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一手精読☆現代将棋(10) 二上の名局 スピード感あふれる攻め ──二上美学の精華! |
[総合評価] C 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級以上向き |
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【著 者】 二上達也 | ||||
【出版社】 筑摩書房 | ||||
発行:1985年2月 | ISBN:4-480-69910-4 0376-69910-4604 |
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定価:880円 | 206ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||
◆内容紹介(表紙より) |
【レビュー】 |
二上達也九段の自戦記集。 この「一手精読☆現代将棋」シリーズは、難しいプロ将棋を級位者でも理解できるように解説したもの。一局あたりの解説が約50pというのは突出している。その代わり、4局しか収録されていない。 二上はタイトル戦登場が数十回の超一流棋士。大山にだけはなかなか勝てなかったため、やや影が薄い印象がある。それでも本書出版の少し前、1980〜81には棋聖三連覇(9連勝!)をし、通算五期のタイトル保持経験あり。棋風は居飛車党の攻め将棋で、鮮やかな終盤から「寄せの二上」とも呼ばれた。また詰将棋作家としても有名。表紙に書いてある「ここは棋風が攻めさせる」がすごくカッコイイ。 本書には、相掛かりの難解な将棋や、対振飛車の構想を問われる将棋などを収録。解説するのが難しかったと思うが、見事にまとめている。 このシリーズは局数が少ないのでCとしているが、プロ将棋入門としてはなかなか良い出来だと思う。(2005Jun02) |