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■珍プレー・好プレーの本  
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書名 著者 発行 備考
将棋 好プレー珍プレー集(マイナビ将棋文庫) 鈴木宏彦 '14.9 1992年と1993年の合本文庫化
新手ポカ妙手選 居飛車編 勝又清和 '14.2  
新手ポカ妙手選 振り飛車編 勝又清和 '13.9  
書名 著者 発行 備考
つみのない話 勝又清和 '00.2  
書名 著者 発行 備考
81桝物語 鈴木宏彦 '99.3  
天子の助言 悪魔のささやき 鈴木宏彦 '98.9  
将棋・戦国争覇録 天狗太郎 '98.8  
熱闘!100番勝負 東公平 '96.5  
運命の一着 田丸昇 '96.4  
不滅の名勝負100 週刊将棋/編 '95.12 1988年の改訂版
天才たちの名手 大内延介 '95.11  
将棋ザ・ハプニング 鈴木宏彦 '93.3  
これが極秘の一手だ 永井英明 '92.3 NHK杯
やじ馬観戦日記 立浪健一
(鈴木宏彦)
'92.2  
NHK杯10年100局にみる勝負を決めた一手 永井英明 '91.10 NHK杯
書名 著者 発行 備考
不滅の名勝負100 週刊将棋/編 '88.3  
プロ将棋 ワンポイント講座 河口俊彦 '87.7  


将棋 好プレー珍プレー集(マイナビ将棋文庫)
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マイナビ将棋文庫
将棋 好プレー珍プレー集
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鈴木宏彦
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5324-9
2014年9月
\1,231
432p/16cm
   
※『やじ馬観戦日記』(1992)と『将棋ザ★ハプニング』(1993)を合本文庫化したもの。

◆内容紹介
プロ棋士が指した感動の妙手や驚愕のポカを当時のエピソードとともに100局収録しています。中原、米長、谷川の激闘と鉄人大山、最後の戦い。そこに現れた羽生世代の新星たち…。戦国乱世を迎えた将棋界を盤側から観戦記者・鈴木宏彦氏が描きます。

本書は、週刊将棋の人気連載を書籍化した「週刊将棋特選 将棋好プレー・珍プレー集」シリーズ2冊を1冊の文庫にしたものです。名局珍局の裏側へご案内いたします。
 


新手ポカ妙手選 居飛車編
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新手ポカ妙手選 居飛車編
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勝又清和
マイナビ
ISBN:978-4-8399-5058-3
2014年2月
\1,155(5%税込)
424p/16cm
   
新手一号局の章
珍手・珍形・ポカの章
妙手の章

◆内容紹介
「本書にはプロ棋士が指す将棋の魅力をたっぷりと詰め込んであります。多くの将棋ファンの方にその魅力を知っていただきたい。そしてプロ棋士の指す将棋のファンが一人でも多く増えてほしい。それが僕の願いです」(まえがきより)

印象深い指し手と共に棋界の一年を振り返る将棋世界誌の人気付録「新手ポカ妙手選」12年分から居飛車の将棋を厳選しました。今回の書籍化にあたって、新規の問題を追加するだけでなく、新手は「新手1号局」というテーマで加筆・修正。リアルタイムの描写を残しつつ、現代の視点から振り返っています。
最先端の戦いを内側から見続けてきた勝又六段が語るプロの妙技、盤上のドラマには、同じ空気を吸っているものだけが伝えられる息遣いが感じられます。

プロの将棋の面白さ、将棋の奥深さを堪能してください。
 


新手ポカ妙手選 振り飛車編
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マイナビ将棋文庫
新手ポカ妙手選 振り飛車編
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勝又清和
マイナビ
ISBN:978-4-8399-4822-1
2013年9月
\1,155(5%税込)
420p/16cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き1問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜向き
新手1号局の章 No.1〜No.18
【コラム】1号局の思い出など/早石田の歴史/ゴキゲン中飛車、礎の将棋/角交換四間飛車の話
18テーマ
新手その他の章 No.19〜No.32 14テーマ
珍手・珍形・ポカの章 珍手・珍形編 No.33〜38
ポカ編 No.39〜58(頓死、奇手なども)
26テーマ
妙手の章 中盤 No.59〜80
終盤 攻め No.81〜101
終盤 受け No.102〜128
終盤 寄せ No.129〜187
終盤 詰み No.188〜200
142テーマ

◆内容紹介
将棋世界の超人気付録「新手ポカ妙手選」12年分を全面的にリライトして文庫化!

