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書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
免状が取れる!初段コース問題集 | 将棋世界/編 | '09.10 | 将棋世界 初・二・三段コース |
四段コース問題集 | 将棋世界/編 | '09.9 | 将棋世界 四・五・六段コース |
電撃!! イナズマ流次の一手200題 | 森けい二,里見香奈 | '09.4 | |
上級者の力 | 週刊将棋/編 | '09.2 | MYCOM系・上級 |
初段の力 | 週刊将棋/編 | '08.12 | MYCOM系・初段 |
四・五段の力 | 週刊将棋/編 | '08.9 | MYCOM系・四・五段 |
決断の一手! | 中原誠 | '08.7 | |
三段の力 | 週刊将棋/編 | '08.3 | MYCOM系・三段 |
将棋・ひと目の端攻め | 週刊将棋/編 | '08.1 | ⇒その他の手筋 |
二段の力 | 週刊将棋/編 | '07.12 | MYCOM系・二段 |
実戦手筋 次の一手 | 深浦康市 | '07.11 | |
手筋の力 初級編 | 週刊将棋/編 | '07.10 | MYCOM系・初歩 |
将棋 実力初段検定(MYCOM将棋文庫SP) | 武者野勝巳 | '07.1 | 『これなら実力初段(2)』('96)の文庫化 |
将棋・ひと目の手筋 | 週刊将棋/編 | '06.8 | ⇒その他の手筋 |
終盤の謎 | 森信雄 | '06.8 | |
勝者の常識 将棋力 | 石橋幸緒・監修 | '06.7 | |
ひらめき次の一手 初段編 | 週刊将棋/編,山崎隆之・監修 | '06.7 | MYCOM系・初段 |
ひらめき次の一手 中級編 | 週刊将棋/編,山崎隆之・監修 | '06.6 | MYCOM系・上級 |
ひらめき次の一手 初級編 | 週刊将棋/編,山崎隆之・監修 | '06.5 | MYCOM系・初級 |
これなら実力初段(MYCOM将棋文庫SP) | 武者野勝巳 | '06.1 | 『これなら実力初段(1)』('96)の文庫化 |
終盤の鬼 | 森信雄 | '05.8 | |
手筋の達人(2)(MYCOM将棋文庫SP) | 武者野勝巳 | '05.6 | 『感動!手筋術』('92〜'93)2冊の合本 |
手筋の達人(MYCOM将棋文庫SP) | 武者野勝巳 | '05.2 | 『手筋の達人』(1990)2冊の合本 |
書名 | 著者 | 発行 | 備考 |
有段者への道案内 | 宮崎国夫 | '04.3 | |
眠れない夜に解く 四段次の一手 | 週刊将棋/編 | '03.12 | MYCOM系・四段 |
休日の午後に解く 三段次の一手 | 週刊将棋/編 | '03.11 | MYCOM系・三段 |
電車の中で解く 二段次の一手 | 週刊将棋/編 | '03.10 | MYCOM系・二段 |
お昼休みに解く 初段次の一手 | 週刊将棋/編 | '03.9 | MYCOM系・初段 |
終盤の定跡(3) 実践編 | 週刊将棋/編 | '03.4 | 1989年の文庫版 |
終盤の定跡(2) 応用編 | 週刊将棋/編 | '03.4 | 1989年の文庫版 |
ラクラク次の一手(2) | 日本将棋連盟書籍 | '03.4 | |
新装版 将棋手筋練習帖(2)〜初段になる手筋〜 | 滝誠一郎 | '02.12 | 1979年の新装版 |
新装版 将棋手筋練習帖(1)〜悪手と本筋〜 | 青野照市 | '02.12 | 1980年の新装版 |
攻めか受けか | 勝浦修 | '02.10 | |
中級必修 次の一手105 | 週刊将棋/編 | '02.9 | MYCOM系・上級 |
初級必修 次の一手105 | 週刊将棋/編 | '02.9 | MYCOM系・初歩 |
ラクラク次の一手 | 日本将棋連盟書籍 | '02.2 | |
四段の終盤 | 週刊将棋/編 | '01.9 | MYCOM系・四段 |
三段の終盤 | 週刊将棋/編 | '01.8 | MYCOM系・三段 |
二段の終盤 | 週刊将棋/編 | '01.7 | MYCOM系・二段 |
初段の終盤 | 週刊将棋/編 | '01.6 | MYCOM系・初段 |
見えたら初段 詰将棋100次の一手100 | 週刊将棋/編 | '00.12 | MYCOM系・初段 |
実戦!!森内の次の一手 | 小暮克洋 | '00.8 |
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将棋世界BOOKS 免状が取れる!初段コース問題集 |
将棋世界/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3379-1 2009年10月 \1,575(5%税込) 224p/19cm |
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・序盤編(第1問〜第14問) ・中盤編(第15問〜第66問) ・終盤編(第67問〜第102問) ・初段認定問題 ・応募要項 ・問題(第1問〜第12問) ◆内容紹介 本書は将棋の「次の一手」問題集です。 月刊誌「将棋世界」の人気コーナーである「昇段コース」の過去に掲載された問題から厳選した102問に加え、 谷川浩司・佐藤康光・藤井猛のトップ棋士3名による新作初段認定問題12問を収録。 認定問題に解答応募して全問正解ならば、初段の認定が受けられます(有料ですが初段免状も取得可能です)。 一回の応募で認定が受けられることはめったにありませんので、 免状を取得したい方も、ご自分の実力を試したい方もこの機会をお見逃しなく。 初段を目指す方に参考になる問題ぞろいの上、正解手がなぜ良いのか、 また他の候補手ではなぜダメなのかが、丁寧に説明されていますので、 問題を解いて楽しみながら、実力養成にも役立つ一冊です。 |
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将棋世界BOOKS 四段コース問題集 実力養成! |
将棋世界/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3333-3 2009年9月 \1,470(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:A 解説:A 上級〜有段向き |
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序盤編(第1問〜第18問) 中盤編(第19問〜第52問) 終盤編(第53問〜第109問) ◆内容紹介 本書は将棋世界BOOKS第一弾となる、「次の一手」問題集です。 月刊誌「将棋世界」の人気コーナー「昇段コース」に掲載された問題から厳選した109問をまとめました。 「将棋世界」掲載時の豊富な解説を出来る限り収録して、正解手がなぜ良いのか、また他の候補手ではなぜダメなのかが、懇切丁寧に説明されているのが、本書の一大特長となっています。 四段問題集ですから決して簡単ではありませんが、解説をきちんと読んでいけば、知らず知らずに本筋の読み、プロの考え方が身に付いていくはずです。 実戦を楽しむ方には棋力向上のために、またプロの将棋をご覧になる方にはそれを理解するための実力養成ツールとして、ぜひ試していただきたい一冊です。 |
