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■総合書の本  
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書名 著者 発行 備考
一冊で差がつく!将棋 上達のコツ50 屋敷伸之・監修 '17.5 めざせ名人!将棋で勝つための本』(2009)
の改題新装版
升田の研究 〜鬼手と石田流〜 升田幸三 '15.6 鬼手の研究―強い奴に勝つ将棋―』(1978)と
升田式石田流』(1973)の合本文庫版
書名 著者 発行 備考
必ず役立つプロの常識 阿久津主税 '09.12  
めざせ名人!将棋で勝つための本 屋敷伸之・監修 '09.11  
強くなる将棋虎の巻 高橋道雄 '09.4  
将棋入門の次に読む本 沼春雄 '08.4  
谷川浩司の 本筋を見極める 谷川浩司 '07.2  
いまさら聞けない将棋Q&A 畠山成幸 '06.7  
清水市代の将棋トレーニング 清水市代 '06.2  
復刻版 将棋の公式 加藤治郎 '01.1 1967年の復刻新装版
書名 著者 発行 備考
将棋基本コース 大山康晴 '94.4 1972年の新装版
将棋中級入門 米長邦雄 '93.8 1972年の新装版
米長流基本手筋 実戦の攻防 米長邦雄 '91.1  
現代将棋の急所 山田道美 '90.6  
書名 著者 発行 備考
将棋宝典 中原誠 '88.11  
米長流基本手筋 実戦の急所 米長邦雄 '88.3  
すぐに役立つハイテク将棋必勝法 田丸昇 '87.6  
米長流攻め方の基本手筋 米長邦雄 '87.4  
米長流必ず勝つ基本手筋 米長邦雄 '86.6  
加藤一二三の将棋の戦い方 加藤一二三 '84.7  
将棋・勝つ攻め方 大山康晴 '83.4  
将棋に強くなる本 柿沼昭治 '80  
書名 著者 発行 備考
ひっかけ将棋入門 花村元司 '79.3  
中原の将棋教室 中原誠 '74.7  
大五郎流将棋の勝ち方 佐藤大五郎 '74.4  
将棋の指し方入門 大内延介 '73.2  
将棋中級入門 米長邦雄 '72  
将棋基本コース 大山康晴 '72  
将棋実戦入門 影山稔雄 '71.6  
書名 著者 発行 備考
10日間で将棋に強くなる法 佐藤大五郎 '69.7  
“詰み”と“必死”の徹底的練習 松田茂行 '68.3  
明解 将棋の指し方 大山康晴 '67 快勝版('67)と同じ
快勝 将棋の指し方 大山康晴 '67  
将棋の公式 加藤治郎 '67  
書名 著者 発行 備考
続・将棋小學校 原田泰夫 '54.7  
最新將棋全書 第一卷 基礎篇 大山康晴・丸田祐三 '53.6  
将棋小學校 原田泰夫 '52  


升田の研究 〜鬼手と石田流〜
zoom
将棋連盟文庫
升田の研究
〜鬼手と石田流〜
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升田幸三
日本将棋連盟/発行
マイナビ/販売
ISBN:978-4-8399-5616-5
2015年6月
\1,328
472p/16cm
   
第1部 鬼手の研究
第1章 奇襲・荒技の研究 奇襲1 鬼殺し戦法
奇襲2 早石田戦法
奇襲3 向かい飛車戦法
奇襲4 中飛車戦法
奇襲5 ▲2四歩誘導戦法
 
第2章 基本技の研究    
第3章 鬼手の研究PARTT    
第4章 鬼手の研究PARTU    

第2部 升田式石田流

第1章 升田式石田流の指し方 第1節 浮き飛車型
第2節 古典石田の研究
第3節 向かい飛車型
第4節 角交換型
 
第2章 升田式石田流の実戦 第1節 浮き飛車型
第2節 向かい飛車型
第3節 角交換型
 

◆内容紹介
「自分よりも強い相手に勝つにはどうすればよいのか」

将棋ファンにとって永遠のテーマであるこの問いに、本書が示すのは「思いもよらない奇想」。随所に「升田幸三の将棋観」を散りばめながら、独創的な序盤戦術と敵の虚を突く鬼手の数々を解説しています。

第1部「鬼手の研究」では序盤で敵を壊滅させる奇襲・荒業の研究や基本技の研究に加え、プロ棋士の実戦を題材にした鬼手の数々を紹介しています。

相手の悪手を悪手としなければ、悪手変じて好手ということになりかねません。チャンスをつかむ逆転の勝負術を磨いてください。

第2部「升田式石田流」では、升田式石田流のすべてを升田幸三渾身の筆致で学ぶことができます。

1971年、第30期名人戦――。大山康晴名人を相手に新戦法の真価を試すべく、升田は升田式石田流を連採しました。しかし惜しくも敗れた升田は、以後名人戦の舞台に立つことはかなわず、一つの時代が終焉を迎えたのです。

ところが升田式石田流は40年以上たった今も、当時の研究をベースとしたまま、プロの第一線で活躍を続けています。升田式石田流の誕生と発展の過程、この戦法特有の基本手筋をこの一冊で学ぶことができます。

本書は『
鬼手の研究―強い奴に勝つ将棋―』(経済界,1978)と『升田式石田流』(日本将棋連盟,1973)の2冊を1冊の文庫にしたものです。独特の語り口で語られる、研究と将棋観の一端をご堪能ください。

 


必ず役立つプロの常識
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マイコミ将棋BOOKS
必ず役立つプロの常識
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阿久津主税
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-3417-0
2009年12月
\1,470(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第1章 これがプロの常識 低い陣形と厚みの陣形/玉の堅さと玉の広さ/右玉にはミレニアム囲いが有力/香を残し端攻めを逆用/終盤の安全地帯・銀冠の9三玉(1七玉)/囲いの新格言!ヒモつき玉は堅い/美濃の裏手筋、玉底の金/確実性のある重い攻め/敵飛車足元の単騎銀引っ掛け/上位者相手に浮き飛車は御法度?/プロの距離感/プロが明かす突き捨ての法則/突き捨ては戦いの直前に/絶品のさばきを体感せよ/不利な時は駒損しても戦線拡大/駒が邪魔になるなら攻めのチャンス/玉頭突き捨てのタイミング/急所の駒を見極めよ/プロが嫌う“負けても指せない一手” 104p
第2章 囲いの特性 囲いの特性を知る大事さ/舟囲い/美濃囲い 28p
第3章 実戦次の一手 主導権を握る仕掛け/速攻で決める/離れ駒に手あり/角銀のコンビで優位築く/角の利きでコビンを攻めよ/損して得取れ/種駒を消さずに手厚く攻めよ/連続垂れ歩で攻略 34p
第4章 実戦編&自戦記 ・お互いの有効手を探る   対広瀬章人五段
・厚みに対する方針の定め方 対中座 真五段
・急所の筋を見極めた攻め  対深浦康市八段
・踏みとどまって初優勝   対久保利明八段
52p

◆内容紹介
本書は阿久津主税七段が、「右玉の対抗策が知りたい」、「飛車先の歩を突き捨てるのはどのタイミングか」といった
アマチュアが知りたい疑問に対し、プロの実戦などから例題を挙げてじっくり解説した本です。具体的な手順はもちろん、どういった方針で指すべきかについても詳しく述べています。中終盤の戦いでライバルに負けないように、プロの鋭い感覚と技を身につけてください。

さまざまな将棋の疑問に回答する本。

本書では、阿久津七段が自称アマ初段の編集部員と対話形式で、さまざまな将棋の疑問に答えていく。
 ・編集者の質問に阿久津が答える
 ・阿久津から編集者に質問が飛ぶことも(「ここではどう指しますか?」など)

コンセプトとしては『いまさら聞けない将棋Q&A』(畠山成幸,創元社,2006)に似ているが、『いまさら〜』が幅広い棋力の読者からの質問に答える形を採っていたのに対し、本書は一応「アマ初段クラス」と対象棋力が絞られている。

メインの第1章・第2章の内容は以下の通り。

 第1章・第2章の内容

基本的には、読みそのものよりも、判断が難しいとき(突き捨てのタイミングなど)に考え方の指針となるような内容が多い。『いまさら〜』と違って、見開き完結にはこだわっていないので、第1章(1)のように必要とあらば多くのページを割いていることもある。

第2章だけは図面下に1行追記があることも。

第3章の次の一手は阿久津の実戦から。各問約250字の詳しいヒントで、問題図の背景・考え方を述べる。解説は1問あたりたっぷり3pで、考え方重視。正確な読みができれば満点だが、筋の良い手が正解なので、本書の対象棋力(初段〜三段くらい)なら「ここはこう指すところでしょう」というのが分かれば十分。単なる「ページ埋め」かと思っていたが、ちゃんとした応用講座になっている。

第4章の実戦編も阿久津の実戦から。基本的にテーマ局面(中盤)からのスタートで、総譜なし。この章だけは対話形式ではない。最後の対久保戦(朝日杯決勝)だけは初手から投了までの自戦記。優勝のご褒美?

