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書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
谷川浩司全集(2冊セット) | 谷川浩司 | '89.6 | |
攻めっ気100l 塚田の攻め将棋 | 塚田泰明 | '89.5 | |
私の振り飛車破り | オムニバス | '87.9 | |
タカミチ流熱局集 | 高橋道雄 | '87.4 | |
実戦に勝つ 勝利を呼ぶ戦い方 | 五十嵐豊一 | '87.4 | |
大山将棋「実年パワー」若手棋士斬り | 大山康晴 | '87.3 | |
フレッシュ王位の実戦10局 | 高橋道雄 | '87.3 | |
不思議流実戦集 | 中村修 | '87.2 | |
谷川流攻撃将棋 | 谷川浩司 | '87.1 | |
中原の振飛車撃破集 | 中原誠 | '86.5 | |
対決 <熱闘七番> | 谷川浩司 田中寅彦 |
'86.5 | クロスレビュー |
攻め勝ち将棋 | 田中寅彦 | '86.4 | |
升田将棋選集 第五巻 | 升田幸三 | '86.3 | |
升田将棋選集 第四巻 | 升田幸三 | '86.2 | |
升田将棋選集 第三巻 | 升田幸三 | '86.1 | |
対決 <青春七番> | 谷川浩司 田中寅彦 |
'85.12 | クロスレビュー |
升田将棋選集 第二巻 | 升田幸三 | '85.12 | |
升田将棋選集 第一巻 | 升田幸三 | '85.11 | |
二上の名局 | 二上達也 | '85.2 | |
内藤将棋勝局集(講談社文庫) | 内藤国雄 | '85.1 | 1975年の文庫版 |
内藤の名局 | 内藤國雄 | '85.1 | |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
大内の名局 | 大内延介 | '84.12 | |
中原の名局 | 中原誠 | '84.11 | |
米長の名局 | 米長邦雄 | '84.10 | |
米長将棋勝局集(講談社文庫) | 米長邦雄 | '84.9 | 1976年の文庫版 |
森安の名局 | 森安秀光 | '84.9 | |
桐山の名局 | 桐山清澄 | '84.8 | |
森の名局 | 森けい二 | '84.7 | |
大山の名局 | 大山康晴 | '84.6 | |
中原将棋勝局集(講談社文庫) | 中原誠 | '84.6 | 1976年の文庫版 |
谷川の名局 | 谷川浩司 | '84.5 | |
中原攻めの実戦集 | 中原誠 | '84.5 | |
中原自然流実戦集 | 中原誠 | '84.4 | |
森安流四間飛車 | 森安秀光 | '83.10 | 四間飛車 |
青野流近代棒銀 | 青野照市 | '83.8 | 角換わり棒銀・早繰り銀 |
疾風 谷川将棋 | 谷川浩司 | '83.7 | 対振飛車急戦 |
大山将棋勝局集(講談社文庫) | 大山康晴 | '83.7 | 1975年の文庫版 |
升田将棋勝局集(講談社文庫) | 升田幸三 | '83.2 | 1975年の文庫版 |
名人木村義雄実戦集 巻八 | 木村義雄 | '82.6 | |
大山康晴 勝つ 実戦集 | 大山康晴 | '82 | |
居飛車穴熊実戦集 | 田中寅彦 | '81.7 | |
名人木村義雄実戦集 巻七 | 木村義雄 | '81.7 | |
升田幸三名局集 | 升田幸三 | '81.5 | |
内藤国雄名局集 | 内藤国雄 | '81.4 | |
米長の将棋 6 奇襲戦法 | 米長邦雄 | '81.4 | |
中原誠名局集 | 中原誠 | '81.3 | |
有吉道夫名局集 | 有吉道夫 | '81.2 | |
米長の将棋 5 棒銀・腰掛銀 | 米長邦雄 | '81.2 | |
加藤一二三名局集 | 加藤一二三 | '81.1 | |
高島一岐代九段攻戦集 | 高島一岐代 | '81 | |
二上達也名局集 | 二上達也 | '80.12 | |
米長の将棋 4 ひねり飛車・横歩取り | 米長邦雄 | '80.12 | |
米長邦雄名局集 | 米長邦雄 | '80.11 | |
大内延介名局集 | 大内延介 | '80.10 | |
米長の将棋 3 矢倉戦法 | 米長邦雄 | '80.10 | |
大山康晴名局集 | 大山康晴 | '80.9 | |
名人木村義雄実戦集 巻六 | 木村義雄 | '80.8 | |
内藤国雄実戦集 | 内藤国雄 | '80.8 | |
米長の将棋 2 居飛車対振飛車(下) | 米長邦雄 | '80.8 | |
米長の将棋 1 居飛車対振飛車(上) | 米長邦雄 | '80.6 | |
名人木村義雄実戦集 巻五 | 木村義雄 | '80.1 | |
加藤一二三実戦名局集 | 加藤一二三 | '80.2 |
((1)の箱) zoom (2)の箱 2冊セットで斜めから (中身) 積ん読二等兵さんthx! |
谷川浩司全集 (2冊セット) |
谷川浩司 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-89563-531-7 1989年6月 \15,000 477p+487p/27cm/H.C./箱入り |
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T 名人就位まで
昭和51年−57年度
U 名人復位まで 昭和58年−63年度
◆内容紹介 |
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zoom scroop |
攻めっ気100パーセント 塚田の攻め将棋 |
塚田泰明 池田書店 ISBN:4-262-10113-4 1989年5月 \1,019 254p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き2枚 内容:(質)B(量)B 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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第1章 攻め20局=203p(20局) 第2章 四段への道 ◆内容紹介 弱冠16歳で4段になり、中・終盤の攻めの強烈さでアッという間に棋界のスーパースターになった塚田泰明6段。本書は、その『攻めっ気』がパーフェクトに発揮された会心の20局を通して、塚田将棋の魅力を紹介するもので、4段の頃の対局から、「塚田流」新戦法で“天才・羽生4段”を打ち破った1局までの自戦記を年代順に掲載してあります。また、『4段昇段を決めた1局の回想』をはじめ、奨励会時代の揺れ動く複雑な心境をつづったエッセーもあわせて収録。 |
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塚田泰明七段(当時)の自戦記。四段から六段までの快勝譜を収録。相矢倉と相掛かりの棋譜が多い。 「塚田通れば道理が引っ込む」──多少の無理攻めでも通してしまう塚田のキャッチコピー。本書も、できるだけ攻めに徹した将棋が中心になっている。やや解説は雑な感じがあるが、対局中の心情はよく伝わってくる。 本書で目を引くのは、下図の2局。米長戦は相掛かりでの超急戦、羽生戦は相掛かり塚田スペシャルの将棋で、いかにも塚田らしさが出ている。なお、塚田スペシャルは1局だけ。 第2章は、奨励会時代のエッセイ集で、やや稚拙な文章ながらも気持ちはストレートに伝わってくる。 それにしても、スタジャン姿が表紙の棋書は空前絶後ではないだろうか・・・(笑)写真も多数収録されているが、いま見ると少し可笑しい。
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zoom |
