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■仕掛け・囲い・序盤の手筋の本  
トップページ > 棋書ミシュラン! > カテゴリー > 仕掛け・囲い・序盤の手筋


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書名 著者 発行 備考
藤井聡太がやさしく教える 将棋・攻めの基本 藤井聡太/監修 '23.7  
全戦型対応!よくわかる将棋・囲い事典 本間博 '21.3  
将棋囲い事典100+ 将棋世界編集部/編 '20.12 ムック
書名 著者 発行 備考
令和版 囲いの破り方(マイナビ将棋文庫) 及川拓馬 '19.7  
これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ 大平武洋 '18.7  
定跡辞典 将棋の序盤でやってはいけない手 高橋道雄 '18.3  
初手から分かる!将棋・序盤のセオリー 本間博 '17.12  
羽生善治の将棋 序盤〜中盤 強くなる指し方 羽生善治 '16.1  
ひと目の仕掛け 相居飛車編(マイナビ将棋文庫SP) 金井恒太 '14.4 相居飛車
ひと目の仕掛け 振り飛車編(マイナビ将棋文庫SP) 鈴木大介 '14.1  
羽生善治のこども将棋 中盤の戦い方 入門 羽生善治・監修 '12.11  
羽生善治のこども将棋 序盤の指し方 入門 羽生善治・監修 '11.10  
出だし4手で知る 石橋幸緒の将棋レシピ 石橋幸緒 '11.5 総合定跡書
書名 著者 発行 備考
羽生善治のみるみる強くなる 将棋 序盤の指し方 入門 羽生善治・監修 '09.12 大局観
初級者 将棋上達の方程式 囲いの公式 屋敷伸之 '08.5  
羽生の法則 Volume 6 仕掛け 羽生善治 '07.3 総合定跡書
仕掛け大全 居飛車編 所司和晴 '07.3  
仕掛け大全 振り飛車編 所司和晴 '06.12  
仕掛け大全 四間飛車編 所司和晴 '06.9  
羽生の法則 Volume 5 玉の囲い方 羽生善治 '06.6  
失敗しない仕掛け 小野修一 '01.4  
仕掛けのチャンスがわかる将棋の本 中原誠・監修 '01.2  
書名 著者 発行 備考
序盤戦!!囲いと攻めの形 横田稔 '90.7  
書名 著者 発行 備考
次の一手「仕掛け」 桐山清澄 '89.5  
実戦によく出る 仕掛けハンドブック 田丸昇 '87.9  
攻めと陣型づくり 五十嵐豊一 '85.7  
仕掛けの時機 大内延介 '80.6  
書名 著者 発行 備考
大山十五世名人の序盤の指し方 大山康晴 '78.3  
序盤の速攻45 五十嵐豊一 '76.12  
将棋・必勝の駒組み 高柳敏夫 '73.10  
書名 著者 発行 備考
新しい将棋陣立崩し 土居市太郎 '51  

 

藤井聡太がやさしく教える 将棋・攻めの基本
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藤井聡太がやさしく教える 将棋・攻めの基本
個別ページへ
藤井聡太/監修
日本将棋連盟/発行
マイナビ出版/販売
ISBN:978-4-8399-8423-6
2023年7月
\1,518(10%税込)
192p/cm
    この本をAmazonで見る
【構成】 甲斐日向 【イラスト】木下菜穂(株式会社毎栄)
第1部 この本で学ぶこと   8p
第2部 陣形を作ろう   42p
第3部 相手の駒を取ろう   42p
第4部 敵陣に侵入しよう   42p
第5部 必殺技を覚えよう   21p
第6部 練習問題   32p

◆内容紹介
将棋というゲームでは、攻めていったほうが勝ちやすいです。
しかし、攻めるためには自分から動いていかなければいけません。
最初のうちは何をどうしたらいいかわからない方も多いことでしょう。
本書は、そんな攻めの基本をわかりやすく解説した本です。
本書を読めば、陣形をつくって、駒を前に進め、相手の駒を取っていくことができるようになります。
藤井聡太さんのような鋭い攻めを目指しましょう!

 

 

全戦型対応!よくわかる将棋・囲い事典
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マイナビ将棋BOOKS
全戦型対応!よくわかる将棋・囲い事典
個別ページへ
本間博
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-7472-5
2021年3月
\1,694(10%税込)
224p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★
   〜★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
この本をAmazonで見る
第1章 振り飛車の囲い 美濃囲い/高美濃囲い/銀冠/ダイヤモンド美濃/片美濃/
木村美濃/早囲い/穴熊/振り飛車ミレニアム
60p
第2章 対振り飛車の囲い 舟囲い/箱入り娘/対振り飛車金無双(二枚金)/エルモ囲い/
天守閣美濃/左美濃/四枚美濃/銀冠/玉頭位取り/
居飛車穴熊/ビッグ4/ミレニアム(トーチカ)/対振り飛車右玉
54p
第3章 相居飛車系の囲い 金矢倉/土居矢倉/矢倉早囲い/銀矢倉/総矢倉/菱矢倉/
天野矢倉(片矢倉)/銀立ち矢倉/へこみ矢倉/菊水矢倉/
流れ矢倉/右玉/雁木/イチゴ囲い/カニ囲い/中住まい/中原囲い
68p
第4章 相振り飛車の囲い 金無双(二枚金)/相振り飛車美濃囲い/相振り飛車穴熊/右矢倉 20p

・【付録】駒落ちの囲い(銀多伝/金多伝/飛車落ち定跡下手/飛車落ち6筋位取り/金象眼/銀象眼)
・【コラム】(1)駒落ち将棋の勧め (2)定跡のウソとマコト

◆内容紹介
囲い、というのは軽視されがちですが、将棋の大事な基礎のひとつです。勝利を収めるには自分の玉の囲い、そして相手の玉の囲いについての深い理解が欠かせません。しかしその組み合わせは膨大で、系統立てて学ぶ方法がわからない、という方も多いのではないでしょうか。

本書は、そんな方のための一冊。すべての戦形で活用できる、囲いのカタログになっています。

効率よく囲いの急所を学んで、ライバルに差をつけましょう。

将棋の囲いを解説した本。

初心者の頃は、とにかく攻めることばかりを考えがち。そのまま攻め切って勝てればよいが、守りをおろそかにすると、反撃を受けたときにすぐに寄せられてしまうことが多い。将棋は全ての駒を攻めに使うことはなく、守りの駒≒囲いの駒で自玉の安全度を上げる必要がある。特に初心者同士なら、囲うことを覚えるだけで勝率UPするだろう。

本書では、美濃囲い・穴熊・矢倉などの代表的な囲いから、エルモ囲い・ミレニアムなどの流行中の最新の囲いまで紹介。囲いの特徴、駒組みの手順、攻守のポイントを解説していく。……レビューの続きを読む(2021Mar18)

 

将棋囲い事典100+
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マイナビムック 将棋世界Special
将棋囲い事典100+
基本形から最新形まで超収録
エルモ!新型雁木!羽生流右玉!
個別ページへ
将棋世界編集部
日本将棋連盟/発行
マイナビ出版/販売
ISBN:978-4-8399-7450-3
2020年12月
\1,760(10%税込)
224p/21cm

