
\1,575(税込)
190p/20cm
   
やまとの大和路/岩手の岩に崩れる激流の上/和を以て貴しと為す/六五回目のクンプレアニョス/マガジンハウス襲撃/盤・石の里、日向へ/風とともに瀬戸内海を渡る/清き流の流れでうにくら丼/大いなる旅の始まり/ここはベルギー、ビールの国/そして、彼女の旅は続く…/グッバイ ロンドン

◆内容紹介(清流出版HPより)
人気の女流棋士・高橋和ちゃん(現二段)が、観戦記者・田辺忠幸、カメラマン弦巻勝、編集者の大崎善生という酔っ払い親父三人組と抱腹絶倒の将棋旅に出た。それも大和路から欧州各国へ飛ぶという超豪華版。オランダではメンバーが強豪粒ぞろいでたじたじとなり、パリでの対局者は羽生善治を二枚落ちで破った猛者だった。イギリスの支部長は酔っ払いで大相撲通という変な外人さん。どんな相手にも真摯に対応、笑顔を忘れない和(やまと)ちゃんであった。
 


まわり将棋は技術だ
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まわり将棋は技術だ
先崎学の浮いたり沈んだり 2
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先崎学
文藝春秋
ISBN:4-16-365420-8
2003年11月
\1,333
256p/20cm
   
指が覚えている(「ハスラー」と「カモ」/ビリー・ワイルダー監督の死/ほか)
中島みゆき様(手書きのぬくもり/将棋の効能/ほか)
双葉の棋譜(ベトナム戦争のはなし/十一年前の一言/ほか)
わが街わが友(歌舞伎町1―酒や煙草にめげず/歌舞伎町2―生意気ガキが連戦連勝/ほか)

◆内容紹介
将棋ソフトの進化に目を瞠り、大山、升田ありし日の思い出を語る。人気棋士が自在の筆で描く、切なくておかしい美しい勝負の世界。『週刊文春』連載を中心に単行本化。
 


「考える力」を鍛える!
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「考える力」を鍛える!
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原田泰夫
PHP研究所
ISBN:4-569-63003-0
2003年11月
\1,200
153p/18cm
   
第1章 将棋というゲーム
第2章 「読み」が思考力を鍛える
第3章 日本文化を伝える将棋
第4章 人間形成と将棋
第5章 広がる日本将棋の魅力

◆内容紹介
「先を読む」という言葉は、もともと将棋用語だったという。先行きの見通せない今日、大人にも子どもにも「考える力」や「シミュレーションする力」が求められている。そこで、そのトレーニングとして最適なのが日本の伝統文化の一つである「将棋」。
本書は、簡単なルール解説からその効用までを説く最新教育法としての将棋を勧める。先を読む力や論理的な思考力を養い、礼儀作法まで身につくのだとか。また、「遊び」としての手軽さから簡単に打ち込めて、かつ親子で取り組めばコミュニケーションの潤滑油にもなる。さらに、持続する集中力を身につければ、入学試験や資格試験など、一朝一夕にはなしえない目標に向かって努力したり、勉強することが苦にならなくなる。
最近では、日本だけでなく中国をはじめ海外にも日本将棋が普及しはじめ、その効用が注目され静かなブームだという。将棋を通して「脳」力を鍛える方法を伝授する。
 


小博打のススメ 新潮新書 038
小博打のススメ
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先崎学
新潮社
ISBN:4-10-610038-X
2003年10月
\700
190p/18cm
   
1 麻雀
2 サイコロ博打
3 カードゲーム
4 おいちょかぶ
5 手本引き
6 カジノ
7 将棋

◆内容紹介
ゲームに少しだけ何かを賭ける、それだけで勝負事は何十倍も白熱するもの。天才棋士と称される一方で、中学生の頃から“小博打”に親しみ、負けることがなかったという著者。その達人が、実体験を基に賭け事の妙味を教えます―。麻雀は、その奥深さから上達の極意まで、簡単に異次元空間にはまれるチンチロリン、隠語から花札の絵柄まで風流と知恵が詰まった“おいちょかぶ”、裏文化が生んだ最高傑作の手本引き…。
週刊新潮2003年11月20日掲載,週刊現代2003年11月22日掲載,週刊朝日2003年11月28日掲載
 


四十歳までに何を学び、どう生かすか
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四十歳までに何を学び、
どう生かすか
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谷川浩司
PHP研究所
ISBN:4-569-62823-0
2003年5月
\1,400
214p/20cm
   
序章 四十歳の戴冠
第1章 なぜ四十代は乱世に強いのか
第2章 変化の時代には、異世代に学べ
第3章 本当の強さは「人間力」である
第4章 四十代だからこそ、プラス思考で攻める
第5章 未来へ向けて「自我作古」