「将棋に人生を懸けているプロ棋士の技や感動を、出来うる限り分かりやすく将棋ファンの方にお伝えする、それが僕の役割・ライフワークだと思っており、『新手ポカ妙手選』もそんな気持ちで続けています」(まえがきより)

1年に一度、その年に現れた新手、ポカ、妙手を選び、勝又六段が分かりやすく解説する「新手ポカ妙手選」この付録を毎年楽しみにしている読者の方も多いのではないでしょうか。
今回、その付録をなんと12年分まとめた書籍が完成しました。
書籍化にあたって、新手は「新手1号局」というテーマも込め、加筆・修正。また問題は、手筋もの・面白い手順やエピソード・感動的な手や手順など、読者の皆さんが読んで楽しめるもの、棋力向上につながるものが選ばれています。

心血を込めたプロの指し手を、勝又プロの丁寧で楽しい解説で堪能し、感嘆し、ときどき笑ってください。

新手・ポカ・妙手の珍プレー・好プレー集。「将棋世界」誌の付録「新手ポカ妙手選」の12年分のうち、振飛車に関するものを撰集している。

「新手ポカ妙手選」は、「将棋世界」誌の人気付録。1年間に指された公式戦から、勝又がファンに伝えたいと思った手を39個ピックアップし、次の一手形式にまとめたもの。付録なので、ポケットサイズに仕上がっている。確か、2001年6月号の「2000年妙手ポカ選」から始まり、2003年4月号の「新手・ポカ・妙手選2002」から新手が紹介されるようになった。付録の月号は固定されていないが、おおむね3月号〜7月号のいずれかに付いてくる。


本書は「次の一手問題集」というわけではないが、基本的に次の一手形式で書かれている。プロの実戦からの出題なので、必ずしも最善手が答というわけではない。読み物というイメージで捉えるべし。特にポカ編は熟考しても仕方ないので、局面を把握して自分だったらどう指すかを少し考えたら、さっさと答を見よう。なお、答が裏透けで見えてしまわないように網掛けを施してあるのはGood。


また、本書は大きく分けて「新手編」「珍手・ポカ編」「妙手編」の3つに分かれている。……レビューの続きを読む(2013Nov29)


つみのない話 つみのない話
投了後の逆転
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勝又清和
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0117-1
2000年2月
\1,200
223p/19cm
   
第1章 詰みのあった話
第2章 詰みのない話
第3章 秒読みのハプニング
第4章 名人戦の謎を探る
第5章 合駒はなに?
第6章 華麗な詰みと投了?
第7章 超難解!力試し編

◆内容紹介
あるはずのない詰みが…あった!ありえないはずの勝利が…あった!!対局中にうっかり指したポカ、感想戦で第三者に指摘された好手、観戦記発表後に発見された鬼手、勝負の結論がくつがえされた妙手順をドラマチックに紹介する。
 


81桝物語
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81桝物語
盤上に輝く忘れられぬ局面
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鈴木宏彦
島朗
/協力
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-8399-0126-0
1999年3月
\1,900
270p/21cm
   
1筋
2筋
3筋
4筋
5筋
6筋
7筋
8筋
9筋
棋譜資料編

◆内容紹介
81桝の将棋盤に投影された勝負師たちの光と影。桝目に散りばめられた奇手・妙手・ポカ、そして事件!本書は桝目ごとに、その性格、駒の活躍頻度などデータ類を充実させながら、そこにまつわる棋士の戦いぶりをエピソードをまじえながら立体的に構成する。
 



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天使の助言 悪魔のささやき
将棋好プレー・珍プレー集
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鈴木宏彦
毎日コミュニケーションズ

ISBN:4-8399-0013-2
1998年9月
\1,200
220p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
・珍プレー好プレー=53
魔がさした一手/ポカリ浮かんだ名手/一路の違いは決定的/不思議流の真骨頂/指した本人が仰天/予期せぬ出来事/前代未聞の最悪手/大舞台での大逆転劇/魔術師、終盤に転ぶ/七冠への決め手/〔ほか〕

