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■実戦集(自戦記)1980-1989  
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書名 著者 発行 備考
谷川浩司全集(2冊セット) 谷川浩司 '89.6  
攻めっ気100l 塚田の攻め将棋 塚田泰明 '89.5  
私の振り飛車破り オムニバス '87.9  
タカミチ流熱局集 高橋道雄 '87.4  
実戦に勝つ 勝利を呼ぶ戦い方 五十嵐豊一 '87.4  
大山将棋「実年パワー」若手棋士斬り 大山康晴 '87.3  
フレッシュ王位の実戦10局 高橋道雄 '87.3  
不思議流実戦集 中村修 '87.2  
谷川流攻撃将棋 谷川浩司 '87.1  
中原の振飛車撃破集 中原誠 '86.5  
対決 <熱闘七番> 谷川浩司
田中寅彦
'86.5 クロスレビュー
攻め勝ち将棋 田中寅彦 '86.4  
升田将棋選集 第五巻 升田幸三 '86.3  
升田将棋選集 第四巻 升田幸三 '86.2  
升田将棋選集 第三巻 升田幸三 '86.1  
対決 <青春七番> 谷川浩司
田中寅彦
'85.12 クロスレビュー
升田将棋選集 第二巻 升田幸三 '85.12  
升田将棋選集 第一巻 升田幸三 '85.11  
二上の名局 二上達也 '85.2  
内藤将棋勝局集(講談社文庫) 内藤国雄 '85.1 1975年の文庫版
内藤の名局 内藤國雄 '85.1  
書名 著者 発行 備考
大内の名局 大内延介 '84.12  
中原の名局 中原誠 '84.11  
米長の名局 米長邦雄 '84.10  
米長将棋勝局集(講談社文庫) 米長邦雄 '84.9 1976年の文庫版
森安の名局 森安秀光 '84.9  
桐山の名局 桐山清澄 '84.8  
森の名局 森けい二 '84.7  
大山の名局 大山康晴 '84.6  
中原将棋勝局集(講談社文庫) 中原誠 '84.6 1976年の文庫版
谷川の名局 谷川浩司 '84.5  
中原攻めの実戦集 中原誠 '84.5  
中原自然流実戦集 中原誠 '84.4  
森安流四間飛車 森安秀光 '83.10 四間飛車
青野流近代棒銀 青野照市 '83.8 角換わり棒銀・早繰り銀
疾風 谷川将棋 谷川浩司 '83.7 対振飛車急戦
大山将棋勝局集(講談社文庫) 大山康晴 '83.7 1975年の文庫版
升田将棋勝局集(講談社文庫) 升田幸三 '83.2 1975年の文庫版
名人木村義雄実戦集 巻八 木村義雄 '82.6  
大山康晴 勝つ 実戦集 大山康晴 '82  
居飛車穴熊実戦集 田中寅彦 '81.7  
名人木村義雄実戦集 巻七 木村義雄 '81.7  
升田幸三名局集 升田幸三 '81.5  
内藤国雄名局集 内藤国雄 '81.4  
米長の将棋 6 奇襲戦法 米長邦雄 '81.4  
中原誠名局集 中原誠 '81.3  
有吉道夫名局集 有吉道夫 '81.2  
米長の将棋 5 棒銀・腰掛銀 米長邦雄 '81.2  
加藤一二三名局集 加藤一二三 '81.1  
高島一岐代九段攻戦集 高島一岐代 '81  
二上達也名局集 二上達也 '80.12  
米長の将棋 4 ひねり飛車・横歩取り 米長邦雄 '80.12  
米長邦雄名局集 米長邦雄 '80.11  
大内延介名局集 大内延介 '80.10  
米長の将棋 3 矢倉戦法 米長邦雄 '80.10  
大山康晴名局集 大山康晴 '80.9  
名人木村義雄実戦集 巻六 木村義雄 '80.8  
内藤国雄実戦集 内藤国雄 '80.8  
米長の将棋 2 居飛車対振飛車(下) 米長邦雄 '80.8  
米長の将棋 1 居飛車対振飛車(上) 米長邦雄 '80.6  
名人木村義雄実戦集 巻五 木村義雄 '80.1  
加藤一二三実戦名局集 加藤一二三 '80.2  


((1)の箱)
谷川浩司全集(1) 名人就位まで
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(2)の箱
2冊セットで斜めから

(中身)
谷川浩司全集(1) 名人就位まで谷川浩司全集(1) 名人就位まで
積ん読二等兵さんthx!
谷川浩司全集
(2冊セット)
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谷川浩司
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-531-7
1989年6月
\15,000
477p+487p/27cm/H.C./箱入り
   
T 名人就位まで 昭和51年−57年度
自戦記編 21局 305p
資料編 51‐57年度全棋譜309局のうち自戦記編との重複を除く288局。
ごく簡単な解説付。
159p

U 名人復位まで 昭和58年−63年度

自戦記編 20局 263p
資料編 58‐63年度全棋譜401局のうち自戦記編との重複を除く381局。
ごく簡単な解説付。
・わが弟子谷川浩司(若松政和)
・あとがき(谷川浩司)
・対戦棋士及び戦形索引
205p

◆内容紹介
鮮烈のデビューから衝撃の名人位奪回まで迫力の自戦記を中心に全対局全棋譜を収録。

 


攻めっ気100l 塚田の攻め将棋
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攻めっ気100パーセント
塚田の攻め将棋
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塚田泰明
池田書店
ISBN:4-262-10113-4
1989年5月
\1,019
254p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★★
図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)B
解説:B
読みやすさ:B
上級〜有段向き
第1章 攻め20局=203p(20局)
第2章 四段への道

◆内容紹介
弱冠16歳で4段になり、中・終盤の攻めの強烈さでアッという間に棋界のスーパースターになった塚田泰明6段。本書は、その『攻めっ気』がパーフェクトに発揮された会心の20局を通して、塚田将棋の魅力を紹介するもので、4段の頃の対局から、「塚田流」新戦法で“天才・羽生4段”を打ち破った1局までの自戦記を年代順に掲載してあります。また、『4段昇段を決めた1局の回想』をはじめ、奨励会時代の揺れ動く複雑な心境をつづったエッセーもあわせて収録。
塚田泰明七段(当時)の自戦記。四段から六段までの快勝譜を収録。相矢倉と相掛かりの棋譜が多い。

「塚田通れば道理が引っ込む」──多少の無理攻めでも通してしまう塚田のキャッチコピー。本書も、できるだけ攻めに徹した将棋が中心になっている。やや解説は雑な感じがあるが、対局中の心情はよく伝わってくる。

本書で目を引くのは、下図の2局。米長戦は相掛かりでの超急戦、羽生戦は相掛かり塚田スペシャルの将棋で、いかにも塚田らしさが出ている。なお、塚田スペシャルは1局だけ。

第2章は、奨励会時代のエッセイ集で、やや稚拙な文章ながらも気持ちはストレートに伝わってくる。

それにしても、スタジャン姿が表紙の棋書は空前絶後ではないだろうか・・・(笑)写真も多数収録されているが、いま見ると少し可笑しい。
(1)対 米長邦雄十段(1985年)
対米長邦雄十段
 (2)対 羽生善治四段(1986年)
 対羽生善治四段


私の振り飛車破り
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週将ブックスオレンジシリーズ(12)
超一流棋士の必勝法
私の振り飛車破り
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中原誠ほか
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-515-5
1987年9月
\880
214p/18cm
   
第1章 中原誠 ・得意戦法を持とう
(第1局)四間飛車破りの4六銀(△四間飛車▲左4六銀)
(第2局)居飛車穴熊からの猛攻(△四間飛車▲居飛車穴熊)
30p
第2章 加藤一二三 ・勝つための急戦策
(第1局)中飛車破りの3八飛戦法(△ツノ銀中飛車▲3八飛戦法)
(第2局)四間飛車破り(△四間飛車▲4五歩早仕掛け)
30p
第3章 中村修 ・7五の地点は生命線
(第1局)最後は位がものをいう(△四間飛車▲玉頭位取り)
(第2局)四枚美濃でプレッシャーを(△四間飛車▲四枚美濃)
28p
第4章 青野照市 ・若いうちは手を追究したい
(第1局)急戦鷺宮定跡(▲四間飛車△鷺宮定跡)
(第2局)振飛車側の工夫(△四間飛車3二金型▲3八飛)
30p
第5章 田中寅彦 ・居飛穴は理にかなった戦法
(第1局)豪快ななかに繊細な攻めを(△三間飛車▲居飛車穴熊)
(第2局)“巨人”を仕留める(△ツノ銀中飛車▲居飛車穴熊)
(第3局)急戦だって怖くない(△四間飛車角交換挑戦型)
30p
第6章 桐山清澄 ・臨機応変に仕掛ける
(第1局)自陣に手を入れるのが大切(△中飛車▲右4六銀急戦)
(第2局)タイミングを計る(△石田流本組▲左美濃)
(第3局)仕掛けるときは仕掛ける(▲石田流本組△玉頭位取り)
30p
第7章 谷川浩司 ・将棋は苦労しながら作るもの
(第1局)駒得だからこそ辛抱に楽しみが(△四間飛車▲山田定跡3五歩)
(第2局)玉側の端の突き越しは生きる(△四間飛車▲左4六銀)
(第3局)予定変更の持久戦が最も悪い(△四間飛車3二金型▲3五歩早仕掛け)
28p

◆内容紹介
現在プロ棋界を代表する居飛車党の7棋士が、個性に合わせた振り飛車撃退法を、わかりやすく解説。鷺宮定跡などの速攻から居飛車穴熊、左美濃で堅さ負けをしない指し方まで、対振り飛車必勝法のすべてが1冊に収録されています。

 


タカミチ流 熱局集
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高橋道雄の
タカミチ流熱局集
楽しさ一杯!! 若き王位高橋道雄が感性豊かな筆致で綴る
個別ページへ
高橋道雄
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0203-3
1987年4月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
◆内容紹介
楽しさ一杯!若き王位高橋道雄が感性豊かな筆致で綴る、将棋指しとしての軌跡。7年間の対局の中から特に印象深い33局を収録。
 


実戦に勝つ
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秋田書店・将棋教室シリーズ(5)
実戦に勝つ
勝利を呼ぶ戦い方
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五十嵐豊一
秋田書店
ISBN:4-253-01056-3
1987年4月
\650
174p/20cm/H.C.
   