この講座が週刊将棋に掲載されたとき、内容はとても良かったがさほど量が多くなかったので(見開き2pで2回分の掲載だったはず)、単行本になると聞いて「ページの足りない分は次の一手と自戦記で埋めるんだろうなぁ…」と思っていたため、正直あまり期待していなかった。実際その通り(次の一手と自戦記が追加)だったのだが(笑)、ちゃんと本全体のテーマに沿った内容に仕上がっていて、読み応えがあった。

阿久津七段、すみませんでした。次は期待してお待ちしております。初段〜二段くらいの人にはオススメ。(2010May02)

※誤植・誤字(第1版で確認):
p82 第3図 ▲3七桂を追加する
p216 ×「自然な応酬言える」 ○「自然な応酬と言える」

 

めざせ名人!将棋で勝つための本
zoom

(新装版)
一冊で差がつく!将棋 上達のコツ50
zoom
めざせ名人!将棋で勝つための本
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屋敷伸之/監修
メイツ出版
ISBN:978-4-7804-0724-2
2009年11月
\1,365(5%税込)
128p/21cm
   
一冊で差がつく!
将棋 上達のコツ50
勝ち方が分かる本
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屋敷伸之/監修
メイツ出版
ISBN:978-4-7804-1884-2
2017年5月
\1,566
144p/cm
第1章 将棋は礼に始まり、礼に終わる ・盤上の戦い、将棋の世界
・将棋の舞台は9x9=81のマス目、
 この中で指し手の想いがぶつかり合います
・強くなるために「礼儀」を学ぼう
・将棋の聖地・千駄ケ谷
 
第2章 将棋に勝つための「基本」を知ろう 1 最初の一手は何か? その手を指す理由を知っておこう
2 飛車の位置、居飛車と振り飛車
3 なぜ“王”を囲わないといけないのか?
4 陣形のバランス
 
第3章 手筋と格言で将棋に強くなる ・手筋を覚えて棋力アップ
1 桂、香、金、銀、角、飛の手筋
2 歩、玉の手筋
3 格言いろいろ
 
第4章 詰め将棋10題 ・なぜ詰め将棋が棋力アップにつながるのか!
・1手詰め(第1問〜第5問)
・3手詰め(第6問〜第10問)
 

◆内容紹介
将棋の対局で勝つためのコツをわかりやすく紹介。強い陣地をつくれる定跡と囲い、駒の動かし方がわかる手筋と格言を解説するほか、確かな寄せが身につく詰め将棋10題も掲載。

対局で勝つためのコツをわかりやすく紹介します!
序盤:定跡と囲いを覚えて強い陣地をつくる!
中盤:手筋と格言を勉強すれば駒の動かし方がわかる!
終盤:詰め将棋を通して確かな寄せが身に着く!

◆内容紹介
小学校中学年〜高学年の将棋に取り組んでいる子どもに向けて将棋で勝つための1冊。

 


強くなる将棋虎の巻
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強くなる将棋虎の巻
初段を目指す!
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高橋道雄
創元社
ISBN:978-4-422-75039-2
2009年4月
\1,260(5%税込)
192p/21cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
図面:見開き4枚(解説部)
見開き4問(問題部)
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き
第1章 強くなる極意四十六カ条
第2章 次の一手問題(次の一手=40問)
第3章 詰将棋問題(3手詰=24問/5手詰=20問)
第4章 必至問題(1手必至=24問/3手必至=20問)

◆内容紹介
誰でも確実に棋力がつく、今までになかったユニークな将棋の虎の巻。著者の体験から生まれた、強くなるための極意を紹介する。さらに別章でまとめた次の一手、詰将棋、必至の問題を解くことで、多面的でバランスのとれた実力が自然に身につき、棋力がぐんとアップすること間違いなし。これから力をつけたい初級者から、初段を目指している方が対象の本。この1冊で初段獲得が可能になる。

〔表紙より〕知っておきたい手筋や極意、局面を見渡す目を養う次の一手問題、寄せの力を磨き読みの力を深くする詰将棋と必至問題まで、実戦的・総合的にレベルアップできます。
総合的な棋力アップを目指す本。

本書は、アマ初段を目指す人のための本である。アマ初段になるには、一通りの定跡の知識や、一局の将棋を構想や読みを持って指し終える力や、一定レベルの大局観が必要。本書は、ある程度の将棋の経験のある人が棋力の底上げを目指す本である。

第1章は実戦局面の解説。大半は高橋の実戦(または練習将棋)が題材。ときには格言ぽく、ときにはスローガンぽい感じで、実戦を指すのに必要な考え方を見開き2ページで解説していく。

基本的な考え方を解説しているだけでなく、強くなるためには必要な力でありながら、他書ではあまり解説されていない将棋のコツも結構多く載っている。例を示せば、「力をためる」「一呼吸入れる」「Z(ゼット)」「受け切りの極意:根気よく受ける」「粘り」「ふところの深い玉型」など。高橋の棋風からか、やや「堅さ」よりも「手厚さ」を重視する傾向は見られる。

第2章の「次の一手」は、前半は定跡の一局面から出題。初段を目指す人の実戦に現れそうな局面が多い。また、後半は高橋の実戦からの出題。こちらは少し難しくなっているが、もし分からなくても解説をじっくり読もう。

第3章は3手・5手の詰将棋。難易度はやや易しめ〜標準クラス。アマ初段なら、標準的な5手詰が解けるくらいはマストである。

第4章は1手・3手の必至問題。難易度は易しめ。

また、ページ最下段に将棋豆知識が載っているが、最初は全然気がつかなかった(汗)。実力アップにはあまり関係ないが、それなりに面白いことも。

雑多な内容が一冊に入っているので、「これ一冊で初段に!!」というところまではいかないが、「この一冊で初段に一歩か二歩は近づける」とはいえると思う。版型もシリーズも違うが、同じ創元社の『いまさら聞けない将棋Q&A』(畠山成幸,創元社,2006)とセットで読むと互いに補完できる部分があって面白いのではないだろうか。(2009Jun27)

※なお、ここでの「初段」は一般的なアマ初段であり、「将棋倶楽部24の初段」ではありません。


将棋入門の次に読む本
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将棋入門の次に読む本
「もう一度基本を」という方にも最適!
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沼春雄
創元社
ISBN:978-4-422-75038-5
2008年4月
\1,260(5%税込)
208p/21cm

[総合評価]
C

難易度:
第1章・第2章 ★★
第3章・第4章 ★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
第1章 相掛かり棒銀(原始棒銀) ・相掛かり▲棒銀
 (1)△2三歩(かまわず▲同銀成で良し)
 (2)△3四歩(慎重に▲2三銀不成)
34p
第2章 対振り飛車棒銀・矢倉棒銀 ・対振り飛車棒銀(対△四間飛車)
 ▲3八飛△4五歩型
・矢倉棒銀
 角銀総交換型
48p
第3章 序・中盤の攻防 格言=32 67p
第4章 終盤・寄せの考え方 格言=25 51p

◆内容紹介
入門書で駒の動かし方をおぼえて、さあ、それでは次にどうするか。実際に将棋を指そうと思っても、どの駒をどう動かせばいいか、さっぱりわからない。そんな初心者のための、実戦入門書。まずは、初心者に向く棒銀戦法をわかりやすく解説。さらに序盤の駒組、中盤の戦い方、終盤の寄せを、おぼえやすい格言をつかって教える。本書をマスターすれば、ある程度の棋力をもつ相手にも勝つことができるはずだ。

初級・中級向けの技術解説書。

「入門書は読んでルールも覚えたが、さて次に何をしたらよいものか…」と感じる初級者はかなり多いと思う。将棋は最初に1勝するまでが遠く、勝てなければ将棋も面白くないし、敗因分析も難しい。「実戦は、もう少し本を読んで力を上げてから…」という方も多いだろう。本書は、そういう「入門後」の人向けに書かれたものである。

