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■羽生の頭脳 3 急戦、中飛車・三間飛車破り!

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羽生の頭脳(3) 急戦、中飛車・三間飛車破り!
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羽生の頭脳 3
急戦、中飛車・三間飛車破り!
[総合評価] B

難易度:★★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
読みやすさ:A
解説:A
上級〜有段向き

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【著 者】 羽生善治
【出版社】 日本将棋連盟
発行:1992年8月 ISBN:4-8197-0312-9
定価:971円 222ページ/19cm


【本の内容】
第1章 第1部 ▲3七桂早仕掛けvs△三間飛車 35p
第2部 ▲3五歩早仕掛けvs△三間飛車 19p
第2章 第1部 ▲三間飛車vs△7三桂早仕掛け 9p
第2部 ▲三間飛車vs△7五歩早仕掛け 8p
第3部 ▲三間飛車vs△9五歩突き越し戦法 13p
第3章 第1部 ▲3八飛戦法vs△中飛車 61p
第2部 ▲4六金戦法vs△中飛車 12p
第3部 ▲中飛車vs△7二飛戦法 6p
▲中飛車vs△6四金戦法 1p
第4章   実戦編(3局) 32p


【レビュー】
対三間飛車・対中飛車(ツノ銀型)の居飛車急戦定跡書。

三間飛車・中飛車に対する急戦は、対四間飛車に比べると定跡の進歩は遅い。プロでの対局数が少ないことと、四間飛車藤井システムのような激変が起こっていないことが原因と思われる。そのため、本書の仕掛けは現代でも十分通用する。

2種類の振飛車への仕掛け方を一冊にまとめているので、解説は本筋だけに絞っているようだ。その分、ややツッコミの甘さとボリューム不足が気になる。特に対中飛車▲4六金戦法は著者の好みではないらしく、紹介にとどまった感が強い。さらに後手番の居飛車急戦はいずれも居飛車不利と結論されているのは、居飛車急戦党にとってはつらいところ。

解説されているのはいずれもほぼ完成に近い定跡なので、有段者は振飛車破りの基礎知識として読んでおいてほしい。もっとも、居飛穴や左美濃という有力な対策も健在なので、実戦派の人は無理して読まなくてもよさそうだ。(2002Aug11)



【関連書籍】

[ジャンル] 
三間飛車 中飛車
[シリーズ] 
羽生の頭脳
[著者] 
羽生善治
[発行年] 
1992年

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