将棋終盤力養成講座(1) 終盤の手筋 詰み・詰めろ・必至・囲いの攻略・ 受けの基本テクニックを学ぶ |
[総合評価] A 難易度:★★ 〜★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 勝浦修 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:2002年6月 | ISBN:4-422-75091-7 | |||
定価:1,200円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
終盤のさまざまな手筋を解説した本。 最初は「各駒の特徴を生かした詰み形」から始まって、「やさしい詰み」→「詰めろ」→「必至」→「囲い崩し」……というように、最終盤から徐々に1手スキ、2手スキへ発展していく構成になっている。難度もちょっとずつ難しくなっていく感じなので、初級者クラスでも無理なく読み進めていくことができる。 最後の第5章だけはプロの実戦なので難しいが、最初に状況説明や形勢判断、考え方などが書いてあるのが良い。少し難しいと感じる方でも一通り読んでおくべし。 レイアウトは、基本的に1ページ完結で、たまに見開き完結型。図と本文のバランスもよく、非常に読みやすくなっている。『羽生の法則』シリーズが似たような構成を採っているが、本書の方が満足度は高いと感じた。初級向けの終盤本はいくつか出ているが、本書も選択肢の一つに入れていいと思う。(2006Aug18) ※ちなみにシリーズ5巻のうち、本書だけが問題形式ではなく、解説形式を採っている。 |