中級必修 次の一手105 | [総合評価] D 難易度:★★ 〜★★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:B 解答の裏透け:B 解説:C 中級〜上級向き |
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【編】 週刊将棋 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2002年9月 | ISBN:4-8399-0837-0 | |||
定価:1,000円 | 222ページ/18cm |
【本の内容】 |
・次の一手問題=105問 ・ヒントと選択肢(三択)は巻末にまとめて収録 ・各問ごとに将棋ミニ選択の三択問題が付属 ・難易度を5段階で表示(★の数) ◆内容紹介 本書は「週刊将棋」に掲載された段級位認定・上級位クラス認定問題から良問を集め、一冊にまとめたものである。ヒント、候補手を見ながら解くことも、また自力で解くこともできる構成。 |
【レビュー】 |
次の一手問題集。週刊将棋誌に掲載された問題をまとめたもの。 構成は姉妹書の『初級必修 次の一手105』と同様。掲載時には一行ヒントと選択肢(三択)があったが、それらはすべて巻末にまとめられている。 個人的にはこの工夫はマイナス査定。ヒント・選択肢を見たい人にはかなりストレスが溜まる。「ヒントや選択肢が見えてしまう」という声に対応したものと思われるが、ヒントを見たくない人は隠せばよい(隠す前に見えてしまう位置だとダメだが)。もともと、ヒント・選択肢もコミで上級位クラス問題なのだから。 また、問題の難易度がかなりバラバラ。★1〜2の問題は3手か5手先を読めば解けるのに、★4〜5は十数手先までキッチリと読みきらなくてはならず、おそらく三段〜四段クラス相当の問題。ヒント・選択肢を見てもさほど難度が下がらない。「中級必修」といえるのは、せいぜい★3まで。 『初級〜』もそうだったが、なぜかこの頃のMYCOM系・次の一手問題集は難易度がかなり不均一である。唯一救いなのは、難易度表示はかなり正しいこと(第102問だけは★4とは思えない。★2が妥当)。「★4〜5は難しすぎる」と思ったら、無理せず解答を見よう。(2007Nov30) ※なお、『初級〜』と同様に、各問題の下部に「将棋ミニ選択」として、“プロ将棋界や将棋用語に関するミニ知識”を三択問題にしたものが付属しているが、特に解説もなく面白くもないので、プラス要素にはしませんでした。 ※2007年11月現在の週刊将棋では、上級位クラス問題には一行ヒントがありません。 |