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書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
0(ゼロ)から学ぶ居飛車の基本 | あさちゃん | '20.12 | 〔電子書籍〕 |
0(ゼロ)から学ぶ居飛車の基本 | あさちゃん | '20.12 | 〔電子書籍〕 |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 | 上野裕和 | '18.6 | 2013年の増補改訂版 |
コンピュータ発!現代将棋新定跡 | suimon | '18.6 | |
史上最速の攻撃戦法 極限早繰り銀 | 佐藤慎一 | '18.1 | 初手▲2六歩△3四歩▲2五歩 ⇒ユニーク戦法の本 |
定跡無用の突進戦法
野獣流 攻める矢倉&右四間飛車(マイナビ将棋文庫) |
泉正樹 | '17.3 | 2008年,2009年の合冊文庫版 |
将棋・基本戦法まるわかり事典 居飛車編 | 佐藤慎一 | '17.3 | |
長岡研究ノート 相居飛車編 | 長岡裕也 | '13.10 | |
矢倉・角換わりの教科書 | 阿久津主税 | '13.8 | |
将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 | 上野裕和 | '13.3 | |
羽生の頭脳(4) 角換わり・ヒネリ飛車(将棋連盟文庫) | 羽生善治 | '10.7 | 1993年,1994年の合冊文庫版 |
対居飛車 右四間飛車戦法 | 屋敷伸之 | '10.7 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
居飛車基本戦法 | 高橋道雄 | '06.1 | |
将棋定跡最先端 居飛車編 | 所司和晴 | '05.12 | |
相居飛車の定跡 | 青野照市 | '04.11 | |
高田流新戦略3手目7八金 | 高田尚平 | '02.8 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
将棋基本戦法 居飛車編 | 森下卓 | '97.9 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
米長流 速攻居飛車 | 米長邦雄 | '86.8 | |
山田道美将棋著作集 第三巻 近代戦法の実戦研究 3 | 山田道美,中原誠/編 | '80.6 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
芹澤の最新戦法 | 芹澤博文 | '77.5 | 1966年『現代流行の新戦法』の改題版 |
大山の将棋読本 4 居飛車の戦い | 大山康晴 | '77 | |
大五郎流居飛車入門 | 佐藤大五郎 | '74.10 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
新しい居飛車戦法 | 山川次彦 | '66.3 | |
現代流行の新戦法 | 芹沢博文 | '66 | |
初歩の居飛車戦法 | 松田茂行 | '60 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
居飛車を中心とした平手将棋の指し方 | 山川次彦 | '57.2 | |
最新將棋全書 第三卷 戰術篇(一) | 丸田祐三・大山康晴 | '54.5 |
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0(ゼロ)から学ぶ居飛車の基本 |
あさちゃん (電子書籍) ISBN:- 2020年12月 \207(10%税込) 86p/約7MB |
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◆内容紹介 本書は将棋初心者の方向けに居飛車を0から解説したものになります。この本は一手ずつ盤面を掲載しているためわざわざご自身で駒を並べる必要がありません。1手ごとに手寧で分かりやすい説明が載っているため初心者の方や他の棋書が難しすぎるという方にお勧めです。ルールだけしか知らない方であっても居飛車の基本を理解していただけます。また、棒銀戦法についても少し学べます。 |
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マイナビ将棋BOOKS 【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 |
上野裕和 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6626-3 2018年6月 \1,771(8%税込) 272p/19cm |
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第1部 序盤の基礎知識