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次の一手問題集。「将棋世界」誌に掲載された「昇段コース」から、次の一手問題を撰集したもの。「X段コース問題集」シリーズの中では、なぜか一番最初に刊行された。 〔==ここから== ※シリーズ共通です。〕 「将棋世界」には、毎月「昇段コース」として次の一手問題が載っている。これは「級位コース」「初・二・三段コース」「四・五・六段コース」の3つに分かれており、各4問ずつを出題。「週刊将棋」の次の一手問題とは違い、どのコースも1行ヒントのみで選択肢はない。 解答をハガキに書いて編集部に応募し、正解して点数が累積すれば、各段級の卒業証をもらえる。また、規定の金額(ref. 日本将棋連盟)を払えば、該当する段位の免状や級位認定状を取得することができる。なお、単行本版では『初段コース問題集』(将棋世界/編,日本将棋連盟/発行,2009.10)のみ免状申請可能になっていて、本書の問題を解いて免状申請することはできない。 本書の次の一手問題は、見開き1問1答で、ヒントは1行。解答には、正解手と他の候補手(1〜5つ)の解説と、「将棋世界」掲載時の正解率表示がある。解説は週刊将棋系の問題よりもずっと詳しく、考え方や注意点も書いてある。 解答の裏透け防止は、網掛けにより完璧。ただし、解答のタイトルは丸見えで字が読めてしまう。解答図・解説文も透けているので、鏡像文字が読めてしまう人は注意が必要だ。 〔==ここまで==〕 実際に全問解いてみた感じでは、『三段コース問題集』(2010.05)とあまり難易度は変わらない感じがした。いや、むしろ本書の「四段コース」の方が少し易しい感じがあった。……レビューの続きを読む(2011Jan15) |
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電撃!!
イナズマ流次の一手200題 一瞬にして妙手・悪手がわかる! 出雲のイナズマの妙手を全公開! |
森けい二 里見香奈 日東書院本社 ISBN:978-4-528-01515-9 2009年4月 \1,365(5%税込) 236p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 見開き2問 内容:(質)B(量)A レイアウト:A (2色刷) 解答の裏透け:B 解説:C 上級〜有段向き |
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・次の一手200題を20問ずつ掲載。 (1)「一閃!」次の一手 (2)「自慢!」次の一手 (3)「妙手」次の一手 (4)「きびしい攻め」次の一手 (5)「きれいに決める」次の一手 (6)「寄せの形」次の一手 (7)「穴熊の急所」次の一手 (8)「数の攻め」次の一手 (9)「気迫の勝負手」次の一手 (10)「イナズマの寄せ」次の一手 ◆内容紹介 次の一手のヒラメキの「一閃」で相手を倒す“元祖イナズマ流”森けいニ九段と16歳でタイトル倉敷藤花を制した“出雲のイナズマ”里見香奈女流二段による厳選次の一手200題!解答は三択で、解説もわかりやすい!“イナズマ流”将棋ファン待望必読の書。 |
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実戦を題材にした次の一手問題集。 著者の森けい二九段は「イナズマ流」として知られる。これは、中終盤の切れ味が鋭いことと、それを自認して好んで「一閃」と揮毫していたところ、故・加藤治郎名誉九段に「稲妻のようだね」と言われ、それ以来「イナズマ流」を併用するようになったことが由来とされる。また、弟子の里見香奈倉敷藤花も中終盤が鋭いことで知られ、週刊将棋が「出雲のイナズマ」(出雲は里見の出身地)と呼んだのが定着するようになった。 本書の次の一手問題は、すべて「元祖イナズマ」森けい二と「出雲のイナズマ」里見香奈の実戦が題材。問題図には一行ヒントと選択肢(三択)が添えられている。同じ実戦から数問続けて出題されることが多い。……レビューの続きを読む(2009Jul30) |
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週将ブックス 上級者の力 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3137-7 2009年2月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:C 中級〜上級向き |
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第1章 寄せの手筋(第1問〜第55問) 第2章 しのぎの手筋(第56問〜第81問) 第3章 中盤の手筋(第82問〜第106問) ◆内容紹介 本書は週刊将棋の「段・級位認定次の一手問題 上級位クラス」を「寄せ」「しのぎ」「中盤」のテーマに分けて収録したものです。 読んで理解しやすいように、図面を多く用いて解説してあります。解答はすべて三択になっていて、どれかが妙手順を含む正解手になっています。中終盤の力をつけて、皆様の実戦に役立ててください。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌に掲載された上級位クラスの問題(2004年1月14日号〜2006年2月15日号)をまとめたもの。 姉妹書の『初段の力』(2008.12)と同様、候補手が三択で表示され、代わりにヒントはなし。今回の並び方は正解率順ではなく、ランダム。問題のレベルは『初段の力』と大差はないと感じた(つまり、問題自体のレベルは『二段の力』(2007.12)とも大差ない。『二段〜』は選択肢がない代わりにヒントがある)。 他には掲載時の正解率が添えられている。正解率をヒストグラムにしてみた。……レビューの続きを読む(2011Feb25) |
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週将ブックス 初段の力 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-3082-0 2008年12月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:C 中級〜上級向き |
