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■先ちゃんの将棋ABC

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先ちゃんの将棋ABC
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めちゃカンタン
先ちゃんの将棋ABC
[総合評価] A

難易度:★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き

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【著 者】 先崎学
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:1996年1月 ISBN:4-89563-646-1
定価:1,165円 223ページ/19cm


【本の内容】
序章 名監督への道 12p
第1章 駒の価値 32p
第2章 序盤の原則 24p
第3章 序盤の構想 50p
第4章 中盤の原則 18p
第5章 中盤の構想 46p
第6章 定跡書に学ぶ 30p

・【エッセイ】将棋を指す場所/一流棋士の好きな駒/プロ棋士と詰将棋/プロは何手先まで読む?/序盤の進歩と長考
・【4コママンガ】=7p(イラスト・マンガ=花摘香里)
・将棋基本用語集=7p

◆内容紹介
将棋で大切なのは、「こうした方が有利に戦いを進められそうだ」という中間目標を知ること。何を目標に駒を進めるのか、をしっかり覚えるための入門書。定跡を学ぶための基本動作をやさしく解説する。


【レビュー】
入門の次に読む本。

「将棋ABC」というタイトルからは、まったくの入門書を連想する。しかし本書の対象棋力は、入門者より一段上の“初級者〜中級者”。「駒の動きと基本ルールは知っている、でも指し方はまったくの我流」という方にピッタリ。

本書では、“駒の能力を最大に生かす”ことを最重要視。駒の位置によって働きが変わることから始まり、駒の効率や連携について、初級者にも分かるようにやさしく丁寧に解説している。これは『将棋新理論』(谷川浩司,河出書房新社,1999)の内容に似ているが、本書の方が3年半早いし、とても分かりやすい。

本書を読めば、「ああ、初級者にはこうやって教えればいいのかぁ」ということに気づく。上級者や有段者も機会があれば読んでみるといい。

入門書と間違えてしまうので(わたしも実際に読むまでは入門書だと思ってました)、ちょっとタイトルで損をしてる気がする。サブタイトルで内容が分かるようにしておけば、さらに良かったのになぁ。

なお、イラスト・マンガ担当の花摘香里は、麻雀入門書やつるかめ算の本など、広い分野で活躍中。あまり上手いとはいえないけれど、それなりに味のある絵です。⇒ 花摘香里(はなつみかおり)HP 44pの四コママンガは、ちょっとツボに入りました(笑) (2004.Oct05)



【関連書籍】

[ジャンル] 
大局観
[シリーズ] 
[著者] 
先崎学
[発行年] 
1996年

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