第1章・第2章は3種類の棒銀戦法の解説。棒銀は、飛と銀の協力で飛車先突破(飛車を敵陣に成り込む)を目指す戦法で、初級者にオススメであるとともに、いろんな手筋を学ぶことができ、末永く使える戦法である。本書では相掛かり・対振り飛車・矢倉での棒銀を解説し、相手を投了に追い込む(=勝つ)までの展開を丁寧に解説している。

第3章・第4章は、格言の解説。格言は、将棋の考え方を分かりやすい言葉で示したもの。わたしの場合、格言をマスターしたころが、棋力の上昇が一番大きかったと思う。初級者や中級者が上達するには格好の題材だ(ただし、初級・中級者向けの格言本で現在普通に書店で買えるものはなぜか少ない…)。本書では、プロの実戦(著者の実戦も含む)を題材に、1つの格言を見開き2ページ完結で解説してある。

全体的に解説は丁寧で分かりやすいし、個々の内容はなかなか良いと思う。

しかし、本書のコンセプトはタイトル通り、「将棋入門の次に読む本」であるはずだ。第1章・第2章はコンセプト通りのものだが、敵陣突破後が急に難しくなったように感じられる一方、棒銀戦法をマスターするには中途半端。第3章・第4章は初級者(おそらく格言に接するのは初めてだろうと思う)にとってはプロの実戦は難しすぎる題材だ。実際、わたしが読んでちょうどよいか、ちょっと易しいというくらいの感じだったし、「この格言を解説するのにこの局面を使うの?」というものもある。「(1)部分図で基本解説→(4)応用図→(3)実戦図」という流れならこれくらいでちょうどよいが、「初級者が格言を覚えるにはちょっと…」というのが正直な感想だ。

本書の評価は人によって相当違うと思うが、わたしは「対象棋力がよく分からない」という本は評価を下げる。「入門書の次」というなら、著者も出版社も同じであるが『大人のための将棋再入門』(2003)の方をオススメする。(2008Jun25)


谷川浩司の 本筋を見極める
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NHK将棋シリーズ
谷川浩司の 本筋を見極める
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谷川浩司
日本放送出版協会
ISBN:978-4-14-016150-0
2007年2月
\1,050(5%税込)
223p/19cm
   
序盤編(戦型は4手で予測しよう/玉の囲い方を覚えよう/矢倉の考え方/ほか)
中盤編(位の働き/仕掛けの時機/攻めの考え方/ほか)
終盤編(速度争いの法則/即詰みで勝つ/必至を覚える/ほか)

◆内容紹介
将棋を指すとき、まず何を考えるべきか。序盤の駒組みやそれぞれの戦法の特徴、攻めと守りの考え方、中盤の戦い方あれこれ、そして寄せを中心とする終盤の戦い方など、将棋を指すうえで基本となる考え方をやさしく解説。
 


いまさら聞けない将棋Q&A
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スーパー将棋講座
いまさら聞けない将棋Q&A
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畠山成幸
創元社
ISBN:4-422-75106-9
2006年7月
\1,260(5%税込)
224p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★
  〜★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:B
初級〜上級向き
Q&A=計102テーマ 質問一覧
・棒銀で、いつも飛車先を破られてしまいます。最適の受け方を教えてください。
・相矢倉で、右四間飛車でつぶされることがよくあります。つぶされない手はないでしょうか。
・横歩取り後手4五角には、どんな対策があるでしょうか。
・〔ほか〕

◆内容紹介
今さら人に聞けないようなやさしい質問から、有段者レベルの高い質問まで、序盤・中盤・終盤に分けてアマチュアの101の質問に答えた。Q&A形式で読みやすく、ユニークな質問と解説で将棋の疑問がすぐわかる。
さまざまな将棋の疑問に回答する本。

将棋を指していて、いろんな疑問にぶつかることがある。そんなときは、自分より強い人に聞くとか、本を読むとか、Webで探すとか、いろいろ方策はあるのだが、なかなか求める答えにたどり着くとは限らない。本書は、そのような「ちょっとした疑問」に答えていく本である。

見開き2ページに1つの質問と回答・解説というのが基本構成。質問内容は、格言、序中盤、囲い崩しの手筋、プロがよく使う慣用句、など。⇒質問一覧

モノによっては「他書に詳しく書いてあるよ」と思うものもあるが(例:Q3-横歩取り△4五角対策など)、「ほほう!」と感心するような質問もある。たとえば、Q40のポンポン桂対策。ポンポン桂は載っている本が少ない上に、居飛車側(ポンポン桂側)の視点で書かれている場合が多い。

初段クラスを目指している人には勉強になること受けあいだ。有段者でも読んで損はない。

不満点としては、見開き完結にこだわりすぎたため、質問によっては図面不足だったり、解説が尻切れトンボ気味になっていること。「見開き完結」は我々読者にとってマストではないので、次回作では解説量に応じて柔軟に対応してほしい。また、質問のレベルがバラバラなので、「初級編」「中級編」「上級編」などに分けるとさらに良いと思う(商業的には良くないのかも…)。

このような本が、今後も定期的に出版されるといいなぁ。そのたびにブラッシュアップしていけば、棋書の一ジャンルを築けるだろう。(2007Jun09)


清水市代の将棋トレーニング
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NHK将棋シリーズ
清水市代の将棋トレーニング
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清水市代
日本放送出版協会
ISBN:4-14-016139-6
2006年2月
\1,050(5%税込)
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き
第1章 最終盤に強くなろう (1)詰み (2)詰めろと必至 (3)寄せ (4)速度計算 44p
第2章 駒の特性を覚えよう (1)歩 (2)桂・香 (3)金・銀 (4)飛・角 (5)玉 50p
第3章 急所の一手を考えよう (1)序中盤・攻め (2)序中盤・受け (3)終盤・攻め (4)終盤・受け 58p
第4章 得意戦法を身につけよう (1)棒銀1(相掛かり原始棒銀) (2)棒銀2(角換わり棒銀)
(3)中飛車1(5筋位取り中飛車) (4)中飛車2(急戦8筋逆襲型)
40p
第5章 将棋をのびのび楽しもう (1)受けの手筋 (2)格言アラカルト 22p

・力試し詰将棋=24問
・「市代のワン・モア・ステップ」(1)〜(19)

◆内容紹介
序盤から中盤、そして終盤へ。キーワードを覚えて「考え方リレー」のたすきをつなごう。2003年4月から9月に放送された「NHK将棋講座」のテキストを加筆のうえ修正、まとめたもの。

中級〜上級クラス向けの総合書。

各項ごとにテーマを設定し、格言(本書では「キーワード」と表現し、太字でハイライトしてある)を交えながら手筋や考え方を解説。テーマが詰みから始まって、最終盤→中盤→序盤・戦法と遡っていくのが特徴的。なぜか後半の方が易しいのも特徴的(笑)。格言は昔からあるオーソドックスなものが多いが、表現を清水流にアレンジしたものもある。一例を示すと、

 (従来)と金の遅早や → (清水流)と金は遅いようで早いよ
 大駒は離して打て → 大駒は離して打とう
 両取り逃げるべからず → 両取り逃げるよりよい手は


と、こんな感じ。少しでも分かりやすくなるように心がけた……ようだが、格言は慣用表現なのでちょっと余計な工夫だったのでは? 他の人と話をするときに微妙なズレが生じてしまう可能性あり。

解説はかなり詳しく、ですます調+口語体で、なるべく講座っぽい表現になっている。また、「歩一枚がこんなおちゃめな芸(?)を演出する」「剣道でいえば『メン、メン、メン!』」など、清水流の表現も多々あり。これは楽しめる人とそうでない人に分かれるかも。

NHKテキストを詰め込んであるせいか、レイアウトはやや苦戦。なるべく見開きで終わるようになっているものの、一部で図面が飛んでいたり、無理に小さな(縦長の)図面で読みにくかったり。

全体的に丁寧な解説で、マスターすれば中級者→上級者になれると思う。ただ、微妙な読みにくさのせいか、あまり印象に残らなかった。惜しい一冊。(2006Jun20)