◆内容紹介
“自信をもって「常識はずれ」ができる年齢”
“変化の時代には、異世代に学べ”
“人生の終盤戦を構想する”。
史上最速、最年少で千勝達成!四十歳にして王位を奪取した勉強力、人間力とは。
 


羽生善治 挑戦する勇気
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朝日選書
羽生善治 挑戦する勇気
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羽生善治
朝日新聞社
ISBN:4-02-259817-4
2002年12月
\1,000
149p/18cm
   
第1部 棋士になるまで(将棋との出会い|クラスでも将棋は人気|ほか)
第2部 日本で将棋は面白くなった(将棋の起源「チャトランガ」|各国に特有の「将棋」|ほか)
第3部 知識から知恵へ(勝利を導く四つのプロセス|経験が常にプラスになるとはかぎらない|ほか)
第4部 子どもたちから一問一答(縁起|羽生VS.スーパーコンピュータ|ほか)

◆内容紹介
挑戦する勇気を忘れてないだろうか?好きなことなら、困難も乗り越えられるはず…。常に将棋界をリードし続ける「天才」羽生善治が素顔で語る将棋との出会い。そこには、「好きだから、続けたい」という確固とした意志をもったすがすがしい姿があった。情報を知識ではなく「知恵」として吸収するノウハウ、瞬時に現状を把握し選択肢を「捨てる」技術など、羽生流「学びの極意」も満載。実績や常識にとらわれず、常に新しいものに目を向ける姿勢が「プロ」とは何かを教えてくれる。最終章では、子どもたちからの一問一答を収録。将棋の上達法はもちろん、ライバルの話から教育論まで、天才の本音が垣間見える。
 


実戦心理 勝負の視点V
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実戦心理
勝負の視点V
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青野照市
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0816-8
2002年8月
\1,300
247p/19cm
   
第1章 勝敗の岐路(自力と他力の綾/対振り飛車急戦は進歩したか/ほか)
第2章 進化する技術(観戦者と対局者の相違/定跡は進化する/ほか)
第3章 棋士のため息(美学に殉じた棋士/対極の天才/ほか)
第4章 プロであること(九年ぶりのA級復帰/ネット時代の将棋ファン/ほか)

◆内容紹介
実戦は人間臭いところで決まる-。勝負どころでプロはどう読み何を考えるのか。理論家青野九段が盤上技術と勝負師心理を解析し、勝敗の分岐点を探る。1999年刊「勝敗を分けるもの」に続く評論・エッセイ集の第3弾。
 


先崎学の浮いたり沈んだり
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(文庫版)
先崎学の浮いたり沈んだり
先崎学の
浮いたり沈んだり
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先崎学
文芸春秋
ISBN:4-16-358640-7
2002年6月
\1,333
237p/20cm
    (オリジナル版)

(文庫版)
先崎学の
浮いたり沈んだり
個別ページへ
先崎学
文芸春秋
ISBN:4-16-768801-8
2004年10月
\650(5%税込)
315p/16cm
喜びのリサイクル(後悔、先に立たず/敗戦の夜に…/喜びのリサイクル/ほか)
ニアミスとトン死(角栄の影響/がんばれ「浪曲師」/ギネスに挑戦/ほか)
下駄をはくまで分らない(ある碁打ちの最期/詰将棋の天才達/詰パラ三昧/ほか)

◆内容紹介
天才・奇才が一手に泣き、一手に笑う将棋界。才気煥発の人気プロ棋士が、勝負に生きる将棋指したちの哀歓をときに軽妙に、ときに鋭くつづる。一勝すれば名人確実と浮かれ、一敗すれば引退を考える日々はまさに浮いたり沈んだり。おおむね気楽、でもたまには辛い棋士の毎日を自在の筆筋で描き出す傑作エッセイ。
 


女流棋士
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(増補文庫版)
女流棋士(増補文庫版)
女流棋士
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高橋和
講談社
ISBN:4-06-210975-1
2002年4月
\1,500
250p/20cm
    (オリジナル版)

(増補文庫版)
講談社文庫
女流棋士
個別ページへ
高橋和
講談社
ISBN:4-06-275088-0
2005年8月
\580(5%税込)
321p/16cm
青字は文庫版で追加された内容です。
第1章 交通事故
第2章 おてんば娘
第3章 将棋との出会い
第4章 学校、病院、将棋道場
第5章 「女流プロ2級・高橋和」誕生!
第6章 鎌倉高校の日々
第7章 十八歳の決心
母の日記
第8章 結婚、そして引退

◆内容紹介
母の日記ではじめて知った「愛」と「絆」。勝負師として生きるより、自分らしく生きたい!「女流プロ棋士」という特殊な世界で、14歳から生きてきた。4歳のときの交通事故の後遺症と、ずっとたたかってきた。誰にも打ち明けなかった真実の青春、書きおろし。
結婚、そして引退に至る胸中を新たに書下ろしで追加。
 