週将ブックスオレンジシリーズ(12) 超一流棋士の必勝法 私の振り飛車破り |
中原誠ほか 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-89563-515-5 1987年9月 \880 214p/18cm |
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◆内容紹介 |
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高橋道雄の タカミチ流熱局集 楽しさ一杯!! 若き王位高橋道雄が感性豊かな筆致で綴る |
高橋道雄 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0203-3 1987年4月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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◆内容紹介 楽しさ一杯!若き王位高橋道雄が感性豊かな筆致で綴る、将棋指しとしての軌跡。7年間の対局の中から特に印象深い33局を収録。 |
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zoom |
秋田書店・将棋教室シリーズ(5) 実戦に勝つ 勝利を呼ぶ戦い方 |
五十嵐豊一 秋田書店 ISBN:4-253-01056-3 1987年4月 \650 174p/20cm/H.C. |
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◆内容紹介 |
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zoom 将棋タウンさんthx! |
大山将棋「実年パワー」若手棋士斬り |
大山康晴 池田書店 ISBN:4-262-10112-6 1987年3月 \1,067 254p/19cm |
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小林健二七段戦 南芳一七段戦 高橋道雄五段戦 中村修四段戦 塚田泰明六段戦 脇謙二六段戦 神谷広志五段戦 堀口弘治四段戦 島朗五段戦 児玉孝一五段戦 谷川浩司名人戦 ◆内容紹介 将棋界にも有望な若手が次々に登場し、世代交替の声もあがってきている。その中にあって、60歳を越え、なお棋界の第一線で活躍している大山15世名人の底力には、只驚嘆のほかはない。この本では、11人の若手棋士との対局を、自戦記の形で収録。その絶妙の指し回しを、ツボを押えた解説で、明快に示す。 |
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zoom |
週将ブックスオレンジシリーズ(9) 高橋将棋の真髄 フレッシュ王位の実戦10局 |
高橋道雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-89563-511-2 1987年3月 \880 214p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:B 解説:B 上級〜有段向き |
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自戦記=10局 (対局相手…森安・大山・谷川・桐山・内藤・加藤・中村・米長・中原・塚田) (戦型…対四間飛車=2、相矢倉=5、相掛かり=3) 高橋道雄全公式対局記録=8p ◆内容紹介 加藤一、米長を相手に王位戦二年連続ストレート勝ちの偉業を成し逐げた新鋭王位、高橋道雄の実戦集がついに登場!一流棋士十人との熱闘譜を書き下ろしで自戦解説。勝負のポイント、相手棋士の印象などを感情豊かに表現し、楽しませます。巻末には高橋道雄全公式対局記録も付いています。いま将棋界は新旧交代期。この一冊であなたも新勢力の強さを身につけて下さい。 |
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高橋道雄(通称:タカミチ)の自戦記。 高橋は王位3期、十段1期の実力者。五段でタイトル獲得(王位)という当時の新記録を打ちたてた。本書には、その全盛期の自戦記が10局収められている。じっくりした将棋を好み、腰の重い棋風が特徴である。 棋譜は、王位戦から7局、天王戦・十段戦・新人王戦から各1局。、「フレッシュ王位の〜」というからには、すべて王位戦関係の棋譜でも良かったのでは?! しかもなぜか勝局集ではなく、最後の塚田戦は残念譜である。これも謎?! 全10局を並べてみたが、本人の思いがたくさん詰まった文章は好感が持てる。一方で、棋譜解説はそれほど詳しくなく、ちょっと不満を感じた。戦型が偏ってるし、10局では自戦記集としては少なすぎると思うので、評価は低めにした。どちらかというと玄人好みの将棋が多いので、渋い将棋が好きな人なら読んでみてもいい。(2002Nov04) |
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中村修の 不思議流実戦集 若手のリーダー 中村修が書きおろすちょっと不思議な実戦集 |
中村修 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0202-5 1987年2月 \1,800 230p/22cm |
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LET'S PLAY SHOGI 谷川流攻撃将棋 自戦記 |
谷川浩司 成美堂出版 ISBN:4-415-04641-X 1987年1月 \874 175p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 図面:見開き2〜4枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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・自戦記=12局 辛抱が効を奏した一局(王将戦リーグ対桐山九段戦) 気合いが充実した一局(王将戦リーグ対中原王座戦) 30秒間の危機(全日本プロトーナメント決勝第二局) 時間切迫に泣いた一局(第43期名人戦第一局) 手が見えなかったのが勝因(第43期名人戦第四局) 意志を通すべきだった(第43期名人戦第六局) 最後に玉の固さが生きる(王座戦トーナメント) 流れを変えるために(王座戦挑戦者決定戦) 二転三転の大熱戦(全日本プロトーナメント対板谷八段戦) 納得がいく勝ち方(A級順位戦) 相手を責める指し方が成功(全日本プロトーナメント決勝第二局) 粘り勝ちの一局(A級順位戦) |
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谷川浩司の自戦記集。1984年10月〜1986年3月の公式戦から12局を厳選したもの。対戦相手はA級棋士が多く、中でも中原は4局を占める。 上記時期は、名人失冠前後の1年半に相当する。このころは谷川将棋にある変化があった時期で、本書に収録されている棋譜からも、やや“迷い”が感じられた。本書のタイトルは「攻撃将棋」だが、将棋の内容は我慢を重ねて勝利に結びつけたものが多く、「攻撃将棋」とはいえないようだ。谷川自身も「大げさではなく、谷川浩司の苦闘の記録といえる。」(まえがきより)と言っている。 自戦記・解説は丁寧で詳しい。ただし、図面のレイアウトがいまいちで、一部の変化が長すぎるのはマイナスポイント。量もやや物足りない。『谷川浩司全集シリーズ』の限定ダイジェスト版という感じか。(2003Oct26) |
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中原の振飛車撃破集 |