※各項末にテレビ講座の最後に出題する詰将棋が収録されている。手数は11手〜19手。いつも思うのだが、NHK講座の詰将棋は難しすぎやしないだろうか。「詰将棋」としては標準的なのだが、講座の難易度と合ってないことがしばしばあり、本書のものもそう。209pに「難しいけどがんばってくれ」との旨が書いてあるが……うーん。


米長流基本手筋 実戦の攻防
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米長将棋全4巻-4
米長流基本手筋 実戦の攻防
勝負どころの見極め方
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米長邦雄
有紀書房
ISBN:4-638-07233-X
1991年1月
\830(5%税込)
223p/18cm
  難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
中級〜上級向き
第1章 手筋13題 (1)ひねり飛車 (2)横歩取り (3)相掛かり腰掛銀 (4)振飛車@
(5)振飛車A (6)相振飛車 (7)振飛車B (8)振飛車C
(9)矢倉囲い攻略 (10)矢倉@ (11)矢倉A (12)矢倉B (13)矢倉C
57p
第2章 実戦の寄せ8題 (1)矢倉崩しの▲2四歩 (2)三枚の寄せ (3)急所の▲2四歩
(4)中飛車の中央突破 (5)端歩を突く (6)穴熊崩しの▲7三歩
(7)終盤は速度の勝負 (8)穴熊は駒得より先手
31p
第3章 仕掛けの研究7題 (1)矢倉の仕掛け、位を巡る戦い (2)矢倉3七銀型
(3)同型矢倉からの仕掛け (4)矢倉 (5)タテ歩取りひねり飛車
(6)中飛車、玉頭位取りに対する速攻 (7)四間飛車vs5筋位取り
59p
第4章 中盤8題 (1)矢倉の攻防@ (2)矢倉の攻防A (3)角換わり急戦型の仕掛け
(4)タテ歩取りひねり飛車@ (5)タテ歩取りひねり飛車A
(6)四間飛車に対する速攻の仕掛け (7)四間飛車に対する位取り
(8)5筋位取り中飛車に対する新作戦
61p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
易しい基本手筋で駒の感触に触れていただくことからはじめた四巻のシリーズも、いよいよ最終巻の発刊となった。ここまで読み進んでこられた読者は、もう十分将棋のベテランである。そこで第四巻では、できるだけ多くの実戦例を挙げ、その解説を行った。プロの手を追いながら、勝負どころの見極め方を会得してほしい。

 


(オリジナル版)
現代将棋の急所

(新装版)
現代将棋の急所
文春レジャー
現代将棋の急所
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山田道美
文芸春秋社
ISBN:
1969年7月
\480
347p/20cm
   
現代将棋の急所
個別ページへ
山田道美
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0205-X
1990年6月
\3,000
382p/22cm/H.C.
第1章 詰みと必至 ・裸玉の詰め方
・詰め手筋ABC
・詰将棋十題
・ヨセから必至まで
86p
第2章 将棋の見方考え方 ・駒組の原理
・本筋とイモ筋
・初心者の欠点
・駒は生きている
・美濃くずしの研究
72p
第3章 現代戦法の研究 ・現代将棋の傾向
・現代将棋の盲点
・ツノ銀中飛車の実戦研究
・矢倉の実戦研究
・四間飛車の急所
・三間飛車の急所
・角換り腰掛銀の急所
・穴熊の急所
182p
  補充 将棋雑誌の講座から三編を収録 30p
 


(箱背面)
将棋宝典

(箱正面)
将棋宝典

(上巻)
将棋宝典[上]
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(中巻)
将棋宝典[中]
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(下巻)
将棋宝典[下]
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将棋宝典
(3巻セット)
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中原誠
ぎょうせい
ISBN:4-324-01401-9
1988年11月
\12,000
558p+558p+558p/22cm/H.C./箱入り
   
【上巻】 基本手筋と基本定跡
基本手筋 駒別の基本型と実戦応用 (1)歩の手筋 (2)香 (3)桂 (4)銀 (5)金 (6)角 (7)飛 (8)玉 116p
序盤の基本手筋 戦法別の実戦手筋 (1)四間飛車の駒組み (2)中飛車 (3)三間飛車
(4)棒銀(角換わり) (5)矢倉 (6)ひねり飛車
(7)居飛車穴熊(対四間飛車) (8)振り飛車穴熊
(9)腰掛銀(相掛かり・角換わり)
110p
中盤の基本手筋 戦法別の実戦手筋 (1)四間飛車の手筋 (2)中飛車 (3)三間飛車
(4)棒銀(角換わり) (5)矢倉 (6)ひねり飛車
(7)居飛車穴熊(対四間飛車 (8)振り飛車穴熊
(9)腰掛銀(相掛かり・角換わり)
110p
必死問題 新作40題・古典13題 (1)必死問題(1手必死=7問/3手=14問/5手=10問/
 7手=3問/9手=4問/11手=1問/17手=1問)
(2)古典必死(9問) (3)必死逃れ(2問) (4)両必死(2問)
110p
最新流行型戦法   (1)一歩留め腰掛銀(角換わり) (2)新型向飛車(阪田流)
(3)三間飛車対▲3五歩早仕掛け)
62p
付録 江戸川柳が教える基本手筋 川柳=44 46p

【中巻】 現代実戦定跡

中盤の実戦手筋 次の一手問題=34問 70p
終盤の実戦手筋 次の一手問題=34問 70p
将棋格言手筋 格言解説=38項 78p
最新居飛車戦法 (1)急戦矢倉戦法
  (A)▲4六銀-3七桂 (B)飛車先不突矢倉(vs△矢倉中飛車)
(2)角換わり 相掛かり腰掛け銀戦法
(3)角換わり▲棒銀戦法
80p
最新振り飛車戦法 (1)ツノ銀中飛車戦法 (2)四間飛車戦法 (3)三間飛車戦法 60p
駒落ち定跡 (1)二枚落ち・二歩突っ切り定跡 (2)二枚落ち・銀多伝定跡
(3)飛車落ち・右四間飛車急戦定跡 (4)角落ち・矢倉定跡
60p
実力テスト・次の一手 次の一手問題=31問 64p
付録:私の修行時代 ・奨励会時代の自戦記
 (1)中原2級vs工藤1級 (2)中原二段vs安恵二段
 (3)桜井三段vs中原三段 (4)勝浦三段vs中原三段

他コラム多数
70p

【下巻】 実戦と名局

第一章 中原の実戦・居飛車編 自戦記=21局 206p
第二章 中原の実戦・振り飛車編 自戦記=8局 112p
第三章 中原の実戦・対振り飛車編 自戦記=8局 80p
第四章 古典名局集
―付・現代将棋二局
古典名局=5局/戦後の名局=2局 84p
第五章 詰将棋作品集
―新作40題・古典22題
3手詰=5問/5手詰=10問/7手詰=10問/
9手詰=10問/11手詰=5問/
古典図式=9問/曲詰め=5問/古作図=8問
64p
付録 名人制の変遷   6p

◆内容紹介(はじめにより抜粋)
この本は、初級・中級者から上級者までを対象にしています。時には易しい問題もありますが、あくまでも基本を身に着けていただくということを主眼にしました。ですから、たとえば攻めの手筋を解説するにしても、では問題点はどこにあるのか、と出題図にまで立ち返って検討を加えることにしました。こうした問題の捉え方は、これまでの将棋の本にはなかった解説であると自負しています。

 


米長流基本手筋 実戦の急所
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米長将棋全4巻-3
米長流基本手筋 実戦の急所
仕掛けの徹底研究
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米長邦雄
有紀書房
ISBN:4-638-07232-1
1988年3月
\830(5%税込)
225p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
中級〜上級向き
第1章 手筋の応用 (1)端攻めの手筋を応用した攻撃 (2)攻めを逆用する好手筋
(3)下段香の手筋@ (4)下段香の手筋A (5)桂を利用して飛車をさばく手筋
(6)捌きを助ける振飛車の手筋 (7)攻め味を作る振飛車の手筋
(8)焦点の歩の活用 (9)大駒は近づけて受ける (10)遠見の角打は好手筋
(11)矢倉攻めの手筋 (12)速度を速める不成の手筋 (13)早逃げの手筋
40p
第2章 実戦の寄せ方 (1)必勝形からの勝ち方 (2)気づきにくい寄せ方
(3)攻めを遅らせる手筋の中合い (4)早逃げで勝ちを決める
(5)収束のとりかかり方
21p
第3章 仕掛けの研究 (1)三間飛車(3七桂早仕掛け) (2)升田式石田流 (3)向飛車
(4)阪田流向飛車 (5)中飛車に対する4六金 (6)中飛車に対する玉頭位取り
(7)中飛車に対する4五歩 (8)中飛車対棒銀 (9)四間飛車対5筋位取り
(10)角換わり腰掛銀 (11)角換わり棒銀 (12)ひねり飛車
(13)横歩取り(△変則2三歩型) (14)早繰り銀 (15)相掛かり腰掛銀
(16)矢倉戦@(▲4七銀△6三銀型) (17)矢倉戦A(▲4六銀3七桂型)
(18)矢倉戦B(▲4六角△6四角型)
133p
第4章 投了図以降の
詰め手順
例題=5例 16p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
いよいよ第三巻からは、今までにマスターした手筋の応用編となる。すでに学んだ手筋の復習をすると同時に、手筋のより高度な活用法や、手筋の組み合わせを会得していただきたい。そして、そのテクニックを自由自在に使いこなせるように身につけていただくのが、この本の狙いである。

