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■図解 羽生善治の頭脳強化ドリル

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図解 羽生善治の頭脳強化ドリル
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図解 羽生善治の頭脳強化ドリル
直感力、集中力、決断力、構想力を鍛える
[総合評価] B

20代〜30代の社会人・就職活動前の大学生・受験生向き

【著 者】 羽生善治
【出版社】 PHP研究所
発行:2007年1月 ISBN:978-4-569-65917-6
定価:1,000円(5%税込) 95ページ/26cm


【本の内容】
第1章 直感力 (01)直感は問題を解決するための「羅針盤」
(02)当事者としての行動で直感は養われる
(03)細部にとらわれず、簡単に、単純に考える
(04)ゴールが近いと錯覚をしない
(05)他の可能性を考えながら常識と上手に付き合う
第2章 集中力 (06)集中力の限界を知る
(07)楽しさは集中力に比例する
(08)常に僅差の緊張感で集中力を維持する
(09)記憶力を鍛えるには理屈よりテンポとリズム
(10)集中できないときは、無理をしなくていい
第3章 思考力 (11)思考の逆サイドで幅を広げる
(12)経験が乏しい若いときはロジカルに考える
(13)経験から大局観が築かれ、思考が速くなる
(14)序・中盤は構想を、終盤は収束を考える
(15)迷ったらゴールを強引に設定する
(16)「真似」から「理解」へと進み、想像力を培う
第4章 情報力 (17)「いかに捨てるか」で情報力が鍛えられる
(18)情報は「知恵」に昇華させないと価値がない
(19)人の仕事を研究史し、情報密度・鮮度を高める
(20)固定観念を捨てて、“異質”を受け入れる
第5章 持続力 (21)発見する喜びが持続の原動力
(22)世代を超えて学ぶ
(23)難解な問題を考え続けることに意義がある
(24)持続的な成長を望むならあえてリスクを
(25)「牛歩の歩み」でモチベーションを持続する
(26)進歩し続けるには発想→検証→実行→反省
第6章 客観力 (27)プレッシャーはその人の“器”にかかる
(28)不調のときは自分を変えるチャンス
(29)スランプの脱出法と脱出後の対策
(30)知性・感性・理性のバランスを大切に
(31)さまざまな世界から刺激を受け感性を磨く
第7章 構想力 (32)「序破急」の流れとリズムを知る
(33)簡単なことから挑戦して達成感を味わう
(34)教えてもらうことが習慣化すると成長しない
(35)仕事と私生活を区別する強い意志を持つ
(36)“信用”は技術をも凌駕する力となりうる
(37)一つの型にこだわらない、完成もないと考える
第8章 決断力 (38)一歩踏み出す決断力が成否を決める
(39)選択肢が増えると決断の比重は高くなる
(40)「見切る力」は極限の思考訓練で養われる
(41)リスクを避けるばかりでは決断力が鈍る
第9章 詰め将棋で
頭脳トレーニング
(42)詰め将棋で頭脳を刺激する〜詰め将棋の効用〜
(43)詰め将棋で頭脳を刺激する〜練習問題〜
(44)古典詰め将棋の傑作〜『将棋図巧』から 第1番

◆内容紹介
効率的に仕事をし、いい結果を出すにはどうしたらよいか? 瞬時の閃き、粘り強さ、集中力、情報収集力など将棋からビジネスに役立つヒントをイラストを多用しわかりやすく解説。頭を鍛えるトレーニング問題付き。


【レビュー】
羽生の思想・思考をまとめ、ビジネス入門書風に図解した本。

初めに言っておくが、本書は「ドリル」ではない。「ドリル」とは、辞書(「大辞林 第二版」)によれば、

 【ドリル】
 重要で基本的な技術や知識を、反復学習することによって定着・強化すること。また、その過程。

とある。本書では反復学習や練習をするようなことはない。羽生が将棋を通して学んださまざまな人生観や勝負術などを、一般人やビジネスマンに応用してみよう、というのが本書のスタイルである。仕事上で問題・課題に当たったときに、どのように取り組んでいけばいいのか?5年、10年といったスパンでスキルアップを考えたときに、どういう戦略で自分を育てていくのか?など、内容は多岐に渡る。

レイアウトの一例レイアウトは左図のような感じ。右側に羽生の書いた本文、左側にその内容を分かりやすく図式化したイラストや概念図、それと羽生の一言(「羽生の一刺」)。このパターンばかりだと飽きてしまうので、ときどき意識的に図解の位置を変形させていることもある。

実は、本書の内容は既刊の『
決断力』や『簡単に、単純に考える』、多くの対談や講演などで語られているので、特に目新しいという感じはない。しかし、読み易さは抜群で、羽生が言いたいこともとてもよく伝わってくる。

編集者がかなり頑張ったんだと思うが、タイトルで台無しにしてしまっているような……。

あまり内容が深くないので
Bにとどめておいたが、一読の価値は高いと思う。メインターゲットである「20代〜30代の社会人」には当然オススメだし、受験生や就職活動前の大学生が読んでも面白いと思う。

※最終章の「詰め将棋」は不要、というか蛇足だと思う。



【関連書籍】

[ジャンル] 
エッセイ
[シリーズ] 
[著者] 
羽生善治
[発行年] 
2007年

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