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■格言の本  
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書名 著者 発行 備考
将棋の格言に学ぶ 81の生きるヒント ツルボン '23.10  
目からウロコ!今どき将棋格言 青野照市 '20.3  
書名 著者 発行 備考
森信雄の強くなる!将棋新格言40レッスン 森信雄 '17.8  
格言・用語で覚える 居飛車の手筋 神崎健二 '16.11  
知られざる振り飛車の秘法 真・石田伝説(マイナビ将棋文庫) 週刊将棋 '16.10 1992年,2004年の合本文庫化
渡辺明の勝利の格言 ジャッジメント 飛角桂香歩の巻 渡辺明 '16.10 NHK将棋講座
渡辺明の勝利の格言 ジャッジメント 玉金銀歩の巻 渡辺明 '16.10 NHK将棋講座
将棋・B級戦法の達人(マイナビ将棋文庫) 週刊将棋/編 '15.7 1995年,2002年の合本文庫化
羽生のミラクル終盤術(将棋連盟文庫) 羽生善治 '14.12 1991年,2001年の合本文庫化
将棋棋士の名言100 後藤元気 '12.11  
将棋 あなたの一手、プロならこう指す! 高橋道雄 '10.7 大局観・形勢判断
手筋の隠れ家 週刊将棋/編 '10.4 大局観・形勢判断
書名 著者 発行 備考
将棋入門の次に読む本 沼春雄 '08.4 総合書
囲碁・将棋100の金言 蝶谷初男,湯川恵子 '06.3  
役に立つ 将棋の格言99 週刊将棋/編 '04.7  
金言玉言新角言 週刊将棋/編 '03.9 1995年の文庫版
プロの実戦に学ぶ妙手 勝てる将棋格言36 青野照市 '03.8  
羽生の新格言集 105 羽生善治 '01.4  
書名 著者 発行 備考
将棋格言豆事典 浦野真彦 '99.8  
金言玉言新角言 週刊将棋/編 '95.8  
羽生善治の将棋攻略ブック 羽生善治・田辺忠幸 '95.2 こども向け
将棋金言集 天狗太郎 '92.11  
書名 著者 発行 備考
将棋格言上達法 佐藤大五郎 '89.8  
格言で覚える手筋 前田祐司 '88.4  
格言に学ぶ手筋 米長邦雄 '88.1  
将棋の格言 加藤治郎 '87  
図解将棋上達法 増山雅人 '85.7  
将棋−負けない指し方 天狗太郎 '85.7  
史上最強!ワセダ将棋 早稲田大学将棋部 '83.9  
中原の実戦格言99題 中原誠 '80  
書名 著者 発行 備考
スラスラ覚える将棋格言集 前田祐司 '79.10  
将棋格言この一手 二上達也 '78.10  
東大式将棋必勝法 東京大学将棋部 '78.3  
加藤一二三格言集 加藤一二三 '75.8  
快勝 大山名人の将棋金言集 大山康晴 '73  
アマチュア必勝 将棋実戦格言集 山本武雄 '72  
格言と手筋 升田幸三 '72  
将棋 必勝の格言 原田泰夫 '71 1959年の新装版
書名 著者 発行 備考
将棋名言集 天狗太郎 '69.6  
将棋格言で初段を 大山名人の将棋教室 大山康晴 '69.3  
将棋格言早わかり 吉田利勝 '66  
格言運用必勝法 佐藤大五郎 '65  
格言を中心にした新しい将棋の指し方 清野静男 '64  
将棋格言の実戦活用 山川次彦 '60  
書名 著者 発行 備考
将棋 必勝の格言 原田泰夫 '59  
將棋格言手筋集 山本武雄 '58  

 

将棋の格言に学ぶ 81の生きるヒント
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将棋の格言に学ぶ 81の生きるヒント
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ツルボン
産業能率大学出版部
ISBN:978-4-382-15838-2
2023年10月
\1,760(10%税込)
272p/19cm
    この本をAmazonで見る
序章 (人生全般)    
第一章 序盤戦(青年期)    
第二章 中盤戦(壮年期)    
第三章 中終盤戦(中年期)    
第四章 終盤戦(晩年期)    
第五章 全局面に通じる格言    

◆内容紹介
将棋は人生の多くの局面で意思決定のヒントを与えてくれます。将棋用語の中には「王手」「成金」「高飛車」など一般用語として使われているものもあり日常生活にも通じるところが多くあります。本書は将棋の格言の意味を咀嚼したうえで、将棋のルールを知らない人にとってもそこから得られる人生のヒントを教訓として81項目にまとめています。この81という数字は将棋の格言は約80前後あります。また将棋盤のマスは縦横9マス×9マスで合計81マスあり、このため81歳を迎えたプロ棋士は将棋盤の盤と寿を合わせた「盤寿」としてお祝いされます。さらに大谷翔平選手の活躍で有名になった曼荼羅チャート(目標管理チャート)も9マス×9マスで81マスになっていることから触発され本書は81項目にまとめています。

 

 

目からウロコ!今どき将棋格言
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目からウロコ!今どき将棋格言
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青野照市
創元社
ISBN:978-4-422-75149-8
2020年3月
\1,430(10%税込)
208p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:B+
読みやすさ:A
中級〜向き
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・目からウロコの新格言=12個
・今流に修正した格言=12個
・古今不変の格言=26個

◆内容紹介
将棋の正しい指し方をひと言で明快に示したもの、それが将棋格言だ。

本書で取り上げるのは、著者オリジナルの新格言、これまでどおりでは現代将棋に合わないので今流に表現を変えてバージョンアップさせた格言古今不変の格言の3種類。

なかでも新格言は、著者の体験から生まれた知恵の集大成で、応用範囲が広く実戦的なものぞろい。

手筋を簡単に覚えられ、効率よく棋力アップできる一冊。
将棋の格言を解説した本。

格言とは、将棋の原理・原則に基づいた(とされる)心得のうち、汎用性の高いものを、分かりやすく表現した文言である。特に級位者から初段くらいでは、格言を覚えることによって、さまざまな将棋の指し手の正しさを言語化することができ、上達の助けになりやすい。

ただし、格言は時代によって変化するものもある。将棋の研究が進んだり、流行が変遷することによって、価値観や重要性が変わってくるからだ。

青野によれば、指導対局では多くの人が同じところで間違えており、「同じ基本が分かっていない」と感じたとのこと。また、今では通用しない格言をそのまま覚えていると、道筋を間違えてしまうだろうと。

そこで本書では、格言を3つに分類。青野が創った「時代に合わせた新格言」を12個、従来からあるが修正して表現を変えた「バージョンアップ格言」を12個、さらに今も昔も価値が変わらない「古今不変の格言」を26個と、計50個の格言を解説していく。


基本的なレイアウトは、見開き完結型。格言1つに対し、文章での説明が1p、全体図を用いた例が3つで3pずつとなる。解説は各1pで完結している(複数の例がつながっていることもある)。基本的には指導対局やプロの実戦で現れた局面が使われていて、駒落ちの図もときどきある。中には、プロもうなるような実戦例もある。


本書の各格言を簡単に紹介していこう。(なお、従来からある格言は説明を省略しているものもあります)……レビューの続きを読む(2020Apr30)


