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週将ブックスオレンジシリーズ(9) 高橋将棋の真髄 フレッシュ王位の実戦10局 |
[総合評価] D 難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:B 解説:B 上級〜有段向き |
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【著 者】 高橋道雄 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1987年3月 | ISBN:4-89563-511-2 | |||
定価:880円 | 214ページ/18cm |
【本の内容】 |
・自戦記=10局 (対局相手…森安・大山・谷川・桐山・内藤・加藤・中村・米長・中原・塚田) (戦型…対四間飛車=2、相矢倉=5、相掛かり=3) ・高橋道雄全公式対局記録=8p ◆内容紹介 加藤一、米長を相手に王位戦二年連続ストレート勝ちの偉業を成し逐げた新鋭王位、高橋道雄の実戦集がついに登場!一流棋士十人との熱闘譜を書き下ろしで自戦解説。勝負のポイント、相手棋士の印象などを感情豊かに表現し、楽しませます。巻末には高橋道雄全公式対局記録も付いています。いま将棋界は新旧交代期。この一冊であなたも新勢力の強さを身につけて下さい。 |
【レビュー】 |
高橋道雄(通称:タカミチ)の自戦記。 高橋は王位3期、十段1期の実力者。五段でタイトル獲得(王位)という当時の新記録を打ちたてた。本書には、その全盛期の自戦記が10局収められている。じっくりした将棋を好み、腰の重い棋風が特徴である。 棋譜は、王位戦から7局、天王戦・十段戦・新人王戦から各1局。、「フレッシュ王位の〜」というからには、すべて王位戦関係の棋譜でも良かったのでは?! しかもなぜか勝局集ではなく、最後の塚田戦は残念譜である。これも謎?! 全10局を並べてみたが、本人の思いがたくさん詰まった文章は好感が持てる。一方で、棋譜解説はそれほど詳しくなく、ちょっと不満を感じた。戦型が偏ってるし、10局では自戦記集としては少なすぎると思うので、評価は低めにした。どちらかというと玄人好みの将棋が多いので、渋い将棋が好きな人なら読んでみてもいい。(2002Nov04) |