[総合評価]
S

難易度:★★☆
図面:見開き4〜8枚
内容:(質)A(量)S
レイアウト:A
解説:B+
読みやすさ:A
初級〜向き
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●藤井聡太の囲い論―現代囲い考察― 【語り】二冠 藤井聡太
●戦型別囲いランキング
・振り飛車の囲い21
・対振り飛車の囲い27&穴熊の仲間たち
・相居飛車の囲い26&矢倉の仲間たち
・番外編 “KAKOI”NextGeneration―最新囲いエトセトラ
・番外編 夢とロマンにあふれる囲い
●ようこそ! “囲い”動物園
●講座
・振り飛車党の必修科目「美濃」「高美濃」「銀冠」講習会
・組み合わせいっぱい ビバ! 相振り囲い大研究
・これであなたもアナグマスター 穴熊を指しこなすコツ教えます
・手筋を学べ! 矢倉攻略大作戦
・“堅さは正義"から“広さは正義"に 右玉完全ガイド
・赤丸急上昇! 中住まい玉の急所を知ろう
・振り飛車はもっと自由に 指すぞ! 「振りミレ」「金立」「振りエルモ」
・駒組みシンプル、でも堅い 「エルモ囲い」で振り飛車撃破
・もうB級とは言わせない 「新型雁木」で行こう
・一手損角換わりの隠し玉 大胆不敵「羽生流右玉」
●コラム プロ棋士の名を冠した囲い、ほか
●アンケート プロ棋士50人に聞きました
●スペシャル対談 ミマグマ&アナグマン穴熊道を語る
●銀冠物語/玉頭位取り物語/流れ矢倉物語
●巻末ミニ特集 ヘンな囲い事典

※講座【「エルモ囲い」で振り飛車撃破】【「新型雁木」で行こう】【大胆不敵「羽生流右玉」】は、それぞれ『将棋世界』2020年6月号「エルモ囲いを指してみよう」、2017年11月号「自由自在、増田流雁木」、2020年8月号「強敵早繰り銀 最新撃退術」を再構成したものです

◆内容紹介
将棋には数えきれないほどの「囲い」があります。「囲い」とは王様を守る鎧のようなもの。重く堅い騎士のような重装備もあれば、防御力よりも機動力に優れた装備もあります。

初心者のうちは、堅い囲いが優秀で、薄い囲いはダメと、つい思ってしまいがちですが、必ずしもそうではなく、戦い方に合った囲いを選ぶことが重要。たくさんの種類の中から適切な囲いを選択することこそが、勝率を上げるのです。

本書は100を超える囲いを戦型別のランキング形式で発表。特にメジャーな囲いや流行の囲いは講座でも取り上げ、その特色を余すところなく紹介します。ほかにコラムやプロ棋士アンケートなど、多くの雑学も詰め込んだ、ボリューム満点の一冊です。
将棋の囲いを特集したムック。

将棋には、玉を守る構えとして「囲い」がある。囲いには有名な「美濃囲い」や「矢倉囲い」、「穴熊」といったものから、マイナーなものや名も無きものまで、非常にたくさんの種類がある。

囲いには、それぞれに長所と短所があって、「これぞ万能」という囲いは存在しないが、囲いの種類や特徴を知っておくと、未知の局面に対応しやすく、棋力も上がっていく。

代表的な囲いの組み方や攻略法を教える本は割とたくさんあるが、ありとあらゆる「囲い」そのものに焦点を当てた本は、これまでだと『序盤戦!! 囲いと攻めの形』(1990)くらいだっただろうか。本書は約30年ぶりとなる「囲いに特化した本」となる。


各章の内容を、囲いの代表図を添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2021Jan29)

 

令和版 囲いの破り方(マイナビ将棋文庫)
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マイナビ将棋文庫
令和版 囲いの破り方
〜実戦でそのまま使える180手筋〜
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及川拓馬
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-7033-8
2019年7月
\1,447(8%税込)
384p/15cm

[総合評価]
A

難易度:★★☆
   〜★★★☆

見開き1問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:不明
(電子版では透け無し)
解説:B+
中級〜上級向き
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序章 囲いの破り方理想形
第1章 雁木編
第2章 角換わり編
第3章 相掛かり編
第4章 右玉編
第5章 横歩取り編
第6章 矢倉編

・【コラム】3歳の長女

◆内容紹介
本書は、囲い破りの手筋を紹介し大ヒットとなった『全戦型対応!囲いの破り方』(2014.10)の続編です。前著では矢倉、美濃囲い、穴熊、という代表的な3つの囲いを中心に囲い破りの手筋を紹介し大変好評いただきました。

当時はそれで「全戦型対応!」に看板に偽りなしだったのですが、ここ数年の将棋界の激しい変化、特にコンピュータ将棋の新戦法の波によって、これまでの知識だけでは対応できないような戦型や囲いが次々に生み出されています。

雁木、角換わり、相掛かり、右玉、横歩取り、矢倉など、さまざまな戦法においてこれまでは考えられなかったような玉形で戦う形が増えています。そして、これらの新しく生まれた囲いはいずれもバランスを重視したもので「つかみどころがない」のが共通した特長です。よって、この囲い群をどう崩したらいいかわからない、というのが現代将棋を戦う将棋ファンにとって共通の悩みとなっているのではないでしょうか。

本書はその悩みに応える一冊です。現代将棋に頻出する戦型、囲いの破り方の手筋を180個紹介・解説するものです。

及川拓馬六段の優しく丁寧な解説は健在。本書でつかみどころない現代将棋の囲いの破り方をマスターしてください。
相居飛車の流行形の仕掛け方を次の一手形式で解説した本。

ここ数年は、バランス重視の駒組みが多くなる傾向にあり、囲いもガチガチに固めるよりも、広く構える陣形が多くなっている。従来の囲い破りといえば、矢倉・美濃・穴熊を中心に、しっかりと玉が囲いの中に納まっているものを終盤に崩していくものが多かったが、バランス重視の陣形に対しては、仕掛け自体が囲い崩しに直結していくものが多い。

というわけで、本書は「令和元年(2019年)時点で流行している、バランス重視の陣形に対して、仕掛け方を解説する本」となっている。つまり、「囲い崩しの本」というよりは、「駒組み・仕掛けの本」といえる。(※カテゴリを移動させました)


全体的な構成は次の通り。まず序章で、令和時代(※2019年時点と思ってください)の流行形を紹介し、特に雁木、右玉、▲6七金左型矢倉の特徴と理想的な崩し方を簡単に解説。第1章以降は、囲い別というよりは、戦型別に章を分けてあり、破り方・崩し方、変化、失敗例を次の一手形式で詳しく解説していく。

各章の前半は[部分図]で手筋を解説し、後半は[全体図]を使った問題になる。ただし、バランス重視の戦型では、盤面全体を使った崩し方になることが比較的多いので、[全体図]は単なる実戦問題ではなく、全体(自陣との関係も含めて)を意識した戦い方を学ぶことになる。


各章の内容を簡単に紹介していこう。……レビューの続きを読む(2019Sep15)


これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ
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マイナビ将棋BOOKS
これだけで勝てる
将棋 序・中盤のコツ
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大平武洋
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6651-5
2018年7月
\1,663(8%税込)
224p/19cm
    この本をAmazonで見る
序章  序中盤大事な三つのコツ 玉は安全な場所へ/駒の方向を意識する/ほか  
第1章 作戦選択と囲い方 振り飛車の基本/居飛車の基本/ほか  
第2章 序盤のコツ20 まずは歩を突いていく/一つ定跡を覚える/ほか  
第3章 中盤のコツ20 歩を突き捨てて攻めやすくする/桂馬はむやみに跳ねない/ほか  
第4章 序中盤次の一手10    

◆内容紹介
序中盤でリードしても、終盤で簡単に逆転負けをしてしまうのが将棋というゲームですが、序盤や中盤で大きなリードを奪われてしまうと、どんなに頑張っても逆転は無理というパターンも数多くあります。

大平武洋五段は複雑な終盤の局面に比べれば、序・中盤の指し方はそこまで難しいことはないと言います。また、中盤戦でリードをうまく奪えるようになることが、勝率アップだけでなく、将棋の上達にも役に立つと言っています。