中原誠 日本将棋連盟 ISBN: 1986年5月 \1,600 212p/22cm/H.C. |
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自戦記=計28局 第一部 中飛車やぶり=7局 第二部 四間飛車やぶり=7局 第三部 三間飛車やぶり=7局 第四部 向飛車やぶり・他=7局 |
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zoom 積ん読二等兵さんthx! |
対決 <熱闘七番> |
谷川浩司 田中寅彦 文芸春秋 ISBN:4-16-340480-5 1986年5月 \980 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜5枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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(棋譜監修:沢田多喜男) |
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クロスレビュー方式の自戦記。田中寅彦vs谷川浩司の実戦7局を掲載。 本書は『対決 <青春七番>』(1985.12)の続編で、「ライバル」と言われた田中と谷川の対局をそれぞれが別々に自戦記を書いたものである。前作には互いに低段時代のフレッシュな対局が含まれていたが、本書では谷川は名人、田中はB1からA級棋士とトップレベルの戦いになっている。また、田中vs谷川では初の公式戦三番勝負(全日プロ決勝)も含まれている。……レビューの続きを読む(2011Aug08) |
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初段に挑戦する将棋シリーズ(13) 攻め勝ち将棋 怒濤の攻めで敵陣粉砕! |
田中寅彦 創元社 ISBN:4-422-75063-1 1986年4月 \700 190p/18cm |
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第1局 野本虎次六段の右玉戦法/勝負を決めた自陣角 第2局 丸田祐三九段の陽動振り飛車/五段目の銀に引く手なし 第3局 長谷部久雄八段の坂田流向か飛車/「坂田流向かい飛車」との乱戦 第4局 二上達也九段の矢倉中飛車/大乱戦を攻めきる 第5局 木村義徳八段のヒネリ飛車/ヒネリ飛車をヒネリつぶす 第6局 大内延介九段との居飛車穴熊/穴熊流の寄せ 第7局 武者野勝巳四段との急戦矢倉/好きなように攻めた一局 第8局 吉田利勝7段と手将棋の超急戦/不利な将棋は大乱戦に 第9局 真部一男七段との相矢倉戦/後手矢倉での先攻 第10局 滝誠一郎六段の銀矢倉/顔面パンチが決まる 第11局 大野八一雄四段との矢倉中飛車/ただ攻めただけ 第12局 中村修との相矢倉戦/ネバリの中村に中押し勝ち 第13局 福崎文吾7段の変形穴熊/固め合いなら負けない 第14局 勝浦修八段との相矢倉戦/前進あるのみ 第15局 高橋道雄五段の矢倉中飛車/地道流にも先攻 ・【ワンポイント講座】継ぎ歩の反攻に十分注意を/攻めのコツ“攻めたら休むな”/端歩を取り込ませるのは桂損以上/角は中央に行くほど威力を増す/玉の早逃げで詰みをかわす/穴熊が完成するまではじっと我慢/開戦は歩の突き捨てから/終盤の指針は速度計算/本局手筋の応用「ダンスの歩」/良い攻めの形が勝率を高くする/寄せるための二つの心得/攻めを催促するテクニック/穴熊の特長“堅い”と“遠い”/脅しには素直に従わない/“取る”“かわす”“手抜き”を使い分ける ◆内容紹介(表紙より) 将棋は攻め勝ってこそ面白い。守りの将棋では味わえない豪快さが攻め将棋の特長である。本書では短手数で見事決着をつけた15局を選び、その勝ち方を詳しく解説した。思い切り攻めて勝つ、寅ちゃん流攻撃法の極意書である。 |
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(外箱) zoom 積ん読二等兵さんthx! |
升田将棋選集
第五巻 |
升田幸三 朝日新聞社 ISBN:4-02-255415-0 1986年3月 \4,500 384p/23cm/H.C./箱入り |
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※昭和40年5月〜52年12月まで60局 ※巻末補遺:第12期名人戦第1/3局,第13期名人戦2/3/4局(各1p 棋譜と簡単な解説) ◆内容紹介 昭和四十年第六期棋聖戦、四十一年第二十五期名人戦、四十三年第二十七期名人戦、四十六年第三十期名人戦、四十年第二十期A級順位戦から五十年第三十期A級順位戦など60局を収録。他に略年譜を付す。 |
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(外箱) zoom 積ん読二等兵さんthx! |
升田将棋選集
第四巻 |
升田幸三 朝日新聞社 ISBN:4-02-255414-2 1986年2月 \4,500 374p/23cm/H.C./箱入り |
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昭和34年4月〜40年2月まで60局 ◆内容紹介 昭和三十四年第十八期名人戦第一局、昭和三十七年〜三十九年第一〜三期十段戦、三十八年第二十二期名人戦、三十八年第三期棋聖戦、三十九年第十三回NHK争奪戦、三十七年第十七期A級順位戦から三十九年第十九期A級順位戦など60局を収録。 |
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(外箱) zoom 積ん読二等兵さんthx! |
升田将棋選集
第三巻 |
升田幸三 朝日新聞社 ISBN:4-02-255413-4 1986年1月 \4,500 381p/23cm/H.C./箱入り |
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※昭和30年10月〜33年12月まで60局 ◆内容紹介 昭和三十年第五期王将戦で大山名人を半香に指し込み香落ち番も快勝した譜、三十一年第七期九段戦で塚田九段からタイトルを奪取、三十二年第十六期名人戦で大山名人から名人位を奪取して三冠王を達成した譜、以後三十三年の第九期九段戦まで大山との凄絶な戦いなど60局を収録。 |
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zoom |
対決 <青春七番> |
谷川浩司 田中寅彦 文芸春秋 ISBN:4-16-340160-1 1985年12月 \980 222p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜5枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【棋譜監修】沢田多喜男 【巻末解説】白井宇一 【イラスト】前川しんすけ 【カバー写真】井上隆夫
◆内容紹介(『対決<熱闘七番>』の広告より) |
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クロスレビュー方式の自戦記。田中寅彦vs谷川浩司の実戦7局を掲載。 谷川と田中は、年齢は5歳差があるが、奨励会卒業が同年で、棋士になってからの勝率も高く、「ライバル」と見られていた。1990年代以降のファンにとっては「なんで?谷川のライバルは羽生でしょ」と思うだろうが、当時の田中は結構すごかったのである。谷川の方が実績面で先行しており、この「ライバル関係」はやや「田中の片想い」気味にも見えるのだが、非公式戦の企画などで周囲が煽ったこともあり、谷川も十分意識していたと思われる。 本書は、谷川vs田中の初手合からの7局について、それぞれが別々に自戦記を書いたものである。……レビューの続きを読む(2011Jul24) |