◆内容紹介
プロの将棋は妙手・好手の宝庫である一方、ポカや見落としの宝庫でもある。それは、プロの心の中に様々の感情のドラマが渦巻くからである。そうしたプロの世界のドラマとその背景をありのままに伝える。
鈴木宏彦の珍プレー好プレー集・第三弾。

'93〜'98のプロ将棋から妙手・好手・奇手・ポカを紹介。紙質は良くなったが、棋士のプロフィール紹介と写真がなくなってしまった。文章の質は相変わらず高いので、安心して読める。(2002Oct31)


将棋・戦国争覇録
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将棋・戦国争覇録
升田・大山時代から羽生七冠王誕生まで
棋界コラム455カ月分の集大成
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天狗太郎
日本将棋連盟

ISBN:4-8197-0066-9
1998年8月
\3,000
286p/22cm
   
序章 戦後将棋界の歩み
第1章 升田・大山時代(昭和32年〜34年)
第2章 大山独走時代(昭和34年〜46年)
第3章 中原最強時代(昭和47年〜56年)
第4章 戦国時代(昭和57年〜平成5年)
第5章 羽生七冠王時代へ(平成6年〜)

◆内容紹介
戦後将棋界の全軌跡。升田、大山、中原、加藤一二三、米長、谷川、羽生らトッププロの繰り広げる将棋界の戦国絵巻を、棋戦の動きを中心に天狗太郎があまねく活写した同時進行ドキュメント。
 


熱闘!100番勝負
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熱闘!100番勝負
将棋・珍プレー好プレー
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東公平
朝日ソノラマ

ISBN:4-257-03482-3
1996年5月
\1,262
209p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜有段向き
・珍プレー・好プレー=100
王将さっさと遷都の巻/「受ける青春」に幸あれ/切れそうで切れぬ妙技/角2枚連続タダ捨て/中原式脳天割り必勝法/森下卓六段の横綱相撲/最終局の最終手が妙手/ドタバタ将棋の悲喜劇/カレーなるイモ攻め不発/天野宗歩には勝てない/〔ほか〕

◆内容紹介
羽生も妹に勝てなかった「ギャクテーン将棋」とは!? 凄い手、アホな手、不思議な話−思わず笑っちゃう将棋の本。これであなたも羽生に勝つ?
東公平(観戦記者)の珍プレー・好プレー集。「週刊朝日」誌に連載された「今週の将棋・珍プレー好プレー」を纏めたもの。収録されているのは1990.10.26〜1996.3.15の100編。

連載時直近のプロ将棋から妙手・好手・奇手・ポカを紹介。ネタが無いとき(?)は、過去の将棋が題材になることも。見開きに1エピソード。

文章自体は完全に東氏の独断と偏見に基づいている。面白い裏話もあるが、率直発言(失言とも…)も多いので、多少は好き嫌いが分かれると思う。個人的には鈴木宏彦の本のほうが安心して読めたが、ゴシップ好きの方は本書のほうが面白く読めそうだ。(2004Dec08)


運命の一手
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運命の一着
この一手が将棋史を変えた。
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田丸昇
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-651-8
1996年4月
\1,165
222p/19cm
   
第1章 大山−升田の両巨頭の対決の時代('46〜'63) 22テーマ 64p
第2章 中原−米長の「中米戦争」激化の時代('64〜'82) 27テーマ 78p
第3章 谷川−羽生の若手棋士中心の時代('83〜'96) 28テーマ 74p

・余話多数

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
本書の趣旨は、盤上の棋士の戦いを通して戦後将棋史を顕すことである。昭和21年から各年ごとの歴史的な対局を紹介がてら、その一局面を次の一手形式で出題した。(中略)わたしは戦後将棋界の歩みを分かりやすく具体的に記すことを念頭におき、努めて客観的立場に徹した。個人的見解はできるだけ控えた。そのために食いたりなさがややあったが、自分の将棋史観は別の機会に論じたいと思う。

 