本書では
序・中盤の指し方について、具体的な手順を暗記するというよりも、正しい考え方を示すことで、様々な局面で使える「指し方のコツ」を伝授するものです。

「まずは歩を突いていく」「一つ定跡を覚える」といった基本的なことから始まって、「「後回しできる手は後にする」「大駒は必要以上に動かさない」といったようなやや高度な考え方、さらには「低い陣形は飛車に強い」「角のラインには厚みで戦う」などの各駒の特性を生かしたものまで、
具体例を用いて丁寧に解説しています。

これまでよく言われてきた将棋の格言だけでなく、
大平五段が生み出した独自の考え方も数多く披露しています。

本書で序・中盤で相手に差をつける力を身につけてください。

 


定跡辞典 将棋の序盤でやってはいけない手
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定跡辞典
将棋の序盤でやってはいけない手
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高橋道雄
創元社
ISBN:978-4-422-75145-0
2018年3月
\1,404(8%税込)
224p/cm
    この本をAmazonで見る
第1章 相居飛車編
第2章 先手居飛車VS後手振り飛車編
第3章 先手振り飛車VS後手居飛車編
第4章 相振り飛車編

◆内容紹介
本書はいろいろな戦型で、序盤戦や仕掛けあたりの局面において、やってはいけない手を選んで解説した。それらの指し手を避けつつ、正しい手を知ることによって、互角以上の形勢で中盤戦へと入っていくことができる。いつも指し始めてすぐに苦しくなったり、戦いが始まったとたんに形勢を損じて困っている人には、本書は最適の一冊である。本書でしっかりと序盤の知識をたくわえれば、勝率アップ間違いなし!
 


初手から分かる!将棋・序盤のセオリー
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マイナビ将棋BOOKS
初手から分かる!
将棋・序盤のセオリー
個別ページへ
本間博
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6406-1
2017年12月
\1,663(8%税込)
224p/19cm
    この本をAmazonで見る
第1章 知っておきたい将棋の知識
第2章 駒の価値と特徴
第3章 局面クリニック
第4章 守りの形を覚えよう
第5章 序盤の指し方基礎の基礎
第6章 実戦に見る駒の使用法

◆内容紹介
本書は「駒の動かし方を覚えたけど何をどう動かしていいか分からない」「いつも序盤で悪くなってしまう」という方におすすめしたい序盤の戦術書です。

全戦型の駒組みの基本を解説した注目の一冊です。
 


羽生善治の将棋 序盤〜中盤 強くなる指し方
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羽生善治の将棋 序盤〜中盤 強くなる指し方
初手から仕掛けまで指し方のコツがズバリわかる!
個別ページへ
羽生善治
成美堂出版
ISBN:978-4-415-32098-4
2016年1月
\1,026
223p/18cm
    この本をAmazonで見る
第1章 4手で戦法を予想する <居飛車編>
1 初手に飛車先の歩を突く
2 初手に角道を開ける
3 角換わり戦法の出だし
4 矢倉戦法の出だし
<振り飛車編>
1 四間飛車の出だし
2 中飛車戦法の出だし
3 三間飛車の出だし
4 角道を開いたままで三間飛車
5 相振り飛車の出だし
 
第2章 相掛かり戦法の仕掛けまで 1 相掛かり戦法の始まり
2 いよいよ相掛かり戦法へ
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 投了への道筋を考えよう
●相掛かり戦法
 第72期名人戦・第2局全棋譜
 
第3章 横歩取り戦法の仕掛けまで 1 歩取り戦法にいく前に
2 いきなり後手が仕掛けてきた
3 横歩取り戦法の始まり
4 もうひとつの打ち場所
5 後手も飛車先の歩を切る
6 横歩取り戦法へ突入する
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 即詰みに打ち取るには?
●横歩取り戦法
 第64期王将戦・挑戦者決定リーグ戦全棋譜
 
第4章 棒銀戦法の仕掛けまで 1 角換わり棒銀戦法の始まり
2 端を受ければ端から攻める
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 視聴者をうならせた絶妙手
●角換わり棒銀戦法
 第38回NHK杯争奪戦・本戦全棋譜
 
第5章 腰掛け銀戦法の仕掛けまで 1 角換わり腰掛け銀戦法の始まり
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 詰上がりまであと数手
●角換わり腰掛け銀戦法
 第64期王将戦・挑戦者決定リーグ戦全棋譜
 
第6章 相矢倉戦法の仕掛けまで 1 相矢倉戦法の始まり
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 粘りを許さない好手は?
●相矢倉戦法 第27期竜王線・決勝トーナメント全棋譜
 
第7章 四間飛車戦法の仕掛けまで 1 角道を止めない四間飛車
2 角道を止める四間飛車
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 7三地点に何を打つべきか
●四間飛車戦法
 第14期竜王戦・第3局全棋譜
 
第8章 中飛車戦法の仕掛けまで 1 角道を開いたまま中飛車に
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 投了させる手順の一手
●中飛車戦法
 第61回NHK杯テレビ将棋トーナメント・本戦全棋譜  
 
第9章 三間飛車戦法の仕掛けまで 1 角道を止めて三間飛車
〔問題・決着をつける!次の一手〕 両取りを掛けられた
●三間飛車戦法 第18期銀河戦・決勝トーナメント全棋譜
 
第10章 相振り飛車戦法の仕掛けまで 1 玉頭に狙いをつける向かい飛車
〔問題・決着をつける!次の一手〕
 次の一手で投了となったが
●相振り飛車戦法
 第19回富士通杯達人戦全棋譜
 

◆内容紹介
初手から仕掛けまで指し方のコツがズバリわかる!羽生先生の実戦譜で強くなる!

将棋には序盤には定跡、終盤には寄せの型があります。そして、中盤にはその中間をつなぐ大切な役割があり、色々な選択肢から「この一手」を絞り込む力が重要になってきます。
この本は「初手から仕掛けまで」の道筋を探っていき、中盤までの力をつけるための入門書です。
棋譜は羽生善治棋士の実戦譜を元に作成。各戦法の指し方のコツを、豊富な局面図で徹底解説。

 


ひと目の仕掛け 相居飛車編(マイナビ将棋文庫SP)
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マイナビ将棋文庫SP
ひと目の仕掛け 相居飛車編
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金井恒太
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5098-9
2014年4月
\1,231
384p/16cm
    この本をAmazonで見る
序章 相居飛車について    
第1章 相掛かり 相掛かりの序盤1・2
▲3七桂型1〜6
▲3七銀型1〜5
相腰掛け銀1〜6
▲2八飛型1〜17
 
第2章 角換わり 棒銀1〜7
腰掛け銀1〜24
先後同型腰掛け銀1〜9
腰掛け銀 後手の先攻策1〜4
 
第3章 矢倉 3七銀戦法1〜4
▲4六銀・3七桂型1〜25
森下システム1〜10
脇システム1〜11
 
第4章 横歩取り 横歩取りの序盤1・2
相横歩取り1・2
▲8四飛型1〜15
▲8五飛型1〜21
青野流1〜10
 

◆内容紹介
相居飛車の基本的な駒組みから、攻めの手筋、勝ち方までを覚えることができる、居飛車党必携の次の一手問題集が出来上がりました。
敵陣のほころびをとがめることができず、かえって形勢を損ねた経験はありませんか。本書のテーマは「仕掛け」。攻めの手筋やタイミングを知ることで、わずかな隙も見逃さず優勢を確立できるようになるはずです。また、定跡書とは違い次の一手形式問題では「自分で局面を考える」ため、指し手の考え方を自然に身に付けることができます。
級位者の方が相居飛車を指し始めてから、有段者となり相居飛車特有の手筋を全て習得するまでをサポートする一冊です。敵陣の急所を突く力強い指し回しをぜひ身に付けてください。