第2部 歴史を振り返る 第3部 各戦法の解説 ◆内容紹介 本書は平成25年に出版した『将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編』(2013年)に平成30年(2018年)3月までの定跡の進化を加えた「増補改訂版」です。 前著では居飛車の戦法を矢倉、角換わり、相掛かり、一手損角換わり、横歩取りの5つに分け、それぞれの戦法の歴史からさかのぼって上野裕和五段が丁寧に解説。大変な好評をいただきました。 それから5年がたち、相居飛車の序盤戦術は劇的に変わりました。絶対のエースである矢倉がまさかの衰退、角換わりがエースに昇格、今まで誰も注目しなかった雁木が大流行…。その変化とスピードには、プロでも驚くほど。ましてやアマチュアにとっては何がなんだかわからないまま、どんどん定跡が進化している、という状態ではないでしょうか。 そこでぜひオススメしたいのが本書です。 前回も紹介した五大戦法についてはここ5年間の動きを加えてパワーアップして収録。さらにここ数年で一躍メジャー戦法の仲間入りを果たした「雁木」については基本的な狙いから丁寧に解説。書籍全体としては「六大戦法」として新たな枠組みでリニューアルしています。 「増補改訂版」はボリュームも満点の272ページ。相居飛車の基本と全体像をざっくり知りたい方、この5年の相居飛車がどう変わったのか知りたい方には必携の一冊です。 |
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マイナビ将棋BOOKS コンピュータ発!現代将棋新定跡 |
suimon マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6588-4 2018年6月 \1,663(8%税込) 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:B+ 解説:B 読みやすさ:B 有段以上向き |
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◆内容紹介 |
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2016〜2018年くらいに現れた、コンピュータ将棋の影響を受けた新戦法を解説した本。「コンピュータ将棋研究Blog」で取り上げられてきた居飛車戦術を大幅に加筆・修正してまとめたもの。 本書の戦術は、コンピュータ同士の対戦に現れたものを、プロ・アマ問わず人間が取り入れ、プロ・アマ・コンピュータがそれぞれに磨いてきたもので、近年の序盤戦術の変化の原動力となっている。実際、最近のプロ公式戦の相居飛車は、3年くらい将棋から離れていた人から見れば、「どうしてこうなった?!!」と思うくらい、従来までの形とは激しく異なってきている。 著者は、「コンピュータ将棋研究Blog」制作者のsuimon氏。奥付によれば、2014年10月からfloodgateの棋譜を調べ始め、2015年12月にブログを開設、コンピュータの斬新な作戦を紹介する記事が反響を呼んでいる、とのこと。コンピュータ将棋に詳しいということで、本書では、各結果図にはコンピュータの評価値が目安として添えられている。(使用ソフト、PCはp253〜p254に記載)。 各章の内容を、チャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2019Jan20) |
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マイナビ将棋文庫 定跡無用の突進戦法 野獣流 攻める矢倉&右四間飛車 |
泉正樹 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6460-3 2017年10月 \1,447(8%税込) 448p/15cm |
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◆内容紹介 本書は泉正樹八段による『野獣流攻める矢倉』(2008)と『野獣流攻める右四間』(2009)を合わせて1冊の文庫にしたものです。定跡手順で組み上がる前に仕掛ける超攻撃戦法を体得できる一冊です。 本書で「攻め切って勝つ」将棋を身につけて、日々の将棋で気持ちよく勝ってください。 |
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下記2冊を合本し、文庫化したもの。それぞれレビュー済みです。 2008-10 野獣流攻める矢倉,泉正樹,MYCOM 2009-05 野獣流攻める右四間,泉正樹,MYCOM |
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マイナビ将棋BOOKS 将棋・基本戦法まるわかり事典 居飛車編 |
佐藤慎一 マイナビ出版 ISBN:978-4-8399-6217-3 2017年3月 \1,663 224p/19cm |
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◆内容紹介 |
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マイナビ将棋BOOKS 長岡研究ノート 相居飛車編 |
長岡裕也 マイナビ ISBN:978-4-8399-4857-3 2013年10月 \1,659(5%税込) 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4〜6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段向き |