(外箱) zoom 積ん読二等兵さんthx! |
升田将棋選集
第二巻 |
升田幸三 朝日新聞社 ISBN:4-02-255412-6 1985年12月 \4,500 367p/23cm/H.C./箱入り |
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※昭和23年2月〜29年10月まで60局 ◆内容紹介 昭和二十三年第七期名人戦挑戦者決定戦(高野山の決戦)、同じく二十三年の塚田名人・升田五番勝負、二十六年第一期王将戦で木村名人を半香に指し込んだ局、二十八〜九年の第八期A級順位戦まで60局を収録。 |
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(外箱) zoom 積ん読二等兵さんthx! |
升田将棋選集
第一巻 |
升田幸三 朝日新聞社 ISBN:4-02-255411-8 1985年11月 \4,500 354p/23cm/H.C./箱入り |
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※昭和7年〜昭和22年 ◆内容紹介(「序にかえて」より抜粋) 千局からさらに三百局を選び、各巻に六十局ずつ五巻にまとめた。私の将棋を研究するに十分な量を収めたつもりです。これまで他の社からも、いくつか実戦集を出していただいたが、このようにまとめた形でというのは初めてです。 昭和七年広島将棋倶楽部の「思い出の譜」。昭和九年初段として公式初対局から十八年朝日番付戦での対木村名人戦、二十一年の木村・升田五番勝負に香落ち番を含め三連勝、二十二年第二期A級順位戦など60局を収録。 |
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zoom |
一手精読☆現代将棋(10) 二上の名局 スピード感あふれる攻め ──二上美学の精華! |
二上達也 筑摩書房 ISBN:4-480-69910-4 0376-69910-4604 1985年2月 \880 206p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級以上向き |
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◆内容紹介(表紙より) |
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二上達也九段の自戦記集。 この「一手精読☆現代将棋」シリーズは、難しいプロ将棋を級位者でも理解できるように解説したもの。一局あたりの解説が約50pというのは突出している。その代わり、4局しか収録されていない。 二上はタイトル戦登場が数十回の超一流棋士。大山にだけはなかなか勝てなかったため、やや影が薄い印象がある。それでも本書出版の少し前、1980〜81には棋聖三連覇(9連勝!)をし、通算五期のタイトル保持経験あり。棋風は居飛車党の攻め将棋で、鮮やかな終盤から「寄せの二上」とも呼ばれた。また詰将棋作家としても有名。表紙に書いてある「ここは棋風が攻めさせる」がすごくカッコイイ。 本書には、相掛かりの難解な将棋や、対振飛車の構想を問われる将棋などを収録。解説するのが難しかったと思うが、見事にまとめている。 このシリーズは局数が少ないのでCとしているが、プロ将棋入門としてはなかなか良い出来だと思う。(2005Jun02) |
一手精読☆現代将棋(9) 内藤の名局 自在流、 芸術派の旗手の華麗なる夢の奇跡! |
内藤國雄 筑摩書房 ISBN:4-480-69909-0 1985年1月 \880 |
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将棋タウンさんthx! |
一手精読☆現代将棋(8) 大内の名局 怒濤流、 ロマンの棋士の胸のすく大ワザ! |
大内延介 筑摩書房 ISBN:4-480-69908-2 1984年12月 \880 206p/19cm |
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一手精読☆現代将棋(7) 中原の名局 自然流、 棋界の太陽のすさまじい撃破力! |
中原誠 筑摩書房 ISBN:4-480-69907-4 1984年11月 \880 208p/18cm |
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◆内容紹介(表紙より) |
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zoom 将棋タウンさんthx! |
一手精読☆現代将棋(6) 米長の名局 恐るべき切れ味 ──ふきすさぶ超能力の嵐! |
米長邦雄 筑摩書房 ISBN:4-480-69906-6 0376-69906-4604 1984年10月 \880 /18cm |
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・【コラム】摩訶不思議な▲6七金寄 |
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一手精読☆現代将棋(5) 森安の名局 超次元の勝負師、 四間飛車の鬼の白熱譜! |
森安秀光 筑摩書房 ISBN:4-480-69905-8 1984年9月 \880 |
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一手精読☆現代将棋(4) 桐山の名局 静かなる達人、 雄大な勝負手が天を焦がす! |
桐山清澄 筑摩書房 ISBN:4-480-69904-X 1984年8月 \880 208p/18cm |
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◆内容紹介(表紙より) |
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一手精読☆現代将棋(3) 森の名局 閃光流、必殺の鬼手が闇を切り裂く! |
森けい二 筑摩書房 ISBN:4-480-69903-1 1984年7月 \880 206p/18cm |
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◆内容紹介(表紙より) |
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一手精読☆現代将棋(2) 大山の名局 将棋史上に輝く覇王、プロの芸の極致! |
大山康晴 筑摩書房 ISBN:4-480-69902-3 1984年6月 \880 208p/18cm |
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◆内容紹介(表紙より) |
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一手精読☆現代将棋(1) 谷川の名局 疾風流、超光速の攻めワザの秘密! |
谷川浩司 筑摩書房 ISBN:4-480-69901-5 1984年5月 \880 206p/18cm |
難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:A 中級以上向き |
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◆内容紹介(表紙より) |