 


ひと目の仕掛け 振り飛車編(マイナビ将棋文庫SP)
zoom
マイナビ将棋文庫SP
ひと目の仕掛け 振り飛車編
個別ページへ
鈴木大介
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5049-1
2014年1月
\1,155(5%税込)
384p/16cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き1問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B+
読みやすさ:A
中級〜上級向き
この本をAmazonで見る
序章 振り飛車について  
第1章 四間飛車 ・四間飛車・序盤 1
・四間飛車VS急戦 1〜18
・四間飛車VS右四間飛車 1〜4
・四間飛車VS左美濃 1〜11
・四間飛車VS穴熊 1〜22
第2章 三間飛車 ・急戦石田流 1〜15
・石田流VS穴熊 1〜4
・真部流三間飛車VS穴熊 1〜7
・三間飛車VS穴熊 1〜5
・石田流VS左美濃 1〜5
・三間飛車VS右四間飛車 1〜4
第3章 中飛車 ・急戦中飛車 1〜9
・中飛車VS穴熊 1〜5
・角交換中飛車 1〜8
・相穴熊 1〜3
第4章 向かい飛車 ・向かい飛車VS穴熊 1〜7
・角交換向かい飛車 1〜12
第5章 相振り飛車 ・相振り飛車・序盤 1〜5
・相振り飛車・対金無双 1〜11
・相振り飛車・対美濃 1〜7
・相振り飛車・対穴熊 1〜8
・相振り飛車・対矢倉 1〜9

◆内容紹介
定跡を覚えて実戦に挑むが、定跡を外された途端、次の一手が何も見えない。このような経験、身に覚えがありませんか。

振り飛車は受け身というイメージがありますが、相手が隙を見せたときには、力強く踏み込むことも必要です。相手の不備をとらえて有利に導く、振り飛車の重要手筋を一冊にまとめました。基本的な振り飛車だけでなく、相振り飛車や角道を止めない最新形の振り飛車も含め、幅広く紹介しています。

分からないときは、答えを見てもらっても構いません。鈴木大介八段が正解手順だけでなく、自然な第一感の手や凡手との違いを明瞭に解説しています。

級位者の方は初段へのステップアップとして。有段者の方は定跡のおさらいとして。本書で振り飛車の急所をマスターし、攻め味鋭い振り飛車を指しこなしましょう。

次の一手形式で、振り飛車からの攻めの手筋を学ぶ本。

かつて振り飛車は、居飛車からの攻めを待ってカウンターで切り返す戦法だった。現代でも、振り飛車の囲いの方が堅い場合はその原則は変わらないが、居飛車穴熊のように相手の囲いの方が堅い場合は振り飛車側から攻めることになる。また、角交換系の振り飛車の発展により、振り飛車から攻める機会は圧倒的に増加している。

攻めるためには、攻めの手筋を数多く知ることと、「ここは仕掛けがありそうだ」という感覚を持つことが重要だ。これらは定跡書を読むことで身に付けることができるが、いろいろな定跡書を読むのも大変である。

そこで本書が登場する。本書は、振り飛車側を常に手前にし、仕掛けのある局面ばかりを集めているので、仕掛けの感覚を身に付けるのに適している。



各章の内容を簡単に紹介していこう。……レビューの続きを読む(2014May28)


羽生善治のこども将棋 中盤の戦い方入門
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羽生善治のこども将棋 中盤の戦い方入門
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羽生善治/監修
小田切秀人/執筆
池田書店
ISBN:978-4-262-10150-7
2012年11月
\998
192p/21cm
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プロローグ 中盤とはなにか? ・中盤ってどこからどこまで?
・形勢判断ってなんだろう?
…ほか
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第1章 代表的な戦法ごとの仕掛け方 ・仕掛けってなんだろう?
・相がかり戦法1 銀と銀がぶつかるガッチャン銀
・相がかり戦法2 飛車と銀の連携プレーで攻める棒銀戦法
…ほか
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第2章 いろいろな戦法ごとの仕掛け方 ・角換わり棒銀戦法 銀をまっすぐ前進させる
・角換わり腰掛け銀戦法 5筋の歩の上に銀を置いて戦う
・横歩取り戦法 飛車角が交換になりやすい
…ほか
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第3章 中盤の手筋を覚えよう ・チーム力を上げるためのテクニック
・歩の手筋1 合わせの歩
・歩の手筋2 垂れ歩
…ほか
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◆内容紹介
羽生善治のやさしいこども将棋入門」の第4弾です。
戦いの激しくなる中盤を駒得、駒のポジショニング、先手後手など、局面を有利に進めるコツ、考え方をやさしく解説しています。

 


羽生善治のこども将棋 序盤の指し方 入門
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羽生善治のこども将棋 序盤の指し方 入門
1手目からの指し方と戦法を覚えよう!
個別ページへ
羽生善治/監修
小田切秀人/執筆
池田書店
ISBN:978-4-262-10148-4
2011年10月
\998(5%税込)
192p/21cm
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プロローグ 序盤とはなにか?
第1章 戦法の基本を知る
第2章 相居飛車戦法で戦ってみよう
第3章 振り飛車戦法で戦ってみよう
第4章 さらに将棋が楽しくなるさまざまな戦法を知る
第5章 囲いの特徴とつくり方を知る

◆内容紹介
将棋は、玉を1手でもはやく詰みにしたほうが勝ちになるゲームです。ですが、駒を並べてスタートしてから、いきなり玉が詰むことはありません。スタートから最初に目指すのは、相手の陣地を攻める駒と、自分の陣地を守る駒の役割を分けることです。
この戦いのことを将棋では、“序盤”といいます。序盤では、相手よりよい攻めと守りの形をつくることが大切です。そうすることで、戦いを有利に進めることができます。
本書は、「こうやって駒を動かしていけば、よい攻めと守りの形をつくれるよ」という作戦をたくさん紹介しています。
 


初級者 将棋上達の方程式 囲いの公式
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初級者 将棋上達の方程式
囲いの公式
個別ページへ
屋敷伸之
日本将棋連盟
ISBN:978-4-8197-0084-9
2008年5月
\1,365(5%税込)
207p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級向き
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第1章 居玉の不安定さ 16p
第2章 囲いの必要性 16p
第3章 囲いの手順 38p
第4章 金銀の連携 20p
第5章 バランス 30p
第6章 理解度チェック 次の一手問題60 62p
付録 囲いのバリエーション 19p

◆内容紹介
囲いは、将棋を指す上でとても大切です。囲いを正しく知ることは、守りだけではなく攻めにも役立ちます。本書は、図面を豊富に使用し、目で見て理解できるようになっています。さらに復習用次の一手問題が60問、無理なく一から囲いの基礎が身につきます。

初級者向けに囲いを解説した本。駒の動きとルールはすでにきっちり把握していて、「今まで自己流で指していたが、ちゃんと本で学ぼう」という人向けだ。

【第1図】通称・無敵囲い第1章では、「居玉」が金銀に守られて堅いように見えて、実はもろいことを解説。玉頭のと金が大きなプレッシャーになること、飛角で王手されやすいこと、桂で両取りをされやすいこと、王手飛車を喰らいやすいことなど、さまざまな居玉の欠点を解説していく。後半はいわゆる「無敵囲い」(右図)の弱点にも言及。(『ハチワンダイバー(8)』の巻末おまけマンガによれば、「将棋初心者の一部がなぜか辿り着くと言われている」だそうだ(笑))

第2章は、美濃囲い、矢倉囲い、穴熊囲いなど代表的な囲いの形と特徴を簡単に解説。しかし「囲いの必要性」と銘打つからには、第1章と絡めて「居玉の弱点が解消されている」ことにもっと触れてほしかった。