森信雄の強くなる!将棋新格言40レッスン
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森信雄の強くなる!
将棋新格言40レッスン
目指すはあこがれの初段!
著者創作の将棋新格言+次の一手・詰将棋
入門から初段まで
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森信雄
実業之日本社
ISBN:978-4-408-41466-9
2017年8月
\1,188
336p/15cm

[総合評価]
B

難易度:★☆
 〜★★★★

図面:見開き3枚(解説部)
見開き2問(問題部)
内容:(質)B(量)A
レイアウト:B
解答の裏透け:
解説:A
読みやすさ:B
初級〜中級向き
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◆内容紹介
映画「聖の青春」で知名度が急上昇した著者が、長年運営している子供将棋教室の体験をもとに書いた新しいタイプの将棋入門書!
新しい格言で、駒落ちと詰将棋を鍛えて初段を目指す本。

いろいろな意味で、「思ってたんと違う本」だった。


本書のまえがきには、「「将棋が強くなるにはどうすればいいか」の一点に絞って書いた本です。(中略)将棋上達法をいろんな角度から捉えて、基礎をみっちり身に付けるのがねらいでもあります。(中略)新格言は(中略)全部をこなせば上達間違いなしです。」とある。

また、本書の帯のウラ表紙側には、〔右図〕のように「40日のレッスンで20級の超初心者を初段にも勝てる中級者へ。」とある。“超初心者”は、駒の動き、ルール、符号の読み方などは知っているという前提。“初段にも勝てる”は、3〜4級くらいかな、上手くハマれば初段相手にも一発はいるくらいかな、と思う。


〔右図〕の「1日1レッスン」は、以下のような構成になっている。……レビューの続きを読む(2017Sep20)


格言・用語で覚える 居飛車の手筋
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マイナビ将棋BOOKS
格言・用語で覚える
居飛車の基本手筋
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神崎健二
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6041-4
2016年11月
\1,663
240p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:A
中級〜上級向き
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序章 相居飛車の考え方
第1章 矢倉の基本手筋
第2章 角換わりの基本手筋
第3章 横歩取りの基本手筋
第4章 相掛かりの基本手筋
第5章 その他の居飛車の基本手筋
第6章 実戦次の一手

・【コラム】(1)泥沼流コントラクトブリッジ (2)整理と精神修養 (3)皮算用 (4)大山先生、コン君と中将棋を指しました (5)苦しいお家の事情 (6)中川慧梧最強アマ (7)最後の継ぎ歩 (あとがき)将棋指導員から学ぶ

◆内容紹介
本書は矢倉、角換わり、横歩取り、相掛かりといった相居飛車の戦いにおける手筋を解説したものです。実戦ですぐにでも使えそうな手筋が100以上も紹介されています。

さらに本書には三つの大きな特長があります。一つ目はタイトルにもなっている
「格言・用語」で覚えるという点。ただ手筋を羅列しただけではなかなか頭に入ってきませんが「と金は金で金以上」「下段の香に力あり」「角筋には玉を囲うな」「飛車の横利き受けに強し」といった格言や「継ぎ歩」「垂れ歩」「合わせの歩」「焦点の歩」などの用語と一緒ならぐっと覚えやすくなります。

本書にはこういった格言や用語が散りばめられているため、将棋に対する考え方とともに数多くの手筋を覚えることができるのです。

また、加藤治郎著『
将棋は歩から』(東京書店,初出1970)、加藤治郎・木村義徳・真部一男著『将棋戦法大事典』(大修館書店,1985)などの名著からの引用も随所にあり、本書を通して先人の知恵と努力、遺してきたものの偉大さにも触れることもできます。

二つ目の特長は、手筋を例題とともに解説する本でありながら、
次の一手問題集としても読める、ということです。本書は右ページに例題、左ページに正解図、という構成になっており、右ページの解説文には正解手順が現れないように工夫して書かれています。
腕に自身のある方は左側を隠して、自分がどれだけ手筋を知っているか力試しをしていただければ幸いです。

最後の特長は、何と言っても
「読んでいて面白い」ということです。
「その手は桑名の焼き蛤(はまぐり)」
「堅いなぁ、片倉小十郎やなぁ」
「角のにらみは、歩で“遮断法人”」

などなど、丁寧な解説の中に縁台将棋で飛び出すようなジョークが混在していて楽しく読み進められる内容となっています。

神崎健二八段が精魂込めて書いた、まさに居飛車基本手筋の決定版といえる一冊です。
格言や用語などを交えながら、居飛車の手筋を解説した本。原題は『相居飛車の絶対手筋105』だったらしい(p150コラムより)。

将棋には、上手い駒の使い方や、上手い考え方などがあるが、これらは手筋や格言などで言語化されていると覚えやすく、マスターしやすい。また、ダジャレや軽口のような定番の表現を知っていると、将棋ファンとして奥深さが増す。棋力は盤上の指し手などで判断できるが、このような用語・言葉をどれだけ知っているかで、どれだけ将棋にどっぷり浸かっているかを判断することができたりする。

本書は、主に相居飛車戦で使われる有用な手筋を、手筋名・格言・名言・迷言・ダジャレ・軽口などを絡めながら解説していく本である。



まえがきには、以下のような記述がある。これでだいたい本書の内容が分かる。……レビューの続きを読む(2017Feb08)


知られざる振り飛車の秘法 真・石田伝説(マイナビ将棋文庫)
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マイナビ将棋文庫
知られざる振り飛車の秘法
真・石田伝説
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週刊将棋
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6102-2
2016年10月
\1,339
448p/15cm
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第1部 真・石田伝説
第1章 升田式石田流    
第2章 立石式石田流    
第3章 楠本式石田流    
第4章 中飛車型石田流    
第5章 急攻石田流    
第6章 21世紀の升田式    

第2部 役に立つ将棋の格言99

第1章 振り飛車の格言    
第2章 対振りの格言    
第3章 相居飛車の格言    

◆内容紹介
江戸時代の盲人棋士石田検校が生み出し、升田幸三実力制第四代名人によって奇襲からプロでも通用する戦法に変貌をとげた石田流。

本書第1部「真・石田伝説」では升田が編み出した升田式石田流に始まり、その他アマチュアによって独自のアレンジが加わった立石式石田流、楠本式石田流などを解説しています。大駒を大胆に使い積極的に勝ちにいく、攻め好きな振り飛車党の方にお勧めです。
第2部「役に立つ将棋の格言99」では古くから伝わる将棋の勝ち方を言い表した格言を例題とともに解説しています。
本書でライバルの知らない戦法や考え方を身につけ、棋力アップを成し遂げてください。

下記2冊を合本し、文庫化したもの。『役に立つ 将棋の格言99』はレビュー済みです。

2004-07 役に立つ 将棋の格言99,週刊将棋編,MYCOM
1992-07 真・石田伝説,週刊将棋編,MYCOM

なお、『真・石田伝説』は一度文庫化されています。文庫本では第6章が追加されており、本書でも反映されています。

2003-02 真・石田伝説(MYCOM将棋文庫),MYCOM編,MYCOM

ただし、プロでの石田流が流行した2004年以降の知見や考え方は、本書には含まれていません。


渡辺明の勝利の格言 ジャッジメント 飛角桂香歩の巻
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NHK将棋シリーズ
渡辺明の勝利の格言 ジャッジメント
飛角桂香歩の巻
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渡辺明
NHK出版
ISBN:978-4-14-016246-0
2016年10月
\1,404
232p/19cm
    この本をAmazonで見る
◆内容紹介
Eテレ『将棋フォーカス』で好評を博した講座「渡辺流 勝利の格言ジャッジメント」(2015年10月〜2016年3月放送)の放送テキストに加筆・再構成して単行本化。

将棋の格言は数多いが、昔と今とでは感覚・考え方が違うことも多い。将棋界の第一人者が、現代的な視点から歯切れよく判断を下す。各巻50余の格言を収載。将棋ファン必見の書!
 


