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■谷川流寄せの法則 応用編

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谷川流寄せの法則 応用編
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谷川流寄せの法則
応用編
[総合評価] A

難易度:
(1章)★★★
(2・3章)★★★★

図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
中級〜上級向き

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【著 者】 谷川浩司
【出版社】 日本将棋連盟
発行:2004年12月 ISBN:4-8197-0378-1
定価:1,365円(5%税込) 215ページ/19cm


【本の内容】
第1章 格言に学ぶ終盤術 玉は下段に落とせ/玉は包むように寄せよ
/終盤は駒の損得より速度/金なし将棋に受け手なし
/玉の早逃げ八手の得あり/端玉には端歩
/両王手受けにくし/邪魔駒は消せ
・谷川のアドバイス=13問
72p
第2章 実戦に学ぶ終盤の心得 次の一手問題=13問 58p
第3章 最終盤は読みで勝て 次の一手問題=12問 94p

・参考棋譜(ミニ解説付き)=25局

◆内容紹介(日本将棋連盟HPより)
寄せに強くなりたい。しかし、どうやって勉強したらいいのか分からない。そんな人に本書はピッタリ。谷川光速流直伝「寄せの法則」を学べば、寄せに自信がつくこと間違いなし。基礎編と合わせて読めば、あなたも寄せのスペシャリストになれる。


【レビュー】
終盤の心得や読みを解説した本。

第1章は終盤に関する格言を解説。この章は比較的易しい。特に目新しい格言はないが、ここで基本をしっかり押さえておくとよい。

第2章・第3章はすべて谷川の実戦からの出題。トッププロの実戦なので非常に難解だが、候補手が二択・三択で示されていたり、ヒントが詳しく書かれていたりするので、少し難度が下がっている。もちろん、自信のある人はヒントを隠してチャレンジしてほしい。1問あたりの解説は3p〜5pと充実している。実戦終盤解説の名著『光速の終盤術』(日本将棋連盟,1988)のシンプル版という感じだ。

第2章・第3章で使われた局面は、すべて巻末に棋譜を掲載。一応、解説付き(ただし量は将棋年鑑と同じくらい)。戦型は横歩取りが断然多く、11局。他は、角換わり腰掛銀、ゴキゲン中飛車、四間vs居飛穴などさまざま。

前著の『谷川流寄せの法則 基本編』に比べると、全体的に新鮮さに欠けるが、解説そのものの質はいい。次の一手を考え、解説を読み、棋譜を並べ、その後少し時間を置いてもう一度次の一手にトライするのがオススメパターンである。(2005Mar10)



【関連書籍】

[ジャンル] 
寄せの手筋
[シリーズ] 
[著者] 
谷川浩司
[発行年] 
2004年

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