中級〜上級クラス向けの総合書。

複合手筋・寄せ・仕掛け・詰めと盛りだくさん。本書では特に、仕掛けにかなりのウエートが置かれている。主に米長の実戦を題材に、開戦から分かれまでの流れを解説。現在では定跡に組み込まれているものも多く、実戦と机上の研究との差を探る上でも貴重な資料である。ただし、読んでいてなぜか眠くなった。わたしはこの分野は割と好きなのだが…。

第1巻・第2巻に比べて図面配置が悪くなった。レイアウトは同じだが、図面を探さなければならないことが多い。また、図面を半分に切ってレイアウトを工夫していることもあるが、これが失敗。必要な駒が見えなくなってしまっている。本書の局面はすべて実戦例なので、図面カットはやってはいけないことだった。

一見読みやすいようで読みにくい。眠くなったのはこれが原因かも?(2005Feb16)



zoom
すぐに役立つ
ハイテク将棋必勝法
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田丸昇
棋苑図書
ISBN:4-87365-044-5
1987年6月
\800
224p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き
第1章 勝つための実戦テクニック ・歩兵のテクニック(12項目)
・序盤戦のテクニック(10項目)
・中盤戦のテクニック(13項目)
・終盤戦のテクニック(12項目)
114p
第2章 棋力判定・次の一手問題集 15問 32p
第3章 この戦法で勝とう ・直撃穴熊破り(対振り穴 地下鉄飛車)
・急戦向飛車(▲7五歩型)
・振飛車封じの筋違い角(3手目角交換)
・相矢倉スズメ刺し
70p
手筋・格言・大局観などを中心とした総合棋書。

第1章では、格言を交えながら、我流脱却のための様々な秘訣を解説している。1テーマにつき2例を挙げて、かなり丁寧に解説している。この章が本書のメイン部分。どの部分が“ハイテク”なのかはよく分からないが、本章には初段を目指す方にタメになることが書いてある。ページ数が少ないのがちょっと残念。

第2章の次の一手問題は、第1章をしっかり読んだ方なら全問正解できるはず。第3章は「得意戦法を持とう」という趣旨で、4つの戦法を紹介。特に地下鉄飛車は振り穴対策としてかなり有力だし、▲7五歩型急戦向飛車はかなり主導権を持って攻めれる。この2つは攻め好きの方には超オススメ。解説はそれほど広くないが、狙い筋が絞られているので分かりやすい。

あまり話題に上らない本だが、読んで損はないと思う。出版から15年経った現在でも現役で、大型書店なら実際に手にとって見ることができる。(2003Nov24)


米長流攻め方の基本手筋
zoom
米長将棋全4巻-2
米長流攻め方の基本手筋
一手入魂手筋の極意
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米長邦雄
有紀書房
ISBN:4-638-07231-3
1987年4月
\830(5%税込)
268p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き
第1章 手筋(基本手筋) 第1巻基本手筋の復習・次の一手問題=60問 62p
第2章 序中盤の戦い方
(仕掛けまで)
ヒネリ飛車(△凧金/△5四歩/△4四歩)
中飛車(▲6六銀型中飛車/▲ツノ銀中飛車vs△7二飛)
対石田流急戦(△石田流vs▲棒金/▲玉頭位取りvs△四間飛車〜石田流)
矢倉(▲棒銀+スズメ刺し/▲スズメ刺し模様/△スズメ刺し)
131p
第3章 終盤・寄せ 実戦例=8テーマ 41p
第4章 詰将棋 5手詰=10問/7手詰=10問 22p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
実力を着実につけるためのこのシリーズ第二巻では、第一巻の基本手筋の復習から入り、より高度な戦法や手筋を説いていく。

中級〜上級クラス向けの総合書。シリーズ第1巻『米長流必ず勝つ基本手筋』の応用編にあたる。

第1章は易しい次の一手問題集。第1巻で習った手筋を問う。問題は良問が多いが、解説は淡白でイマイチ。第1巻で説明しているからいいのかもしれないが、もう少し丁寧にやってほしいところ。

第2章は戦法解説。第1巻の戦法よりも、より複雑なものが多くなっている。あまり精緻な解説ではなく、「こう指すところ」「気合で取る」など、茫洋とした大局観や心構えを重視している。現在ではあまり指されない形ばかりなので、中級者がいま読むのは微妙かも。いろいろ知識をつけた上で読めばなかなか面白い。

第3章と第4章は寄せと詰将棋。第1巻からレベルアップした感じ。

タイトルは「攻め方の基本手筋」だが、内容はちょっとズレている気がした。(2005Feb12)


米長流必ず勝つ基本手筋 米長将棋全4巻-1
米長流必ず勝つ基本手筋
米長手筋の基礎の基礎
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米長邦雄
有紀書房
ISBN:4-638-07230-5
1986年6月
\830(5%税込)
262p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き
第1章 手筋
(基本手筋)
歩の手筋/香の手筋/桂の手筋/銀の手筋/
金の手筋/角の手筋/飛の手筋/玉の手筋
61p
第2章 詰将棋20題 1手詰=4問/3手詰=16問 21p
第3章 終盤の手筋 美濃囲い崩し/矢倉崩し/穴熊崩し/必死のかけ方/
詰み/敵の打ちたいところへ打て/玉は下段に落とせ
42p
第4章 序中盤の戦い方
(戦法と定跡)
・飛先交換の戦型
・棒銀戦法の攻防(原始棒銀/角換わり棒銀)
・原始中飛車戦法の攻防
(△5五歩対策/△6五銀対策/△6二玉対策)
・振飛車戦法の基礎
(▲四間飛車vs△棒銀/▲三間飛車vs△6五歩早仕掛け/攻勢向飛車)
・矢倉(総矢倉/▲4七銀△6三銀型)
130p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
この第一巻では、基本的な手筋、駒の感触というものを中心に説いてみた。優しい戦法の特徴や、基礎の手筋を主体に駒の呼吸というものを少しでも感じ取ってもらえればありがたい。

初級〜中級クラス向けの総合書。

第1章と第3章では、すぐに役立つ基本手筋を解説。手筋の数としてはそれほど多くないが、厳選されており「手筋の基礎の基礎」にふさわしい内容。これらをマスターできれば初級脱出は堅いと思う。

第2章は詰将棋だが、どちらかというと「詰め手筋」的な内容。1手詰・3手詰で非常に易しい。

第4章は戦法解説。初級同士で頻出する「相掛かり5手爆弾」「原始棒銀」「原始中飛車」がしっかり解説されているのは嬉しい。一方、後半の振飛車や矢倉の解説は少し難しくなっている。特に相総矢倉を打開する話は、はっきり有段者向けだと思う。

全体的な対象棋力はアマ5級前後だが、第2章の詰将棋は初級向け、第4章の振飛車と矢倉の解説は初段以上と、対象棋力がややばらついている。部分的にはどれも役に立つ内容なので、もしレベルが合わなかったらしばらく時間をおいて(他の棋書を読んだりして)から見直すといい。(2005Jan22)


加藤一二三の将棋の戦い方
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加藤一二三の将棋の戦い方
基本戦法と必ず勝つ手筋・寄せ
個別ページへ
加藤一二三
ナツメ社
ISBN:4-8163-0389-8
1984年7月
\850
222p/19cm
   