第1部 実戦・コマ落ち戦 ・実戦・二枚落ち戦
・実戦・飛車落ち戦
・実戦・角落ち戦
84p
第2部 実戦・平手戦 ・実戦・相居飛車戦
・実戦・振り飛車対居飛車戦
・実戦・ヒネリ飛車対居飛車戦
84p

◆内容紹介
皆さんは、このシリーズで将棋の基本を学びとったはずです。これらのいろいろな知識を実戦でどう活用したらよいか、ということを書いたのがこの本です。ここに紹介する六局の実戦譜は、すべて著者自身が実際に対局したものばかりで、いずれも新聞紙上やテレビで公開されました。それだけに、ポイントとなる局面、そのおりおりの心理状態などがいまも鮮やかに印象に残っています。

 


大山将棋「実年パワー」若手棋士斬り
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将棋タウンさんthx!
大山将棋「実年パワー」若手棋士斬り
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大山康晴
池田書店
ISBN:4-262-10112-6
1987年3月
\1,067
254p/19cm
   
小林健二七段戦
南芳一七段戦
高橋道雄五段戦
中村修四段戦
塚田泰明六段戦
脇謙二六段戦
神谷広志五段戦
堀口弘治四段戦
島朗五段戦
児玉孝一五段戦
谷川浩司名人戦

◆内容紹介
将棋界にも有望な若手が次々に登場し、世代交替の声もあがってきている。その中にあって、60歳を越え、なお棋界の第一線で活躍している大山15世名人の底力には、只驚嘆のほかはない。この本では、11人の若手棋士との対局を、自戦記の形で収録。その絶妙の指し回しを、ツボを押えた解説で、明快に示す。
 


フレッシュ王位の実戦10局
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週将ブックスオレンジシリーズ(9)
高橋将棋の真髄
フレッシュ王位の実戦10局
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高橋道雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-511-2
1987年3月
\880
214p/18cm

[総合評価]
D

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:B
解説:B
上級〜有段向き
自戦記=10局
 (対局相手…森安・大山・谷川・桐山・内藤・加藤・中村・米長・中原・塚田)
 (戦型…対四間飛車=2、相矢倉=5、相掛かり=3)
高橋道雄全公式対局記録=8p

◆内容紹介
加藤一、米長を相手に王位戦二年連続ストレート勝ちの偉業を成し逐げた新鋭王位、高橋道雄の実戦集がついに登場!一流棋士十人との熱闘譜を書き下ろしで自戦解説。勝負のポイント、相手棋士の印象などを感情豊かに表現し、楽しませます。巻末には高橋道雄全公式対局記録も付いています。いま将棋界は新旧交代期。この一冊であなたも新勢力の強さを身につけて下さい。
高橋道雄(通称:タカミチ)の自戦記。

高橋は王位3期、十段1期の実力者。五段でタイトル獲得(王位)という当時の新記録を打ちたてた。本書には、その全盛期の自戦記が10局収められている。じっくりした将棋を好み、腰の重い棋風が特徴である。

棋譜は、王位戦から7局、天王戦・十段戦・新人王戦から各1局。、「フレッシュ王位の〜」というからには、すべて王位戦関係の棋譜でも良かったのでは?! しかもなぜか勝局集ではなく、最後の塚田戦は残念譜である。これも謎?!

全10局を並べてみたが、本人の思いがたくさん詰まった文章は好感が持てる。一方で、棋譜解説はそれほど詳しくなく、ちょっと不満を感じた。戦型が偏ってるし、10局では自戦記集としては少なすぎると思うので、評価は低めにした。どちらかというと玄人好みの将棋が多いので、渋い将棋が好きな人なら読んでみてもいい。(2002Nov04)


不思議流 実戦集
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中村修の
不思議流実戦集
若手のリーダー 中村修が書きおろすちょっと不思議な実戦集
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中村修
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0202-5
1987年2月
\1,800
230p/22cm
   
 
 


谷川流攻撃将棋 自戦記
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LET'S PLAY SHOGI
谷川流攻撃将棋
自戦記
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谷川浩司
成美堂出版
ISBN:4-415-04641-X
1987年1月
\874
175p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★★☆
図面:見開き2〜4枚
内容:(質)A(量)C
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
・自戦記=12局

辛抱が効を奏した一局(王将戦リーグ対桐山九段戦)
気合いが充実した一局(王将戦リーグ対中原王座戦)
30秒間の危機(全日本プロトーナメント決勝第二局)
時間切迫に泣いた一局(第43期名人戦第一局)
手が見えなかったのが勝因(第43期名人戦第四局)
意志を通すべきだった(第43期名人戦第六局)
最後に玉の固さが生きる(王座戦トーナメント)
流れを変えるために(王座戦挑戦者決定戦)
二転三転の大熱戦(全日本プロトーナメント対板谷八段戦)
納得がいく勝ち方(A級順位戦)
相手を責める指し方が成功(全日本プロトーナメント決勝第二局)
粘り勝ちの一局(A級順位戦)
谷川浩司の自戦記集。1984年10月〜1986年3月の公式戦から12局を厳選したもの。対戦相手はA級棋士が多く、中でも中原は4局を占める。

上記時期は、名人失冠前後の1年半に相当する。このころは谷川将棋にある変化があった時期で、本書に収録されている棋譜からも、やや“迷い”が感じられた。本書のタイトルは「攻撃将棋」だが、将棋の内容は我慢を重ねて勝利に結びつけたものが多く、「攻撃将棋」とはいえないようだ。谷川自身も「大げさではなく、谷川浩司の苦闘の記録といえる。」(まえがきより)と言っている。

自戦記・解説は丁寧で詳しい。ただし、図面のレイアウトがいまいちで、一部の変化が長すぎるのはマイナスポイント。量もやや物足りない。『谷川浩司全集シリーズ』の限定ダイジェスト版という感じか。(2003Oct26)


中原の振飛車撃破集
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中原の振飛車撃破集
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中原誠
日本将棋連盟
ISBN:
1986年5月
\1,600
212p/22cm/H.C.
    Not found at Amazon.co.jp
自戦記=計28局
第一部 中飛車やぶり=7局
第二部 四間飛車やぶり=7局
第三部 三間飛車やぶり=7局
第四部 向飛車やぶり・他=7局
 


対決 <熱闘七番>
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積ん読二等兵さんthx!
対決 <熱闘七番>
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谷川浩司
田中寅彦

文芸春秋
ISBN:4-16-340480-5
1986年5月
\980
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き2〜5枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
1 1983/11/25
連盟杯記念対局
▲田中七段
△谷川名人(田中勝ち)
▲居飛車穴熊
△四間飛車
32p
2 1984/01/13
第2回全日プロ決勝第1局
▲谷川名人
△田中七段(谷川勝ち)
相矢倉 24p
3 1984/01/20
第2回全日プロ決勝第2局
▲田中七段
△谷川名人(田中勝ち)
△急戦矢倉 32p
4 1984/02/03
第2回全日プロ決勝第3局
▲田中七段
△谷川名人(谷川勝ち)
△陽動振飛車 38p
5 1984/04/21
十段戦リーグ戦
▲田中八段
△谷川名人(谷川勝ち)
相矢倉 34p
6 1984/07/24
東急将棋まつり特選対局
▲田中八段
△谷川名人(田中勝ち)
相矢倉▲棒銀 26p
7 1984/09/30
第5回日本シリーズ
▲谷川名人
△田中八段(谷川勝ち)
相矢倉▲2九飛 30p

(棋譜監修:沢田多喜男)

◆内容紹介(『
対決<青春七番>』の予告より)
「谷川が名人の座につくや、田中は『弱い名人』と吼えつき、谷川名人は『そんなことはない』と、盤上でこれを否定しようとした。かくて二人のライバル関係は抜きさしならぬものとなり、その対決はまさに凄絶を極めた。」

クロスレビュー方式の自戦記。田中寅彦vs谷川浩司の実戦7局を掲載。

本書は『対決 <青春七番>』(1985.12)の続編で、「ライバル」と言われた田中と谷川の対局をそれぞれが別々に自戦記を書いたものである。前作には互いに低段時代のフレッシュな対局が含まれていたが、本書では谷川は名人、田中はB1からA級棋士とトップレベルの戦いになっている。また、田中vs谷川では初の公式戦三番勝負(全日プロ決勝)も含まれている。……レビューの続きを読む(2011Aug08)


攻め勝ち将棋
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初段に挑戦する将棋シリーズ(13)
攻め勝ち将棋
怒濤の攻めで敵陣粉砕!
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田中寅彦
創元社
ISBN:4-422-75063-1
1986年4月
\700
190p/18cm
   
第1局 野本虎次六段の右玉戦法/勝負を決めた自陣角
第2局 丸田祐三九段の陽動振り飛車/五段目の銀に引く手なし
第3局 長谷部久雄八段の坂田流向か飛車/「坂田流向かい飛車」との乱戦
第4局 二上達也九段の矢倉中飛車/大乱戦を攻めきる
第5局 木村義徳八段のヒネリ飛車/ヒネリ飛車をヒネリつぶす
第6局 大内延介九段との居飛車穴熊/穴熊流の寄せ
第7局 武者野勝巳四段との急戦矢倉/好きなように攻めた一局
第8局 吉田利勝7段と手将棋の超急戦/不利な将棋は大乱戦に
第9局 真部一男七段との相矢倉戦/後手矢倉での先攻
第10局 滝誠一郎六段の銀矢倉/顔面パンチが決まる
第11局 大野八一雄四段との矢倉中飛車/ただ攻めただけ
第12局 中村修との相矢倉戦/ネバリの中村に中押し勝ち
第13局 福崎文吾7段の変形穴熊/固め合いなら負けない
第14局 勝浦修八段との相矢倉戦/前進あるのみ
第15局 高橋道雄五段の矢倉中飛車/地道流にも先攻

