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マイコミ将棋BOOKS 相振り革命最先端 |
[総合評価] A 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段〜高段向き |
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【著 者】 杉本昌隆 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2008年6月 | ISBN:978-4-8399-2878-0 | |||
定価:1,470円(5%税込) | 240ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||
・【コラム】(1)買って下さい
(2)研究の成果? (3)眠り続ける題材 (4)魅せる将棋 |
【レビュー】 | ||||||||
相振飛車の定跡書。「相振り革命シリーズ」の4作め。 「もはや何でもあり」(p11)──現代の相振飛車は、この言葉に代表されるだろう。もともと相振飛車は玉型の自由度が高く、30年以上前から一部でさまざまな工夫がされていたのだが、現在ではこの思想が相振飛車全体に広がっている。 最近の傾向は、 ・(一時は主流戦法になっていた)△向飛車が減少、△三間飛車が復活。ただし△3四歩止めの工夫あり ・後手は先手と似た陣形に組むのを避ける傾向 ・最新のオープニングは「▲7六歩△3四歩▲6六歩△3二飛▲7七角△6二玉▲8六歩」。 前書きに「今回はあえて特殊な戦型をクローズアップしてみた。」とあるように、本書では、比較的目新しい作戦や、プロの最先端レベルの作戦を解説している。その分、汎用性はやや下がった感じになっている。 第1章は最新の相振飛車事情。昔(『相振り革命』(1995))からの時代の流れ、現代相振飛車の思想と流行について、など。相振飛車を指す人は、少なくともこの章だけは読んでおいたほうが良いと思う。 第2章〜第5章は具体的な戦法解説になるが、もはや言葉だけではどんな作戦か説明しづらくなっているので、図面を用いて説明していこう。
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【他の方のレビュー】(外部リンク) ・沖縄ではたらく将棋好きのアメブロ ・キラリっ娘のそよ風日記(記事の一部) ・Amazon.co.jp: カスタマーレビュー ・ものぐさ将棋観戦ブログ ・ビーケーワン |