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■エッセイの本 1990-1999  
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書名 著者 発行 備考
大山康晴 人生に勝つ 大山康晴 '99.12 1972年の「人間の記録」版
勝敗を分けるもの ─勝負の視点U 青野照市 '99.7  
運を育てる 米長邦雄 '99.2 1993年の文庫版
将棋随筆名作集 越智信義 '98.7  
復活 谷川浩司 '98.3  
ふたたび運を育てる 米長邦雄 '98.6  
世界は右に回る ─将棋指しの優雅な日々 先崎学 '97.12  
頭脳の鍛え方 田中寅彦 '97.2  
私の愛した勝負師たち 内藤國雄 '96.12  
名勝負師は言い訳をする 内藤國雄 '96.10  
大内怒涛流 アジア勝負の旅 大内延介 '96.7  
棋士になりたい 震災が奪った十七歳の夢 船越明美 '96.5  
言わせてもらえば 湯川博士・湯川恵子 '95.11  
勝負の世界 将棋随想 木村義雄 '95.11 1951年の新装版
一葉の写真(講談社文庫) 先崎学 '96.5 1992年の文庫版
好妻好局 ─夫・升田幸三との40年 升田静尾 '96.4  
羽生善治 神様が愛した青年 田中寅彦 '96.3  
勝負の視点 研究と実戦の間 青野照市 '95.10  
書名 著者 発行 備考
人生一手の違い 「運」と「努力」と「才能」の関係(文庫版) 米長邦雄 '94.2 1989年の文庫版
運を育てる 米長邦雄 '93.7  
伸び伸びしみじみ 内藤國雄 '93.7 詰将棋
願えば夢はかなうもの 林葉直子 '93.5  
一手劇場 湯川博士 '93.3  
棋風堂堂 大山康晴 '92.11  
勝負のこころ(PHP文庫) 大山康晴 '92.11 1976年の文庫版
駒の音有情 内藤国雄 '92.3  
一葉の写真 先崎学 '92.2  
日本の名随筆 別巻8 将棋 団鬼六/編 '91.10  
この心あながちに切なるもの 甲斐栄次/編 '91.2 金子金五郎


勝敗を分けるもの
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勝敗を分けるもの
勝負の視点U
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青野照市
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0187-2
1999年7月
\1,300
247p/19cm
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第1章 直線の読み曲線の読み(評論家の条件/噴火型の棋士/ほか)
第2章 棋譜の可能性(読まない能力/大山十五世名人もほめたのか/ほか)
第3章 読みの拠点(衛星によるテレビ将棋の楽しみ/夏休みファンの方との交流/ほか)
第4章 私の修業時代

◆内容紹介
実戦は人間臭いところで決まる-。勝負どころでプロはどう読み何を考えるのか。理論家青野九段が盤上技術と勝負師心理を解析し、勝敗の分岐点を探る。1995年刊『
勝負の視点』に続く評論・エッセイ集。
 


将棋随筆名作集
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将棋随筆名作集
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越智信義
三一書房
ISBN:4-380-98271-8
1998年7月
\2,700
304p/19cm
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1 名人戦の始まった頃
2 ある一つの課題
3 家庭と趣味
4 作家と将棋
5 詰将棋・棋書・コンピューター
6 将棋の系譜
7 小説

◆内容紹介
将棋に関する「観戦記・随筆・評論・小説・写真」などが棋士・記者・作家・学者・研究愛好家たちによって数多く発表されてきた。その中から将棋博士が珠玉の名随筆54編を選んで収録。
 


(オリジナル版)
復活
zoom

(文庫版)
復活(文庫版)
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復活
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谷川浩司
毎日新聞社
ISBN:4-620-31200-2
1998年3月
\1,500
223p/19cm
    (オリジナル版)
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(文庫版)
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角川文庫
復活
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谷川浩司
角川書店
ISBN:4-04-354601-7
2000年6月
\457
218p/15cm
序章 十七世永世名人誕生
第1章 飛翔―復活への願い
第2章 竜王奪還
第3章 死闘を制する
第4章 震災シンドローム
第5章 同時代の覇者
第6章 試練を乗り越えて
第7章 名人危所に遊ぶ

