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マイコミ将棋文庫SP 将棋 絶対手筋180 勝つために必要な将棋の鉄則 |
[総合評価] B 難易度:★☆〜★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:B 初心〜初級向き |
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【監 修】 渡辺明 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2011年6月 | ISBN:978-4-8399-3927-4 | |||
定価:1,050円(5%税込) | 384ページ/16cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 | |||||
易しい手筋を次の一手形式で解説した本。 「歩がぶつかったら取る」「両取りをかける」─これらは、手筋と呼ぶにはあまりにも易しく、ちょっと将棋をかじったことがある人なら当たり前のように思える。しかし、本当の初心者の将棋を見ていると、序盤で歩をまったく突かずに自陣を固めていたり、歩がぶつかっても取らないのはよく見かける。 世の中にはたくさんの「級位者が上達するための本」が出ているが、それらを理解するにはすでに将棋の常識をある程度身につけている必要がある。超初心者には、将棋の常識以前の「超常識」的な手筋から「知る」ことが大切だ。 本書は、駒の動き方とルールを覚えた人が、次のステップに進むために読む本である。このような本は意外と少なく、近年では『攻める守る 将棋 駒の使い方ドリル』(飯野健二,池田書店,2009)くらいだと思う。 本書の内容を章ごとに紹介していこう。 序章は将棋のルール。一応、入門者にも対応しているわけだが、あまりにもザックリ過ぎるので、この章は不要だと思う。
第1章は序盤の手筋。
「歩を突く」や「駒がぶつかったら取れる」といった、初歩の初歩から出題している。このレベルから出題した本はなかなかない。
第2章は中盤の手筋。
中盤の手筋は、易しい本もたくさん出ている。「駒の手筋の本」などを参考にしてみてください。
終盤の手筋については、専門の本もたくさん出ている。「寄せ・囲い崩しの本」を参照してほしい。 |