天才たちの名手 三一将棋シリーズ
天才たちの名手
将棋史を変えた次の一手
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大内延介
三一書房
ISBN:4-380-95288-6
1995年11月
\1,747
240p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★★
見開き1問
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
上級〜有段向き
・次の一手=計106問
第1章 家元制から実力制へ移行し、その力量を競い合った木村・塚田の時代=9問
第2章 棋史に残る数多くの名勝負を輩出した升田・大山の時代=30問
第3章 自然流・中原を軸に盤上真理を追求した時代=24問
第4章 谷川、高橋らに触発され近代将棋への脱皮の時代=23問
第5章 過去の定説に捉われない新感覚派の台頭と現在=20問

◆内容紹介
木村、塚田、升田、大山、中原、谷川、羽生…。昭和・平成期を彩る天才棋士の名手・妙手を100余りの名場面から拾い出し、「次の一手」形式で構成した名勝負アンソロジー。知恵の限りを尽くして天才の読み手を探るうちに、自然に将棋史や勝負の綾を知ることのできる画期的な一冊。
歴史的名手の好プレー集。まれに珍プレー・悪手の紹介もあり。

南禅寺の決戦(木村義雄vs阪田三吉,昭和12年)から羽生七冠阻止(谷川浩司vs羽生善治,平成6年)まで、昭和のタイトル戦を中心にさまざまな“名手”を次の一手問題形式で紹介。問題図の解説(ヒント)には、その勝負の背景や流れがたくさん書いてあるのが嬉しい。

一方で、解答図の解説は不足気味。指し手も含め、100字〜150字程度しかない。本書の名手の中には、“指されてみればすぐに好手と分かるもの”もあれば、“ボンヤリしていて狙いが一瞬では分からないもの”までさまざま。「羽生の▲5二銀」などは本書の解説でも十分であるが、「大山の△8一玉」「中原の▲5七銀」レベルにはもっと解説がないと“名手の名手たる所以”が伝わらないと思う(※1)

本書は「次の一手問題集」としての意味合いは少ない。「読み物」としてなら、まずまず楽しめると思う。(2006May30)

※1 わたしはこれらの手を他書で何度も見たので分かりましたが…。
※2 ちなみに大内自身の問題も7問あります(笑)。


将棋ザ・ハプニング
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週刊将棋特選
好プレー・珍プレー集(2)
将棋ザ・ハプニング
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鈴木宏彦/著
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ

ISBN:4-89563-578-3
1993年3月
\971
214p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
・珍プレー好プレー=50テーマ
最後に魅せた大山将棋の真髄 大山康晴十五世名人の巻
名人を死守した開き直り 中原誠名人の巻
谷川、究極の寄せ 谷川浩司棋聖の巻
タイトルの行方を決めた大逆転 羽生善治竜王の巻
光速を超えた郷田の寄せ 郷田真隆王位の巻
10年に一度の大妙手 米長邦雄九段の巻〔ほか〕
鈴木宏彦(観戦記者)の珍プレー好プレー集・第二弾。(第一弾は『やじ馬観戦日記』(1992))

主に'91〜'92のプロ将棋から妙手・好手・奇手・ポカを紹介。1テーマあたり4ページで、その将棋のエピソードと、棋士の紹介・写真付き。トップ棋士、若手棋士、アマチュア、女流、物故棋士の順に紹介されている。

谷川さんのエプロン着用は勘弁してください(笑) (2004Nov12)


これが極秘の一手だ
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王将ブックス
これが極秘の一手だ
NHK杯戦にみる投了図100選
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永井英明
北辰堂
ISBN:4-89287-107-9
1992年3月
\1,262
237p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き一問一答
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:B
中級〜向き
第31回(昭和56年) 上位陣、総崩れ 3テーマ 8p
第32回(昭和57年) 中原名人が優勝 5テーマ 12p
第33回(昭和58年) 大山十五世名人、八回目の優勝 8テーマ 18p
第34回(昭和59年) 27歳、田中八段が制す 13テーマ 28p
第35回(昭和60年) 谷川、待望の初優勝 9テーマ 20p
第36回(昭和61年) 早指しの前田、初優勝 13テーマ 28p
第37回(昭和62年) “名人”と“王将”が戦う 11テーマ 24p
第38回(昭和63年) 羽生、名人四人を連破 6テーマ 14p
第39回(平成元年) 波瀾、櫛田四段が制覇 10テーマ 22p
第40回(平成2年) 先崎五段、初優勝 15テーマ 32p