第1章 中飛車
<縁台党から名人まで愛用>
将棋の難しさ・面白さ/中飛車戦法の駒組み/ツノ銀中飛車型/5筋不突型/中央位取り型/中央位取り型の変化/△5三銀型中飛車 42p
第2章 四間飛車
<振り飛車の基本>
・△四間飛車vs▲棒銀
四間飛車戦法の駒組み/△3五同歩型/△2二角の変化/△4二角と引く型/△角交換型/実戦例-対大山十段戦
42p
第3章 戦いの手筋
<中盤でどう戦うか>
(1)浮いた銀を攻める (2)桂を攻める手順 (3)浮き駒に手あり.1 (4)浮き駒に手あり.2 (5)桂馬の高とび歩の餌食 (6)角の使い方 (7)三間飛車定跡.1 (8)三間飛車定跡.2 (9)華麗なさばき (10)腰高をとがめる 44p
第4章 寄せの手筋
<これを知れば必ず勝てる>
(1)金を攻めよ (2)速度を読む (3)受けきって勝つ (4)攻め合い勝ち (5)きわどい寄せ (6)二枚飛車で寄せる (7)厚みにものをいわせる 48p
第5章 次の一手
<あなたの棋力は?>
・次の一手問題=20問 42p

◆内容紹介(はじめにより抜粋)
すでに刊行されている『将棋の指し方』『将棋の勝ち方』と、本書『将棋の戦い方』によって、入門から中級までの“上達三部作”が完成したことになります。
(中略)勝つためには「定跡」を知ることが第一で、その線に沿って前二書は定跡を解説することに主眼を置きましたが、本書では「手筋」と「寄せ」の解説を多く取り入れました。それは、将棋の勝敗の80%が「寄せ」で決るからです。

 


将棋・勝つ攻め方
zoom
勝利シリーズ(2)
将棋・勝つ攻め方
個別ページへ
大山康晴
池田書店
ISBN:4-262-10262-9
0276-100262-0316
1983年4月
\700
254p/18cm
   
勝ちをめざす攻め   5p
序盤の攻め 13テーマ 76p
中盤の攻め 15テーマ 101p
終盤の攻め 8テーマ 64p

◆内容紹介(表紙見返しより)
攻め駒より守り駒の多いところを攻める、攻めの途中で弱気を出す、肝心のときに駒を惜しむなど、攻めのセオリーを知らないが故の失敗がアマチュアの方には特に多い。また、猪突猛進的な攻め方では、自分の傷を多くするだけで結局はまけてしまう。攻めの急所さえはずさなければ、一歩よく敵陣を制することもありうるのだ。本書では、
序盤・中盤・終盤別に実戦的な場面を取り上げて検討し、攻めのポイントを明快に解説した。

 



zoom

(新装版)
ハウブックス
将棋に強くなる本
好敵手には読ませたくない
個別ページへ
柿沼昭治
金園社
ISBN:4-321-55222-2
1979年4月
\730
230p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き0〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
構成:A
読みやすさ:A
中級〜上級向き

将棋に強くなる本
好敵手には読ませたくない
個別ページへ
柿沼昭治
金園社
ISBN:4-321-55222-2
1996年3月
\880
230p/18cm
・将棋に強くなるために=28p
・序盤でリードする=38p
・中盤をどう戦うか=30p
・終盤に強くなる=36p
・居飛車対居飛車の戦い方=34p
・居飛車対振飛車の戦い方=42p
・実戦から学ぶ=34p
・コラム=6
アマによる、アマのための将棋の考え方を述べた本。著者は東日本アマ名人。1996年に装丁を替えて再版された。

特に前半部分で、将棋に強くなるための考え方が詳細に解説されている。プロには書けない、アマならではの記述もある。

初出が1980年なので、テーマ図はやや古く感じる。また、簡単な囲いの紹介がしてあるかと思えば、難解な実戦解説があったりと、やや対象棋力が不明なところがあるが、全体的には良書。いろいろ努力はしているのに伸び悩んでいる初段前後の方にオススメしたい。

ところで、オリジナル版の表紙を拡大してみよう。枠からはみ出た駒と、8×11の将棋盤がちょっとイタイ…(笑)。(2002Jun08)


ひっかけ将棋入門
zoom
鉄人68号さんthx!
KKベストセラーズ
たちまち強くなる
ひっかけ将棋入門
個別ページへ
花村元司
ベストセラーズ
ISBN:4-584-00360-2
1979年3月
\650
222p/18cm
   
1.花村流妖刀使いの極意
2.奇襲逆転の指し方
3.どんどん勝てる駒落ち必勝法
4.難局を打開する将棋
5.花村流字実戦教室
 



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中原の将棋シリーズ(1)
中原の将棋教室
個別ページへ
中原誠
池田書店
ISBN:4-262-10201-7
0276-064014-0316
1974年7月
\600
238p/18cm

[総合評価]
D

難易度:★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
第1章 手と形について (1)無意味な手
(2)逆型は悪い
(3)逆型に類した悪型
(4)玉の囲い方とその手順
34p
第2章 手筋の紹介 (1)基本的な攻めの手筋
(2)基本的な受けの手筋
(3)囲いの破り方
(4)手筋の応用問題
94p
第3章 基本的な戦型 (1)中飛車の戦い方(ツノ銀中飛車)
(2)四間飛車の戦い方(角交換四間飛車)
(3)角交換型棒銀の戦い方
98p
中級入門書。

第1章・第2章では、形の良し悪しや手筋など「筋を良くするテクニック」の解説。ざっくりした解説でやや不足気味のところもあるが、全体的に見ればまずまずのレベル。

一方、第3章の戦法解説はイマイチ。第1章・第2章で扱った題材の応用であるはずなのに、ツノ銀中飛車は上級者向けの戦法だし、居飛車側の攻め方が悪すぎる。角交換四間飛車は玉の守りが金一枚で基本に忠実ではない上に、金銀逆型で受けておいて「これで良し」となっていたりする(第1章で「逆型はダメ」と力説しているだけに…)。角換わり棒銀は、そもそも初級〜中級クラスで角換わりになっているのを見たことがない(3手目角交換はよく見かけるけど)。中級入門なのだから、「玉の囲いは金銀三枚、攻めは飛角銀桂」のような、筋の良い戦法で統一してほしかった。

本全体での統一性が乏しく、ちょっと残念な一冊。(2004Dec09)


大五郎流将棋の勝ち方
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GORAKU SENSHO
大五郎流将棋の勝ち方
必勝の手筋と新戦術
佐藤大五郎
永岡書店
2076-12050-5615
1974年4月
\480
205p/18cm
    Not found at Amazon.co.jp
 
 


大内将棋文庫
将棋の指し方入門
個別ページへ
大内延介
大泉書店
ISBN:4-278-08105-7
0076-1017-0701
1973年2月
\580
170p/19cm/H.C.
    Not found at Amazon.co.jp
これだけは知っておきましょう 将棋とは/将棋の歴史/盤と駒/棋譜の見方/将棋のルール 28p
将棋に勝つための作戦 ・序盤編
 (序盤とは/駒組みの重要性/戦法と囲いの名称/序盤の心構え)
・中盤編
 (中盤とは/良型と悪型/手筋のいろいろ/中盤の心構え)
・終盤編
 (終盤とは/待ち駒について/玉の詰めと必至/
  詰め将棋/終盤の心構え)
・やさしい戦法 その1(早石田戦法)
・やさしい戦法 その2(袖飛車戦法)
・将棋の用語と格言(用語/格言/詰め将棋解答)
136p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
すべてのゲームの基本は、規則を覚えることが、まず第一の条件でしょう。将棋の規則はそれ自体むずかしいものですし、似たような規則もいくつかありますので、間違いのないように覚えていただきたいと思います。
技術的には、序盤、中盤、終盤と区別して、それぞれの特徴を取り上げて説明してあります。序盤、中盤、終盤という、この三つの流れの中にこそ、将棋の面白さがあるのです。

 


将棋中級入門

(新装版)
将棋中級入門(新装版)
MAN TO MAN BOOKS
将棋中級入門
初段をめざす中級者のために
個別ページへ
米長邦雄
山海堂
ISBN:
1972年
\550
258p/19cm
   
MAN TO MAN BOOKS
将棋中級入門
初段を目指す中級者のために
個別ページへ
米長邦雄
山海堂
ISBN:4-381-07111-5
1993年8月
\1,500
258p/19cm
1 駒組のいろいろ
2 手筋のいろいろ
3 寄せのいろいろ
4 米長八段実戦譜
 


将棋基本コース
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将棋タウンさんthx!