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中原攻めの実戦集 大山十五世名人との対振飛車戦15局 |
中原誠 永岡書店 ISBN:4-522-01570-4 1984年5月 \757 254p/18cm |
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将棋タウンさんthx! |
中原自然流実戦集 強くなる名局譜15のやさしい解説 |
中原誠 永岡書店 ISBN:4-522-01569-0 1984年4月 \680 242p/18cm |
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森安流四間飛車 |
森安秀光 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0103-7 1983年10月 \1,800 243p/22cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B+ 上級〜有段向き |
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◆内容紹介(はしがきより抜粋) |
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四間飛車の自戦記集。昇降級リーグ1組(現在のB級1組)に昇級して七段になった頃から、初タイトル(棋聖)を獲得するまでの実戦から、四間飛車で戦った将棋を計35局自戦解説している。すべて森安の勝局となっている。 森安の四間飛車は、はしがきにあるように「中盤以降のネジリ合い、そして瞬発力」(p2)が特徴である。定跡どおりに斬り合うことはあまりなく、金銀が意外なところへ出張することがある。 現代の棋士でいえば、久保利明九段が最も森安の将棋の影響を受けているように思う。久保といえば「捌きのアーティスト」であるが、やや悪くなった時の粘りがよく似ているように感じた。 現代では「堅さは正義」の度合いが出版当時(1983年)とは比べ物にならないくらい強まっているため、本書の将棋がそのまま通じるわけではないが、四枚穴熊を打ち砕いた将棋もある。中終盤までもつれさせてチャンスを待ち、最後に抜き去る感覚は、本書の35局から十分に学べると思う。 本書は、[講座]、[急戦編]、[持久戦編]の三部構成になっている。各部の内容を、紹介していこう。……レビューの続きを読む(2016May03) |
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青野流近代棒銀 |
青野照市 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0102-9 1983年8月 \1,800 231p/22cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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・青野照市八段記録=3p |
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角換わり棒銀&早繰り銀の自戦記集+ミニガイド。 角換りにおいて、棒銀・早繰り銀・腰掛銀は三すくみの関係にある。基本的には、棒銀<早繰り銀<腰掛銀<棒銀…となっている。このうち、速攻狙いなのは棒銀と早繰り銀。本書では、この2つについて青野の実戦を解説している。 序盤が「▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩▲2五歩△3二金▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀」となっているのは少々古くさいが、棒銀or早繰り銀を指すのであればあまり影響はない。(現在は「▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀」がほとんど)それよりも類型をたくさん並べることでとても理解が深まりやすい。「棒銀で行ったら△2二銀と引かれてどうしたらいいか分からなくなった」「棒銀で攻めた、そのあとが分からない」「棒銀に対してどう指したらいいか分からない」という人も、本書の35局を並べれば立派なボウギニストである。 「実戦編のガイド」も見逃せない。実戦編で出てくる序盤の主要変化について解説したもの。ページ数だけ見ればあっさりしているようだが、B5版の本ならばあわせて40〜50ページくらいの内容である。これを読んで棋譜並べすることで「基本はしっかり、トレーニングはばっちり」状態になれる。 角換わりを指す人は、必ず一度はトライしてほしい一冊。(2004Dec17) |
疾風
谷川将棋 |
谷川浩司 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0101-0 1983年7月 \1,800 237p/22cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B+ 上級〜有段向き |
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・【付録】谷川浩司名人記録=3p |
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振飛車破りの自戦記集。谷川のデビュー早々の1977年から、名人になる直前の1983年までの実戦から、急戦調で振飛車と戦った将棋を、計35局自戦解説している。 はしがきに「一手でも早く仕掛け」(p2)、「押さえ込む攻めより、捌き合う攻めの方が好き」(p2)とあるように、このころの谷川は持久戦調を目指さず、できるだけ急戦調での将棋を好んでいた。 大山の言葉に「一度目のチャンスは見送る」というのがあるが、谷川はそれに反発するように(?)、「一度目のチャンスで仕掛ける」(p12)をモットーとする。ただし、仕掛けが早いということは、十分に力を溜めてからではないので、結構長い中盤戦になりやすく、相手の棋風によっては厚み重視の陣形再構築を進めていることも多い。 それでも、序盤・中盤・終盤のいずれにおいても、「チャンスがあれば踏み込む」という姿勢は一貫している。……レビューの続きを読む(2016Mar29) |
名人木村義雄実戦集
巻八 |
木村義雄 大修館書店 ISBN:4-469-19058-6 1982年6月 \5,000 482p/23cm/H.C. |
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実用百科シリーズ
508 大山康晴 勝つ 実戦集 初心者にもよくわかるやさしい解説 |
大山康晴 永岡書店 ISBN:4-522-01508-9 2076-15080-5615 1982年5月 \680 254p/18cm |
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第1局 木村名人に挑む(S25.9) 第2局 塚田九段との棋聖戦(S37.10) 第3局 升田九段との順位戦(S50.12) 第4局 米長王位との王座戦(S55.8) 第5局 新鋭真部七段との棋聖戦(S55.9) 第6局 加藤(一)九段との名人戦挑戦者決定戦(S56.1) 第7局 とびきりの新鋭谷川七段と戦う(S56.5) 第8局 鬼才内藤九段との一戦(S56.7) 第9局 あすを担う青野七段と戦う(S56.7) 第10局 中原王位との王位決定戦(S56.9) ◆内容紹介(裏表紙より) 将棋に強くなりたい、と願っている人は多い。お互いが勝とうと思って指しているのだから、勝ちきることは大変だ。 将棋に強くなる、あるいは勝つための道はいくつかあるが、私は手っ取り早い方法として、実戦集をたんねんに読むことをすすめる。私は、本書で、勝つためのテクニックだけでなく、心の姿勢、対局心理にもふれたつもりだ。将棋はメンタルな要素を強くもつものだから、総合的な力をつけてほしいと思っている。 |