渡辺明の勝利の格言 ジャッジメント 玉金銀歩の巻
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NHK将棋シリーズ
渡辺明の勝利の格言 ジャッジメント
玉金銀歩の巻
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渡辺明
NHK出版
ISBN:978-4-14-016245-3
2016年10月
\1,404
232p/19cm
    この本をAmazonで見る
◆内容紹介
Eテレ『将棋フォーカス』で好評を博した講座「渡辺流 勝利の格言ジャッジメント」(2015年10月〜2016年3月放送)の放送テキストに加筆・再構成して単行本化。

将棋の格言は数多いが、昔と今とでは感覚・考え方が違うことも多い。将棋界の第一人者が、現代的な視点から歯切れよく判断を下す。各巻50余の格言を収載。将棋ファン必見の書!
 


将棋・B級戦法の達人(マイナビ将棋文庫)
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マイナビ将棋文庫
将棋・B級戦法の達人
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週刊将棋/編
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6031-5
2016年7月
\1,339
480p/16cm
    この本をAmazonで見る
第1部 将棋・B級戦法の達人
第1章  対振り飛車のB級戦法 第1節 対藤井システム猫ダマシ
第2節 平美濃返し
第3節 右四間端棒銀
第4節 鳥刺しモドキ
第5節 ポンポン桂
第6節 端美濃囲い
 
第2章 振り飛車のB級戦法 第1節 擬装宗歩四間
第2節 逆襲!変幻飛車
 
第3章 相居飛車のB級戦法 第1節 矢倉崩し左美濃中飛車
第2節 難攻不落銀立ち陣
第3節 最短!ノーガード戦法
 
第4章 横歩取りのB級戦法 第1節 横歩取り素抜きトリック
第2節 端隠横歩取り巻の一
第3節 端隠横歩取り巻の二
 

第2部 将棋・B級格言の達人

第1章 戦法を問わない新格言34    
第2章 振り飛車党に捧げる金言31    
第3章 対振り飛車に役立つ玉言18    
第4章 相居飛車に至高の新格言14    
第5章 手将棋模様の新格言6    

◆内容紹介
本書はプロ間では指されることのないマイナーながら有力な戦法=B級戦法を紹介するものです。

得意戦法をメジャー戦法に求める限り、対抗上ライバルもその戦法に詳しくなる可能性は高くなります。「自分の得意は相手も得意」状態です。これでは楽しく将棋が指せません。「自分は得意、相手は不得手」という策はないものでしょうか? というわけで「B級戦法ノススメ」と相成る次第。

プロの定跡書で触れられることが少ないからといって侮るなかれ。「B級戦法を笑う者はB級戦法に泣く!」マイナーだからこそそれを知らない対局相手の意表を突き、未知の世界へ引きずり込んで戦いを有利に進めることができるのです。格上相手に勝てることも珍しくありません。

合計14のB級戦法を伝授します。本書でメジャー戦法とは一味違う自分だけの得意戦法を身に付けて、実戦で大暴れしてください。

下記2冊を合本し、文庫化したもの。それぞれレビュー済みです。

2002-01 B級戦法の達人プラス,週刊将棋編,MYCOM
1995-08 金言玉言新角言,週刊将棋編,MYCOM


羽生のミラクル終盤術(将棋連盟文庫)
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将棋連盟文庫
羽生のミラクル終盤術
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羽生善治
日本将棋連盟/発行
マイナビ/販売
ISBN:978-4-8399-5434-5
2014年12月
\1,328
448p/16cm
    この本をAmazonで見る
※本書は、以下の2冊の合本文庫版。
ミラクル終盤術』(羽生善治,日本将棋連盟,1991)
羽生の新格言集105』(木屋太二,羽生善治,日本将棋連盟,2001)
第1部 ミラクル終盤術 第1章 必至の研究
第2章 受けなしの形
第3章 玉は下段に
第4章 玉同士の距離
第5章 受けで勝ちに
第6章 全体を見る
第7章 勝負の流れ
第8章 攻防の一手
第9章 先手を取る
第10章 手順の妙
第11章 寄せの筋
第12章 受けの筋
第13章 竜王戦より
第14章 実戦の一手争い
第15章 正確な読み
第16章 練習問題解答と解説
 
第2部 羽生の新格言集105 第1章 序盤編1〜11
第2章 中・終盤編12〜73
第3章 最終盤編74〜105
 

◆内容紹介
本書に収録された『
ミラクル終盤術』では、羽生善治名人が終盤の基本手筋と終盤戦の考え方を徹底解説します。
将棋の上達に役立つ棋書は多くありますが、そのほとんどは序盤の戦術書です。終盤の書籍は参考になる棋書が少なく、困ったことと思います。しかし、この難解な終盤にも覚えるべき手筋があります。本書では終盤の手筋をパターン化し、その一つ一つを優しく解説しています。優勢な終盤はすんなり勝ち、不利なときは逆転を可能にする一流の終盤術を本書で身に付けてください。

また、第2部『
羽生の新格言集105』では、羽生名人の実戦譜で現れた新旧の将棋格言を集めました。考え方と知識の両面で、棋力向上を実現する一冊です。

下記2冊を合本し、文庫化したもの。それぞれレビュー済みです。

2001-04 羽生の新格言集105,木屋太二,羽生善治,日本将棋連盟
1991-03 ミラクル終盤術,羽生善治,日本将棋連盟


将棋棋士の名言100
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将棋棋士の名言100
勝負師たちの覚悟・戦略・思考
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後藤元気
出版芸術社
ISBN:978-4-88293-436-3
2012年11月
\1,365(5%税込)
224p/cm
    この本をAmazonで見る
◆内容紹介
棋士は盤上の先になにを見たのか?歴史に名を残す将棋界の巨人、羽生善治、渡辺明、加藤一二三、大山康晴、升田幸三…
精選した100の名言から解き明かされる。勝負師たちの知られざる素顔、将棋の本質、命を懸けた勝負哲学!

「兄貴は頭が悪いから東大に行った。自分は頭がいいから将棋指しになった」 ―米長邦雄
「読み切っていれば怖くない」 ―羽生善治
「ぼくは不自由な駒がかわいい」 ―升田幸三
「前進できぬ駒はない」 ―中原誠

勝負を日常から突き詰める将棋棋士たちの名言集!!
 