(新装版)
将棋基本コース
日将ブックス
将棋基本コース
入門者が15日後には中級に
個別ページへ
大山康晴
日本将棋連盟
ISBN:
1972年12月
\650
222p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜上級向き
Super Series
将棋基本コース
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大山康晴
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0351-X
1994年4月
\971
222p/19cm
第一章 序盤における
コマの使い方
(1)玉と金銀 (2)飛角と銀桂 (3)端の桂香 (4)歩 16p
第二章 コマ組みの種類と
その特徴
振り飛車/変な戦法/居飛車 22p
第三章 序盤戦の常識 飛先を切る/序盤は飛車より角/振り飛車側が狙う端の強襲
/5筋の攻防/銀を捌く端の突き捨て/向飛車にご用心!
/振り飛車には角交換を狙え/棒銀を恐れるな/浮き飛車は攻撃形
34p
第四章 主要な戦法 ・四間飛車(vs棒銀/△6四銀型四間飛車/玉頭銀/5筋位取り)
・中飛車(角交換中飛車/ツノ銀中飛車
・矢倉戦法(3七銀戦法/5七銀/3六歩〜4六角)
・角換わり棒銀
・横歩取りとタテ歩取り(△2三歩型/相横歩取り)
104p
第五章 自戦解説
振り飛車のコツ
自戦記=1局
(vs中原誠、▲ツノ銀中飛車〜袖飛車、第20期王将戦第1局)
35p
第六章 詰将棋の研究 詰将棋=16問(7〜17手詰) 4p

◆内容紹介
定跡や戦法を覚える前にまず基礎知識。コマの使い方、コマ組みの種類、序盤の常識をしっかりと覚えよう。

級位者向けの総合書。

第1章ではいくつかの駒の手筋、第2章ではいろいろな戦型をざっと紹介。第3章では序盤のいろいろな知識、第4章では主な戦法の定跡解説を行う。第5章は自戦記1局、第6章は詰将棋と、脱・初級者向けにさまざまな角度から将棋に取り組む。

このうち第2章は、微妙な形の違いで飛車先の歩が切れるかどうかを検討したり、原始棒銀のいろいろな受け方が示してあったりとなかなか面白い。また、第5章の自戦記は1局だけながら、「大局観」を基本テーマにした解説になっており、非常に読み応えあり。「将棋は互いの大局観の相違で決着がつく」というフレーズには少し感銘を受けた。

一方、メインコンテンツである第4章の戦法解説は、さすがに古い。現代ではまず現れないような戦型もあるし、変化自体が古くて使えない(新手が発見されてそちらの方が主流になっている)ものも多い。上級以上の人が参考として読むなら差し支えないが、本書のターゲットである初級〜中級者にはあまりオススメできない。

初版発行当時(1972年)なら役に立ったと思うが、SuperSeriesとして再版された1994年にはすでにかなり古い感じだったろう。純粋な本の評価としてはBだが、現在では実用的ではなく、コレクターズ・アイテム。(2006Sep30)


将棋実戦入門
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影山稔雄
木村義雄/監修
大泉書店
0076-1016-0701
1971年6月
\480
238p/19cm/H.C.
    Not found at Amazon.co.jp
無(ゼロ)級教室 (1)ゲームの進め方
(2)寄せ方・詰め方の実習
44p
昇級教室 (1)棋力をつける知識と知恵
(2)あなたと私の対局 ─第一局─
(3)研究室
90p
実技教室 (1)契約対局の勧め
(2)あなたと私の対局 ─第二局─
(3)局後の研究室
75p
予備教室 ─初めての人の将棋招待席─
(1)将棋という名のゲーム
(2)駒の動かし方
(3)禁じ手
(4)棋譜の読み方
(5)級別と段位別
17p

◆内容紹介(「この本の読み方・使い方」より抜粋)
(初級者が詰みと序盤を連結させるために)私の案出したのが、この本の『同型将棋』の指し方です。(略)五手目に早くも戦闘開始。そして一直線の玉陣を突く最短コースをたどります。このコースの途中で遭遇する戦闘形態の、あらゆる変化を盤上に展開し、最終的に王様を完全に捕まえるまでの手段を学びとる。これなら一貫した将棋の骨法をひとりでに会得されるでしょう。

 


10日間で将棋に強くなる法
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10日間で将棋に強くなる法
初歩から初段への速達法
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佐藤大五郎
白揚社
ISBN:
1969年7月
\560
280p/19cm
    Not found at Amazon.co.jp
第一日 一 いかにすれば上達するか
二 ルールに強くなろう
20p
第二日 一 ヤグラ戦法
二 将棋をことばで覚えよう(格言)
40p
第三日 一 棒銀戦法
二 手筋は将棋の公式なり
32p
第四日 一 横歩取り戦法(△2三歩型)
二 奇襲(阪田流向飛車/奇襲中飛車/相掛かり新旧対抗型)
28p
第五日 一 タテ歩取り戦法
二 ハメ手(六枚落ち上手のハメ手/鬼殺し/△角頭歩戦法
30p
第六日 一 三間飛車
二 詰め手
26p
第七日 一 四間飛車
二 縛り(必死)
22p
第八日 一 中飛車戦法
二 寄せ
26p
第九日 一 向かい飛車戦法
二 次の一手
20p
第十日 一 実戦解説=2局 20p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
本書は、10日間で将棋に強くなるスピード上達法の秘訣を説いたもので、忙しい現代人の要望にマッチする本であると信じています。もちろん十日くらいで、初歩から一足トビに初段へというのではありませんが、一応は十日間の全課程をじっくりとマスターすれば初段の力が養われる、ということを目標として構成してあります。(中略)本書には、将棋の上達に必要なあらゆる事項が織り込んであります。

 


新将棋入門
“詰み”と“必死”の徹底的練習
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松田茂行
相互日本文芸社
ISBN:
1968年3月
\380
262p/19cm/H.C.

[総合評価]
B

難易度:★★
図面:見開き2枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
第1章 将棋・初歩の初歩から (1)将棋とはどういうゲームか (2)将棋盤・将棋駒
(3)駒の並べ方 (4)駒の動き方 (5)成る・取る
(6)規約(ルール) (7)持将棋 (8)千日手 (9)棋譜の見方
(10)用語・術語 (11)手合い割り (12)詰み (13)対局作法
18p
第2章 詰みの徹底的練習 詰将棋の例題=20問(3手詰〜11手詰) 38p
第3章 “必死”の徹底的練習 必死の例題=10問(1手必死〜5手必死) 24p
第4章 手筋と次の一手 次の一手問題の例題=10問 44p
第5章 駒落ち定跡 (1)六枚落ち (2)四枚落ち (3)二枚落ち 66p
第6章 平手の指し方 棒銀戦法(角換わり)/向飛車戦法 42p
第7章 戦法のいろいろ 【居飛車の部】
(1)矢倉 (2)タテ歩取り (3)角換わり腰掛銀
(4)相掛かり新旧対抗型 (5)相掛かり腰掛銀
【振飛車の部】
(1)ツノ銀中飛車 (2)四間飛車 (3)三間飛車 (4)向飛車 (5)袖飛車
12p
中級将棋入門書。

ルール説明、詰将棋、必至問題、次の一手問題、駒落ち定跡、平手の紹介と、総合的に取り扱っている。一応ルール紹介から入っているが、全体的に初心者よりもワンランク上の棋力設定になっている。

タイトルからは「詰将棋と必至問題の問題集」のような印象を受けるが、実際には詰将棋20問、必至問題10問とそれほど多くはない。ただし必至問題で易しい良問が多いのは○。

本書は内容は非常に良く、初段の一歩手前を目指すには格好の材料となっている。しかし、誤字脱字や棋譜・図面ミスは非常に多く、ざっと数えただけで20以上。あまり致命的なものはないのが救いだが、かなり気になった。これがなければ甘めのAにしたのだけど。(2004Oct28)

 

快勝 将棋の指し方
将棋タウンさんthx!