◆内容紹介
「タイトルを全て失ったとき、私はそれまで持ち続けていた誇りを、いったん将棋の神様に返上した。中途半端な誇りなら、持っていても仕方ない。タイトルにこだわるあまり、私は自分を見失っていたのだ。」平成八年二月、羽生七冠王誕生の陰で「屈辱」そのものを味わった谷川浩司。だが、無冠となったこの日から、谷川の新たな挑戦が始まる。ゼロの中から無心となって十七世名人を掴んだ男の不屈の復活物語。
 


(クレスト版)
ふたたび運を育てる
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(マサダ版)
ふたたび運を育てる(マサダ版)
ふたたび運を育てる
ピンチとチャンスは同じもの
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米長邦雄
クレスト社
ISBN:4-87712-069-6
1998年6月
\1,500
220p/20cm
    (クレスト版)
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(マサダ版)
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ふたたび運を育てる
ピンチとチャンスは同じもの
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米長邦雄
ザ・マサダ
ISBN:4-88397-043-4
2000年8月
\1,500
220p/20cm
第1章 ある日、男は変身する
第2章 「素敵な女性」の研究
第3章 最後の順位戦
第4章 真冬のシリウス
第5章 人が「熟す」とき
第6章 横並びの時代は、格より実力
第7章 神さまは、どこにいる
第8章 石を投げる資格
第9章 三つのお願い
第10章 老兵は去らず
第11章 物知りの愚者

◆内容紹介
98年3月、36年間戦い続けた順位戦から身を引いた米長邦雄。大きな転機を迎えた著者が、将棋人生における具体的なエピソードをもとに、人生を充実した楽しいものにする考え方を示す。
 

 

(オリジナル版)
世界は右に回る
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世界は右に回る
将棋指しの優雅な日々
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先崎学
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0064-2
1997年12月
\1,500
209p/20cm
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酒を飲む葦/男はつらかバイ/魂の叫び!?/珍獣系の日常/ここ数年のこと/うららかな春の日/おそろしくも優雅な日々/坂が現れる夜/反省多き日々/ちょっと怖い話/ほか

◆内容紹介
勝てば極楽、負ければ地獄。愉快な将棋界を痛快に描く「先チャン六段」の爆笑エッセイ。昇級、棋士たちの素顔、マスコミのこと、大好きなお酒の話など興味深い話題が満載。
(増補改題文庫版)
フフフの歩(講談社文庫)
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講談社文庫
フフフの歩
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先崎学
講談社
ISBN:4-06-273122-3
2001年4月
\770(5%税込)
352p/15cm
   
将棋指しの優雅な日々編
 (酒を飲む葦/男はつらかバイ/魂の叫び!?/珍獣系の日常/ほか)
切れ負け勝負激闘編
 (四日市市を訪ねる/二日酔いの待つ新宿/制服女子高生、可憐な六枚落ち/上山温泉、肩凝り地獄/ほか)


◆内容紹介
将棋という厳しい勝負の世界に身を置く著者が、少年のころから慣れ親しんだ酒、麻雀、競馬の話や、先輩後輩棋士との抱腹絶倒の交友録などを、軽妙洒脱な文章で綴った青春エッセイ。
単行本で収録し切れなかった、アマチュア強豪相手の真剣対局記を大幅に追加。
 


頭脳の鍛え方
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ワニの本(1006)
頭脳の鍛えかた
プロ棋士による右脳活性法
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田中寅彦
KKベストセラーズ
ISBN:4-584-01006-4
1997年2月
\800
230p/18cm
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序章 脳力鍛練の鍵は右脳活用にあり
1章 頭脳を鍛える勉強法
2章 夢を創りだす方法
3章 夢を現実にする方法
4章 心を完全にコントロールする方法
5章 人生を一瞬に逆転する方法
6章 他人、情報とつき合う方法
7章 ツキを身体に呼び込む方法