囲碁・将棋100の金言 祥伝社新書(033)
囲碁・将棋100の金言
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蝶谷初男
湯川恵子

祥伝社
ISBN:4-396-11033-2
2006年3月
\788(5%税込)
244p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★☆
図面:見開き0〜2枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級のサラリーマン・ビジネスマン向け
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掲載格言一覧
将棋の巻 序盤の章 急いては事を仕損じる 4テーマ 10p
中盤の章 機を見るに必ず敏なれ 18テーマ 40p
終盤の章 仕上げは「無欲・無心」に徹せよ 20テーマ 44p
総括の章 つねに大局を読み悟るべし 8テーマ 18p
囲碁の巻 序盤の章 布石は空を舞う鷹の如く 10テーマ 22p
中盤の章 獅子は兎を撃つときも全力を尽くす 17テーマ 36p
終盤の章 「次の一手」は虚々実々 13テーマ 28p
総括の章 「囲碁十訣」は今も活きる処世の知恵 10テーマ 22p

◆内容紹介
大隈重信の語録に「将棋は戦いだが、碁は経済である」というのがある。また、推理作家トレヴェニアンは、作品『SIBUMI』の主人公に「チェス? あれは商人のゲームだが、碁は哲学のゲームだ」と言わせた。江戸の昔から川柳としても碁や将棋に関して多く詠まれた。〈専門棋士が対局中に感情を表に出すことはまずないが、素人では喜怒哀楽が出る場合が多く、そこにはさまざまな思いが凝縮されているのだ。金言とか格言は、そうした中から生まれてきたもので、先人が心の声として表したものである。見た目は技術的な内容が多いが、その裏には人間の心理が濃縮されている〉(「まえがき」より)。読んで強くなる実践の書。

将棋・囲碁の金言・格言集。

将棋格言50、囲碁格言50を解説付きで紹介。解説は基本的に1テーマが見開き完結(たまに3pにわたるものもある)。解説の前半で人生訓を紹介し、後半で将棋・囲碁の格言と絡めながら、技術的な解説を加えるという構成。

特に将棋編では、サラリーマンやビジネスマンが仕事上で直面しそうな場面と、格言とを「将棋にも同じ事がいえる」と絡めている。一見すると「面白い考え方だな」と思うが、「さすがにちょっとこじつけでは」と思うものも多い。

また、技術的な解説はかなりあっさりしている。将棋初心者や格言をまったく知らない人は、本書を読んでも棋力は上がらないと思う。

一方、囲碁編の方も読んでみたが、わたしはほとんど囲碁を知らないため、本書の内容もほとんど分からなかった。こちらはサラリーマン関係は少なく、もっと人生全般について絡めている。ただ、肝心の囲碁格言が理解できないのだが…

囲碁・将棋の両方である程度の棋力がある社会人であれば、そこそこ楽しめると思う。初心者や学生、子どもにはちょっとイマイチかも。(2006Jun12)

※将棋編の担当は蝶谷氏。将棋と日本酒のジャーナリストだそうだ。湯川女史はいくつもの棋書を著しているので、てっきり本書の将棋パートも湯川女史だと思っていたが…


役に立つ将棋の格言99
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週将ブックス
役に立つ 将棋の格言99
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週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1563-6
2004年7月
\1,365(5%税込)
216p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
有段者向き
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収録格言数=99+α 掲載格言一覧

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
格言は定跡をはなれて指し手に迷った時に非常に役に立つのと同時に、それを身に付ける事により自然と棋力が向上します。しかし定跡が時代とともに進化するように、格言もまた時代とともに進化します。本書では現代の感覚にマッチした「役に立つ将棋の格言」を99ほどピックアップしました。見開き完結のスタイルなのでどこからでも読みやすくなっています。
新しい将棋格言集。

あまり今までの格言集には載っていないような、新作の格言が多く収録されている。『金言玉言新角言』(1995/2003)の流れを汲むもので、「見開きに格言一つ、プロやアマ高段者の実例2つ(たまに3つ)」という基本的なスタイルは同じ。あえて言えば、タイトル名にパンチがなくなったのがちょっとだけ残念(笑)。「見開き完結なので見やすい」というのを一つのウリにしているが、『金言〜』とレイアウトや構成は同じだ。もちろん『金言〜』も本書もスッキリ読みやすい。『金言〜』が良かった人は、本書も安心して読んでよい。

解説されている格言はすべて新作(たぶん)。局面が限定的なものが多く、難度は高い。はっきり有段者向けだ。

今回の格言の中では、香に関するものが印象に残った。(1)「▲5九香に力あり」(2)「短香に好手あり」(10)「残った香は遊び駒」(18)「角より香」(37)「得した香はすぐ使え」などで、特に(1)(37)は実戦で多く経験しているのに意識に上っていなかったので、とても参考になった。他にも(48)「銀の高美濃は堅くない」(73)「升田流にヒゲを伸ばすな」などが印象的だった。全体的に面白くて実戦的な格言が多い。

一方、ほんの少数だがオカルトっぽい格言もあるので、このあたりは自己判断で。たとえば(53)「桂馬三枚は不吉な持ち駒」は、格言も解説もかなりビミョーだ。三桂持った側の成功例と失敗例が載っているが、どっちも不吉だそうで…。(2004Aug21)


勝てる将棋格言36
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将棋必勝シリーズ
プロの実戦に学ぶ妙手
勝てる将棋格言36
あらゆるシーンで思い出せる
勝つための知恵の素
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青野照市
創元社
ISBN:4-422-75088-7
2003年8月
\1,600
328p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
中級〜有段向き
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収録格言数=36(コラムにいくつか格言あり)

◆内容紹介(創元社HPより)
将棋の基本的な考え方を端的に表現したのが将棋の格言。「三歩持ったら端に手あり」など短いフレーズには、勝つ知恵や勝負のカンどころがぎっしりつまっている。本書は、この格言のいろいろを駒別に紹介。実戦譜をもとに、プロは格言をどのように実戦に活かしているかを具体的に解説した。プロの棋譜を楽しみながら格言を覚えられる一冊。技術解説だけでなく棋士のエピソードなども入れて、読み物としても楽しめる内容である。
将棋格言集。格言一つに付き、プロの実戦からそれぞれ3つの局面を取り出して解説している。取り上げられているプロは、高段者から中堅、新鋭までさまざま。

格言本としてのボリュームはトップクラス。従来の格言本は、200ページ前後の物が多いので、実に1.5倍のページ数がある。取り上げられている格言は多くなく、従来からある代表的な格言がほとんどだが、その分厳選されている感じ。一つの格言にたっぷりとページを使って解説してあり、解説も「さすが青野」という感じで、かなり読み応えあり。(σ(^-^)は青野九段の文章を高く評価しています

惜しむらくは、部分図を使った中級者向けの解説がなく、プロの実戦のみを題材にしているところ。このシリーズにしては、結構難易度が高めなのでご注意を。(2003Aug31)



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羽生の新格言集 105
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羽生善治
木屋太二

日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0366-8
2001年4月
\1,300
223p/18cm

[総合評価]
B

難易度: ★★★☆
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
中級〜上級向き
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収録格言数=105
(従来の格言=65、新格言=40)

◆内容紹介
羽生五冠の実戦譜に見る新旧の将棋格言105。羽生将棋のエッセンスがつまった名場面集。
新しい将棋格言集。格言の解説をするために羽生の実戦の名場面が使われている。