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zoom ご有志thx! |
居飛車穴熊実戦集 これを知らないと勝てない |
田中寅彦 竅iえい)出版社 1076-1115-0651 1981年7月 \980 278p/19cm |
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◆内容紹介(序文より抜粋) |
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名人木村義雄実戦集
巻七 |
木村義雄 大修館書店 ISBN:4-469-19057-8 1981年7月 \5,200 568p/23cm/H.C. |
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zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(9) 升田幸三名局集 |
升田幸三 筑摩書房 ISBN:4-480-69309-2 1981年5月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(8) 内藤国雄名局集 |
内藤国雄 筑摩書房 ISBN:4-480-69308-4 1981年4月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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zoom (文庫版) |
米長の将棋 6 奇襲戦法 |
米長邦雄 平凡社 ISBN:4-582-61406-X 2376-614060-7600 1981年4月 1,300円 294p/19cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段者向き |
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MYCOM将棋文庫DX 米長の将棋 6 奇襲戦法 |
米長邦雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1488-5 2004年6月 \840(税込) 304p/16cm |
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付・引用局全譜(28局)=14p |
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米長全盛期の自戦記集・第6弾(最終巻)。 本書では奇襲戦法を取り上げている。現在ではほとんど棋書で紹介されることのない戦法ばかりなので、かえって新鮮味がある。個人的には、全6巻の中で本書の棋譜が一番面白かった。 特に第1章の角頭歩戦法は米長オリジナルであり、『角頭歩戦法』(1979)という定跡書も出している。ただし『角頭歩戦法』には実戦譜が載っていなかったので、本書で補完すると良い。角頭歩戦法は、本書第5局で4手目に角道を止められてプロでの寿命を終えたわけだが、それで失敗というわけでなく、結構面白く戦える。得意戦法にしてみるのも面白いだろう。 第2章〜第6章の戦法は状況に応じて使うものが多く、得意戦法とするにはちょっと機会不足となりそう。ただし、いずれも激しく面白く戦うことができる。今までと同様、戦法のポイントは各章の冒頭で簡潔に解説されているので、理解もしやすい。 現代の緻密な序盤に辟易している方は、ぜひ本書を並べて芸の幅を広げてみると良い。(2004Jul02) |
zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(7) 中原誠名局集 |
中原誠 筑摩書房 ISBN:4-480-69307-6 1981年3月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(6) 有吉道夫名局集 |
有吉道夫 筑摩書房 ISBN:4-480-69306-8 1981年2月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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zoom (文庫版) |
米長の将棋 5 棒銀・腰掛銀 |
米長邦雄 平凡社 ISBN:4-582-61405-1 2376-614050-7600 1981年2月 \1,300 294p/19cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段者向き |
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MYCOM将棋文庫DX 米長の将棋 5 棒銀・腰掛銀 |
米長邦雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1485-0 2004年5月 \840(税込) 297p/16cm |
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付・引用局全譜(29局)=14p |
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米長全盛期の自戦記集・第5弾。本書では銀が主役の棒銀戦法・腰掛銀戦法を取り上げている。(まえがきより抜粋)「攻めは飛角銀桂と言いますが、その中で銀だけがトビ駒ではありません。その銀を主役とする戦法を本巻では扱うことになります。…(中略)…中盤から終盤への先陣争いの中で、銀がどのような役割を果たすか、味読していただければさいわいです。」 特に第1章と第2章の棒銀は、アマチュアには非常に参考になると思う。定跡としては少し古いのだが、「こういう指し方もある」と思えば良い。最新定跡のギリギリの難しい指し方よりも、本書の戦型の方が分かりやすい気がした。ただし、角換わりで先手飛車先保留がまだない時代なので、序盤戦術は多少の違和感を感じる。 第3章・第4章の腰掛銀は、米長自身がそれほど得意ではないようで、やや苦しめの展開が多い。ただ、本書の相掛かりで頻出する▲2五飛と浮く意味とタイミングは勉強になるし、最近の横歩取りにも応用できる手筋だ。また、角換わり腰掛銀の講座部分は、木村定跡ができあがるまでの変遷と、木村定跡後の攻防の意味が書かれている。 この第5巻はいままでの4冊に比べると、現代の最新定跡を理解するために大きな参考になる気がした。定跡は確実に進歩しているが、居飛車穴熊・飛車先不突き矢倉・横歩8五飛のような“革命的な変化”が少ないからかもしれない。(2004May19) |
zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(5) 加藤一二三名局集 |
加藤一二三 筑摩書房 ISBN:4-480-69305-X 1981年1月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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高島一岐代九段攻戦集 攻めの高島実戦21局集 |
高島一岐代 弘文社 ISBN:4-7703-3551-2 1981年 \2,000 251p/22cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