◆内容紹介
現代人よ、愚かにも左脳優位に偏重するなかれ。われわれ、第一線で活躍するプロ棋士たちは、右脳を駆使して勝ち抜いている。それでははたして、右脳は活性化できるのか。天才集団、プロ棋士たちの頭脳の鍛えかたの秘密をここに明そう。
 


私の愛した勝負師たち
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私の愛した勝負師たち
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内藤國雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-652-6
1996年12月
\1,262
207p/18cm/H.C.
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我が師 藤内金吾
王将・名人 阪田三吉
名人の上 升田幸三
棋聖 森安秀光
天才 芹沢博文
間奏曲
最年少名人 谷川浩司
七冠王 羽生善治

◆内容紹介
師・藤内金吾、王将・名人・阪田三吉、名人の上・升田幸三、棋聖・森安秀光、天才・芹沢博文、最年少名人・谷川浩司、七冠王・羽生善治など、著者が愛した勝負師たちの素顔を紹介。
 


名勝負師は言い訳をする
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名勝負師は言い訳をする
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内藤國雄
日本放送出版協会
ISBN:4-14-005264-3
1996年10月
\1,262
244p/19cm/H.C.
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第1部 異才奇才盤上自在 羽生はなぜ勝つのか─七冠王誕生の日/阪田三吉と羽生善治/升田幸三─天才なればこそ言えるセリフ/旧人類と新人類/「詰め」の起承転結/電車で詰将棋/「下手な考え」休みにあらず/勝負と気迫/上手と中手/将棋の起源/代稽古のコツ/入門書の実態/着手小局、着眼大局/長考に名手なし/棋は人なり/時間の感覚/真剣勝負の話/阪田三吉/体で指した棋士/棋士と寿命と大山さん/苦手意識/才能/名人/天分とは/プロとNG/感想戦/初手と心理作戦/ツキ/棋士今昔物語/殿様将棋/藤沢武恒夫氏との1局/楽しむものにしかず/電脳と人脳/カネのなる木/そこに棋譜があるから……/男子一代の仕事/熱き心/名勝負師は言い訳をする/将棋の魔性 144p
第2部 駒袋から頭を出して 血液B型/頭の悪いのはダメね/ひばりと将棋/「歌は心」の嘘/女性と将棋/酒飲みの恨み節/コワい奴イヤな奴ダメな奴/将棋の駒のように/言葉/指し切り/チェスと将棋が戦えば/棋士という職業/新しい棋士/専門芸/映画と将棋とCMと/余暇時代と将棋/なんで勝っても/決闘/戦いすんで……/生きがい/人生の待ち時間/完全犯罪/念力師と機械/集中力/ウサギの肉/ねこ/世間は広い/文化賞/震度7の恐怖 90p

◆内容紹介
異才奇才ひしめく勝負の世界の凄い話。ちょっといい話、人生しみじみ話。本書はこれまで著者の棋士生活の間に書いてきたことを収録し、それに当面棋界の話題になった事柄について新たに書き下ろしたものを加えた。

※「将棋世界」「週刊サンケイ」「産経新聞」等に掲載されたエッセイを撰集したもの。書き下ろしもあり。

 


大内怒涛流 アジア勝負の旅
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大内怒涛流 アジア勝負の旅
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大内延介
朝日ソノラマ
ISBN:4-257-03487-4
1996年7月
\1,456
228p/20cm/H.C.
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勝負の旅
その1
インド・チェス 七度目のデリー空港/インドの将棋/インドの古老/アサド・チェスクラブ/我が師、盤上の師/ウダイプルへの路/王の上の位/エローラの遺跡/ボンベイの大道芸 70p
勝負の旅
その2
タイ、マーク・ルック マハラートの仏具市場/マーク・ルック対局/パッコン市場/マーク・ルックの全国大会/バンコクのダウンタウン/水上マーケット/農村のコーラ/チェンマイ/羽生君のこと/チェンマイの修行僧/ムエタイ 66p
勝負の旅
その3
中国象棋 蛾眉へ/シャンチー/シャンチーの全国大会/江辺公園/棋士として/清平市場/特別棋泉/広州棋会/北京少年宮/水文字/棋士の証し/個性について/最後の夕食 83p

