新相振り革命 | [総合評価] A 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【著 者】 杉本昌隆 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2000年10月 | ISBN:4-8399-0396-4 | |||
定価:1,200円 | 239ページ/19cm |
(文庫版) |
MYCOM将棋文庫SP 新相振り革命 相振り飛車の教科書 |
[総合評価] A 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【著 者】 杉本昌隆 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2004年11月 | ISBN:4-8399-1563-6 | |||
定価:840円(5%税込) | 241ページ/16cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
相振飛車の定跡書。 相振飛車を「囲いの種類+飛車の位置」で分類していた前著『相振り革命』とは違い、本書では4つの戦型に焦点を絞って研究している。より深く、プロ的な進行になっている感じだ。特に一冊全てを通して「美濃に組めるか、組めなければどういう構想を立てるか」という大局観が芯になっている。 第1章の相三間飛車(相早石田)は超急戦と、持久戦の相金無双。華々しい超急戦の方が他書で紹介されることが多いが、本書で解説されているように実は地味な展開になりやすいというのは知っておくと得。 第2章はこのころ出現し始めた△3三角戦法。△3三角戦法側を手前側にして書かれている。まだ先手の対策(矢倉に組むなど)に未成熟な点があるので、現代での有効度は不明だが、△3三角戦法の基本的な狙いと優秀性を知るには十分だ。 第3章は、▲向飛車+美濃囲い。相振りでの美濃囲い自体は昔からあるのだが、有力視され始めたのはこのころ。本書では、すんなり美濃囲いに組めた場合の優秀性と、序盤でのリスクを解説。△三間飛車に対しても美濃に組めることが分かった…が本書の結論だが、知っていないと危険な筋があるので相振り党は必見。ちなみに前著『相振り革命』では美濃囲いの戦型は解説されていない。 第4章は▲向飛車vs△三間飛車。三間飛車側の立場に立っているので、先後逆の解説になっている。相金無双戦と、三間飛車側が穴熊にした場合に向飛車側が矢倉にするのか、あえて金無双にするのか…という話。 各章とも、章末に詳しいまとめがあって分かりやすい。ただ、前著に比べて専門的な内容が多くなった分、汎用性のある部分は減ってしまった。(2007Apr24) |
【他の方のレビュー】(外部リンク) ・遠山雄亮のブックスペース@wiki ・棋書解説&評価委員会 ・Capsule-Kaijuuの書評 いいたい放題 ・khipu :: 微生物の祈り ・白砂青松の将棋研究室 ・9x9=81 ・Amazon.co.jp: カスタマーレビュー(オリジナル版) ・Amazon.co.jp: カスタマーレビュー(文庫版) |