・【ワンポイント講座】継ぎ歩の反攻に十分注意を/攻めのコツ“攻めたら休むな”/端歩を取り込ませるのは桂損以上/角は中央に行くほど威力を増す/玉の早逃げで詰みをかわす/穴熊が完成するまではじっと我慢/開戦は歩の突き捨てから/終盤の指針は速度計算/本局手筋の応用「ダンスの歩」/良い攻めの形が勝率を高くする/寄せるための二つの心得/攻めを催促するテクニック/穴熊の特長“堅い”と“遠い”/脅しには素直に従わない/“取る”“かわす”“手抜き”を使い分ける

◆内容紹介(表紙より)
将棋は攻め勝ってこそ面白い。守りの将棋では味わえない豪快さが攻め将棋の特長である。本書では短手数で見事決着をつけた15局を選び、その勝ち方を詳しく解説した。思い切り攻めて勝つ、寅ちゃん流攻撃法の極意書である。
 


(外箱)
升田将棋選集 第五巻
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積ん読二等兵さんthx!
升田将棋選集 第五巻
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升田幸三
朝日新聞社
ISBN:4-02-255415-0
1986年3月
\4,500
384p/23cm/H.C./箱入り
   
※昭和40年5月〜52年12月まで60局
※巻末補遺:第12期名人戦第1/3局,第13期名人戦2/3/4局(各1p 棋譜と簡単な解説)

◆内容紹介
昭和四十年第六期棋聖戦、四十一年第二十五期名人戦、四十三年第二十七期名人戦、四十六年第三十期名人戦、四十年第二十期A級順位戦から五十年第三十期A級順位戦など60局を収録。他に略年譜を付す。
 


(外箱)
升田将棋選集 第四巻
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積ん読二等兵さんthx!
升田将棋選集 第四巻
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升田幸三
朝日新聞社
ISBN:4-02-255414-2
1986年2月
\4,500
374p/23cm/H.C./箱入り
   
昭和34年4月〜40年2月まで60局

◆内容紹介
昭和三十四年第十八期名人戦第一局、昭和三十七年〜三十九年第一〜三期十段戦、三十八年第二十二期名人戦、三十八年第三期棋聖戦、三十九年第十三回NHK争奪戦、三十七年第十七期A級順位戦から三十九年第十九期A級順位戦など60局を収録。
 


(外箱)
升田将棋選集 第三巻
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積ん読二等兵さんthx!
升田将棋選集 第三巻
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升田幸三
朝日新聞社
ISBN:4-02-255413-4
1986年1月
\4,500
381p/23cm/H.C./箱入り
   
※昭和30年10月〜33年12月まで60局

◆内容紹介
昭和三十年第五期王将戦で大山名人を半香に指し込み香落ち番も快勝した譜、三十一年第七期九段戦で塚田九段からタイトルを奪取、三十二年第十六期名人戦で大山名人から名人位を奪取して三冠王を達成した譜、以後三十三年の第九期九段戦まで大山との凄絶な戦いなど60局を収録。
 


対決<青春七番>
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対決 <青春七番>
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谷川浩司
田中寅彦

文芸春秋
ISBN:4-16-340160-1
1985年12月
\980
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き2〜5枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
【棋譜監修】沢田多喜男 【巻末解説】白井宇一 【イラスト】前川しんすけ 【カバー写真】井上隆夫
対決第1局 1978/02/07
昇降級リーグ4組
▲田中四段
△谷川四段(田中勝ち)
▲居飛車穴熊
△四間飛車
38p
対決第2局 1979/01
局面指定対局(「竅iえい)」誌)
▲田中四段
△谷川四段(田中勝ち)
▲居飛車穴熊
△四間穴熊
12p
対決第3局 1981/08/05
王将戦二次予選
▲田中五段
△谷川七段(田中勝ち)
▲居飛車穴熊
△四間飛車
26p
対決第4局 1982/05/13
特別三番勝負第1局(「将棋世界」誌)
▲田中六段
△谷川八段(田中勝ち)
▲居飛車穴熊
△三間飛車
24p
対決第5局 1982/06/07
特別三番勝負第2局(「将棋世界」誌)
▲谷川八段
△田中六段(谷川勝ち)
相矢倉 18p
対決第6局 1982/07/13
特別三番勝負第3局(「将棋世界」誌)
▲田中六段
△谷川八段(谷川勝ち)
相掛かり
▲ヒネリ飛車
30p
対決第7局 1983/04/08
第24期王位リーグ
▲田中七段
△谷川八段(谷川勝ち)
▲居飛車穴熊
△三間飛車
24p
解説 ライバル共著の試み/谷川・田中、対戦の跡/棋界の新しい風
/名人とは/トーナメントプロの時代/三つの軍団/知られざる記録/
勝率男/勝ちっぷりを比べる/「将棋」と「勝負」と
36p

◆内容紹介(『対決<熱闘七番>』の広告より)
“永世名人候補”谷川と棋界最高勝率を誇る田中の戦いは、田中の四連勝でスタートした!両者の初手合い以来の七局を、それぞれの自戦記によってふりかえる異色の書、ここに誕生!

クロスレビュー方式の自戦記。田中寅彦vs谷川浩司の実戦7局を掲載。

谷川と田中は、年齢は5歳差があるが、奨励会卒業が同年で、棋士になってからの勝率も高く、「ライバル」と見られていた。1990年代以降のファンにとっては「なんで?谷川のライバルは羽生でしょ」と思うだろうが、当時の田中は結構すごかったのである。谷川の方が実績面で先行しており、この「ライバル関係」はやや「田中の片想い」気味にも見えるのだが、非公式戦の企画などで周囲が煽ったこともあり、谷川も十分意識していたと思われる。

本書は、谷川vs田中の初手合からの7局について、それぞれが別々に自戦記を書いたものである。……レビューの続きを読む(2011Jul24)


(外箱)
升田将棋選集 第二巻
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積ん読二等兵さんthx!
升田将棋選集 第二巻
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升田幸三
朝日新聞社
ISBN:4-02-255412-6
1985年12月
\4,500
367p/23cm/H.C./箱入り
   
※昭和23年2月〜29年10月まで60局

◆内容紹介
昭和二十三年第七期名人戦挑戦者決定戦(高野山の決戦)、同じく二十三年の塚田名人・升田五番勝負、二十六年第一期王将戦で木村名人を半香に指し込んだ局、二十八〜九年の第八期A級順位戦まで60局を収録。
 


(外箱)
升田将棋選集 第一巻
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積ん読二等兵さんthx!
升田将棋選集 第一巻
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升田幸三
朝日新聞社
ISBN:4-02-255411-8
1985年11月
\4,500
354p/23cm/H.C./箱入り
   
※昭和7年〜昭和22年

◆内容紹介(「序にかえて」より抜粋)
千局からさらに三百局を選び、各巻に六十局ずつ五巻にまとめた。私の将棋を研究するに十分な量を収めたつもりです。これまで他の社からも、いくつか実戦集を出していただいたが、このようにまとめた形でというのは初めてです。
昭和七年広島将棋倶楽部の「思い出の譜」。昭和九年初段として公式初対局から十八年朝日番付戦での対木村名人戦、二十一年の木村・升田五番勝負に香落ち番を含め三連勝、二十二年第二期A級順位戦など60局を収録。
 


二上の名局
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一手精読☆現代将棋(10)
二上の名局
スピード感あふれる攻め
──二上美学の精華!
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二上達也
筑摩書房
ISBN:4-480-69910-4
0376-69910-4604
1985年2月
\880
206p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)C
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級以上向き
第1局 vs田中寅彦 相掛かり 新旧対抗型 52p
第2局 vs内藤国雄 △三間飛車▲左美濃 持久戦 48p
第3局 vs中原誠 △ツノ銀中飛車▲引き角 46p
第4局 vs加藤一二三 相掛かり▲タテ歩棒銀 50p
コラム 勝利を決めた幸運の一手 4p

◆内容紹介(表紙より)
機敏に仕掛ける居飛車速攻。感動をよぶ美しい寄せ。繰り出せ、銀!跳び出せ、桂!いくか守るか、一手決断。ここは棋風が攻めさせる。

二上達也九段の自戦記集。

この「一手精読☆現代将棋」シリーズは、難しいプロ将棋を級位者でも理解できるように解説したもの。一局あたりの解説が約50pというのは突出している。その代わり、4局しか収録されていない。

二上はタイトル戦登場が数十回の超一流棋士。大山にだけはなかなか勝てなかったため、やや影が薄い印象がある。それでも本書出版の少し前、1980〜81には棋聖三連覇(9連勝!)をし、通算五期のタイトル保持経験あり。棋風は居飛車党の攻め将棋で、鮮やかな終盤から「寄せの二上」とも呼ばれた。また詰将棋作家としても有名。表紙に書いてある「ここは棋風が攻めさせる」がすごくカッコイイ。

本書には、相掛かりの難解な将棋や、対振飛車の構想を問われる将棋などを収録。解説するのが難しかったと思うが、見事にまとめている。

このシリーズは局数が少ないのでCとしているが、プロ将棋入門としてはなかなか良い出来だと思う。(2005Jun02)


内藤の名局 一手精読☆現代将棋(9)
内藤の名局
自在流、
芸術派の旗手の華麗なる夢の奇跡!
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内藤國雄
筑摩書房
ISBN:4-480-69909-0
1985年1月
\880
   
 
 


大内の名局
将棋タウンさんthx!
一手精読☆現代将棋(8)
大内の名局
怒濤流、
ロマンの棋士の胸のすく大ワザ!
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大内延介
筑摩書房
ISBN:4-480-69908-2
1984年12月
\880
206p/19cm
   
 
 


中原の名局
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一手精読☆現代将棋(7)
中原の名局
自然流、
棋界の太陽のすさまじい撃破力!
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中原誠
筑摩書房
ISBN:4-480-69907-4
1984年11月
\880
208p/18cm
   
第1局 vs加藤一二三 相矢倉△スズメ刺し 56p
第2局 vs森奚隹二 △中飛車▲4六金戦法 58p
第3局 vs米長邦雄 相矢倉▲4六銀 50p
第4局 vs谷川浩司 相矢倉▲脇システム 44p
コラム 私の好きな駒   4p

◆内容紹介(表紙より)
威風堂々の陣容から悠然と兵を繰り出し、壮絶無比の破壊力で一気に敵を圧し去る─栄光に輝く王者の奇蹟をよぶ技と力!