◆内容紹介
異国の裏町で、盤に向かいながら想う将棋人生のあれこれ。インド・チェス、タイのマーク・ルック、中国象棋。将棋によく似たその国のゲームを勝負してまわった旅の思い出を綴りながら、現在の将棋界への思いを語る。

 


棋士になりたい
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棋士になりたい
震災が奪った十七歳の夢
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船越明美
今給黎靖子/監修
葦書房
ISBN:4-7512-0639-7
1996年5月
\1,165
157p/20cm/H.C.
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第1章 夢を砕いた活断層
第2章 将棋にとらえられた少年
第3章 プロへの登竜門
第4章 明日も起こしてね
第5章 船越君の棋譜ノート(森信雄)
第6章 船越君の思い出(山崎隆之、藤本裕行、平田竜樹、本田啓二、猿渡茂樹)

◆内容紹介
“明日の羽生”めざしてはばたこうとした少年の前に大震災がたちはだかった。ひたむきに精進を続けたわが子の姿を痛恨の想いで母がつづる。
 


言わせてもらえば 言わせてもらえば
夫婦の折り返し地点に立ちどまって……
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湯川博士
湯川恵子

毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-643-7
1995年11月
\1,165
207p/19cm
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結婚の条件/結婚式/独身時代/妻の仕事/親との同居/妻の髪型/料理の片付け/将棋/旅行/年代の相違/〔ほか〕

◆内容紹介
何年夫婦をやっても、考えること、感じることって結構違う。夫の信じられないクセ、妻の理解し難い行動等々−それぞれの目を通して夫婦間に横たわるあらゆるテーマを本音でつづる。
 


(オリジナル版)
好妻好局
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(文庫版)
好妻好局(文庫版)
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好妻好局
夫・升田幸三との40年
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升田静尾/語り
藤田健二/記

文芸春秋
ISBN:4-16-351470-8
1996年4月
\1,553
222p/19cm
    (オリジナル版)
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(文庫版)
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小学館文庫 R ま- 9-1
好妻好局
夫・升田幸三との40年
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升田静尾/語り
藤田健二/記

小学館
ISBN:4-09-403037-9
2004年1月
\500(5%税込)
217p/15cm
普通の人とはだいぶ変わっていなさる/引っ越しを境に上げ潮に乗る/来たるをいとわず、去るを追わず/梅原画伯からのあたたかい手紙/母と愛犬と/「痛い」とは一度も言わなかった/勝負師としての美学/木を切り焚き火を楽しむ/「広い家はいい」/引退と口答え/晩年の風景/陣屋への思いを残して…

◆内容紹介
不世出の天才棋士・升田幸三が、ある著書にこう記している。「女房たるものは妻であると同時に、やさしい母親、可愛い妹、健康管理ができる栄養士や看護婦役もこなすことができなければならない。幸いなことに恐妻家の私には過ぎた女房がいて……」。
本書は、その「過ぎた女房」静尾夫人が40年にわたる結婚生活を語り尽くしたものである。勝負師としての厳しさ、家庭で見せる子煩悩な父親の姿、亭主関白と背中合わせのやさしい心遣いなど、升田幸三の魅力があふれている。

◆著者について
升田静尾(ますだ・しずお)…1920年大阪生まれ、'48年升田幸三氏と結婚。
藤田健二(ふじた・けんじ)…1944年6月、香川県高瀬町生まれ。法政大学文学部卒。新聞記者、雑誌編集長を経て'82年より文筆生活に入る。主な著書に『商売は足である』などがある。
 

 

