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LET'S PLAY SHOGI 谷川流攻撃将棋 自戦記 |
[総合評価] C 難易度:★★★★☆ 図面:見開き2〜4枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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【著 者】 谷川浩司 | ||||
【出版社】 成美堂出版 | ||||
発行:1987年1月 | ISBN:4-415-04641-X | |||
定価:874円 | 175ページ/19cm |
【本の内容】 |
自戦記=12局 |
【レビュー】 |
谷川浩司の自戦記集。1984年10月〜1986年3月の公式戦から12局を厳選したもの。対戦相手はA級棋士が多く、中でも中原は4局を占める。 上記時期は、名人失冠前後の1年半に相当する。このころは谷川将棋にある変化があった時期で、本書に収録されている棋譜からも、やや“迷い”が感じられた。本書のタイトルは「攻撃将棋」だが、将棋の内容は我慢を重ねて勝利に結びつけたものが多く、「攻撃将棋」とはいえないようだ。谷川自身も「大げさではなく、谷川浩司の苦闘の記録といえる。」(まえがきより)と言っている。 自戦記・解説は丁寧で詳しい。ただし、図面のレイアウトがいまいちで、一部の変化が長すぎるのはマイナスポイント。量もやや物足りない。『谷川浩司全集シリーズ』の限定ダイジェスト版という感じか。(2003Oct26) |