 


米長の名局
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将棋タウンさんthx!
一手精読☆現代将棋(6)
米長の名局
恐るべき切れ味
──ふきすさぶ超能力の嵐!
個別ページへ
米長邦雄
筑摩書房
ISBN:4-480-69906-6
0376-69906-4604
1984年10月
\880
/18cm
   
第1局 vs森けい二八段 新手の対ひねり飛車戦  
第2局 vs森安秀光八段 速攻の対四間飛車戦  
第3局 vs田中寅彦七段 矢倉戦早仕掛けの試み  
第4局 vs大山康晴王将 5筋位取り作戦  

・【コラム】摩訶不思議な▲6七金寄

◆内容紹介(表紙より)
序盤の一手より中終盤の一手。抜群の先見性と勝負観が未知に挑んで最善手を超える。気合! 容(すがた)! ヴィジョン! 進め、米長三冠王!

 


森安の名局 一手精読☆現代将棋(5)
森安の名局
超次元の勝負師、
四間飛車の鬼の白熱譜!
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森安秀光
筑摩書房
ISBN:4-480-69905-8
1984年9月
\880
   
 
 


桐山の名局
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一手精読☆現代将棋(4)
桐山の名局
静かなる達人、
雄大な勝負手が天を焦がす!
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桐山清澄
筑摩書房
ISBN:4-480-69904-X
1984年8月
\880
208p/18cm
   
第1局 vs青野照市 相矢倉▲スズメ刺し 50p
第2局 vs森安秀光 △四間飛車▲玉頭位取り 48p
第3局 vs森奚隹二 角換わり▲棒銀 48p
第4局 vs中原誠 相矢倉▲森下システム△右玉 52p
コラム 居飛車党に戻って   4p

◆内容紹介(表紙より)
山に聴く水に聴く、清澄流の豪腕の冴え。A級10年、堅実無双。光る底力、大勢にとどろく。いま燃えさかる闘魂の譜。

 


森の名局
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一手精読☆現代将棋(3)
森の名局
閃光流、必殺の鬼手が闇を切り裂く!
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森けい二
筑摩書房
ISBN:4-480-69903-1
1984年7月
\880
206p/18cm
   
第1局 vs内藤國雄 相掛かり▲ヒネリ飛車 60p
第2局 vs真部一男 相掛かり▲ヒネリ飛車 52p
第3局 vs加藤一二三 相掛かり▲ヒネリ飛車 48p
第4局 vs青野照市 相掛かり▲ヒネリ飛車 36p
コラム もっと強くなりたい   4p

◆内容紹介(表紙より)
飛車が翔る、角が舞う──稀有な棋才がみがき上げた技は華麗なひねり飛車。クールに燃える勝負師の将棋へのたぎる想いが、いま盤上に嵐を呼ぶ!

 


大山の名局
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一手精読☆現代将棋(2)
大山の名局
将棋史上に輝く覇王、プロの芸の極致!
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大山康晴
筑摩書房
ISBN:4-480-69902-3
1984年6月
\880
208p/18cm
   
第1局 vs中原誠 △中飛車▲4六金戦法 50p
第2局 vs青野照市 ▲三間飛車 50p
第3局 vs桐山清澄 ▲三間飛車 50p
第4局 vs内藤國雄 △四間飛車 48p
コラム 私の振飛車   4p

◆内容紹介(表紙より)
卓抜な大局観、精緻な読み。序盤の新構想から中終盤へと一手一手確実に優勢をきずく。振飛車を自在に駆使した熱闘4局の徹底分析!

 


谷川の名局
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一手精読現代将棋(1)
谷川の名局
疾風流、超光速の攻めワザの秘密!
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谷川浩司
筑摩書房
ISBN:4-480-69901-5
1984年5月
\880
206p/18cm
  難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)C
レイアウト:A
解説:A
中級以上向き
第1局 vs中原誠 相矢倉▲2九飛 58p
第2局 vs二上達也 相矢倉▲スズメ刺し 52p
第3局 vs有吉道夫 相矢倉▲2九飛△棒銀 46p
第4局 vs田中寅彦 相矢倉▲4六角 40p
コラム 棋風に合う矢倉   4p

◆内容紹介(表紙より)
中終盤から一気に加速し、華麗な寄せで圧倒する。これぞ疾風流── 若き鬼才の魅力をあますところなくつたえる、ユニークな実戦集。

 


中原攻めの実戦集 中原攻めの実戦集
大山十五世名人との対振飛車戦15局
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中原誠
永岡書店
ISBN:4-522-01570-4
1984年5月
\757
254p/18cm
   
 
 


中原自然流実戦集
将棋タウンさんthx!
中原自然流実戦集
強くなる名局譜15のやさしい解説
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中原誠
永岡書店
ISBN:4-522-01569-0
1984年4月
\680
242p/18cm
   
 
 


森安流四間飛車
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森安流四間飛車
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森安秀光
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0103-7
1983年10月
\1,800
243p/22cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B+
上級〜有段向き
講座 左美濃攻略法   13p
第一部 急戦編 第1局 石田和雄七段戦
第2局 板谷進八段戦
第3局 加藤一二三王将戦
第4局 木村義徳七段戦
第5局 青野照市七段戦
第6局 米長邦雄棋王戦
第7局 田中魁秀七段戦
第8局 二上達也棋聖戦
第9局 板谷進八段戦
第10局 淡路仁茂六段戦
第11局 桐山清澄八段戦
第12局 米長邦雄棋王戦
第13局 加藤一二三名人戦
第14局 中原誠棋聖戦
108p
第二部 持久戦編 第15局 勝浦修八段戦
第16局 高島弘光七段戦
第17局 米長邦雄九段戦
第18局 宮坂幸雄七段戦
第19局 大山康晴十五世名人戦
第20局 石田和雄八段戦
第21局 東和男四段戦
第22局 関根茂八段戦
第23局 有吉道夫九段戦
第24局 加藤一二三九段戦
第25局 大山康晴王将戦
第26局 田中寅彦五段戦
第27局 大内延介八段戦
第28局 米長邦雄棋王戦
第29局 米長邦雄棋王戦
第30局 加藤一二三十段戦
第31局 森けい二八段戦
第32局 二上達也棋聖戦
第33局 中原誠前名人戦
第34局 米長邦雄棋王戦
第35局 中原誠棋聖戦
132p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
振り飛車の中にもいろいろあるが、四間飛車は一番オーソドックスで振り飛車の王様だと思っている。

振り飛車の特長は何といっても駒組がやさしく玉が堅いので、強引な荒捌きが成立する。華麗なテクニックで勝ったときの快感は何ものにもかえがたいものがあり、振り飛車に病みつきになった方も多いと思う。しかし最近は対振り飛車戦法も幅広くなり「イビアナ」「左美濃」等、振り飛車以上に玉を固める戦法などが出現し、とまどいを覚える方も多いのではないだろうか。

本書は昭和53年から58年(中略)から35局を選び、急戦から持久戦までを解説した。

四間飛車の自戦記集。昇降級リーグ1組(現在のB級1組)に昇級して七段になった頃から、初タイトル(棋聖)を獲得するまでの実戦から、四間飛車で戦った将棋を計35局自戦解説している。すべて森安の勝局となっている。


森安の四間飛車は、はしがきにあるように「中盤以降のネジリ合い、そして瞬発力」(p2)が特徴である。定跡どおりに斬り合うことはあまりなく、金銀が意外なところへ出張することがある。

現代の棋士でいえば、久保利明九段が最も森安の将棋の影響を受けているように思う。久保といえば「捌きのアーティスト」であるが、やや悪くなった時の粘りがよく似ているように感じた。

現代では「堅さは正義」の度合いが出版当時(1983年)とは比べ物にならないくらい強まっているため、本書の将棋がそのまま通じるわけではないが、四枚穴熊を打ち砕いた将棋もある。中終盤までもつれさせてチャンスを待ち、最後に抜き去る感覚は、本書の35局から十分に学べると思う。


本書は、[講座]、[急戦編]、[持久戦編]の三部構成になっている。各部の内容を、紹介していこう。……レビューの続きを読む(2016May03)


青野流近代棒銀
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青野流近代棒銀
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青野照市
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0102-9
1983年8月
\1,800
231p/22cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
第一部 棒銀の攻防 【実戦編のガイド】最先端の棒銀=8p
・実戦譜=17局
108p
第二部 早繰り銀の攻防 【実戦編のガイド】最先端の早繰り銀=7p
・実戦譜=18局
113p

・青野照市八段記録=3p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
この実戦集には35局の実戦のほかに、簡単な講座を付け加えた。講座というよりも、実戦譜がどの型に属するかを示す、いわば分類のための解説と言えるかもしれない。そして実戦譜そのものが、ただ単に実戦例というだけでなく、失敗の形・成功の形ということを示し、実戦譜がそのまま講座となるスタイルを採っている。

角換わり棒銀&早繰り銀の自戦記集+ミニガイド。

角換りにおいて、棒銀・早繰り銀・腰掛銀は三すくみの関係にある。基本的には、棒銀<早繰り銀<腰掛銀<棒銀…となっている。このうち、速攻狙いなのは棒銀と早繰り銀。本書では、この2つについて青野の実戦を解説している。

序盤が「▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩▲2五歩△3二金▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀」となっているのは少々古くさいが、棒銀or早繰り銀を指すのであればあまり影響はない。(現在は「▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀」がほとんど)それよりも類型をたくさん並べることでとても理解が深まりやすい。「棒銀で行ったら△2二銀と引かれてどうしたらいいか分からなくなった」「棒銀で攻めた、そのあとが分からない」「棒銀に対してどう指したらいいか分からない」という人も、本書の35局を並べれば立派なボウギニストである。