級位者が対象だと思うが、題材が少し難しく、これで格言をマスターできるか少々疑問。ただ し、新格言は「なるほど」と思えるものも多く、知っておいて損はないだろう。



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困ったときに役に立つ
将棋格言豆事典
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浦野真彦
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0189-9
1999年8月
\1,200
231p/18cm

[総合評価]
S

難易度: ★★☆
図面:見開き4〜5枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き
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・収録格言数=74 掲載格言一覧
(詳細解説つき=50、意味の紹介のみ =24)

第1章 駒の特性を知る格言
第2章 序盤の格言
第3章 中盤の格言
第4章 終盤の格言
第5章 代表的な格言

【コラム】格言の生みの親/格言違反の優秀戦法/金底の歩、二歩のもと/将棋観から生まれた名ゼリフ

◆内容紹介
本書は初心者から上級者まで役に立つように書いたつもりです。あまり格言を知らないという方は、格言とその意味するところを感じていただくだけでも確実な棋力アップになるでしょう。格言はだいたい知っているという方にも楽しんで強くなっていただけるよう、新しい格言や現代将棋から見た格言の新解釈なども織り込んであります。
将棋格言集。NHK将棋講座のテキストを大幅に加筆修正したもの。(なのになんでMYCOMから出てるの?というツッコミはナシでお願いします(笑))

それぞれの格言に信頼度(★〜★★★★★の5段階)が設定されている。信頼度の高い格言は、多くのページを割いて解説されているので非常に分かりやすい。“格言の生みの親”原田泰夫九段の『将棋 必勝の格言』をかなり参考にしていると思われるが、本書は文章・題材・構成ともそうとう洗練されていて非常に読みやすい。図面も豊富だし、たまに挿入されるイラストも意外に効果的になっている。

ところどころで、現代の格言と過去の格言の違いについて触れている点も良い。たとえば、昔は重視された「5五の位は天王山」が、現代では「4五の位は天王山」に変化しているなど、上級者でも興味深いことが書かれていたりする。

わたしは本書には本当にお世話になった。級位者時代に感銘を受けた本を4冊挙げるとすれば、『歩の玉手箱』、『寄せの手筋168』、『これにて良し?』、それに本書である。これらの本は最低5回は読んだと思う。有段者になってからは読む機会が減ったが、スランプに陥ったときには読み返している。

人それぞれ、級位者時代のオススメ本は違うと思うが、本書は級位者の方に自信を持ってオススメしたい一冊である。現在品薄なのは残念だが、いずれMYCOM将棋文庫で復刊するだろうと期待している。(2004Feb01書き直し)


金言玉言新角言
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(文庫版)
金言玉言新角言(MYCOM将棋文庫)
金言玉言新角言
知って得する将棋サバイバル術
("外伝"姉妹書)
個別ページへ
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-635-6
1995年8月
\1,165
223p/19cm

[総合評価]
A

難易度: ★★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:
解説:A
有段向き
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MYCOM将棋文庫(19)
金言玉言新角言
実戦に役立つ新格言集
個別ページへ
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1238-6
2003年9月
\700
232p/19cm
収録格言数=95 掲載格言一覧
第1章 これぞ金言玉言新角言 70p
第2章 振飛車党に捧げる金言 64p
第3章 対振飛車に役立つ玉言 40p
第4章 相居飛車に至高の新角言 30p
第5章 締めの金言玉言新角言 12p

◆内容紹介
「序盤は飛車より角」「二枚替えなら歩ともせよ」と自然と口をついて出てくる格言。これらは、将棋のセンスを磨くのに有用ではあるが、いざ実践するとなると、格言どおりにうまくいくことはまれだ。
そこで本書の登場だ。現代将棋に必須の実戦的テクニックを格言形式で紹介した、すぐに役立つ新格言集である。読者の力強い味方となるに違いない。

新しい将棋格言集。あまり今までの格言集には載っていないような、新作の格言が多く収録されている。第1章では様々なときに役立つ格言、第2章〜第5章ではある戦型のときに限って役立つ格言を詳解。なお、「金言」「玉言」などと書かれているが、特に金や玉に関する格言というわけではない。

自分だけの秘伝だと思っていたようなことが紹介されていて、ホッとするやらガッカリするやら(笑)。他に、ハッとするような格言もいくつかあった。逆に「これってこの局面限定なんじゃないの」というものもある。玉石混交ではあるが、全体的には新鮮な感じがした。

格言は昔から不変のものではない。時代とともに変わり、またプレイヤーたちが創っていくものだと感じた一冊だった。いずれ続編が出版されることを期待したい。(2003Apr26)



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Kids Pocket Books No.15
羽生善治の将棋攻略ブック
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羽生善治
田辺忠幸

松本好博/絵
小学館
ISBN:4-09-280015-0
1995年2月
\660
87p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★
図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A(2色刷)
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
こども対応
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収録格言数=40
掲載格言一覧

◆内容紹介
羽生善治が教える将棋格言集。将棋のほんとうのおもしろさがわかり、絶対に強くなれる。
やさしい将棋格言集。タイトルからは内容が分かりにくいが、将棋格言を通じて棋力アップを目指そうというもの。

漢字にはすべてフリガナが振ってある。また、将棋格言は文語調のものが多いのが普通だが、こどもでも分かるような表記に改められている。たとえば、「両取り逃げるべからず」は「両取りにすぐ逃げない」などとなっている。こども対応の格言本は数が少なく、かなり貴重な存在だ。

一方で、将棋用語はごく普通に使われているので、初心者向けではない。駒の動きをマスターし、実戦も少し経験した子のステップアップ用に活用してほしい。量が少なめで、大人だとすぐ飽きてしまいそうなので評価は控えめにしているが、なかなかの本だと思う。(2004Jan25)



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将棋金言集
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天狗太郎
時事通信社
ISBN:4-7887-9242-7
1992年11月
\2,000
310p/20cm/H.C.

[総合評価]
B

難易度: ★★★★
内容:(質)A(量)S
レイアウト:B
読みやすさ:B
中級〜有段向き
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収録格言数=101
掲載格言一覧
格言や金言を題材にした、将棋エピソード集。

格言・金言を、川柳や狂歌、今昔の名勝負などで彩る。1テーマにつき、3ページの記述、2つの盤面。図面や棋譜の解説は、有段者を対象にしていると思う。

棋力アップはほとんど望めないが、将棋史にはかなり詳しくなると思う。


(ポケット版)
将棋格言上達法
zoom
将棋タウンさんthx!

