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次の一手「仕掛け」 | [総合評価] B 難易度:★★☆ 図面:見開き3枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初心〜中級向け |
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【著 者】 桐山清澄 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:1989年5月 | ISBN:4-422-75021-6 | |||
定価:850円 | 204ページ/19cm |
【本の内容】 |
・次の一手=計100問 第1問→第42問 矢倉戦法の仕掛け 第43問→第67問 対振り飛車戦法の仕掛け 第68問→第76問 振り飛車戦法の仕掛け 第77問→第100問 その他の戦法の仕掛け(ひねり飛車戦法・右玉戦法・相振り飛車戦法) ◆内容紹介 将棋における最初の山場、それが「仕掛け」である。歩とのコミュニケーションによって、先に攻めこんでいくタイミングをはかろう。仕掛けどき、仕掛けどころの手筋を知り、縦横に使いこなして勝負の感覚を養う、これが勝つための第一歩だ。次の一手問題で、楽しみながら実戦に役立つ、仕掛けのポイントを覚えよう。 |
【レビュー】 |
次の一手問題集。 いろいろな形からの仕掛けを、次の一手形式で解説。桐山九段の解説が分かりやすいのが○。 本来、仕掛ける(たいていは歩を突っかけていく)以上は、ある程度先の局面まで想定しておく必要があるが、級位者クラスだとなかなか難しい。そのため本書では、仕掛けから優勢になるまでを数問に分割してあり、長い手順でもついていくことができる。反面、1問だけでは局面がはっきりしないため、ポイントがややつかみにくくなっている感じはある。「完全に読みきる」というよりは「仕掛けからの流れをつかむ」感じで読み進めていくといいだろう。 この「次の一手」シリーズは1,2と3,4で難易度がまったく違うので注意が必要だ(3,4は難しい)。(2002) |