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■中原の将棋教室

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中原の将棋シリーズ(1)
中原の将棋教室
[総合評価] D

難易度:★★

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き

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【著 者】 中原誠
【出版社】 池田書店
発行:1974年7月 0276-064014-0316
定価:600円 238ページ/18cm


【本の内容】
第1章 手と形について (1)無意味な手
(2)逆型は悪い
(3)逆型に類した悪型
(4)玉の囲い方とその手順
34p
第2章 手筋の紹介 (1)基本的な攻めの手筋
(2)基本的な受けの手筋
(3)囲いの破り方
(4)手筋の応用問題
94p
第3章 基本的な戦型 (1)中飛車の戦い方(ツノ銀中飛車)
(2)四間飛車の戦い方(角交換四間飛車)
(3)角交換型棒銀の戦い方
98p


【レビュー】
中級入門書。

第1章・第2章では、形の良し悪しや手筋など「筋を良くするテクニック」の解説。ざっくりした解説でやや不足気味のところもあるが、全体的に見ればまずまずのレベル。

一方、第3章の戦法解説はイマイチ。第1章・第2章で扱った題材の応用であるはずなのに、ツノ銀中飛車は上級者向けの戦法だし、居飛車側の攻め方が悪すぎる。角交換四間飛車は玉の守りが金一枚で基本に忠実ではない上に、金銀逆型で受けておいて「これで良し」となっていたりする(第1章で「逆型はダメ」と力説しているだけに…)。角換わり棒銀は、そもそも初級〜中級クラスで角換わりになっているのを見たことがない(3手目角交換はよく見かけるけど)。中級入門なのだから、「玉の囲いは金銀三枚、攻めは飛角銀桂」のような、筋の良い戦法で統一してほしかった。

本全体での統一性が乏しく、ちょっと残念な一冊。(2004Dec09)



【関連書籍】

[ジャンル] 
総合書
[シリーズ] 
中原の将棋シリーズ
[著者] 
中原誠
[発行年] 
1974年

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