(DELUXE版)

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王将ブックス ポケット版
特殊戦法シリーズX
初歩から強くなる
将棋格言上達法
佐藤大五郎
北辰堂
ISBN:
1979年10月
\380
158p/15cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
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王将ブックス DELUXE版
E 特殊戦法シリーズ(5)
将棋格言上達法
個別ページへ
佐藤大五郎
北辰堂
ISBN:4-89287-070-6
1989年8月
\800
158p/19cm
収録格言数=50(見出し=33、本文中=17)
掲載格言一覧
将棋格言集。

初心向けの局面やプロのちょっと難しい局面が混在しているので、初級者にはちょっと「?」なときがあるかも。

レイアウトが少しまずく、図面を探してページを繰らなければならないときがある。格言数はそれほど多くないが、ちょっと珍しい格言も紹介してあるのは面白いところ。(2002Sep22)



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初段に挑戦する将棋シリーズ(21)
次の一手・格言で覚える手筋
戦法・局面を問わず応用できる将棋上達のらくらく勉強法
個別ページへ
前田祐司
創元社
ISBN:4-422-75071-2
1988年4月
\850
190p/18cm

[総合評価]
B

難易度: ★★☆
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:A
初級〜中級向き
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収録格言数=48
(詳細解説つき=43、 将棋の進歩で変わった格言=5)

◆内容紹介
将棋が強くなるためには、手筋をたくさん知ることが一番。ひとつでも多く覚えるのはもちろん、それを自在に応用していく力が大切である。格言はこうした知恵の集大成だ。格言で基本とその応用をマスターすれば、どんな局面においても、手筋はスラスラ出てくる。
(レビューはいずれ書き直しますm(_ _)m)
次の一手形式で格言を覚える本。

それぞれの格言について、[簡単な解説+次の一手形式の問題+解説用 の局面2つ]という構成になっている。解説は分かりやすい。ややボリューム不足なところが不満か。



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米長上達シリーズ(6)
格言に学ぶ手筋
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米長邦雄
昭文社
ISBN:4-398-23506-X
1988年1月
\553
158p/15cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A(2色刷)
解答の裏透け:B
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き
Not found at Amazon.co.jp
・収録格言=73 収録格言一覧
第一章 歩の格言(18問)
第二章 金・銀・桂・香の格言(14問)
第三章 玉・飛・角の格言(19問)
第四章 その他の格言(16問)

◆内容紹介(「はじめに」より抜粋)
今回は格言のうち、代表的なものを例題にして紹介しました。
(中略)格言を多く覚え、定跡から局面が離れても自力で、序盤の基礎、開戦の時期や方法、寄せの考え方、とどめの刺し方、粘り方や勝負手の放ち方等々、誤りなく選べる実力を早く勝ちとれるよう期待しています。
次の一手形式の将棋格言集。

問題パートは、上段に格言と問題図の説明文(150字程度)、下段に次の一手の問題図。解答パートは、冒頭に正解の一手と格言、解説(160字程度)と解答図・参考図の2図面。1ページで解説が足りないようなやや難しい問題の場合は、3ページにわたって解説されているものもある。図面はバックグラウンドが薄いオレンジ色になっていて、見やすく調整されている。

問題図はすべて米長の実戦から取材したもの。「上達のために格言をマスターする」ということ自体が初段を目指す人の勉強法であるし、解説も初段前後を意識したレベルになっているが、トッププロの実戦なので、すっきり理解するには三段以上の力が必要かもしれない。「ちょっと難しいな」と思ったら、問題図の説明文だけでも繰り返し読むと良いだろう。

収録数がそんなに多くなく、問題図の難易度と対象棋力に少しズレがあるのでCとしたが、ポケットサイズなのは良い。将棋世界の付録と同じ大きさなので、上着のポケットになら入る。ちょっとした時間などに読むには最適だ。わたしは寝る前に布団の中で読んでました。気軽に読みたい一冊。(2009Jan25)


(オリジナル版)

新装版
将棋シリーズ(14)
将棋の格言
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加藤治郎
成美堂出版
ISBN:4-415-04714-9
1987年
\550
190p/16cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
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収録格言集=39
掲載格言一覧
現在に伝わる格言の多くは、原田泰夫九段が作ったといわれている。その原田九段の師匠が、名著『将棋は歩から』で知られる加藤治郎名誉九段。とすれば、原田格言も加藤名誉九段にルーツがありそうだ。本書はその加藤名誉九段の著。『将棋は歩から』と同様の論理明快な解説は健在。

ただ、対象棋力は級位者だと思うのだが、取り上げている題材は有段者向けっぽい。なので、級位者にとっては難しく、有段者にとっては物足りなく感じてしまう。(2002Oct01)


図解将棋上達法
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実用文庫
図解将棋上達法
格言上達法・奇襲戦法でライバルに勝つ!!
個別ページへ
増山雅人
弘文出版
ISBN:4-87520-135-4
1985年7月
\600
252p/15cm
    この本をAmazonで見る
 
 


将棋−負けない指し方
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将棋−負けない指し方
本気で強くなりたい人のための
格言で覚える実戦手筋のすべて
個別ページへ
天狗太郎
日本文芸社
ISBN:4-537-00216-6
1985年7月
\750
214p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き
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・格言テーマ数=52

・【コラム】会心の一手(1)〜(4)/うっかり集(1)〜(7)/トン死集(1)〜(5)/痛恨の一手(1)〜(3)/詰めろのがれ(1)〜(2)/駒不足で負け

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
上達の近道は将棋の格言を知ることです。プロの対戦は、よくよく観察すれば、格言の積み重ねであり、繰り返しであることがわかります。
(中略)長い歳月をかけてコツコツと格言の手筋を集め、数ある実戦譜のなかからアマチュアの方にピッタシという教材を選びました。同時に少し欲ばって、プロの将棋で一番おもしろい局面を鑑賞してもらう工夫をしました。
格言を解説した本。

天狗太郎(山本亨介)は出版時点(1985年)で観戦記者歴40年のベテラン記者。将棋史や名棋士列伝の本を多数著している。山本は、特に級位者が強くなるための近道は「格言を知ること」だと考えた。本書は、山本がこれまで観戦してきたプロの実戦から、格言に合致するものを解説した本である。

1テーマにつき3〜4pで、実戦例1〜2つで解説。実戦例でよく名前が挙がっているのは、大山、中原、米長、大内、二上、内藤、桐山ら。加藤一がいないのは、格言の逆を行くような手が多いから?!

全体的に、とにかく読みやすいと感じた。特別な工夫があるわけでないが、行間が適切で、盤面が薄オレンジで塗ってあることで図面が見やすく、本文中の格言や指し手は太ゴシックで強調してあるなど、細かい部分が行き届いている。

載っている格言は以下の通り。……レビューの続きを読む(2011Nov23)



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史上最強!ワセダ将棋
あなたも“強豪”になれる
個別ページへ
早稲田大学将棋部
講談社
ISBN:4-06-200511-5
1983年9月
\680
211p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き2〜3枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜有段向き
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収録格言集=70 掲載格言一覧
第1章 振り穴の基本常識   12p
第2章 居飛穴の基本常識   10p
第3章 穴熊戦(秘)のコツ   18p
第4章 穴熊戦の大逆転   78p
第5章 穴熊の心理戦   6p
第6章 矢倉将棋必勝法   12p
第7章 振飛車対居飛車   52p
第8章 卒業テスト 次の一手問題=10問 20p
早大将棋部による格言本。執筆代表は新井田基信氏。棋書としてはかなり恥ずかしい表紙で、電車の中でカバーなしで読むのは勇気がいるが(バ○ルロ○ヤルの表紙よりマシ?(笑))、中身はいたってマトモな本である。主に穴熊戦の実戦的な戦い方について、格言形式で書かれている。