Not found at Amazon.co.jp |
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※特記なき局は自戦記
・高島一岐代九段作・詰将棋=12番 |
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高島一岐代九段の自戦記集。一部に観戦記を含む。 高島九段は、A級在位は通算9年、タイトル挑戦2回の一流棋士である。1962年にA級のまま引退。30年以上も前に一線から退いているので、よほどのオールドファンでなければ、高島九段のことは知らないかもしれない。 ・高島一岐代九段プロフィール(日本将棋連盟HP内) ・高島一岐代順位戦成績(将棋順位戦データベース内) 棋風は「攻めの高島」「日本一の攻め将棋」「小駒を使っての攻めは確かに日本一」(58p)などで表現されるように、かなりの攻め将棋。本書でもガリガリと攻め立てる将棋がいくつもある。特に第5局は終盤がカッコいいので、一度は並べていただきたい。前半は攻めが目立つが、中盤以降は上手い受けも際立ってくる。全体的にアマが見て面白い将棋である。 また、当時としては珍しく(?)、さまざまな戦型を操るオールラウンダー。特に菊水矢倉は高島九段の創案(73pより)であり、棋譜だけでなくその生い立ちも紹介されているので菊水ファンは必見。また、最後の3局は「ブルドック戦法」と呼ばれる力戦将棋で、並べていて面白かった。▲7六歩△3四歩▲5六歩△8八角成▲同銀△5七角…となり、馬と持ち角の対抗となる。▲同銀で▲同飛なら大野流向飛車だが、「ブルドック」は力戦中飛車。指しこなすのは難しいが、力戦家は試す価値あり。 序盤戦術は古いし、「銀冠」→「高美濃」、「金無双」→「板金」という用語使いには少々時代を感じるが、技術は確か。さらに、高島は「相振飛車のときは板金(金無双)よりも高美濃」というスタンスで戦っていた(本文解説中にも記述あり)。現代相振飛車の先鋒・杉本昌隆六段も自著の中で同様のことを述べている。オールラウンダーの高島が50年も前に同様の感覚を持っていたことは驚きだった。 温故知新として並べてみると面白い一冊である。(2004Nov30) |
zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(4) 二上達也名局集 |
二上達也 筑摩書房 ISBN:4-480-69304-1 1980年12月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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zoom (文庫版) |
米長の将棋 4 ひねり飛車・横歩取り |
米長邦雄 平凡社 ISBN:4-582-61404-3 2376-614040-7600 1980年12月 \650 293p/19cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段者向き |
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MYCOM将棋文庫DX 米長の将棋 4 ひねり飛車・横歩取り |
米長邦雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1484-2 2004年4月 \840(税込) 304p/16cm |
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付・引用局全譜(28局)=15p |
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米長全盛期の自戦記集・第4弾。 第1章・第2章はヒネリ飛車。△3三金と上がる型と、ネコ式タテ歩取りがほとんど。驚くべきは、米長後手がなんと21局中20局!米長は後手番でひねり飛車を受けて立つのが好みだったようだ。普通、ヒネリ飛車の自戦記は、自分がヒネって勝ったものが多いので、異色の存在だ。ヒネリ飛車を受けて立つ人には本書は貴重な存在であり、とても参考になるだろう。 ただし、一時期は「将棋に先手必勝戦法があるならヒネリ飛車」と言われたくらいで、本書でも米長が後手番を持った20局は11勝9敗と、彼の総合勝率からすればかなり苦戦している。ちなみに米長が先手でヒネった一局は見事に負けている(笑) 第3章は横歩取りで、△2三歩型が3局、相横歩が3局、内藤流空中戦法が1局。相横歩の3局はすべて塚田正夫九段との対局で、両者の意地の張り合いが面白い。 『米長の将棋』シリーズ全6冊の中では、本書のヒネリ飛車と横歩取りは、現在の序盤戦術との差がもっとも大きい戦型である。ただ、並べてみると結構新鮮味があって面白かった。「役に立たない」などと思わずに、トライしてみてほしい。(2004Apr14) |
zoom 将棋タウンさんthx! |
現代将棋名局集(3) 米長邦雄名局集 |
米長邦雄 筑摩書房 ISBN:4-480-69303-3 1980年11月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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現代将棋名局集(2) 大内延介名局集 |
大内延介 筑摩書房 0376-69302-4604 1980年10月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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・自戦記=24局+1局(221p) ・【付録】大内延介勝局集=25局(25p) ◆内容紹介(「心の軌跡」(まえがき)より抜粋) 棋風という点でいえば、私の棋風は先輩の升田幸三九段と松田茂行八段の中間点に位置するように思える。読者の方も、そうした棋風の持ち主であることを念頭に置かれてこの名局集をひもといていただきたい。50局を鑑賞し、味わった上で、大内将棋の本質を理解していただければ、喜びにたえません。 |
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zoom (文庫版) |
米長の将棋 3 矢倉戦法 |
米長邦雄 平凡社 ISBN:4-582-61403-5 2376-614030-7600 1980年10月 \1,300 293p/19cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ: 上級〜有段者向き |
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MYCOM将棋文庫DX 米長の将棋 3 矢倉戦法 |
米長邦雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1411-7 2004年3月 \800 304p/16cm |
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付・引用局全譜(34局)=19p |
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米長全盛期の自戦記集・第3弾。今回の解説は中盤の揉み合いがメインで、総譜は巻末にまとめて掲載されている。主な掲載局は1979年〜80年のもので、1〜2巻とほぼ同時期。この頃の米長は何度もタイトル戦に登場する活躍で、特に本書では中原名人(当時)とのタイトル戦が非常に多くなっている。題材の過半数は対中原戦で、34局中18局を占める(53%)。 本書で扱われている矢倉は、「飛車先不突き矢倉」の流行前なので、現代風の組み方とはだいぶ違う。戦法も大部分がスズメ刺しで、やや“時代物”といった印象を受ける。ただ、解説のメインは中盤の攻防なので、手筋と感覚を鑑賞する分には全く遜色ない。また、スズメ刺しは部分的に同じ手順が頻出するので、全局並べていけば自然にスズメ刺しの感覚を掴むことができる。 矢倉は序盤の考え方がどんどん変わっている。古い矢倉から入ると、最新の矢倉感覚が掴みにくくなるので、矢倉初心者には本書はあまりオススメできない。むしろ、現代矢倉の感覚を掴んだ矢倉中級以上の方にオススメ。逆に新鮮な感じがすると思う。(2004Mar17) |