第3章は、三大囲いである美濃・矢倉・穴熊の囲い方を1手ずつ紹介。これ以上ない、というくらい多くの図面を使っているので、脳内で指し手を追うことが難しい初級者でもついていけるはず。ときどき2手進むこともあるが、特に問題はないだろう。初級者は、この囲いの手順を完全に暗記するまで盤に並べるべし。

第4章は、金銀の連携について。たとえば矢倉囲いは、初心のうちは金銀の連結があまり良くないように見えて、堅いと思えないものだ。それで金銀を逆にしてみたりするのだが、そうするとどういう弱点が生じるか、というところにページを割いている。ここまでは『中原の将棋教室』(中原誠,池田書店,1974)など他書でも見たことはある。本書で面白いと思ったのは、悪形にしてしまったときの整形の仕方にも触れているところ。これは強くなっても使えるテクニック(序盤に乱戦で悪形になることもある)なので、好形の感触と同時に記憶しておこう。

第5章はバランスの話。玉側の桂香を動かすことの利点と欠点や、堅さと広さのバランス感覚、相手の攻撃形に合わせて囲いを決めること、など。

第6章は、理解度チェックの次の一手問題が60問。ただし、ほとんどは第1章〜第5章の復習問題なので、目新しい筋は少ない。この章で全体の3分の1を占めるので、どうしても本全体の分量は少なく感じられる。

付録では、三大囲い(美濃・矢倉・穴熊)以外の、プロでもよく見られる18種類の囲いを、1つ1ページ(2図面)でダイジェスト的に解説。さらに囲いに興味がある人は、『序盤戦!!囲いと攻めの形』(横田稔,高橋書店,1990)を参照されたし。

同様の難易度・コンセプトで作られた『羽生の法則(5) 玉の囲い方』(羽生善治,木屋太二/協力,日本将棋連盟,2006)に比べて、囲いの意義などをちゃんと言語化して解説しているので、初級者が囲いのことを知りたければ本書のほうがオススメ。ただし、第6章を除くと実質的な内容は130ページくらいなので、ちょっと物足りなさを感じるかも。(2008Sep15)


仕掛け大全 居飛車編 マイコミ将棋ブックス
仕掛け大全 居飛車編
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2342-6
2007年3月
\1,890(5%税込)
320p/21cm
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第1章 矢倉 4六銀・3七桂型/4六銀・3七桂阻止型/3七銀戦法/森下システム/急戦矢倉  
第2章 横歩取り 8五飛戦法/8五飛戦法阻止型/8四飛型/5八玉早上がり型/相横歩取り/
4五角戦法/3八歩戦法/3三桂戦法/2三歩戦法
 
第3章 角換わり 相腰掛け銀/同型腰掛け銀/後手棒銀/先手棒銀/早繰り銀/後手右玉/
後手一手損相腰掛け銀/後手一手損早繰り銀/後手一手損棒銀
 
第4章 相掛かり 2八飛戦法/2六飛相腰掛け銀/2六飛・3七銀型/5五歩・5四銀型/
2六飛・1五歩型/ひねり飛車/タテ歩取り戦法/塚田スペシャル/雁木戦法
 

・【コラム】(1)〜(4)

◆内容紹介(MYCOMホームページより抜粋)
「仕掛け大全」は定跡伝道師こと所司和晴七段が、戦いの起こし方を指南するシリーズです。3巻目となる本作は居飛車編で、これでシリーズ完結となります。
将棋は待っているだけでは勝ちにくく、仕掛けを決断しなければいけない局面が必ず訪れます。またちょっとした形の違いから、仕掛け方は大きく変わってきます。本筋の仕掛けをより多く知るために、ぜひ読んでおきたい1冊です。

 


仕掛け大全 振り飛車編 MYCOM将棋ブックス
仕掛け大全 振り飛車編
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-2239-X
2006年12月
\1,890(5%税込)
320p/21cm
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第1章 最新の仕掛け 居飛車穴熊対4四銀型/居飛車穴熊対5二銀型四間飛車/
三間飛車石田流/5七銀左対四間飛車玉頭銀/
先手四間飛車対居飛車穴熊/先手四間飛車対6四銀型急戦/
先手四間飛車対5三銀型急戦/ゴキゲン中飛車2五歩保留型/
3三角・5四歩型向かい飛車
 
第2章 三間飛車 居飛車急戦/居飛車穴熊/石田流/先手三間飛車/
居飛車穴熊対5三銀型
 
第3章 中飛車 ゴキゲン中飛車/6四銀型中飛車/ツノ銀中飛車/先手中飛車  
第4章 向かい飛車 5七銀左急戦/先手持久戦/5六歩早突き型/角交換型向かい飛車/
2五歩保留対5四歩型/坂田流向かい飛車/先手向かい飛車
 
第5章 相振り飛車 向かい飛車対三間飛車/相三間飛車/6七銀型向かい飛車対3三角型  

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
「仕掛け大全」は定跡伝道師こと所司和晴七段が、戦いの起こし方を指南するシリーズです。2巻目は三間飛車、中飛車、向かい飛車、相振り飛車をテーマにしました。第1章には四間飛車を含む、最新の仕掛けを収録しています。テーマは全部で152図と豊富で、それぞれに見やすい図面と詳しい解説を載せました。
 やみくもに指しているだけでは中盤でチャンスを逃し、苦しくなることが多々あります。本筋の仕掛けをより多く知るために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

 


仕掛け大全 四間飛車編
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MYCOM将棋ブックス
仕掛け大全 四間飛車編
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所司和晴
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-2156-3
2006年9月
\1,890(5%税込)
320p/21cm
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第1章 5七銀左戦法 斜め棒銀/9七角型/4六銀戦法/4五歩早仕掛け/
最強1二香型/棒銀戦法
 
第2章 居飛車穴熊 4四銀型/5四銀型/四枚穴熊/藤井システム  
第3章 後手四間その他 右4六銀戦法/左美濃4六銀戦法/四枚美濃/
玉頭位取り/5筋位取り/急戦対藤井システム/
ミレニアム/右四間飛車/立石流
 
第4章 先手四間飛車 後手急戦/後手ミレニアム/後手地下鉄飛車/
後手居飛車穴熊/藤井システム/藤井システム対急戦/
右四間飛車/後手飛車先不突き/鳥刺し
 
第5章 四間飛車穴熊 相穴熊/銀冠/四枚美濃/8筋交換型/
急戦/先手四間飛車穴熊
 

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
「仕掛け大全」は定跡伝道師≠アと所司和晴七段が、戦いの起こし方を指南するシリーズです。1巻目はアマチュアファンにもっとも人気のある四間飛車編で、152のテーマ図を用意しています。すべて見開き完結スタイルになっており、数多く見やすい図面と丁寧な解説で本筋の仕掛けを紹介いたしました。
駒組み中心の序盤戦と違って、中盤戦では少しの緩手で形勢に大きく差がつきます。戦型別の本筋手順を数多くマスターし、戦上手になってほしいと思います。

 