同じように学生将棋部が書いた本で『東大式将棋必勝法』がある。本書も東大式と同様、格言形式で書かれていて、本書の方がやや読みやすく、分かりやすい。その反面、解説が大雑把でいい加減なところがある(これは長所でもあるし、短所でもある)ので、研究家や求道派の方には納得いかない箇所が多い。しかし本書の心得は、時間が短く、事前研究しづらいアマ将棋では非常に重要になってくるので、読んでおいて損はない。

特に穴熊戦の戦い方(穴熊側、対穴熊側、相穴熊すべて)では傑出しており、現代でもほとんど通用する実戦的格言が満載である。『秘伝 穴熊王』などと併せ一読しておきたい。

また、あまり見たことのない格言もある。その格言の真偽は、読んで確かめてみてください。(2003Sep05)



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中原の実戦格言99題
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中原 誠
毎日新聞社
0276-500620-7904
1980年
\650
206p/18cm

[総合評価]
C

難易度: ★★★★
見開き1問(図面2枚)
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:B
上級〜有段向き
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収録格言集=75
掲載格言一覧

※'77〜'79の主要対局から局面を取材。
第18期王位戦、第25期王座戦、第16期十段戦、第27期王将戦、第31期棋聖戦、第3期棋王戦、第36期名人戦、第32期棋聖戦、第19期王位戦、第17期十段戦、第33期棋聖戦、第28期王将戦、第37期名人戦など
実戦をテーマにした格言集。中原の実戦の一局面をテーマに、次の一手問題(三択)を解きながら格言を覚える。書名からは「実戦的な格言」と誤解しそうだが、載っている格言は割とオーソドックスなものが多い。

中原全盛期のタイトル戦を堪能できる一方、問題はかなり難しめ。解説はまずまずだが、もう少し図面がほしかった。空きスペースはかなりあるので、レイアウトを工夫すればもっと分かりやすく解説できたと思う。


スラスラ覚える将棋格言集
zoom
マン・ツー・マン・ブックス
スラスラ覚える将棋格言集
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前田祐司
山海堂
ISBN:4-381-00599-6
1979年10月
\650
208p/18cm

[総合評価]
E

難易度:★★★
見開き2問(図面4枚)
内容:(質)C(量)S
レイアウト:A
解説:C
中級向き
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収録格言数=119
次の一手問題=200問
掲載格言一覧
将棋格言集。

次の一手問題を解くと、答に格言と解説が載っている。解説が淡白すぎて、格言の意味すら分からないものもある。問題数と格言数は多めなのだが…

スラスラ覚えたいなら他の格言集を読むべし。特に目新しい格言もない(一覧参照)ので、格言マニアにもオススメできません。(2002Sep19)



zoom
楽しみながら覚える妙手
将棋格言この一手
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二上達也
潮文社
0276-0197-4664
ISBN:4-8063-0197-3
1978年10月
\680
236p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★☆
図面:見開き2〜4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き
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将棋上達法=10p
(用具/対局マナー/勉強法)
将棋格言この一手=217p (収録格言集=33/
掲載格言一覧

◆内容紹介(表紙より)
必勝の手筋が自分にものになる!!──「桂の高飛び歩の餌食」など即実戦に役立つ格言で、難しい理詰めの手筋も面白く覚えられ、知らず知らずに実力アップする本。
将棋格言集。

掲載されている格言は「歩のない将棋は負け将棋」「香は下段から打て」など、とてもオーソドックス。初段を目指すなら、まず本書掲載の格言はしっかりとマスターしたい。

一つの格言につき、複数(2or3)のテーマ図を設定している。第1テーマ図は次の一手形式。第2テーマ図は普通に解説してあり、ちょっと変わった構成だ。第2テーマ図は指し手が左下に書いてあるので、手で隠せば次の一手形式としても使える。さらに、「実力アップテスト」として次の一手問題を2問。これでワンセットとなっている。

級位者向けの解説書なのだが、「以下は研究してみてください」という表現が多く、解説がちょっと不親切。特に「実力アップテスト」の解説は淡白だ。自分でしっかり研究できるのならそれにこしたことはないが、なかなかうまく研究できないのが級位者なのだから、このあたりはクドいくらいに解説してほしいところ。

また、図面の誤植が多いのが気になった。全部で10個くらいの図面が間違っていた。

級位者向けの格言集として、格言の選択や構成は非常に良いと思う。あとはその良さを生かしきるために、もう少しだけ解説に力を入れてほしかった。惜しい一冊。(2004Sep08)


東大式将棋必勝法
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ゴマブックス1139
東大式将棋必勝法
プロからは学べない上達のコツ
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東京大学将棋部
ごま書房
ISBN:
1978年3月
218p/19cm

[総合評価]
S

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)S(量)S
レイアウト:A
解説:A
上級〜有段向き
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収録格言数=99 掲載格言一覧
コラム=5
東大将棋部が書いた実戦的格言集。ユニークな格言がかなり多い。

将棋の格言といえば、「一歩千金」など盤上の真理をあらわしているものが多いが、「不利なときは戦線拡大」など勝負術を示したものもある。本書では、そういう勝負術の格言をメインに解説している。

他の格言本には載っていないものがほとんど(一覧参照)。東大将棋部が書いたものなので、団体戦や持時間の短い将棋での勝負術などがとても詳しい。相手の顔が見えないネット将棋では使えないものもあるが(笑)。

盤上の格言は時代とともに変わるものがあるが、人間同士の勝負術や上達法はそう変わるものではない。本書はすでに出版から25年が経過しているが、その内容は全く色あせていない。

アマはプロと違って、棋譜を作品として残す必要がないし、将棋を人に見せるためにやっているわけでもない。アマにはアマ独特の将棋がある。サブタイトルどおり、「プロからは学べない、アマだから書ける」格言集である。特に学生将棋部の方は読んでほしい一冊だ。(2003Jun26)



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独自の細密解説
加藤一二三格言集
個別ページへ
加藤一二三
日本将棋連盟
2276-0119-5892
1975年8月
\580
222p/18cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き
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収録格言集=14
掲載格言一覧
将棋格言集。

格言数は14個と非常に厳選されている。そのうち、11は旧来よりあるもので、最後の3つが加藤オリジナル(たぶん)。特に「直感を重んぜよ」とは、とても加藤らしい格言だ(序盤の長考と終盤の一分将棋で有名)。

レイアウトは見開き完結。一つのテーマ図に対し、第1図・第2図・A図・B図と4つの図面を使用。第1図は右上固定だが、他の図の位置が安定しないので、やや見づらいときがある。全体的にはまずまずの読みやすさ。

解説自体は非常に詳細で丁寧。ただ、格言の内容が初級者向きなのに、局面や解説は中級〜上級向きになっている。1ページ目からいきなりド肝を抜くような妙手から始まるのでビックリした。加藤の実戦を題材にしていることが多いが、前半はもう少し基礎的な解説でも良かったかと思う。

本のコンセプトと内容のアンバランスさが気になってしまった一冊。(2004Oct16)