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・次の一手問題=計106問 第1章 寄せの手筋(第1問〜第66問) 第2章 しのぎの手筋(第67問〜第86問) 第3章 中盤の手筋(第87問〜第106問) ◆内容紹介 本書は週刊将棋の「段・級位認定次の一手問題 初段クラス」を「寄せ」「しのぎ」「中盤」のテーマに分けて収録したものです。読んで理解しやすいように、図面を多く用いて解説してあります。解答はすべて三択になっていて、どれかが妙手順を含む正解手になっています。中終盤の力をつけて、皆様の実戦に役立ててください。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌に掲載された問題(2004年1月14日号〜2006年2月15日号)をまとめたもの。 姉妹書の『二段の力』(2007.12)とは違い、候補手が三択で表示され、代わりにヒントはなし。他に週刊将棋掲載時の正解率(%)も表示あり。今回の並び方は正解率順ではなく、ランダム。問題のレベルは『二段の力』と大差なく、三択がある分だけ易しい、という感じ。棋力に自信のある人は三択を見ずにトライすればよいし、ちょっと難しいと感じた人は遠慮なく三択を見ればよい。……レビューの続きを読む(2009Jul17) |
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週将ブックス 四・五段の力 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2962-6 2008年9月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
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第1章 四段の終盤 第2章 五段の終盤 ◆内容紹介 本書は週刊将棋の「段・級位認定次の一手問題 四、五段クラス」を四段問題と五段問題に分けて収録したものです。読んで理解しやすいように、図面を多く用いて解説してあります。問題はすべて難局を思わせる終盤ですが、陣形の急所を突く鋭い寄せや、詰めろ逃れの詰めろなど、勝利を決定づける手筋が潜んでいます。高度な終盤力をつけたい方におススメの一冊です。 |
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決断の一手! |
中原誠 日本将棋連盟 ISBN:978-4-8197-0010-8 2008年7月 \1,470(5%税込) 208p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A(2色刷) 解答の裏透け:B 解説:B 上級〜有段向き |
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・決断の一手100問 ◆内容紹介 中原誠十六世名人が自然流の極意を伝授する、次の一手集。自身の実戦に現われた場面から、できるだけ明快な「次の一手」がある局面を集め、AとBの2択方式にして全100問出題。対戦相手の寸評付き。 |
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中原誠の実戦から取材した次の一手問題集。 本書に載っている問題は、週刊誌『サンデー毎日』に長年にわたって連載された「自然流この一手」から撰集したもの。掲載時期は平成8年(1996)〜平成16年(2004)。同様の問題集は何冊か出ていて、たとえば連載タイトルと同名の『自然流この一手』(1994)や『中原の「次の一手」』(1976)などがある。(しかし、「名人戦主催問題」で日本将棋連盟と毎日新聞社の関係が悪化した影響で、連載は2007年8月で打ち切りとなった) 次の一手問題は、見開き1問で、問題図が中央にあり、上部にヒントが3行。問題図の下にA/B二択の選択肢がある。すべて中原の実戦からの出題で、実際に中原が指した好手を当てるのもあれば、「こう指すべきだった」という手を当てるものもある。……レビューの続きを読む(2008Oct31) |
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週将ブックス 三段の力 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2806-3 2008年3月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:C 有段向き |
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第1章 寄せの手筋
第1問〜第57問 第2章 しのぎの手筋 第58問〜第107問 ◆内容紹介 本書は週刊将棋の「段・級位認定次の一手問題」三段クラスの問題を、「寄せ」「しのぎ」のテーマに分けて収録したものです。問題図は一見ピンチに見えるかもしれませんが、ヒントを参考に急所を見抜き、正解手順を発見してください。 解説のページでは変化手順を理解しやすいように、成功例や失敗例を3図使って解説しました。三段以上の実力を目指すのに適した問題集といえるでしょう。 |
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次の一手問題集。「週刊将棋」紙に掲載された三段クラスの問題をまとめたもの。 出題形式は掲載時とほぼ同等。選択肢はなし。短いヒントが添えられており、少し増量されているように見えるが、「後手が○○とした局面。」という一言が追加されているだけなので、実質的には連載時と同じ。 他には掲載時の正解率が添えられている。正解率をヒストグラムにしてみた。……レビューの続きを読む(2011Feb08) |
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週将ブックス 二段の力 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2694-6 2007年12月 \1,449(5%税込) 224p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:C 上級〜有段向き |
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・次の一手問題=106問
◆内容紹介 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌に掲載された問題をまとめたもの。 『ひらめき次の一手 初段編』(2006.07)以来、しばらく新規出版がなかったMYCOM系問題集だが、今回は版型を変えてきた。他のMYCOM棋書と同様、四六判になり、大きくなった。これに伴い、解説図面が3つになっている(従来は2つ)。 ヒントは下段部に2行。他に週刊将棋掲載時の正解率(%)も表示あり。今回は正解率はランダムに並んでいる。 問題が「寄せ」「しのぎ」「中盤」とジャンル別に分けられており、これは大きなヒントになる。ただし、二段クラスとなると寄せの問題でも「自玉がゼットで敵玉だけ見ればよい」という問題は少なく、自玉の危険度を見て「渡してもよい駒」をちゃんと認識して寄せる問題が大半。ごくまれに、寄せに使った駒が自玉の詰みを解消しているという問題もある。 難易度は、(難)第2章>第1章≧第3章(易)。第3章はかなり簡単に感じられた。もともと正解率が高く簡単なのだが、正解率がほぼ同じ問題でも第3章のほうが易しく感じた。(第3章はどれも3秒以内で解けたが、第2章はかなり読みを入れる必要があった。) 版型が大きくなって図面が1つ増えたとはいえ、解説レベルは変わらず、いつもどおりのMYCOM系問題集。しかし、特に付加価値が付いたとは思えないが、値段は一気に4割増になってしまった。なんだかなぁ…(2008Apr08) ※第2章「しのぎの手筋」第77問と第89問は、全然しのぎの問題ではない。(自陣は安全、攻めるだけ) |