羽生善治 神様が愛した青年
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羽生善治
神様が愛した青年
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田中寅彦
ベストセラーズ
ISBN:4-584-19128-X
1996年3月
\1,180
220p/20cm/H.C.
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1 羽生善治、七冠制覇の軌跡
2 羽生善治、勝負師と研究者の顔
3 羽生善治、将棋界をグチャグチャにす
4 羽生善治、その強さの本性見たり
5 羽生善治、天才少年から名人まで
6 羽生善治、ヒーローを生んだ将棋界
7 羽生善治、彼を倒すのは誰か

◆内容紹介
羽生善治はどうしてそんなに強いのか。羽生キラーの著者だけが知っている「七冠王」の真実。
(改題文庫版)
羽生善治 進化し続ける頭脳
羽生善治
進化し続ける頭脳
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田中寅彦
小学館
ISBN:4-09-403046-8
2002年9月
\476
211p/16cm
   
第1章 羽生はやっぱり強かった
第2章 羽生善治、その強さの本性見たり
第3章 羽生善治、天才少年から名人まで
第4章 羽生善治、将棋界をグチャグチャにす
第5章 羽生vs谷川
第6章 羽生善治、ヒーローを生んだ将棋界
第7章 羽生の天下はどこまで続くのか
あとがきにかえて―素晴らしき将棋の伝道師・羽生善治

◆内容紹介
「羽生善治 神様が愛した青年」を大幅加筆・修正したもの。
 


勝負の視点
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勝負の視点
研究と実戦の間
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青野照市
週刊将棋/編集
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-641-0
1995年10月
\1,165
223p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
〜★★★★
(棋譜解説部)
図面:随時
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜向き
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第1章  勝負の向こう側 ・文化としての将棋
・コンピューターの実力
・30年前の予言
24p
第2章 プロの視点 ・24連勝の秘訣
・最善手追究派と実戦派
・感想戦への思いの違い
・右脳が左脳に勝つ日
・気配
・序盤の長考の中身
・駒落ち定跡の矛盾
・強者ゆえの弱点
・黄金の右手
・夢を売る職業
・将棋の免状
46p
第3章 棋士の心理 ・研究と実戦の間
・苦手意識のなせるもの
・サリエリに見る天才の嫉妬
・棋界の革命児
・順位戦の手
・花村九段の遺産
・木村義雄の再来
・修行の違い
・本当の恩返し
96p
第4章 女流棋士への思い ・女流対男性棋士の対決
・男性に並ぶ日は
・女流棋士の悲願
・中井広恵女流名人の快挙
22p
第5章 勝負のあとさき ・木村名人復位の瞬間
・粘るが勝ち?
・相手に粘らせない強さ
・勝負を決めるのは感性の鋭さ、か?
・相性の悪さを克服した新王将
・美学に殉ずる棋士は少数派?
・40にして昇級の快男児
・名人戦史に残る中原の落手
・最短距離の華麗な寄せ
・運も味方をしてくれる時
・投了後に受けの好手を発見!?
・プロの6級とアマの6級の実力差
・研究十分の森下、念願の初勝利
・プロを負かすアマもいる
29p

◆内容紹介
棋界随一の理論家である青野照市九段が将棋と将棋文化について語る。最近指された将棋を基に、エッセーよりも深く、観戦記よりも面白く、棋書より楽しく書かれており、青野九段の将棋に対する考え方がよく理解できる。

青野照市九段のエッセイ集。

青野は、『必勝!鷺宮定跡』や『青野流近代棒銀』に代表されるように、序盤の研究家として知られていた。その青野が、将棋界や棋士に対する評論を書いたものが本書である。

「あとがき」によれば、「かなり若い頃から、棋士はどうして強弱の差がつくのかを真剣に考えてきた。研究の差なのか、才能の違いなのか、また人間性や性格が大きく影響するのか」(p222)とのこと。なので、「エッセイ」というよりは、「考察」の方が多いかもしれない。