羽生の法則(5) 玉の囲い方
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羽生の法則 Volume 5
玉の囲い方
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羽生善治/著
(木屋太二/協力)
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0383-8
2006年6月
\1,365(5%税込)
223p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
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第1章 四間飛車vs居飛車 ・基本図までの指し手
(天守閣美濃/銀冠/左美濃/銀立ち矢倉/トーチカ/
 舟囲いの急戦/急戦先手5七銀左の最新型)
・穴熊と銀冠
(振り飛車穴熊vs居飛車銀冠/居飛車穴熊vs振り飛車銀冠/相穴熊)
76p
第2章 矢倉戦 ・基本図までの指し手
(矢倉の定跡/後手の急戦型/後手の右玉)
・後手、左美濃の作戦
・先手の銀矢倉vs後手の金矢倉
44p
第3章 そのほかの戦型 (1)横歩取り
(2)角換わり腰掛銀/後手の右玉/後手の棒銀vs先手の右玉
(3)先手のツノ銀型右玉/先手の雁木組み
(4)ひねり飛車
(5)相居飛車 後手の銀冠
(6)四間飛車藤井システム
(7)相振り飛車 金無双vs穴熊
(8)相振り飛車 金矢倉vs美濃囲い
80p
第4章 実戦アドバイス 4局(序盤のみ) 16p

◆内容紹介
「羽生の頭脳」に次ぐ羽生のシリーズ。 玉の囲い方とその後の戦い方を戦型別にわかりやすく解説した基礎講座。 棋力アップに最適の1冊。

序盤の定跡書、のようなもの。

たいていの入門書には、代表的な囲いの形がいくつか紹介されている。しかし載っている戦法は少なく(たとえば棒銀と四間飛車、など)、その囲いがどのような戦型で使えるのか、実際にどのように組んでいくのか、ということを詳しく書いた本はあまりなかった。定跡書を読めば分かることだが、入門書の次に読むような本は見当たらない。

本書では、序盤の「戦型の決め方〜玉の囲い方〜開戦」までを順を追って解説。手順は駒がぶつかるまでで(一部はもう少し先の分かれまで)、中盤以降の戦い方は書かれていない。

単に手順を進めていくだけの解説にはやや不満。たまに「○○では△△もある」と変化の紹介や、手順の意味の解説もあるが、「○○は定跡の仕掛け」「△△は受けの形」など、初級者には十分でない。「意味は分からなくていいから暗記しなさい」ということだろうか?

できれば、「矢倉はなぜ▲6八銀と上がるの?▲7八銀ではいけないの?」とか、「角換わりの▲8八銀で▲6八銀でも同じでは?」とか、「居飛車の右銀を上がるとき、▲4八銀のときと▲3八銀のときがあるのはなぜ?」など、初級者が持つ駒組みの疑問をとことんスッキリさせてほしかった。

初級の頃は、プロと同じように囲いを組めるだけですごく楽しかった。あとは余韻のようなものだった(笑)。当時のワクワク感を期待して読んだのだが、個人的にはやや期待はずれ。テーマ的には面白いと思うので、あとは作りこみ次第だと思う。(2006Nov28)

※「羽生の法則シリーズ」は4巻で終わったはずだったが……、まだ続くのだろうか?
※これまでの4巻とはレイアウトが変更になり、「羽生の頭脳」と同じレイアウト。


失敗しない仕掛け
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失敗しない仕掛け
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小野修一
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0521-5
2001年4月
\1,200
207p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:A
中級〜上級向け
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・講座数=31、それぞれ基本形までの指し手順を付録
【矢倉】4六銀-3七桂/スズメ刺し/飛先不突き棒銀+スズメ刺し/棒銀/4六銀+3七桂の受け方/急戦矢倉中原流/急戦矢倉米長流/雁木
【相掛かり】原始棒銀/原始棒銀の受け方
【横歩取り】△3三桂戦法での左金仕掛け/△8五飛戦法
【振飛車】石田流本組/急戦向飛車/藤井システム/四間飛車▲6六銀/四間飛車から浮き飛車へ

◆内容紹介
駒組みは覚えたけど、そこから先がよく分からない。定跡書は読んだけれど、少し形が変わると分からない。どんな形なら仕掛けられるのか?何を目指して仕掛ければいいのか?どうなれば仕掛けは成功なのか?そんな疑問や不安があるなら、すぐに本書を読んでみよう。仕掛けのコツが覚えられます。仕掛けるタイミングが分かります。仕掛け成功の形を理解できます。実戦で失敗しないために、仕掛けのエッセンスを身につけよう。
よくある形での仕掛け方を解説した本。

将棋が上達するにしたがって、「理想形を目指すvsやらせない」という戦いになってくる。そのためプロの実戦では理想的な仕掛けというのはめったに見られないが、実際に理想形になったときにどうすればいいか分からないアマは多い(有段者でも意外とできてなかったりする)。

本書では、矢倉・雁木・棒銀・横歩取り△3三桂・横歩取り△8五飛・石田流本組・急戦向飛車・藤井システムなど、さまざまな戦型の理想形からの仕掛け方を説明している。図面が多いので(見開きに4つ)、盤に並べなくてもついていける。基本形までの指し手順がついているのも◎だ。


仕掛けのチャンスがわかる将棋の本
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仕掛けのチャンスがわかる
将棋の本
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中原誠/監修
池田書店
ISBN:4-262-10128-2
2001年2月
\1,000
191p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
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相居飛車戦の仕掛け=86p(18問)
対振飛車戦の仕掛け=96p(15問)

◆内容紹介
将棋の勝負は、仕掛けの優劣によってきまる。「相居飛車戦」と「対振り飛車戦」の仕掛けに分けて、実戦によく現れる局面を問題形式で出題。より成功し、勝率が高くなる「有利な仕掛け」のノウハウを紹介する。
次の一手形式で仕掛けの成否を考える本。テーマ図に対して仕掛けられそうな手を提示し、成立するかどうかを○×で答えるのがユニーク。

相居飛車編では、主に相掛かりや角換わりでの序盤の常識を問う問題が多い。本格的な攻撃形からの仕掛けは少ない。相掛かり五手爆弾(▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩)に対する後手の正しい対応が詳解されているのは結構ポイント高し。

対振飛車編では、主に居飛車▲5七銀左からの仕掛けの成否を問う。代表的な変化が分かりやすく書かれている。

居飛車党で正統派急戦を好む級位者にオススメしたい。(2002Jun09)


序盤戦!! 囲いと攻めの形
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塚田泰明の速攻将棋
序盤戦!!
囲いと攻めの形
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横田稔/著
塚田泰明/監修
高橋書店
ISBN:4-471-13299-7
1990年7月
\1,000
207p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
見開き6枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:A
初級〜上級向き
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プロローグ オリジナルの駒組みを創造しよう
第1章 囲いの形=71p(174種)
第2章 攻めの形=127p
囲いと攻め方のカタログ

第一章の『囲いの形』では、玉の位置(いる筋)別に囲いを分類し、さまざまな形を紹介してある。囲いに関するエピソードもあり、読んでいて面白い。ただし、囲いの組み型や崩し方はあえて書かれていない。'90年出版のため、近年流行った「ミレニアム」「中原囲い」「藤井システム」は記述なし。

第二章の『攻めの形』では、飛車の位置(筋)別に攻めを分類してある。仕掛け手順も簡潔に書かれているので、自分の得意形を模索している人にオススメ。(2002Jun02)


次の一手「仕掛け」
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次の一手「仕掛け」
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桐山清澄
創元社
ISBN:4-422-75021-6
1989年5月
\850
204p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★☆
図面:見開き3枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初心〜中級向け
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・次の一手=計100問
第1問→第42問 矢倉戦法の仕掛け
第43問→第67問 対振り飛車戦法の仕掛け
第68問→第76問 振り飛車戦法の仕掛け
第77問→第100問 その他の戦法の仕掛け(ひねり飛車戦法・右玉戦法・相振り飛車戦法)

◆内容紹介
将棋における最初の山場、それが「仕掛け」である。歩とのコミュニケーションによって、先に攻めこんでいくタイミングをはかろう。仕掛けどき、仕掛けどころの手筋を知り、縦横に使いこなして勝負の感覚を養う、これが勝つための第一歩だ。次の一手問題で、楽しみながら実戦に役立つ、仕掛けのポイントを覚えよう。
次の一手問題集。