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パワーアップシリーズ 実戦手筋 次の一手 |
深浦康市 創元社 ISBN:978-4-422-75121-4 2007年11月 \1,050(5%税込) 206p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★☆ 〜★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:A 解説:B 中級〜上級向き |
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・次の一手問題=101問 ◆内容紹介 あなたは本当に手筋を使いこなしていますか? 垂れ歩や継ぎ歩などという言葉を知っているだけではダメ。実戦で、ここぞというときにしっかり使えることが大切。そのためには問題を数多く解いて身につけることです。本書は相居飛車、振り飛車に分類し、さらに序盤、中盤、終盤に分けて出題しているのでいろんな状況が学べます。実戦形式なので覚えて損のない手筋が満載。勝率アップ間違いなしの手筋有段者になりましょう。全101問題。 |
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次の一手問題集。 全101問は、すべて全体図を用いた実戦形式になっている。ただし、特に前半は実戦というより、定跡の序盤から仕掛けの手筋を切り取ったものが多い。後半は中盤戦・終盤戦を扱った問題も登場し、実戦ぽくなっている。 基本的に易しい問題が多く、級位者向け。問題の難易度も比較的均一で、これから初段を目指そうというレベルの人にはちょうど良い。 ヒントと状況説明は問題図の下段に、約70文字程度で書かれている。解説はまずまずの量で分かりやすく書かれているが、もう少し続きの解説がほしいなというところで、スペースの都合で切られるようなものが結構あった。 裏透け対策は意識して行われており、解答の指し手の裏側は黒ベタで塗られていて完璧だった。 本書はMYCOM系問題集よりもちょっと良いくらいの感じだ。ちょっと前に紹介した『手筋の力 初級編』のタイトルは、むしろ本書の方がふさわしいと思う。しかし、もう少し頑張ればかなりいい本になったのでは?同じ深浦の(監修だが…)『フィードバック方式 定跡次の一手』が結構良かっただけに、ちょっと惜しいと思う。(2008Feb29) |
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マイコミ将棋文庫SP 手筋の力 初級編 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2617-5 2007年10月 \1,050(5%税込) 416p/16cm |
[総合評価] |
難易度:★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:C 初級〜中級向き |
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◆内容紹介 |
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次の一手問題集。2002年12月〜2007年3月に週刊将棋に掲載された初歩クラスの問題をまとめたもの。 基本的に「問題図+三択+正解率」のシンプルな構成。週刊将棋掲載時にはヒント・問題図の背景などの説明がついているが、それは削除されている。 問題は正解率が高い順(97%〜16%)に並べられているが、これは必ずしも易しい順というわけではない。特に初歩クラスの問題は、選択肢に大きく依存する傾向があるため(俗手よりも捨て駒っぽいものを選んだほうが正解する可能性が高い)、正解率が高い問題でも十数手の読み切りが必要な場合がある。逆に第193問(正解率37%)や第199問(同20%)のように、3手の読みで十分解ける単純な問題で正解率が低い場合もある。 全体的には「手筋」というよりも、「読み」が必要な問題の方が多い感じ。選択肢なしなら有段者でも考え込む問題も多い。言い換えれば、「有段者でもやり応えはある」とも言える。 問題数が多く、コストパフォーマンスも良いのでやや甘めのBとしたが、基本的にはいつものMYCOM系・次の一手問題集。同様に初歩クラスの問題を集めた『初級必修次の一手105』(2002)よりは、構成・コストパフォーマンスともに良いです。ただ、実際に級位者が解くなら『ラクラク次の一手』(日本将棋連盟,2002)の方が良いかと。(2008Jan06) |
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勝者の常識
将棋力 一日五分でカンタン初段 |
石橋幸緒/監修 リイド社 ISBN:4-8458-3208-9 2006年7月 \500(5%税込) 252p/15cm |
[総合評価] |
難易度:★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:B 解答の裏透け:A(C) 解説:C 初級〜中級向き |
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・次の一手問題or詰将棋=計98問 第1章 かんたん詰将棋 3〜5手詰編=12問 第2章 かんたん詰将棋 実戦初級編=12問 第3章 かんたん詰将棋 実戦応用編=10問 第4章 パッとひとめのトレーニング 序盤編=12問 第5章 パッとひとめのトレーニング 中盤編=12問 第6章 パッとひとめのトレーニング 終盤・初級編=10問 第7章 パッとひとめのトレーニング 終盤・中級編=10問 第8章 パッとひとめのトレーニング 終盤・上級編=10問 第9章 ちょっと難解詰将棋 5〜7手詰編=5問 第10章 ちょっと難解詰将棋 実戦編(5〜7手詰)=5問 ・【さっちゃんコラム】将棋との出会い/将棋駒の価値/将棋駒の特性その一/将棋駒の特性その二/詰め将棋/感想戦/得意戦法 ⇒ゴキゲン・DE・ブログ(石橋幸緒ブログ) ◆内容紹介 万物生きてこそ光り輝く。幼少の頃の死の危機を、将棋と出会ったことで乗り越えた話題の女流棋士・石橋幸緒が監修。気軽に解ける問題を多数収録。彼女が如何に強くなったのか?その将棋の勉強方法、そして彼女の人生観全てが分かるコラムも収録。 |