将棋の風景 随筆選集
将棋の風景
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越智信義/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0443-X
2002年3月
\2,000
239p/19cm
   
第1章 棋道哀楽(棋道哀楽/父の遺品/大阪の将棋会館/ほか)
第2章 勝負師の顔(大山名人の忍/主人のこと/忘れつぽい主人/ほか)
第3章 緑陰に響く駒音(緑陰に響く駒音/陽明文庫を訪ねて/二〇〇〇年の梅酒/ほか)
第4章 将棋の駒(将棋の駒/落ちていた将棋の駒について/散る日本)

◆内容紹介
将棋を愛した人々に、それぞれの風景があった。「棋士が将棋を想うとき」「勝負の鬼の愛しき素顔」「忘れ難き鮮やかな記憶」「揺さぶられた魂の深淵」など、将棋をテーマにした随筆を集める。
 


コンピュータと勝負する
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コンピュータと勝負する
棋界の異彩が「デジタル世代」に切り込む
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内藤国雄
神戸新聞総合出版センター
ISBN:4-343-00168-7
2002年2月
\1,400
246p/19cm
   
◆内容紹介
棋界もデジタル時代に入り、コンピュータの申し子のような若い棋士が増えた。彼らの戦いぶりと今後は…。史上5人目の1000勝達成者が、そのあたりを鋭い感性で切り込んでいく。
 


アマ4段を超える コンピュータ将棋の進歩(4) 棋士・原田九段の書と随想
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原田泰夫
梧桐書院
ISBN:4-340-02707-3
2001年11月
\1,300
175p/21cm
   
界道盟/指し初め式/半開を看る/心月輪/尺進あって寸退なし/木村名人を想う/無窮/くよくよするな/三手の読み/清慎/ほか

◆内容紹介
A級在位通算10年、棋戦優勝3回、現在九段である原田泰夫。もの心ついた頃から、良寛和尚の書や筆を持つ父に親しみ育った原田の作品を収める。月刊『将棋世界』連載の「今朝の一筆・書と文」をまとめる。
 


本気十番勝負
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本気十番勝負
個別ページへ
小林恵子
壮神社
ISBN:4-915906-54-X
2001年5月
\1,200
191p/20cm
   
第1章 第1局 おもしろ将棋名人戦
  対 羽生善治六冠編
マジック将棋の企画はこうして始まった!マジック対決当日。
運命はいかに!さて、終盤!マジック対決の行方は?
 
第2章 第2局 初段への道 丸坊主をかけた念頭の誓い!
負けたくないと祈りながらの対局
 
第3章 第3局 名鉄百貨店の将棋まつり
  対 福崎文吾八段編
前途多難のマジック将棋!波瀾のマジック将棋!当日。  
第4章 第4局 驚き将棋!
逆転三番勝負
プロアマ混合リレー将棋  
第5章 第5局 羽生七冠王に挑戦!
  大逆転十番勝負
第二弾の将棋番組のアイデアは?
対局の前に私にできることは?
消えたマジシャン!自分を見失うな・・・
 
第6章 第6局 番組製作の裏舞台 番組の企画と裏話!舞台裏ではこんなことを!
もう1つの裏舞台。森内八段の協力。
 
第7章 第7局 女流アマ名人戦 その1 大会出場前から波乱万丈?将棋大会での思い出。
初参加−その後・・・
 
第8章 第8局 マジシャンの忘年会 1999年の暮れは泣き?笑い?
佐藤康光名人からのプレゼント!
マジシャン大忘年会!リレー将棋の行方?
 
第9章 第9局 女流アマ名人戦 その2 小林恵子の新戦法!?前日は水中脱出!
そしてついに新戦法披露?
 
第10章 第10局 お好み対局 駒落ち編 ・初めての2枚落ち!(対 林まゆみ女流2級編)
・お好み道場に出演(対 先崎学六段編)
・また大ポカの2枚落ち!(対 伊奈祐介四段編)
・2枚落ちの会心譜!(対 屋敷伸之棋聖編)
 

◆内容紹介
「近代将棋」誌で好評連載だった「本気十番勝負!」に新しいエピソードを加え、加筆再編集した一冊。羽生七冠王(当時)に挑戦し、アマチュア側で唯一勝ったBS特番「大逆転十番勝負!」などのテレビ番組制作での裏話や、女流アマ名人戦での対局など、マジシャンならではのエピソードが満載。

 


集中力
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角川Oneテーマ21 C-3
集中力
個別ページへ
谷川浩司
角川書店
ISBN:4-04-704011-8
2000年12月
\571
186p/18cm
   
◆内容紹介(角川書店HPより)
将棋界の「関西の雄」として第一線で活躍を続ける著者が初めて公開する「集中力」の極意。最年少での名人位奪取やライバル・羽生善治との死闘、無冠からの復活など、数々の激闘を制したパワーの源を探る。
 


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