いろいろな形からの仕掛けを、次の一手形式で解説。桐山九段の解説が分かりやすいのが○。

本来、仕掛ける(たいていは歩を突っかけていく)以上は、ある程度先の局面まで想定しておく必要があるが、級位者クラスだとなかなか難しい。そのため本書では、仕掛けから優勢になるまでを数問に分割してあり、長い手順でもついていくことができる。反面、1問だけでは局面がはっきりしないため、ポイントがややつかみにくくなっている感じはある。「完全に読みきる」というよりは「仕掛けからの流れをつかむ」感じで読み進めていくといいだろう。

この「次の一手」シリーズは1,2と3,4で難易度がまったく違うので注意が必要だ(3,4は難しい)。(2002)


実戦によく出る仕掛けハンドブック
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週将ブックスオレンジシリーズ(11)
実戦によく出る
仕掛けハンドブック
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田丸昇
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-514-7
1987年9月
\880
230p/18cm
  難易度:★★★☆
図面:見開き7〜8枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き
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第1章 居飛車対振り飛車
[急戦]
四間飛車vs棒銀/四間飛車vs斜め棒銀/中飛車vs4六金
/三間飛車vs4筋急戦/中飛車vs袖飛車/四間飛車vs5筋位取り
/四間飛車vs腰掛銀/向飛車に角交換/升田流向飛車
/早石田の攻防/急戦中飛車
70p
第2章 居飛車対振り飛車
[持久戦]
5筋位取り/玉頭位取り/左美濃/居飛車穴熊
/振り飛車穴熊vs銀冠/相穴熊
70p
第3章 矢倉 4七銀・3七桂型/4六銀・3七桂型/スズメ刺し/棒銀
/2九飛戦法/凸凹型/矢倉中飛車/米長流急戦矢倉
48p
第4章 いろいろな仕掛け 角換わり将棋/ひねり飛車/横歩取り/急戦相居飛車 34p

・【コラム】思い出の仕掛け(1)〜(4)

 


攻めと陣型づくり
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秋田書店・将棋教室シリーズ(2)
攻めと陣型づくり
─攻めの種類と手順
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五十嵐豊一
秋田書店
ISBN:4-253-01053-9
1985年7月
\650
174p/20cm/H.C.
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第1部 コマの勢力づくり ・コマ落ち戦
・平手戦
40p
第2部 攻めのテクニック ・ハシ攻めのコツ
・敵の打ちたいところへ打て
・手の作り方
・開戦は歩の突き捨てから
・スキを攻めよう
128p
 


仕掛けの時機
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初段に挑戦する将棋シリーズ(1)
仕掛けの時機
攻めの原点を探る
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大内延介
創元社
ISBN:4-422-75051-8
2376-750511-4202
1980年6月
\850(初版\680)
222p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
中級〜有段向き
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第1章 相居飛車編 矢倉=21+6テーマ
/相掛かり相腰掛銀/ヒネリ飛車/矢倉中飛車
/横歩取り△2三歩型/空中戦/角換わり棒銀/
74p
第2章 居飛車(対振飛車)編 34テーマ 74p
第3章 振飛車編 31テーマ 67p

◆内容紹介(表紙より)
将棋の真髄は攻めにある。攻めて攻めて攻めまくる。攻撃なくして勝利はない。しかし裏づけのない攻めは逆効果。攻めには一種の法則があり、決められた筋がある。攻めの原点に戻り、その本質を知るのが第一歩。それには仕掛けの時機を的確につかむことである。

仕掛けから中盤の攻防までを解説した本。

いろいろな戦型の仕掛けの成否を解説。主にプロの実戦がテーマだが、中には定跡的な局面もある。基本的には見開き完結型だが、テーマによっては4pを使う。なかなか実戦で同一局面になることは少ないと思うが、たくさんの仕掛けを見ていくことで「仕掛けの感覚」というのは磨かれていく。

ただ、全体的に難度が高く、「初段に挑戦するシリーズ」としてはかなり難しい。読みこなせば必ず力になると思うが、大変。

なお、本書は誤植が非常に多い。ざっと見て10個くらいあった。極めつけは、104pと102pのテーマ図が逆、これは致命的。(初版で確認)

役に立つ本だが、画竜点睛を欠いた一冊だった。(2005Feb10)


大山十五世名人の序盤の指し方
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大山十五世名人シリーズ(4)
大山十五世名人の
序盤の指し方
個別ページへ
大山康晴
池田書店
ISBN:4-262-10234-3
0276-044019-0316
1978年3月
\600
238p/18cm
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・序盤は基本/四つの出発
居飛車の形 ・▲7六歩△8四歩からの進行→やぐら囲いへの進行=60p
・▲7六歩△3四歩からの進行=8p
・▲2六歩△3四歩からの進行=11p
・▲2六歩△8四歩からの進行→後手の守勢形/▲4六歩型の進行=35p
振り飛車の形 ・中飛車戦法=26p
・四間飛車戦法=31p
・三間飛車戦法=32p
・先手の振り飛車(向かい飛車)=24p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
すべりだしで大事なのは、一手目から自軍のコマの働きを強めるように指し進めていくコツである。(中略)それぞれのコマが短所を補い合い、長所を伸ばすために助け合いように進行させていくのがベターな道であり、勝利への近道となる。将棋は相手のコマと自軍のコマとの戦いで、勝負付けをするゲームである。したがって、戦いやすいコマの配置を出発のときから考えておく必要がある。(中略)とにかく、出発から相手の一手一手に注目しながら指すことができるなら、あなたはもう初段とほめたいくらいだ。

 


序盤の速攻45
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ベストセラーシリーズ〈ワニの本〉
ヘボ将棋に強い(3)
序盤の速攻45
個別ページへ
五十嵐豊一
KKベストセラーズ
ISBN:4-584-00298-3
0200-011298-7617
1976年12月
\580
234p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
図面:見開き3〜6枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
中級〜上級向き
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(1)標的は角頭にしぼれ (2)“瞬間”をつく速攻ワザ (3)意表をつく一種のたくらみ (4)「飛」「角」交換で攻撃開始 (5)一点突破! 全面展開(6)ねらいの一手の仕掛けどき (7)一歩を捨てて“竜”をつくる (8)どこかに“的”がある (9)たった一歩で勝ちをつかむ (10)敵の急所はこうしてやぶる (11)横歩どりはこわくない! (12)ヘボ手をとがめる返しワザ (13)悪手のあとの手ごわい反攻 (14)わずか七手で先手の勝ち (15)攻めの糸口はこうしてつくる (16)振り飛車戦法の落とし穴 (17)ハッタリ将棋の撃退法 (18)“手順の妙”で確実に勝つ (19)定跡を超えた一手のヒラメキ? (20)“棒銀戦法”の弱点をつく (21)桂のアタマに連続アタック (22)歩は速攻の尖兵だ (23)“角”の威力をみよ (24)勝負どころのとらえ方 (25)七手目の速攻プレイ (26)チャンスに放つ好打一発 (27)ハシ攻めの基本パターン (28)ねらいの一手“1三歩” (29)一歩損して優位にたつ (30)攻撃目標を発見した! (31)敵陣の悪型をつく (32)プロ好み“受けつぶし”の術 (33)“変型向かい飛車”のいじめ方 (34)気どりの一手が命取り (35)“攻め駒”退治の妙技 (36)わが自戒の譜 (37)“さわやかに、きびしく”が速攻のコツ (38)“居玉”をねらう速攻手順 (39)“じゃま駒”の捨て方 (40)スキをついて一気に勝つ (41)敵陣をつぶす“一歩”の破壊力 (42)“玉”の位置が戦況を変える (43)速攻にためらいは禁物 (44)痛快!鬼殺し戦法[1] (45)痛快!鬼殺し戦法[2]
・詰将棋=12問(5手詰〜11手詰)