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次の一手と易しい詰将棋の問題集。 本書は棋書としては珍しく、リイド社で企画されたもの。この「勝者の常識」シリーズは、麻雀も出ている(いまのところ「囲碁力」はない)。ネットなどで将棋にはまり始めた人を対象にしている。 内容は、詰将棋・実戦詰将棋(駒余りOK)・次の一手問題集の三種。ほとんどは易しい問題だが、初級レベルにはちょっと難しいくらい。解説が80字程度とかなり少ないが、あとがきによれば 「やるからにはやっぱり『有段者』と呼ばれたい。でもそこまで時間を掛けれないな。なんか気楽にできる本はないかな?そんな人たちに是非読んでもらいたくて誕生した本です。あまり小難しくならないように細かい変化の解説は避け、基本手筋だけを中心に書いてあります」 とのこと。つまり、意図的に解説量を少なくしてあるようだ。わたしは不満だが、そういう考え方もアリか。 また、「さっちゃんコラム」は、監修の石橋が将棋を覚えてから初段くらいになるまでを書いたもの。字はデカい(揺れる電車内対応?)。 なお、使われている紙は裏透けがひどいが、網掛けを上手く使って解答手順が透けないように工夫している点は○。(ただし図面は透けている…) 以前、『将棋実力診断(部分手筋)』をレビューしたとき、「問題集や詰将棋の分野ではこのような「読み切りサイズ」の棋書がもっと増えてもいいと思う。」と書いた。本書はそのような「読み切りサイズ」を目指したもの。もうちょっとがんばってほしいとは思うが、コンセプトとしては悪くない。定価500円で98問なら納得価格だろう。(2007May09) |
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ひらめき次の一手
初級編 |
週刊将棋/編 山崎隆之/監修 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-2092-3 2006年5月 \1,050(5%税込) 224p/18cm |
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序章 次の一手の解き方 (まずは現状把握から/正解に到達するには/詰めろ逃れの詰めろ/渡せない駒を見切る/実戦次の一手その1/実戦次の一手その2) 第1章 3択問題編 第2章 力だめし編 ◆内容紹介(MYCOM HPより) 山崎隆之六段監修のもと、週刊将棋の「段級位認定次の一手」初級問題から104問を精選し収録しました。 まえがきで「次の一手を解き始めてからは先を読む力と手筋が自然と身につき、自分がどんどん強くなっていくことがわかりました。」と山崎六段が言うように、総合的な実力アップをはかるのに次の一手問題は最適です。 序章には「次の一手の解き方講座」を掲載、解き方を解説します。前半50問は週刊将棋と同じ「3択編」です。後半はヒントだけを載せた「力だめし編」となっていますので、がんばって解いてください。 |
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森信雄の強くなる将棋 終盤の鬼 終盤の謎に取り組み、棋力アップを目指す。 |
森信雄 山海堂 ISBN:4-381-08571-X 2005年8月 \1,260(5%税込) 144p/21cm |
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将棋の強さは終盤力にあり 次の一手問題集1〜84 実戦譜に学ぶ1〜4 ◆内容紹介(山海堂HPより) 初段を中心に五級から五段まで幅広い層を対象にした、「終盤」をテーマとした次の一手集です。答えを探し当てるだけではなく、終盤の考え方や局面の捉え方、手の読み方のコツを身につけるのに最適の一冊です。 |
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MYCOM将棋文庫SP 手筋の達人(2) 振り飛車の手筋が満載 |
武者野勝巳/著 週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1799-X 2005年6月 \1,050(5%税込) 440p/16cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 見開き1問(図面4枚) 内容:(質)B(量)A レイアウト:B 解説:B 中級〜上級向き |
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・【コラム】振り飛車の今昔/世代交代を彩った振り飛車/歴史に残る絶妙の攻防/振り飛車戦の今昔/革命を起こした居飛車穴熊/歴史を作る振り飛車戦の攻防 |
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実戦型次の一手問題集。『感動!手筋術(1)
振り飛車編』『感動!手筋術(2)
居飛車編』(いずれも武者野勝巳,1992,1993)を1冊にまとめ、文庫化したもの。なぜ文庫版タイトルを「感動!手筋術」にしなかったかは不明。「振り飛車編」「居飛車編」とあるが、どちらも「居飛車vs振飛車の対抗形」である。 実質的にオリジナル版と違うところはなかったので、それぞれオリジナル版のレビューを参照してください。ただ2冊分の問題をまとめて\1,050になっているので、お得。(⇒評点アップでクラスチェンジしました。) なお、紹介文には「少しも古くなっていません」とある。手筋そのものは古くなっていないが、局面が古くなっているものもあるので、そこを踏まえた上でトライすること。(2005Jun24) |
MYCOM将棋文庫SP 手筋の達人 矢倉の手筋が満載 |
武者野勝巳/著 週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1697-7 2005年2月 \1,050(5%税込) 424p/16cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 〜★★★☆ 見開き1問1答 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解説:A 中級〜有段者向き |
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◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
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実戦型次の一手問題集。『手筋の達人(1)
矢倉基本編』と『手筋の達人(2)
矢倉応用編』(いずれも武者野勝巳,1990)を1冊にまとめ、文庫化したもの。 基本的にオリジナル版と違うところはないので、それぞれオリジナル版のレビューを参照してください。ただ2冊分の問題をまとめて\1,050になっているので、お得。 なお、タイトルには書かれていないが、本書は矢倉の問題ばかりなので、振飛車党は間違って買わないように(笑)。(サブタイトルに「矢倉の手筋が満載」って書いてあるから間違わないか) (2005Feb23) |
zoom |
級位者のための実力養成講座 有段者への道案内 |
宮崎国夫 木本書店 ISBN:4-905689-77-5 2004年3月 \1,200 226p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 見開き2問 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:A 解説:C 中級〜上級向き |
