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■羽生の頭脳(2) 振り飛車破り(将棋連盟文庫)

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羽生の頭脳(2) 振り飛車破り
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将棋連盟文庫
羽生の頭脳(2) 振り飛車破り
[総合評価] B

難易度:★★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き

【著 者】 羽生善治
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2010年5月 ISBN:978-4-8399-3553-5
定価:1,155円(5%税込) 448ページ/16cm


【本の内容】
<単行本版第3巻目次>
第1章 急戦・三間飛車破り ☆羽生の結論 急戦・三間飛車破り ▲3七桂早仕掛け
☆羽生の結論 急戦・三間飛車破り ▲3五歩早仕掛け
第1部 ▲3七桂早仕掛け
第2部 ▲3五歩早仕掛け
54p
第2章 急戦・先手三間飛車破り ☆羽生の結論 急戦・先手三間飛車破り
第1部 先手三間飛車VS△7三桂早仕掛け
第2部 先手三間飛車VS△7五歩早仕掛け
第3部 先手三間飛車VS△9五歩突き越し戦法
30p
第3章 急戦・中飛車破り ☆羽生の結論 急戦・中飛車破りその1
☆羽生の結論 急戦・中飛車破りその2
第1部 ▲3八飛戦法
 (1)中飛車側の対策その1 ▲3八飛に△4五歩
 (2)中飛車側の対策その2 ▲3八飛に△3一金
 (3)中飛車側の対策その3 ▲3八飛に△6四歩
第2部 ▲4六金戦法
第3部 先手中飛車に対する急戦
80p
第4章 実戦編 第1局 三間飛車破り ▲3七桂早仕掛け(対中田功四段戦)
第2局 三間飛車破り ▲3五歩早仕掛け(対安西勝一四段戦)
第3局 中飛車破り ▲3八飛戦法(対加藤一二三九段戦)
32p
<単行本版第4巻目次>
第1章 居飛車穴熊VS三間飛車 ☆羽生の選択 居飛車穴熊VS三間飛車
第1部 居飛車穴熊VS石田流
第2部 居飛車穴熊VS▲4五歩位取り
第3部 居飛車穴熊VS▲6七銀型
42p
第2章 居飛車穴熊VS四間飛車 ☆羽生の選択 居飛車穴熊VS四間飛車
第1部 居飛車穴熊VS▲5六銀型四間飛車
第2部 居飛車穴熊VS▲5六歩型四間飛車
第3部 居飛車穴熊VS四間飛車の△4五歩挑戦型
42p
第3章 居飛車穴熊VS中飛車 ☆羽生の選択 居飛車穴熊VS中飛車
第1部 居飛車穴熊VS▲4六銀型中飛車
第2部 居飛車穴熊VS風車戦法
18p
第4章 居飛車穴熊VS向い飛車 ☆羽生の選択 居飛車穴熊VS向い飛車
第1部 穴熊に組む展開
第2部 穴熊を捨てる展開
22p
第5章 左美濃VS三間飛車 ☆羽生の選択 左美濃VS三間飛車
第1部 △7三銀型左美濃VS先手三間飛車
第2部 四枚美濃VS先手三間飛車
20p
第6章 左美濃VS四間飛車 ☆羽生の選択 左美濃VS四間飛車
第1部 左美濃・▲4六銀戦法
第2部 四枚美濃VS先手四間飛車
32p
第7章 居飛車穴熊と左美濃・実戦編 第1局 居飛車穴熊VS三間飛車(対飯田弘之四段戦)
第2局 居飛車穴熊VS三間飛車(対剱持松二七段戦)
第3局 左美濃VS四間飛車(対谷川浩司王位戦)
第4局 左美濃VS四間飛車(対大山康晴十五世名人戦)
40p

◆内容紹介
将棋連盟文庫第一弾です。
「羽生の頭脳」シリーズは1992年の発売以来、将棋定跡書のバイブルとして版を重ねてきました。今回の文庫化は全10巻を5巻にまとめたもので、第2巻は
急戦三間飛車破り、急戦中飛車破り、左美濃と居飛車穴熊の定跡が収録されています。本シリーズは定跡書でありながら、羽生名人の将棋に対する考え方が分かりやすく書かれており、初級者から有段者まで幅広くお楽しみいただけます。


【レビュー】
斜視概念図三間飛車vs急戦、ツノ銀中飛車vs急戦、振飛車vs左美濃・居飛車穴熊の定跡書。

==(以下、しばらく『羽生の頭脳(1) 四間飛車破り(文庫版)』とほぼ同じです==
羽生の頭脳」全10巻(1992〜1994)は、トップ棋士が書いた定跡書シリーズの金字塔である。代表的な戦型を網羅し、都合の良い変化を排除して公平に検討した。そのため、定跡が進化しても「基本は『羽生の頭脳』で覚えられる」とされ、異例のロングセラーを記録している。

本書は、シリーズの第3巻「急戦、中飛車・三間飛車破り」と第4巻「左美濃と居飛車穴熊」を合本し、文庫化したものである。

基本的に内容はオリジナル版とまったく同じ。右図のように前半がオリジナル3巻、後半がオリジナル4巻の内容になっている。2冊をそのまま貼り合せたような構成になっていて、4巻部分の目次は本体の真ん中にある

変化した点はわずかで、以下の2つくらい。
 (1)文庫化に合わせてフォントサイズ、盤面図が小さくなっている
 (2)文庫化用のまえがきの追加
==(ここまで)==

正直いって、この巻の有用性は微妙である。三間飛車vs急戦は使えるが、基本として覚えるには複雑で難しい。ツノ銀中飛車はほぼ絶滅状態。左美濃・居飛車穴熊は、藤井システム以降(1990年代後半以降)は組み方が完全に変わっている。本書をそのまま踏襲すれば、痛い目に遭う可能性が高い。

また、文庫版第1巻は四間飛車vs急戦を先手・後手まとめて一冊に収めているところに価値があったのに対し、本書は特に統一性がなく、やや雑多な感じになっていると思う。

良書は良書だが、オリジナル版も比較的安価で手に入るし、コンプリート目的でなければ無理に揃えなくてもいいかも。(2010Jun15)



【関連書籍】

[ジャンル] 
振飛車総合
[シリーズ] 
将棋連盟文庫
[著者] 
羽生善治
[発行年] 
2010年

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