快勝 大山名人の将棋金言集
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大山・快勝シリーズ14
快勝
大山名人の将棋金言集
個別ページへ
大山康晴
池田書店
0276-044014-0316
1973年
\450
254p/18cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)S(量)B
レイアウト:B
読みやすさ:B
上級〜有段向き
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収録格言集=47
掲載格言一覧
大山流の将棋格言集。従来からある格言は盤上の技術をあらわしたものが多いが、本書の格言は勝負術・勝負に臨む心構え・心得に関するものが多く、他の格言集とはちょっと異彩を放っている。

格言や解説には「大山将棋」の真髄がところどころに見える。たとえば、解説に使われている棋譜でバラバラの金銀をいつのまにか玉側へ寄せていくようなものがあるが、こういう感覚はプロでもなかなか真似できない。

読みこなすにはある程度の形勢判断能力が要求されるので、級位者には少し難しく、有段者でも棋風によっては合わないかもしれない。一方で、柔軟な棋風の方には名著といえよう。30年前の「大山康晴の戦いの絶対感覚」という感じだ。(2002Sep29)

※参考:「戦いの絶対感覚」シリーズ


アマチュア必勝 将棋実戦格言集
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BUNKEN LIVING GUIDE
アマチュア必勝
将棋実戦格言集
すぐ実戦に役立つ金言・名句
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山本武雄
文研出版
ISBN:
1972年
\600
255p/19cm
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格言と手筋
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将棋タウンさんthx!

別カバー
升田九段の将棋シリーズ(3)
格言と手筋
初段えの招待
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升田幸三
弘文社
ISBN:4-7703-3503-2
1972年
\380
p/cm
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◆内容紹介
「将棋百格言」という形にしてみた。昔からある格言を墨守するばかりが能ではない。今回は新しく作ってみた格言を20か30入れてみた。将棋の格言をいくつか覚えると、それだけ強くなる寸法である。
 


将棋名言集
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現代教養文庫(662)
将棋名言集
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天狗太郎
社会思想社
0176-10662-3033
ISBN:4-390-10662-7
1969年9月
\280
218p/cm
    この本をAmazonで見る
 
 



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池田書店の実用新書(31)
将棋格言で初段を
大山名人の将棋教室
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大山康晴
池田書店
ISBN:
1969年3月
\430
237p/20cm/H.C.

[総合評価]
B

難易度:★★★
図面:見開き2〜4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜上級向き
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収録格言数=46 掲載格言一覧
序盤編 74p
中盤編 94p
終盤編 59p
将棋格言集。

格言一つにつき、テーマ局面が一つずつ。4〜6ページを使って、その局面を丁寧に解説している。「初段を目指す人」向けの割には、やや難度の高い局面が多い。そのためか、解説が格言と関係のない枝葉の方へズレがちなのが惜しい。

掲載格言は基本的なものがほとんど。古語的な表現を現代的に修正しているところが工夫。

ちょっと変わったところでは、中盤編の「歩切れの攻めは続かない」。少々駒損でも、攻め側が歩切れになるなら受けきれる、というもの。「歩のない将棋は負け将棋」「一歩千金」などに似ているが、受ける立場で相手の歩切れを見越して戦うところが面白い。受けの大山らしい格言だ。他に「下段の金は飛打ちに強し」も大山らしい解説がされている。

「横歩を取らせるな」など、やや古めかしい格言もあるが、全体的には良質だと思う。(2005Jun11)

ところで、54pで「舟囲いの基本型から▲6八銀と上がった形」を「金波城」と紹介しているが、まったく定着していない。ていうか、初めて知った(笑)。もともとは『将棋の指し方』で命名したものだそうだ。


将棋格言早わかり
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将棋タウンさんthx!
Goraku Sensho
いろは覚え上達法
将棋格言早わかり
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吉田利勝
永岡書店
ISBN:
1966年
\250
226p/18cm
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格言運用必勝法
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新・将棋全書(3)
格言運用必勝法
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佐藤大五郎
日東書院
ISBN:
1965年
\
238p/19cm
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格言を中心にした新しい将棋の指し方
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(新装版)
格言を中心にした新しい将棋の指し方
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高橋新書
格言を中心にした
新しい将棋の指し方
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清野静男
高橋書店
ISBN:
1964年9月
\250
222p/18cm
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第1章 序盤篇 ・定跡と注意点 56p
第2章 中盤篇 ・中盤の大局観
・攻守の手筋
・基本戦法
108p
第3章 終盤篇   50p

収録格言数=47 掲載格言一覧

 



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将棋上達シリーズ
将棋格言の実戦活用
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山川次彦
金園社
ISBN:
1960年
\200
233p/18cm
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第1章 歩の格言 44p
第2章 桂と香の格言 14p
第3章 金と銀の格言 32p
第4章 飛車・角の格言 36p
第5章 玉と格言 36p
第6章 その他の格言と心得 40p
第7章 格言のうら 24p

収録格言数=45 掲載格言一覧

 




(新装版)

将棋タウンさんthx!
将棋必勝の格言
将棋上達の最短コース
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原田泰夫
昭文社

1959年
\320
243p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★☆
図面:見開き2〜3枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き
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将棋必勝の格言
将棋上達の最短コース
個別ページへ
原田泰夫
梧桐書院
0076-570332-2368
1971年4月
\320
243p/19cm
収録格言数=35 掲載格言一覧

【コラム】読み/恐れ/縁起/関根名人の想い出/持ち時間/棋士の服装/記録係/対局の礼儀/観戦者の常識/大山名人の二歩/棋士志望の方へ
将棋格言集。週刊朝日誌に連載された「将棋格言の手引」を補足改訂し、まとめたもの。

まず、駒関連の格言を解説し、次に一般的な格言を解説している。駒の格言は、玉→飛→角→金→銀→桂→香→歩と駒の価値の高い順に並んでいる。

原田泰夫は「将棋格言の生みの親」。わたしがイチ押しにしている『将棋格言豆事典』(浦野真彦,1999)も本書の格言や構成をかなり参考にしていると思われる。『豆事典』によれば、昭和24年(1949)に原田による最初の格言本が出ているらしいが、書名や所在は詳細不明。国会図書館にさえも、それらしい文献は見つからず。というわけで、原田格言は本書で読むのが定跡となる。

まえがきによれば、著者は次の5つに留意したそうだ。
 (1)目標は10級から5級程度まで
 (2)指し手と手順の理由を明確に
 (3)解説はくどくならないように
 (4)有利、良し、勝勢まで進める
 (5)実戦に現れやすい題材を選ぶ
これらのおかげで、非常に読みやすく、分かりやすく、的を射た解説になっている。とても45年も前の本とは思えない。

本書に登場する格言はとてもオーソドックスで良質なものが厳選されていると感じる。中には題材が古くてピンと来ないものもあるが、それでも9割以上の格言は現在でも使えると思う。近年流行している藤井システムや横歩取り8五飛戦法などの新感覚戦法では、従来の格言が当てはまらない場合も多い。しかし、級位者の方はまず、本書のような“基本格言”をしっかり覚えた方が上達は早いと思う。

唯一気になったのは、「ですます調」と「である調」が混在し、文体が統一されていないことぐらい。気にするほどのことじゃないか(^-^; (2004Feb16)


將棋格言手筋集
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将棋ポケット文庫 No.135
將棋格言手筋集
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山本武雄
大阪屋號書店
ISBN:
1958年
181p/14cm
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