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◆内容紹介(表紙より) |
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総合的な次の一手問題集。定跡次の一手、囲い崩し、実戦必至、実戦即詰みなど、広い範囲の問題を取り扱っている。 レイアウトは紙面が上下二段に分割された形式を採用していて、上段では主に定跡次の一手、下段では終盤の手筋問題が多い。見出しが大きく、「あ、あの問題どこだっけ」というときに楽に探せるのが良い。また、解答部のバックを網掛けにすることで、問題集にありがちな裏透けがほとんどなくなっている。レイアウト・構成上は非常に優秀なので、他の問題集にも取り入れてほしい。 設問は「級位者が失敗しやすい基本局面からの出題が多数」とのこと。比較的良問が多いし、特に終盤問題では実戦的な必至や追い詰め問題が多いのは好感度高し。また問題数も計220問と満足できる数だ。 ただ、肝心の解説部が今ひとつ。大きな文字と広い行間で、一見読みやすく見えるが、一行の文字数が少なくなっているので逆に読みづらい。解説は正解の変化に限られており、大局観の説明や第2候補・第3候補など失敗例の解説がほとんどない。「級位者が失敗しやすい局面」なのだから、失敗例の解説をしっかりしてほしかった(この点では『アマの将棋 ここが悪い!』シリーズ等が優秀)。また、終盤問題はスペースの都合で変化の省略が非常に多いのもマイナスポイント。 解説で省略された変化をしっかり自主検討できる人なら、まずまずの本。タイトル看板とは少しずれて、初段〜二段くらいの人向けだと思う。(2004Sep18) |
電車の中で解く 二段次の一手 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1290-4 2003年10月 \1,000 224p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:C 中級〜上級向き |
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・はじめに ・問題編(110問) ◆内容紹介(MYCOMホームページより) 本書は、週刊将棋に掲載された段級位認定次の一手問題の中から、二段クラス問題をまとめたものです。良問、難問、奇問を織り交ぜた110題を用意しました。 掲載時の正解率から、難易度を五段階で表示しています。 ヒントを見ずに、8割以上の正解率なら、実力二段は十分にあるでしょう。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌の「段級位認定次の一手・二段コース」に出題されたものを撰集したもの。80%以上正解なら二段認定。 二段問題は初段以下の問題と違って、もともと選択肢がない。本書も選択肢はなし。一方、ヒントは割と充実している。「週刊将棋」掲載時は一行だったのが、状況説明から考え方の方針まで、50〜60文字程度に増量している。そのため、「ヒント増量、but選択肢削除」で実質的に難度が上がっていた『お昼休みに解く初段次の一手』と違って、本書ではむしろ少し易しくなっている。実質的な難易度は同じくらいだと思う。 他のおまけ要素は特になく、難易度表示(5段階)のみ。解説もいつもどおりの淡白さだ。なお、『お昼休み〜』では「次の一手の解き方」が掲載されていたが、本書にはない。その分、問題が4問多くなっている。(2007Dec08) |
お昼休みに解く 初段次の一手 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-1233-5 2003年9月 \1,000 224p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 見開き1問1答 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:C 中級〜上級向き |
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・ヒントは3行、選択肢はなし |
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次の一手問題集。週刊将棋誌の「段級位認定次の一手・初段コース」に出題されたものを撰集したもの。50%以上正解なら初段認定。 選択肢が削除されているので、週刊将棋掲載時よりはやや難しくなっている。『初級必修次の一手105』などと違って、オマケ要素は一切なし。従来どおり(?)、解説は淡白。ただし、第1章で次の一手問題の解き方を解説しているのは、いつもより親切。 もちろん、お昼休み以外に解いてもOKです。(笑)(2003Oct12) |
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ラクラク次の一手(2) 基本手筋集 |
日本将棋連盟書籍/編 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0165-7 2003年4月 \1,000 222p/18cm |
[総合評価] |
難易度: 第1章=★★☆ 第2章=★★★☆ 見開き2問2答 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 読みやすさ:A 初級〜上級向き |
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◆内容紹介 |
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次の一手問題集。 問題数は前著の『ラクラク次の一手』(いわゆる『(1)』)と同じ216問で、次の一手問題集としては多め。 第1章の序・中盤編では、藤井システムや横歩取り△8五飛のような、比較的新しい戦法での「定跡の決め手」問題も登場する。3手先がしっかり読めていれば良い問題がほとんどで、「3手の読み」の訓練としてはちょうどいいレベル。 一方、第2章の終盤編は、最初の方は「これぞ手筋」という感じの問題が多いが、後半は詰めろ逃れの詰めろやアクロバティックな受けがたくさん出てくる。また、読むべき手数も非常に長くなってくる。 解いた時期が違うので単純比較はできないが、『1』はもっと全体的に易しかったような…。「『1』をやった上で『2』に挑戦している」という前提のもとに作られているのかもしれない。(2007Oct31) |
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将棋終盤力養成講座(3) 次の一手問題集 攻めか受けか 寄せの判断力を養う |
勝浦修 創元社 ISBN:4-422-75093-3 2002年10月 \1,200 206p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★☆ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 有段向き |