「実戦編のガイド」も見逃せない。実戦編で出てくる序盤の主要変化について解説したもの。ページ数だけ見ればあっさりしているようだが、B5版の本ならばあわせて40〜50ページくらいの内容である。これを読んで棋譜並べすることで「基本はしっかり、トレーニングはばっちり」状態になれる。

角換わりを指す人は、必ず一度はトライしてほしい一冊。(2004Dec17)


疾風 谷川将棋 疾風 谷川将棋
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谷川浩司
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0101-0
1983年7月
\1,800
237p/22cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B+
上級〜有段向き
第一部 対中飛車編 ・実戦の前に ─基本の再認識─ =3p
第1局 内藤国雄九段戦
第2局 大内延介八段戦
第3局 大内延介八段戦
第4局 森安秀光八段戦
第5局 森けい二八段戦
第6局 内藤国雄王位戦
第7局 森安秀光八段戦
第8局 大山康晴王将戦
第9局 星田啓三七段戦
第10局 真部一男七段戦
第11局 伊藤果五段戦
第12局 山中和正七段戦
76p
第二部 対四間飛車編 ・実戦の前に ─基本の再認識─ =4p
第13局 小林健二六段戦
第14局 森安秀光八段戦
第15局 佐藤大五郎八段戦
第16局 西村一義七段戦
第17局 勝浦修八段戦
第18局 大山康晴王将戦
第19局 森安秀光八段戦
第20局 森安秀光七段戦
第21局 長谷部久雄七段戦
第22局 木下晃五段戦
第23局 大山康晴王将戦
第24局 森安秀光八段戦
第25局 米長邦雄棋王戦
第26局 伊藤果四段戦
第27局 河口俊彦五段戦
第28局 木村義徳八段戦
108p
第三部 対三間飛車編 ・実戦の前に ─基本の再認識─ =4p
第29局 淡路仁茂六段戦
第30局 劔持松二七段戦
第31局 中田章道四段戦
第32局 木村義徳八段戦
第33局 木村義徳七段戦
第34局 淡路仁茂五段戦
39p
  番外編 第35局 内藤国雄九段戦 6p

・【付録】谷川浩司名人記録=3p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
私は、四段当時まで振飛車ばかり指していた。が、五段になった頃から、180度転換して、居飛車を好んで指すようにした。(中略)自分に向いている戦法をさがすために始めた居飛車、攻めの将棋が私に合っていて、当分は、居飛車党で続けていこう、と思っている。

対振飛車では、(中略)私自身の好みとしては、やはり急戦である。玉の囲いは簡単にしておいて、一手でも早く仕掛け、隙あらば、一気に潰してしまう、というパターンである。押さえ込む攻めより、捌き合う攻めの方が好きなので、対中飛車には3八飛戦法、対四間飛車には4六銀戦法、というのが得意戦法である。共に、飛角銀または飛角桂で、軽く攻めることができるのが特徴である。(中略)

本書は「振飛車破り」の本なので、特に仕掛けに重点を置いた。

振飛車破りの自戦記集。谷川のデビュー早々の1977年から、名人になる直前の1983年までの実戦から、急戦調で振飛車と戦った将棋を、計35局自戦解説している。



はしがきに「一手でも早く仕掛け」(p2)、「押さえ込む攻めより、捌き合う攻めの方が好き」(p2)とあるように、このころの谷川は持久戦調を目指さず、できるだけ急戦調での将棋を好んでいた。

大山の言葉に「一度目のチャンスは見送る」というのがあるが、谷川はそれに反発するように(?)、「一度目のチャンスで仕掛ける」(p12)をモットーとする。ただし、仕掛けが早いということは、十分に力を溜めてからではないので、結構長い中盤戦になりやすく、相手の棋風によっては厚み重視の陣形再構築を進めていることも多い。

それでも、序盤・中盤・終盤のいずれにおいても、「チャンスがあれば踏み込む」という姿勢は一貫している。……レビューの続きを読む(2016Mar29)


名人木村義雄実戦集 巻八
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木村義雄
大修館書店
ISBN:4-469-19058-6
1982年6月
\5,000
482p/23cm/H.C.
   
 
 


大山康晴 勝つ実戦集
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実用百科シリーズ 508
大山康晴 勝つ 実戦集
初心者にもよくわかるやさしい解説
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大山康晴
永岡書店
ISBN:4-522-01508-9
2076-15080-5615
1982年5月
\680
254p/18cm
   
第1局 木村名人に挑む(S25.9)
第2局 塚田九段との棋聖戦(S37.10)
第3局 升田九段との順位戦(S50.12)
第4局 米長王位との王座戦(S55.8)
第5局 新鋭真部七段との棋聖戦(S55.9)
第6局 加藤(一)九段との名人戦挑戦者決定戦(S56.1)
第7局 とびきりの新鋭谷川七段と戦う(S56.5)
第8局 鬼才内藤九段との一戦(S56.7)
第9局 あすを担う青野七段と戦う(S56.7)
第10局 中原王位との王位決定戦(S56.9)

◆内容紹介(裏表紙より)
将棋に強くなりたい、と願っている人は多い。お互いが勝とうと思って指しているのだから、勝ちきることは大変だ。
将棋に強くなる、あるいは勝つための道はいくつかあるが、私は手っ取り早い方法として、実戦集をたんねんに読むことをすすめる。私は、本書で、勝つためのテクニックだけでなく、心の姿勢、対局心理にもふれたつもりだ。将棋はメンタルな要素を強くもつものだから、総合的な力をつけてほしいと思っている。
 


居飛車穴熊実戦集
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ご有志thx!
居飛車穴熊実戦集
これを知らないと勝てない
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田中寅彦
竅iえい)出版社
1076-1115-0651
1981年7月
\980
278p/19cm
    Not found at Amazon.co.jp
第一章 居飛車穴熊 (1)初体験の居飛車穴熊(▲田中寅彦四段△佐藤大五郎八段)
(2)居飛車穴熊により初勝利(▲下平幸男七段△田中寅彦四段)
26p
第二章 対四間飛車編 (3)角交換型の急戦型(▲田中寅彦四段△西村一義七段)
(4)石田流への変化型(▲田中寅彦四段△高田丈資六段)
(5)袖飛車の奇襲(▲田中寅彦四段△関屋喜代作六段)
(6)白熱した終盤の戦い(▲田中寅彦四段△河口俊彦五段)
(7)穴熊にならなかった一局(▲田中寅彦四段△河口俊彦五段)
(8)A級との一戦(▲田中寅彦四段△森安秀光八段)
(9)持久戦型(▲谷川俊昭アマ△田中寅彦四段)
(10)大山十五世名人との一戦(▲大山康晴十五世名人△田中寅彦四段)
100p
第三章 対中飛車編 (11)▲6六銀型の戦い(▲田中寅彦四段△下平幸男七段)
(12)引角による角交換型(▲田中寅彦四段△高田丈資六段)
(13)▲6六歩▲6七金型の戦い(▲田中寅彦四段△土佐浩司四段)
(14)△5四銀型の戦い(▲田中寅彦四段△広津久雄八段)
52p
第四章 対三間飛車編 (15)持久戦型の戦い(▲高田丈資六段△田中寅彦四段)
(16)向飛車の急戦型(▲田中寅彦四段△小林健二四段)
(17)対石田流三間飛車(▲田中寅彦四段△小阪昇四段)
38p
第五章 相穴熊編 (18)穴熊指定対局より(▲田中寅彦四段△谷川浩司四段)
(19)超持久戦(▲田中寅彦四段△西村一義七段)
(20)五段になっても居飛車穴熊(▲田中寅彦五段△瀬戸博晴四段)
39p
第六章 選局十番 ・実戦譜(解説なし)=10局 12p

◆内容紹介(序文より抜粋)
本書は、私の全身全霊を込めて築き上げた過去の二百数局の将棋から、より印象に残っている居飛車穴熊で戦った棋譜を三十局選び、そのうち二十局を五章に分けて解説、残り十局の全棋譜を「選定十局」として六章にまとめた。
解説に関しては、プロの立場から見た疑問点だけでなく、アマチュアの方の疑問点にもより多く答えるべく、活躍している十数校の大学に私の将棋を研究してもらって質問をいただく、それを紙面でお答えする、というように、実戦集としては初めての試みである「QアンドA」方式を採用した。私にとっても盲点をつかれた質問も多く、読者にも興味をもって読んでいただけると思う………。
本書に収められた三十局の将棋は「居飛車穴熊」という洞窟の入口で迷っている読者にとって、必ずよい道しるべとなることを確信しております。

 


名人木村義雄実戦集 巻七
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木村義雄
大修館書店
ISBN:4-469-19057-8
1981年7月
\5,200
568p/23cm/H.C.
   