いずれにせよ、青野の将棋に対する真摯な姿勢がふんだんに表れている。


本書の初出はさまざま。
 ・「将棋ペン倶楽部」(発行誌)、
 ・「NHK学園『将棋』」(機関誌)、
 ・「週刊将棋」(週刊紙)、
 ・「近代将棋」(月刊誌)、
 ・「JCB広報誌『THE GOLD』」
の5誌に掲載されたものを纏めている。そのため、文体や長さは掲載媒体によってかなり異なっている。



扱っているテーマは多岐にわたるので、各テーマごとに簡単な内容と所感を一覧化してみた。……レビューの続きを読む(2016May14)


(クレスト版)
運を育てる(クレスト版)
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(マサダ版)
運を育てる

(文庫版)
運を育てる
運を育てる
肝心なのは負けたあと
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米長邦雄
クレスト社
ISBN:4-87712-007-6
1993年7月
\1,553
236p/20cm/H.C.
    (クレスト版)
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(マサダ版)
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(文庫版)
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運を育てる
肝心なのは負けたあと
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米長邦雄
ザ・マサダ
ISBN:4-88397-018-3
1993年7月
\1,553
236p/20cm
運を育てる
肝心なのは負けたあと
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米長邦雄
ザ・マサダ
ISBN:4-396-31115-X
1999年2月
\53
250p/16cm
第1章 生涯の女運を賭けた勝負―勝利の女神の判断基準とは何か
第2章 眼前の一局に生きる―森下八段の「明日はない」という戦い方
第3章 「惜福」で生きる―人生の勝者になるための哲学
第4章 馬鹿になれるか―知識や記憶は「捨ててこそ」役に立つ
第5章 トップの気概とは何か―プライドと謙虚さを両立させる人生
第6章 女神の好きな国・嫌いな国―自分こそ「正義」だと思うことの過ち
第7章 奇跡の起こし方―ラストチャンスを生かした男の方法論
第8章 薹が立って咲く―運気を養うために何をするか
第9章 七度目の名人戦―肝心なのは負けたあと
第10章 仰げば尊し―師匠・佐瀬勇次との37年

◆内容紹介
この本を読めば運がつく。“勝利の女神”に好かれる人、鎌われる人、その違いを徹底分析。
 


願えば夢はかなうもの
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将棋タウンさんthx!
願えば夢はかなうもの
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林葉直子
講談社
ISBN:4-06-206223-2
1993年5月
\971
238p/18cm
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第1章 飛んで火に入るハプニング
第2章 私の裸の王様
第3章 能ある女は角を隠す
第4章 はじめの1歩
第5章 竜王にせまる“羽生酒のヒミツ”

◆内容紹介
棋士として、作家として、夢をつぎつぎとかなえてきた林葉直子の、つぎなるステップは…。対局で男性棋士に勝つことか。憧れの国際結婚か。読むと元気になる人生論。
 


一手劇場
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将棋タウンさんthx!
一手劇場
──将棋巷談
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湯川博士
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-579-1
1993年3月
\1,456
268p/19cm
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◆内容紹介
将棋を愛し、将棋に憑かれた人がいる。喜びや哀しみを盤の奥に沈ませ、駒の動きに自己を投影する。頑ななまでの彼らの流儀がいま、ここで響きあう…。不思議な縁で結ばれたそれぞれの将棋人生。
 


棋風堂堂
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棋風堂堂
将棋と歩んだ六十九年間の軌跡
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大山康晴・著
天狗太郎・編
PHP研究所
ISBN:4-569-53763-4
1992年11月
\1,456
223p/20cm/H.C.
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第1章 さようなら、大山さん(天狗太郎/文章)
第2章 将棋の道を歩き始める
第3章 勝負は勝つことにあり
第4章 過去の栄光を捨て出直す
第5章 がんに勝つ、人生に勝つ
 