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次の一手問題=101問 ◆内容紹介 本書は、プロの実戦を題材にして、攻めか受けかの判断力を養う問題集である。一題ずつ取り組めば、寄せのテクニックはもちろん、苦しい局面の乗り切り方や逆転のテクニックが自然に身につくはずである。ひとくちに「攻め・受け」といっても、受けを含んだ攻めや、反撃を考えた受けなど、さまざまなケースがあることがわかるだろう。 |
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実戦終盤の次の一手問題集。 扱っている問題はすべてプロの終盤戦。「即詰み」「必至をかける」「詰めろ逃れの詰めろ」「詰みを凌ぐ」「受け切り」「脱出する」・・・など、正解手の種類は多様。また、いくつかの問題は2問〜5問ワンセットになっているので、セットの最初の方では「それで勝ちになる一手」ではなく、「勝ちでも負けでもこの一手」を答えることがある。 プロの投了前の終盤戦なので、難度は非常に高い。わたしがすぐに分かった問題は3割くらいで、、読みを入れても正解率は6割くらいだった。非常に長手数の読みきりが必要な問題などは苦手で、正解できなかった。(-_-;) また、週○将棋の次の一手のような「作ったような局面」ではないので、「それでも勝ちだろうが正解手には劣る」という手を答えてしまうことも数回。 同シリーズの他の本(1.『終盤の手筋』や2.『詰将棋』など)がちょうど良かったという人は、本書は歯が立たないレベルだと思うので、シリーズだからといって安易に揃えないように注意。ただ、分からなくても自分なりに考えて解説をしっかり読めばかなり力は付くと思う。「正解できるまではどうしても答を見たくない!」という人以外は、「解説を読む本」と割り切ってしまうのもいいだろう。(2006Sep06) |
中級必修 次の一手105 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0837-0 2002年9月 \1,000 222p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★ 〜★★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:B 解答の裏透け:B 解説:C 中級〜上級向き |
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・次の一手問題=105問 ・ヒントと選択肢(三択)は巻末にまとめて収録 ・各問ごとに将棋ミニ選択の三択問題が付属 ・難易度を5段階で表示(★の数) ◆内容紹介 本書は「週刊将棋」に掲載された段級位認定・上級位クラス認定問題から良問を集め、一冊にまとめたものである。ヒント、候補手を見ながら解くことも、また自力で解くこともできる構成。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌に掲載された問題をまとめたもの。 構成は姉妹書の『初級必修 次の一手105』と同様。掲載時には一行ヒントと選択肢(三択)があったが、それらはすべて巻末にまとめられている。 個人的にはこの工夫はマイナス査定。ヒント・選択肢を見たい人にはかなりストレスが溜まる。「ヒントや選択肢が見えてしまう」という声に対応したものと思われるが、ヒントを見たくない人は隠せばよい(隠す前に見えてしまう位置だとダメだが)。もともと、ヒント・選択肢もコミで上級位クラス問題なのだから。 また、問題の難易度がかなりバラバラ。★1〜2の問題は3手か5手先を読めば解けるのに、★4〜5は十数手先までキッチリと読みきらなくてはならず、おそらく三段〜四段クラス相当の問題。ヒント・選択肢を見てもさほど難度が下がらない。「中級必修」といえるのは、せいぜい★3まで。 『初級〜』もそうだったが、なぜかこの頃のMYCOM系・次の一手問題集は難易度がかなり不均一である。唯一救いなのは、難易度表示はかなり正しいこと(第102問だけは★4とは思えない。★2が妥当)。「★4〜5は難しすぎる」と思ったら、無理せず解答を見よう。(2007Nov30) ※なお、『初級〜』と同様に、各問題の下部に「将棋ミニ選択」として、“プロ将棋界や将棋用語に関するミニ知識”を三択問題にしたものが付属しているが、特に解説もなく面白くもないので、プラス要素にはしませんでした。 ※2007年11月現在の週刊将棋では、上級位クラス問題には一行ヒントがありません。 |
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メキメキ将棋上達本 ラクラク次の一手 基本手筋集 |
日本将棋連盟書籍/編 日本将棋連盟 ISBN:4-8197-0163-0 2002年2月 \1,000 222p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★☆ 見開き二問二答 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:B 読みやすさ:A 初級〜上級向き |
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◆内容紹介 |
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やさしめの次の一手問題集。級位者向き。 問題総数は216問で、次の一手問題集としてはかなり多め(一冊100問のものが多い)。見開きに2問載っているので、一問あたりの解説がちょっと少なめになっているが、量としては十分。 とにかくたくさんの問題にチャレンジできるところが良い。(2004Apr08) |
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実力養成シリーズ 四段の終盤 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0571-1 2001年9月 \1,000 204p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★★ 見開き1問1答 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:C 上級〜有段向き |
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・次の一手問題=100問 ◆内容紹介 「将棋は終盤」という言葉にもあるように、将棋で勝つためには終盤戦を制さなくてはならない。終盤力アップは勝率アップの近道。『週刊将棋』に掲載された四段認定問題から終盤の問題、特に読み切りが必要になる問題を集めた。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌の「段級位認定次の一手・四段コース」から、終盤関係の有段者問題を集めたもの。よくある「週刊将棋系・次の一手問題集」。 レベルは『三段の終盤』とほぼ同じ。100問中80問正解で実力四段。 |