・各章にトーナメント表
・随想 (1)ラジオの時代を偲ぶ/NHK杯戦のスタジオから
・手筋講座 寄せの急所・王手をかけずに寄せる
・歴代優勝者一覧

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
プロが「負けました」と頭を下げた局面には戦いの跡が生々しく残っていて、余韻があります。ときには「まだまだ戦えるのではないか」「どうして負けたのかわからない」という局面も少なくありません。(本書では)NHK杯十年の中で、私が特に印象に残っている投了図100題を集めました。

NHK杯の名場面集を集めた本、第二弾。

著者の永井氏は、NHK杯の司会を長く務めた人。本書では、参加棋士数が50名になった第31回から第40回まで、10年間の約500局の中から見ごたえのある投了図を取り上げている。その投了一手前の局面を、次の一手問題形式で出題。

…と、ここまで読んで気づかれただろうが、基本コンセプトは『NHK杯10年100局にみる勝負を決めた一手』(1991.10)とほとんど同じ。わずか半年の間に似たような本を出すとはどういうこっちゃい…という気がするが、こちらは投了図限定(一部は投了数手前)なので前著よりは答えがはっきりしている。

NHK杯では、たいていの棋士はアマ初段くらいの人にも分かるような局面まで指してから投了する。そのため、本書で取り上げられている問題は、即詰みに討ち取るか、必至をかけて勝ちというものがほとんど。実戦局面のため、正解が複数ある場合もある。

前著は“鑑賞”の傾向が強かったが、本書は“やさしい実戦の詰みと必至問題”という感じ。前著と同じB評価にしましたが、個人的には本書の方が好きです。(2004Sep30)



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週刊将棋特選
好プレー・珍プレー集(1)

やじ馬観戦日記
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立浪健一/著
週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ

ISBN:4-89563-559-7
1992年2月
\971
213p/18cm

[総合評価]
B

難易度:★★★☆
図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
読みやすさ:A
中級〜有段向き
珍プレー好プレー=50
コラム=6

◆内容紹介
プロもどっきり、絶妙手。アマもびっくり、珍場面。見せます、魅せますプロの技。
鈴木宏彦の珍プレー好プレー集・第一弾。著者は立浪健一となっているが、これは観戦記者・鈴木のペンネーム。中日ドラゴンズファンなので、立浪和義選手と谷沢健一選手から名前を借りたそうな。(なぜかこのペンネームは本書限り)

'88〜'91のプロ将棋から妙手・好手・奇手・ポカを紹介(一部古いものあり)。その将棋のエピソードと、棋士の紹介・写真付き。バトルロイヤル風間のイラストが似てないっていうのは言わないで(笑)。

オビには「おもしろすぎるので、人前では読まないようにしましょう。」とあるが、さすがに爆笑できるような内容ではなかった。それよりも、妙手に感動すること間違いなし。妙手マニア・棋界通は必携!

ただし紙質が悪いので、保存には注意。ラップで包むのを忘れずに(笑)(2002Oct31)


NHK杯10年100局にみる勝負を決めた一手
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三一将棋シリーズ
NHK杯10年100局にみる
勝負を決めた一手
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永井英明
三一書房
ISBN:4-380-91237-X
1991年10月
\1,408
246p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★
見開き一問一答
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜向き
第31回トーナメント(昭和56年) 加藤一二三、6回目の優勝 10テーマ 24p
第32回トーナメント(昭和57年) 中原誠、貫禄の制覇 10テーマ 24p
第33回トーナメント(昭和58年) 大山、最多8回目の優勝 10テーマ 24p
第34回トーナメント(昭和59年) 田中寅、気合で制す 10テーマ 24p
第35回トーナメント(昭和60年) 谷川浩司、初優勝 10テーマ 24p
第36回トーナメント(昭和61年) 前田祐司、選手権者に 10テーマ 24p
第37回トーナメント(昭和62年) 中原誠、堂々の優勝 10テーマ 24p
第38回トーナメント(昭和63年) 羽生善治、新時代をひらく 10テーマ 24p
第39回トーナメント(平成元年) 櫛田優勝、波乱の場所 10テーマ 24p
第40回トーナメント(平成2年) 新鋭、先崎五段が制す 10テーマ 24p

