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■清水市代の将棋トレーニング

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清水市代の将棋トレーニング
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NHK将棋シリーズ
清水市代の将棋トレーニング
[総合評価] B

難易度:★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き

【著 者】 清水市代
【出版社】 日本放送出版協会
発行:2006年2月 ISBN:4-14-016139-6
定価:1,050円(5%税込) 222ページ/19cm


【本の内容】
第1章 最終盤に強くなろう (1)詰み (2)詰めろと必至 (3)寄せ (4)速度計算 44p
第2章 駒の特性を覚えよう (1)歩 (2)桂・香 (3)金・銀 (4)飛・角 (5)玉 50p
第3章 急所の一手を考えよう (1)序中盤・攻め (2)序中盤・受け (3)終盤・攻め (4)終盤・受け 58p
第4章 得意戦法を身につけよう (1)棒銀1(相掛かり原始棒銀) (2)棒銀2(角換わり棒銀)
(3)中飛車1(5筋位取り中飛車) (4)中飛車2(急戦8筋逆襲型)
40p
第5章 将棋をのびのび楽しもう (1)受けの手筋 (2)格言アラカルト 22p

・力試し詰将棋=24問
・「市代のワン・モア・ステップ」(1)〜(19)

◆内容紹介
序盤から中盤、そして終盤へ。キーワードを覚えて「考え方リレー」のたすきをつなごう。2003年4月から9月に放送された「NHK将棋講座」のテキストを加筆のうえ修正、まとめたもの。


【レビュー】
中級〜上級クラス向けの総合書。

各項ごとにテーマを設定し、格言(本書では「キーワード」と表現し、太字でハイライトしてある)を交えながら手筋や考え方を解説。テーマが詰みから始まって、最終盤→中盤→序盤・戦法と遡っていくのが特徴的。なぜか後半の方が易しいのも特徴的(笑)。格言は昔からあるオーソドックスなものが多いが、表現を清水流にアレンジしたものもある。一例を示すと、

 (従来)と金の遅早や → (清水流)と金は遅いようで早いよ
 大駒は離して打て → 大駒は離して打とう
 両取り逃げるべからず → 両取り逃げるよりよい手は


と、こんな感じ。少しでも分かりやすくなるように心がけた……ようだが、格言は慣用表現なのでちょっと余計な工夫だったのでは? 他の人と話をするときに微妙なズレが生じてしまう可能性あり。

解説はかなり詳しく、ですます調+口語体で、なるべく講座っぽい表現になっている。また、「歩一枚がこんなおちゃめな芸(?)を演出する」「剣道でいえば『メン、メン、メン!』」など、清水流の表現も多々あり。これは楽しめる人とそうでない人に分かれるかも。

NHKテキストを詰め込んであるせいか、レイアウトはやや苦戦。なるべく見開きで終わるようになっているものの、一部で図面が飛んでいたり、無理に小さな(縦長の)図面で読みにくかったり。

全体的に丁寧な解説で、マスターすれば中級者→上級者になれると思う。ただ、微妙な読みにくさのせいか、あまり印象に残らなかった。惜しい一冊。(2006Jun20)

※各項末にテレビ講座の最後に出題する詰将棋が収録されている。手数は11手〜19手。いつも思うのだが、NHK講座の詰将棋は難しすぎやしないだろうか。「詰将棋」としては標準的なのだが、講座の難易度と合ってないことがしばしばあり、本書のものもそう。209pに「難しいけどがんばってくれ」との旨が書いてあるが……うーん。



【関連書籍】

[ジャンル] 
総合書
[シリーズ] 
NHK将棋シリーズ
[著者] 
清水市代
[発行年] 
2006年

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