◆内容紹介(表紙見返しより)
ずばり序盤で一気に勝ちをきめるスピード必勝法!有無をいわせずライバルを打倒する“45”のパワーテクニック!この一冊でたちどころに縁台将棋の名人へ早変わり!
序盤の手筋を解説した本。

「序盤の速攻45」というタイトルから、超急戦か奇襲の本のように見える。確かに、鬼殺しなど奇襲的な変化もいくつか載っているが、実際は「ヘボ将棋に強い」というサブタイトルが示すように、「縁台将棋で現れそうな実戦的な局面で使える序盤の手筋」を数多く解説した本である。

テーマ1で「後手が角頭を銀で守った(△3二銀)場合の咎め方」が出てきたときは「え?初級者向けの本?」と思ったが、初級者向きのテーマはむしろ稀。テーマ15くらいまでは「相居飛車の序盤で、飛先の歩交換ができるか否か」の検討で、割と難しいテーマもある。一冊全体で多く取り上げられているテーマは、「歩交換の重要性」「序盤の飛角交換(角がよいとき、飛がよいとき)」など。

なお、「ココセで先手が7手で勝つ方法」など、お遊び的なテーマもたまにある。

各テーマのタイトルからはどんな内容かほとんど分からないと思うが、本書を読めば「序盤の隙を見逃さない感覚」というのは身につくと思う。「定跡」ではなく、「嗅覚」を身につけたい人には一読の価値があるだろう。

ただ、誤植の多さ(下記参照)はいただけない……。(2009Dec26)

※誤植(初版で確認)
p31 ×「▲3二飛まで」 ○「▲3二飛成まで」
〃 ×「▲2三角成、△同銀」 ○「▲2三角成、△同馬」
p35 ×「▲五八金」 ○「▲5八金」
p37 ×「先手も所置なし」 ○「先手も処置なし」
p71 ×「破らんなく」 ○「波乱なく」
p75 ×「後手の8二飛も絶対。」 ○「後手の9二飛も絶対。」
p133F図 ▲8八金→▲7八金
p138L7 ×「後手に有利をきめつけられて」 ○「後手に有利をきめつけられては」
p155 ×「△2二歩成▲同玉△4六飛」 ○「▲2二歩成△同玉▲4六飛」 棋譜の先後記号(▲△)が逆。
p164 ×「先手の3一角で、△6五角、▲5四歩、△8三角成も有力」 ○「先手の3一角で、▲6五角、△5四歩、▲8三角成も有力」
p176第3図 ▲4六歩を追加
p212 本文中にある「D図」が存在しない
p222 ×「ここでは2二角もあるが、▲2四歩を…」 ○「ここでは8八角もあるが、△8六歩を…」


将棋・必勝の駒組み
将棋タウンさんthx!
イケダ・ブックス
将棋・必勝の駒組み
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高柳敏夫
池田書店
0276-064008-0316
1973年10月
\500
230p/18cm
  難易度:★★★☆
図面:見開き2〜3枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
中級〜上級向き
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1 戦型について 7p
2 飛先交換型(ガッチャン銀) 26p
3 飛先交換型(△5四歩型) 8p
4 飛先交換型(△4四歩型) 14p
5 タテ歩取り(ヒネリ飛車) 38p
6 飛先不換型(棒銀) 14p
7 飛先不換型(腰掛銀▲4五歩型) 18p
8 飛先不換型(腰掛銀△4四歩型) 12p
9 飛先不換型(筋違い角) 14p
10 矢倉戦 24p
11 振り飛車(三間飛車/四間飛車/中飛車) 46p
 


新しい将棋陣立崩し
zoom
将棋ポケット文庫 No.110
新しい将棋陣立崩し
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土居市太郎
大阪屋號書店
ISBN:
1960年10月
(初版1951年)
\80
199p/13cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★
図面:見開き1枚
内容:(質)B+(量)B+
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
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第一章 角換わり腰掛銀   12p
第二章 角換わり兩居飛車 腰掛銀と半櫓/本櫓と半櫓/後手の奇襲 12p
第三章 相掛り戰 銀櫓型 40p
第四章 櫓陣立崩し 相櫓戰/櫓崩し/櫓型はめて/奇襲櫓崩し 26p
第五章 四間陣立崩し 居角正攻法/引角正攻法/奇法、四間崩し 22p
第六章 中飛車陣立崩し 中飛正攻法/中飛車のはめ手/角換り中飛車正攻法 26p
第七章 向飛車陣立崩し 向飛車のはめて/四三金型正攻法/四三銀型正攻法/変形向飛車 22p
第八章 袖飛車撃退法   4p
第九章 三間飛車(石田流)の攻防 三間飛車の相掛り/三間飛車の急戦法 22p
第十章 棒銀の攻防 棒銀端崩し/棒銀の受け方/棒銀受け四間飛車 12p

◆内容紹介(「序」より抜粋)
最近は(中略)駒組だけはどなたも立派に形成する。所がいざ戦闘開始となると、緩手や悪手が続出して折角の駒組も其特徴を発揮せず徒に相手に名をなさしめている向きが多い。これは単に陣形の記憶に止まり、其活用法に通ぜぬ故の弊であろう。

そこで本書に於ては
(1) 平手戦術のあらゆる代表的な駒組を集め其陣形の破壊法を示し
(2) 又其駒組形成途上に於ける初心者の陥り易い悪手や、其のとがめ方を説き
(3) 尚、一つの戦法に必らず付随する陥穽的な、所謂「ハメ手」について解説をして置いた。

仕掛けを解説した本。

将棋では、少し形が違えば、有効な仕掛けの形も変わってくる。それでも、仕掛けの形を多く知っておくことは重要で、「この形であの仕掛けは成立するかな?」と考えることで、有利になる仕掛けのチャンスを得ることができるし、それを見込んだ駒組みで作戦勝ちを得ることができるのである。

本書は、さまざまな戦型での仕掛け方を解説した本である。

もちろん、1960年刊の古い本であるため、載っている戦型は現代のものとは大きく異なるが、前述の通り、仕掛け方をたくさん知っていることは必ず棋力上昇につながるだろう。

というわけで、古い本だからということもなく、こういった本も紹介してみたいと思う。


本譜の解説は、すべて組み上がった形からスタートする。見開き2pで1つの仕掛けを紹介していく。小さな本なので、現代の四六版の棋書と比べるとスペースは半分くらいしかないが、テーマ図以外の図面を省略することでスペースを節約しており、解説の分量は遜色ない。

本文中では、本譜の進行の指し手は太ゴシック体になっており、読みやすさを目指した工夫がみられる。ただし、棋譜はすべて漢数字(例:「▲7六歩」→「▲七六歩」)となっており、現代では読みにくい。

(本書は1960年刊であるが、このころは既に「▲7六歩」の表記が使われていたはず。本書の初出は1951年のようだが、おそらく1931年/1948年の『将棋陣立くづし』がベースになった改訂版だと思われる。なお、土居が1915年などに著した『陣立くづし法』とは別物で、「私にとって思い出の深い題名…(中略)嘗ての拙著とは全く内容の異なるものである」とのことである。)

本書で使われる「捌き」は、現代での使われ方と多少異なっていて、「陣形を生かした攻撃」という意味で使われている。また、時代背景もあって、居飛車・振飛車にかかわらず「位取りvs捌き」の対抗が多かった。代表的な例は、相掛かりの新旧対抗形など。


各章の内容を簡単に紹介していこう。……レビューの続きを読む(2018May26)


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