・各章にトーナメント表

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
約500局のプロの対局を回想して、名場面を拾ってみました。プロの対局は相手の狙いを消しあうため、一目の好手・妙手は隠れていて、盤面には出てこない場合がほとんどです。プロの対局は難しい、分からないと言われるのはそのためです。それがテレビ対局になりますと、時間が短いために深読みができず、決め手や名手が飛び出してくることが多いものです。

NHK杯の名場面集を集めた本。

著者の永井氏は、NHK杯の司会を長く務めた人。本書では、参加棋士数が50名になった第31回から第40回まで、10年間の約500局の中から永井氏が名場面を取り上げている。各年から決勝戦を含む10局を選抜。

NHK杯は持ち時間の少ない早指し将棋なので、プロ棋士といえど直感に頼る部分が多くなる。そのため、「相手の手を消し合う」組み立てにはなりにくく、派手な決め手が頻出する。棋譜としての価値はやや下がるが、局面ごとの面白さはむしろ高い(特にアマにとっては)。

次の一手問題の形式を採っているが、中にはごく普通の序盤を採り上げていることもあるし、必ずしも正解は一つではない。なので、答えが合っていなくてもOK。テーマ図を見て30秒〜2分くらい考え(NHK杯の対局者と同じくらいの時間)、自分なりの次の一手を決めてから解答を見ると面白いと思う。(2004Sep29)


不滅の名勝負100
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(増補版)
不滅の名勝負100
不滅の名勝負100
昭和の将棋史
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週刊将棋編集部/編
加藤治郎/監修
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-521-X
1988年3月
\8,500
271p/31cm/H.C.・箱入り
   
不滅の名勝負100
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週刊将棋/編
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-642-9
1995年12月
\1,748
334p/19cm
第1章 関根・阪田時代(’12年〜’29年)
第2章 木村不敗時代(’30年〜’45年)
第3章 四強時代(’45年〜’52年)
第4章 升田・大山時代(’52年〜’58年)
第5章 大山独走時代(’59年〜’71年)
第6章 中原最強時代(’72年〜’81年)
第7章 戦国時代(’81年〜’87年)
第8章 谷川、そして羽生(’88年〜’95年)←増補版のみ

◆内容紹介
阪田三吉〜羽生善治まで将棋界を揺るがした名勝負全100局を一挙掲載。
 


プロ将棋ワンポイント講座
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プロ将棋 ワンポイント講座
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河口俊彦
力富書房
ISBN:4-89776-029-1
1987年7月
\680
155p/19cm

[総合評価]
C

難易度:★★★★
図面:見開き2枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
上級〜有段向き
1.将棋を観る目
2.将棋界の新しい波
3.プロでなければ指せない手
4.天才少年棋士の妖気
5.名人になる人
目次一覧

◆内容紹介(あとがきより抜粋)
本書は「週刊現代」誌に昭和61年1月から62年2月まで「河口俊彦の将棋ワンポイント講座」として連載されたものをまとめた。この期間の主な出来事と、話題になった局面がすべて収められているはずである。プロの妙手やポカを気楽に楽しんでいただければ幸いである。
河口俊彦の珍プレー・好プレー集。「週刊現代」に連載された「河口俊彦の将棋ワンポイント講座」をまとめたもの。

連載期間中に行われたタイトル戦や公式戦から、河口がピックアップして次の一手を出題する形式。9割以上は好プレーで、ポカの類はほんの少し。

プロ将棋ワンポイント講座本書で気になるのはレイアウト。段組されていて、上段が棋士寸評や将棋界への意見等、下段がプロ将棋の解説と次の一手問題になっている。縦書きの場合、左図のようになっているのが普通だが、本書では右図のようになっている。雑誌掲載時のレイアウトをそのまま使ったのだと思うが、単行本ではちょっと読みづらい。

また、次の一手問題の解答が巻末にまとめられているのもマイナスポイント。めくった次のページに答えが来るように工夫してほしかった。

河口氏の文章は、プロの世界を内側から見ているという点が魅力で、これは観戦記者の珍プレー好プレー集ではなかなか出せない味。ただ、推測・憶測による話が多いため、個人的には好きになれない。(2006Apr05)


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