 
 


升田幸三名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(9)
升田幸三名局集
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升田幸三
筑摩書房
ISBN:4-480-69309-2
1981年5月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


内藤国雄名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(8)
内藤国雄名局集
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内藤国雄
筑摩書房
ISBN:4-480-69308-4
1981年4月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


米長の将棋(6) 奇襲戦法
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(文庫版)
米長の将棋(6) 奇襲戦法(MYCOM将棋文庫)
米長の将棋 6
奇襲戦法
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米長邦雄
平凡社
ISBN:4-582-61406-X
2376-614060-7600
1981年4月
1,300円
294p/19cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段者向き

MYCOM将棋文庫DX
米長の将棋 6
奇襲戦法
個別ページへ
米長邦雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1488-5
2004年6月
\840(税込)
304p/16cm
第一章 角頭歩突き (1)腰掛金で優勢となった (2)6筋不突きの新工夫
(3)奇襲らしさが出なかった (4)打った角を押さえこんだ
(5)ノレンに腕押しだった
54p
第二章 筋違い角、袖飛車 (6)合わせの歩が好手だった (7)どんどん突き捨ててリードした
(8)厚みで対抗した玉頭戦
38p
第三章 矢倉中飛車 (9)秒読みの猛攻をかわし切った (10)飛車がさばけなかった
(11)不発だった勝負手 (12)左右から大きく攻めた
40p
第四章 桂ハネ戦法 (13)成桂が生き返った (14)角を死んで指した
(15)桂頭の弱点をねらわれた (16)大きな手得をした
(17)満足する展開になって困った
40p
第五章 急戦相掛かり (18)気合いで打ったタレ歩 (19)浮く手を嫌った飛車先逆襲
(20)銀引きで受け切った (21)意表をつかれた端攻め
(22)端角を軽くかわした (23)飛車切り一発で決めた
54p
第六章 角頭襲撃ほか (24)出た銀が攻められた (25)奇襲は成功したのだが
(26)単に金を上がられた (27)“欲もほどほど"がよかった
(28)ただもう攻めに攻めた
46p

付・引用局全譜(28局)=14p
【えっせい】エビガニの知能/ギャンブル考/モチはモチ屋
【解説】少年時代のこと(佐藤康光)※文庫版のみ

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
アマチュアの方にはとくに、人のマネでない、自分の将棋を指してもらいたいと思うのです。そこで、将棋をメシの種にしている私たちプロが、時の勢いとは言え、未知の領域に踏み込んで行く姿を本巻ではご鑑賞いただき、その心意気をあなたのものにしてほしいと思います。(本書より)思わぬところから奇襲を仕掛け意地を張り合い、双方後に引けぬといった戦いは見ていて非常におもしろい。本書ではそういった将棋を紹介した。将棋が強く、また楽しくなるコツを身に付けるのに最適なシリーズ最終巻。
解説・佐藤康光。

米長全盛期の自戦記集・第6弾(最終巻)。

本書では奇襲戦法を取り上げている。現在ではほとんど棋書で紹介されることのない戦法ばかりなので、かえって新鮮味がある。個人的には、全6巻の中で本書の棋譜が一番面白かった。

特に第1章の角頭歩戦法は米長オリジナルであり、『角頭歩戦法』(1979)という定跡書も出している。ただし『角頭歩戦法』には実戦譜が載っていなかったので、本書で補完すると良い。角頭歩戦法は、本書第5局で4手目に角道を止められてプロでの寿命を終えたわけだが、それで失敗というわけでなく、結構面白く戦える。得意戦法にしてみるのも面白いだろう。

第2章〜第6章の戦法は状況に応じて使うものが多く、得意戦法とするにはちょっと機会不足となりそう。ただし、いずれも激しく面白く戦うことができる。今までと同様、戦法のポイントは各章の冒頭で簡潔に解説されているので、理解もしやすい。

現代の緻密な序盤に辟易している方は、ぜひ本書を並べて芸の幅を広げてみると良い。(2004Jul02)


中原誠名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(7)
中原誠名局集
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中原誠
筑摩書房
ISBN:4-480-69307-6
1981年3月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


有吉道夫名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(6)
有吉道夫名局集
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有吉道夫
筑摩書房
ISBN:4-480-69306-8
1981年2月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


米長の将棋(5) 棒銀・腰掛銀
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(文庫版)
米長の将棋(5) 棒銀・腰掛銀(MYCOM将棋文庫)
米長の将棋 5
棒銀・腰掛銀
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米長邦雄
平凡社
ISBN:4-582-61405-1
2376-614050-7600
1981年2月
\1,300
294p/19cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段者向き

MYCOM将棋文庫DX
米長の将棋 5
棒銀・腰掛銀
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米長邦雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1485-0
2004年5月
\840(税込)
297p/16cm
第一章 角換わり
棒銀
(1)棒銀対策の典型的な成功例 (2)駒損覚悟の角打ち
(3)速攻を防いだ7四歩 (4)苦心の一着も空しかった
(5)必至逃れの必至で辛勝 (6)一手バッタリで好局を逸す
(7)序盤の危機を切り抜けた (8)棒銀に自信を持った
(9)既成定跡を覆す妙手
78p
第二章 矢倉
棒銀
(10)強引な攻めに強烈な反撃 (11)棒銀に誘い込まれた
(12)詰将棋みたいな終盤 (13)急戦棒銀で攻めきった
(14)勝負どころでミスが出た (15)頭がおかしくなった終盤
(16)急戦棒銀に大苦戦した
78p
第三章 飛先交換
腰掛銀
(相掛かり)
(17)角を手持ちにして待った (18)角をバカにすることに失敗した
(19)後手側からの珍しい開戦 (20)「気が狂ったか」と書かれた
(21)強引な攻めをうまくいなした (22)端の位か中央の手得か
(23)両者が見落とした必殺技
70p
第四章 角換わり
腰掛銀
(24)千日手へのコース (25)中盤の悪手で終始苦しんだ
(26)一手の緩手につけこんだ (27)右玉の構想が失敗だった
(28)珍しい相右玉の戦い (29)右玉に地下鉄飛車
46p

付・引用局全譜(29局)=14p
【えっせい】将棋上達法/マタタビ/年金生活者/アラン・ドロン
【解説】今も輝きを放つ米長将棋(谷川浩司)※文庫版のみ

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
米長将棋を手厚い将棋と評する棋士は多い。本書ではこの手厚さの象徴でもある銀が主役の棒銀・腰掛銀の戦いを収録してある。米長流の捌きや激しい攻め合い、苦しい時の忍耐といった戦いの醍醐味を思う存分に堪能していただきたい。将棋の力をつけるのに最適なシリーズ5作目。
解説・谷川浩司。

米長全盛期の自戦記集・第5弾。本書では銀が主役の棒銀戦法・腰掛銀戦法を取り上げている。(まえがきより抜粋)「攻めは飛角銀桂と言いますが、その中で銀だけがトビ駒ではありません。その銀を主役とする戦法を本巻では扱うことになります。…(中略)…中盤から終盤への先陣争いの中で、銀がどのような役割を果たすか、味読していただければさいわいです。」

特に第1章と第2章の棒銀は、アマチュアには非常に参考になると思う。定跡としては少し古いのだが、「こういう指し方もある」と思えば良い。最新定跡のギリギリの難しい指し方よりも、本書の戦型の方が分かりやすい気がした。ただし、角換わりで先手飛車先保留がまだない時代なので、序盤戦術は多少の違和感を感じる。

第3章・第4章の腰掛銀は、米長自身がそれほど得意ではないようで、やや苦しめの展開が多い。ただ、本書の相掛かりで頻出する▲2五飛と浮く意味とタイミングは勉強になるし、最近の横歩取りにも応用できる手筋だ。また、角換わり腰掛銀の講座部分は、木村定跡ができあがるまでの変遷と、木村定跡後の攻防の意味が書かれている。

この第5巻はいままでの4冊に比べると、現代の最新定跡を理解するために大きな参考になる気がした。定跡は確実に進歩しているが、居飛車穴熊・飛車先不突き矢倉・横歩8五飛のような“革命的な変化”が少ないからかもしれない。(2004May19)


加藤一二三名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(5)
加藤一二三名局集
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加藤一二三
筑摩書房
ISBN:4-480-69305-X
1981年1月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


高島一岐代攻戦集
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高島一岐代九段攻戦集
攻めの高島実戦21局集
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高島一岐代
弘文社
ISBN:4-7703-3551-2
1981年
\2,000
251p/22cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き2〜3枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
Not found at Amazon.co.jp
※特記なき局は自戦記
矢倉戦法
(角換わりを含む)
(1)名人戦で攻め勝つ(vs大山康晴名人)〔観戦記・金子金五郎〕
(2)早指しの灘(vs灘蓮照八段)〔観戦記・陣太鼓〕
(3)闘士の原田を破る(vs原田泰夫九段)〔観戦記・仏法僧〕
(4)剣が峰の一番(vs北楯修哉八段)
62p
菊水矢倉戦法 (5)楠公ゆかりの菊水矢倉(vs板谷四郎八段)★オススメ
(6)菊水矢倉で塚田を破る(vs塚田正夫九段)〔観戦記・仏法僧〕
20p
相居飛車右玉戦法 (7)進展自在の右玉戦法(vs五十嵐豊一八段)
(8)攻めをかわした右玉戦法(vs本間爽悦七段)
22p
相居飛車棒銀戦法 (9)花村に攻め勝つ(vs花村元司八段)
(10)棒銀の使い手(vs松浦卓造八段)〔観戦記・香取桂太〕
16p
四間飛車戦法 (11)小太刀の丸田(vs丸田祐三八段)
(12)二上九段の華麗な芸風(vs二上達也八段)
(13)天才少年 加藤一二三(vs加藤一二三八段)
30p
三間飛車戦法 (14)神手のような名人(vs升田幸三名人)
(15)大野流を切らせて勝つ(vs大野源一八段)
(16)攻める三間飛車(vs熊谷達人)
28p
相振り飛車戦法 (17)振り飛車名人に飛車を振る(vs大野源一八段)
(18)力戦将棋の相振り飛車(vs松田茂役七段)
24p
珍型中飛車戦法 (19)大先輩との初手合わせ(vs坂口允彦八段)
(20)ブルドックで攻める(vs松下力八段)
(21)長年の好敵手(vs五十嵐豊一八段)〔観戦記・石山賢吉〕
38p

・高島一岐代九段作・詰将棋=12番

◆内容紹介(あとがきより抜粋)
現役のときから数人の知人より実戦ものの本を出してはどうか、とよく勧められました。こうした人たちの厚意はありがたがったが、私には時間的に余暇がなかったのと他に事情もあって現在に至りました。と申しますのは、本を出すからには技の解説は自分が直接に手がける、そしてゴマカシのない将棋の技の素顔を見ていただく、これを私は本意としていたからであります。

高島一岐代九段の自戦記集。一部に観戦記を含む。

高島九段は、A級在位は通算9年、タイトル挑戦2回の一流棋士である。1962年にA級のまま引退。30年以上も前に一線から退いているので、よほどのオールドファンでなければ、高島九段のことは知らないかもしれない。
 ・高島一岐代九段プロフィール日本将棋連盟HP内)
 ・高島一岐代順位戦成績将棋順位戦データベース内)