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実力養成シリーズ 三段の終盤 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0570-3 2001年8月 \1,000 204p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★☆ 見開き1問1答 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:C 上級〜有段向き |
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・次の一手問題=100問 ◆内容紹介 「将棋は終盤」という言葉にもあるように、将棋で勝つためには終盤戦を制さなくてはならない。終盤力アップは勝率アップの近道。『週刊将棋』に掲載された三段認定問題から終盤の問題を集め、一冊にまとめる。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌の「段級位認定次の一手・三段コース」から、終盤関係の有段者問題を集めたもの。よくある「週刊将棋系・次の一手問題集」。 レベルは『初段の終盤』より少し難しい。「詰めろ逃れの詰めろ」 や「打ち歩詰回避」など、実戦ではややレアなものが混じっている。100問中70問正解で実力三段。 |
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実力養成シリーズ 二段の終盤 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0569-X 2001年7月 \1,000 204p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 見開き1問1答 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:C 中級〜有段向き |
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・次の一手問題=100問 ◆内容紹介 「将棋は終盤」という言葉にもあるように、将棋で勝つためには、やはり終盤戦を制することが肝心。終盤力アップが勝率アップの近道なのである。『週刊将棋』に掲載された二段認定問題から終盤の問題を集めた問題集。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌の「段級位認定次の一手・二段コース」から、終盤関係の有段者問題を集めたもの。よくある「週刊将棋系・次の一手問題集」。 レベルは『初段の終盤』とほぼ同じ。100問中60問正解で実力二段。 |
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実力養成シリーズ 初段の終盤 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0558-4 2001年6月 \1,000 204p/18cm |
[総合評価] |
難易度:★★★ 見開き1問1答 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:C 中級〜有段向き |
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・次の一手問題=100問 ◆内容紹介 「将棋は終盤」という言葉にもあるように、将棋で勝つためには終盤戦を制さなくてはならない。終盤力アップを目的に、『週刊将棋』に連載された初段認定問題から終盤の問題100を集めた一冊。 |
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次の一手問題集。週刊将棋誌の「段級位認定次の一手・初段コース」から、終盤関係の有段者問題を集めたもの。よくある「週刊将棋系・次の一手問題集」。 週刊将棋掲載時は三択問題だったが、本書では候補手はなし。問題図の下段に、難易度表示(5段階)とヒントがある。力自慢の人は、それを見ないでやってみよう。 100問中50問正解で実力初段。 |
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見えたら初段 詰将棋100次の一手100 |
週刊将棋/編 毎日コミュニケーションズ ISBN:4-8399-0462-6 2000年12月 \1,200 238p/19cm |
[総合評価] |
難易度:★★☆ 見開き2問(図面4〜6枚) 内容:(質)B(量)A レイアウト:2段組み 解説:B 初級〜中級向き |
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3手詰=50問 5手詰=50問 囲い崩し問題=14問 次の一手=100問 ◆内容紹介 直観で正解が見えるようになるまでは、ひたすら解答=筋を頭に入れよう。詰将棋、囲いの崩し方、次の一手の問題を豊富に掲載。盤と駒とを使って駒の利きを確かめながら解いていくことで直観力が身につく。 |
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次の一手+詰将棋の問題集。 詰将棋は週刊将棋の「詰将棋入門」に掲載されたもの。 次の一手は週刊将棋の「段級位認定問題」に掲載されたもので、レベルTと レベルUに分けられている。レベルTは「初歩クラス」、レベルUは「上級位クラス」からの出題。週刊将棋掲載時には三択だったが、本書では候補手はなし。 平凡な問題集ではあるが、問題数が多めなのはうれしい。なお、囲い崩し問題は『終盤の定跡 デラックス』(1991)に載っているものと全く同じなので(本書の方が1問だけ多い)、すでに『〜デラックス』を持っている方は注意。(2002Aug24) |
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森内優駿流棋本ブックス 実戦!!森内の次の一手 勝利の三段論法、 優駿流ここでどう指す |
小暮克洋/著 森内俊之/監修 主婦と生活社 ISBN:4-391-12442-4 2000年8月 \950 191p/19cm |
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第1章 次の一手どう攻めるか!(攻めの「三段論法」優駿流の"攻め"を鑑賞しよう!) 第2章 次の一手どう受けるか!(受けの「三段論法」優駿流の"受け"を鑑賞しよう!) 第3章 次の一手大局観/攻めるか、受けるか!(大局観の「三段論法」優駿流の"大局観"を鑑賞しよう!) ◆内容紹介 森内八段の約700局にも及ぶ過去の実戦譜から厳選吟味し、81の「次の一手」問題を作成しました。本書では従来の問題集とは異なり、その問題図に至るまでの指し手や、解答図以後の展開にまでも触れて、できるだけ"実戦の香り"を逃がさない構成にしています。また、独自の試みとして、"三段論法によるアプローチ"という方法論をうたい、論理的なプロセスで解答を導きだす考え方を、全問題に貫きました。 |
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