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・【コラム】(1)将棋の楽しみ方
(2)棋士になっていなければ (3)上座と下座 (4)持ち時間の使い方
(5)感想戦 (6)羽生先生 |
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横歩取りと角換わりを中心とした相居飛車の定跡書。『長岡研究ノート
振り飛車編』(2013.07)の姉妹書。 羽生の研究パートナーである長岡が、今度は相居飛車の最新定跡書を書いてきた。相居飛車もいろいろあるが、本書では横歩取りと正調角換わり腰掛け銀に絞られている。 横歩取りと角換わりは、現在変化の時期を迎えている。著者の言葉を借りれば、横歩取りと角換わりは「新時代」を迎えているのである。これまでは、華々しい攻め合いか、攻め切るか受け切るかの戦いが多かったが、最近は仕掛けのタイミングを探りながら駒組みに微妙な工夫を凝らしていく展開が増えている。 また、考え方の変化に伴って、従来はあまりスポットライトが当たらなかった形も再検討されているし、「志が低い」などと切り捨てられていた形までもが真剣に検証されている。 本書は、そういった横歩取りと角換わりの現状について、長岡が自身の研究手も交えて解説した本である。 各章の内容をチャートを添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2014Jan31) |
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矢倉・角換わりの教科書 |
阿久津主税 日本将棋連盟/発行 マイナビ/販売 ISBN:978-4-8399-4824-5 2013年8月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き3枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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・【コラム】棋士の日常/印象深い角換わりの将棋/子どものころの話 |
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矢倉・角換わりの指南書。「将棋の教科書シリーズ」の第6弾。 「将棋の教科書シリーズ」に、ついに相居飛車が登場した。 アマでは振飛車の人気が高く、相居飛車の出現率は低めである。これは、振飛車が比較的覚えやすく、序盤・中盤・終盤が分かれていて、後手でも比較的指しやすいなどといった、戦法の性格も一因ではある。しかし、「アマには振飛車が人気」というマーケティングのもと、振飛車の本ばかり出して、相居飛車の分かりやすい棋書を出版することを怠ってきた棋書業界にも大いに責任があるだろう。プロの相居飛車の将棋を見てほしいなら、相居飛車の魅力を伝えるような種まきを地道に続ける必要があるのだ。 そこで本書。相居飛車の花形である「矢倉」と「角換わり」を分かりやすく伝える本に仕上がっている。……レビューの続きを読む(2013Dec25) |
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マイナビ将棋BOOKS 将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 |
上野裕和 マイナビ ISBN:978-4-8399-4656-2 2013年3月 \1,554(5%税込) 256p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★ 〜★★★ 図面:見開きMAx4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:S 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き (有段者までOK) |
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◆内容紹介 |
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現代相居飛車の歴史や背景を解説した本。 史上空前の「プロの将棋を分かりやすく解説した棋書」に成功した、前著『将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編』から5ヶ月。早くも「相居飛車編」が発行された。 相居飛車は、アマでの出現率は比較的少ないものの、プロでの局数は多く、「あまり指したことはなく、観戦専門」の方も多いと思う。また、自分で指すという人でも、相居飛車の全戦型を指しこなせる人は稀で、戦型の知識に偏りがあるのが普通だ。つまり、相居飛車の全体像を語れる人は相当少ない。 本書は、現代将棋のプロの序盤(相居飛車)の意味を、級位者でも分かるように解説した本である。……レビューの続きを読む(2013Jun10) |
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将棋連盟文庫 羽生の頭脳(4) 角換わり・ヒネリ飛車 |