(明解版)
明解 将棋の指し方
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大山・快勝シリーズ(5)
快勝
将棋の指し方
初段への基礎づくり
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大山康晴
池田書店
0276-044005-0316
1967年7月
\450
254p/18cm
   
大山将棋5部作の5
明解
将棋の指し方
初段への基礎づくり
個別ページへ
大山康晴
池田書店

1967年
\300
254p/18cm
1 強くなることが勝つこと   1p
2 コマの性能 玉/飛車/角/金/銀/桂/香/歩 36p
3 損と得 コマの損得/手の損得/形の損得/コマと形の損得 13p
4 コマの使い方   3p
5 戦いの準備
(コマ組みと戦法)
(1)コマ組みの心得 (2)コマ組みと指し手の順序
(3)代表的なコマ組みと戦法 (4)ヤグラ戦法 (5)角換わり腰カケ銀戦法
(6)向い飛車戦法 (7)四間飛車戦法 (8)中飛車戦法
40p
6 コマ組みの名称 (1)一段玉 (2)二段玉 12p
7 コマ組みと戦法 (1)ヤグラ戦法 (2)棒銀戦法 (3)奇襲タテ歩取り戦法 44p
8 振り飛車戦法 (1)中飛車 (2)四間飛車 (3)向い飛車 46p
9 実戦譜の検討 その1(指導対局・平手・△四間飛車▲棒銀) 24p
10 実戦譜の検討 その2(指導対局・平手・▲3手目角交換筋違い角) 22p

◆内容紹介(見返しより)
将棋に強くなるには、基礎となるいろいろの知識を身につけることが大切で、この基礎づくりこそ、将棋上達の早道といえる。基礎づくりは、それほど難しいことではない。将棋にはいろいろの常識があるから、それを覚えればよいのである。
この本は、コマの性能、損と得、コマの使い方、コマ組みと戦法など、基礎知識に基づく正しい指し方を、初心の方にもわかるよう、詳しく解説したものである。なお、名人対アマチュアの実戦譜を付して、読者の参考に供した。

 


将棋の公式
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(復刻版)
復刻版 将棋の公式
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新表紙
将棋の公式
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加藤治郎
東京書店
ISBN:
1967年
\580
318p/20cm/H.C./2色刷

  [総合評価]
S

難易度:★★★
  〜★★★★

図面:見開き2〜4枚
内容:(質)S(量)A
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜有段向き
復刻版
将棋の公式
個別ページへ
加藤治郎
東京書店
ISBN:4-88574-429-6
2001年1月
\1,500
318p/19cm/2色刷
第1章 駒落ち戦に関する公式 (1)六枚落ちの教える公式 (2)四枚落ちの教える公式
(3)二枚落ちの教える公式
48p
第2章 平手戦に関する公式 (1)駒の名を冠した戦型・戦法群 (2)玉の囲いによる戦型・戦法群
(3)動物名による戦型・戦法群 (4)人名による戦型・戦法群
(5)その他の戦法
30p
第3章 大型公式 (1)数の公式 (2)さばきの公式 (3)位取りの公式
(4)陽動の公式 (5)死角を衝く公式 (6)焦土の公式
164p
第4章 中型公式 (1)成りの公式 (2)各個撃破の公式 (3)手得の公式
(4)駒得の公式 (5)良形と悪形の公式
69p

◆内容紹介
プロが強いのは「公式」を数多く知り、時に応じて活用し、組み合わせる術に長じているから。著者がNHKの初心者コーナーでテキストを使って解説したものを基礎に、詳細な説明を加える。復刻版。

将棋の「公式」の解説書。NHK将棋講座の初心者コーナーで使用したテキストを基礎に、大幅な加筆を行い、詳細な解説を加えたもの。

皆さんは「公式」というと、何を思い浮かべるだろうか。小学校の算数で習った、「三角形の面積の公式」や「円の面積の公式」なら、多くの人が覚えておられるだろう。中学校の「二次方程式の解の公式」になると、記憶が怪しい人が大半だろうか。

ある問題に対して、どの公式が適用できるかが分かれば、途中の難しい理屈を考えずに答えが出せる。それが、一般的な「公式」の解釈と考えて良いだろう。

将棋にもある種の「公式」が存在する。「こういうときには、こう指せば良い」というものだ。それは、将棋というゲームのルールが定義された時点である程度自動的に導き出される他、先人たちが数多くの実戦と研究を経てきたことでブラッシュアップされてきた。

本書は、そういった「将棋でよく使われるテクニックや考え方」を詳細に解説した本である。……レビューの続きを読む(2016Jul03)


続・将棋小学校
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下さんthx!
将棋ポケット文庫 No.118
続・将棋小學校
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原田泰夫
大阪屋號書店
ISBN:
1954年7月
\80
200p/14cm
    (1958年版)
・再入学に際して
駒の使い方教室 歩の使い方/香/桂/銀/金/角/飛/玉 106p
序盤の常識 ・駒落の紛れ處(二枚落/飛香落/飛車落/角落/香落)
・櫓囲の智識
・角換り棒銀
92p

・卒業に当つて

 


最新將棋全書 第一卷 基礎篇
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最新將棋全書
第一卷 基礎篇
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大山康晴
丸田祐三

創元社
ISBN:
1953年6月
\300
240/22cm/H.C.
   
序盤篇 一、平手の概念
二、相懸り戦法(基本型)
三、やぐら組戦法
四、腰掛銀の戦法
五、横歩取りの戦法
六、「筋違い角」戦法
七、棒銀戦法
八、振飛車と駒組
九、代表的駒組と戦い方の長所と短所
80p
中盤篇 一、大勢判断と挑戦の時期
二、攻防の技術と知識
三、待機戦術
112p
終盤篇 一、「寄せ」と「凌ぎ」
二、手勝ち
三、指し切り
四、必死のかけ方
48p

◆内容紹介(例言より抜粋)
一、本巻は序盤、中盤、終盤の各局面の指し方の基礎的な心得と技術の急所について述べたもので、一貫した戦法、定跡については二巻以後に詳解する。あくまで序盤は序盤として独立した型と指し方の心得を説いてある、
一、特に中盤並びに終盤の場合は、実戦に取材して、あらゆる場合の技術と知識について解説してある以上を予備知識として本書をひもとかれたい。

 


将棋小学校
zoom
下さんthx!
将棋ポケット文庫 No.101
将棋小學校
個別ページへ
原田泰夫
大阪屋號書店
ISBN:
1952年
\80
204p/14cm
    (1952年版)

(1958年版)
・入学に際して
初級編 やさしい受け手筋/飛先破れるか/中合の歩/縛りの好手/駒損しない受け手筋/玉は囲に入れよ/桂先の銀定跡なり/やさしい受け手筋/詰手筋/棒銀の死活/好形と悪形/美濃囲/蟹囲と2枚金/櫓囲/軽い手筋/大駒は手許に呼べ/敵の打つ所に打て/美濃崩し/端攻めの受け方/飛先と寄せの関係(1)/飛先と寄せの関係(2)/2四歩突きなし/無駄手と手筋/6八銀の時機/1歩千金/馬は自陣に引け/香は下段から打て/底歩3年の患/桂の高上り歩の餌じき/両取逃げるべからず/王手飛車取合間がきかぬ/腰掛銀の奇襲/棒銀は端攻めと関連あり/攻めは飛角銀桂歩/櫓囲に端歩を突くな 70p
中級編 攻防兼備の好手/此処はどう指す/合せの好手/5五の位は天王山/と金の遅早/浮駒に手あり/此処はどう指す/無筋の着手/棋力認定/手筋の無理攻め/相櫓に現れる軽手/中飛車の巧拙(1)(2)/中飛車ツノ銀戦法(1)(2)(3)/重い四間飛車/軽い四間飛車/四間飛車の対策(1)(2)(3)/筋違い角戦法(1)(2)(3)/早石田(1)(2)/鬼殺し(1)(2)/腰掛銀には棒銀で(1)(2)/雁木崩し(1)(2)/新旧対陣(1)(2) 70p
上級編 継歩の受け/端に手あり/遠見の角に好手あり/王手するより必死を掛けよ/敗因は楽観/成り違い/位取りの失敗/奇手/敗因のポカ/王の早逃げ八手の得/読みの深浅/勝負手/腰掛銀には浮飛車で(1)(2)(3)/3五歩交換(1)(2)/銀歩対抗(1)(2)/銀対抗(1)(2)/5五歩交換(1)(2)/銀歩三の岐れ(1)(2)(3)/銀櫓戦法(1)(2)/手の考え方/横歩取戦法(1)(2)/四桂の宣告 64p

・卒業に當つて

 


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