棋風は「攻めの高島」「日本一の攻め将棋」「小駒を使っての攻めは確かに日本一」(58p)などで表現されるように、かなりの攻め将棋。本書でもガリガリと攻め立てる将棋がいくつもある。特に第5局は終盤がカッコいいので、一度は並べていただきたい。前半は攻めが目立つが、中盤以降は上手い受けも際立ってくる。全体的にアマが見て面白い将棋である。

また、当時としては珍しく(?)、さまざまな戦型を操るオールラウンダー。特に菊水矢倉は高島九段の創案(73pより)であり、棋譜だけでなくその生い立ちも紹介されているので菊水ファンは必見。また、最後の3局は「ブルドック戦法」と呼ばれる力戦将棋で、並べていて面白かった。▲7六歩△3四歩▲5六歩△8八角成▲同銀△5七角…となり、馬と持ち角の対抗となる。▲同銀で▲同飛なら大野流向飛車だが、「ブルドック」は力戦中飛車。指しこなすのは難しいが、力戦家は試す価値あり。

序盤戦術は古いし、「銀冠」→「高美濃」、「金無双」→「板金」という用語使いには少々時代を感じるが、技術は確か。さらに、高島は「相振飛車のときは板金(金無双)よりも高美濃」というスタンスで戦っていた(本文解説中にも記述あり)。現代相振飛車の先鋒・杉本昌隆六段も自著の中で同様のことを述べている。オールラウンダーの高島が50年も前に同様の感覚を持っていたことは驚きだった。

温故知新として並べてみると面白い一冊である。(2004Nov30)


二上達也名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(4)
二上達也名局集
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二上達也
筑摩書房
ISBN:4-480-69304-1
1980年12月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


米長の将棋(4) ひねり飛車・横歩取り
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(文庫版)
米長の将棋(4) ひねり飛車・横歩取り(MYCOM将棋文庫)
米長の将棋 4
ひねり飛車・横歩取り
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米長邦雄
平凡社
ISBN:4-582-61404-3
2376-614040-7600
1980年12月
\650
293p/19cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段者向き

MYCOM将棋文庫DX
米長の将棋 4
ひねり飛車・横歩取り
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米長邦雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1484-2
2004年4月
\840(税込)
304p/16cm
第一章 タテ歩取り
−玉頭戦
(1)位取りが成功した (2)大局観を誤った (3)大きかった突き出し
(4)玉の付近に目を向ける (5)実力以上の一着 (6)中央での決戦
(7)4六銀型から指し回された (8)飛車角を切ってのすごい暴れ方
(9)うまい歩使いでやられた (10)手順前後をうまくとがめられた
(11)手得がモロに生きた (12)捨て銀作戦が失敗した
(13)米長流の馬切り
126p
第二章 タテ歩取り
−飛車と戦う
(14)なれない作戦がいけなかった (15)ずいぶん歩を得した
(16)力強い4三玉で優勢にした (17)予定変更はやはりいけない
(18)棒金で飛車角を押し戻した (19)攻めと受けがハッキリ分かれた
(20)金の働きに大差が生じた (21)飛車の取り合いで先手を得た
76p
第三章 横歩取り (22)力いっぱい指せたなつかしい一局 (23)絶妙の玉の早逃げ
(24)おもしろい玉上がりだった (25)と金の攻めが早かった
(26)自陣飛車で意表を衝いた (27)力将棋に進展した
(28)空中戦法との戦い
68p

付・引用局全譜(28局)=15p
【えっせい】強いアマチュア/厚顔のゴルファー/アメリカの競馬
【解説】米長将棋の強さの秘密(丸山忠久) ※文庫版のみ

◆内容紹介(MYCOMホームページより)横歩取りもタテ歩取りと同じく、いまだ未解決の部分の多い戦法です。途中までは定型らしいものもありますが、それからは「教科書にない」手将棋にもつれこみます。アマチュアにとって楽しい将棋でしょうし、プロにとってはコワい将棋です。(中略)火を噴くような激しい戦いの醍醐味を満喫していただきたいと思います。(本書より)ひねり飛車や横歩取りのような空中戦は、穴熊のようにただ玉を固めればよいという発想ではとても指しこなせない。千変万化な状況の変化にも揺るぐことのない、正しい大局観を身につけるのに最適なシリーズ4作目。
解説・丸山忠久。

米長全盛期の自戦記集・第4弾。

第1章・第2章はヒネリ飛車。△3三金と上がる型と、ネコ式タテ歩取りがほとんど。驚くべきは、米長後手がなんと21局中20局!米長は後手番でひねり飛車を受けて立つのが好みだったようだ。普通、ヒネリ飛車の自戦記は、自分がヒネって勝ったものが多いので、異色の存在だ。ヒネリ飛車を受けて立つ人には本書は貴重な存在であり、とても参考になるだろう。

ただし、一時期は「将棋に先手必勝戦法があるならヒネリ飛車」と言われたくらいで、本書でも米長が後手番を持った20局は11勝9敗と、彼の総合勝率からすればかなり苦戦している。ちなみに米長が先手でヒネった一局は見事に負けている(笑)

第3章は横歩取りで、△2三歩型が3局、相横歩が3局、内藤流空中戦法が1局。相横歩の3局はすべて塚田正夫九段との対局で、両者の意地の張り合いが面白い。

『米長の将棋』シリーズ全6冊の中では、本書のヒネリ飛車と横歩取りは、現在の序盤戦術との差がもっとも大きい戦型である。ただ、並べてみると結構新鮮味があって面白かった。「役に立たない」などと思わずに、トライしてみてほしい。(2004Apr14)


米長邦雄名局集
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将棋タウンさんthx!
現代将棋名局集(3)
米長邦雄名局集
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米長邦雄
筑摩書房
ISBN:4-480-69303-3
1980年11月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


大内延介名局集
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現代将棋名局集(2)
大内延介名局集
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大内延介
筑摩書房
0376-69302-4604
1980年10月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
・自戦記=24局+1局(221p)
・【付録】大内延介勝局集=25局(25p)

◆内容紹介(「心の軌跡」(まえがき)より抜粋)
棋風という点でいえば、私の棋風は先輩の升田幸三九段と松田茂行八段の中間点に位置するように思える。読者の方も、そうした棋風の持ち主であることを念頭に置かれてこの名局集をひもといていただきたい。50局を鑑賞し、味わった上で、大内将棋の本質を理解していただければ、喜びにたえません。
 


米長の将棋(3) 矢倉戦法
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(文庫版)
米長の将棋(3) 矢倉戦法(MYCOM将棋文庫)
米長の将棋 3
矢倉戦法
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米長邦雄
平凡社
ISBN:4-582-61403-5
2376-614030-7600
1980年10月
\1,300
293p/19cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:
上級〜有段者向き

MYCOM将棋文庫DX
米長の将棋 3
矢倉戦法
個別ページへ
米長邦雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1411-7
2004年3月
\800
304p/16cm
第一章 雀刺しの強襲 (1)軽視していた雀刺し (2)無理を承知の猛攻
(3)有力な棒銀戦法 (4)檜舞台での雀刺し
(5)雀刺しを受け切った (6)意表を衝く新工夫
60p
第二章 雀刺し対2二銀型 (7)カド番をしのがれる (8)マカ不思議な妙手
(9)予想外の猛攻を喫した (10)同形での雪辱ならず
(11)端歩を受けて待つ作戦 (12)バンバン攻められて苦戦
56p
第三章 雀刺し超急戦と四手角 (13)猛烈な先陣争い (14)思いきった香損の仕掛け
(15)3五歩の新手 (16)歩越し銀を誘う
(17)新工夫の端攻め (18)桂香得が大きかった
(19)おもしろい攻め合い
48p
第四章 3七桂1五歩型 (20)駒の流れを重視 (21)苦しいときの戦い方
(22)辛抱が強手につながった (23)勝っていれば−幻の勝因
(24)中原流を逆用した
42p
第五章 3七銀戦法 (25)奇想天外の2八銀 (26)激しい差し手争い
(27)イヤらしい手で惑わす (28)名人、大局観を誤る
(29)積極的に攻めて勝った (30)危険な将棋は図々しく指せ
36p
第六章 その他の戦型 (31)すがすがしい叩き合い (32)珍しい急戦矢倉
(33)1筋を突き合っての雀刺し (34)百局目で棋聖位を獲得
26p

付・引用局全譜(34局)=19p
【えっせい】中年のおじさん/悪筆宣言/講演のこと
【解説】『米長の将棋』は聖典だった(森下卓) ※文庫版のみ

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
「相矢倉」では、いわゆる定跡が終わったところから本当の勝負が始まります。矢倉に限ったことではありませんが、将棋というものの奥深さを味わってほしいと思います。その結果、本で読んだような将棋でなく、あなた自身の創った将棋が生まれて来るなら、筆者としてそれにまさるよろこびはありません。(本書より)将棋の本当の力をつけるにはどうすればよいか、答えは本書にかくされている。有利なとき、苦しい時、最善手とは……。ひとつの戦法の解説にとどまらず、将棋の本質を鋭く見抜く眼力がそこにある。解説・森下卓。

米長全盛期の自戦記集・第3弾。今回の解説は中盤の揉み合いがメインで、総譜は巻末にまとめて掲載されている。主な掲載局は1979年〜80年のもので、1〜2巻とほぼ同時期。この頃の米長は何度もタイトル戦に登場する活躍で、特に本書では中原名人(当時)とのタイトル戦が非常に多くなっている。題材の過半数は対中原戦で、34局中18局を占める(53%)。

本書で扱われている矢倉は、「飛車先不突き矢倉」の流行前なので、現代風の組み方とはだいぶ違う。戦法も大部分がスズメ刺しで、やや“時代物”といった印象を受ける。ただ、解説のメインは中盤の攻防なので、手筋と感覚を鑑賞する分には全く遜色ない。また、スズメ刺しは部分的に同じ手順が頻出するので、全局並べていけば自然にスズメ刺しの感覚を掴むことができる。

矢倉は序盤の考え方がどんどん変わっている。古い矢倉から入ると、最新の矢倉感覚が掴みにくくなるので、矢倉初心者には本書はあまりオススメできない。むしろ、現代矢倉の感覚を掴んだ矢倉中級以上の方にオススメ。逆に新鮮な感じがすると思う。(2004Mar17)


大山康晴名局集
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積ん読二等兵さんthx!
現代将棋名局集(1)
大山康晴名局集
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大山康晴
筑摩書房
ISBN:4-480-69301-7
1980年9月
\1,800
254p/22cm/H.C.
   