羽生善治 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3637-2 2010年7月 \1,155(5%税込) 448p/16cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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角換わり、相掛かりの定跡書。 ==(以下、しばらく『羽生の頭脳(1) 四間飛車破り(文庫版)』とほぼ同じです== 「羽生の頭脳」全10巻(1992〜1994)は、トップ棋士が書いた定跡書シリーズの金字塔である。代表的な戦型を網羅し、都合の良い変化を排除して公平に検討した。そのため、定跡が進化しても「基本は『羽生の頭脳』で覚えられる」とされ、異例のロングセラーを記録している。 本書は、シリーズの第7巻「角換わり最前線」と第8巻「最新のヒネリ飛車」を合本し、文庫化したものである。 基本的に内容はオリジナル版とまったく同じ。右図のように前半がオリジナル7巻、後半がオリジナル8巻の内容になっている。2冊をそのまま貼り合せたような構成になっていて、8巻部分の目次は本体の真ん中にある。 変化した点はわずかで、以下の2つくらい。 (1)文庫化に合わせてフォントサイズ、盤面図が小さくなっている (2)文庫化用のまえがきの追加 ==(ここまで)== 本書は、前半の角換わりと後半の相掛かりはまったく別物であり、特に関連性はない。……レビューの続きを読む(2010Jul29) |
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将棋最強ブックス 対居飛車 右四間飛車戦法 |
屋敷伸之 創元社 ISBN:978-4-422-75132-0 2010年7月 \1,365(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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◆内容紹介 |
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相居飛車戦での▲右四間飛車の指南書。 右四間飛車は、対振飛車だけでなく、対居飛車にもかなり有効な戦法である。特にある一定の棋力までは相当に勝ちやすい戦法だし、高段者にも通用する。さらに、自陣の囲いにはさまざまなバリエーションがあり、銀矢倉などの持久戦へ移行することも可能。逆に対右四間が苦手だという人も多いだろう。 本書は、対右四間が苦手な人には一切の配慮なく(笑)、右四間で攻めつぶす本である。なお、プロの右四間は後手番が多いのだが、本書では後手が4手目に角道を止めた場合の▲右四間である。 自陣の囲いはいろいろある、と書いたが、本書では先手の構えは常にこれ→(右図)。低い構えで飛の打ち込みに強いので、いつでも飛車切りが可能で、攻め筋が分かりやすいのが大きな特徴。『野獣流攻める右四間』(泉正樹,MYCOM,2009)では「かにのほろ酔い囲い」と呼ばれている構えだ。……レビューの続きを読む(2010Jul23) |
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将棋定跡最先端 居飛車編 |
所司和晴 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1948-8 2005年12月 \1,449(5%税込) 240p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 有段者向き |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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プロの最先端で戦われている相居飛車の戦型の定跡書。 相居飛車の中でも、矢倉と横歩取りは所司本人による「東大将棋ブックスシリーズ」でかなり詳しく書かれている。本書では、「東大将棋」で書かれなかった最新の変化と、新しく登場した戦型について、「東大〜」と似た形式で解説している。 第1章は「矢倉▲4六銀」、第2章後半は「相横歩取り」で、それぞれ下記の関連書籍がある。 ・『矢倉道場 第一巻 4六銀』 ・『横歩取り道場 第二巻 相横歩取り』 また、第2章前半「横歩取り△8五飛vs▲新山ア流」、第3章「後手一手損角換わり」、第4章「相掛かり▲引き飛車棒銀」は、最近流行している戦型。特に「新山ア流」と「一手損角換わり」は単行本初登場となる。(「相掛かり引き飛車棒銀」は『最前線物語』(2003)で触れられている) 個別ページでは各戦法の紹介をしています 解説のレベルは「東大〜シリーズ」に準拠していて、かなり細かい。ただ、東大シリーズでは図面が見開き6枚だったのに、本書では4枚で、かなり図面不足。スペースに余裕はあるので、この解説量なら6枚ほしかった。本筋図面を枠で囲うなど強調すれば、見づらさも軽減したはず。なお、定跡がまだ固まってない戦型ばかりなので、「○○でも一局」という書き方がかなり多い。 新山ア流・一手損角換わり・相掛かり引き飛車棒銀はここ1〜2年で流行し始めた戦型であり、詳解した本はほとんどない。ならば、狙いや思想を解説した基礎講座や、代表的な棋譜を追った歴史講座が欲しかった。 |
