zoom 裏表紙 |
攻めっ気100パーセント 塚田の攻め将棋 |
[総合評価] C 難易度:★★★★ 図面:見開き2枚 内容:(質)B(量)B 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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【著 者】 塚田泰明 | ||||
【出版社】 池田書店 | ||||
発行:1989年5月 | ISBN:4-262-10113-4 | |||
定価:1,019円 | 254ページ/19cm |
【本の内容】 |
第1章 攻め20局=203p(20局) 第2章 四段への道 |
【レビュー】 | ||
塚田泰明七段(当時)の自戦記。四段から六段までの快勝譜を収録。相矢倉と相掛かりの棋譜が多い。 「塚田通れば道理が引っ込む」──多少の無理攻めでも通してしまう塚田のキャッチコピー。本書も、できるだけ攻めに徹した将棋が中心になっている。やや解説は雑な感じがあるが、対局中の心情はよく伝わってくる。 本書で目を引くのは、下図の2局。米長戦は相掛かりでの超急戦、羽生戦は相掛かり塚田スペシャルの将棋で、いかにも塚田らしさが出ている。なお、塚田スペシャルは1局だけ。 第2章は、奨励会時代のエッセイ集で、やや稚拙な文章ながらも気持ちはストレートに伝わってくる。 それにしても、スタジャン姿が表紙の棋書は空前絶後ではないだろうか・・・(笑)写真も多数収録されているが、いま見ると少し可笑しい。
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