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■将棋基本戦法 居飛車編

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将棋基本戦法 居飛車編
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パーフェクトシリーズ
将棋基本戦法 居飛車編
[総合評価] B

難易度:★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き

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【著 者】 森下卓
【出版社】 日本将棋連盟
発行:1997年9月 ISBN:4-8197-0336-6
定価:1,200円 223ページ/19cm


【本の内容】
第1章 矢倉戦法 (序)矢倉の崩し方
(1)二枚銀の急戦矢倉 (2)後手急戦矢倉(米長流)
(3)攻めの矢倉中飛車 (4)森下システム
62p
第2章 角換わり戦法 (序)三つの指し方
(1)棒銀 (2)早繰り銀 (3)腰掛け銀
54p
第3章 ひねり飛車
・相掛かり戦法
(序)古くて新しい戦法
(1)ひねり飛車戦法(▲6六歩型/▲5六歩型)
(2)相掛かり戦法(中原流▲3七銀/腰掛け銀)
38p
第4章 横歩取り戦法 (序)よみがえる戦法
(1)△4五角戦法 (2)相横歩取り戦法
(3)△3三桂戦法 (4)内藤流△3三角戦法
30p
第5章 実戦解説編 森下の自戦記=3局
・相矢倉「森下システム」(対 郷田真隆四段)
・角換わり相腰掛け銀(対 中川大輔五段)
・相掛かり(対 中原誠永世十段)
32p

・【ミニコラム】名手▲5七銀(矢倉)/木村定跡(角換わり)/駅馬車定跡(相掛かり)/師匠の教え(横歩取り)

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
相居飛車戦は大別すると、矢倉・角換わり・相掛かり系統の三つに分けられ、さらに横歩取りがある。矢倉・角換わり・相掛かりの三戦法は、いずれも先手が主導権を握ることが多いが、やや特殊な戦いともいえる横歩取りは、後手が一歩を犠牲にして主導権を持とうという戦法だといえる。(中略)本書では細かい変化までは述べられなかったが、大筋は理解できると思う。基本をマスターして、実戦で大いに活用していただきたい。


【レビュー】
相居飛車の総合定跡書。相居飛車の四大戦型である矢倉・角換わり・相掛かり・横歩取りの基本を解説。

相居飛車の優しい定跡書はかなり少ない。振飛車に比べて序盤の形が多岐にわたるため、うまくまとめるのが大変だからだろうか。

本書はその中でも貴重な存在で、代表的な四戦型をさらにいくつかに分類して、基本の部分を解説している。ただし、解説は中盤か終盤の入り口当たりまでになっており、あまり詳しくはない。本書でなにか一つの戦型に興味を持つようになったら、もっと詳しい専門書を求めるべし。

個人的には、第2章〜第4章はまずまず合格点。第1章の矢倉も悪くはないが、急戦ばかりというのが気になった。矢倉は囲いあってからの崩し合いが一番の魅力だと思うので、4六銀-3七桂型や4七銀型同型矢倉など「しっかり入城する矢倉」も載せてほしかったと思う。(2006Feb14)



【関連書籍】
 『
将棋基本戦法 振り飛車編
[ジャンル] 
総合定跡書(居飛車)
[シリーズ] 
パーフェクトシリーズ
[著者] 
森下卓
[発行年] 
1997年

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