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スーパー将棋講座 相居飛車の定跡 |
青野照市 創元社 ISBN:4-422-75096-8 2004年11月 \1,260(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★☆ 〜★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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相居飛車の定跡書。 本書では、相掛かり▲3七銀戦法、△無理矢理矢倉、相矢倉▲3七銀戦法の3つを取り扱う。 各章とも最初は初級者向けの基本定跡からスタートし、だんだん難しく本格的な定跡に移る。最終的には先手優勢の変化で締める。 どういう棋力の人を対象にしているのかしているのか不明。初級者にはあまり真似のできないような変化も多いし、逆に有段者にはいまさら必要のない解説もあったりする。▲1一金とスミ金を打つ変化(201p)が出てきたときにはちょっとゲンナリした。これが東大将棋ブックスであれば、もともと有段者向けの書籍なので何の問題もないと思うが、本書の場合は初級者向け〜有段者(四段以上)向けの変化がごちゃまぜになっている。 図面やレイアウトは見やすいし、解説も詳しかった。しかし、定跡書としても解説書としてもあまり成功していないと思う。2chの棋書スレッドでは「初級者向けおすすめ棋書」に選ばれている本だが、わたしはあまりオススメできない。(2006Sep11) |
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高田流 新戦略3手目7八金 |
高田尚平 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0464-2 2002年8月 \1,200 221p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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◆内容紹介 |
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3手目▲7八金戦法の解説書。 矢倉戦は、「飛先不突き矢倉」が開発されて大きな進歩を遂げた。その意味は、「後回しにできる手は後回しにして、他に有効な手を指して序盤をリードする」ことである。この思想は、やがてさまざまな戦型に波及。角換わりも、「飛先保留型(▲2六歩止め)」が開発され、新たな道を歩き始めた。 本書の「3手目▲7八金」は、「初手から▲7六歩△8四歩▲7八金とすれば、飛先不突き(▲2七歩のまま)角換わりができるのではないか?」という発想から生まれたもの。前述の思想からすれば、確かに少し得になりそうだ。(もちろん2手目△3四歩の場合はできない) 後手には、主に二つの選択肢がある。「大した得ではない」と素直に飛先不突き角換わりを受けるか、それを嫌って矢倉などを選ぶかだ。 本書では、「それらの全てに対抗する手段がある」とし、中盤までのさまざまな展開を解説している。先手も後手の動きに呼応して、矢倉三手角や5筋位取り中飛車など、さまざまな戦型を指しこなす必要があるので、かなり大変かもしれない。 ただし、いずれの展開も損得はかなりわずかなもの。序盤からわずかでもリードを狙うプロらしい研究であるが、アマで角換わり腰掛銀も、力戦四間飛車も、5筋位取り中飛車も器用に指しこなせる人はかなり少ないと思う。実際の実用度はやや疑問符だ。 解説自体は平易で分かりやすい。「プロはいろんなことを考えて指してるんだなぁ」ということが分かれば、それで十分だと思う。(2007Aug18) |
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パーフェクトシリーズ 将棋基本戦法 居飛車編 |
森下卓 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0336-6 1997年9月 \1,200 223p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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・【ミニコラム】名手▲5七銀(矢倉)/木村定跡(角換わり)/駅馬車定跡(相掛かり)/師匠の教え(横歩取り) |
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相居飛車の総合定跡書。相居飛車の四大戦型である矢倉・角換わり・相掛かり・横歩取りの基本を解説。 相居飛車の優しい定跡書はかなり少ない。振飛車に比べて序盤の形が多岐にわたるため、うまくまとめるのが大変だからだろうか。 本書はその中でも貴重な存在で、代表的な四戦型をさらにいくつかに分類して、基本の部分を解説している。ただし、解説は中盤か終盤の入り口当たりまでになっており、あまり詳しくはない。本書でなにか一つの戦型に興味を持つようになったら、もっと詳しい専門書を求めるべし。 個人的には、第2章〜第4章はまずまず合格点。第1章の矢倉も悪くはないが、急戦ばかりというのが気になった。矢倉は囲いあってからの崩し合いが一番の魅力だと思うので、4六銀-3七桂型や4七銀型同型矢倉など「しっかり入城する矢倉」も載せてほしかったと思う。(2006Feb14) |