駒の音有情
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「この道」シリーズ
駒の音有情
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内藤国雄
東京新聞出版局
ISBN:4-8083-0427-9
1992年3月
\1,600
255p/20cm/H.C.
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家族の幸運/幼い記憶/名の由来/父親似/疎開・飢え/焼け跡から/大道棋荒らし/師と出会う/奨励会入り/藤沢さんの恩/三段地獄/四段位獲得!/妻との出会い/八段獲得/阪田一門/谷川君のこと/王将に挑戦/王位取り/舌戦の後/歌手誕生/映画出演/弟子たち/実戦初形/悼・升田流/自然を友に/〔ほか〕

◆内容紹介
華麗な棋風と女心を歌った「おゆき」のヒット曲など多彩な活躍で知られる将棋九段。棋界を担う王位、棋聖、棋王などのタイトルとった棋士人生の半生を軽妙洒脱につづる。
 


(オリジナル版)
一葉の写真

(文庫版)
一葉の写真(講談社文庫)
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一葉の写真
若き勝負師の青春
先崎学
講談社
ISBN:4-06-205594-5
1992年2月
\1,359
223p/20cm
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講談社文庫
一葉の写真
若き勝負師の青春
先崎学
講談社
ISBN:4-06-263194-6
1996年5月
\446
249p/15cm
第1章 駆けぬけた十代
第2章 素顔の棋士たち
第3章 自戦記、観戦記、奮戦記

◆内容紹介
小学生で米長邦雄門下に入り、将棋の道を歩み始めた先崎少年。ところが、13で麻雀、15でパチンコ、16で競倫、17で競馬を覚えてしまったのだ。もちろん、将棋に精をだすが、酒もあびるように飲む。女性は…よくわからない。同門の林葉直子との出会い、羽生善治との友情。破天荒な棋士の青春自伝エッセイ。
 


日本の名随筆 別巻(8) 将棋
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日本の名随筆 別巻8 将棋
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団鬼六/編
作品社
ISBN:4-87893-828-5
1991年10月
\1,553
256p/cm
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将棋(菊池寛)/聴雨(織田作之助)/将棋名人戦を見る(深田久彌)/将棋記者の立場(天狗太郎)/決戦前夜(芹沢博文)/将棋ごころ 抄(加藤治郎)/駒台の発案者/手数将棋(関根金次郎)/降級前後 抄(山田道美)/将棋評―童馬山房夜話146(斎藤茂吉)/将棋の話(外村繁)/八段二上達也(山口瞳)/真剣勝負(内藤国雄)/将棋名人戦見物(上林暁)/2人の名人 1(倉島竹二郎)/将棋の話―風神帖1月10日(亀井勝一郎)/将棋の来た道日本篇 抄(大内延介)/不惜身命―金子金五郎九段(東公平)/新手一生―升田将棋の在り方(藤沢桓夫)/プロは孤独(蛸島彰子)/升田先生の素顔(桐谷広人)/坂田三吉―王将(吉屋信子)/67歳の鉄人・大山康晴(湯川恵子)/将棋の相手(木山捷平)/将棋の部屋(滝井孝作)/女流名人・林葉直子(国枝久美子)/将棋の鬼(坂口安吾)/将棋(井伏鱒二)/極道将棋(団鬼六)

◆内容紹介(あとがきより抜粋)
将棋の名観戦記というのはあっても、将棋の名随筆というものはそんなにあるものではないと思っていた。しかし、随筆、考証、小説などをひっくるめると将棋に関する面白い読物は相当な数にのぼり、とても一冊には入りきれなくなる。
(中略)戦前、戦後の随筆、読物の中から将棋の知識ゼロの読者にもわかってもらえるような、できるだけわかりやすい作品を選んだ。作家と棋士と観戦記者だけのものに限定した。
 


この心あながちに切なるもの
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この心あながちに切なるもの
金子金五郎九段の出家とその哲学
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甲斐栄次・編
晩聲社
ISBN:4-89188-206-9
1991年2月
\1,456
176p/19cm
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※金子金五郎九段のインタビューとエッセイだそうです。
 


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