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光速の終盤術 | [総合評価] S 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)S(量)A レイアウト:A 解説:S 読みやすさ:B 有段者向き |
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【著 者】 谷川浩司 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:1988年12月 | ISBN:4-8197-0204-1 | |||
定価:2,000円 | 285ページ/22cm/H.C. |
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将棋連盟文庫 光速の終盤術 |
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【著 者】 谷川浩司 | ||||
【発 行】 日本将棋連盟 【販 売】 毎日コミュニケーションズ |
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発行:2011年2月 | ISBN:978-4-8399-3844-4 | |||
定価:1,155円(5%税込) | 384ページ/16cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
※ページ数はオリジナル版のものです。
・参考棋譜(25局)=25p |
【レビュー】 | |
終盤限定・自戦記形式の実戦解説集。「将棋マガジン」誌に2年間連載された“光速の周辺”にさらに加筆したもの。 谷川の実戦を題材に、終盤の考え方を詳細に解説している。「本書では、勝ちを読みきった局面から、投了に至るまでの過程を、終盤戦だけに焦点を絞って解説していきたい」(8p)終盤は読みが最重要なので、どうしても解説が難しくなるが、本書では谷川の思考と読みを惜しげもなく徹底的に披露している(もっとも、文章に書かれていることの何倍も読んでいるはずだが)。『谷川浩司の戦いの絶対感覚』(2003)の“終盤の絶対感覚”だけを集めたもの、という感じか。 単なる読みの解説だけでなく、参考になる考え方が随所に記されているので、いくつかをメモしておく。
なお、タイトルは“光速の終盤術”だが、光速の寄せの将棋ばかりではなく、「光速を断念」(26p)することもある。なぜ断念して地味な展開に回ったのか(1-2)、なぜゆっくり受ける展開にしたのか(2-3)、その周辺の読みが詳細に記されている。 |