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一手決断☆将棋戦法(9) 米長流 速攻居飛車 |
米長邦雄 筑摩書房 ISBN:4-480-67009-2 1986年8月 \780 206p/18cm |
[総合評価] C |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:B 中級〜上級向き |
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◆内容紹介(表紙より) |
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相掛かり腰掛銀と矢倉の解説書。基本的に、第24期十段戦(米長vs中原)を中心とした実戦解説形式。 目次だけみると2種類に見えるが、実際は4つの戦法を扱っている。 第1章は相掛かり。相腰掛銀に出る前に▲4五銀と出る(左図)のが新工夫の一手。一見速攻を狙っているようだが、△6五歩と形を崩させて後手の無理攻めを誘うのが真の狙い。最近流行したUFO銀と似た思想である。また、第1章後半では相腰掛銀(右図)を解説。 第2章は矢倉。矢倉▲3七桂からの進展で、左図で▲7六金と上がる(左下図)のが新構想。このあと、先手は6筋7筋の位を奪回されてぺしゃんこにされるが、そこで穴熊に組み替えて位の圧力を緩和する、という遠大な構想だ。また、第3章の2局目では米長流急戦矢倉(右下図)を解説。 タイトルでは「速攻」となっているが、メインの相掛かり▲4五銀と矢倉▲7六金は「早めにちょっかいを出し、相手の駒組みを制限したあと受けに回る」という感じ。本書が狙っている層(アマ初段前後)が指しこなすのはかなり難しいと思う。構想そのものより米長の中終盤が際立っているため、あまり真似しない方がいいだろう。 本書では定跡を期待するより、「感覚を読み取る」つもりで読み進めるべし。(2005Jul09) |
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山田道美将棋著作集
第三巻 近代戦法の実戦研究 3 |
山田道美 中原誠/編 大修館書店 ISBN:4-469-19103-5 0376-191030-4305 1980年6月 \1,800 375p/19cm/箱入り |
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第1章 横歩取り盛衰記 第2章 横歩取り定跡の功罪 第3章 角換り腰掛銀 第4章 矢倉の実戦研究 |
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大山の将棋読本(4) 居飛車の戦い |
大山康晴 平凡社 ISBN:4-582-60704-7 1973年6月 \650 287p/19cm |
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◆内容紹介 |
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GORAKU SENSHO 大五郎流居飛車入門 やぐら・棒銀とその応用 |
佐藤大五郎 永岡書店 2076-12070-5615 1974年10月 \480 204p/19cm |
Not found at Amazon.co.jp |
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新しい居飛車戦法 | 大山康晴/校閲 山川次彦 鶴書房 ISBN: 1966年3月 \250 192p/18cm |
Not found at Amazon.co.jp |
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(オリジナル版) zoom (改題版) |
芹沢将棋教室(1) 現代流行の新戦法 |
芹沢博文 高橋書店 ISBN: 1966年 \350 224p/19cm/H.C. |
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芹澤の最新戦法 |
芹沢博文 高橋書店 ISBN: 1977年5月 \550 224p/18cm |
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◆内容紹介(はしがきより抜粋) |
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将棋全書シリーズ
No.2 初歩の居飛車戦法 |
松田茂行 日東書院 ISBN: 1960年 \ 209p/19cm |
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居飛車を中心とした 平手将棋の指し方 |
山川次彦/著 大山康晴/推薦 田中書店 ISBN: 1957年2月 192p/18cm |
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