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将棋ポケット文庫
No.125 将棋・歩の道場 |
[総合評価] A 難易度:★★★ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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【著 者】 加藤治郎 | ||||
【出版社】 大阪屋號書店 | ||||
発行:1956年 | ISBN: | |||
定価:190円 | 182ページ/14cm |
【本の内容】 |
・入門心得/歩の使用法の種類 (1)前進の歩 (2)交換の歩 (3)突き捨ての歩 (4)継歩 (5)垂歩 (6)焦点の歩 (7)控え歩 (8)死角の歩 (9)ダンスの歩 (10)単打の歩 (11)合わせ歩 (12)連打の歩 (13)中合いの歩 (14)底歩 (15)端歩 ・免許状授与 |
【レビュー】 |
歩の手筋を解説した本。 加藤治郎の歩の手筋本といえば、名著『将棋は歩から』で決まりだが、本書はそのダイジェスト版ともいえる一冊。もっとも、題材となる局面は新しい物が使われ、本文も新たに書き直されているので、ダイジェスト版というよりは“姉妹編”である。 歩の使用法を一通りマスターするなら、本書一冊で十分。見開き内で説明が完結するように吟味されているので、読みやすさなら『将棋は歩から』よりも上。胸ポケットにも入るサイズなので、携帯性も高い。 もちろん、最新の歩の手筋本を読んだ方がわざわざ本書を読む必要はない。でも、もし古本屋で破格値で見つけたら、一度手に取ってみてください。わたしはアカシヤ書店で500円で購入しましたが、全然損はしていないと思います。(2004Jan28) |