zoom 積ん読二等兵さんthx! |
現代将棋名局集(1) 大山康晴名局集 |
大山康晴 筑摩書房 ISBN:4-480-69301-7 1980年9月 \1,800 254p/22cm/H.C. |
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名人木村義雄実戦集
巻六 |
木村義雄 大修館書店 ISBN:4-469-19056-X 1980年8月 \4,000 550p/23cm/H.C. |
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将棋入門シリーズ(24) 内藤国雄実戦集 思い出のタイトル戦・順位戦の勝局譜 |
内藤国雄 永岡書店 ISBN:4-522-01208-X 1980年8月 \680 254p/18cm |
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zoom (文庫版) |
米長の将棋 2 居飛車対振飛車 下 |
米長邦雄 平凡社 ISBN:4-582-61402-7 2376-614020-7600 1980年8月 \1,300 293p/19cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ: 上級〜有段者向き |
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MYCOM将棋文庫DX 米長の将棋 2 居飛車対振飛車(下) |
米長邦雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1395-1 2004年2月 \800 304p/16cm |
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付・引用局全譜(31局)=17p |
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米長全盛期の自戦記集・第2弾。解説は中終盤メインで、総譜は巻末にまとめて掲載されている。主な掲載局は1978年〜79年のもので、第1巻とほぼ同時期。第1巻に比べて、少しだけ難易度が下がっている。 本書で扱われている戦型は、対中飛車・玉頭位取り・8八玉型左美濃などで、これは1巻とほぼ同じ。違うのは、本書の方がより最終盤をメインに解説しているところ。ねじり合いの腕力よりも、スッキリまとめる収束力を問うテーマが多い。また、本書では1巻で見られなかった居飛穴や矢倉引き角戦法が数局登場する。 第1章では、ほぼ勝ち将棋になったところから実際に勝ち切るところまでの流れを、第2章では勝勢から収束までを、第3章では穴熊での戦い方を中心に解説されている。なお、投了図以降の解説もちゃんとある。(当たり前?) 実戦の終盤を丁寧に解説していて、参考になる記述がたくさんある。「端歩を突かれた一手スキは、ほとんどの場合必至に等しいのである。」(47p)「やさしい手順をしっかりと見につけることが大切で、繰り返し盤に並べて味わっていただきたい。」(114p)…などなど。また、上部から押さえ込んでいく寄せが多いので、アマにとっては感覚的に掴みやすいと思う。 3章の穴熊編では、いわゆる“パンツ脱ぎ穴熊”(玉側の桂を跳ねる)がやたらと出てくるが、たいがい失敗に終わっている。穴熊戦の見本であると同時に、やってはいけない手の見本市にもなっている。当時の米長は居飛穴に対しては否定的だったようで、「穴熊戦法は上級者向けの戦法である。」(195p)「居飛車穴熊はどうも優れた戦法ではない。」(206p)などは時代を感じさせる。 個人的には「1巻の方が読み応えがあったかな〜」と感じたが、2巻も分かりやすくて良かった。むしろ、できれば2巻から読み始めた方が良いと思う。(2004Feb20) |
zoom (文庫版) zoom |
米長の将棋 1 居飛車対振飛車(上) |
米長邦雄 平凡社 ISBN:4-582-61401-9 1980年6月 \1,300 294p/19cm/H.C. |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 図面:見開き3〜4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段者向き |
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MYCOM将棋文庫DX 米長の将棋 1 居飛車対振飛車(上) |
米長邦雄 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1288-2 2004年1月 \800 304p/16cm |
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付・引用局全譜(30局)=16p |
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米長全盛期の自戦記集。主な掲載局は1977年〜78年で、ちょうど米長がタイトル戦で活躍し始めたころである。 本書では、まず序中盤のキーとなる局面をテーマ図として提示し、次に終盤までの流れを解説している。総譜は巻末にまとめて置いてある。ちょうど、『○○の戦いの絶対感覚』シリーズと似たような構成だ。絶対感覚シリーズと同様、戦いのツボがうまく押さえられていて、非常に参考になる。時間がない方は、テーマ図とその次の1ページを読むだけでも十分勉強になるはずだ。 各巻ごとに戦型別に分類されており、第1巻では、居飛車vs振飛車の対抗型を扱っている。主な戦型は、対中飛車・玉頭位取り・8八玉型左美濃など。これらの戦法は有力なのだが、現在ではやや流行から外れているので、最新の動向に敏感な人には不向きかも?「古い将棋はちょっと…」という方は、やめておいたほうがいい。ただし、解説自体は中終盤メインなので、序盤はさらっと流していけばさほど気にはならない。 特に注目したいのは終盤。ねじり合いの腕力、切れ味は絶品。わたしが気に入っているのは、棋譜のいくつかで見られる、得意の“米長玉”。最初から9八玉型銀冠にするのは近年でもよく見られるが、本書でよく見られる米長玉は「中盤の攻防の中でスッと9八玉と寄る」もの。これは米長独特の妙技と言ってもよいと思う。最善かどうかはともかく、相手の読みを空白にしてしまうという実戦的効果は高い。ぜひ本書でコツをつかみ、会得されたし。(2004Feb08) |
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名人木村義雄実戦集
巻五 |
木村義雄 大修館書店 ISBN:4-469-19055-1 1980年1月 \4,300 554p/23cm/H.C. |
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将棋タウンさんthx! |
将棋入門シリーズ(23) 加藤一二三実戦名局集 対矢倉戦の勝局譜 |
加藤一二三 永岡書店 ISBN: 1980年2月 \680 254p/18cm |
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