 
 


名人木村義雄実戦集 巻六
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木村義雄
大修館書店
ISBN:4-469-19056-X
1980年8月
\4,000
550p/23cm/H.C.
   
 
 


内藤国雄実戦集
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将棋入門シリーズ(24)
内藤国雄実戦集
思い出のタイトル戦・順位戦の勝局譜
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内藤国雄
永岡書店
ISBN:4-522-01208-X
1980年8月
\680
254p/18cm
   
 
 


米長の将棋(2) 居飛車対振飛車 下
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(文庫版)
米長の将棋(2) 居飛車対振飛車(下)(MYCOM将棋文庫)
米長の将棋 2
居飛車対振飛車 下
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米長邦雄
平凡社
ISBN:4-582-61402-7
2376-614020-7600
1980年8月
\1,300
293p/19cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★☆
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:
上級〜有段者向き

MYCOM将棋文庫DX
米長の将棋 2
居飛車対振飛車(下)
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米長邦雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1395-1
2004年2月
\800
304p/16cm
第一章 勝利への展望 (1)三十男のシツッコさ (2)駒をハガすことに徹する
(3)決断の馬切りで意表を衝いた (4)美濃囲いを崩すコツ
(5)終盤独特の駆け引き (6)遠巻きの攻めで勝ち切る
(7)必至を逃した大錯覚 (8)じりじりと挽回する
90p
第二章 勝ちを決める (9)受けの鬼手が決まった (10)変哲もない寄せが重要
(11)きわどいが一手ちがい (12)入玉阻止のテクニック
(13)必至逃れの必至 (14)手が伸びない二手スキ
(15)王手飛車をかけて負け (16)珍しい大山名人のポカ
(17)駒を渡さない一手スキ (18)やさしい実戦詰将棋
(19)手順の妙で寄せる (20)会心の切れ味で寄せる
(21)筋にハマった寄せの見本 (22)大差の将棋の寄せ方
(23)奇跡的な受けの妙手 (24)巧妙を極めた寄り
(25)安全な勝ち方の見本
96p
第三章 穴熊のすべて (26)2筋の歩を切ったのが敗着 (27)模範的に負かされた
(28)粘り倒して勝つ (29)攻めを誘って穴熊を攻略
(30)かたきを取られた (31)相穴熊での早仕掛け
82p

付・引用局全譜(31局)=17p
【えっせい】運不運/競馬の楽しみ/シャミセン
【解説】米長先生との思い出(森内俊之) ※文庫版のみ

◆内容紹介
中盤から寄せにかけては私の得意とする所であり、そこに全力を注ぎます。何事も最後の詰めが肝心ですが、将棋にもそれが言えます。寄せは将棋のいちばんおもしろい部分です。本書によって、寄せに興味を持つようになっていただければ、棋力は飛躍的に伸びるでしょう。(本書より)定跡手順とは異なる実戦の駆け引き、勝負の心の深層に立ち入って解説した本書は、一流プロ棋士の難しい将棋を理解するための格好の教材になるだろう。将棋理論の柱となる数々の思想は現在のトップ棋士たちに受け継がれている。解説・森内俊之。

米長全盛期の自戦記集・第2弾。解説は中終盤メインで、総譜は巻末にまとめて掲載されている。主な掲載局は1978年〜79年のもので、第1巻とほぼ同時期。第1巻に比べて、少しだけ難易度が下がっている。

本書で扱われている戦型は、対中飛車・玉頭位取り・8八玉型左美濃などで、これは1巻とほぼ同じ。違うのは、本書の方がより最終盤をメインに解説しているところ。ねじり合いの腕力よりも、スッキリまとめる収束力を問うテーマが多い。また、本書では1巻で見られなかった居飛穴矢倉引き角戦法が数局登場する。

第1章では、ほぼ勝ち将棋になったところから実際に勝ち切るところまでの流れを、第2章では勝勢から収束までを、第3章では穴熊での戦い方を中心に解説されている。なお、投了図以降の解説もちゃんとある。(当たり前?)

実戦の終盤を丁寧に解説していて、参考になる記述がたくさんある。「端歩を突かれた一手スキは、ほとんどの場合必至に等しいのである。」(47p)「やさしい手順をしっかりと見につけることが大切で、繰り返し盤に並べて味わっていただきたい。」(114p)…などなど。また、上部から押さえ込んでいく寄せが多いので、アマにとっては感覚的に掴みやすいと思う。

3章の穴熊編では、いわゆる“パンツ脱ぎ穴熊”(玉側の桂を跳ねる)がやたらと出てくるが、たいがい失敗に終わっている。穴熊戦の見本であると同時に、やってはいけない手の見本市にもなっている。当時の米長は居飛穴に対しては否定的だったようで、「穴熊戦法は上級者向けの戦法である。」(195p)「居飛車穴熊はどうも優れた戦法ではない。」(206p)などは時代を感じさせる。

個人的には「1巻の方が読み応えがあったかな〜」と感じたが、2巻も分かりやすくて良かった。むしろ、できれば2巻から読み始めた方が良いと思う。(2004Feb20)


米長の将棋(1) 居飛車対振飛車 上
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(文庫版)
米長の将棋(1)居飛車対振飛車(上)
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米長の将棋 1
居飛車対振飛車(上)
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米長邦雄
平凡社
ISBN:4-582-61401-9
1980年6月
\1,300
294p/19cm/H.C.

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
有段者向き

MYCOM将棋文庫DX
米長の将棋 1
居飛車対振飛車(上)
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米長邦雄
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-1288-2
2004年1月
\800
304p/16cm
第一章 位の確保 (1)駒の勢いをつける (2)チャンスをつかまえた
(3)3五の位だけで勝った (4)手得を生かしきれなかった
(5)反攻作戦の失敗がすべてだった (6)心理的にゆさぶった
54p
第二章 戦いの発端 (7)もはや持久戦にはならない (8)相手にいい思いをさせない
(9)理想形を許さないための仕掛け (10)奇想天外な勝負手
(11)意表を衝いて互角に持ち込んだ (12)天国から地獄へ突き落とされた
(13)振飛車側から角交換を挑んだ (14)飛車を切っての強襲
(15)歩を持つことの有利さ
88p
第三章 定跡と実戦 (16)6八金型には4五同銀と取るべし (17)後手有利の定跡を作った
(18)なかなかよくならなかった (19)3五歩を強く迎え撃たれた
(20)一手指させるという手法 (21)自慢の一手は定跡破りの自陣飛車
(22)勢いで無理を通した (23)中央へ銀を繰り出す
(24)戦いが始まるキッカケ (25)アマチュアには指しこなせない
(26)夢想だにしなかった2四歩 (27)圧迫されて惨敗した穴熊
(28)思わぬ好手に大逆転をくう (29)3四銀のさばきがポイント
(30)左美濃の玉頭を攻める
128p

付・引用局全譜(30局)=16p
【えっせい】D・J/ヘチマ/ついたて将棋/長男のこと

◆内容紹介
さいわい私はいろいろな戦法に経験があります。したがって、あるときは快心の指しまわしで勝利を収めたこともあるし、あるときは対戦相手の巧手に舌を巻いたこともあります。その経験をもとに、本書では戦法別にわけて、単なる定跡書ではけっして学べないはずの「将棋の心」を述べてみたいと思っています。(本書より)定跡の学習だけでは会得できない中盤から終盤の考え方、大局の捉え方を明快に解説した本書は、将棋理論の核心に触れたはじめての技術書として、一流プロ棋士からも今なお絶賛されている。解説・羽生善治。

米長全盛期の自戦記集。主な掲載局は1977年〜78年で、ちょうど米長がタイトル戦で活躍し始めたころである。

本書では、まず序中盤のキーとなる局面をテーマ図として提示し、次に終盤までの流れを解説している。総譜は巻末にまとめて置いてある。ちょうど、『○○の戦いの絶対感覚』シリーズと似たような構成だ。絶対感覚シリーズと同様、戦いのツボがうまく押さえられていて、非常に参考になる。時間がない方は、テーマ図とその次の1ページを読むだけでも十分勉強になるはずだ。

各巻ごとに戦型別に分類されており、第1巻では、居飛車vs振飛車の対抗型を扱っている。主な戦型は、対中飛車・玉頭位取り・8八玉型左美濃など。これらの戦法は有力なのだが、現在ではやや流行から外れているので、最新の動向に敏感な人には不向きかも?「古い将棋はちょっと…」という方は、やめておいたほうがいい。ただし、解説自体は中終盤メインなので、序盤はさらっと流していけばさほど気にはならない。

特に注目したいのは終盤。ねじり合いの腕力、切れ味は絶品。わたしが気に入っているのは、棋譜のいくつかで見られる、得意の“米長玉”。最初から9八玉型銀冠にするのは近年でもよく見られるが、本書でよく見られる米長玉は「中盤の攻防の中でスッと9八玉と寄る」もの。これは米長独特の妙技と言ってもよいと思う。最善かどうかはともかく、相手の読みを空白にしてしまうという実戦的効果は高い。ぜひ本書でコツをつかみ、会得されたし。(2004Feb08)


名人木村義雄実戦集 巻五
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名人木村義雄実戦集 巻五
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木村義雄
大修館書店
ISBN:4-469-19055-1
1980年1月
\4,300
554p/23cm/H.C.
   
 
 


加藤一二三実戦名局集
将棋タウンさんthx!
将棋入門シリーズ(23)
加藤一二三実戦名局集
対矢倉戦の勝局譜
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加藤一二三
永岡書店
ISBN:
1980年2月
\680
254p/18cm
   
 
 


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